JP2017071330A - シート装置 - Google Patents

シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017071330A
JP2017071330A JP2015200115A JP2015200115A JP2017071330A JP 2017071330 A JP2017071330 A JP 2017071330A JP 2015200115 A JP2015200115 A JP 2015200115A JP 2015200115 A JP2015200115 A JP 2015200115A JP 2017071330 A JP2017071330 A JP 2017071330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
fixed
plate
contact
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015200115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6539559B2 (ja
Inventor
慎二 近江
Shinji Omi
慎二 近江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2015200115A priority Critical patent/JP6539559B2/ja
Publication of JP2017071330A publication Critical patent/JP2017071330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6539559B2 publication Critical patent/JP6539559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

【課題】走行フレームに対して回動可能なシートの回動範囲を規制する部材を集約した構成にしたシート装置を提供する。【解決手段】走行機体に対してシートを前方及び後方に回動させる回動装置(シート装置)は、走行フレームに支持される固定軸と、固定軸に回動自在に支持される回動軸52と、を備える。固定軸には、板形状の一体物で形成された規制プレート75が固定され、回動軸52には、爪部86を有する当接プレート83が固定される。規制プレート75の周面は、爪部が接触し得る第1の接触部及び第2の接触部を有しており、爪部86が第1の接触部及び第2の接触部に接触することによって、シートの回動範囲が180度に制限される。【選択図】図9

Description

本発明は、シートを前方及び後方に回動させるシート装置に係り、詳しくはシートが回動する角度の制限に関する。
一般に、作業車輌であるトラクタには、フロントローダやバックホー等の作業機が装着される。バックホーはトラクタの後部に装着され、バックホーを操縦する際、操縦者は、トラクタの走行時とは反対であるトラクタの後部を向いて操作する。このため、シートを後方に回動可能な構成であるトラクタが知られている。
しかし、トラクタの中には、シートに操縦者の着席を感知するセンサ等が設置されたものもあり、そのようなセンサは、トラクタの走行機体に搭載された制御機にケーブルを介して接続される。このため、シートに延びたケーブルやワイヤ等が、シートが回動した際にねじれ、損傷する虞がある。
従来、ケーブルやワイヤ等の損傷を防ぐために、シートの回動範囲が制限された作業車輌が提案されている(特許文献1参照)。作業車輌であるトラクタが有する走行機体に、支持台が配置されており、支持台には、シートを支持する旋回台が縦軸を介して回動自在に支持されている。支持台と旋回台との間には、規制部材及び当接部材が配置されており、規制部材は、旋回台の下面に固定される。当接部材は、支持台の上面において、縦軸を挟んだ対称位置に2カ所、すなわち縦軸を中心として180度ごとに設置されている。シートが回動した際、規制部材が当接部材に接触するので、シートの回動範囲が180度に制限される。このため、ケーブルやワイヤ等が180度以上ねじられることが防止される。
特開2014−15065号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、当接部材が分散されて配置されているため、規制部材が回動時に通る軌道上には、他の部品を配置することができない問題があった。
そこで、本発明は、シートの回動範囲を制限する部材を集約した構成にし、もって上述した課題を解決するシート装置を提供することを目的とする。
本発明は、走行フレーム(5)に対してシート(12)を前方及び後方に回動させるシート装置(36)において、
前記走行フレーム(5)に支持され、前記シート(12)の回動動作の中心となる固定軸(51)と、
前記固定軸(51)に回動自在に支持されると共に、前記シート(12)を支持し、前記固定軸(51)と共に前記シート(12)の回動動作の中心となる回動軸(52)と、
前記固定軸(51)及び回動軸(52)のいずれか一方に固定される当接部(86)と、
前記固定軸(51)及び回動軸(52)のいずれか他方に固定され、前記回動軸(52)が回動することによって、前記当接部(86)が接触し得る第1の接触部(87)及び第2の接触部(89)を有する規制部(75)と、を備え、
前記当接部(86)が前記第1の接触部(87)及び第2の接触部(89)に接触することによって、前記回動軸(52)の回動範囲が制限される、
ことを特徴とする。
例えば図10を参照して、前記規制部(75)は、板形状の一体物で形成されてなる。
例えば図10を参照して、前記規制部(75)の周面(77)は、前記回動動作の中心となる中心軸(76)を中心とした円弧面である曲面(79)と、
前記曲面(79)の周方向の両端それぞれから、互いに平行かつ同方向に延びる第1の規制面(80)及び第2の規制面(81)と、を有し、
前記曲面(79)の半径は、前記中心軸(76)と前記当接部(86)との距離よりも短く、
前記第1の接触部(87)は、前記第1の規制面(80)にて構成され、
前記第2の接触部(89)は、前記第2の規制面(81)にて構成されてなる。
例えば図10を参照して、前記回動範囲は180度に制限される。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、当接部及び規制部は、それぞれ固定軸又は回動軸に固定されるので、当接部及び規制部の設置位置が集約され、当接部及び規制部を取り付けるための作業が削減され、コストが低下する。また、当接部及び規制部の設置位置が集約されるので、部品が小型化され、設置スペースが削減される。このため、当接部及び規制部が他の部品の配置に干渉する虞が減少され、他の部品の配置が容易になる。
請求項2に係る本発明によると、規制部は、一体物で形成されるので、部品数が削減され、組立作業の工数が削減されると共に、コストが削減される。また、規制部は、板形状であるので、加工が容易である。
請求項3に係る本発明によると、規制部の周面は、中心軸を中心とした円弧面である曲面と、曲面の周方向の両端それぞれから、平行かつ同方向に延びる第1の規制面及び第2の規制面と、を有する形状であるので、規制部は単純な形状であり、加工が容易である。
請求項4に係る本発明によると、回動範囲は、180度に制限されるので、シートは前方及び後方に回動するために必要な回動範囲が確保される最低限の範囲に設定される。このため、シートの回動によるケーブル及びワイヤ等の過剰なねじれが防止される。
本発明の実施の形態に係るトラクタを示す側面図。 上記トラクタの走行時におけるトラクタの運転操作部を示す斜視図。 上記トラクタに装着されたバックホーの操作時におけるトラクタの運転操作部を示す斜視図。 運転時における上記運転操作部に設けられたシート支持台を示す図で、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は平面図、(D)は正面図。 バックホー操作時における上記シート支持台を示す図で、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は平面図、(D)は正面図。 本発明の実施の形態にシート位置操作装置のスライド装置を構成する部品を示す分解図。 上記シート位置操作装置を示す側断面図。 上記シート位置操作装置を示す斜め下方から視た斜視図。 上記シート位置操作装置の回動装置を構成する部品を示す分解図。 上記回動装置の当接プレート及び規制プレートを示す分解図。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。作業車輌であるトラクタ1は、図1に示すように、前輪2及び後輪3に支持される走行機体(走行フレーム)5を有する。走行機体5の前部には、エンジンEが搭載され、エンジンEはボンネット6によって覆われている。ボンネット6の後方には、運転操作部7が配置されており、運転操作部7には、前方から順に、前輪2を操向するステアリング9と、操縦者が座る運転席10と、が設けられている。走行機体5の後部には、バックホー等の作業機を装着できる取付部(不図示)が配置されている。
上記運転席10は、図2に示すように、走行機体5に固定されるシート支持台11と、シート支持台11に支持されるシート12と、を有する。シート支持台11の下部には、走行機体5に対して、シート12を上下に昇降する昇降装置13が設けられ、シート支持台11の上部には、走行機体5に対して、シート12を前方及び後方に回動させると共に、シート12を前後に移動させるシート位置操作装置15が設けられている。操縦者がトラクタ1の走行からバックホーの操作に作業を切り替える際に、作業者は、シート支持台11を操作することによって、シート12の位置を高くし、シート12を前方から後方に回動させ、シート12の前後位置を調整する。上記操作によって、シート12は、図3に示すように、バックホー操作のための位置に移動される。昇降装置13及びシート位置操作装置15について、操縦者がトラクタ1を走行させる際の位置にシート12が固定された状態で説明する。
昇降装置13は、図2及び図4に示すように、走行機体5に固定される下部品16と、下部品16に上下に揺動可能に支持されるリンク17と、リンク17に回動自在に支持される上部品19と、から構成される。下部品16は、前後方向に延びる左右一対の取付部20を有し、取付部20は走行機体5にネジ止め固定される。取付部20の前方には、爪が後方に向かって突出した鉤形状の前鉤部21が前後に回動可能に支持されており、該前鉤部21は、前鉤部21の後面に連結されたスプリング22(図8参照)によって後方に向けて付勢されている。取付部20の後部には、取付部20の後部から斜め上後方に延びる傾斜板23が設けられており、傾斜板23の左右中央には、前後方向に延びる長孔であるスリット25が形成されている。傾斜板23の後部には、爪が前方に向かって突出した鉤形状の後鉤部26が前後に回動可能に支持されており、該後鉤部26は、後鉤部26の前面に連結されたスプリング(不図示)によって前方に向けて付勢されている。取付部20の前後方向における中央付近には、左右に延びる軸27(図5参照)が固定されており、該軸27にリンク17の一端が回動自在に連結されている。
上記上部品19は、左右一対に前後方向に延びるフレーム部29と、左右のフレーム部29をつなぐ基台30と、を有する。フレーム部29の前部には、左右に延びる軸31が、左右のフレーム部29に挟まれるように固定されている。リンク17の一端は、上述したように、軸27に回動自在に連結されており、リンク17の他端は、軸31に回動自在に連結されている。リンク17は前方に倒されており、軸31は、上記前鉤部21に取り外し可能に引っ掛けられて固定されている。フレーム部29の後部には、左右に延びる軸32が、固定されており、該軸32には、前後方向に延びる支持アーム33の一端が回動自在に連結されている。支持アーム33は、軸32から後方に延び、スリット25に挿入されている。支持アーム33は、そのスリット25に沿って前後に移動可能である。支持アーム33の他端には、支持アーム33がスリット25から抜けないために、左右に延びるピン35(図8参照)が設けられている。
上記基台30は、シート位置操作装置15の一部を構成しており、シート位置操作装置15の下部には、シート12を前方及び後方に回動させる回動装置(シート装置)36が設けられ、シート位置操作装置15の上部には、シート12を前後移動させるスライド装置37が設けられている。
スライド装置37は、図6に示すように、回動装置36に支持され、左右一対に前後方向に延びるレール状のガイド部39を有しており、ガイド部39には、ガイド部39に沿って前後方向に延びる左右一対のスライドフレーム40が、前後方向に摺動自在に支持されている。右のスライドフレーム40の側面には、スライドフレーム40に沿って延びるスライド用レバー41が支持されている。スライド用レバー41は、前後に延びる軸を中心に回動自在であり、操縦者がスライド用レバー41を回動させやすいように、スライド用レバー41の前端部は、90度屈曲されている。また、スライド用レバー41の後部には、長方形の形状である押圧プレート42が固定されており、スライド用レバー41が回動されることによって、押圧プレート42は、右のスライドフレーム40に接離する。押圧プレート42が右のスライドフレーム40に接触し、押圧されると、右のスライドフレーム40が変形する。その変形によって、右のガイド部39と右のスライドフレーム40との間の摩擦が上昇する。
左右のスライドフレーム40の前部には、上方向に延びるピン43A,43Bが固定されている。また、左右のスライドフレーム40の後部にも、上方向に延びるピン43C,43Dが固定されており、ピン43A,43B,43C,43Dの側面には、タップが切られている。ピン43A,43Bには、図4及び図6に示すように、左右のスライドフレーム40をつなぐように、前方設置台45がネジ止め固定されており、同様に、ピン43C,43Dにも、左右のスライドフレーム40をつなぐように後方設置台46がネジ止め固定されている。シート12が前方設置台45及び後方設置台46に支持されている。
上記回動装置36は、図7、図8及び図9に示すように、基台30を構成部品の一部として含んでおり、基台30の前後左右中央付近に、基台30の上面に対して垂直に貫通した孔47が形成されている。該孔47には、基台30の上面に対して垂直に延びる回動部材49が挿入され、該回動部材49は基台30に固定されている。基台30の上方には、回動部材49を中心に回動可能に支持される回動プレート50が設けられており、回動プレート50の上面の左右外側には、上記ガイド部39が支持されている。また、回動部材49は、基台30に固定される固定軸51と、該固定軸51に対して回動可能であり、回動プレート50に固定される回動軸52と、を有する。固定軸51の上端は、孔47に挿入されて基台30に固定されており、固定軸51は、その孔47から下方に延びる。固定軸51は、内部が基台30の上面に対して垂直に貫通した中空部材からなっており、固定軸51の中空部53には、回動軸52が挿入されている。回動軸52は、固定軸51と同様に基台30の上面に対して垂直に貫通した中空部材からなり、回動軸52の周面の上部は、回動プレート50に固定され、回動軸52は固定軸51の下端よりも下方に延びている。中空部材である回動軸52の中空部55には、シート12に設けられたセンサ(不図示)から延びるケーブル56が配索されており、中空部55を通過したケーブル56は、走行機体の制御部(不図示)に接続されている。
回動軸52の上端には、図4及び図6に示すように、L字形状に形成されたL字プレート57が固定されている。L字プレート57は、回動軸52に固定されたプレート部59を有し、プレート部59には、回動軸52を挿入して固定するための孔60が形成されている。また、L字プレート57は、プレート部59の一端から上方に向けて延びるプレート部61を有する。該プレート部61には、横方向に延びる回動用レバー62が回動自在に支持されている。回動用レバー62は、L字プレート57に支持された一端から外側に向けて延びており、回動プレート50及びフレーム部29よりも外側に延びた端は、操縦者が把持しやすいように、90度屈曲されている。回動プレート50の上面において、L字プレート57よりも外側かつガイド部39よりも内側に、上方に向かって延びる支持フレーム63が固定されている。支持フレーム63には、L字プレート57と同様に、回動用レバー62が回動自在に支持されている。回動プレート50の上面において、L字プレート57及び支持フレーム63の間には、逆U字形状に形成された逆U字フレーム65が固定されている。逆U字フレーム65の上面には、基台30の上面に対して垂直に貫通した孔66が形成されており、該孔66の直下の回動プレート50にも基台30の上面に対して垂直に貫通した孔67が形成されている。逆U字フレーム65の上方には、回動用レバー62に固定されたU字形状のU字プレート69が配置されており、該U字プレート69は、前方から後方に向けて切り欠かれた切欠き部70が形成されている。U字プレート69の上方には、回動用レバー62に沿って横方向に延びるピン71が支持されており、ピン71の中央には、切欠き部70及び孔66,67を通るピン72が固定されている。孔67の直下の基台30には、基台30の上面に対して垂直に貫通した孔73Aが形成され、ピン72は孔73Aも通って配置されている。また、基台30において、該孔73Aに対して固定軸51を挟んで180度反対の位置にも上下方向に貫通した孔73Bが形成される。
上記固定軸51の下面には、図8及び図10に示すように、板形状の一体物で形成された規制プレート(規制部)75が固定されている。規制プレート75は、基台30の上面に対して垂直な方向から、すなわち回動軸52の回動動作の中心となる中心軸76に平行な方向から視ると、「D」の形状となっている。規制プレート75は、中心軸76に平行な面である周面77が設けられており、該周面77は、回動軸52の回動動作の中心となる中心軸76を中心とした円弧面である曲面79を有する。また周面77は、曲面79の周方向の両端から、互いに平行かつ同方向に延びる第1の規制面80及び第2の規制面81を有する。曲面79は、中心軸76に対して右側に配置され、第1の規制面80及び第2の規制面81は、中心軸76を挟むように前後に配置されている。規制プレート75には、中心軸76に平行に貫通した孔82(図7参照)が形成されており、回動軸52は、その孔82を通り、規制プレート75の下方まで延びている。
回動軸52の下端には、L字形状に形成された当接プレート83がネジ止め固定されている。当接プレート83の一端には、中心軸76に平行に貫通した孔85が形成されており、該孔85に回動軸52が挿入されている。また、孔85は、円形ではなく、一部に直線を含む形状に形成され、孔85に挿入される回動軸52の下端も同様の形状に形成されている。上記形状によって、回動軸52と当接プレート83との位相がずれることが防止されている。当接プレート83の他端は、上方に向けて屈曲された爪部(当接部)86となっている。中心軸76に対して垂直な方向から視ると、爪部86の先端は、規制プレート75に重なって配置されている。中心軸76から爪部86までの距離は、曲面79の半径よりも長く構成されている。すなわち。曲面79の半径は、中心軸76と爪部86との距離よりも短い。また、第1の規制面80及び第2の規制面81には、爪部86が接触し得る第1の接触部87及び第2の接触部89が設けられている。中心軸76から第1の接触部87までの距離及び中心軸76から第2の接触部89までの距離は、中心軸76から爪部86までの距離と同じである。第1の接触部87に接触した爪部86の位置と第2の接触部89に接触した爪部86の位置との位相差が180度となるように、第1の接触部87及び第2の接触部89は配置されている。シート12が前方を向いている際に、爪部86は第2の接触部89に接触し、シート12が後方を向いている際に、爪部86は第1の接触部87に接触する。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、操縦者は、トラクタ1を走行させる際、シート12に着席して運転する。操縦者は、トラクタ1の後部に装着されたバックホーを操作する際、シート12の位置を移動させる。シート12の位置を移動させるために、操縦者は、まず前鉤部21を前方に回動させ、軸31から前鉤部21を外す。その後、操縦者は、上部品19を持ち上げ、軸32に後鉤部26を引っ掛ける。上部品19は、立ち上がったリンク17に支持されると共に、後鉤部26によって固定されるので、上昇した位置で固定される。
続いて、操縦者は、回動用レバー62を回動させて、U字プレート69を上昇させる。U字プレート69が上昇することによって、U字プレート69に支持されたピン72が引き上げられ、孔73Aから抜ける。これによって、基台30に対して回動プレート50が回動可能になり、操縦者は、回動プレート50を後方に回動させ、シート12を前方から後方に回動させることができる。操縦者がシート12を180度回動させると、爪部86が第1の接触部87に接触し、シート12は後方を向いた位置で停止する。すなわち、シート12の回動範囲は、180度に制限されている。シート12が停止した位置で、操縦者は、回動用レバー62を反対の方向に回動させて、U字プレート69を下降させる。U字プレート69が下降することによって、ピン72が孔73Bに挿入され、基台30に対して回動プレート50が固定される。これによって、シート12は、後方を向いた状態で固定される。
続いて、操縦者は、スライド用レバー41を回動させ、押圧プレート42を上方に回動させる。押圧プレート42が、上方に回動することによって、押圧プレート42は、スライドフレーム40から離れ、スライドフレーム40の変形が解消される。変形が解消されることによって、ガイド部39に対するスライドフレーム40の摩擦が小さくなり、操縦者は、ガイド部39に対してスライドフレーム40を前後に移動させることができる。操縦者は、スライドフレーム40を前後に移動させることによって、シート12を前後に移動させることができる。操縦者が、シート12を適当な位置に移動させた後、スライド用レバー41を逆方向に回転させると、スライドフレーム40は、再び押圧プレート42によって押圧される。このため、再びガイド部39に対するスライドフレーム40の摩擦が大きくなり、操縦者は、ガイド部39に対するスライドフレーム40の摺動動作を規制することができる。上述したように、操縦者がシート位置操作装置15を操作することによって、シート位置操作装置15は、図5に示すような体制となる。シート12は、図3に示すように、操縦者がバックホーを操作するための位置に固定される。
規制プレート75は、固定軸51に固定され、爪部86を有する当接プレート83は回動軸52に固定されるので、規制プレート75及び当接プレート83の設置位置が集約され、組立作業者が規制プレート75及び当接プレート83を取り付けるための作業が削減され、コストが低下する。また、規制プレート75及び当接プレート83の設置位置が集約されるので、部品が小型化され、設置スペースが削減される。このため、規制プレート75及び当接プレート83が他の部品の配置に干渉する虞が減少され、他の部品の配置が容易になる。
規制プレート75は、一体物で形成されるので、部品数が削減され、組立作業の工数が削減されると共に、コストが削減される。また、規制プレート75は、板形状であるので、加工が容易である。
周面77は、中心軸76を中心とした円弧面である曲面79と、曲面79の周方向の両端それぞれから、平行かつ同方向に延びる第1の規制面80及び第2の規制面81と、を有する形状であるので、規制プレート75は単純な形状であり、加工が容易である。
シート12の回動範囲は、上述のように180度に制限されるので、シート12は前方及び後方に回動するために必要な回動範囲が確保される最低限に設定される。このため、シート12の回動によるケーブル56の過剰なねじれが防止される。
なお、本発明の形態では、シート12の回動範囲が180度に制限されたが、これに限定せず、シート12が1回転以上しないために、回動範囲が360度又は他の角度に制限されても良い。
なお、本発明の形態では、中空部55にケーブル56が挿入されているがこれに限定せず、ワイヤ等も中空部55に挿入されることが可能である。これによって、ワイヤ等もシート12の回動によるケーブル56の過剰なねじれが防止される。
なお、本実施の形態では、規制プレート75が固定軸51に固定され、爪部86を有する当接プレート83が回動軸52に固定されたが、これに限定せず、規制プレート75が回動軸52に固定され、当接プレート83が回動軸52に固定されたものにも本発明は適用可能である。すなわち、固定軸51及び回動軸52のいずれか一方に当接プレート83が固定され、固定軸51及び回動軸52のいずれか他方に規制プレート75が固定されたものにも本発明は適用可能である。
なお、本実施の形態では、規制プレート75及び当接プレート83が基台30の下方に配置されたが、これに限定せず、規制プレート75及び当接プレート83が、基台30と回動プレート50との間又は回動プレート50の上方に配置されても良い。
5 走行フレーム(走行機体)
12 シート
36 シート装置(回動装置)
51 固定軸
52 回動軸
75 規制部(規制プレート)
76 中心軸
77 周面
79 曲面
80 第1の規制面
81 第2の規制面
86 当接部(爪部)
87 第1の接触部
89 第2の接触部
E エンジン

Claims (4)

  1. 走行フレームに対してシートを前方及び後方に回動させるシート装置において、
    前記走行フレームに支持され、前記シートの回動動作の中心となる固定軸と、
    前記固定軸に回動自在に支持されると共に、前記シートを支持し、前記固定軸と共に前記シートの回動動作の中心となる回動軸と、
    前記固定軸及び回動軸のいずれか一方に固定される当接部と、
    前記固定軸及び回動軸のいずれか他方に固定され、前記回動軸が回動することによって、前記当接部が接触し得る第1の接触部及び第2の接触部を有する規制部と、を備え、
    前記当接部が前記第1の接触部及び第2の接触部に接触することによって、前記回動軸の回動範囲が制限される、
    ことを特徴とするシート装置。
  2. 前記規制部は、板形状の一体物で形成されてなる、
    請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記規制部の周面は、前記回動動作の中心となる中心軸を中心とした円弧面である曲面と、
    前記曲面の周方向の両端それぞれから、互いに平行かつ同方向に延びる第1の規制面及び第2の規制面と、を有し、
    前記曲面の半径は、前記中心軸と前記当接部との距離よりも短く、
    前記第1の接触部は、前記第1の規制面にて構成され、
    前記第2の接触部は、前記第2の規制面にて構成されてなる、
    請求項2に記載のシート装置。
  4. 前記回動範囲は180度に制限される、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート装置。

JP2015200115A 2015-10-08 2015-10-08 シート装置 Active JP6539559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015200115A JP6539559B2 (ja) 2015-10-08 2015-10-08 シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015200115A JP6539559B2 (ja) 2015-10-08 2015-10-08 シート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017071330A true JP2017071330A (ja) 2017-04-13
JP6539559B2 JP6539559B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=58539124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015200115A Active JP6539559B2 (ja) 2015-10-08 2015-10-08 シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6539559B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001130292A (ja) * 1999-11-10 2001-05-15 Shigeru Co Ltd 車両用回転シート
JP2015099003A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 中外炉工業株式会社 ダクト式蓄熱装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001130292A (ja) * 1999-11-10 2001-05-15 Shigeru Co Ltd 車両用回転シート
JP2015099003A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 中外炉工業株式会社 ダクト式蓄熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6539559B2 (ja) 2019-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8763747B2 (en) Construction equipment machine with improved controller ergonomics
WO2014077387A1 (ja) シート装置
JP2009179303A (ja) ケーブル配索構造
JP2018052500A (ja) シート装置
US10059240B2 (en) Vehicle seat
JP2017071330A (ja) シート装置
JP5053212B2 (ja) ローダ作業機のエンジン設置構造
JP6033992B1 (ja) 作業車両
JP5115407B2 (ja) 車両用シートのケーブル配索構造
JP5359583B2 (ja) スライディングルーフ装置
JP2014100987A (ja) シート装置
JP2017065344A (ja) シート位置操作装置
JP6091858B2 (ja) シート装置
JP4987116B2 (ja) 建設機械の操作レバー装置およびコンソール
JP6279130B2 (ja) シート装置
JP2006062424A (ja) 作業車両の運転席
JP2014100988A (ja) シート装置
JP2014100992A (ja) シート装置
JP4236550B2 (ja) 旋回作業機のタンク取付構造
JP6634865B2 (ja) 作業車両
JP2019213565A (ja) 作業車両
JP2007522011A (ja) ウインドシールドワイパ装置を備えた車両
JPH0613654Y2 (ja) 作業車輌におけるレバー装置
KR20190016847A (ko) 트랙터용 써레
WO2016199701A1 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190610

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6539559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151