JP2017069106A - 面光源装置、映像源ユニット、及び液晶表示装置 - Google Patents

面光源装置、映像源ユニット、及び液晶表示装置 Download PDF

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英司 浅野
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Abstract

【課題】複数のアイポイント方向に高い輝度の光を出光し、他の方向への出光を制限し、そのための構造が簡易である面光源装置を提供する。【解決手段】導光板と、導光板の一つの端面に配置される光源と、その反対側の端面に配置される光源又は反射部材と、導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射するプリズムシートと、を備え、プリズムシートは、光透過性を有するシート状の本体部と、本体部のうち導光板側の面側に配置され、複数の凸状の単位プリズムが本体部のシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された単位プリズム部と、を有し、単位プリズムが延びる方向は、導光方向に直交する方向を0度としたときに、0度を超え90度未満の範囲で傾いている。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置の照明として機能する面光源装置、これを用いた映像源ユニット、及び液晶表示装置に関する。
液晶テレビ等の液晶表示装置は、映像情報を含む液晶パネルに対して、該液晶パネルの背面側に配置された面光源装置(バックライト)を照明として用いることで映像を観察者に視認可能に提供する。
近年、自動車等に搭載され、運転者及び助手席に座る者が見るための機器がモニター(液晶表示装置)を具備することが増えている。ナビゲーションシステムや音響機器はもちろんのこと、バックミラー、Aピラー等にもそれぞれの用途に応じたモニターが配置されることがある。
このようなモニターは観察する者が限られているためモニターから出射される光(映像)の範囲もこれに合わせたものであればよく、いわゆるアイポイント方向へ輝度の高い光の出射が必要とされる。特許文献1には、このようなアイポイントの特性に鑑み、照射面に対するアイポイント方向及び垂直方向の3方向への輝度を向上させたバックライト装置を開示している。これによれば、運転席、助手席、及び正面の3方向に輝度を向上させることができ、車載用のモニターとして優れた輝度分布特性を有するとしている。そのための構成として、偏光シート、拡散シート、導光板、反射シートをこの順で備えており、三角溝の底角が40°〜60°の範囲にあるプリズムシートを偏光シートと拡散シートの間に設けている。
特開2004−296343号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような面光源装置では、様々な位置に配置されたモニターのそれぞれに対してアイポイント方向に高い輝度の光が出射するように構成することは構造が複雑になる傾向にあった。
そこで本発明は上記の点を鑑み、複数のアイポイント方向に高い輝度の光を出光し、他の方向への出光を制限し、そのための構造が簡易である面光源装置を提供することを課題とする。またこの面光源装置を備える映像源ユニット、及び液晶表示装置を提供する。
以下、本発明について説明する。なお、ここでは本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、板状の導光板(21)と、導光板の一つの端面、及びその反対側の端面に配置される光源(26、27)と、導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射するプリズムシート(30)と、を備え、プリズムシートは、光透過性を有するシート状の本体部(31)と、本体部のうち導光板側の面側に配置され、複数の凸状の単位プリズム(32a)が本体部のシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された単位プリズム部(32)と、を有し、単位プリズムが延びる方向は、導光方向に直交する方向を0度としたときに、0度を超え90度未満の範囲で傾いている、面光源装置(20)である。
請求項2に記載の発明は、板状の導光板(21)と、導光板の一つの端面に配置される光源(26)と、導光板のうち一つの端面と反対側の端面に配置される反射部材(127)と、導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射するプリズムシート(30)と、を備え、プリズムシートは、光透過性を有するシート状の本体部(31)と、本体部のうち導光板側の面側に配置され、複数の凸状の単位プリズム(32a)が本体部のシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された単位プリズム部(32)と、を有し、単位プリズムが延びる方向は、導光方向に直交する方向を0度としたときに、0度を超え90度未満の範囲で傾いている、面光源装置(120)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の面光源装置(120)において、導光板(21)のうち、出光面とは反対側の面には、突出した凸部である裏面単位プリズム(23a)が配列された裏面プリズム部(23)が設けられており、単位裏面プリズムは、光源(26)に近い傾斜面(23b)及び反射部材(127)に近い傾斜面(23c)を具備してなり、光源に近い傾斜面と反射部材に近い傾斜面との面積の比率について、光源側から、反射部材に向かうにつれて、光源に近い傾斜面の面積が増加し、反射部材に近い傾斜面の面積が減少するように構成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の面光源装置(20、120)と、面光源装置の出光側に配置された液晶パネル(15)と、を備える映像源ユニット(10、110)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の映像源ユニット(10、110)と、映像源ユニットを内包する筐体と、を備える液晶表示装置である。
本発明によれば、複数のアイポイント方向に高い輝度の光を出光し、他の方向への出光が制限され、そのための構造を簡易とすることができる。このような出光特性を得ること、及びその調整を単位プリズムが延びる方向の角度を変更するだけで行うことができ、非常に簡易に出光特性を変更することが可能である。
映像源ユニット10を説明する分解斜視図である。 映像源ユニット10の1つの断面を示す分解図である。 導光板の斜視図である。 導光板の断面のうち一部を表した図である。 プリズムシートの斜視図である。 プリズムシートの平面図である。 プリズムシートの断面の一部を拡大した図である。 出光特性を説明する図である。 映像源ユニット110の1つの断面を示す分解図である。
以下、本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。また、以下に示す各図では、理解しやすさのため部材の大きさや形状を誇張して記載することがあり、見易さのため、繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は1つの形態にかかる液晶表示装置に含まれる映像源ユニット10を概念的に表した分解斜視図である。
液晶表示装置は、映像源ユニット10を有しており、映像源ユニット10に含まれる面光源装置20から出射された白色の光源光が液晶パネル15を透過して映像情報を得てから観察者側に提供される。液晶表示装置は不図示の筐体を備え、ここに映像源ユニット10が内蔵される。筐体は液晶表示装置の外殻を形成し、液晶表示装置を構成する部材の大部分をその内側に収める部材である。また筐体は映像源ユニット10を支持可能に開口を有しており、該開口に映像源ユニット10が嵌め込まれて取り付けられている。その他、液晶表示装置には液晶表示装置として機能するための各種公知の構成部材が備えられている。
映像源ユニット10は、液晶パネル15、面光源装置20、及び機能性シート41を備えている。ここで図1では紙面上方が観察者側となる。また、図1には導光方向及び光源配列方向に方向をそれぞれ矢印で表している。
液晶パネル15は、観察者側に配置された上偏光板13、面光源装置20側に配置された下偏光板14、及び、上偏光板13と下偏光板14との間に配置された液晶層12を有している。上偏光板13、下偏光板14は、入射した光を直交する二つの偏光成分(P波及びS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)の偏光成分(例えば、P波)を透過させ、当該一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)の偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層12は、一つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加された液晶層12の配向は変化するようになる。面光源装置20側(すなわち入光側)に配置された下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分(例えばP波)は、電界印加された液晶層12を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電界印加されていない液晶層12を通過する際にその偏光方向を維持する。このため、液晶層12への電界印加の有無によって、下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分(P波)が、下偏光板14の出光側に配置された上偏光板13をさらに透過するか、又は、上偏光板13で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
このようにして液晶パネル15では、面光源装置20からの光の透過又は遮断を画素毎に制御し、映像を表現することができるように構成されている。液晶パネルにはその形式に様々なものがあるが、特に限定されることなく用いることができる。
次に面光源装置20について説明する。図2には、図1に示した点線に沿った(導光方向に沿った)面光源装置20の厚さ方向(図1の紙面上下方向)断面図を示した。
面光源装置20は、液晶パネル15を挟んで観察者側とは反対側に配置され、液晶パネル15に面状の光を出射する照明装置である。図1、図2よりわかるように、本形態では面光源装置20は、エッジライト型の面光源装置として構成され、導光板21、光源26、27、プリズムシート30、及び反射シート40を有している。
導光板21は、図1、図2よりわかるように、基部22、及び裏面プリズム部23を有している。導光板21は透光性を有する材料により形成された全体として板状の部材であり、一方の板面側が平滑な出光面とされている。他方の板面側は裏面とされ、裏面プリズム部23が形成されている。
基部22、及び、裏面プリズム部23をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性及び加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料を用いることができる。これには例えば脂環式構造を有する重合体樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリエーテルスルホン等の熱可塑性樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)等を挙げることができる。
基部22は、裏面プリズム部23のベースとなる部位で、所定の厚さを有する板状である。
裏面プリズム部23は、基部22の裏面側(出光面とは反対側の板面)に形成される複数の凸部が形成された部位である。図3には導光板21を裏面プリズム23側から見た斜視図、図4には図3にIV−IVで示した線(導光方向に沿った線)に沿った断面の一部をそれぞれ表した。図2〜図4よりわかるように、本形態では台形断面を有する柱状の複数の単位裏面プリズム23aが配列されている。単位裏面プリズム23aは、凸部の稜線が光源配列方向に延びる柱状であり、複数の単位裏面プリズム23aは当該延びる方向に直交する方向に所定のピッチで並べて配列されている。すなわち、単位裏面プリズム23aの稜部が延びる方向は光源26、27が配列される方向、単位裏面プリズム23aが配列される方向はそれとは直交する方向で、導光方向である。
本形態の単位裏面プリズム23aは断面が台形である。すなわち、当該台形断面のうち長い下底が基部22に接しており、短い上底がこれとは反対側で突出した位置となる。
本形態の単位裏面プリズム23aは、光源26側の脚部23b及び光源27側の脚部23cを有しており、その脚部23b、23cの両方において、導光方向一方側からの光と導光方向他方側からの光のいずれも反射することができるように傾斜となっている。本形態では両方の脚部23b、23cの大きさが同じであり、いわゆる断面において等脚台形である。
ただし、単位裏面プリズム23aの断面形状は後述するように光学的な機能を有するものであればこれに限定されることはなく、三角形や他の四角形、五角形等の多角形、半球状、球の一部、レンズ形状等いずれの形状であってもよい。
以上のような構成を備える導光板21は、押し出し成型により、又は、基部22上に単位裏面プリズム23aを賦型することにより、製造することができる。なお、押し出し成型で製造された導光板21においては、基部22に対して、裏面プリズム部23が一体的に形成され得る。また、賦型によって導光板21を製造する場合、裏面プリズム部23が、基部22と同一の樹脂材料であっても、異なる材料であってもよい。
なお、導光板の出光面側には、光を拡散する層、及び/又は光を集光する層を具備してもよい。光を拡散する層としては光拡散剤が分散された層や凹凸が形成された層を挙げることができる。光を集光する層としては凹凸により光を集光する層が挙げられる。
図1、図2に戻って、光源26、27について説明する。光源26は、導光板21の基部22の2組の側面のうち、導光方向となる一組の端面の一方の端面に配置される光源である。そして光源27は図2に表れているように、導光板21の基部22の2組の端面のうち、導光方向となる一組の端面の他方の端面に配置される光源である。
光源の種類は特に限定されるものではないが、線状の冷陰極管等の蛍光灯、点状のLED(発光ダイオード)、又は白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本形態では光源26、27は複数のLEDが光源配列方向に並べられて配置されており、不図示の制御装置によりLEDの出力、すなわち、LEDの点灯、消灯、及び/又は、LEDの点灯時の明るさを制御する。複数のLEDは全てまとめて制御されてもよいし、個別に制御できるものであってもよい。
次にプリズムシート30について説明する。図1、図2よりわかるように、プリズムシート30は、シート状に形成された本体部31と、本体部31の面のうち、導光板21に対向する面、すなわち入光側面に設けられた単位プリズム部32と、を備えている。図5には単位プリズム部32側から見たプリズムシート30の斜視図、図6には単位プリズム部32側から見たプリズムシート30の平面図、図7には図5にVII−VIIで示した線に沿ったプリズムシート30の断面図を表した。
このプリズムシート30は、入光側から入射した光の進行方向を変化させて出光側から出射させ、所定の態様で輝度分布を有する光を出射するように輝度を集中的に向上させる機能を有している。この機能は、主として、プリズムシート30のうち、単位プリズム部32によって発揮される。
図1、図2、図5〜図7に示すように、本体部31は、単位プリズム部32を支持する機能を有する平板状のシート状部材である。
単位プリズム部32は、図1、図2、図5〜図7によく表れているように、複数の単位プリズム32aが本体部31の入光側面に沿って並べられるように配列されている。より具体的には、単位プリズム32aは、導光方向に直交する方向に対して図6に表れているように角度θの方向に図7に示した所定の断面形状を維持して稜線が延びるように形成された柱状の部材である。従ってその稜線が延びる方向は、導光方向に直交する方向に対してθの角度で傾いている。そして複数の単位プリズム32aはこの傾きを有して、導光方向に配列されている。これにより、画面中心O(図8参照)からずれた位置に高い輝度を有した輝度分布を有する複数の光を出光することができる。
θの具体的な値は、所望する輝度分布を得るために調整することができる。従って0°<θ<90°の範囲を取り得る。
次に単位プリズム32aの断面形状について説明する。図7は図5にVII−VIIで示した線に沿ったプリズムシート30の断面図の一部を拡大した図であり、単位プリズム32aの稜線が延びる方向に直交する断面である。図7ではnは本体部31のシート面の法線方向を表わしている。
図7からわかるように、本形態では、単位プリズム32aは、本体部31から導光板21側に突出した二等辺三角形の断面を有している。すなわち、本体部31のシート面と平行な方向の単位プリズム32aの幅は、本体部31の法線方向nに沿って本体部31から離れるにつれて小さくなる。
また、本形態では、単位プリズム32aの外輪郭は、本体部31の法線方向nと平行な軸を対称軸として、線対称となっており、断面が二等辺三角形である。
ここで、単位プリズム32aの寸法は特に限定されるものではないが、図7の断面における単位プリズム32aの凸状である先端における頂角θ(図7参照)は80°以下であることが好ましい。これにより導光板21の出光面に対向して配置されるという単位プリズム32aの配置形態において、より適切な集光特性を得ることができる。より好ましい頂角θは60°以上80°以下である。また、底辺幅WはピッチPと同じであることが好ましい。そして隣り合う単位プリズム32a間のピッチPは10μm以上が好ましい。
本形態では上記のように断面形状が三角形である単位プリズムについて説明したが、これに限定されるものでなく、当該三角形の頂部が短い上底となる台形であってもよい。また斜面の一方及び/又は他方の形状が折れ線状や曲線であってもよい。従って断面の形状が四角形や五角形等の多角形となってもよい。
以上のような構成を具備するプリズムシート30は、例えば本体部31となる基材上に単位プリズム部32を形成して製造される。
本体部31及び単位プリズム部32をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、透明であると共に表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性及び加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、スチレン樹脂、各種ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル等の樹脂、或いはこれら樹脂の一以上を主成分として他の樹脂と混合した樹脂や、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系等の反応性単量体又はプレポリマーを紫外線、電子線等の照射による架橋反応乃至重合反応で硬化してなる電離放射線硬化型樹脂等が好適に使用され得る。
ここでは本体部31と単位プリズム部32とが一体である例を説明したが、本体部31と単位プリズム部32との間に空気層が形成されるように離隔されていたり、他の機能層が挟まれていてもよい。
図1、図2に戻って、面光源装置20の反射シート40について説明する。反射シート40は、導光板21の裏面から出射した光を反射して、再び導光板21内に光を入射させるための部材である。反射シート40を構成する材料は特に限定されるものではないが、白色フィルム(東レ株式会社 ルミラー(登録商標)E6SR)、多層膜反射フィルム(スリーエムジャパン株式会社 ESR)及び銀蒸着フィルム(京都中井商事株式会社 キララフレックス(登録商標))等の光反射性を持つフィルムを挙げることができる。より好ましくは、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等のいわゆる鏡面反射を可能とするものを適用することができる。これにより、光の利用性を向上させることが可能となり、エネルギー利用効率を向上させることができる。
機能性シート41は通常の液晶表示装置に用いられる各種の機能を有するシートである。これには例えば色調を補正するシート、防眩機能を有するシート、反射を防止するシート、ハードコートシート等を挙げることができる。
次に、以上のような構成を備える表示装置の作用について、光路例を示しつつ説明する。ただしこの光路例は概念的に表したものであり、反射や屈折の程度等を厳密に示したものではない。
図2に示すように、光源26で発光された光は、導光板21の端面の入光面を介して導光板21内に入射する。図2には、例として、光源26から導光板21に入射した光L21、L22の光路例が示されている。
図2に示すように、導光板21に入射した光L21、L22は、導光板21の裏面プリズム部23の面及びその反対側の出光面において、空気との屈折率差により全反射する。また、図示は省略するが裏面から出光した光は反射シート40により導光板21に戻される。このような反射を繰り返し、光は導光方向に光源26から離れるように進んでいく。
ただし、導光板21の基部22のうち裏面側には裏面プリズム部23が形成されている。このため、図2に示すように、導光板21内を進む光L21、L22は、裏面プリズム部23により順次向きが変えられ、全反射臨界角未満の入射角度で出光面に入射することもある。この場合、当該光は、導光板21の出光面から出射し得る。導光板21から出射した光L21、L22は、導光板21の出光側に配置されたプリズムシート30へと向かう。
これにより導光板21内を進む光は、少しずつ、出光面から出射するようになり、導光板21の出光面から出射する光の導光方向に沿った光量分布を均一化させることができる。
導光板21から出射した光は、その後、プリズムシート30へ入射する。プリズムシート30の単位プリズム32aは、単位プリズム32aの入光面での屈折及び全反射によって透過光に対して集光作用を及ぼす。ただし、プリズムシート30でその進行方向を変化させられる光は、プリズムシート30のうち、単位プリズム32aの配列方向とは直交する面内の成分であり、導光板21で集光させられた成分とは異なる。すなわち、図7にL71で示したように、単位プリズム32aに入射した光は、単位プリズム32aと空気との屈折率差に基づいてその界面で全反射する。そのとき、単位プリズム32aの斜辺はシート面法線nに対してθ/2傾いているので、界面における反射光は入射光よりも法線nに近付けられる角度となる。
さらに、本発明では、単位プリズム32aが延びる方向が上記のように導光方向に直交する方向に対してθの角度で傾いている。従って、単位プリズム32aで全反射する際に光源26とθとの関係でこれに対応する角度で方向が変えられる。
一方、図2に示すように、光源27で発光された光は、導光板21の端面のうち、光源26側とは反対側の端面である入光面を介して導光板21内に入射する。図2には、例として、光源27から導光板21に入射した光L23、L24の光路例が示されている。
図2に示すように、導光板21に入射した光L23、L24は、導光板21の裏面プリズム部23の面及びその反対側の出光面において、空気との屈折率差により全反射する。また、図示は省略するが裏面から出光した光は反射シート40により導光板21に戻される。このような反射を繰り返し、光は導光方向に光源27から離れるように、光源26に近づく方向に進んでいく。
ただし、導光板21の基部22のうち裏面側には裏面プリズム部23が形成されている。このため、図2に示すように、導光板21内を進む光L23、L24は、裏面プリズム部23により順次向きが変えられ、全反射臨界角未満の入射角度で出光面に入射することもある。この場合、当該光は、導光板21の出光面から出射し得る。導光板21から出射した光L23、L24は、導光板21の出光側に配置されたプリズムシート30へと向かう。
これにより、光源27についても、光源26とは反対側から導光板21内を進む光は、少しずつ、出光面から出射するようになり、導光板21の出光面から出射する光の導光方向に沿った光量分布を均一化させることができる。
導光板21から出射した光は、その後、プリズムシート30へ入射する。プリズムシート30の単位プリズム32aは、単位プリズム32aの入光面での屈折及び全反射によって透過光に対して集光作用を及ぼす。ただし、プリズムシート30でその進行方向を変化させられる光は、プリズムシート30のうち、単位プリズム32aの配列方向とは直交する面内の成分であり、導光板21で集光させられた成分とは異なる。すなわち、図7にL72で示したように、単位プリズム32aに入射した光は、単位プリズム32aと空気との屈折率差に基づいてその界面で全反射する。そのとき、単位プリズム32aの斜辺はシート面法線nに対してθ/2傾いているので、界面における反射光は入射光よりも法線nに近付けられる角度となる。
さらに、本発明では、単位プリズム32aが延びる方向が上記のように導光方向に直交する方向に対してθの角度で傾いている。従って、単位プリズム32aで全反射する際に光源27とθとの関係でこれに対応する角度で方向が変えられる。
以上の結果、図8にB、Dで示したように光源26による出光と光源27による出光とで、高い輝度C、Eを有する出光が異なる部位に生じるものとなる。図8にB、Dで示した図は出光輝度分布の等高線を模式的に表した図である。
そしてこのとき、輝度が高い部分C、Eは画面の中央であるOを挟んで一方と他方となる位置となる。従って、左右に離れた2か所の部位に高い輝度の光を同時に提供することができ、運転席と助手席に同時に明るい映像を提供することが可能となる。
この輝度分布の位置は、θを変えることにより変更することが可能である。これにより、自由度高く輝度分布と調整することが可能である。本発明ではこのような輝度分布の調整が、単位プリズムの稜線が延びる角度であるθを変更するのみで行われ、非常に容易である。
図9は、他の形態の映像源ユニット110を説明する分解断面図で図2に相当する図である。本形態では、面光源装置120において、面光源装置20に備えられた光源27の代わりに反射部材127が配置された例である。これ以外は上記映像源ユニット110と同じなので、同じ符号を付して説明を省略する。
反射部材127は光を反射する部材であり、導光板21の基部22のうち、光源26が配置される端面とは反対側の端面に配置されている。反射部材127は光を反射することができればよく、その具体的態様は特に限定されることはないが、銀薄膜、白色板等、反射層40と同様の材料により形成することができる。
これによれば、光源26からの光を反射部材127で反射し、図9に光L91、L92で示したように、上記した光源27による光と同様に作用させることができる。従ってこのような映像源ユニット110によっても、映像源ユニット10と同様に作用する。
なお、この際には、導光板21の単位裏面プリズム23aの脚部23b、23cは、次のように形成されていることが好ましい。すなわち、光源26側の脚部23bと反射部材127側の脚部23cとの面積の比率について、光源26側から、反射部材127に向かうにつれて、脚部23bの面積が増加し、脚部23cの面積が減少するように構成されていることが好ましい。これにより、さらに適切な輝度分布を得ることができる。
10 映像源ユニット
12 液晶層
13、14 偏光板
15 液晶パネル
20 面光源装置
21 導光板
22 基部
23 裏面プリズム部
23a 単位裏面プリズム
26 光源
27 光源
30 プリズムシート
31 本体部
32 単位プリズム部
32a 単位プリズム
127 反射部材

Claims (5)

  1. 板状の導光板と、
    前記導光板の一つの端面、及びその反対側の端面に配置される光源と、
    前記導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射するプリズムシートと、を備え、
    前記プリズムシートは、
    光透過性を有するシート状の本体部と、
    前記本体部のうち前記導光板側の面側に配置され、複数の凸状の単位プリズムが前記本体部のシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された単位プリズム部と、を有し、
    前記単位プリズムが延びる方向は、導光方向に直交する方向を0度としたときに、0度を超え90度未満の範囲で傾いている、
    面光源装置。
  2. 板状の導光板と、
    前記導光板の一つの端面に配置される光源と、
    前記導光板のうち前記一つの端面と反対側の端面に配置される反射部材と、
    前記導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射するプリズムシートと、を備え、
    前記プリズムシートは、
    光透過性を有するシート状の本体部と、
    前記本体部のうち前記導光板側の面側に配置され、複数の凸状の単位プリズムが前記本体部のシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された単位プリズム部と、を有し、
    前記単位プリズムが延びる方向は、導光方向に直交する方向を0度としたときに、0度を超え90度未満の範囲で傾いている、
    面光源装置。
  3. 前記導光板のうち、出光面とは反対側の面には、突出した凸部である裏面単位プリズムが配列された裏面プリズム部が設けられており、
    前記単位裏面プリズムは、前記光源に近い傾斜面及び前記反射部材に近い傾斜面を具備してなり、前記光源に近い傾斜面と前記反射部材に近い傾斜面との面積の比率について、前記光源側から、前記反射部材に向かうにつれて、前記光源に近い傾斜面の面積が増加し、前記反射部材に近い傾斜面の面積が減少するように構成されている、請求項2に記載の面光源装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の面光源装置と、
    前記面光源装置の出光側に配置された液晶パネルと、を備える映像源ユニット。
  5. 請求項4に記載の映像源ユニットと、
    前記映像源ユニットを内包する筐体と、を備える液晶表示装置。
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WO2023057551A1 (de) 2021-10-07 2023-04-13 Behr-Hella Thermocontrol Gmbh Anzeigevorrichtung, insbesondere für ein fahrzeug, zum anzeigen von information mit asymmetrischer hinterleuchtung

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