JP2017071371A - 樹脂燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】負圧変形を抑制しつつ、薄肉化(軽量化)を可能とした樹脂燃料タンクを提供する。【解決手段】樹脂燃料タンク10の燃料タンク本体12の上壁20において金属製のインサートリング26がインサート成形されたインサートリング部24の下方に、底壁16に固定された剛体である内蔵部品14の支持部32が配置される。したがって、負圧によって燃料タンク本体12の上壁20が底壁16側に接近するように変形した場合、上壁20のインサートリング部24が内蔵部品14の支持部32に当接して、その変形が抑制される。このように上壁20のうち、内蔵部品14の支持部32に当接する部分が、金属製のインサートリング26がインサートリング部24なので、燃料タンク本体12の壁の厚さを剛性確保のために厚くする必要がなくなり、燃料タンク本体12を薄肉化することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂燃料タンクに関する。
自動車に採用されている樹脂燃料タンクは、内部に負圧が作用することによって樹脂燃料タンクの内側に変形する。この樹脂燃料タンクの負圧変形量を抑制するために、樹脂燃料タンクの内部に変形抑制用の内蔵部品を配置し、負圧変形する燃料タンクの壁を内蔵部品で支持するによって樹脂燃料タンクの負圧変形を抑制することが行なわれている。
また、樹脂燃料タンク内部に配設された燃料導出用のポンプモジュールのケースを負圧変形抑制用の内蔵部品として使用することが提案されている(特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2014/0110038号明細書
樹脂燃料タンクが負圧変形して内蔵部品に当接した場合、樹脂燃料タンクの壁において内蔵部品と当接した部分に荷重が入力されるため、当該部分に所定の剛性を確保することが必要となる。この剛性の確保は、燃料タンクの壁を厚くすることによって行なわれる。この場合、樹脂燃料タンクの壁を局所的に厚くすることは成形上のトラブルや応力集中を招くおそれがあるため、樹脂燃料タンクの壁全体を一定の厚さで厚くすることによって当該部分の剛性を確保している。したがって、樹脂燃料タンクの壁を薄肉化する(樹脂燃料タンクを軽量化する)という点で改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、負圧変形を抑制しつつ、薄肉化(軽量化)を可能とした樹脂燃料タンクを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、燃料が貯留される樹脂からなる燃料タンク本体と、前記燃料タンク本体の一部であって、金属製のインサートリングがインサート成形され、前記燃料タンク本体の孔部を閉塞する蓋体が取り付けられるインサートリング部と、前記燃料タンク本体の内部において、前記インサートリング部の下方に前記インサートリング部から離間して配置された剛体である内蔵部品と、を備える。
この樹脂燃料タンクは、燃料タンク本体が負圧変形によって内側に変形したとき、燃料タンク本体に設けられたインサートリング部が燃料タンク本体の内部でインサートリング部の下方に配置された内蔵部品に当接する。これによって燃料タンク本体が内蔵部品に支持され、燃料タンク本体の負圧変形が抑制される。
この際、燃料タンク本体で内蔵部品に当接するのは、金属製のインサートリングがインサート成形されたインサートリング部なので、他の部分と比較して剛性が高い。したがって、燃料タンク本体に内蔵部品が当接する部分の剛性を確保するために樹脂製の燃料タンク本体の壁を厚くすることによって対応しなくて良いので、樹脂製の燃料タンク本体を薄肉化することができる。
請求項1記載の発明の樹脂燃料タンクは、上記構成としたので、負圧変形を抑制しつつ、薄肉化(軽量化)することができる。
本発明の第1実施形態に係る樹脂燃料タンクを示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る負圧変形後の樹脂燃料タンクを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る内蔵部品と内蔵部品に収容される燃料ポンプ等を示す要部斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る内蔵部品と内蔵部品に収容される燃料ポンプ等を示す分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る樹脂燃料タンクを示す縦断面図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る樹脂燃料タンクについて図1、図2を参照して説明する。以下、各図面において、矢印UPは車両上方を、矢印FRは車両前方を、矢印Wは車両幅方向を示す。
図1に示すように、樹脂燃料タンク(以下、「燃料タンク」という場合がある)10は、内部に燃料が貯留される燃料タンク本体12と、燃料タンク本体12の内部に配設される内蔵部品14と、を備えている。
燃料タンク本体12は、略矩形状に形成されており、底壁16、側壁18、上壁20を備えている。
上壁20には、燃料タンク本体12の内部と外部を連通させる孔部22が形成され、孔部22に後述するポンプフランジ46を取り付けるためのインサートリング部24が形成されている。インサートリング部24は、金属製のインサートリング26がインサート成形され、ポンプフランジ46が取り付けられる部分の剛性を局部的に向上させたものである。
なお、燃料タンク本体12の壁をうち、インサートリング部24を除く上壁20、及び底壁16、側壁18を一般部27とする。
図1に示すように、内蔵部品14は金属製の部品であり、略円筒形状の本体部28と、本体部28の下端部に径方向外側へ突出形成された一対のフランジ部30、30と、本体部28の上端部に断面が上に向かって凹形状とされたリング状の支持部32とが形成されている。
図1に示すように、フランジ部30は、燃料タンク本体12の底壁16から突出形成された凸部34が孔部36内に挿入され、凸部34の頭部を変形させる、いわゆる「カシメ加工」によって底壁16に固定されているものである。
内蔵部品14は、底壁16に固定されることによって、インサートリング部24の車両下方に配置されることになる。特に、リング状に形成されたインサートリング部24の下端部の下方には、リング状に形成された断面凹形状の支持部32が所定距離離間されて配置されている。
この内蔵部品14の内部には、図1に示すように、ポンプモジュールを構成する燃料ポンプ42と、フィルタ44が配設される。燃料ポンプ42は、内蔵部品14の本体部28よりも一回り小さい円柱形の部品であり、本体部28の内部に挿入されているものである。また、フィルタ44は不織布から形成されており、燃料ポンプ42の下部に一体的に取り付けられ、底壁16上に配置されるものである。
ポンプモジュールを構成するポンプフランジ46は、図1に示すように、孔部22に挿入される凸部48と、凸部48の周囲に設けられたフランジ部50とを有する。ポンプフランジ46は、フランジ部50をインサートリング部24の上部に配置することで、孔部22を閉塞して燃料タンク本体12に取り付けられるものである。なお、ポンプフランジ46と燃料ポンプ42は、燃料配管52で接続されている。
このように形成された樹脂燃料タンク10の作用について説明する。
樹脂燃料タンク10の燃料タンク本体12の内部に負圧が作用した場合、図2に示すように、樹脂製の燃料タンク本体12は内側に変形し、上壁20が底壁16側に変形する。ここで、上壁20のインサートリング部24の車両下方には、内蔵部品14が配設されている。したがって、図2に示すように、内蔵部品14の最上部に形成されているリング状の支持部32にインサートリング部24が当接して支持される。金属製の内蔵部品14は剛体であるため、燃料タンク本体12の上壁20が底壁16側に変形することを抑制できる。
ここで、内蔵部品14の支持部32と当接する燃料タンク本体12の上壁20のインサートリング部24は、樹脂の内部に金属製のインサートリング26をインサートして成形されたものであるため、上壁20の他の部分(一般部27)と比較して相対的に剛性が高い。すなわち、インサートリング部24は、燃料タンク本体12の負圧変形時に内蔵部品14の支持部32が当接して荷重が入力されるため、一般部27よりも剛性が必要となるが、金属製のインサートリング26によってその剛性が確保される。したがって、この部分の剛性を確保するために燃料タンク本体12の一般部27の板厚を厚くする必要がなくなる。この結果、燃料タンク本体12の一般部27を薄肉化することができる。
このように、樹脂燃料タンク10は、燃料タンク本体12のインサートリング部24の下部に内蔵部品14を配置することによって、燃料タンク本体12の負圧変形を抑制できると共に、負圧変形時に内蔵部品14が当接するために必要となる剛性をインサートリング26で確保できるため、燃料タンク本体12の一般部27を薄肉化することができる。この結果、樹脂燃料タンク10を軽量化することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る樹脂燃料タンクについて図3、図4を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。第1実施形態と異なるのは、内蔵部品14とその内部に配設される燃料ポンプ42とフィルタ44のみなので、該当部分のみ説明する。
内蔵部品14は、図3に示すように、本体部28の下端部において、周方向でフランジ部30、30と直交する位置に一対の開口部54、54(但し、一方のみ図示)が形成されており、フィルタ44の端部が開口部54、54から外側に突出配置されたものである。
また、本体部28の内周面には、周方向でフランジ部30、30と同じ位置に、軸方向に沿って延在する断面C型の一対のレール56、56が設けられている。レール56は、後述する燃料ポンプ42の係合部62の円板部66が挿入される貫通孔58と、貫通孔58と連通して本体部28の径方向内側に開口し、軸方向に延在するスリット60とを備えている。
一方、燃料ポンプ42の外周面には、一対の係合部62、62が取り付けられている。係合部62は、外周面から径方向外側に突出した支持部64と、支持部64の先端に形成されレール56の貫通孔58に挿入される円板部66とから構成されている。
さらに、フィルタ44は、平面視で矩形状であり、平面視で短手方向が燃料ポンプ42の一対の係合部62、62を結ぶ方向と一致するように燃料ポンプ42の下部に一体的に取り付けられている。
このように構成された樹脂燃料タンク10の作用について説明する。
第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、樹脂燃料タンク10の組み付け時に燃料タンク本体12の底壁16に固定された内蔵部品14に対して、車両上方からフィルタ44が取り付けられた燃料ポンプ42を内蔵部品14の本体部28の内部に挿入する。この際、燃料ポンプ42の係合部62の円板部66がレール56の貫通孔58に、支持部64がスリット60に挿入されて車両下方(底壁16側)に案内される。
この結果、内蔵部品14(本体部28)の内部で所定の向きに燃料ポンプ42が配設されると共に、フィルタ44の長手方向端部が内蔵部品14の下端に設けられた開口部54から突出して底壁16上に配設されるものである。
このように、本実施形態の樹脂燃料タンク10では、内蔵部品14の本体部28の内周面に軸方向に延在するレール56を設け、レール56に燃料ポンプ42の係合部62を係合させて燃料ポンプ42を内蔵部品14の内部に案内して位置決めさせている。すなわち、燃料ポンプ42の係合部62を本体部28のレール56に挿入して案内させるだけで、燃料ポンプ42及びフィルタ44を燃料タンク本体12内の所定の位置に簡単に位置決めすることができる。
[第3実施形態]
最後に、第3実施形態に係る樹脂燃料タンクについて図5を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
樹脂燃料タンク70は、インサートリング部24が燃料タンク本体12の側壁18A側の近傍に設けられている。
また、インサートリング部24の下方に配置される内蔵部品14の本体部28の下端部には、側壁18A側に開口部72が形成されている。
このように構成された樹脂燃料タンク70の作用について説明する。第1実施形態と同様の作用については説明を省略する。
内蔵部品14の本体部28の側壁18A側の下端部に開口部72が形成されている。したがって、燃料タンク本体12の内部に残留している燃料Fの量が少なくなってきた場合に、内蔵部品14と側壁18Aと底壁16で囲まれた部分が燃料タンク本体12内のサブタンクとして機能し、局部的に燃料Fの液位を高くすると共に、側壁18A側に開口した開口部72から燃料Fを内蔵部品14の内側に導入してフィルタ44と接触させることによって、燃料Fの残量が少なくなっても燃料ポンプ42から樹脂燃料タンク10の外部へ燃料Fを供給可能としたものである。
なお、一連の実施形態では、内蔵部品14は円筒形の本体部28を有するものとしたが、これに限定されるものではない。剛体であって、インサートリング部24を支持可能なものであれば良い。
10、70 樹脂燃料タンク
12 燃料タンク本体
14 内蔵部品
22 孔部
24 インサートリング部
26 インサートリング
46 ポンプフランジ(蓋体)

Claims (1)

  1. 燃料が貯留される樹脂からなる燃料タンク本体と、
    前記燃料タンク本体の一部であって、金属製のインサートリングがインサート成形され、前記燃料タンク本体の孔部を閉塞する蓋体が取り付けられるインサートリング部と、
    前記燃料タンク本体の内部において、前記インサートリング部の下方に前記インサートリング部から離間して配置された剛体である内蔵部品と、
    を備える樹脂燃料タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073075A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク

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