JP2017071183A - 複合体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属素形材102および金属素形材102の表面に形成されている有機樹脂層104を含む塗装金属素形材10と、ホットメルトフィルム30と、被接合体20と、を有する複合体100において、ホットメルトフィルム30が、有機樹脂層104および被接合体20に溶着している複合体100。
【選択図】図1
Description
[1]金属素形材および前記金属素形材の表面に形成されている有機樹脂層を含む塗装金属素形材と、ホットメルトフィルムと、被接合体と、を有する複合体であって、前記ホットメルトフィルムは、前記有機樹脂層および前記被接合体に溶着している、複合体。
[2]前記有機樹脂層は、ポリプロピレン系樹脂を含む、[1]に記載の複合体。
[3]前記有機樹脂層は、ポリウレタン系樹脂を含む、[1]に記載の複合体。
[4]前記有機樹脂層の付着量は、0.2g/m2以上である、[1]〜[3]のいずれかに記載の複合体。
[5]前記ホットメルトフィルムの融点は、50〜200℃である、[1]〜[4]のいずれかに記載の複合体。
[6]前記被接合体は、鉄系金属、非鉄系金属、有機樹脂およびガラスからなる群から選択される一または複数の材料の成形体を含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の複合体。
[7]前記有機樹脂層は、防錆剤を含有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の複合体。
[8]金属素形材および前記金属素形材の表面に形成されている有機樹脂層を含む塗装金属素形材と、前記有機樹脂層に接するように配置されているホットメルトフィルムとを有する積層体に対して、前記ホットメルトフィルムに接するように被接合体を配置する工程と、前記被接合体が接している前記ホットメルトフィルムの少なくとも一部を、加熱して、前記ホットメルトフィルムを前記有機樹脂層および前記被接合体に溶着させる工程と、を含む、複合体の製造方法。
[9]さらに、前記金属素形材の、前記有機樹脂層に接するように前記ホットメルトフィルムを配置して、前記積層体を形成する工程を含む、[8]に記載の複合体の製造方法。
[10]前記有機樹脂層は、ポリプロピレン系樹脂を含む、[8]または[9]に記載の複合体の製造方法。
[11]前記有機樹脂層は、ポリウレタン系樹脂を含む、[8]または[9]に記載の複合体の製造方法。
[12]前記有機樹脂層の付着量は、0.2g/m2以上である、[8]〜[11]のいずれかに記載の複合体の製造方法。
[13]前記ホットメルトフィルムの融点は、50〜200℃である、[8]〜[12]のいずれかに記載の複合体の製造方法。
[14]前記被接合体は、鉄系金属、非鉄系金属、有機樹脂およびガラスからなる群から選択される一または複数の材料の成形体を含む、[8]〜[13]のいずれかに記載の複合体の製造方法。
[15]前記有機樹脂層は、防錆剤を含有する、[8]〜[14]のいずれかに記載の複合体の製造方法。
本発明の複合体は、塗装金属素形材と、ホットメルトフィルムと、被接合体とを有する。前記ホットメルトフィルムは、前記塗装金属素形材の有機樹脂層と、前記被接合体とに溶着し、前記塗装金属素形材と前記被接合体とを接合している。
本発明に係る塗装金属素形材は、金属素形材および有機樹脂層を含む。有機樹脂層は、金属素形材の表面に形成されている。塗装金属素形材は、金属素形材と有機樹脂層との間に化成処理皮膜が形成されていてもよいが、本発明に係る塗装金属素形材は、有機樹脂層とホットメルトフィルムとの密着性が高いため、化成処理皮膜を有さなくてもよい。以下、塗装金属素形材の各要素について説明する。
金属素形材とは、金属に熱や力などが加えられ、形を与えられたものをいう。塗装基材となる金属素形材は、金属板、そのプレス成形品、あるいは、鋳造、鍛造、切削、粉末冶金などにより成形された金属製の部材である。金属素形材の種類は、特に限定されない。金属素形材の例には、金属板、金属板のプレス加工品および金属部材などが含まれる。上記金属板の例には、亜鉛めっき鋼板、Zn−Al合金めっき鋼板、Zn−Al−Mg合金めっき鋼板、Zn−Al−Mg−Si合金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、ステンレス鋼板(オーステナイト系、マルテンサイト系、フェライト系、およびフェライト・マルテンサイト二相系を含む)、アルミニウム板、アルミニウム合金板、および銅板などが含まれる。金属板は、冷延鋼板などの圧延された鋼板でもよい。上記金属部材の例には、アルミダイカストおよび亜鉛ダイカストを含む鋳造、鍛造、切削加工、および粉末冶金などにより成形された各種金属部材などが含まれる。金属素形材は、必要に応じて、脱脂、酸洗などの公知の塗装前処理が施されていてもよい。
前述のように、塗装金属素形材は、金属素形材と有機樹脂層との間に化成処理皮膜が形成されていてもよい。化成処理皮膜は、金属素形材の表面に形成されており、金属素形材と有機樹脂層との間の密着性および金属素形材の耐食性を向上させる。化成処理皮膜は、金属素形材の表面のうち、少なくとも後述する被接合体と接合する領域(接合面)に形成されていればよいが、皮膜形成を容易にする観点からは、金属素形材の表面全体に形成されることが好ましい。
有機樹脂層は、有機樹脂を含有する層であり、金属素形材とホットメルトフィルムとの間の密着性を向上させる。有機樹脂層は、金属素形材上、すなわち金属素形材の表面または化成処理皮膜の表面、に形成されている。有機樹脂層がホットメルトフィルムに溶着することにより、本発明の複合体では、金属素形材および被接合体が、有機樹脂層およびホットメルトフィルムを介して、より強固に密着される。
上記ポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレン骨格と、水素結合性官能基とを含む高分子化合物である。上記ポリプロピレン系樹脂の例には、酸変性ポリプロピレンが含まれる。上記酸変性ポリプロピレンは、ポリプロピレンの構成単位中にカルボキシル基またはその無水物基が導入されたポリプロピレンである。上記ポリプロピレン系樹脂中の当該水素結合性官能基の量は、金属素形材に対する十分な接着性が得られる範囲から適宜に決められる。また、上記ポリプロピレン系樹脂は、上記水素結合性官能基以外の他の官能基をさらに含んでいてもよい。
上記ポリウレタン系樹脂は、ポリウレタン骨格と、上記水素結合性官能基とを含む高分子化合物である。上記ポリウレタン系樹脂の例には、ポリカーボネート含有ポリウレタン(以下、「PC含有ポリウレタン」とも言う)が含まれる。上記ポリウレタン系樹脂中の当該水素結合性官能基の量は、金属素形材に対する十分な接着性が得られる範囲から適宜に決められる。また、上記ポリウレタン系樹脂は、上記水素結合性官能基以外の他の官能基をさらに含んでいてもよい。また、上記ポリウレタン系樹脂の重量平均分子量は、本発明の効果が得られる範囲において特に限定されない。
有機樹脂層は、本発明の効果が得られる範囲において、添加剤をさらに含有していてもよい。当該添加剤の例には、金属酸化物、防錆剤、リン化合物、潤滑剤、消泡剤、エッチング剤、無機化合物、ならびに色材などが含まれる。
有機樹脂層における上記有機樹脂の付着量は、後述のホットメルトフィルムとの間の密着性が十分となる量であればよい。塗装金属素形材の耐食性をより高める観点からは、有機樹脂の付着量は、0.2g/m2以上が好ましい。有機樹脂の付着量の上限値は、特に限定されないが、上記の効果が頭打ちになる観点や、生産性の観点、コストの観点などから決めることができる。たとえば、有機樹脂の付着量は、20g/m2程度以下であることが好ましい。
ホットメルトフィルムの種類は、熱可塑性樹脂組成物の延伸または押し出し成形などの既存の方法で作製された、加熱により溶融して種々の部材と接合力を発現する成分で構成されるフィルムまたはシート状のものであれば、特に限定されない。
本発明の複合体において、被接合体は、前述の塗装金属素形材の表面、より正確には、前述の塗装金属素形材が有する有機樹脂層、に前記ホットメルトフィルムを介して接合されている。被接合体の形状は、特に限定されず、用途に応じて適宜選択されうる。なお、よりホットメルトフィルムとの密着性をより高める観点からは、被接合体は、ホットメルトフィルムとの接合面の少なくとも一部が有機樹脂で被覆されていることが好ましい。上記有機樹脂の材料は、被接合体の表面の少なくとも一部を被覆し、かつ乾燥させることができれば、その種類は特に限定されず、たとえば、上記塗装金属素形材に用いる有機樹脂層に含まれうる有機樹脂とすることができる。
本発明に係る塗装金属素形材の製造方法は、特に限定されない。たとえば、本発明に係る塗装金属素形材は、以下の方法により製造されうる。
本工程では、前記塗装金属素形材と、塗装金属素形材の有機樹脂層に接するように配置されている前記ホットメルトフィルムとを有する積層体に対して、上記有機樹脂層に接するように配置されているホットメルトフィルムに接するように前記被接合体を配置する。前記積層体は、後述する3)、4)の工程により製造したものでもよいし、別途用意したものでもよい。
本工程では、前記ホットメルトフィルムを加熱して、前記有機樹脂層および前記被接合体に加熱融着させて、ホットメルトフィルムを介して被接合体を前記塗装金属素形材に接合させる。加熱は、上記被接合体とホットメルトフィルムとが接触している面の少なくとも一部に行えばよいが、より密着性を高める観点からは、上記接触している面の全面に対して行うことが好ましい。
本工程では、塗装金属素形材に対して、その有機樹脂層に接するようにホットメルトフィルムを配置する。上記塗装金属素形材は、後述する4)工程により製造したものでもよいし、別途用意したものでもよい。ホットメルトフィルムを配置する方法は、特に限定されず、公知の方法から適宜選択すればよい。そのような方法の例には、あらかじめフィルム状に成形したホットメルトフィルム用樹脂を、塗装金属素形材の表面に熱ロール等により接着する方法、および、押出機から供給したホットメルトフィルム用樹脂を塗装金属素形材に層状に積層して、冷却ローラーなどによって冷却および固着する方法などが含まれる。また、あらかじめ成形したシート状のホットメルトフィルムを、接着または固着させずに、有機樹脂層に接するように設置してもよい。
本工程では、塗装基材となる金属素形材を用意し、この金属素形材に有機樹脂層を形成し、塗装金属素形材とする。化成処理皮膜を形成する場合は、有機樹脂層を形成する前に金属素形材に化成処理を行う。化成処理皮膜を形成しない場合は、このまま有機樹脂層を形成する。
(1)金属板
溶融Zn−Al−Mg合金めっき鋼板として、片面あたりのめっき付着量が45g/m2の溶融Zn−6質量%Al−3質量%Mg合金めっき鋼板を使用した。基材鋼板は板厚が1.6mmの冷間圧延鋼板(SPCC)を使用した。
有機樹脂のエマルジョン、ポリエチレンワックスおよび架橋剤を水に添加して、不揮発成分が20質量%の有機樹脂塗料を調製した。
調製した9種類の有機樹脂塗料について、保管安定性を評価した。密閉容器に入れた各有機樹脂塗料を40℃恒温槽中で保管し、有機樹脂塗料の状態を観察した。各有機樹脂塗料について、30日以上安定であったものを「○」、30日未満で増粘あるいは固化したものを「×」と評価した。結果を表1および表2に示す。
上記金属板を液温40℃、pH12のアルカリ脱脂水溶液(SD−270;日本ペイント株式会社)に1分間浸漬して、表面を脱脂した。次いで、脱脂した金属板の表面に、上記(2)で調製した有機樹脂塗料1をロールコーターで塗布し、到達板温が150℃となるように、熱風乾燥機で乾燥させて、有機樹脂層を形成した。こうして、塗装金属板1を得た。また、有機樹脂塗料1に代えて有機樹脂塗料2〜9のそれぞれを用いる以外は同様にして、塗装金属板2〜9を得た。
塗装金属板1を幅70mm×長さ150mmに切り出し、端面部を全周シールしてサンプル1を作製した。次いで、サンプル1を塩水噴霧試験機に投入し、72時間後の白錆発生面積率を求め、当該白錆発生面積率から塗装金属板1の耐食性を評価した。塩水噴霧72時間後の白錆発生面積率が10%未満の場合を「○」、10%以上30%未満を「△」、30%以上を「×」と評価した。また、塗装金属板1に代えて塗装金属板2〜12のそれぞれを用いた以外は同様にして、塗装金属板2〜10の耐食性を評価した。結果を表3に示す。
(1)塗装金属素形材
塗装金属板1〜10のそれぞれを切断し、幅(W11)25mm×長さ(L12)100mmの寸法の塗装金属素形材1〜10を準備した(図1Aおよび図1B参照)。なお、塗装金属素形材1〜10のそれぞれの厚さは、1.6mmである。
(2−1)塗装金属板
塗装金属板として、実施例1で用いた塗装金属板1〜10と同様の金属板を用意し、上記塗装金属板1〜10と同様に切断して、それぞれ被接合体1〜10とした。
木片として、厚さ9mmのヒノキ材を用意して、被接合体11とした。また、上記木片に、実施例1で調製した有機樹脂塗料4をハケ塗りし、60℃の乾燥オーブン内で1時間乾燥させて有機樹脂層を形成し、被接合体12とした。
ガラス板として、厚さ6mmのフロート板ガラスを用意して、被接合体13とした。
CFRPとして、厚さ0.2mmのエポキシ樹脂含浸プリプレグ(東レ製、トレカ3255S−25)を用意して、被接合体14とした。
CFRTPとして、厚さ2mmのポリプロピレン樹脂含浸プリプレグ(サカイオーベック製、SA−3203PT1)を用意して、被接合体15とした。
紙として、厚さ5mmのAフルートダンボール片を用意して、被接合体16とした。
ホットメルトフィルムとして、ポリウレタン(以下、「PU」とも記す)系ホットメルトフィルム、ポリエステル(以下、「PE」とも記す)系ホットメルトフィルム、ポリアミド(以下、「PA」とも記す)系ホットメルトフィルム、ポリウレタンエラストマー(以下、「PU−E」とも記す)系ホットメルトフィルム、およびポリプロピレン(以下、「PP」とも記す)系ホットメルトフィルムを準備した。
塗装金属素形材10としての塗装金属板1(25mm×100mm)の長手方向の一片に、幅(W11)25mm、長さ(L11)12.5mmのPU系ホットメルトフィルム30を有機樹脂層に接するように配置し、前記PU系ホットメルトフィルムを挟み込むようにして、被接合体20としての塗装金属板1(25mm×100mm)を重ねて密着させた(図3A、図3B)。
塗装金属素形材、ホットメルトフィルムおよび被接合体の種類を下記表4に示されるように変更した以外は実施例1と同様にして、引張り試験用のサンプルを作製した。
実施例1〜15および比較例1〜4で得られた引張り試験用のサンプルにおける塗装金属板を島津製作所製、オートグラフAG−ISに設置し、室温で、上記サンプルの両端を引張速度5mm/分で引っ張り、上記接合部が破断したときの最大荷重(N)を接合面積で除した値(N/mm2=MPa)を算出し、せん断強度とした。上記サンプルを引っ張る向きは、接合面と平行でかつ互いに反対向きの方向(図3A中のX方向)であり、引張速度は、100mm/分であった。
20、40 被接合体
30 ホットメルトフィルム
100、200、300 複合体
102 金属素形材
104 有機樹脂層
402 凹部
404 つば部
500 定板
Claims (15)
- 金属素形材および前記金属素形材の表面に形成されている有機樹脂層を含む塗装金属素形材と、
ホットメルトフィルムと、
被接合体と、
を有する複合体であって、
前記ホットメルトフィルムは、前記有機樹脂層および前記被接合体に溶着している、複合体。 - 前記有機樹脂層は、ポリプロピレン系樹脂を含む、請求項1に記載の複合体。
- 前記有機樹脂層は、ポリウレタン系樹脂を含む、請求項1に記載の複合体。
- 前記有機樹脂層の付着量は、0.2g/m2以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合体。
- 前記ホットメルトフィルムの融点は、50〜200℃である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合体。
- 前記被接合体は、鉄系金属、非鉄系金属、有機樹脂およびガラスからなる群から選択される一または複数の材料の成形体を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合体。
- 前記有機樹脂層は、防錆剤を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合体。
- 金属素形材および前記金属素形材の表面に形成されている有機樹脂層を含む塗装金属素形材と、前記有機樹脂層に接するように配置されているホットメルトフィルムとを有する積層体に対して、前記ホットメルトフィルムに接するように被接合体を配置する工程と、
前記被接合体が接している前記ホットメルトフィルムの少なくとも一部を、加熱して、前記ホットメルトフィルムを前記有機樹脂層および前記被接合体に溶着させる工程と、
を含む、複合体の製造方法。 - さらに、前記塗装金属素形材の、前記有機樹脂層に接するように前記ホットメルトフィルムを配置して、前記積層体を形成する工程を含む、請求項8に記載の複合体の製造方法。
- 前記有機樹脂層は、ポリプロピレン系樹脂を含む、請求項8または9に記載の複合体の製造方法。
- 前記有機樹脂層は、ポリウレタン系樹脂を含む、請求項8または9に記載の複合体の製造方法。
- 前記有機樹脂層の付着量は、0.2g/m2以上である、請求項8〜11のいずれか1項に記載の複合体の製造方法。
- 前記ホットメルトフィルムの融点は、50〜200℃である、請求項8〜12のいずれか1項に記載の複合体の製造方法。
- 前記被接合体は、鉄系金属、非鉄系金属、有機樹脂およびガラスからなる群から選択される一または複数の材料の成形体を含む、請求項8〜13のいずれか1項に記載の複合体の製造方法。
- 前記有機樹脂層は、防錆剤を含有する、請求項8〜14のいずれか1項に記載の複合体の製造方法。
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