JP2017070539A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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橋本 和彦
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
内山 亘
Wataru Uchiyama
亘 内山
尾関 祐仁
Sukehito Ozeki
祐仁 尾関
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Abstract

【課題】非接触の乾燥検知手段で、衣類の乾燥度合いやその分布を検知する。【解決手段】被乾燥物(衣類4)を収容する回転ドラム2と、回転ドラム2を内装した筐体1と、回転ドラム2を回転駆動するモータ3と、回転ドラム2内の被乾燥物の乾燥度合いを非接触で検知する乾燥検知手段と、乾燥運転を実行する制御手段13とを備え、乾燥検知手段は、回転ドラム2の上部に配設され、制御手段13は、乾燥検知手段の検知に基づいて回転ドラム2内の被乾燥物の乾燥状態を判定するように構成されたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥検知センサを備えた衣類乾燥機に関する。
衣類乾燥機は、使い勝手をよくするために自動的に運転を停止する制御装置を備えたものが主流である。
図7は、従来の衣類乾燥機の縦断面模式図である。図7に示されるように、本体51の上部にモータ62が吊設され、本体51内に設けられ乾燥室56を構成する回転ドラム53は、ベルト63を介してモータ62により駆動される。また、回転ドラム53の背面側に設けられた送風室58内のファン65はベルト64を介してモータ62により駆動される。送風室58は、正面側に回転ドラム53から連通する吸込み口60を有する。回転ドラム53の前面に形成された衣類投入口54は、本体51の前面に開口しており、扉55で開閉される。衣類投入口54の下部には給気口61が設けられ、送風室58から給気口61まで連通する風路57が設けられ、乾燥室56を含んで循環路が形成されている。風路57の途中には熱交換室59が設けられている。熱交換室59の内部には風路57の上流側に蒸発器66、下流側に凝縮器67がそれぞれ配置されている。蒸発器66と凝縮器67は、圧縮機68、キャピラリチューブ等の膨張機構69とともにヒートポンプ装置を構成している。
乾燥運転時、ファン65により循環される循環空気は、図7に示される矢印の方向に流れる。まず、乾燥室56から送風室58へ吸い込まれて風路57へ排出された循環空気は高湿空気であり、蒸発器66で冷却されて除湿されて乾燥する。この乾燥空気は、凝縮器67で加熱されて高温低湿空気となる。そして、この高温低湿空気は、給気口61から乾燥室56に供給され、その中に収容された衣類等の被乾燥物Aの乾燥に供される(例えば、特許文献1参照)。
電極センサ70が回転ドラム53の内部に取り付けられ、被乾燥物Aに接触するように配設されている。電極センサ70は、絶縁部材に2個の導電部材が離れて設けられて構成され、導電部材間の抵抗値rを検出することによって被乾燥物Aの乾燥状態を検知する。また、サーミスタによる温度センサ71が吸込み口60の近傍に設けてある。制御装置は、温度センサ71を用いて回転ドラム53から吹き出してくる高湿空気の温度を検知する。
図8に示されるように、乾燥運転が進むにつれて、電極センサ70の導電部材間の抵抗値rが変化する。抵抗値rが所定時間T1連続して設定値bよりも大きくなった後の時刻t2より、一定の乾燥延長時間T3経過した時刻t4において乾燥運転を終了するようになっている。また、図9に示されるように、温度センサ71の温度が、ある一定温度cになるまでの乾燥時間t6より、乾燥室56内に入っている被乾燥物Aの容量を検知し、乾燥延長時間T3にフィードバックするようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−178289号公報 特開平5−253397号公報
しかしながら上記従来の構成では、電極センサの設置場所や大きさによって衣類の接触頻度が異なり、正確な衣類の乾燥状態を求めることが困難であるという課題があった。特に、衣類が少ない時は、衣類と電極との接触頻度は少なくなってしまうので、乾燥運転がすぐ終了してしまうことがあった。
本発明は、上記従来の衣類乾燥機が有している課題を解決するものであり、回転ドラム内に収容された被乾燥物の多少にかかわらず正確に乾燥度合いを検知し、乾燥状態を判定して、的確に乾燥運転を終了することができる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを内装した筐体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを非接触で検知する乾燥検知手段と、乾燥運転を実行する制御手段とを備え、前記乾燥検知手段は、前記回転ドラムの上部に配設され、前記制御手段は、前記乾燥検知手段の検知に基づいて前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥状態を判定するように構成されたものである。
この構成によって、回転ドラム内に投入された被乾燥物の量の多少にかかわらず、非接触で乾燥度合いを正確に判定し、乾燥運転中でも乾燥検知を行うことができ、乾燥終了を正確に判断することができる。そして、衣類容量に応じて効率良く衣類の乾燥を行うことができ、乾燥運転を的確に終了して省エネ性を向上させることができる。
本発明の衣類乾燥機は、非接触で回転ドラム内の衣類の乾燥度合分布を検知し、回転ドラム内に投入された被乾燥物の乾燥率を正確に検知することができ、衣類容量に応じて効率良く衣類の乾燥を行うことができ、乾燥運転を的確に終了して省エネ性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機の側面から見た模式図 本実施の形態における衣類乾燥機を正面から見た模式図 光の波長に対する水の吸収率の関係を示すグラフ 本実施の形態における衣類乾燥機の画像検知手段の波長に対する分光感度特性を示すグラフ 本実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 従来の衣類乾燥機の縦断面模式図 同衣類乾燥機の電極の検出抵抗値と時間変化との関係を示すグラフ 同衣類乾燥機の温度センサの温度と時間変化との関係を示すグラフ
第1の発明の衣類乾燥機は、被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを内装した筐体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを非接触で検知する乾燥検知手段と、乾燥運転を実行する制御手段とを備え、前記乾燥検知手段は、前記回転ドラムの上部に配設され、前記制御手段は、前記乾燥検知手段の検知に基づいて前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥状態を判定するように構成されたものである。
この構成によって、回転ドラムの開口部から非接触で回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを検知することにより、回転ドラム内に投入された被乾燥物の量の多少にかかわらず、非接触で乾燥度合いを検知することができ、乾燥終了を正確に判断することができ、乾燥運転を的確に終了して省エネ性を向上させることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記乾燥検知手段は、画像検知手段と光源と特定の波長の光を透過させるフィルターとを含み、前記光源の光を照射した前記被乾燥物の反射光を前記フィルターを介して前記画像検知手段で検出し、前記被乾燥物の乾燥度合いを検知するように構成されたものである。この構成によって、乾燥検知手段は、被乾燥物の乾燥度合いを光の反射量から正確に検知することができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、前記乾燥検知手段は、光の波長が900nm〜2000nmの近赤外光の領域を検知するように構成されたものである。この構成によって、乾燥検知手段は、衣類に含まれる水分量を近赤外光の反射量から被乾燥物の乾燥度合いを正確に検知することができる。
第4の発明は、特に第1から第3のいずれかの発明において、前記回転ドラム内の被乾燥物の容量を検出する容量検知手段を備え、前記容量検知手段は、前記画像検知手段からの画像情報をもとに、前記被乾燥物の容量を検知するように構成されたものである。この構成によって、容量検知手段は画像情報から正確に衣類の容量を求め、乾燥時間にフィードバックさせることができるので、効率良く確実に衣類の乾燥を行うことができる。
第5の発明は、特に第1から第4のいずれかの発明において、前記制御手段は前記乾燥検知手段による乾燥度合いの検知結果と、前記回転ドラム内の被乾燥物の容量を検知した結果と合わせて、乾燥度合いのばらつき分布を検知するように構成されたものである。この構成によって、制御手段は、光の強弱による画像の濃淡から被乾燥物の乾燥度合いを正確に検知して乾燥度合いのばらつきを検知し、乾燥終了を正確に判断することができる。
第6の発明は、特に第5の発明において、前記制御手段は、乾燥度合いのばらつき分布を検知した後、十分乾燥できていないところはその領域を重点的に乾燥させるように構成されたものである。この構成によって、制御手段は、乾燥ばらつきから乾燥できていない領域を判断し、乾燥の遅い被乾燥物の乾燥を速めるようにして、乾燥終了を正確に判断することができる。
第7の発明は、特に第5または第6の発明において、前記制御手段は、乾燥度合いのばらつき分布を検知した後、十分乾燥できている衣類があれば乾燥完了衣類の存在を使用者に知らしめるために報知するように構成されたものである。この構成によって、制御手段は、乾燥度合いのばらつきがあっても十分乾燥した衣類を検知して使用者に報知する。そして、使用者が乾燥した被乾燥物を取り出すことにより、残りの被乾燥物を効率良く乾燥させることができるので、省エネ性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥機を側面から見た模式図である。図2は、本実施の形態における衣類乾燥機を正面から見た模式図である。
図1と図2において、衣類乾燥機本体の筐体1の内部に、衣類4等の被乾燥物が投入さ
れて乾燥運転時に回転する回転ドラム2が内装されている。回転ドラム2は、有底円筒形状で、正面側(図1において左側)に前面扉1aで開閉され衣類4が出し入れされる開口部9が設けられている。回転ドラム2の背面側には、回転ドラム2を回転駆動するモータ3が設けられている。回転ドラム2の円筒壁の内側には、衣類4を撹拌する回転補助手段10が配設されている。
回転ドラム2の正面側から背面側にかけて循環空気が流れる循環風路5が設けられている。循環風路5は、回転ドラム2の正面側に設けられた排気口7aから排気通路7を通じ、送風機14を介して給気通路6から給気口6aを通って回転ドラム2に通じる風路である。循環空気は、循環風路5に示される矢印の方向に流れる。循環空気を加熱するヒータ16が給気通路6に設けられている。また、循環空気の温度を検知する温度検知手段11が排気通路7に設けられている。
乾燥検知手段として、撮像素子から成る画像センサである画像検知手段19と、ハロゲンランプからなる光源21と、近赤外光の特定の波長のみを透過させる近赤外光フィルター22とが開口部9の上部近傍に設けられている。画像検知手段19は、画像検知領域20に示されるように回転ドラム2の対角線方向の範囲を検出し、回転ドラム2内の衣類4を俯瞰することができるようになっている。
光源21は近赤外光を発しており、この光は衣類4で反射されたり吸収されたりする。画像検知手段19は、その反射光を近赤外光フィルター22を通して近赤外光の特定の波長の光の強度を検出する。この時の反射光の強弱は衣類4に含まれる水分量に反比例し、水分が多い時は反射光の強度は弱くなり、水分が少ない時は反射光の強度は強くなる。
制御手段13は、温度検知手段11からの循環空気の温度情報や画像検知手段19からの検知情報を取得し、送風機14につながれた送風量制御手段15と、ヒータ16につながれた送風温度制御手段17と、モータ3につながれたドラム回転制御手段18を制御して乾燥運転を実行する。また、制御手段13は、画像検知手段19から画像情報を取得し、回転ドラム2内の被乾燥物である衣類4の容量や衣類4の占める面積を検知する容量検知手段としても画像検知手段19を利用している。
制御手段13による衣類4の乾燥状態の判定について説明する。
今、回転ドラム2の回転方向が図2で示される矢印40のように正面から見て時計方向、すなわち右回りであるとする。衣類乾燥機の電源がONになると乾燥運転がはじまる。画像検知手段19を有する乾燥検知手段は、衣類4からの反射光の強度を測定し、乾燥度合いを検知する。このとき、回転ドラム2が停止していると、より正確な乾燥度合いを検知することができるが、回転しているときでも、ある瞬間の状態を検出すれば衣類4の乾燥度合いを検知することができる。例えば、衣類4が水分を含んでいる場合、光源21から発せられた光は、衣類4に含まれる水分で吸収され、衣類4からの反射光の強度は乾燥した衣類4より弱くなる。すなわち、反射光の強度が弱くなれば、衣類4は湿っていて乾燥度合いが低いと検知され、制御手段13はまだ乾燥が完了していないと判断して乾燥運転を継続する。
具体的には、衣類4に含まれる水分量が多いと、近赤外光の反射光の強度が弱くなるので画像検知手段19から得られる画像情報は暗くなる。乾燥が進み衣類4に含まれる水分量が少なくなってくると、近赤外光の反射光の強度は強くなるので画像検知手段19から得られる画像情報は白くなってくる。このようにして、乾燥検知手段は、画像検知手段19から得られる画像情報より、乾燥度合いを検知する。そして、制御手段13は、乾燥検知手段による乾燥度合いの検知結果と、回転ドラム2内での衣類4の占める面積や衣類4
の容量を検知した結果とあわせて、乾燥度合いのばらつきを検知して乾燥状態を判断する。
図3は、光の波長に対する水の吸収率の関係を示すグラフである。図4は、画像検知手段の波長に対する分光感度特性を示すグラフである。図3に示されるように、波長970nm近傍の近赤外線の光は水による吸収が大きい。すなわち、衣類4に含まれる水分により、光源21から発せられた近赤外線の光は吸収され、特に波長970nmの反射光の強度は弱くなる。したがって、970nm近傍の光のみを透過させる近赤外光フィルター22を画像検知手段19の前に設置して、反射光の強度を測定すると、衣類4の乾燥度合いを検知することができる。
換言すれば、回転ドラム2内の衣類4に含まれる水分が少なくなり、乾燥が進めば、この波長の反射光の強度は強くなる。例えば、衣類乾燥機に容量4kgで含水率40%の衣類4を収容して乾燥運転をした場合、乾燥状態の衣類4の反射光の強度を1とすると、乾燥初期の970nm近傍の反射光の強度は弱く、約1/3の程度しかない。しかし、乾燥が進むにつれて反射光の強度は強くなり、強度が1に近くなれば乾燥が完了したと判断できる。このようにして、回転ドラム2内の衣類4の乾燥度合いを正確に検知し、乾燥状態を判定することができ、制御手段13は乾燥運転を的確に終了することができる。
さらに、乾燥運転中に衣類4の乾燥度合いを非接触で検知することができるので、衣類4の多少にかかわらず正確に乾燥度合いを検知することができる。なお、乾燥が完了したと判定したあとに念のために運転を継続する延長時間は、従来、衣類4の容量に関係なく20分間程度に設定されているが、本実施の形態では、乾燥度合いを正確に検知できるので延長時間は基本的に必要なく、念のために1分間から5分間程度設定すれば十分である。
なお、乾燥度合いの検知において、本実施の形態は、光源から放射された近赤外線が被乾燥物の水分に吸収されずに反射した反射光の強度を測定するもので、水分の有無そのものを判定することができる。一方、同じ赤外線でも遠赤外線を検知することで被乾燥物の温度を検知して判定する方法がある。遠赤外線は、物体からそれ自体の温度に応じて放射されるものである。したがって、遠赤外線による方法は、光源は必要ないが、あくまで加熱された被乾燥物の温度から乾燥状態を推測するものであり、水分の有無を直接検知しているものではないところが本実施の形態とは異なる。
次に、本実施の形態の衣類乾燥機の動作について図面を参照しながら説明する。図5は、本実施の形態における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートである。
まず、使用者は、衣類乾燥機の回転ドラム2内に乾燥させたい衣類4を投入する(ステップS0)。次に、衣類乾燥機の様々の設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。制御手段13は、回転ドラム2の前面扉1aの上部で光源21の近傍に設置された画像検知手段19により回転ドラム2内に投入された衣類の画像を取得し、この画像情報によって衣類4の量を検出し、衣類容量を判定する(ステップS2)。
次に、制御手段13は、回転ドラム2を回転させ(ステップS3)、衣類4の高さが平均化されるようにし、回転ドラム2を一旦停止する(ステップS4)。制御手段13は、この状態で再度、画像検知手段19により回転ドラム2内の衣類の画像情報を取得し、回転ドラム2内に占める衣類4の量を検出し、衣類容量を判定する(ステップS5)。
このようにして、制御手段13は、正確な衣類容量を判定した後、乾燥運転を開始する
(ステップS6)。これによって、回転ドラム2が回転し、ヒートポンプ装置によって暖められた温風が回転ドラム2内に導入される。この温風は、衣類4を温めた後、送風機14の運転により回転ドラム2から循環風路5へ排出される。制御手段13は、この温風にさらされる衣類4に対して光源21から近赤外光を照射し、その衣類4からの反射光を970nm近傍の波長のみを透過させる近赤外光フィルター22を通して画像検知手段19によって画像情報を取得する(ステップS7)。
衣類4の湿気が高い時は衣類4からの反射光強度が小さくなるので、画像としては暗くなるが、乾燥が進み衣類4の湿気が低くなると、衣類4からの反射光強度が高くなるので、画像としては明るくなる。この画像情報をもとに、画像の濃淡から乾燥度合いを検知し、乾燥状態の判定を行う(ステップS8)。この画像情報では3次元空間の衣類情報を表しているので、全てが同一の濃淡ではなく分布が生じるので、濃淡を平均化してある明るさの閾値以上になったら乾燥が完了したと判定することができる(ステップS9)。
この乾燥完了と判定した後の延長時間を、容量別に設定することができる。例えば、判定された衣類容量が8kgの場合は5分、4kgの場合は3分、1kgの場合は1分と延長時間を設定し、乾燥運転をすることができる(ステップS10)。このように各衣類容量に対して乾燥延長時間を設定することによって最適に乾燥させて運転を終了させることができる(ステップS11)。
このように、回転ドラム2の開口部9の内側上部に、非接触で衣類4の画像を取得できる画像検知手段19を設置することによって、衣類4からの近赤外光の反射光強度を計測して、回転ドラム2内の衣類4の含水率分布を正確に検知することができる、コンパクトな乾燥検知手段を構築することができる。さらに、この画像検知手段19からの可視画像情報より、回転ドラム2内の衣類4の容量を検知することもできる。この画像検知手段19を用いて、回転ドラム2内に投入された衣類4の含水率を検知し、乾燥運転中に衣類の乾燥状態の判定を行うことができ、乾燥後に衣類容量に応じた最適な延長時間を設定できる。これにより、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を向上させることができる。
なお、乾燥検知手段で検知する光の波長は970nm近傍の近赤外光の領域として説明したが、これに限られるものではなく、水分の存在を検知して衣類の乾燥具合を正確に検知することができればよく、図3には示されていないが、光の波長が900nm〜2000nmの近赤外光の領域であればよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。衣類乾燥機の構成は、実施の形態1で説明した図1と図2に示されるものと同様である。図6は、本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップS0〜ステップS6は実施の形態1と同様である。
まず、使用者は、衣類乾燥機の回転ドラム2内に乾燥させたい衣類4を投入する(ステップS0)。次に、衣類乾燥機の様々の設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。制御手段13は、回転ドラム2の前面扉1aの上部で光源21の近傍に設置された画像検知手段19により回転ドラム2内に投入された衣類の画像を取得し、この画像情報によって衣類4の量を検出し、衣類容量を判定する(ステップS2)。
次に、制御手段13は、回転ドラム2を回転させ(ステップS3)、衣類4の高さが平
均化されるようにし、回転ドラム2を一旦停止する(ステップS4)。制御手段13は、この状態で再度、画像検知手段19により回転ドラム2内の衣類の画像情報を取得し、回転ドラム2内に占める衣類4の量を検出し、衣類容量を判定する(ステップS5)。
このようにして、制御手段13は、正確な衣類容量を判定した後、乾燥運転を開始する(ステップS6)。これによって、回転ドラム2が回転し、ヒートポンプ装置によって暖められた温風が回転ドラム2内に導入される。この温風は、衣類4を温めた後、送風機14の運転により回転ドラム2から循環風路5へ排出される。
次に、制御手段13は、一旦、回転ドラム2を停止し、光源21から衣類4に対して近赤外光を照射し、その衣類4からの反射光を970nm近傍の波長のみを透過させる近赤外光フィルター22を通して画像検知手段19から画像情報を取得する(ステップS17)。
衣類4の湿気が高い時は衣類4からの反射光強度が小さくなるので、画像としては暗くなるが、乾燥が進み衣類4の湿気が低くなると、衣類4からの反射光強度が高くなるので、画像としては明るくなる。この画像情報をもとに、画像の濃淡から乾燥度合いを検知し、回転ドラム2内での衣類4の占める面積や衣類4の容量を検知した結果と合わせて、乾燥度合いのばらつき分布を検知する。その中で濃淡がうすく、乾燥が完了した衣類の存在を判定する(ステップS18)。そして、乾燥完了衣類があれば、ブザー等で報知して使用者に知らせる(ステップS19)。使用者は乾燥した衣類を取り出し、再度乾燥運転をスタートさせる。
制御手段13は、濃淡の濃い領域、すなわちまだ乾燥できていない衣類の乾燥を継続する(ステップS20)。乾燥が進み、画像の濃淡分布がなくなって濃い領域がほとんどなくなってきたら(ステップS21)、乾燥が完了したと判定して乾燥運転を終了させる(ステップS22)。
すなわち、この画像情報では3次元空間の衣類情報を表しているので、全てが同一の濃淡ではなく分布が生じ、反射光強度の強い領域、すなわち画像の濃淡のうすい領域が多くなる。制御手段13は、乾燥が完了した衣類4があると判定したら、使用者に乾燥完了衣類がある旨、ブザー等で知らせ、使用者は乾燥した衣類4を取り出す。これによって、その衣類4の過乾燥を防ぎ、またその後乾燥を継続することができるので、衣類量も少なくなり、省エネにもなり、乾燥速度も速くなるので時間短縮にもなり、効率良く残りの衣類4の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、効率性を向上させることができる。
このとき、乾燥度合いのばらつき分布を検知した後、十分乾燥できていないところはその領域を重点的に乾燥させるように送風や回転ドラムの回転を調整することにより、乾燥の遅い衣類4の乾燥を速めるようにして、時間短縮を図りつつ乾燥の完了を正確に判断することができる。
以上、2つの実施の形態を説明したが、画像検知手段19において、撮像素子から成る画像センサに代えて、近赤外線センサを用いてもよい。この近赤外線センサは1500nm近傍の光を検知することができればよく、この画像の濃淡を検知することによって、乾燥分布を取得することができ、乾燥した衣類4を検知することができる。
本発明は、衣類からの特定の波長に対する光の反射強度を検知することによって、含水量の多少を正確に判定し、乾燥途中でもすばやく衣類乾燥検知を行うことができ、乾燥完
了の検知を正確に行えるので、家庭用に限らずオフィスや工場等の業務用などの衣類乾燥機においても利用可能である。
1 筐体
2 回転ドラム
3 モータ
4 衣類
13 制御手段
19 画像検知手段
20 画像検知領域
21 光源
22 近赤外光フィルター(フィルター)

Claims (7)

  1. 被乾燥物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを内装した筐体と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥度合いを非接触で検知する乾燥検知手段と、乾燥運転を実行する制御手段とを備え、
    前記乾燥検知手段は、前記回転ドラムの上部に配設され、
    前記制御手段は、前記乾燥検知手段の検知に基づいて前記回転ドラム内の被乾燥物の乾燥状態を判定するように構成された衣類乾燥機。
  2. 前記乾燥検知手段は、画像検知手段と光源と特定の波長の光を透過させるフィルターとを含み、前記光源の光を照射した前記被乾燥物からの反射光を前記フィルターを介して前記画像検知手段で検出し、前記被乾燥物の乾燥度合いを検知するように構成された請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記乾燥検知手段は、光の波長が900nm〜2000nmの近赤外光の領域を検知するように構成された請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記回転ドラム内の被乾燥物の容量を検出する容量検知手段を備え、前記容量検知手段は、前記画像検知手段からの画像情報をもとに、前記被乾燥物の容量を検知するように構成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記制御手段は、前記乾燥検知手段による乾燥度合いの検知結果と、前記回転ドラム内の被乾燥物の容量を検知した結果と合わせて、乾燥度合いのばらつき分布を検知するように構成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  6. 前記制御手段は、乾燥度合いのばらつき分布を検知した後、十分乾燥できていないところはその領域を重点的に乾燥させるように構成された請求項5に記載の衣類乾燥機。
  7. 前記制御手段は、乾燥度合いのばらつき分布を検知した後、十分乾燥できている衣類があれば乾燥完了衣類の存在を使用者に知らしめるために報知するように構成された請求項5または6に記載の衣類乾燥機。
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