JP2017071586A - クレンジング化粧料 - Google Patents

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Yuichi Sakanishi
裕一 坂西
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Abstract

【課題】優れた洗浄力、良好な使用感、及び安定性を兼ね備えたクレンジング化粧料を提供する。【解決手段】本発明のクレンジング化粧料は、界面活性剤と水及び/又は油剤を含有するクレンジング化粧料であって、前記界面活性剤として下記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有し、前記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物に含まれるモノエステル体とポリエステル体と(ポリ)グリセリンの合計含有量がクレンジング化粧料全量の1〜95重量%であり、水及び/又は油剤の含有量がクレンジング化粧料全量の5〜99重量%である。(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物:平均重合度1〜6の(ポリ)グリセリンモノエステル体を50重量%以上含有し、平均重合度1〜6の(ポリ)グリセリンポリエステル体の含有量が10重量%以下、(ポリ)グリセリンの含有量が40重量%以下である【選択図】なし

Description

本発明は、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有するクレンジング化粧料に関する。
メイク汚れを落とすためのクレンジング化粧料には多量の油剤を配合したクリーム状、乳液状、オイル状、オイルジェル状から、油剤を全く配合しないか又は微量配合したローション状、水性ジェル状や、クレンジング化粧料をシートに含浸させたシート状まで様々なタイプのものがある。
油剤を多量に配合したタイプは洗浄力の点では優れているが、水で簡単にすすぎ落とせないため、洗顔料等で洗浄する必要がある他、皮膚が濡れている状態ではメイク汚れと馴染み難く、特に、浴室の様な高温多湿の環境での使用は難しい。また、油剤を全く配合しないか微量配合したタイプは、使用感は良好であるが、洗浄力が弱い。
一方、油剤に水を可溶化したオイルジェル状のクレンジング化粧料はメイク汚れを洗浄する際はW/O型であるが、洗い流す際にはO/W型に転相するので、メイク汚れを簡単に洗い流すことができ、優れた洗浄力と良好な使用感を兼ね備える。しかし、このタイプのクレンジング化粧料に水分が混入すると、水と油剤が分離したり、油剤が滲んできたりすることにより洗浄力が著しく低下する等、製品の安定性に問題があった。
また、特許文献1には、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール又はグリコールエーテル、及び水溶性高分子化合物を配合した水系ジェル状クレンジング化粧料が記載されている。しかし、洗浄力や製品の安定性の点で十分ではなかった。
また、ポリオキシエチレンオレイルエーテルを含有し、洗浄力に優れたクレンジングオイルが知られている。しかし、前記ポリオキシエチレンオレイルエーテルは、眼に入ると経時で眼に「痛み」や「かすみ」等の症状が現れ、視力に影響を及ぼした事例が報告されたことから、安全性の点で問題があることがわかった。
特開平8−283123号公報
従って、本発明の目的は、優れた洗浄力、良好な使用感、及び安定性を兼ね備えたクレンジング化粧料を提供することである。
また、本発明の他の目的は、優れた洗浄力、良好な使用感、及び安定性を兼ね備え、多様な製品形態を有するクレンジング化粧料を提供することである。
すなわち、皮膚が濡れた状態でも、また濡れていない状態でもメイク汚れに容易に馴染み、優れた洗浄力を発揮することができ、且つ、水で濯ぐことによりすっきりと油性感を残すことなく洗い流すことができ、更に、浴室等の高温多湿の環境下での使用中や保存中に、クレンジング化粧料へ水分が混入しても水と油剤が分離することがない(すなわち、安定性に優れた)クレンジング化粧料を提供することにある。
また、前記特性に加えて、油剤の含有量が多い製品形態、油剤の含有量が少ない製品形態、あるいは高分子化合物が配合された製品形態等、多種多様な製品形態に対応可能なクレンジング化粧料を提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決するため鋭意検討した結果、下記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は優れた界面活性能を有するため、下記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有するクレンジング化粧料は、油剤を全く配合しないか又は微量配合した場合でも優れた洗浄力を発揮することができること、また、多量の油剤を含有する場合であっても、油剤と水を分離すること無く可溶化することができるため、水で濯ぐことによりすっきりと油性感を残すことなく洗い流すことができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
尚、本明細書における「(ポリ)グリセリン」は「モノ又はポリグリセリン」のことである。
すなわち、本発明は、界面活性剤と水及び/又は油剤を含有するクレンジング化粧料であって、前記界面活性剤として下記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有し、前記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物に含まれるモノエステル体とポリエステル体と(ポリ)グリセリンの合計含有量がクレンジング化粧料全量の1〜95重量%であり、水及び/又は油剤の含有量(水と油剤を共に含有する場合は合計含有量)がクレンジング化粧料全量の5〜99重量%であるクレンジング化粧料を提供する。
(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物:下記式(1)
RCO−[Gly] (1)
(式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数5〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、[Gly]はグリセリンの平均重合度が1〜6であるモノ又はポリグリセリン残基を示す)
で表されるモノエステル体を、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の50重量%以上含有し、下記式(2)
(RCO)m−[Gly] (2)
(式中、R、[Gly]は前記に同じ。mは(RCO)基の数を示し、2以上である)
で表されるポリエステル体の含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の10重量%以下、(ポリ)グリセリンの含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の40重量%以下である(尚、各成分の含有量は、カラムクロマト分析法で、示差屈折率検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する各成分のピーク面積の比から算出した値である)
本発明は、更に、高分子化合物をクレンジング化粧料全量の0.1〜20重量%含有する前記のクレンジング化粧料を提供する。
本発明のクレンジング化粧料は、油剤を多量に配合した油系タイプ、油剤を全く配合しないか又は微量配合した水系タイプのいずれの場合もべたつくことがなくさっぱりとした使用感である。また、本発明のクレンジング化粧料へ水分が混入しても水と油剤が分離することがなく優れた洗浄力を発揮することができ、例えば皮膚が濡れた状態でも、皮膚が濡れていない場合と同様にメイク汚れに容易に馴染み、メイク汚れに馴染ませた後は、水で濯ぐことによりすっきりと油性感を残すことなく洗い流すことができる。更に、界面活性剤として、優れた界面活性能を有する(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を使用するため、従来に比べて界面活性剤の添加量を少なくすることができ、水で洗い流す必要がない拭き取りタイプのクレンジングローションとしての利用が可能である。更にまた、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、生体に対する作用が温和であり、眼刺激性が極めて小さい。そのため、本発明のクレンジング化粧料は、日常的に使用するメイクアップ化粧料のクレンジング剤として極めて有用である。
(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物の組成とHLB値の関係性を示す図である。
[(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物]
本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、下記式(1)
RCO−[Gly] (1)
(式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数5〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、[Gly]はグリセリンの平均重合度が1〜6であるモノ又はポリグリセリン残基を示す)
で表されるモノエステル体を、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の50重量%以上含有し、下記式(2)
(RCO)m−[Gly] (2)
(式中、R、[Gly]は前記に同じ。mは(RCO)基の数を示し、2以上である)
で表されるポリエステル体の含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の10重量%以下、(ポリ)グリセリンの含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の40重量%以下である。
尚、各成分の含有量は、カラムクロマト分析法で、示差屈折率検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する各成分のピーク面積の比から算出する。また、本発明において「重合度」とは繰り返し単位の数である。
上記式中、Rが炭素数5〜21のアルキル基であるRCO基、すなわち炭素数6〜22のアルカノイル基としては、例えば、ヘキシノイル、デシノイル、ウンデシノイル、ラウロイル、トリデシノイル、ミリストイル、ペンタデシノイル、ヘキサデシノイル、ヘプタデシノイル、ステアロイル基等の直鎖状アルカノイル基(好ましくは炭素数10〜18の直鎖状アルカノイル基);ブチルオクチノイル、イソミリストイル、イソヘキサデシノイル、ヘキシルデシノイル、イソステアロイル、オクチルデシノイル、オクチルドデシノイル基等の分岐鎖状アルカノイル基(好ましくは炭素数11〜16、特に好ましくは炭素数11〜14の分岐鎖状アルカノイル基)等を挙げることができる。
上記式中、Rがヒドロキシル基で置換された炭素数5〜21のアルキル基であるRCO基、すなわちヒドロキシル基で置換された炭素数6〜22のアルカノイル基としては、例えば、12−ヒドロキシステアロイル、2−ヒドロキシミリストイル、3−ヒドロキシミリストリル基等を挙げることができる。
上記式中、Rが炭素数5〜21のアルケニル基であるRCO基、すなわち炭素数6〜22のアルケノイル基としては、例えば、ヘキセノイル、デセノイル、ウンデセノイル、ドデセノイル、トリデセノイル、テトラデセノイル、ペンタデセノイル、ヘキサデセノイル、ヘプタデセノイル、オクタデセノイル基等の直鎖状アルケノイル基(好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数12〜18の直鎖状アルケノイル基);イソトリデセノイル、イソオクタデセノイル、2−ブチルオクデセノイル、2−ヘキシルデセノイル、2−オクチルドデセノイル基等の分岐鎖状アルケノイル基(好ましくは炭素数10〜18、特に好ましくは炭素数11〜18の分岐鎖状アルケノイル基)等を挙げることができる。
上記式中、Rがヒドロキシル基で置換された炭素数5〜21のアルケニル基であるRCO基、すなわちヒドロキシル基で置換された炭素数6〜22のアルケノイル基としては、例えば、12−ヒドロキシ−9−cis−オクタデセノイル基等を挙げることができる。
mは[Gly]に結合する(RCO)基の数を示し、2以上(例えば、2〜8)である。
上記式中、[Gly]はグリセリンの平均重合度が1〜6(好ましくは2〜6、特に好ましくは3〜6、最も好ましくは4〜6)であるモノ又はポリグリセリン残基を示す。
前記モノ又はポリグリセリン残基には鎖状モノ又はポリグリセリン残基及び環状モノ又はポリグリセリン残基が含まれる。前記鎖状モノ又はポリグリセリン残基は、例えば下記式(a)で表される。式(a)中、括弧内に示される鎖状グリセリン部分の平均重合度rは0〜5の数である。また、環状モノ又はポリグリセリン残基は、例えば下記式(b)で表される。式(b)中、pは括弧内に示される環状グリセリン部分の平均重合度を示し、qは括弧内に示される鎖状グリセリン部分の平均重合度を示す。p+qは1〜6の数であり、pは例えば1〜6の数、好ましくは1〜4の数である。qは例えば0〜5の数である。RCO基には環状グリセリン部分が結合していてもよく鎖状グリセリン部分が結合していてもよい。また、環状グリセリン部分と鎖状グリセリン部分はランダム重合、交互重合、及びブロック重合の何れの方法で重合していてもよい。
Figure 2017071586
従って、式(1)で表され、式中のモノ又はポリグリセリン残基が鎖状モノ又はポリグリセリン残基であるモノエステル体は、下記式(1−a)で表される。
Figure 2017071586
(式中、R、rは前記に同じ)
また、式(1)で表され、式中のモノ又はポリグリセリン残基が環状モノ又はポリグリセリン残基であるモノエステル体は、下記式(1−b)で表される。
Figure 2017071586
(式中、R、p、qは前記に同じ。RCO基には環状グリセリン部分が結合していてもよく鎖状グリセリン部分が結合していてもよい。また、環状グリセリン部分と鎖状グリセリン部分はランダム重合、交互重合、及びブロック重合の何れの方法で重合していてもよい)
式(2)で表されるポリエステル体は、上記式(1)で表されるモノエステル体のモノ又はポリグリセリン残基における1つ以上のヒドロキシル基の水素原子が除去され、そこに(RCO)基が結合した構成を有する化合物であり、上記式(1−a)又は(1−b)で表される化合物に対応する化合物を挙げることができる。
本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物における、式(1)で表されるモノエステル体の含有率(カラムクロマト分析法で、示差屈折率検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する当該化合物のピーク面積の比)は50重量%以上(例えば、50〜100重量%)であり、好ましくは55重量%以上、特に好ましくは60重量%以上である。また、式(2)で表されるポリエステル体の含有率(同ピーク面積の比)は10重量%以下、好ましくは9重量%以下、特に好ましくは8重量%以下である。モノエステル体の含有率が上記範囲を下回ると、又はポリエステル体の含有率が上記範囲を上回ると、起泡力、洗浄力が低下する傾向がある。
また、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する(ポリ)グリセリンの含有量は40重量%以下、好ましくは37重量%以下、特に好ましくは35重量%以下、最も好ましくは30重量%以下であり、(ポリ)グリセリンを含有しないことがとりわけ好ましい。(ポリ)グリセリンの含有率が上記範囲を上回る(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を使用した場合、クレンジング化粧料に多量の油を配合すると、親水性に富む前記(ポリ)グリセリンが分離し、均一系を保持することが困難となる為好ましくない。
更に、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有する式(1)で表されるモノエステル体と式(2)で表されるポリエステル体と(ポリ)グリセリンの合計量は、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の例えば70重量%以上、好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上である。尚、上限は100重量%である。
また、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有するモノエステル体を構成するモノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基(特に、グリセリン重合度が7以上の鎖状及び/又は環状ポリグリセリン残基)の占める割合(2種以上含有する場合はその和)は10重量%以下(好ましくは8重量%以下、特に好ましくは5重量%以下)である。グリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基の割合が上記範囲を上回ると、疎水性が低下するため乳化特性が低下する傾向がある。尚、ここでいうグリセリン重合度が7以上のポリグリセリン残基には、ヘプタグリセリン残基(重合度=7)、オクタグリセリン残基(重合度=8)、ノナグリセリン残基(重合度=9)等が含まれる。
すなわち、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有するモノエステル体全量(100重量%)において、グリセリン重合度が7以上の化合物の占める割合は10重量%以下(好ましくは8重量%以下、特に好ましくは5重量%以下)である。
また、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有するモノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)において、環状モノ及び/又はポリグリセリン残基の占める割合(2種以上含有する場合はその和)は、例えば10重量%以下程度、好ましくは5重量%以下、特に好ましくは4重量%以下である。環状モノ及び/又はポリグリセリン残基の含有率が上記範囲を上回ると安全性が低下し、化粧料に使用することが困難となる傾向がある。
すなわち、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物中に含有するモノエステル体全量(100重量%)において、環状モノ及び/又はポリグリセリン残基を有するモノエステル体の占める割合は、例えば10重量%以下程度、好ましくは5重量%以下、特に好ましくは4重量%以下である。
尚、式(1)で表されるモノエステル体を構成する前記モノ又はポリグリセリン残基全量(100重量%)における特定の残基の割合は、式(1)で表されるモノエステル体を加水分解して得られるモノ又はポリグリセリン全量における、特定の成分の割合から求められる。
また、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、塩素原子含有量が10ppm以下(特に、1ppm以下)であることが好ましい。塩素原子の含有量が上記範囲を上回ると、生物の代謝経路において、ダイオキシン、トリクロロエタン等に類する分解物を発生させる可能性があり、生物に対する安全性が低下し、環境面、衛生面で好ましくない。
更に、本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、金属元素含有量(2種以上含有する場合はその総量)が1ppm以下であることが好ましい。尚、ここでいう金属元素には、例えば、錫原子、チタン原子、亜鉛原子、アルミニウム原子、銅原子、マグネシウム原子、ナトリウム原子、カリウム原子、リチウム原子等が含まれる。金属元素の含有量が1ppmを超えると、安全性の面で好ましくない。また、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物が経時的に劣化しやすくなり、着色を生じる場合もある。
上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、例えば、酸性触媒の存在下、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種の化合物にグリシドールを反応させることにより製造することができる。
グリセリンモノ脂肪酸エステルとしては下記式(3)で表される鎖状グリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては下記式(4)で表される鎖状ジグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。また、トリグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては下記式(5)で表される鎖状トリグリセリンモノ脂肪酸エステルが好ましい。式(3)〜(5)中、Rは式(1)中のRに同じ。
Figure 2017071586
グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルとグリシドールの反応は下記式で表される。
Figure 2017071586
原料として使用するグリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。本発明においては、なかでも、目的化合物の重合度の制御が容易である点から、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルを単独で使用することが好ましく、特に、コストを削減でき且つ生産工程を簡略化できる点から、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用することが好ましい。
原料として使用するグリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルは、周知慣用の方法で製造することができる。また、市販品を使用しても良い。
更に、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステルに、これらの原料である(ポリ)グリセリンが含まれる場合は、反応に付す前に除去することが好ましい。
グリシドールの使用量としては、例えば原料としてジグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用する場合、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルに対して、例えば0.5〜5.0モル当量程度、好ましくは0.5〜4.0モル当量、特に好ましくは0.5〜3.0モル当量である。グリシドールの使用量が上記範囲を上回ると、得られる(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の乳化特性及び安全性が低下する傾向がある。一方、グリシドールの使用量が上記範囲を下回ると、得られる(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は親水性が乏しく、乳化力が劣る傾向がある。
前記酸性触媒には、プロトン酸及びルイス酸が含まれる。プロトン酸としては、例えば、超強酸(SbF5、SbF5−HF、SbF5−FSO3H、SbF5−CF3SO3H等)、硫酸、塩酸、リン酸、フッ化ホウ素酸、p−トルエンスルホン酸、クロロ酢酸、ピクリン酸、ヘテロポリ酸等の有機酸及び無機酸が挙げられる。また、ルイス酸としては、例えば、BF3、BF3O(C252、AlCl3、FeCl3、スズアルコキシド(例えば、スズテトライソプロポキシド等)、スズハライド(例えば、四塩化スズ、四臭化スズ等)等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
前記酸性触媒の使用量としては、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種の化合物(2種以上使用する場合はその総量)に対して、例えば0.01〜0.5重量%、好ましくは0.02〜0.4重量%である。酸性触媒の使用量が上記範囲を下回ると、反応速度が小さくなり、目的化合物の収率が低下する傾向がある。一方、酸性触媒の使用量が上記範囲を上回ると、反応生成物の酸価が高くなり、経時安定性が低下する傾向がある。
(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種の化合物を、ヒーターと撹拌機を備えた反応器に投入し、撹拌・混合しながら反応温度まで加熱し、その温度を維持した状態で、グリシドールと酸性触媒を滴下することにより製造することが好ましい。
上記反応温度や反応時間は用いる原料の種類によって適宜調整することができ、反応温度は例えば60℃〜150℃であり、反応時間は例えば5〜60時間である。反応温度が150℃を超える場合は、副反応や分解が生じやすくなり、環状モノ及び/又はポリグリセリンモノ脂肪酸エステルや分岐鎖状ポリグリセリンモノ脂肪酸エステルの生成量の増加や、着色が生じる場合がある。また、反応温度が60℃未満の場合は、反応時間が長時間となるためコストが高くなり、目的化合物の収率が低下する場合がある。反応時間が60時間を超える場合は、コストが高くなり、生産能力の低下を招く場合があり、反応時間が5時間未満の場合は、反応の制御が困難となる場合がある。
上記反応は溶媒の存在下で行ってもよく、溶媒の不存在下で行ってもよい。前記溶媒としては、例えば、トルエン、クロロホルム、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の各種溶媒を挙げることができる。
上記反応は回分(バッチ)式、半回分式、連続式のいずれの形式で行ってもよい。また、本発明で用いられる反応装置は、特に限定されないが、撹拌槽式、充填塔のような流通式、流動床式等を採用することが好ましい。
上記反応により得られた反応生成物には、未反応原料(例えば、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、又はトリグリセリンモノ脂肪酸エステル等)や副生物(例えば、グリシドール間で重合したポリグリセリン)を除去する処理を施しても良い。除去方法としては周知慣用の方法(例えば、減圧除去、液液分配、吸着剤や樹脂、分子篩、ルーズ逆浸透膜、ウルトラフィルトレーション膜等を用いる分離除去等)を用いることが可能である。
上記反応により得られた反応生成物には、更に、必要に応じて、活性炭や活性白土等による吸着処理、水蒸気や窒素等をキャリアーガスとして用いる減圧下脱臭処理、酸やアルカリを用いる洗浄、分子蒸留等を施してもよい。
上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物の製造方法によれば、エピクロルヒドリン等の塩素含有の原料及び金属触媒を使用しないため、原理的に、塩素原子及び金属元素を含有しない(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物が得られ、安全性に優れる。
従来の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物は、(ポリ)グリセリンと脂肪酸を反応させる方法により製造された。この方法では、反応生成物中のモノエステル体の含有量を高めるために、エステル化度を低く設定する(すなわち、HLBを高くする)。しかし、エステル化度の低い(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物には未反応の(ポリ)グリセリンが多量に含まれるため、そのような(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物を使用するクレンジング化粧料に多量の油を配合すると、親水性に富む前記(ポリ)グリセリンが分離することが問題であった。具体的には、トリグリセリンとラウリン酸を反応させて得られた反応生成物についてその組成を計算すると、HLB値が12.4、エステル化度が14%の時、モノエステル体の含有量が最大(モノエステル体含有量:44重量%)となり、未反応の(ポリ)グリセリン含有量は37重量%である。HLB値が2.6〜20の範囲における(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物についても同様に組成を算出した。結果を図1に示す(参考文献:JAOCS,vol.59(7),317(1982))。
図1より、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物のエステル化度を上げると(すなわち、HLB値を下げると)、未反応の(ポリ)グリセリンの含有量は低下するが、モノエステル体の含有量も低下するため、界面活性能が低下し、優れた洗浄力を発揮することが困難となることがわかる。
本発明における(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物は、上記製造方法で得られるため、(ポリ)グリセリンの含有量が少なく、界面活性能に優れるモノエステル体の割合が高い。そのため、前記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含むクレンジング化粧料に多量の油剤を配合しても、未反応の(ポリ)グリセリンが分離するという問題を生じることがなく、均一系を安定的に保持することができる。
従って、上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有する本発明のクレンジング化粧料は、多量の油剤を含む場合であっても、皮膚が濡れた状態でも、また濡れていない状態でもメイク汚れに容易に馴染み、優れた洗浄力を発揮することができ、且つ、水で濯ぐことにより油性感を残すことなくすっきりと洗い流すことができる。更に、(ポリ)グリセリンの含有量が少ないため、多量の油剤を配合しても、均一系を安定的に保持することができる。更にまた、界面活性能に富むモノエステル体の含有量が高いため、油剤成分の少ない水系タイプのクレンジング化粧料であっても、メイク汚れに対して優れた洗浄力を発揮することができる。
[クレンジング化粧料]
本発明のクレンジング化粧料は界面活性剤と水及び/又は油剤を少なくとも含有し、前記界面活性剤として上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有する。
本発明のクレンジング化粧料は界面活性剤として(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物以外にも、例えば、前記(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル組成物以外の他の非イオン性界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤を1種又は2種以上含有していても良い。
前記油剤としては、液状やペースト状の油剤を使用することが好ましいが、固体状の油剤であっても、クレンジング化粧料を調製できる範囲内であれば使用することができる。また、油剤は極性油であっても、非極性油であってもよい。
前記油剤としては、例えば、ミネラルオイル、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素;ヒマワリ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、アーモンド油、小麦胚芽油、米胚芽油、オリーブ油、ホホバ油、月見草油、ヤシ油、山茶花油、ローズヒップ油等の天然油;イソノナン酸2−エチルへキシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソパルミチン酸オクチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、トリエチルヘキサノイン(=トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン)、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリン等のエステル類;メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン油;ラウリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のクレンジング化粧料は界面活性剤として(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物以外の界面活性剤を含有する場合、その含有量は、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物に含まれる界面活性剤全量の例えば20〜85重量%である。また、本発明のクレンジング化粧料に含まれる(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物と他の界面活性剤の含有量の比(前者/後者)は、例えば75/25〜15/85である。
前記他の非イオン性界面活性剤は親水基としてイオン化する基を有しない界面活性剤であって、例えば、式(1)で表される化合物以外の(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、糖脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレングリコールと1価又は多価アルコールとのエステル、ポリオキシアルキレン糖エーテル、脂肪酸アミドとポリオキシアルキレングリコールとの縮合物、脂肪族アミンとポリオキシアルキレングリコールとの縮合物、アルキル又はアルケニルポリグリコシド等を挙げることができる。
前記アニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アミノ酸系界面活性剤(例えば、グルタミン酸等)、N−アシルメチルタウリン塩、アルキルリン酸塩等を挙げることができる。
前記両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイン型、イミダゾリニウム型、スルホベタイン型、アラニン型両性界面活性剤等を挙げることができる。
本発明のクレンジング化粧料には、上記成分以外にも、高分子化合物(例えば、平均分子量が1万〜70万程度、好ましくは10万〜60万、特に好ましくは30万〜60万の化合物)を必要に応じて配合することができる。
前記高分子化合物としては水溶性の高分子化合物が好ましく、例えば、カラギーナン、グアーガム等の植物系天然高分子化合物;キサンタンガム等の微生物系天然高分子化合物;カゼイン、ゼラチン等の動物系天然高分子化合物;カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系高分子化合物;カルボキシメチルデンプン等のデンプン系高分子化合物;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子化合物;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセリン等のポリエーテル系高分子化合物;ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等のポリオキシアルキレン変性糖類等を使用することができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
高分子化合物の配合量としては、例えば、クレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば0.1〜20重量%程度である。高分子化合物の配合量の上限は、好ましくは10重量%、特に好ましくは3重量%である。下限は、好ましくは0.2重量%、特に好ましくは0.3重量%である。高分子化合物を上記範囲で含有することにより、クレンジング化粧料の使用感を向上することができる。
本発明のクレンジング化粧料には、更に、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分を適宜配合することができる。他の成分としては、例えば、アルコール類(特に、低級アルコール)、消泡剤、粉末成分、酸化防止剤、酸化防止助剤、紫外線吸収剤、保湿剤、消炎剤、防腐剤、pH調整剤、動物、植物、魚介類、又は微生物の抽出物、香料等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
前記低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロピルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等を挙げることができる。
前記消泡剤としては、例えば、動植物油、鉱物油、シリコーンオイル等を挙げることができる。
前記粉末成分には無機粉末と有機粉末が含まれる。無機粉末としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、珪酸ジルコニウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸カルシウム、珪酸亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、燐酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、活性炭、薬用炭、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素等を挙げることができる。有機粉末としては、例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、セルロース粉末等を挙げることができる。
前記酸化防止剤としては、例えば、ビタミンE、ビタミンEアセテート、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等を挙げることができる。
前記酸化防止助剤としては、例えば、アスコルビン酸、フィチン酸、ケファリン、マレイン酸等を挙げることができる。
前記紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸及びその塩、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル等のパラアミノ安息香酸誘導体;パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル等のパラメトキシ桂皮酸誘導体;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル等のサリチル酸誘導体;ウロカニン酸及び誘導体、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−(ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチル等を挙げることができる。
前記保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸及びその塩等を挙げることができる。
前記消炎剤としては、例えば、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、アラントイン、酢酸ヒドロコーチゾン、アズレン等を挙げることができる。
前記防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール等を挙げることができる。
前記pH調整剤としては、例えば、クエン酸、塩酸、硫酸、リン酸、水酸化ナトリウム、アンモニア等を挙げることができる。
前記動物、植物、魚介類、又は微生物の抽出物としては、例えば、茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物、海草エキス等を挙げることができる。
界面活性剤、水、油剤、及び高分子化合物以外の成分の配合量(2種以上含有する場合はその総量)は、クレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば100重量%未満、好ましくは1〜90重量%、特に好ましくは1〜50重量%、最も好ましくは1〜20重量%である。
本発明のクレンジング化粧料全量におけるモノエステル体とポリエステル体と(ポリ)グリセリンの合計含有量は1〜95重量%であり、好ましくは2〜50重量%、特に好ましくは5〜25重量%、最も好ましくは10〜20重量%である。
本発明のクレンジング化粧料全量における水及び/又は油剤の含有量(水と油剤を共に含有する場合は合計含有量)は5〜99重量%であり、好ましくは50〜98重量%、より好ましくは65〜97重量%、特に好ましくは75〜95重量%、最も好ましくは80〜90重量%である。
本発明のクレンジング化粧料が水と油剤を共に含有する場合、水の含有量はクレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば0.1〜94重量%、好ましくは10〜60重量%、特に好ましくは15〜50重量%であり、油剤の含有量はクレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば0.1〜95重量%、好ましくは38〜60重量%、特に好ましくは40〜55重量%である。これらの含有量は、本発明の目的とする効果(性能)に加え、経済性(コスト)及びクレンジング化粧料の目的とする粘度などを勘案して選択することができる。
また、本発明のクレンジング化粧料が油剤を含有し、水を含有しない場合(若しくは水の含有量がクレンジング化粧料全量の0.1重量%未満である場合)、油剤の含有量はクレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば50〜98重量%、好ましくは75〜96重量%、特に好ましくは80〜96重量%、最も好ましくは80〜90重量%である。
一方、本発明のクレンジング化粧料が水を含有し、油剤を含有しない場合(若しくは油剤の含有量がクレンジング化粧料全量の0.1重量%未満である場合)、水の含有量はクレンジング化粧料全量(100重量%)の例えば4〜98重量%、好ましくは50〜98重量%、特に好ましくは70〜95重量%、最も好ましくは70〜80重量%である。
本発明のクレンジング化粧料が油剤を多量に含有する場合(すなわち、水を全く含有しないか又は微量含有する場合)は、クリーム状、乳液状、オイル状、オイルジェル状、又はエマルション状(例えば、O/W型エマルション、W/O型エマルション)のクレンジング化粧料が得られる。一方、本発明のクレンジング化粧料が水を多量に含有する場合(すなわち、油剤を全く含有しないか又は微量含有する場合)は、ローション状、水系ジェル状、エマルション状(例えば、O/W型エマルション)、又は水溶液状のクレンジング化粧料が得られる。この場合は、更に高分子化合物を含有することが好ましい。
本発明のクレンジング化粧料は、例えば、酸性触媒の存在下、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、及びトリグリセリンモノ脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種の化合物にグリシドールを反応させることにより上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を得、得られた(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物と水及び/又は油剤、及び必要に応じて前述の他の成分を混合(例えば40〜80℃の温度環境下で撹拌、混合)することにより製造することができる。
本発明のクレンジング化粧料は、溶液状、乳液状、クリーム状、オイル状、オイルジェル状等の油剤を多く含有するタイプ;ローション状、水性ジェル状等の水を多く含有し、油剤を全く含有しないか又は微量含有するタイプ;界面活性剤を多く含有し、水及び油剤を微量含有するタイプ等の何れであってもよい。
本発明のクレンジング化粧料は、さっぱりとした優れた使用感と優れた界面活性能を併せ持ち、皮膚が濡れた状態でも、又、濡れていない状態でもメイク汚れに容易に馴染み、優れた洗浄力を発揮することができ、浴室内でも使用することもできる。更に、水で濯ぐことにより簡単にすっきりとメイク汚れを洗い流すことができる。また、本発明のクレンジング化粧料は、水と油剤の含有量を適宜調整することにより、多種多様の製品形態を採用することが可能である。
本発明のクレンジング化粧料の使用方法としては、クレンジング化粧料を皮膚に直接塗布してメイク汚れに馴染ませ、その後水で洗い流す方法や、クレンジング化粧料を染み込ませたコットンや不織布等で皮膚表面のメイク汚れを拭き取る方法が挙げられる。本発明のクレンジング化粧料は、界面活性剤として上記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を使用するため、界面活性剤の添加量を従来の界面活性剤を使用する場合に比べて少なくしても、従来と同等若しくはそれ以上に優れた洗浄力を発揮することができる。また、本発明のクレンジング化粧料は安全性に優れ、眼や肌に対して低刺激性である。そのため、界面活性剤の使用量を必要最小限とした場合、該クレンジング化粧料を染み込ませたコットンや不織布等でメイク汚れを拭き取った後は、皮膚表面を水で洗い流す必要はない。
以上より、本発明のクレンジング化粧料は、日常的に使用するメイクアップ化粧料のクレンジング剤として極めて有用である。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
調製例1
窒素導入管、撹拌機、冷却管、温度調節器、滴下シリンダーを備えた1リットルの4ツ口フラスコに鎖状ジグリセリンモノオレイン酸エステル1.0mol(430.6g)を加え、70℃に加熱した。次いで、反応温度を70℃に保ちながらグリシドール3.0mol(222.2g)を85重量%リン酸(日本化学工業(株)製)1.1g(鎖状ジグリセリンモノオレイン酸エステルの0.26重量%)を20時間かけて滴下し、系中のオキシラン酸素濃度が反応溶液全体に対して0.1重量%未満になるまで反応を続けた。尚、オキシラン酸素濃度は経時で反応溶液を一部抜き出して評価した。その後冷却して、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル組成物「OL−05」(平均重合度5のポリグリセリンモノエステル体含有量:77重量%、平均重合度5のポリグリセリンポリエステル体含有量:2重量%、ポリグリセリン含有量:21重量%)を約650g得た。
調製例2
窒素導入管、撹拌機、冷却管、温度調節器、滴下シリンダーを備えた1リットルの4ツ口フラスコに鎖状ジグリセリンモノラウリン酸エステル1.0mol(348.5g)を加え、130℃に加熱した。次いで、85重量%リン酸(日本化学工業(株)製)1.1g(ジグリセリンモノラウリン酸エステルの0.33重量%)存在下、反応温度を130℃に保ちながらグリシドール3.0mol(222.2g)を20時間かけて滴下し、系中のオキシラン酸素濃度が反応溶液全体に対して0.1重量%未満になるまで反応を続けた。尚、オキシラン酸素濃度は経時で反応溶液を一部抜き出して評価した。その後冷却して、ポリグリセリンモノラウリン酸エステル組成物「ML−05」(平均重合度5のポリグリセリンモノエステル体含有量:63重量%、平均重合度5のポリグリセリンポリエステル体含有量:7重量%、ポリグリセリン含有量:30重量%)を約500g得た。
調製例3
窒素導入管、撹拌機、冷却管、温度調節器を備えた1リットルの4ツ口フラスコにデカグリセリン(商品名「#750」、阪本薬品工業(株)製)を710.1gとラウリン酸を89.9g加え、200℃に加熱し、脱水しながら5時間反応を続けた。その後冷却して、ポリグリセリンモノラウリン酸エステル組成物「ML−R」(平均重合度10のポリグリセリンモノエステル体含有量:34.0重量%、平均重合度10のポリグリセリンポリエステル体含有量:10.9重量%、平均重合度10のポリグリセリン含有量:55.1重量%)を約790g得た。
実施例1〜35、比較例1〜7
下記表に記載の処方(単位:重量%)に従って、予め、A成分、B成分をそれぞれ混合し、その後、A成分にB成分を加えて混合することによりクレンジング化粧料を得た。得られたクレンジング化粧料について、安定性、及び下記試験条件1、2における洗浄力と使用感を評価した。
[安定性評価]
得られたクレンジング化粧料を25℃、50RH%条件下で12時間静置後、外観を目視で観察し、下記基準で安定性を評価した。
安定性の評価基準
◎:透明
○:半透明
△:乳濁
×:分離
[洗浄力及び使用感評価]
1.乾いた状態での洗浄力試験[試験条件1]
口紅(商品名「マキアージュ スーペリアルージュ RD759」、資生堂(株)製)0.2gを前腕に塗布し、実施例及び比較例で得られたクレンジング化粧料約0.5gを手に取り、10回マッサージして、口紅と馴染ませた。その後、水で洗い流し、口紅の落ち具合を目視で観察し、下記基準に従って洗浄力を評価した。また、洗浄後の皮膚感触を下記基準に従って官能評価した。
2.水に濡れた状態での洗浄力試験[試験条件2]
口紅(商品名「マキアージュ スーペリアルージュ RD759」、資生堂(株)製)0.2gを前腕に塗布し、前腕を水で濡らした後、実施例及び比較例で得られたクレンジング化粧料約0.5gを手に取り、10回マッサージして、口紅と馴染ませた。その後、水で洗い流し、口紅の落ち具合を目視で観察し、下記基準に従って洗浄力を評価した。また、洗浄後の皮膚感触を下記基準に従って官能評価した。
洗浄力の評価基準
◎:口紅が完全に落ちた
○:口紅がほぼ落ちた
△:口紅が少し残った
×:口紅がほとんど落ちなかった
使用感の評価基準
◎:非常にさっぱりしている
○:さっぱりしている
△:ややぬるつきがある
×:ぬるつきがある
Figure 2017071586
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<界面活性剤>
OL−05:調製例1で得られたポリグリセリンモノオレイン酸エステル組成物
ML−05:調製例2で得られたポリグリセリンモノラウリン酸エステル組成物
ML−R:調製例3で得られたポリグリセリンモノラウリン酸エステル組成物
DO−100V:ポリグリセリンモノオレイン酸エステル組成物、平均重合度2のポリグリセリンモノエステル体含有量:87重量%、平均重合度2のポリグリセリンポリエステル体含有量:7重量%、ポリグリセリン含有量:5重量%、商品名「ポエムDO−100V」、理研ビタミン(株)製
<保湿剤>
1,3−BG:1,3−ブチレングリコール
<防腐剤>
フェノキシエタノール
<酸化防止剤>
理研E−アセテート960:日本薬局方酢酸トコフェロール(酢酸dl−αトコフェロールを96.0〜102.0重量%含有)、商品名「理研E−アセテート960」、理研ビタミン(株)製
<油剤>
2−エチルヘキサン酸セチル
トリエチルヘキサノイン
<高分子化合物>
カルボキシメチルセルロース:平均分子量約55万、商品名「CMC1260」、(株)ダイセル製
メチルセルロース:平均分子量約17万、商品名「メトローズSM−400」、信越化学工業(株)製
実施例から明らかなように、本発明に係るクレンジング化粧料は、油剤を多量に配合した油系タイプ、油剤を全く配合しないか又は微量配合した水系タイプのいずれの場合も、皮膚が濡れた状態でも、濡れていない状態でもメイク汚れに容易に馴染み、優れた洗浄力を発揮することができ、且つ、水で濯ぐことにより油性感を残すことなくさっぱりと洗い流すことができる。

Claims (2)

  1. 界面活性剤と水及び/又は油剤を含有するクレンジング化粧料であって、前記界面活性剤として下記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物を含有し、前記(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物に含まれるモノエステル体とポリエステル体と(ポリ)グリセリンの合計含有量がクレンジング化粧料全量の1〜95重量%であり、水及び/又は油剤の含有量(水と油剤を共に含有する場合は合計含有量)がクレンジング化粧料全量の5〜99重量%であるクレンジング化粧料。
    (ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物:下記式(1)
    RCO−[Gly] (1)
    (式中、Rはヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数5〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、[Gly]はグリセリンの平均重合度が1〜6であるモノ又はポリグリセリン残基を示す)
    で表されるモノエステル体を、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の50重量%以上含有し、下記式(2)
    (RCO)m−[Gly] (2)
    (式中、R、[Gly]は前記に同じ。mは(RCO)基の数を示し、2以上である)
    で表されるポリエステル体の含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の10重量%以下、(ポリ)グリセリンの含有量が、(ポリ)グリセリンモノ脂肪酸エステル組成物全量の40重量%以下である(尚、各成分の含有量は、カラムクロマト分析法で、示差屈折率検出器を用いて検出される全ピーク面積に対する各成分のピーク面積の比から算出した値である)
  2. 更に、高分子化合物をクレンジング化粧料全量の0.1〜20重量%含有する請求項1に記載のクレンジング化粧料。
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