JP2017073202A - 燃料電池及びこれに用いられるガス拡散層 - Google Patents

燃料電池及びこれに用いられるガス拡散層 Download PDF

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Abstract

【課題】溝状の流路のリブに対応する触媒電極の領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させる。
【解決手段】発明の燃料電池は、電解質膜の両面に電極が形成された膜電極接合体と、膜電極接合体を挟持するように配置された一対のガス拡散層と、膜電極接合体及び一対のガス拡散層を挟持するように配置された一対のセパレーターと、を備える。一対のセパレーターのうち、少なくとも一方のセパレーターは、対応する一方のガス拡散層に接する面に溝状の主流路を有している。一方のガス拡散層は、平面視においてガスの透過率が最も大きな方向である最大透過方向を有する金属加工体で構成されており、最大透過方向が、セパレーターの主流路の方向に対して90°±30°の角度をなすように配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池及びこれに用いられるガス拡散層に関する。
燃料電池を構成する単セルは、例えば、膜電極接合体をガス拡散層及びセパレーターで挟持することによって構成される。膜電極接合体は、電解質膜の両面に触媒電極(アノード及びカソード)が形成された発電体である。なお、触媒電極の両面に配置されたガス拡散層を含めて発電体と呼ばれる場合もある。発電体における発電に供するガスを流すための流路は、セパレーターのガス拡散層側の面に形成された溝状の流路や、ガス拡散層とセパレーターとの間に配置された流路部材により構成される。
ガス拡散層として、特許文献1,2には、エキスパンドメタル等の金属加工体で構成され、一方向に沿った複数の貫通孔からなる列を複数並列させた形状を有するものが開示されている。
特開2008−311109号公報 特開2009−009879号公報
本願の発明者は、セパレーターの表面に溝状のガス流路が形成されている場合、ガス流路の溝部分に対応する触媒電極の領域にはガス拡散層を介してガスが供給され易いが、溝の間のリブに対応する触媒電極の領域にはガス拡散層を介してガスが供給され難いことを見出した。これに対して、上記従来技術では、ガス流路の溝部分に対応する領域とリブに対応する領域におけるガスの供給能力の違いに関して何ら考慮されていなかった。従って、燃料電池の発電性能を向上させるためには、ガス流路の溝部分だけでなく、リブに対応する領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させることが望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池が提供される。この燃料電池は、電解質膜の両面に触媒電極が形成された膜電極接合体と;前記膜電極接合体を挟持するように配置された一対のガス拡散層と;前記膜電極接合体及び前記一対のガス拡散層を挟持するように配置された一対のセパレーターと;を備える。前記一対のセパレーターのうち、少なくとも一方のセパレーターは、対応する一方のガス拡散層に接する面に溝状の主流路を有しており;前記一方のガス拡散層は、平面視においてガスの透過率が最も大きな方向である最大透過方向を有する金属加工体で構成されており、前記最大透過方向が、前記セパレーターの主流路の方向に対して90°±30°の角度をなすように配置されている。
この形態の燃料電池によれば、一方のガス拡散層は、ガス拡散層の最大透過方向が、セパレーターの主流路の方向に対して90°±30°の角度をなすように配置されているので、主流路の溝部分に対応する触媒電極の領域だけでなく、リブに対応する触媒電極の領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させることができる。これにより、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
(2)上記形態の燃料電池において、前記一方のガス拡散層は、第1の方向に沿って互いに平行に延びる凹部と凸部が前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って交互に形成された波板状の構造を有するとともに、前記凸部に形成された複数のスリットを有しており、前記最大透過方向は、前記第1の方向または前記第2の方向であるとしてもよい。
この形態の燃料電池によれば、第1の方向または第2の方向が最大透過方向となる構造のガス拡散層を用いて、主流路の溝部分に対応する触媒電極の領域だけでなく、リブに対応する触媒電極の領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させることができる。これにより、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
(3)上記形態の燃料電池において、前記複数のスリットのそれぞれは、前記凸部に形成された有定状の切り込みであり、前記スリットと前記凸部の裏側の流路とを連通する貫通孔が形成されているとしてもよい。
この形態の燃料電池によれば、簡単なガス拡散層の構成で主流路の溝部分に対応する触媒電極の領域だけでなく、リブに対応する触媒電極の領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させることができる。これにより、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
(4)本発明の他の形態によれば、燃料電池の構成部材として使用され、セパレーター表面にその長手方向に沿った溝状の主流路を有する矩形状のセパレーターと、矩形状の膜電極接合体との間に配置される矩形状のガス拡散層が提供される。前記ガス拡散層は、平面視においてガスの透過率が最も大きい方向である最大透過方向を有する金属加工体で構成されており、前記最大透過方向は、前記ガス拡散層の長手方向に対して90°±30°の角度をなしている。
この形態のガス拡散層を燃料電池に用いれば、ガス拡散層の最大透過方向が、セパレーターの主流路の方向に対して90°±30°の角度をなすように配置されるので、主流路の溝部分に対応する触媒電極の領域だけでなく、リブに対応する触媒電極の領域へのガス拡散層を介したガスの供給能力を向上させることができる。これにより、燃料電池の発電性能を向上させることができる。
本発明は、燃料電池やガス拡散層以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、膜電極接合体とガス拡散層とを備える膜電極ガス拡散層接合体、複数の燃料電池の単セルが積層された燃料電池等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としての燃料電池の単セルの分解斜視図である。 図1に示した単セルの組み立て状態におけるA−A線矢視の概略端面図である。 カソード側ガス拡散層の一部を拡大して示す概略斜視図である。 カソード側ガス拡散層の最大透過方向とカソード側セパレーターの溝流路の方向の関係を示す説明図である。 カソード側セパレーターの主流路の部分に配置されたカソード側ガス拡散層の一部を拡大して示す概略斜視図である。 第2実施形態のカソード側ガス拡散層の最大透過方向とカソード側セパレーターの溝流路の方向の関係を示す説明図である。 第3実施形態のカソード側ガス拡散層の一部を拡大して示す概略斜視図である。 第4実施形態のカソード側ガス拡散層の一部を拡大して示す概略斜視図である。 ガス拡散層の透気率を測定する測定装置の例を示す説明図である。
A.実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての燃料電池の単セル1000の分解斜視図である。燃料電池は、図1に示す単セル1000を複数積層して直列に接続したスタック構造とされる。図1において、X方向は単セル1000の長手方向であり、Y方向は短手方向であり、Z方向は積層方向である。他の図も同様である。
単セル1000は、発電体100を収容した樹脂フレーム200と、発電体100を挟持する一対のセパレーター300,400と、を備える。発電体100は、膜電極接合体(MEA:Membrane-Electrode Assembly)110と、MEA110の両面を挟むように配置された一対のガス拡散層120,130とを備え、発電領域を形成する。第1のガス拡散層120は第1のセパレーター300とMEA110との間に配置されており、第2のガス拡散層130は第2のセパレーター400とMEA110との間に配置されている。なお、ガス拡散層120,130及びセパレーター300,400は、膜電極接合体110の外形に対応して矩形状の外形を有している。なお、この矩形状は全体的に矩形状であればよく、配置スペース等に合わせた凹凸を含んでいても良い。
MEA110は、電解質膜112と、電解質膜112の両面を挟むように形成された一対の触媒電極114,116とを備える。電解質膜112は、固体高分子材料としてのフッ素系スルホン酸ポリマーにより形成された高分子電解質膜であり、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を有する。電解質膜112としては、フッ素系スルホン酸膜の他に、フッ素系ホスホン酸膜、フッ素系カルボン酸膜等を用いてもよい。触媒電極114,116は、電気化学反応を進行する触媒金属(例えば、白金)を担持した触媒担持担体(例えば、カーボン粒子)と、プロトン伝導性を有する高分子電解質(例えばフッ素系樹脂)とで構成されている。触媒担持担体としては、カーボンブラック等のカーボン粒子の他に、例えば、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバーなどの炭素材料のほか、炭化ケイ素などに代表される炭素化合物等を用いてもよい。また、触媒金属としては、白金の他に、例えば、白金合金、パラジウム、ロジウム等を使用してもよい。
一対のガス拡散層120,130は、反応ガスを電解質膜112の面方向に沿って拡散させる層であり、多数の孔を有するガス拡散層部材により構成されている。カソード116側の第2のガス拡散層130としては、エキスパンドメタル等の金属加工体を用いることが好ましい。これに対して、アノード114側の第1のガス拡散層120としては、エキスパンドメタルや金属メッシュ等の金属加工体を用いてもよく、あるいは、発泡金属等の金属多孔体を用いてもよく、さらにまた、カーボンペーパーやカーボンクロス等のカーボン多孔体を用いてもよい。
樹脂フレーム200は、一対のセパレーター300,400の間に位置することで、セパレーター300,400が短絡することを防止すると共に、単セル1000内部を通過する反応ガスなどの流体が外部に漏れ出すことを防止する。樹脂フレーム200は、ポリプロピレンにより形成されている。樹脂フレーム200は、シート状である。なお、樹脂フレーム200は、フェノール樹脂やエポキシ樹脂などの他の樹脂を用いて形成してもよい。
樹脂フレーム200は、外形が矩形状であり、中央の開口部に発電体100を収容している。樹脂フレーム200のうちの発電体100の周囲にはマニホールドの一部を構成する貫通孔221,222,231,232,241,242が形成されている。具体的には、貫通孔221は外部から供給されたアノード供給ガス(水素ガス)を流通するためのマニホールドM1の一部を構成し、貫通孔222はアノードオフガスを流通するためのマニホールドM2の一部を構成する。また、貫通孔231は外部から供給されたカソード供給ガス(空気)を流通するためのマニホールドM3の一部を構成し、貫通孔232はカソードオフガスを流通するためのマニホールドM4の一部を構成する。貫通孔241は外部から供給された冷却媒体を流通するためのマニホールドM5の一部を構成し、貫通孔242は排出された冷却媒体を流通するためのマニホールドM6の一部を構成する。
第1のセパレーター300と第2のセパレーター400とは、発電体100と樹脂フレーム200とを両側から挟むように配置されている。第1のセパレーター300と第2のセパレーター400とは樹脂フレーム200にシール剤を用いて接着されている。第1のセパレーター300はアノード側ガス拡散層120の側に配置され、第2のセパレーター400はカソード側ガス拡散層130の側に配置されている。
一対のセパレーター300,400は、ガス遮断性および電子伝導性を有する部材によって構成されている。一対のセパレーター300,400は、例えば、カーボン粒子を圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン等のカーボン製部材や、プレス成形したステンレス鋼などの金属部材によって形成されている。
一対のセパレーター300,400には、それぞれ、マニホールドの一部を構成する貫通孔421,422,431,432,441,442が形成されている。これらの貫通孔421,422,431,432,441,442は、樹脂フレーム200の貫通孔221,222,231,232,241,242にそれぞれ対応している。すなわち、一対のセパレーター300,400に形成される各貫通孔421,422,431,432,441,442は、樹脂フレーム200に形成される各貫通孔421,222,231,232,241,242とそれぞれ、アノード側セパレーター300、樹脂フレーム200、およびカソード側セパレーター400の積層方向(以下、単に「積層方向」と呼ぶ、Z方向)に沿って連通することで、水素ガス供給用、水素ガス排出用、空気供給用、空気排出用、冷却媒体供給用、冷却媒体排出用の各マニホールドM1〜M6を構成する。
図2は、図1に示した単セル1000の組み立て状態におけるA−A線矢視の概略端面図である。アノード側セパレーター300の両面のうち発電体100と対向する面には、その長手方向に沿ってアノードガス用の溝流路350anが形成されている。溝流路350anはマニホールドM1,M2(図1)と連通し、マニホールドM1を流れる水素ガスを発電体100の第1のガス拡散層120を介してアノード114に供給すると共に、発電体100を流通したアノードオフガスをマニホールドM2に流通させる。アノード側セパレーター300の面のうち発電体100が位置する側とは反対側に位置する面には、冷却媒体用の溝流路360が形成されている。溝流路360は、マニホールドM5,M6(図1)と連通し、冷却媒体が流通する。
カソード側セパレーター400の面のうち発電体100と対向する面には、その長手方向に沿って、カソードガス用の溝流路450caが形成されている。溝流路450caはマニホールドM3,M4(図1)と連通し、マニホールドM3を流れる空気を発電体100の第2のガス拡散層130を介してカソード116に供給すると共に、発電体100を流通したカソードオフガスをマニホールドM4に流通させる。溝流路450caとマニホールドM3とは、第2のセパレーター400に形成された溝流路431a(図1)を介して連通している。また、溝流路450caとマニホールドM4とは、カソード側セパレーター400に形成された溝流路432a(図1)を介して連通している。カソード側セパレーター400の面のうち発電体100が位置する側とは反対側に位置する面には、冷却媒体用の溝流路460が形成されている。溝流路460は、マニホールドM5,M6と連通し、冷却媒体が流通する。なお、カソード側セパレーター400の溝流路460の反対側は、溝流路450caを構成するリブ452caとなる。リブ452caの上面が第2のガス拡散層130に接触することにより、カソード側セパレーター400とカソード側ガス拡散層130とカソード116との接触性が確保される。アノード側も同様である。
図3は、カソード側ガス拡散層130の一部を拡大して示す概略斜視図である。カソード側ガス拡散層130は、以下で説明する多孔体構造を有する金属加工体で構成されている。ガス拡散層130の材料としては、単セルを積層した燃料電池の製造時に加えられる圧力に抗してガスの流通性を確保すること及びセパレーター及び膜電極接合体との接触性を確保することを可能とする剛性を有する金属材料、例えば、チタン、ステンレス鋼、アルミニウム等を用いることができる。
図3に示すように、カソード側ガス拡散層130は、カソード(触媒電極)側から見てX方向(短手方向)に沿って凸部131rと凹部132dが繰り返し形成された波板状の構造を有している。凸部131r及び凹部132dはY方向(長手方向)に沿って延びている。なお、セパレーター側から見た場合には、凸部131rはY方向に沿った凹部131dとなり、凹部132dはY方向に沿った凸部132rとなる。
X方向に沿って並ぶ各凸部131rには、複数のスリット部134が一定間隔Ldで設けられている。各スリット部134には、幅Lwの2つのスリット134a,134bが幅Lnの凸部131rを挟んで設けられている。これらのスリット134a,134bは有底の切り込み部として形成されている。スリット134a,134bには、凸部131rの反対側の凹部131dにY方向に貫通する貫通孔138がそれぞれ形成されている。これらの貫通孔138は、スリット134a,134bと凸部131rの裏側の流路とを連通している。スリット134a,134bの深さDsは、凹部132dの深さDd以下に設定されている。図3(B)に示すように、貫通孔138の孔の大きさ(Y方向から見た大きさ)は、スリットの深さDsに応じて設定され、深さDsが大きい程大きくなり、小さい程小さくなる。なお、スリット部134を一対のスリット134a,134bで構成する代わりに、1つのスリットのみで構成してもよい。また、スリット134a,134bは有底状でなく、無底状としても良い。
カソード側ガス拡散層130は、X方向及びY方向に沿って複数のスリット部134が規則的に設けられ、各スリット部134のスリット134a,134bの貫通孔138を介してカソード側とセパレーター側とが連通しており、多数の貫通孔138がX方向及びY方向に沿って規則的に配置された多孔体となっている。
カソード側ガス拡散層130は、セパレーター側の各凹部131dがY方向(セパレーターの長手方向)に沿って延びているので、Y方向に沿ってガスが流れ易い。そして、各凹部131dを流れるガスは、凹部131dの反対側の凸部131rに設けられた複数のスリット部134の貫通孔138を介して、セパレーター側からカソード側に向かって流れ出すことが可能である。また、貫通孔138を介してカソード側に流れ出したガスを、カソード側の凹部132dによってY方向に沿って流すことができる。
カソード側ガス拡散層130は、上記構造により、Y方向に沿ってガスが流れ易く、X方向に沿ってガスが流れ難い構造となっている。以下では、ガスの透過率(後述)が最も大きな方向を「最大透過方向」と呼ぶ。なお、カソード側ガス拡散層130は、凹部131d,132dの延びた方向(図3の例ではY方向)が、最大透過方向となっている。
このようなガス透過性を有するカソード側ガス拡散層130は、例えば、ロータリープレス機を用いて金属板をプレス成形することにより形成することができる。この際、凸部131r,132rの高さ(凹部131d,132dの深さDr)やスリット部134の間隔Ld、スリットの幅Lw、スリットの深さDs、スリット134a,134bの間隔Lnは、例えば、ロータリープレス機のロール表面に設けた凹凸形状に応じて設定される。
図4は、カソード側ガス拡散層130の最大透過方向とカソード側セパレーター400の溝流路450caの方向の関係を示す説明図である。図4は、カソード側ガス拡散層130側から見た平面図であり、図を見やすくするため、カソード側ガス拡散層130の矩形状の外形のみを破線枠で示しており、最大透過方向を白抜きの矢印で示している。一点鎖線で示す矢印付の折れ線は、溝流路450caに沿って流れるガスの向きを示している。溝流路450caは、貫通孔431から貫通孔432へ向かうサーペンタイン型流路であり、カソード側セパレーター400の長手方向(X方向)に沿った主流路450mcaと、主流路450mca同士を繋いで流れの方向を反転させる折り返し流路450tcaと、で構成されている。カソード側ガス拡散層130は、その最大透過方向が主流路450mcaの方向と直交するY方向となるように配置されている。言い換えると、カソード側ガス拡散層130は、その最大透過方向がカソード側セパレーター400の短手方向(Y方向)となった構造を有している。
図5は、カソード側セパレーター400の主流路450maの部分に配置されたカソード側ガス拡散層130の一部を拡大して示す概略斜視図である。上記したように、カソード側ガス拡散層130は、その最大透過方向が主流路450mcaの方向と直交するY方向となるように配置されている。これにより、主流路450mcaの溝部分のカソード側ガス拡散層130だけでなく、主流路450mcaの溝の間のリブ452mcaの部分のカソード側ガス拡散層130へも、最大透過方向に沿ってガスが流れ込む。これにより、主流路450mcaの溝部分だけでなくリブ452mcaの部分のカソード116にもカソード側ガス拡散層130を介してガスを供給することができる。これにより単セル1000の発電性能を向上させることができる。なお、カソード側ガス拡散層130のスリット部134のY方向のピッチLpは、カソード側セパレーター400のリブ452mcaのY方向の幅L452に比べて小さいことが好ましい。より具体的には、リブ452mcaの幅L452の中に、複数のスリット部134が並ぶことが好ましい。
なお、図4に示したように、折り返し流路450tcaの部分では、流路の方向とカソード側ガス拡散層130の最大透過方向が一致するので、この折り返し流路450tcaの間のリブの部分については、カソード116へのガスの供給能力が低下する可能性がある。しかしながら、折り返し流路450tcaの部分は、溝流路450caのうちの一部であり、この部分でのガスの供給能力の低下は、主流路450mcaの部分での供給能力の向上の効果に比べれば小さく、その影響は少ないと考えられる。
B.カソード側ガス拡散層の他の実施形態:
図6は、第2実施形態のカソード側ガス拡散層130Bの最大透過方向とカソード側セパレーター400の溝流路450caの方向の関係を示す説明図である。図6は、図4に対応する図である。このカソード側ガス拡散層130Bでは、主流路450mcaの部分に対応する領域Ax1〜Ax3の最大透過方向が主流路450mcaの方向(X方向)に直交する方向(Y方向)となっている。また、折り返し流量450tcaの部分に対応する領域Ay1,Ay2の最大透過方向が折り返し流路450tcaの方向(Y方向)に直交する方向(X方向)となっている。このカソード側ガス拡散層130Bは、例えば、第1実施形態のカソード側ガス拡散層130(図3)を、各領域Ax1〜Ax3,Ay1,Ay2に対応する形状に成形して、それぞれの領域に配置することにより構成することができる。この第1の変形形態のカソード側ガス拡散層130Bによれば、折り返し流路450tcaの間のリブの部分でのガスの供給能力の向上も図ることができる。
図7は、第3実施形態のカソード側ガス拡散層130Cの一部を拡大して示す概略斜視図である。このカソード側ガス拡散層130Cは、スリット134aを有するスリット付凸部131rsと板状部135とがY方向に沿って交互に配置されている構造の例を示している。この第3実施形態のカソード側ガス拡散層130Cも、上記第1実施形態のカソード側ガス拡散層130と同様の透過性を有するガス拡散層を構成することができる。そして、このカソード側ガス拡散層130Cを、その最大透過方向が主流路450cmaの方向に対して直交する向きとなるように配置することにより、主流路450mcaの溝部分だけでなくリブ452mcaの部分のカソード116にもカソード側ガス拡散層130を介してガスを供給することができる(図3)。
なお、第3実施形態のカソード側ガス拡散層130Cの場合、Y方向に沿って設けられた板状部135の幅Lrをさらに大きくすることにより、最大透過方向をY方向からX方向に変更することができる。
図8は、第4実施形態のカソード側ガス拡散層130Dの一部を拡大して示す概略斜視図である。なお、図8(B)は上記第1実施形態のカソード側ガス拡散層130を示している。図8(B)に示すように、第1実施形態のカソード側ガス拡散層130は、Y方向に沿った凸部131rに間隔Ld毎にスリット部134が形成されている。これに対して、このカソード側ガス拡散層130Dは、間隔Ldを短くした構造の例を示している。なお、図8(A)は、間隔Ldをスリット134a,134bの間の凸部131rの幅Lnと同じ大きさとした場合、すなわち、スリット134a,134bがY方向に沿って一定のピッチ2・Ld(=2・Ln)で形成されている場合を示している。
第4実施形態のカソード側ガス拡散層130Dの最大透過方向は、図8(B)の第1実施形態のカソード側ガス拡散層130の最大透過方向(Y方向)に直交する方向(X方向)となっている。このように、スリット部134の間隔Ldを狭くすることにより、X方向に沿ってガスを流れ易くすることができるので、最大透過方向はY方向からX方向に変更することができる。
この第4実施形態のカソード側ガス拡散層130Dも、その最大透過方向が主流路450cmaの方向に対して直交する向きとなるように配置することにより、主流路450mcaの溝部分だけでなくリブ452mcaの部分のカソード116にもカソード側ガス拡散層130を介してガスを供給することができる(図3)。
なお、第1実施形態のカソード側ガス拡散層130(図3,図8(B))は、スリット部134の間隔Ldを大きくするとY方向に沿ってガスを流れ易くすることができ、間隔Ldを小さくするとX方向に沿ってガスを流れ易くすることができ、間隔Ldを調整することにより、最大透過方向を調整することができる。これを利用すれば、図6に示したカソード側ガス拡散層130Bのように複数のガス拡散層部材を配置した構造ではなく、主流路450mca及び折り返し流路450tcaの両方に対応した一つのガス拡散層部材を用いた構造とすることも可能である。例えば、図6に示した主流路450mcaに対応する領域Ax1〜Ax3では、図8(B)のカソード側ガス拡散層130のように間隔Ldを広げた構造で、その最大透過方向を主流路450mcaに直交する方向(Y方向)とする。また、折り返し流路450tcaに対応する領域Ay1,Ay2では、図8(A)のカソード側ガス拡散層130Dのように間隔Ldを狭くした構造で、その最大透過方向を折り返し流路450tcaに直交する方向(X方向)とした構造とすれば良い。
また、ガス拡散層の最大透過方向は、上記間隔Ldの他、スリット134a,134bの幅Lwや、スリット134a,134bの間の間隔(凸部131rの幅Ln)等の大きさを変化させることによって変化させることが可能である。
C.ガス拡散層の最大透過方向:
上記したように、ガス拡散層の最大透過方向は、平面視において、ガス拡散層の面内方向に流れるガスの透過率k[m]が最も大きくなる方向で規定することができる。なお、透過率kの逆数は、ガスの流れ難さを示す流路抵抗に相当し、この流路抵抗が最も小さくなる方向が最大透過方向である、とも言える。
図9は、ガス拡散層の透過率を測定する測定装置2000の例を示す説明図である。測定装置2000は、図9(A)に示すように、測定対象のガス拡散層のサンプルSMを収容する収容ボックス2100と、マスフローコントローラー2200と、入口配管2300と、出口配管2400と、入口圧力P1を測定する入口圧力計2310と、出口圧力P2を測定する出口圧力計2410と、制御装置2500と、を備えている。
収容ボックス2100は、サンプルSMを内部に収容した際に、上面2130、下面2140、紙面手前側の側面2150、及び、紙面奥側の側面2160で挟持して、サンプルSM内を流れるガス(空気)の方向を、入口面2110から出口面2120へ向かう方向(以下、「規制流れ方向」とも呼ぶ)に規制する構造を有している。
マスフローコントローラー2200は、制御装置250からの指示に従って設定された流量Q[m/s]のガス(空気)を、入口配管2300を介して収容ボックス2100内に流し込む。収容ボックス2100内に流れ込んだガスは、サンプルSM内を透過して出口配管2400から外部に流量Qで流れ出す。
透過率k[m]は下式(1)で表される。
k=μ・V・Δx/ΔP ・・・(1)
ここで、μ[Pa・s]はガスの粘性係数であり、V[m/s]は出口における流速であり、Δx[m]はサンプルSMの透過距離であり、ΔPa[Pa]は、入口圧力P1と出口圧力P2の差分(圧力差)である。粘性係数μは、文献値の参照あるいは測定によって設定される。透過距離Δxは、厳密にはサンプルSMの規制流れ方向の長さであるが、収容ボックス2100の入口面2110から出口面2120までの長さとしても差し支えない。流速Vは、予め、流量Q[m/s]を断面積Sc[m]で除算することにより算出される。なお、断面積Scは、厳密にはサンプルSMの断面積であるが、収容ボックス2100の出口面2120の断面積を用いても差し支えない。
制御装置2500は、マスフローコントローラー2200を制御して一定の流量Qのガスを流した状態とし、入口圧力計2310で測定される入口圧力P1及び出口圧力計2410で測定される出口圧力P2を取得する。そして、制御装置2500は、取得した入口圧力P1及び出口圧力P2から算出した圧力差ΔPと、既知の粘性係数μ、流速V、及び、透過距離Δxと、を上記(1)式に代入することにより、サンプルSMの透過率kを求める。
サンプルSMは、測定対象のガス拡散層TGDLから、あらかじめ設定したサイズを有する平面視で正方形の測定片を切り出すことにより用意される。具体的には、長手方向(X方向)を基準とする角度θrを0°から45°までの間で変化させた複数の測定片がサンプルSMとして用意される。
測定装置2000を用いて、用意した複数のサンプルSMについて、それぞれ、上記のようにして測定を行って透過率kを求め、最も大きい透過率kのサンプルSMの角度θrから、基準方向(長手方向)に対する測定対象のガス拡散層TGDLの最大透過方向を求めることができる。なお、角度θrの1つのサンプルSMに関して、収容ボックス2100内での向きが互いに90度異なる2つの場合について透過率kの測定がそれぞれ可能である。複数のサンプルSMについて、このような測定を行なうことにより、角度θrが0°〜45°の範囲と、45°〜90°の範囲についての測定結果が得られる。
D.変形例:
上記各実施形態では、カソード側セパレーター400と膜電極接合体110との間に配置されるカソード側ガス拡散層130,130B〜130Dについて説明したが、アノード側セパレーター300と膜電極接合体110との間に配置されるアノード側ガス拡散層120についても、同様に適用することが可能である。アノード114に供給されるガスである水素ガスは、空気に比べて透過性に優れているので、溝流路のリブの部分であっても空気に比べてガスが供給され易く、アノード側ガス拡散層120をカソード側ガス拡散層と同様とする必要性は高くない。しかしながら、カソード側ガス拡散層と同様にすれば、主流路の方向に対するアノード側ガス拡散層120の最大透過方向を規定することにより、リブの部分へのガス(水素ガス)の供給能力を向上させて、発電性能を向上させることも可能である。
上記実施形態の溝流路450caは、サーペンタイン型流路の場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、並列型流路等の他の溝流路であっても同様である。
上記実施形態では、カソード側ガス拡散層130は、その最大透過方向が、溝流路450caの主流路450mcaの方向(図3の例では、第1のセパレーター400の長手方向(X方向))に対して直交する方向(90°の角度をなす方向)となるように配置されている場合を例に説明している。しかしながら、直交する方向は90°の角度をなす方向に限定されるものではなく、ある程度の範囲、例えば、90°±30°の角度の範囲を含むものとしても良い。この範囲内の最大透過方向であれば、リブの部分へのガスの供給能力を向上させることができ、発電性能を向上させることができる。
ガス拡散層は上記実施形態および変形形態の構造に限定されるものではなく、ガスの流れに配向性を有する金属加工体で構成されており、最大透過方向が、セパレーターの主流路の方向である長手方向に対応するガス拡散層の長手方向に対して90°±30°の角度をなしているものであれば良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、前述した実施形態および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…シール剤塗布装置
20…シリンダ容器
20a…注入口
20b…蓋部
30…加圧部
32…ピストン
34…ピストンロッド
36…電動シリンダ
40…穿孔板
42…孔体
42a…孔
42b…フランジ
100…発電体
110…膜電極接合体
112…電解質膜
114…触媒電極(アノード)
116…触媒電極(カソード)
120…ガス拡散層(アノード側ガス拡散層)
130…ガス拡散層(カソード側ガス拡散層)
130B,130C,130D…ガス拡散層(カソード側ガス拡散層)
131d,132d…凹部
131r,132r…凸部
131rs…スリット付凸部
134a,134b…スリット
134…スリット部
135…板状部
138…貫通孔
200…樹脂フレーム
221,222…貫通孔
231,232…貫通孔
241,242…貫通孔
300…第1のセパレーター
400…第2のセパレーター
421,422…貫通孔
431,432…貫通孔
431a,432a…溝流路
441,442…貫通孔
450Ca…溝流路
450mca…主流路
450tca…折り返し流路
452ca…リブ
452mca…主流路のリブ
450an…溝流路
460…溝流路
1000…単セル
2000…測定装置
2100…収容ボックス
2110…入口面
2120…出口面
2130…上面
2140…下面
2150…側面
2160…側面
2200…マスフローコントローラー
2300…入口配管
2310…入口圧力計
2400…出口配管
2410…出口圧力計
2500…制御装置
M1〜M6…マニホールド

Claims (4)

  1. 燃料電池であって、
    電解質膜の両面に電極が形成された膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体を挟持するように配置された一対のガス拡散層と、
    前記膜電極接合体及び前記一対のガス拡散層を挟持するように配置された一対のセパレーターと、
    を備え、
    前記一対のセパレーターのうち、少なくとも一方のセパレーターは、対応する一方のガス拡散層に接する面に溝状の主流路を有しており、
    前記一方のガス拡散層は、平面視においてガスの透過率が最も大きな方向である最大透過方向を有する金属加工体で構成されており、前記最大透過方向が、前記セパレーターの主流路の方向に対して90°±30°の角度をなすように配置されている
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池であって、
    前記一方のガス拡散層は、第1の方向に沿って互いに平行に延びる凹部と凸部が前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って交互に形成された波板状の構造を有するとともに、前記凸部に形成された複数のスリットを有しており、
    前記最大透過方向は、前記第1の方向または前記第2の方向である
    ことを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池であって、
    前記複数のスリットのそれぞれは、前記凸部に形成された有底状の切り込みであり、
    前記スリットと前記凸部の裏側の流路とを連通する貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする燃料電池。
  4. 燃料電池の構成部材として使用され、セパレーター表面にその長手方向に沿った溝状の主流路を有する矩形状のセパレーターと、矩形状の膜電極接合体との間に配置される矩形状のガス拡散層であって、
    前記ガス拡散層は、平面視においてガスの透過率が最も大きい方向である最大透過方向を有する金属加工体で構成されており、
    前記最大透過方向は、前記ガス拡散層の長手方向に対して90°±30°の角度をなすことを特徴とするガス拡散層。
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