JP2017070246A - 植物栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低湿度環境と高湿度環境とを容易に切り替える。【解決手段】栽培対象の植物(P)を収容する栽培容器(20)と、前記植物(P)に光を照射する照明装置(30)と、前記植物(P)が栽培される空間である栽培空間(G)を保湿するための保湿位置と、前記栽培空間(G)を外部に開放する換気位置とに切り替え可能に備えられた防湿シート(40)とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、植物栽培装置に関するものである。
従来、植物工場等の閉鎖空間では、空調等により温度および湿度の制御を行いながら植物を栽培している。
また、特許文献1には、茸類の菌を植え付けた菌床を載せる複数の棚段を備えた生育ラックの周囲全周を、ラック内が密閉状態になるようにカバーで覆うことにより、菌床の生育に伴って放出される水分でカバー内の湿度を高く保つ技術が開示されている。
また、特許文献2には、植物類を生産する植物工場の上部に照明設備を設け、照明設備の下部に設置された栽培台の上に透明材料製の仕切カバーを設け、空調装置およびCO供給装置からの管路を仕切カバーの内部に連通させることにより、温度、湿度、およびCO濃度の調整を行う空間を制限して植物生育に適した環境維持のためのエネルギ消費量を抑制する技術が開示されている。
特開2005−73673号公報(2005年3月24日公開) 特開平6−30660号公報(1994年2月8日公開)
ところで、例えばイチゴ等の植物の栽培においては、明期と暗期とを周期的に繰り返すとともに、明期には光合成を促進するために換気を行って植物の周囲を低湿度環境とし、暗期には植物の周囲を高湿度環境にすることにより、生育を促進できることが知られている。
また、イチゴ等の植物をビニールハウス等で太陽光により栽培する場合には暗期に温度が低下することにより湿度が自然に上昇して高湿度状態になるが、植物栽培工場等で照明装置の光により栽培する場合に高湿度状態を実現するためには、加湿器等で人工的に高湿度状態を作り出す必要があることが知られている。
ところが、上記特許文献1,2の技術では、明期と暗期とで湿度条件を異ならせることについては考慮されておらず、植物周囲の空間がカバーによって常に密閉状態にされている。
このため、上記特許文献1,2の技術では、明期と暗期とで湿度条件を異ならせる必要のある植物を栽培する場合に、植物の生育を適切に促進させることができない場合がある。
また、特許文献1,2の技術では、カバー内が常に高湿度状態に維持されるので、(i)植物にカビや病気が発生しやすいという問題、および(ii)カバーによって密閉される空間に各種機器(例えば、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、CO濃度センサ、照明装置、空調装置など)が配置されている場合に、それらの機器が劣化しやすいという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、植物を栽培する栽培空間を低湿度環境と高湿度環境とに容易に切り替えることのできる植物栽培装置を提供することにある。
本発明の一態様にかかる植物栽培装置は、栽培対象の植物を収容する栽培容器と、前記植物が栽培される空間である栽培空間を保湿するための保湿位置と、前記栽培空間を外部に開放する換気位置とに切り替え可能に備えられた防湿シートとを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、防湿シートの位置を切り替えることにより、栽培空間を保湿状態(高湿度環境)と換気状態(低湿度環境)とに容易に切り替えることができる。
本発明の実施形態1にかかる植物栽培装置の概略構成を示す斜視図である。 図1の植物栽培装置に備えられる栽培棚の断面図であり、(a)は防湿シートを保湿位置に配置した状態、(b)は防湿シートを換気位置に配置した状態を示している。 (a)は図1の植物栽培装置において防湿シートを保湿位置に配置した状態を示す説明図であり、(b)は換気位置に配置した状態を示す説明図である。 本発明の実施形態2にかかる植物栽培装置を示す説明図であり、(a)は防湿シートを保湿位置に配置した状態、(b)は防湿シートを換気位置に配置した状態を示している。 本発明の実施形態3にかかる植物栽培装置を示す説明図であり、(a)は防湿シートを保湿位置に配置した状態を示す断面図、(b)〜(d)は防湿シートを保湿位置から換気位置に移動させるときの状態を示す側面図である。 本発明の実施形態3にかかる植物栽培装置の制御系の構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、後述する植物栽培装置100を用いてイチゴを栽培する場合について説明するが、栽培対象の植物はイチゴに限るものではない。また、本実施形態では、1または複数の植物栽培装置100を植物栽培工場の栽培室内に配置し、後述する照明装置30から照射する光で植物の栽培を行う場合について説明するが、これに限るものではない。
(1−1.植物栽培装置100の概略構成)
図1は本実施形態にかかる植物栽培装置100の概略構成を示す斜視図である。また、図2は植物栽培装置100に備えられる栽培棚10における当該栽培棚10の延伸方向に垂直な断面の断面図であり、(a)は植物栽培装置100に備えられる防湿シート40を保湿位置に配置した状態、(b)は防湿シート40を換気位置に配置した状態を示している。なお、図1では、説明の便宜上、防湿シート40の図示を省略している。
図1および図2に示したように、植物栽培装置100は、栽培棚(ラック)10と、栽培容器20と、照明装置30とを備えている。
栽培棚10は、鉛直方向に延伸する4本の支柱部11a〜11dと、支柱部11aの上端と支柱部11bの上端、および支柱部11cの上端と支柱部11dの上端をそれぞれ接続する2本の連結部12と、支柱部11aの上端と支柱部11cの上端、および支柱部11bの上端と支柱部11dの上端をそれぞれ接続する2本の連結部13とを備えている。本実施形態では、連結部13の方が連結部12よりも長くなっており、それによって略直方体状の栽培棚10が形成されている。
また、支柱部11aと支柱部11cとの間には、鉛直方向に沿って所定間隔を隔てて3本の栽培容器支持棒14aが水平方向に延伸するように取り付けられている。また、支柱部11bと支柱部11dとの間における各栽培容器支持棒14aに対して水平方向に対向する位置には、栽培容器支持棒14bがそれぞれ水平方向に延伸するように取り付けられている。
また、水平方向に対向する栽培容器支持棒14a,14bには、栽培容器20が引掛けられている。具体的には、栽培容器20は、図2の(a)および(b)に示したように、当該栽培容器20の延伸方向に垂直な断面における水平方向両側の側面の形状が、下方へ向かうほど幅が狭くなり、かつ外側に凸の曲線形状(いわゆる、おわん型形状)になっており、これら両側面の上端部には水平方向外側に突出する引掛部21がそれぞれ設けられている。引掛部21は、栽培容器支持棒14a,14bの外形に応じた形状になっており、引掛部21を栽培容器支持棒14a,14bに引掛けることにより、栽培容器20が栽培容器支持棒14a,14bに支持されている。
なお、本実施形態では、各栽培棚10に栽培容器20を3つ配置した構成について説明するが、栽培容器20の設置個数はこれに限るものではなく、例えば各栽培棚10に4つ以上の栽培容器20を配置してもよい。また、栽培容器支持棒14a,14bの数は、栽培容器20の設置個数に応じて適宜変更すればよい。また、栽培容器20の材質は特に限定されるものではなく、例えば、樹脂、金属、木材などを用いることができる。また、栽培容器20は、柔軟性を有するシート状の部材からなるものであってもよい。また、栽培容器20に培地や植物を直接収容してもよく、培地や植物を収容した容器(例えば植木鉢など)を栽培容器20に収容するようにしてもよい。
また、支柱部11aと支柱部11cとの間、および支柱部11bと支柱部11dとの間における、各栽培容器支持棒14a,14bから上方に所定距離だけ離れた位置には、水平方向に延伸する照明装置支持棒15a,15bがそれぞれ取り付けられている。
また、各照明装置支持棒15a,15bには、水平方向(当該照明装置支持棒15a,15bの延伸方向)に沿って所定距離を隔てて複数(本実施形態では2つ)の照明装置取付部15cが取り付けられている。各照明装置取付部15cは、図1に示したように、照明装置支持棒15a,15bの延伸方向に垂直かつ水平方向に延伸しており、一端側が照明装置支持棒15aに取り付けられ、他端側が照明装置支持棒15bに取り付けられている。また、各照明装置取付部15cにおける栽培容器20との対向面には、照明装置30が取り付けられている。
なお、本実施形態では、栽培棚10の各部(支柱部11a〜11d、連結部12、栽培容器支持棒14a,14b、照明装置支持棒15a,15b、および照明装置取付部15c)を、既製品のアルミニウム製構造材で構成している。これにより、組立を容易に行うことができ、コストを低減することができる。ただし、栽培棚10の各部の材質はこれに限るものではなく、他の材質からなる部材を用いてもよい。
また、照明装置30は、それぞれLED(light emitting diode;発光ダイオード)を光源とする複数本の照明灯31を備えている。各照明灯31は、照明装置支持棒15a,15bの延伸方向(栽培容器20の延伸方向)に略平行な方向に沿って延伸する形状を有しており、互いにわずかな隙間を隔てて配置されている。なお、照明灯31の光源はLEDに限るものではなく、例えば蛍光灯などの他の光源を用いてもよい。また、各照明灯31の配置方法についても特に限定されるものではない。
なお、本実施形態では、照明装置30に備えられる各照明灯31のオン/オフを制御することにより、照明装置30による光の照射を中断する期間である暗期と、照明装置30によって植物に光を照射する期間である明期とを切り替えるようになっている。
(1−2.防湿シート)
図2の(a)および(b)に示したように、植物栽培装置100は、各段の栽培容器20に対応して防湿シート40を備えている。
防湿シート40は、水蒸気を透過しない性質を有するシート状の部材であり、図2の(a)に示す保湿位置と、図2の(b)に示す換気位置とに移動可能に配置されている。また、本実施形態では、明期には防湿シート40を換気位置に配置し、暗期には防湿シート40を保湿位置に配置する。
防湿シート40の材質は、水蒸気の通過を防止あるいは抑制することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン、塩化ビニルなどを用いることができる。なお、防湿シート40として、酸素や二酸化炭素を通過させる一方、水蒸気および水滴の通過を防止あるいは抑制する材料からなるシートを用いてもよい。
図2の(a)に示したように、防湿シート40を保湿位置に配置した状態では、栽培容器20と当該栽培容器20の上方に配置された照明装置30との間の植物を栽培する空間である栽培空間Gにおける栽培容器20の延伸方向に平行な両側面および上面に防湿シート40が配置され、栽培空間Gがその外部の空間から概ね遮蔽される。なお、栽培空間Gにおける栽培容器20の延伸方向に垂直な両側面についても防湿シート40あるいは他の部材で遮蔽するようにしてもよい。
上記の構成により、防湿シート40を保湿位置に配置することで、植物あるいは培地から蒸発する水分が栽培空間Gの外部に放散されることを抑制し、栽培空間Gを保湿することができる。なお、防湿シート40は、保湿位置において栽培空間Gから外部への水分の拡散を抑制できればよく、必ずしも栽培空間Gを完全に密閉する必要はない。
また、図2の(b)に示したように、換気位置では、最上段の栽培容器20に対応する防湿シート40は折り畳まれて照明装置取付部15c上に載置され、2段目および3段目の栽培容器20に対応する防湿シート40は折り畳まれて照明装置取付部15cあるいは照明装置支持棒15a,15bに取り付けられた収納フック(保持部)41に引っ掛けられて収容される。
なお、収納フック41の材質および形状は、防湿シート40を換気位置で保持できるものであれば特に限定されるものではない。また、収納フック41は、照明装置取付部15cあるいは照明装置支持棒15a,15bに常時取り付けられていてもよく、防湿シート40を換気位置に配置するときに照明装置取付部15cあるいは照明装置支持棒15a,15bに取り付けるようにしてもよい。
また、最上段の栽培容器20に対応する防湿シート40についても、2段目および3段目と同様、収納フック41を用いて収容するようにしてもよい。また、2段目および3段目の栽培容器20に対応する防湿シート40を、最上段と同様、照明装置取付部15c上に載置するようにしてもよい。
図2の(b)に示したように、防湿シート40を換気位置に配置した状態では、栽培空間Gの両側面が当該栽培空間Gの外部に露出される。これにより、栽培空間Gはその外部の空間と連通して換気される。
図3の(a)は保湿位置における防湿シート40および植物Pの状態を示す説明図であり、図3の(b)は換気位置における防湿シート40および植物Pの状態を示す説明図である。
図3の(a)に示すように、本実施形態では、防湿シート40を保湿位置に配置したときに、防湿シート40の下端と栽培容器20との間に隙間が形成され、この隙間からイチゴの果実(被収穫部分)fが防湿シート40によって保湿される空間の外部に露出するようになっている。また、図3の(b)に示すように、換気状態では、植物Pの側方が開放されて栽培空間Gが外部に開放され、換気される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態と同じ機能を有する部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図4は、本実施形態にかかる植物栽培装置100における栽培容器20およびその周囲の断面図であり、(a)は防湿シート40が保湿位置に配置されている状態、(b)は防湿シート40が換気位置に配置されている状態を示している。
図4の(a)および(b)に示すように、本実施形態では、照明装置支持棒15a,15bの近傍に、照明装置支持棒15a,15bと略平行に延伸する巻取部材42が配置されており、栽培空間Gの上面(照明装置30および照明装置取付部15cの上面)は防湿シート40によって覆われている。
巻取部材42は軸方向を中心として回転可能に備えられており、巻取部材42の外周面の一部に防湿シート40が取り付けられている。
これにより、巻取部材42を回転させて巻取部材42に巻き付けられた防湿シート40を引き出して下方に垂らすことにより、図4の(a)に示したように、防湿シート40が保湿位置に配置される。また、巻取部材42を回転させて防湿シート40を巻取部材42に巻き取ることにより、図4の(b)に示すように、防湿シート40が換気位置に配置される。
なお、防湿シート40の位置を保湿位置と換気位置とに切り替える際に巻取部材42を回転させる方法は特に限定されるものではない。例えば、巻取部材42を手動により回転させるようにしてもよい。また、巻取部材42を回転駆動するためのモータやギア等からなる駆動手段を備えておき、その駆動手段の動作を制御することにより巻取部材42を回転させてもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態と同じ機能を有する部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5の(a)は本実施形態にかかる植物栽培装置100における栽培容器20およびその周囲の断面図であり、(b)から(d)は防湿シート40を保湿位置から換気位置へ移動させる処理を示す説明図である。
図5の(a)に示すように、本実施形態では、照明装置支持棒15a,15bの近傍に、照明装置支持棒15a,15bと略平行に延伸するレール43が配置されており、栽培空間Gの上面(照明装置30および照明装置取付部15cの上面)は防湿シート40によって覆われている。
また、レール43には当該レール43の延伸方向に沿って移動可能な複数のランナー44が備えられており、これら複数のランナー44に防湿シート40が取り付けられている。あるいは、防湿シート40の端部に複数のフック(図示せず)を取り付け、それら複数のフックをランナー44に引っ掛けるようにしてもよい。
これにより、図5の(b)に示したように保湿位置に配置されている防湿シート40を、図5の(c)および(d)に示すようにレール43に沿って移動させることで、換気位置に移動させることができる。また、その逆の動作を行うことにより、防湿シート40を換気位置から保湿位置に移動させることができる。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した実施形態と同じ機能を有する部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態にかかる植物栽培装置100の制御系の構成を示すブロック図である。この図に示すように、植物栽培装置100は、制御部50、照明装置30、シート移動装置(移動装置)51、タイマー52、および設定入力部53を備えている。
シート移動装置51は、モータおよびギア等からなり(いずれも図示せず)、制御部50の指示に応じて防湿シート40の位置を保湿位置と換気位置とに移動させる。シート移動装置51の構成は、防湿シート40の位置を保湿位置と換気位置とに移動させることができる構成であれば特に限定されるものではない。例えば、シート移動装置51は、図4に示したように、防湿シート40を巻き上げたり引き出したりすることにより、保湿位置と換気位置とに移動させる構成であってもよい。また、シート移動装置51は、図5に示したように、防湿シート40を水平方向に移動させることにより、保湿位置と換気位置とに移動させる構成であってもよい。
タイマー52は、制御部50の指示に応じて時刻を計時する。また、設定入力部53は、ユーザからの指示を受け付けて制御部50に伝達する。
制御部50は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM、ROM、HDDなどの記憶部(いずれも図示せず)などにより構成されるコンピュータ装置であり、上記記憶部に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することで植物栽培装置100の各部の動作を制御する。
例えば、制御部50は、設定入力部53を介して入力されるユーザからの指示に応じて、明期および暗期の時間を設定する。そして、制御部50は、タイマー52の計時結果に応じて明期と暗期とを切り替え、明期には照明装置30を点灯させるとともにシート移動装置51によって防湿シート40を換気位置に移動させ、暗期には照明装置30を消灯させるとともに防湿シート40を保湿位置に移動させる。
これにより、明期と暗期とを自動的に切り替えさせることができるので、ユーザの作業負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では、明期および暗期の2段階の期間を設ける場合について説明したが、これに限らず、例えば明期と暗期との中間の期間を設けるなど、3段階以上の期間を設定してもよい。また、制御部50が、照明装置30およびシート移動装置51の動作制御に加えて、植物栽培装置100が配置されている栽培室(図示せず)内の温度および湿度を調整する空調装置の動作を制御するようにしてもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる植物栽培装置100は、栽培対象の植物Pを収容する栽培容器20と、前記植物Pが栽培される空間である栽培空間Gを保湿するための保湿位置と、前記栽培空間Gを外部に開放する換気位置とに切り替え可能に備えられた防湿シート40とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、防湿シート40の位置を切り替えることにより、栽培空間Gを保湿状態と換気状態とに容易に切り替えることができる。
本発明の態様2にかかる植物栽培装置100は、上記態様1において、前記植物Pに光を照射する照明装置30を備え、前記防湿シート40は、前記照明装置30による光の照射を中断する期間である暗期に保湿位置に切り替えられ、前記照明装置30によって前記植物Pに光を照射する期間である明期に換気位置に切り替えられる構成である。
上記の構成によれば、明期に植物Pの周囲の換気を促進させて光合成を促進させ、暗期に植物Pの周囲を高湿度環境にすることにより、植物の生育を促進させることができる。
本発明の態様3にかかる植物栽培装置100は、上記態様2において、前記防湿シート40は、前記換気位置において前記照明装置30から前記植物Pへの光の照射を阻害しない位置に配置される構成である。
上記の構成によれば、防湿シート40によって照明装置30から植物Pへの照射光量が低下することを防止できる。
本発明の態様4にかかる植物栽培装置100は、上記態様2または3において、前記照明装置30は、前記防湿シート40によって保湿される空間に配置されている構成である。
上記の構成によれば、上記照明装置30が配置される空間を換気状態において外部に開放し、換気することができるので、照明装置30が常に高湿度環境に配置される場合に比べて、上記照明装置30の劣化を抑制することができる。
本発明の態様5にかかる植物栽培装置100は、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記植物Pは被収穫部分(果実f)が前記栽培容器20の外部に垂れ下がる植物であり、前記防湿シート40は、前記保湿位置において前記被収穫部分(果実f)が当該防湿シート40によって保湿される空間の外部に露出するように配置される構成である。
上記の構成によれば、防湿シート40が前記保湿位置に配置されているときでも被収穫部分(果実f)が保湿空間の外部に配置されるので、被収穫部分(果実f)にカビの付着や病気の発生などの不具合が生じることを抑制できる。
本発明の態様6にかかる植物栽培装置100は、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記防湿シート40の位置を前記保湿位置と前記換気位置との間で移動させる移動装置(シート移動装置51)を備えている構成である。
上記の構成によれば、防湿シート40の位置を前記保湿位置と前記換気位置との間で容易に移動させることができる。
本発明の態様7にかかる植物栽培装置100は、上記態様2から4のいずれかにおいて、前記栽培容器20および前記照明装置30を支持するラック(栽培棚10)を備え、前記防湿シート40は、前記換気位置において、前記照明装置30または前記ラック(栽培棚10)における前記照明装置30の上方の位置に載置されるか、あるいは前記照明装置30または前記ラック(栽培棚10)に取り付けられた保持部(収納フック41)に保持される構成である。
上記の構成によれば、換気位置に配置された防湿シート40を適切に保持することができる。
本発明の態様8にかかる植物栽培装置100は、上記態様1から7のいずれかにおいて、前記防湿シート40は、シート面に略平行な方向にスライドさせるか、あるいは巻き取ることにより、前記保湿位置から前記換気位置に切り替えられる構成である。
上記の構成によれば、防湿シート40の位置を保湿位置から換気位置に容易に切り替えることができる。
本発明の態様9にかかる植物栽培方法は、栽培対象の植物Pを収容する栽培容器20と、前記植物Pが栽培される空間である栽培空間の周囲に配置された防湿シート40とを備えた植物栽培装置100を用いて植物を栽培する植物栽培方法であって、前記防湿シート40の位置を、前記栽培空間を保湿するための保湿位置と、前記栽培空間を外部に開放する換気位置とに切り替える切替工程を含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、防湿シート40の位置を切り替えることにより、栽培空間Gを保湿状態(高湿度環境)と換気状態(低湿度環境)とに容易に切り替えることができる。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することもできる。
10 栽培棚(ラック)
11a〜11d 支柱部
12 連結部
13 連結部
14a、14a 栽培容器支持棒
15a、15a 照明装置支持棒
15c 照明装置取付部
20 栽培容器
21 引掛部
30 照明装置
31 照明灯
40 防湿シート
41 収納フック(保持部)
42 巻取部材
43 レール
44 ランナー
50 制御部
51 シート移動装置(移動装置)
52 タイマー
53 設定入力部
100 植物栽培装置
f 果実(被収穫部分)
G 栽培空間

Claims (5)

  1. 栽培対象の植物を収容する栽培容器と、
    前記植物が栽培される空間である栽培空間を保湿するための保湿位置と、前記栽培空間を外部に開放する換気位置とに切り替え可能に備えられた防湿シートとを備えていることを特徴とする植物栽培装置。
  2. 前記植物に光を照射する照明装置を備え、
    前記防湿シートは、前記照明装置による光の照射を中断する期間である暗期に保湿位置に切り替えられ、前記照明装置によって前記植物に光を照射する期間である明期に換気位置に切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記防湿シートは、前記換気位置において前記照明装置から前記植物への光の照射を阻害しない位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の植物栽培装置。
  4. 前記照明装置は、前記防湿シートによって保湿される空間に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の植物栽培装置。
  5. 前記植物は被収穫部分が前記栽培容器の外部に垂れ下がる植物であり、
    前記防湿シートは、前記保湿位置において前記被収穫部分が当該防湿シートによって保湿される空間の外部に露出するように配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の植物栽培装置。
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