JP2017069943A - 画像処理装置及び複合装置 - Google Patents

画像処理装置及び複合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017069943A
JP2017069943A JP2016149775A JP2016149775A JP2017069943A JP 2017069943 A JP2017069943 A JP 2017069943A JP 2016149775 A JP2016149775 A JP 2016149775A JP 2016149775 A JP2016149775 A JP 2016149775A JP 2017069943 A JP2017069943 A JP 2017069943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concealment
level
image
unit
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016149775A
Other languages
English (en)
Inventor
瑩 姚
Ying Yao
瑩 姚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Publication of JP2017069943A publication Critical patent/JP2017069943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00127Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture
    • H04N1/00204Connection or combination of a still picture apparatus with another apparatus, e.g. for storage, processing or transmission of still picture signals or of information associated with a still picture with a digital computer or a digital computer system, e.g. an internet server
    • H04N1/00209Transmitting or receiving image data, e.g. facsimile data, via a computer, e.g. using e-mail, a computer network, the internet, I-fax
    • H04N1/00222Transmitting or receiving image data, e.g. facsimile data, via a computer, e.g. using e-mail, a computer network, the internet, I-fax details of image data generation or reproduction, e.g. scan-to-email or network printing
    • H04N1/00225Transmitting or receiving image data, e.g. facsimile data, via a computer, e.g. using e-mail, a computer network, the internet, I-fax details of image data generation or reproduction, e.g. scan-to-email or network printing details of image data generation, e.g. scan-to-email or network scanners
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00002Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for
    • H04N1/00005Diagnosis, testing or measuring; Detecting, analysing or monitoring not otherwise provided for relating to image data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】ユーザが宛先毎に原稿を作成することなく、所望する内容のデータを指定した宛先に送信することができる画像処理装置及び複合装置を提供する。【解決手段】画像処理装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部101と、画像読取部で読み取った画像に対する隠蔽レベルを記憶する記憶部102と、隠蔽レベルに基づいて、画像に対して隠蔽処理を行う隠蔽処理部103と、隠蔽処理を行った後の画像を出力する出力部104と、を有する。画像処理装置100によれば、異なるセキュリティレベル要求に応じて異なる原稿を作成することなく、隠蔽レベルに応じて原稿における所望する内容のデータを出力することができる。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図る。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置及び複合装置に関する。
従来技術には、原稿をスキャンした後、スキャンによって取得された原稿データを電子メールにて所定の宛先に送信する画像処理装置がある。
そのような技術については、例えば、日本特許文献である特開2015−41215号公報を参照されたい。
ここで注意すべきことは、上記背景技術の紹介は、本発明の技術方案に対して、より明瞭かつ完全な説明を行うことに利便を図りながら、当業者が理解しやすいように供するものに過ぎない。それらの方案が、本発明の背景技術の部分に記載されていることだけで、上記の技術方案が当業者により公知にされたものであると認定してはならない。
特開2015−41215号公報
従来技術の画像処理装置に原稿のスキャンを行わせるユーザは、宛先に応じて原稿を複数作成して、画像処理装置に宛先毎に対応する原稿をスキャンさせる必要があった。そうすると、ユーザは、原稿を複数作成して、画像処理装置にスキャンを複数回行わせる必要があるので、作業量が大きかった。
本発明の目的は、ユーザが宛先毎に原稿を作成することなく所望する内容のデータを指定した宛先に送信することができる画像処理装置及び複合装置を提供することである。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部で読み取った前記画像に対する隠蔽レベルを記憶する記憶部と、前記隠蔽レベルに基づいて、前記画像読取部で読み取った前記画像に対して隠蔽処理を行う隠蔽処理部と、前記隠蔽処理を行った後の画像を出力する出力部とを有することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る複合装置は、前記画像処理装置を備えることを特徴とする。
本発明の有益な効果は、本発明に係る画像処理装置によれば、異なるセキュリティレベル要求に応じて異なる原稿を作成することなく、隠蔽レベルに応じて原稿における所望する内容のデータを出力することができることである。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図ることができる。
本発明の実施例1に係る画像処理装置100の構造の概略図である。 本発明の実施例1に係る画像処理装置100により実行される画像処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る画像処理装置300の構造の概略図である。 本発明の実施例2に係るスキャンにおける隠蔽レベル標記設定の設定画面((a)から(d))の例を示す概略図である。 本発明の実施例2に係る隠蔽レベルに応じたスキャン処理のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る隠蔽処理のフローチャートである。 本発明の実施例2に係るスキャンレベルの設定((a)及び(e))及びそれに対応するスキャン結果としての出力((b)から(d))の例を示す概略図である。 本発明の実施例3に係るスキャンレベルの設定((a)及び(e))及びそれに対応するスキャン結果としての出力((b)から(d))の例を示す概略図である。 本発明の実施例4に係る電子ファイル印刷における隠蔽レベル標記設定の設定画面((a)から(c))の例を示す概略図である。 本発明の実施例4に係る隠蔽レベルに応じた電子ファイル印刷処理のフローチャートである。 本発明の実施例5に係る記憶部306に記憶されたテーブルの概略図である。 本発明の実施例5に係る「スキャンto電子メール」宛先の設定画面の概略図である。 本発明の実施例5に係る隠蔽レベルに応じた「スキャンto電子メール」処理のフローチャートである。
上記した図面の簡単な説明及び図面を参照して、本発明の特定の実施の形態は詳しく開示され、本発明の原理が使用されることも示される。理解すべきことは、本発明の実施の形態に、本発明の範囲は限定されないことである。添付される特許請求の範囲の精神及び請求項の範囲内において、本発明の実施の形態は、多くの変更、修正が可能であり、及び均等物を含む。
1つの実施の形態の記載及び/又は示される特徴は、同様又は類似する態様で、1つ又は更に多くのその他の実施の形態に使用されることができ、その他の実施の形態の特徴と組み合わせることができ、或は、その他の実施の形態の特徴と置き換えることができる。
強調すべきことは、術語である「備える/含む」は、本文で、特徴、部材(構成要素)、ステップ、又は1組の部材の存在を示すために使われているが、1つ又は更に多くのその他の特徴、部材、ステップ、又は1組の部材の存在或は付加が排除されるわけではない。
添付図面を参照しながら、本発明の多くの面をよりよく理解することが可能となる。添付図面に示す部材は、比例して描かれたものではなく、本発明の原理を示すためのものに過ぎない。本発明に係るいくつかの部分の表現や記述において、利便性を図るために、添付図面に対応する部分は、拡大されたり縮小されたりしている可能性がある。本発明に係る1つの添付図面又は1つの実施の形態に示される要素と特徴は、1つ又は更に多くのその他の添付図面又は実施の形態に示される要素の特徴と、組み合わせることができる。また、添付図面において、類似した符号は、いくつかの添付図面における対応する部材を示し、かつ、1つ以上の実施の形態に使用された対応する部材を示すこともできる。
図面を参照して、下記の明細書によれば、本発明の実施例における上記及びその他の特徴がより明瞭になるであろう。それらの実施例は、ただ例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものではない。
本発明の実施例は、異なるセキュリティレベル要求に応じて異なる原稿を作成することなく、設定されたセキュリティレベルとしてのスキャンレベルと、原稿に付記された隠蔽レベル標記と、に応じて原稿における所望する内容のデータを出力することができる画像処理装置及び複合装置を提供する。以下において、添付図面を参照しながら、本発明の実施例に係る画像処理装置及び複合装置を詳しく説明する。
本発明の実施例において、「画像処理装置」は、画像処理機能を有する装置又は機器であり、例えば、プリンタ、ファクシミリ、イメージセッター(写植印刷機)、スキャナー等の機器のいずれをも含む。また、「画像処理装置」は、上記のそれらの機器の部材とされ得る。また、「画像処理装置」は、仮想プリンタ、例えば、PDF(Portable Document Format)プリンタ装置であってもよい。本発明の実施例は、「画像処理装置」の具体的な類型を制限するものではない。
実施例1
図1は、本発明の実施例1に係る画像処理装置100の構造の概略図である。図1に示されるように、画像処理装置100は、画像読取部101、記憶部102、隠蔽処理部103、及び出力部104を有する。
そのうち、画像読取部101は、原稿の画像を読み取り、記憶部102は、画像読取部101で読み取った画像に対する隠蔽レベル(又は「セキュリティレベル」とも言う)を記憶し、隠蔽処理部103は、隠蔽レベルに基づいて画像に対して隠蔽処理を行い、出力部104は、隠蔽処理を行った後の画像を出力する。
図2は、本発明の実施例1に係る画像処理装置100により実行される画像処理方法のフローチャートである。図2に示されるように、当該画像処理方法は、以下のステップを含む。
ステップS201において、画像読取部101は、原稿の画像を読み取る。
ステップS202において、画像読取部101で読み取った画像に対する隠蔽レベルが記憶部102に記憶される。
ステップS203において、隠蔽処理部103は、隠蔽レベルに基づいて、画像に対して隠蔽処理を行う。隠蔽処理は、例えば、隠蔽レベル(セキュリティレベル)に応じて画像の内の一部の内容を隠蔽する(一部の内容が出力されないようにする)処理である。
ステップS204において、出力部104は、隠蔽処理を行った後の画像を出力する。
上記の実施例によれば、ユーザが異なるセキュリティレベル要求(異なる複数のセキュリティレベル要求)に応じて異なる原稿(異なる複数の原稿)を作成することなく、画像処理装置100は、隠蔽レベルに応じて原稿における所望する内容のデータを出力することができる。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図ることができる。ここで、セキュリティの向上とは、セキュリティレベルの高い情報の取得(閲覧)を許可されていない者に対して、原稿の情報の内の、セキュリティレベルの高い情報を出力(提供)せず、セキュリティレベルの高い情報以外の情報のみを出力(提供)することをいう。
本実施例において、画像処理装置100は、記憶部102に記憶した隠蔽レベルを指定する操作部をさらに有してもよいし、隠蔽処理部103は、操作部で指定した隠蔽レベルに基づいて、画像に対して隠蔽処理を行うことができる。
本実施例において、出力部104は、隠蔽処理を行った後の画像を媒体上に画像形成(例えば、印刷)する画像形成部であってもよい。
本実施例において、画像処理装置100の操作部は、宛先を指定することもでき、記憶部102には、宛先と隠蔽レベルとが対応付けられて記憶されており、隠蔽処理部103は、当該操作部で指定した隠蔽レベル(宛先に対応した隠蔽レベル)に基づいて隠蔽処理を行い、出力部104は、隠蔽処理を行った後の画像を宛先に送信する通信部であってもよい。
本実施例において、操作部は、複数の異なる宛先を指定することができ、隠蔽処理部103は、操作部で指定した異なる宛先毎に異なる隠蔽処理を行った後(指定された複数の宛先のそれぞれ対応する隠蔽処理を行った後)、それぞれの宛先に隠蔽処理後の画像を送信する。
本実施例において、画像処理装置100は、画像から隠蔽情報を検出する検出部を有してもよく、この場合には、隠蔽処理部103は、検出部で検出された隠蔽情報に対応した隠蔽レベルに基づいて隠蔽処理を行う。
本実施例において、隠蔽情報は、原稿に付記された標記(「隠蔽レベル標記」又は「レベル標記」とも言う)であってもよい。
本実施例において、隠蔽レベル標記を囲む枠の領域内にある画像を隠蔽処理の対象とする(例えば、隠蔽レベル標記を囲む枠の領域内にある画像を隠す、すなわち、印刷しない)ことが可能である。
本実施例において、隠蔽レベル標記はOCR(Optical Character Recognition、光学式文字認識)処理部によって検出されることが可能である。
本実施例において、画像処理装置100は、複合装置であってもよい。
実施例2
実施例1を基に、本発明の実施例2に係る画像処理装置をさらに説明する。実施例2に係る画像処理装置は、実施例1に係る画像処理装置の各構成をより具体的に説明したものに相当する。
図3は、本実施例に係る画像処理装置300の構造の概略図である。図3に示されるように、画像処理装置300は、操作パネル301、パネル管理部302、画像読取部303、データ受信部304、データ送信部305、記憶部306、印刷管理部307、画像形成部308、隠蔽処理部309、OCR処理部310、制御部311、及びプリンタ部(図示されない)を有する。本実施例において、MFP(Multi−Functional Peripheral、多機能複合装置)装置を、画像処理装置300とすることが可能である。
そのうち、操作パネル301は、画像処理装置300とユーザとの間でインタラクティブ(対話的又は双方向的)であり、ユーザが入力できるようにするために、関連した提示情報をユーザに表示する。操作パネル301は、実施例1における操作部として機能することができる。パネル管理部302は、操作パネルの処理を制御する。画像読取部303は、原稿の画像を読み取り、実施例1における画像読取部101として機能することができる。
記憶部306は、画像読取部303で読み取った画像に対する隠蔽レベル(即ち、セキュリティレベル)を記憶し、実施例1における記憶部102として機能することができる。隠蔽処理部309は、記憶された隠蔽レベルに基づいて、画像に対して隠蔽処理を行い、隠蔽処理が行われた後の画像データを取得し、実施例1における隠蔽処理部103として機能することができる。画像形成部308は、隠蔽処理を行った後の画像を媒体上に画像形成し、実施例1における出力部104として機能することができる。
データ受信部304は、ユーザ端末からの印刷データを受信し、データ送信部305は、スキャンによって得られたデータを送信し、スキャンによって得られたデータを、設定された電子メールの宛先に送信することができ、実施例1における出力部104として機能することもできる。
プリンタ部(図示されない)は、印刷動作を実行し、印刷管理部307は、印刷データを解析し、プリンタ部の印刷動作及びプロセスを制御する。
OCR処理部310は、光学式文字認識サービスを提供し、画像データを文字データとして認識し、実施例1に係る検出部として機能することができる。制御部311は、CPU(中央演算処理部)、RAM(Random Access Memory)等で構成され、画像処理装置300における他の部材(構成要素)の全体を制御する。
ここで、図3には、本発明の実施例に係る画像処理装置の機能を有するMFP装置の構成のみが概略的に示されているが、本発明はそれに限らない。例えば、その中の1つ又は複数の部材を省略したり、必要に応じて新しい部材を追加したりすることができる。
本発明の実施例2において、画像処理装置300を利用することで、隠蔽レベル標記設定を伴うスキャン処理を実現できる。以下は、隠蔽レベル標記設定を伴うスキャン処理の具体的な過程を具体的に説明する。
図4には、本実施例に係る隠蔽レベル付けの設定画面(隠蔽レベル標記の設定画面)の例が示され、当該設定画面は操作パネル301に表示されることが可能である。隠蔽レベル標記の設定を行うとき、例えば、図4に示される方式を採用することができる。
まず、画像処理装置300では、メニューに隠蔽レベル標記の選択肢(隠蔽レベル標記の設定画面)が追加されている。ユーザは、隠蔽レベル標記を含む原稿をスキャンしようとする時、図4(a)の画面に示されるように、隠蔽レベル標記の設定画面の選択肢を「ON」に設定する。ユーザがカーソルを「ON」で停止させ、かつ、「OK」ボタンを押下すると、図4(b)の画面に示されるように、隠蔽レベル標記のデフォルト標記設定画面にさらに移行する。ユーザがカーソルを希望する隠蔽レベルに移動させて「OK」ボタンを押下すると、図4(c)の画面に示されるように、当該隠蔽レベルの詳しい設定画面(例えば、「レベル2標記設定画面」)にさらに移行する。詳しい設定画面において、ユーザは、原稿の特性に応じて、設定しようとする隠蔽レベル標記の属性、例えば、符号、色などを選択することができ、隠蔽レベル標記の属性が選択されると、図4(d)の画面に示されるように、具体的な隠蔽レベル標記の符号設定画面に移行される。最後に、「OK」ボタンを押下して隠蔽レベル標記の設定を終了する。
ユーザは、操作パネル301によって上記の設定操作を行うことができる。図4には、隠蔽レベル標記の設定画面の状況が概略的に示されているが、本発明はそれに限らない。
図5は、本実施例に係る画像処理装置300における、指定された隠蔽レベルに応じたスキャン処理のフローチャートである。
図5に示されるように、ユーザが操作パネル301によってスキャン機能を起動させると(ステップS501)、制御部311は、スキャンにおける隠蔽レベルの設定情報(設定値)をチェックし(ステップS502、当該設定値について、図4(a)のメニューにおける設定値を参照されたい)、設定値がOFFであると、画像読取部303は、原稿の読取を直接に行い(ステップS505)、設定値がONであると、ユーザに隠蔽レベル標記の設定を提示する(ステップS503、図4(b)のデフォルト標記設定画面を参照されたい)。隠蔽レベル標記の設定終了後(ステップS503の終了後)、制御部311は、ユーザにスキャンにおいて指定(例えば、ユーザにより指定)されるセキュリティレベル(設定されたスキャンレベル)の設定を提示する(ステップS504)。設定が全て終わった後(ステップS504の終了後)、画像読取部303は、原稿の読み取り(すなわち、スキャン)を開始する(ステップS505)。スキャンの終了後(ステップS505の終了後)、制御部311は、スキャンにおいて指定されたセキュリティレベル(設定されたスキャンレベル)の設定値を再び判断し(ステップS506、当該設定値について、図4(a)のメニューにおける設定値を参照されたい)、設定値がOFFであると、スキャン過程が終了し、設定値がONであると、OCR処理部310は、読み取った画像を文字認識し(ステップS507)、画像データを文字データに変換する。OCR処理部310が文字認識を終了した後(ステップS507の終了後)、隠蔽処理部309は、隠蔽処理を起動し(ステップS508)、文字認識結果に応じた隠蔽レベル内容のスキャン結果を取得する。
図6には、上記ステップS508の隠蔽処理の具体的なプロセスが示されている。ステップS601〜S612の処理プロセスは、隠蔽処理部309により実行される。
まず、隠蔽処理部309は、消去フラグを設置し、False(偽)に設定する(ステップS601)。次に、隠蔽処理部309は、隠蔽レベルが設定されているか否かを確認し(ステップS602)、設定されていない場合は、処理を図5のS508に戻し、隠蔽レベルが設定されている場合は、設定された隠蔽レベル標記のそれぞれを取得し(ステップS603)、スキャンにおいて指定(例えば、ユーザにより設定)されたセキュリティレベル(設定されたスキャンレベル)を取得し(ステップS604)、かつ、OCR処理部310がステップS507において認識された文字データを取得する(ステップS605)。隠蔽処理部309は、当該文字データから1つの文字を読み取り、それが設定された隠蔽レベル標記であるか否かを判断する(ステップS606)。隠蔽処理部309は、当該文字はユーザが設定した隠蔽レベル標記であると(ステップS606においてYesの場合)、当該隠蔽レベル標記の隠蔽レベルを、設定されたスキャンレベルと比較する(ステップS607)。隠蔽処理部309は、比較の結果、読み取った文字に対応する隠蔽レベルが比較的低い(設定されたスキャンレベルより低いレベルである)場合、消去フラグをFalseに設定し(ステップS609)、かつ、処理をステップS612に進める。隠蔽処理部309は、比較の結果、読み取った文字に対応する隠蔽レベルが比較的高い(設定されたスキャンレベルより高いレベルである)場合、消去フラグをTrue(真)に設定し(ステップS610)、かつ、処理をステップS612に進める。隠蔽処理部309は、読み取った文字がユーザが設定したスキャンレベルの隠蔽レベル標記ではない場合(ステップS606においてNOの場合)、消去フラグの値を判断し(ステップS608)、消去フラグの値はTrueであると、当該文字を空白に置き換え(ステップS611)、かつ、処理をステップS612に進める。隠蔽処理部309は、消去フラグの値がFalseであると(ステップS608においてFalseの場合)、処理をステップS612に直接に進める。隠蔽処理部309は、ステップS612において、テキスト(文字)の終わりに達したか否かを判断し、テキストの終わりに達していないと(ステップS612においてNOの場合)、前記1つの文字の次の文字に対して同じ処理を引き続き行い、テキストの終わりに達するまで、上記の各ステップ(S606からS612)を繰り返す。
そうすると、設定されたスキャンレベルに基づき、原稿における隠蔽レベルがさらに高い内容(例えば、設定されたスキャンレベルよりも高いレベルの隠蔽レベル標記が付記された部分)は、自動消去される(隠蔽される、すなわち、出力されない)。
図7には、本実施例に係るスキャンレベルの設定((a)及び(e))及びそれに対応するスキャン結果としての出力((b)から(d))の例が示されている。図7には、原稿に付記される★印(☆印、△印)は、隠蔽レベルに対応する隠蔽情報としての隠蔽レベル標記である。本実施例において、検出部としてのOCR処理部310によって隠蔽レベル標記が検出される。本実施例においては、検出された隠蔽レベル標記を含む内容が、隠蔽処理の対象とされ、削除される(すなわち、出力されない)。
図7(a)及び(e)に示されるように、原稿において、3段階の隠蔽レベルであるレベル1、レベル2、レベル3について、それぞれ、★印、☆印、△印を隠蔽レベル標記として設定し、そのうち、レベル1は最高隠蔽レベル(取得又は閲覧を許可されている者が最も制限されている情報であることを示す最も高い機密レベル)であり、レベル2はそれに次ぐ隠蔽レベルであり、レベル3は最低隠蔽レベルである。ユーザにより設定されたスキャンレベルがレベル1であると、スキャン結果としての出力は、図7(b)に示された通りであり、レベル1は最も高い隠蔽レベルなので、削除される内容がなく、すなわち、★印、☆印、△印に対応した内容はいずれもそのまま維持される(例えば、図1の出力部104によって出力される)。ユーザにより設定されたスキャンレベルがレベル2であると、スキャン結果としての出力は、図7(c)に示された通りであり、レベル2がレベル1よりも低い隠蔽レベルであるので、★印に対応した内容は削除され、☆印、△印に対応した内容はそのまま維持される(例えば、図1の出力部104によって出力される)。ユーザにより設定されたスキャンレベルがレベル3であると、スキャン結果としての出力は、図7(d)に示された通りであり、レベル3がレベル1とレベル2のいずれよりも低い隠蔽レベルであるので、★印と☆印に対応した内容は削除され、△印に対応した内容はそのまま維持される(例えば、図1の出力部104によって出力される)。
図7には、3つの隠蔽レベルが定義されているが、定義された隠蔽レベルの数は他の値であってもよい。たとえば、隠蔽レベルの数は、1つ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。ここで、隠蔽レベル標記は、★印、☆印、△印に限らず、他の標記であってもよい。
上記の実施例によれば、ユーザが異なるセキュリティレベル要求(異なる複数のセキュリティレベル要求)に応じて異なる原稿(異なる複数の原稿)を作成することなく、画像処理装置300は、設定されたスキャンレベルと(ステップS604)、原稿に付記された隠蔽レベル標記(ステップS606〜S612)とに応じて原稿における所望する内容のデータをスキャン結果として出力することができる。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図ることができる。
実施例3
実施例2では、設定されたスキャンレベルと、原稿に付記された隠蔽レベル標記とに応じてスキャン結果としての出力が行われたが、本実施例においては、設定されたスキャンレベルと、原稿に付記された組合わせの隠蔽レベル標記に応じてスキャン結果としての出力が行われる。以下において、本実施例と実施例2との違いのみについて説明する。実施例3は、以下に説明する点以外については、実施例2と同様である。
本実施例において、組合わせのレベル符号(すなわち、組合わせの隠蔽レベル標記)が現れると、内容を識別して必要な隠蔽処理を行う。
図8には、本実施例に係るスキャンレベルの設定((a)及び(e))及びそれに対応するスキャン結果としての出力((b)から(d))の例が示されている。図8(e)に示されるように、レベル1は標記「★+点線枠401」(すなわち、★印と点線枠の両方が検出された場合)に対応し、レベル2は「☆+点線枠402」(すなわち、☆印と点線枠の両方が検出された場合)に対応し、レベル3は「△」(すなわち、△印が検出された場合)に対応する。図8(a)に示される例では、原稿において、★印に対応した内容のみが点線枠401内に位置する。この場合、図8(b)、(c)、(d)に示されるように、★印に対応した内容のみを隠蔽処理し、ユーザが設定したスキャンレベルがレベル1〜3のうちのいずれであるかに関わらず、原稿における☆印と△印に対応した内容はいずれも、削除されない。すなわち、原稿における点線枠内の領域のみが隠蔽処理の目標(対象)とされ、隠蔽処理部309は、当該点線枠内の領域の内容を削除する必要があるか否かを判断する。そのため、ユーザが設定したスキャンレベルがレベル2又はレベル3である場合には、標記(☆印)を囲む点線枠(図8には示されていない)の領域内の内容のみを削除する。
本実施例によれば、画像処理装置300は、組合わせのレベル符号を利用して、原稿の記載内容を識別して、必要な隠蔽処理を行うことができる。組合わせのレベル符号には、隠蔽処理の対象領域である点線枠(限定領域)と符号(たとえば、隠蔽レベル標記とこれを囲む点線枠との組み合わせ)が含まれるとき、限定領域の内容に対して隠蔽レベルの識別と処理を行うことが可能である。
実施例4
本実施例において、画像処理装置300は、設定されたスキャンレベルと、検出された隠蔽レベル標記とに応じて、電子ファイルの印刷処理を行う。以下では、実施例2と同じ内容の説明が省略され、本実施例と実施例2との違いのみを説明する。実施例4は、以下に説明する点以外については、実施例2と同様である。
図9(a)から(c)には、本実施例に係る電子ファイル印刷の設定画面が示されており、それらの設定画面は、ユーザ側のユーザ端末における駆動プログラムにより提供されることが可能である。
図9(a)には、電子ファイル印刷の設定画面が示され、当該画面は、駆動プログラムの設定画面に配置されてもよい。当該画面には、「セキュリティレベルのある印刷」という設定の選択肢があり、ユーザはこの選択肢を選択することができる。「セキュリティレベルのある印刷」が選択されると、図9(b)に示される隠蔽レベル標記設定画面がポップアップする。
図9(b)に示される隠蔽レベル標記設定画面において、「編集」ボタンを押下すると、既存の各隠蔽レベル標記を詳しく設定することができる。また、「追加」ボタンを押下することで、新しい隠蔽レベル及びその標記を追加することができる。必要な隠蔽レベルの標記が設定されると、「継続」ボタンを押下して、図9(c)に示される印刷レベル設定画面に入る。
図9(c)に示される印刷レベル設定画面において、印刷の隠蔽レベルを指定し、「OK」ボタンを押下して設定を終了する。指定されたスキャンレベル(印刷可能なセキュリティレベル)と同じ隠蔽レベル標記が付記された内容、及び指定されたスキャンレベルよりもさらに低い隠蔽レベル標記が付記された内容のみが印刷され、指定されたスキャンレベルより高い隠蔽レベル標記が付記された内容は印刷されない。
図10には、本実施例に係る画像処理装置300が隠蔽レベルに応じた電子ファイル印刷処理プロセスが示されている。
まず、ユーザ端末に駆動プログラムの設定画面を表示し、ユーザは駆動プログラムの設定画面に異なる隠蔽レベルに応じて異なる印刷をする機能(図9(a)において「セキュリティレベルのある印刷」とも言う)を選択する(ステップS1001、図9(a)を参照されたい)。そして、駆動プログラムによってユーザに隠蔽レベル標記の設定を提示する(ステップS1002)。ユーザによる各隠蔽レベルの標記の設定が終了した後、ユーザは「継続」を選択する(ステップS1003、図9(b)を参照されたい)。
駆動プログラムは、ユーザが隠蔽レベル標記を設定したか否かを判断する(ステップS1004)。設定されない場合、駆動プログラムは、印刷データを画像処理装置300に直接に送信し、画像処理装置300は、受信した印刷データを印刷する(ステップS1007)。隠蔽レベル符号(隠蔽レベル標記)が設定されている場合、駆動プログラムは、ユーザに印刷したいレベル(印刷可能なセキュリティレベル)の設定を提示する(ステップS1005、図9(c)を参照されたい)。
ユーザは、印刷したいレベルの設定を行なった後、「OK」ボタンを押下すると、駆動プログラムは、印刷したいレベルの設定に関する情報及び印刷データを画像処理装置300に送信し、画像処理装置300は、受信した印刷レベル設定情報及び印刷データをそれぞれ、抽出し、制御部311は、隠蔽処理部309に、抽出された印刷レベルの設定情報に基づいて、抽出された印刷データに隠蔽処理を行い(ステップS1006)、印刷のために隠蔽処理が行われた印刷データをプリンタ部に送信する(ステップS1007)。
上記の印刷プロセスにおいて、隠蔽処理は、画像処理装置300によって行われる。また、ユーザ端末の駆動プログラムに隠蔽処理機能を設定することもできる。ユーザによる設定に基づき、ユーザ端末に印刷データの隠蔽処理を完成し、さらに、隠蔽処理が行われた後の印刷データを画像処理装置300に送信して印刷する。
図7及び図8の概略図は、本実施例に係る隠蔽レベルに応じた電子ファイルの印刷処理にも適用できる。
図10のステップS1001〜S1004において、ユーザが設定した隠蔽レベルとしてのセキュリティレベルに対応する各標記は、記憶部306に記憶されている。たとえば、本実施例において。図7(e)に示されるセキュリティレベル1は、隠蔽レベル標記である★印に対応付けられて記憶されており、セキュリティレベル2は、隠蔽レベル標記である☆印に対応付けられて記憶されており、セキュリティレベル3は、隠蔽レベル標記である△印に対応付けられて記憶されている。本実施例には、複数のセキュリティレベルが記憶されているが、1つのセキュリティレベルが記憶されてもよい。
上記の実施例によれば、ユーザは異なるセキュリティレベル要求(異なる複数のセキュリティレベル要求)に応じて異なる原稿(異なる複数の原稿)を作成することなく、画像処理装置300は、設定されたスキャンレベルと、検出された隠蔽レベル標記とに応じて、原稿における所望する内容のデータをスキャンすることができる。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図ることができる。
実施例5
本実施例において、画像処理装置300は、設定されたスキャンレベルと原稿に付記されている隠蔽レベル標記とに応じて「スキャンto電子メール」処理を行う。すなわち、画像処理装置300は、設定されたセキュリティレベルとしてのスキャンレベルに応じたスキャン結果としての出力データを、設定されたセキュリティレベルに対応する電子メールの宛先に送信する。以下では、実施例2又は実施例4と同じ内容の説明は省略され、本実施例と実施例2又は実施例4との違いのみを説明する。実施例5は、以下に説明する点以外については、実施例2又は4と同様である。
図11には、本実施例に係る画像処理装置300の記憶部306に記憶されたテーブル1100の内容の一例が示されている。記憶部306は、テーブル1100によって、画像読取部303によって読み取った画像のセキュリティレベルを記憶する。当該セキュリティレベルは、ユーザが設定した隠蔽レベルとされ、宛先に対応するように記憶部306に記憶されてもよい。
例えば、図11に示されるように、宛先がユーザU1、ユーザU2、又はユーザU3であると、セキュリティレベルはレベル1(最高隠蔽レベル)であり、宛先がユーザU4又はユーザU5であると、セキュリティレベルはレベル2(最高隠蔽レベルの次に高い隠蔽レベル)であり、宛先がユーザU6、ユーザU7、又はユーザU8であると、セキュリティレベルはレベル3(最低隠蔽レベル)である。隠蔽処理部309は、テーブル1100に記憶されたセキュリティレベルに応じて、画像を隠蔽処理する。
図12には、本実施例に係る宛先設定画面が示されており、当該宛先設定画面は操作パネル301によって表示される。当該宛先設定画面において、記憶部306に記憶されたテーブル1100に応じて、選択できる宛先、すなわち、宛先としてのユーザU1〜ユーザU8が表示され、画像処理装置300のユーザは、その中から、電子メールを送信したい宛先を選択する。ここでは、例えば、ユーザU1、ユーザU4、及びユーザU6が選択されている。
図13には、隠蔽レベルに応じた「スキャンto電子メール」の処理プロセスが示されている。
当該「スキャンto電子メール」の処理プロセスにおいて、ステップS1301〜S1303と図10におけるステップS1001〜S1003の実現方式とが類似しているので、ここではステップS1301〜S1303の説明が省略されている。以下では、図13におけるステップS1305からの処理が説明される。
ステップS1305において、画像処理装置300のユーザは、操作パネル301によって、スキャンした原稿データを電子メールで送信したい宛先としてのユーザU1〜ユーザU8のいずれかを選択する。宛先の選択については、図12を参照されたい。
ステップS1304において、制御部311は、隠蔽レベル標記が設定されているか否かを判断する。隠蔽レベル標記が設定されていない場合(ステップS1304においてNO)、データ送信部305は、ステップS1305において選択された宛先にスキャンデータを送信する。隠蔽レベル標記が設定されていると判断された場合(ステップS1304においてYES)、隠蔽処理部309は、スキャンした後の原稿データに対して、ステップS1305において選択された宛先ごとに、宛先に対応した内容の隠蔽処理を行い(ステップS1306)、データ送信部305は、選択された宛先に隠蔽処理後のデータを送信する(ステップS1307)。ステップS1306における隠蔽処理と実施例2における隠蔽処理(すなわち、図5におけるステップS508)とは同じであり、具体的な隠蔽処理過程について、図6を参照されたい。
図7及び図8の概略図は、本実施例に係る隠蔽レベル(セキュリティレベル)に応じた「スキャンto電子メール」処理にも適用できる。
ここで、図11に示されるように、ユーザU1はセキュリティレベル1に対応するため、画像処理装置300は、図7(a)に表示される原稿のスキャンデータのうち、隠蔽レベル標記である★印、☆印及び△印が付記されたすべての内容をユーザU1に送信する処理を行う。すなわち、この場合には、画像処理装置300は、消去処理を行わずに、ユーザU1に図7(b)に示される原稿のスキャンデータを送信する。
また、ユーザU4はセキュリティレベル2に対応するため、画像処理装置300は、図7(a)に表示される原稿のスキャンデータのうち、隠蔽レベル標記である☆印及び△印が付記された内容をユーザU4に送信する処理を行う。すなわち、この場合には、画像処理装置300は、★印が付記された内容を消去するとともに、図7(b)に示されるスキャンデータを図7(c)に示される処理後のデータに変更し、その後、処理後のデータをユーザU4に送信する。
また、ユーザU6はセキュリティレベル3に対応するため、画像処理装置300は、図7(a)に表示されるスキャンデータのうち、隠蔽レベル標記である△印が付記された内容をユーザU6に送信する処理を行う。すなわち、この場合には、画像処理装置300は、★印と☆印が付記された内容を消去するとともに、図7(b)に示されるスキャンデータを図7(d)に示される処理後のデータに変更し、その後、処理後のデータをユーザU6に送信する。
上記の実施例によれば、画像処理装置300は、スキャンされた原稿に付記された隠蔽レベル標記と画像処理装置300に設定された宛先ごとのセキュリティレベルとに基づいて、スキャンして得られる原稿データを隠蔽処理することができる。そうすると、ユーザは、宛先毎に原稿を作成することなく(異なる複数の原稿を作成することを要求されず)、所望する内容のデータを、指定した宛先に送信することができる。それにより、ユーザの作業効率を高めることができ、一部の手動入力を省き、誤入力の可能性を低下させ、セキュリティの向上を図ることができる。
以上、具体的な実施の形態を結び付けて、本発明を説明した。しかし、当業者が理解すべきことは、それらの記載は、いずれも例示的なものに過ぎず、本発明の保護範囲に対する限定ではない。当業者は、本発明の精神と原理に基づいて、本発明に対して種々の変形や修正を行うことができるが、それらの変形と修正も本発明の範囲内に入っている。
100 画像処理装置、 101 画像読取部、 102 記憶部、 103 隠蔽処理部、 104 出力部、 300 画像処理装置、 301 操作パネル、 302 パネル管理部、 303 画像読取部、 304 データ受信部、 305 データ送信部、 306 記憶部、 307 印刷管理部、 308 画像形成部、 309 隠蔽処理部、 310 OCR処理部、 311 制御部、 401,402 点線枠(枠)。

Claims (10)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部で読み取った前記画像に対する隠蔽レベルを記憶する記憶部と、
    前記隠蔽レベルに基づいて、前記画像読取部で読み取った前記画像に対して隠蔽処理を行う隠蔽処理部と、
    前記隠蔽処理を行った後の画像を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶部に記憶した前記隠蔽レベルを指定する操作部を有し、
    前記隠蔽処理部は、
    前記操作部で指定した前記隠蔽レベルに基づいて、前記画像に対して前記隠蔽処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記出力部は、前記隠蔽処理を行った後の画像を媒体上に画像形成する画像形成部であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 宛先を指定する操作部をさらに有し、
    前記記憶部には、宛先と前記隠蔽レベルが対応付けられて記憶されており、
    前記隠蔽処理部は、
    前記操作部で指定した宛先に対応した前記隠蔽レベルに基づいて前記隠蔽処理を行い、
    前記出力部は、前記隠蔽処理を行った後の画像を前記操作部で指定した宛先に送信する通信部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記操作部は、複数の異なる宛先を指定し、
    前記隠蔽処理部は、
    前記操作部で指定した異なる宛先毎に異なる隠蔽処理を行った後、それぞれの宛先に隠蔽処理後の画像を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像から隠蔽情報を検出する検出部をさらに有し、
    前記隠蔽処理部は、
    前記検出部によって検出された前記隠蔽情報に対応した隠蔽レベルに基づいて前記隠蔽処理を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記隠蔽情報は、原稿に付記された標記であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記標記を囲む枠の領域内にある画像を前記隠蔽処理の対象とすることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記標記は光学式文字認識処理部によって検出されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1に記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする複合装置。
JP2016149775A 2015-09-28 2016-07-29 画像処理装置及び複合装置 Pending JP2017069943A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201510628611.5A CN106559592A (zh) 2015-09-28 2015-09-28 图像处理装置和复合装置
CN201510628611.5 2015-09-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017069943A true JP2017069943A (ja) 2017-04-06

Family

ID=58416597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016149775A Pending JP2017069943A (ja) 2015-09-28 2016-07-29 画像処理装置及び複合装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017069943A (ja)
CN (1) CN106559592A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020103978A (ja) * 2020-04-07 2020-07-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114553A (ja) * 2020-05-07 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114554A (ja) * 2020-05-07 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020121186A (ja) * 2020-05-07 2020-08-13 株式会社三洋物産 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028449A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Fuji Xerox Co Ltd 秘密文書処理装置
JP4422168B2 (ja) * 2007-04-09 2010-02-24 シャープ株式会社 画像処理装置
CN100588180C (zh) * 2007-09-30 2010-02-03 中控科技集团有限公司 一种报文转发的方法和交换机
JP4547430B2 (ja) * 2008-01-18 2010-09-22 シャープ株式会社 データ通信システム及びデータ送信装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020103978A (ja) * 2020-04-07 2020-07-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114553A (ja) * 2020-05-07 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114554A (ja) * 2020-05-07 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020121186A (ja) * 2020-05-07 2020-08-13 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
CN106559592A (zh) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101226539B1 (ko) 화상처리장치, 정보처리장치, 화상처리장치의 제어 방법, 정보처리장치의 제어 방법 및 기억매체
US9094552B2 (en) Screen control device, image forming apparatus, and computer readable medium
US20080231890A1 (en) Image processing system and image processing apparatus
JP2008178067A (ja) 画像読取装置
JP5847807B2 (ja) データ処理装置、データ処理装置の制御方法、及びプログラム
US10474798B2 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and storage medium
JP2017069943A (ja) 画像処理装置及び複合装置
US8854655B2 (en) Image forming apparatus and method of generating additional information-added documents
JP7293963B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
US8531694B2 (en) Appending restriction information to a job before transmission
US10887484B2 (en) Image forming apparatus, and method for controlling display screens thereof
JP2022097587A (ja) プログラム、記憶媒体、制御方法、及び画像処理装置
US8068241B2 (en) Data processing apparatus, method and computer program product for passing data among plural users with different processing associated with different users in the same group
US9225873B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, information processing method, and program
JP2004259250A (ja) 多機能サーバ装置
JP6135360B2 (ja) 情報機器およびコンピュータープログラム
JP2014116737A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2017184047A (ja) 情報処理装置とその処理方法及びプログラム
JP7422471B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US10979579B2 (en) Image processing apparatus, control method, and storage medium that conduct a search for first and second attribute information of which are included in a plurality of destination information registered in an address book
US20230386234A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2006344014A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP2005142665A (ja) 通信装置
JP2014112317A (ja) 文書読取装置、文書読取装置の制御方法およびプログラム
JP2012213021A (ja) 画像処理装置