JP2017072222A - シール材および管継手 - Google Patents
シール材および管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017072222A JP2017072222A JP2015200639A JP2015200639A JP2017072222A JP 2017072222 A JP2017072222 A JP 2017072222A JP 2015200639 A JP2015200639 A JP 2015200639A JP 2015200639 A JP2015200639 A JP 2015200639A JP 2017072222 A JP2017072222 A JP 2017072222A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving port
- sealing material
- back side
- port
- valve portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
Abstract
【解決手段】シール材18は、受口3の係止溝10に嵌め込まれるヒール部19と、受口3の内周面と挿口5の外周面との間で圧縮されるバルブ部20とを有し、バルブ部20は、外面22と、受口奥側ほど縮径したテーパー状の内面23と、受口奥側の端面24とを有し、バルブ部20の内面23の受口奥側端部に、バルブ部20の内周面から径方向内側へ突出する奥側突部25が形成され、挿口5が受口3に挿入された状態で、受口奥側に開放されている間隙31が受口3の内周面とバルブ部20の受口奥側の端面24との間に形成されるとともに、奥側突部25の形成箇所Eが径方向Bにおいて間隙31と挿口5の外周面との間に位置する。
【選択図】図2
Description
受口の内面に形成された係止溝に嵌め込まれるヒール部と、受口の内面と挿口の外面との間で圧縮されるバルブ部とを有し、
バルブ部は、外面と、受口奥側ほど縮径したテーパー状の内面と、受口奥側の端面とを有し、
バルブ部の内面の受口奥側端部に、バルブ部の内面から径方向内側へ突出する奥側突部が形成され、
受口奥側の端面は、外面の受口奥側端部と奥側突部とにわたり、径方向に沿って形成され、
挿口が受口に挿入された状態で、受口奥側に開放されている間隙が受口の内面とバルブ部の受口奥側の端面との間に形成されるとともに、奥側突部の形成箇所が径方向において上記間隙と挿口の外面との間に位置するものである。
これによると、受口の内面とバルブ部の受口奥側の端面との間の間隙に管内の流体が流入することにより、バルブ部の受口奥側の端面に流体圧が作用する。受口奥側の端面は受口奥側ほど縮径しているため、バルブ部を径方向内側へ押圧する押圧力が発生し、バルブ部が挿口の外面に圧接し、シールに要する十分な面圧を得ることができる。
奥側突部の位置と奥側コーナー面の位置とは管軸方向において少なくとも一部が重なっているものである。
バルブ部の外径は、ヒール部と奥側コーナー面との間の範囲において、一定であるものである。
本第6発明におけるシール材は、ヒール部はバルブ部よりも高硬度の高硬度部材からなり、
バルブ部はヒール部よりも低硬度の低硬度部材からなり、
高硬度部材と低硬度部材との境界面の外周端がバルブ部の外面に達しているものである。
本第7発明は、上記第1発明から第6発明のいずれか1項に記載のシール材を備えた管継手であって、
挿口が受口に挿入され、
受口の内面に係止溝が形成され、
シール材のヒール部が係止溝に嵌め込まれ、
シール材のバルブ部が受口の内面と挿口の外面との間で圧縮され、
バルブ部の受口奥側の端面が受口奥側ほど縮径するように傾斜し、
受口の内面とバルブ部の受口奥側の端面との間に間隙が形成され、
間隙は受口奥側に開放されており、
奥側突部の形成箇所が径方向において上記間隙と挿口の外面との間に位置するものである。
受口の内部で且つシール材よりも奥側に、ロックリングが設けられ、
挿口突部が受口奥側からロックリングに係合可能であるものである。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、1は離脱防止管継手であり、互いに接続される一方の鋳鉄製の管2の端部に形成された受口3に、他方の鋳鉄製の管4の端部に形成された挿口5が挿入されている。
シール材18は、ゴム等の弾性材からなる円環状の部材であり、係止溝10に嵌め込まれるヒール部19と、受口3の内面と挿口5の外面との間で圧縮されるバルブ部20とを有している。
以下、上記構成における作用を説明する。
3 受口
5 挿口
10 係止溝
13 ロックリング
15 挿口突部
18 シール材
19 ヒール部
19a 高硬度部材
20 バルブ部
20a 低硬度部材
22 外面
23 内面
24 受口奥側の端面
25 奥側突部
28 奥側コーナー面
30 境界面
31 間隙
A 管軸方向
B 径方向
C バルブ部の外径
D 奥側コーナー面の形成範囲
E 奥側突部の形成箇所
Claims (8)
- 受口に挿口が挿入される管継手に用いられ、受口の内面と挿口の外面との間をシールする弾性材製の環状のシール材であって、
受口の内面に形成された係止溝に嵌め込まれるヒール部と、受口の内面と挿口の外面との間で圧縮されるバルブ部とを有し、
バルブ部は、外面と、受口奥側ほど縮径したテーパー状の内面と、受口奥側の端面とを有し、
バルブ部の内面の受口奥側端部に、バルブ部の内面から径方向内側へ突出する奥側突部が形成され、
受口奥側の端面は、外面の受口奥側端部と奥側突部とにわたり、径方向に沿って形成され、
挿口が受口に挿入された状態で、受口奥側に開放されている間隙が受口の内面とバルブ部の受口奥側の端面との間に形成されるとともに、奥側突部の形成箇所が径方向において上記間隙と挿口の外面との間に位置することを特徴とするシール材。 - 挿口が受口に挿入された状態で、バルブ部の受口奥側の端面が受口奥側ほど縮径するように傾斜することを特徴とする請求項1記載のシール材。
- バルブ部の外面と受口奥側の端面とのコーナー部分に円弧状の奥側コーナー面が形成され、
奥側突部の位置と奥側コーナー面の位置とは管軸方向において少なくとも一部が重なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシール材。 - ヒール部はバルブ部の外面よりも径方向外側へ突出しており、
バルブ部の外径は、ヒール部と奥側コーナー面との間の範囲において、一定であることを特徴とする請求項3記載のシール材。 - 奥側突部の内端頂部が管軸方向における奥側コーナー面の形成範囲内に含まれていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシール材。
- ヒール部はバルブ部よりも高硬度の高硬度部材からなり、
バルブ部はヒール部よりも低硬度の低硬度部材からなり、
高硬度部材と低硬度部材との境界面の外周端がバルブ部の外面に達していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシール材。 - 上記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシール材を備えた管継手であって、
挿口が受口に挿入され、
受口の内面に係止溝が形成され、
シール材のヒール部が係止溝に嵌め込まれ、
シール材のバルブ部が受口の内面と挿口の外面との間で圧縮され、
バルブ部の受口奥側の端面が受口奥側ほど縮径するように傾斜し、
受口の内面とバルブ部の受口奥側の端面との間に間隙が形成され、
間隙は受口奥側に開放されており、
奥側突部の形成箇所が径方向において上記間隙と挿口の外面との間に位置することを特徴とする管継手。 - 挿口の外面に挿口突部が形成され、
受口の内部で且つシール材よりも奥側に、ロックリングが設けられ、
挿口突部が受口奥側からロックリングに係合可能であることを特徴とする請求項7記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015200639A JP6590626B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | シール材および管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015200639A JP6590626B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | シール材および管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017072222A true JP2017072222A (ja) | 2017-04-13 |
JP6590626B2 JP6590626B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
ID=58538184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015200639A Active JP6590626B2 (ja) | 2015-10-09 | 2015-10-09 | シール材および管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6590626B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163807A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社クボタ | 管継手およびシール部材 |
US11746937B2 (en) | 2018-03-20 | 2023-09-05 | Kubota Corporation | Pipe joint, push ring for pipe joint, method for joining pipes |
JP7393911B2 (ja) | 2019-10-18 | 2023-12-07 | 株式会社クボタ | 管継手 |
-
2015
- 2015-10-09 JP JP2015200639A patent/JP6590626B2/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019163807A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社クボタ | 管継手およびシール部材 |
JP7049870B2 (ja) | 2018-03-20 | 2022-04-07 | 株式会社クボタ | 管継手 |
US11746937B2 (en) | 2018-03-20 | 2023-09-05 | Kubota Corporation | Pipe joint, push ring for pipe joint, method for joining pipes |
JP7393911B2 (ja) | 2019-10-18 | 2023-12-07 | 株式会社クボタ | 管継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6590626B2 (ja) | 2019-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2014002745A1 (ja) | シール材および押輪および継手および弁 | |
US6343623B2 (en) | Sealing ring for connecting the spigot of a corrugated pipe with a pipe socket having a smooth inside wall | |
JP6590626B2 (ja) | シール材および管継手 | |
JP4836870B2 (ja) | 管継手のシール材およびこのシール材を用いた管継手 | |
JP2008240771A (ja) | フレキシブル管用継手のシール方法およびシール構造 | |
JP2010174905A (ja) | シール材 | |
JP6994746B2 (ja) | ガスケット及び密封構造 | |
JP5455382B2 (ja) | 管継手およびシール材 | |
JP6346533B2 (ja) | バルブステムシール | |
JP5665801B2 (ja) | 押輪および継手および弁 | |
JP6594160B2 (ja) | シール材および管継手 | |
JP5832349B2 (ja) | 管継手 | |
KR101485063B1 (ko) | 다중실링 버터플라이 밸브 | |
JP5618722B2 (ja) | シール部材および管継手および取水用配管 | |
JP6039045B2 (ja) | 管継手 | |
JP7181042B2 (ja) | ゴム輪 | |
JP2020029940A (ja) | 油圧嵌め用ハブのシール機構 | |
JP4727328B2 (ja) | 管部材の接合装置 | |
JP5950989B2 (ja) | シール材および管継手 | |
JP2006250276A (ja) | 排水管継手における横枝管接続用パッキン | |
JP5667126B2 (ja) | シール材および管継手 | |
JP2017210975A (ja) | バルブ構造及びそれを備えた雌型及び雄型管継手 | |
JP5610823B2 (ja) | 管継手および管継手用のシール材 | |
JP5514414B2 (ja) | 差込式管継手 | |
JPH0632880U (ja) | 離脱防止管継手用ゴム輪 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190416 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6590626 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |