JP2018190556A - 面光源装置、映像源ユニット、及び液晶表示装置 - Google Patents

面光源装置、映像源ユニット、及び液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、所望の方向に輝度が高い光を出光することができる面光源装置を提供する。
【解決手段】光源25と、導光板21と、導光板の出光側に配置される第一偏向シート30と、第一偏向シートの出光側に配置される第二偏向シート35と、を備え、第一偏向シートは、導光板側に凸となり、全反射面を有する複数の第一単位偏向要素が延び、この方向とは異なる方向に配列された第一単位偏向部32を有し、第二偏向シート35は、第一偏向シート側に凸となり、全反射面を有する複数の第二単位偏向要素が延び、この方向とは異なる方向に配列された第二単位偏向部37を有し、第一及び第二単位偏向要素が延びる方向は、導光方向に直交する方向を0°としたときに、0°を超え90°未満の範囲で傾いている。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の照明として機能する面光源装置、これを用いた映像源ユニット、及び液晶表示装置に関する。
液晶テレビ等の液晶表示装置は、映像情報を含む液晶パネルに対して、該液晶パネルの背面側に配置された面光源装置(バックライト)を照明として用いることで映像を観察者に視認可能に提供する。
近年、自動車等に搭載され、運転者及び助手席に座る者が見るための表示機器に液晶表示装置(モニター)が備えられることが増えてきている。ナビゲーションシステムや音響機器はもちろんのこと、バックミラー、Aピラー等にもそれぞれの用途に応じたモニターが配置されることがある。
このようなモニターは観察する者が限られているためモニターから出射される光(映像)の範囲もこれに合わせたものであればよく、いわゆるアイポイント方向、すなわち出光面から運転席や助手席に座る者の視点が位置する方向に輝度が高い光を出射することが必要とされる。
従来では、液晶表示装置の画面の法線方向を中心にして視野角を広くしたり狭くしたりという、主に集光性や光の拡散性を制御するものや、特許文献1に記載のように、マルチビュー、三次元表示など、水平又は鉛直方向に出光ピークをシフトする技術があった。
また、特許文献2は、このようなアイポイントの特性に鑑み、照射面に対する2つのアイポイント方向及び法線方向の3方向への輝度を向上させたバックライト装置を開示している。これによれば、運転席、助手席、及び正面の3方向に輝度を向上させることができ、車載用のモニターとして優れた輝度分布特性を有するとしている。そのための構成として、偏光シート、拡散シート、導光板、反射シートをこの順で備えており、三角溝の底角が40°〜60°の範囲にあるプリズムシートを偏光シートと拡散シートとの間に設けている。
特許第4367775号公報 特開2004−296343号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に記載されているような面光源装置では、様々な位置に配置されたモニターのそれぞれに対してアイポイント方向に高い輝度の光が出射するように構成するには構造が複雑になる傾向があった。
そこで本発明は上記の点を鑑み、簡易な構成で、所望の方向に輝度が高い光を出光することができる面光源装置を提供することを課題とする。またこの面光源装置を備える映像源ユニット、及び液晶表示装置を提供する。
以下、本発明について説明する。なお、ここでは本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の1つの態様は、光源(25)と、光源から出射した光を導光する導光板(21)と、導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射する第一偏向シート(30)と、第一偏向シートの出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射する第二偏向シート(35)と、を備え、第一偏向シートは、導光板側に凸となり、全反射面(32c)を有する複数の第一単位偏向要素(32a)がシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された第一単位偏向部(32)を有し、第一単位偏向要素が延びる方向は、導光方向に直交する方向を0°としたときに、0°を超え90°未満の範囲で傾いており、第二偏向シート(35)は、第一偏向シート側に凸となり、全反射面(37c)を有する複数の第二単位偏向要素(37a)がシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された第二単位偏向部(37)を有し、第二単位偏向要素が延びる方向は、導光方向に直交する方向を0°としたときに、0°を超え90°未満の範囲で傾いている、面光源装置(20)である。
この面光源装置(20)は、第一単位偏向要素(32a)の全反射面(32c)がシート面法線方向と成す角(α)は、第二単位偏向要素(37a)の全反射面(37c)がシート面法線方向と成す角(α)よりも小さくなるように構成してもよい。
また、上記した面光源装置(20)と、面光源装置の出光側に配置された液晶パネル(15)と、を備える映像源ユニット(10)を提供できる。
さらには、この映像源ユニット(10)と、映像源ユニットを内包する筐体と、を備える液晶表示装置を提供することもできる。
本発明によれば、簡易な構成で、所望の方向に輝度が高い光を出光することができる。
映像源ユニット10を説明する分解斜視図である。 映像源ユニット10の1つの断面を示す分解図である。 導光板の斜視図である。 導光板の断面のうち一部を表した図である。 第一偏向シート30の斜視図である。 第一偏向シート30の平面図である。 第一偏向シート30の断面の一部を拡大した図である。 第二偏向シート35の斜視図である。 第二偏向シート35の平面図である。 第二偏向シート35の断面の一部を拡大した図である。 出光特性を説明する図である。 表示装置の適用の例を説明する図である。
以下、本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。また、以下に示す各図では、理解しやすさのため部材の大きさや形状を誇張して記載することがあり、見易さのため、繰り返しとなる符号は省略することがある。
図1は1つの形態にかかる液晶表示装置に含まれる映像源ユニット10を概念的に表した分解斜視図である。
液晶表示装置は映像源ユニット10を有しており、映像源ユニット10に含まれる面光源装置20から出射された白色の光源光が液晶パネル15を透過して映像情報を得てから観察者側に提供される。液晶表示装置は不図示の筐体を備え、ここに映像源ユニット10が内蔵される。筐体は液晶表示装置の外殻を形成し、液晶表示装置を構成する部材の大部分をその内側に収める部材である。また筐体は映像源ユニット10を支持可能に開口を有しており、該開口に映像源ユニット10が嵌め込まれて取り付けられている。その他、液晶表示装置には液晶表示装置として機能するための各種公知の構成部材が備えられている。
映像源ユニット10は、液晶パネル15、面光源装置20、及び機能性シート41を備えている。ここで図1では紙面上方が観察者側となる。
液晶パネル15は、観察者側に配置された上偏光板13、面光源装置20側に配置された下偏光板14、及び、上偏光板13と下偏光板14との間に配置された液晶層12を有している。上偏光板13、下偏光板14は、入射した光を直交する二つの偏光成分(P波及びS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)の偏光成分(例えば、P波)を透過させ、当該一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)の偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層12は、一つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加された液晶層12の配向は変化するようになる。面光源装置20側(すなわち入光側)に配置された下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分(例えばP波)は、電界印加された液晶層12を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電界印加されていない液晶層12を通過する際にその偏光方向を維持する。このため、液晶層12への電界印加の有無によって、下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分(P波)が、下偏光板14の出光側に配置された上偏光板13をさらに透過するか、又は、上偏光板13で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
このようにして液晶パネル15では、面光源装置20からの光の透過又は遮断を画素毎に制御し、映像を表現することができるように構成されている。液晶パネルにはその形式に様々なものがあるが、特に限定されることなく用いることができる。
次に面光源装置20について説明する。図2には、図1に示したII−II線に沿った面光源装置20の厚さ方向(図1の紙面上下方向)断面図を示した。
面光源装置20は、液晶パネル15を挟んで観察者側とは反対側に配置され、液晶パネル15に面状の光を出射する照明装置である。図1、図2よりわかるように、本形態では面光源装置20は、エッジライト型の面光源装置として構成され、導光板21、光源25、第一偏向シート30、第二偏向シート35及び反射シート40を有している。
導光板21は、図1、図2よりわかるように、基部22、裏面プリズム部23を有している。導光板21は透光性を有する材料により形成された全体として板状の部材であり、一方の板面側(液晶パネル15側)は出光面とされている。他方の板面側は裏面とされ、裏面プリズム部23が形成されている。
基部22、及び裏面プリズム部23をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性及び加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料を用いることができる。これには例えば脂環式構造を有する重合体樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂等の熱可塑性樹脂や、エポキシアクリレート樹脂やウレタンアクリレート樹脂系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)等を挙げることができる。
基部22は、及び裏面プリズム部23のベースとなる部位で、所定の厚さを有する板状である。
裏面プリズム部23は、基部22の裏面側(出光面とは反対側の板面)に形成される凹凸形状である。図3には導光板21を裏面プリズム23側から見た斜視図、図4には図3にIV−IVで示した線(導光方向に沿った線)に沿った断面の一部をそれぞれ表した。図2〜図4よりわかるように、本形態では三角柱状の複数の単位裏面プリズム23aが配列されている。単位裏面プリズム23aは、凸部の稜線が光源配列方向に延びる柱状であり、複数の単位裏面プリズム23aは当該延びる方向に直交する方向に所定のピッチで並べて配列されている。すなわち、単位裏面プリズム23aの稜部が延びる方向は光源25が配列される方向、単位裏面プリズム23aが配列される方向はそれとは直交する方向で、導光方向である。
本形態の単位裏面プリズム23aは、稜線が延びる方向に直交する切断面(いわゆる「主切断面」)が三角形であるがこれに限定されることはなく、四角形、五角形、六角形等の多角形、円、楕円、双曲線等の曲線の一部(柱状レンズ形状)等いずれの形状であってもよい。
以上のような構成を備える導光板21は、押し出し成型により、又は、基部22上に単位裏面プリズム23aを賦型することにより、製造することができる。なお、押し出し成型で製造された導光板21では、基部22に対して、裏面プリズム部23が一体的に形成され得る。また、賦型によって導光板21を製造する場合では、裏面プリズム部23が、基部22と同一の樹脂材料であっても、異なる材料であってもよい。
図1、図2に戻って、光源25について説明する。光源25は、導光板21の基部22の2組の側面のうち、導光方向となる一組の側面の一方又は両方に配置される(図1、図2は一方の例である。)。光源の種類は特に限定されるものではないが、線状の冷陰極管等の蛍光灯、点状のLED(発光ダイオード)、又は白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本形態では光源25は複数のLEDを具備してなり、不図示の制御装置によりLEDの出力、すなわち、LEDの点灯、消灯、及び/又は、LEDの点灯時の明るさを制御する。複数のLEDは全てまとめて制御されてもよいし、個別に制御できるものであってもよい。
次に第一偏向シート30について説明する。図1、図2よりわかるように、第一偏向シート30は、シート状に形成された本体部31と、本体部31の面のうち、導光板21に対向する面、すなわち入光側面に設けられた第一単位偏向部32と、を備えている。図5には第一単位偏向部32側から見た第一偏向シート30の斜視図、図6には第一単位偏向部32側から見た第一偏向シート30の平面図、図7には図5にVII−VIIで示した線に沿った第一偏向シート30の断面図を表した。
この第一偏向シート30は、第二偏向シート35との組み合わせで、入光側から入射した光の進行方向を変化させて出光側から出射させ、所望の方向に輝度が高い光を出射する機能を有している。特に第一偏向シート30は、シート面に沿った方向における出光角を変更する機能を有する。第一偏向シート30におけるこの機能は、主として、第一偏向シート30の第一単位偏向部32によって発揮される。
図1、図2、図5〜図7に示すように、本体部31は、第一単位偏向部32を支持する機能を有する平板状のシート状部材である。
第一単位偏向部32は、図1、図2、図5〜図7によく表れているように、複数の第一単位偏向要素32aが本体部31の入光側面に沿って並べられるように配列されている。より具体的には、第一単位偏向要素32aは、導光方向に直交する方向に対して角度θの方向に図7に示した所定の断面形状を維持して稜線が延びるように形成された柱状の部材である。従ってその稜線が延びる方向は、導光方向に直交する方向に対してθの角度で傾いている。そして複数の第一単位偏向要素32aはこの傾きを有して、導光方向に配列されている。これにより、第二単位シート35と組み合わせて、画面中心からずれた位置に高い輝度を有する輝度分布を有する光を出光することができる。
θの具体的な値は、所望する輝度分布を得るために調整することができる。従って0°<θ<90°の範囲を取り得る。その中でも効率よく光の向きの変える観点から0°≦θ≦45°であることが好ましい。
次に第一単位偏向要素32aの配列方向の断面形状について説明する。図7は図5にVII−VIIで示した線に沿った第一偏向シート30の断面図の一部を拡大した図であり、第一単位偏向要素32aの稜線が延びる方向に直交する断面である。図7ではndは本体部31のシート面の法線方向を表わしている。
図7からわかるように、本形態では、第一単位偏向要素32aは、本体部31から導光板21側に突出した三角形の断面を有している。すなわち、本体部31のシート面に平行な方向の第一単位偏向要素32aの幅は、本体部31の法線方向ndに沿って本体部31から離れるにつれて小さくなる。
そして、突出した部位を形成する2つの面の一方が入光面32b、他方が全反射面32cとなっている。
ここで、第一単位偏向要素32aの寸法は特に限定されるものではないが、図7の断面における第一単位偏向要素32aの凸状である先端における頂角β(図7参照)は80°以下であることが好ましい。これにより導光板21の出光面に対向して配置されるという第一単位偏向要素32aの配置形態において、より適切に光の向きを変えることができる。より好ましい頂角βは60°以上80°以下である。また、底辺幅WはピッチPと同じであることが好ましい。そして隣り合う第一単位偏向要素32a間のピッチPは10μm以上が好ましい。
また、法線ndと全反射面32cとの成す角αは、特に限定されることはないが、第二単位偏向要素37aの全反射面37cが成す角α(図10参照)よりも小さいことが好ましい。これにより、第一単位偏向要素32aの機能であるところの、入光側から入射した光の進行方向を変化させて出光側から出射させ、所望の方向に所望の方向に輝度が高い光を出光する機能を効果的に発揮することができる。具体的なαの角度は特に限定されることはないが、20°以上80°以下であることが好ましい。
本形態では、上記のように断面形状が三角形である第一単位偏向要素について説明したが、これに限定されるものでなく、図7に表した断面において入光面及び全反射面の少なくとも一方が折れ線状又は曲線状のいずれかであってもよい。また、三角形断面の頂部が短い上底となる台形であってもよい。従って断面の形状が四角形や五角形等の多角形となってもよい。
以上のような構成を具備する第一偏向シート30は、例えば本体部31となる基材上に第一単位偏向部32を形成して製造される。
本体部31及び第一単位偏向部32をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、透明であると共に表示装置に組み込まれる光学シート用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性及び加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂等のアクリル樹脂、スチレン樹脂、各種ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂等のポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、或いはこれら樹脂の一以上を主成分として他の樹脂と混合した樹脂や、エポキシアクリレート樹脂系、ウレタンアクリレート樹脂系等の反応性単量体又はプレポリマーを紫外線、電子線等の照射による架橋反応乃至重合反応で硬化してなる電離放射線硬化型樹脂等が好適に使用され得る。
ここでは本体部31と第一単位偏向部32とが一体である例を説明したが、本体部31と第一単位偏向部32との間に他の機能層が挟まれてもよい。
次に第二偏向シート35について説明する。図1、図2よりわかるように、第二偏向シート35は、シート状に形成された本体部36と、本体部36の面のうち、第一偏向シート30に対向する面、すなわち入光側面に設けられた第二単位偏向部37と、を備えている。図8には第二単位偏向部37側から見た第二偏向シート35の斜視図、図9には第二単位偏向部37側から見た第二偏向シート35の平面図、図10には図8にX−Xで示した線に沿った第二偏向シート35の断面図を表した。
この第二偏向シート35は、第一偏向シート30との組み合わせで、入光側から入射した光の進行方向を変化させて出光側から出射させ、所望の方向に輝度が高い光を出光する機能を有している。本形態では特に、第二偏向シート35は、第一偏向シート30からの光をシート面法線に近づけるように出光角を変更する機能を有する。第二偏向シート35におけるこの機能は、主として、第二偏向シート35の第二単位偏向部37によって発揮される。
図1、図2、図8〜図10に示すように、本体部36は、第二単位偏向部37を支持する機能を有する平板状のシート状部材であり、上記した本体部31と同様に考えることができる。
第二単位偏向部37は、図1、図2、図8〜図10によく表れているように、複数の第二単位偏向要素37aが本体部36の入光側面に沿って並べられるように配列されている。より具体的には、第二単位偏向要素37aは、導光方向に直交する方向に対して角度θの方向に図10に示した所定の断面形状を維持して稜線が延びるように形成された柱状の部材である。従ってその稜線が延びる方向は、導光方向に直交する方向に対してθの角度で傾いている。そして複数の第二単位偏向要素37aはこの傾きを有して、導光方向に配列されている。これにより、第一単位シート30と組み合わせて、画面中心からずれた位置に高い輝度を有する輝度分布を有する光を出光することができる。
θの具体的な値は、所望する輝度分布を得るために調整することができる。従って0°<θ<90°の範囲を取り得る。
次に第二単位偏向要素37aの配列方向の断面形状について説明する。図10は図8にX−Xで示した線に沿った第二偏向シート35の断面図の一部を拡大した図であり、第二単位偏向要素37aの稜線が延びる方向に直交する断面である。図10ではndは本体部36のシート面の法線方向を表わしている。
図10からわかるように、本形態では、第二単位偏向要素37aは、本体部36から第一偏向シート30側に突出した三角形の断面を有している。すなわち、本体部36のシート面と平行な方向の第二単位偏向要素37aの幅は、本体部36の法線方向ndに沿って本体部36から離れるにつれて小さくなる。
そして、突出した部位を形成する2つの面の一方が入光面37b、他方が全反射面37cとなっている。
ここで、第二単位偏向要素37aの寸法は特に限定されるものではないが、図10の断面における第二単位偏向要素37aの凸状である先端における頂角β(図10参照)は80°以下であることが好ましい。これにより第一偏向シート30の出光面に対向して配置されるという第二単位偏向要素37aの配置形態において、より適切に光の向きを変えることができる。より好ましい頂角βは60°以上80°以下である。また、底辺幅WはピッチPと同じであることが好ましい。そして隣り合う第二単位偏向要素37a間のピッチPは10μm以上が好ましい。
また、法線ndと全反射面37cとの成す角αは、特に限定されることはないが、第一単位偏向要素32aの全反射面32cが成す角α(図7参照)よりも大きいことが好ましい。これにより、第二単位偏向要素37aの機能であるところの、入光側から入射した光の進行方向を変化させて出光側から出射させ、所望の方向に所望の方向に輝度が高い光を出光する機能を効果的に発揮することができる。具体的なαの角度は特に限定されることはないが、20°以上80°以下であることが好ましい。
本形態では上記のように断面形状が三角形である第二単位偏向要素について説明したが、これに限定されるものでなく、図10に表した断面において入光面及び全反射面の少なくとも一方が折れ線状又は曲線状のいずれかであってもよい。また、三角形断面の頂部が短い上底となる台形であってもよい。従って断面の形状が四角形や五角形等の多角形となってもよい。
以上のような構成を具備する第二偏向シート35は、第一偏向シート30と同様の材料を用いることができる。また、本体部36と第二単位偏向部37とが一体である例を説明したが、本体部36と第二単位偏向部37との間に他の機能層が挟まれてもよい。
図1、図2に戻って、面光源装置20の反射シート40について説明する。反射シート40は、導光板21の裏面から出射した光を反射して、再び導光板21内に光を入射させるための部材である。反射シート40を構成する材料は特に限定されるものではないが、白色フィルム(東レ株式会社 ルミラー(登録商標)E6SR)、多層膜反射フィルム(スリーエムジャパン株式会社 ESR)及び銀蒸着フィルム(京都中井商事株式会社 キララフレックス(登録商標))等の光反射性を持つフィルムを挙げることができる。より好ましくは、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート等のいわゆる鏡面反射を可能とするものを適用することができる。これにより、光の利用性を向上させることが可能となり、エネルギー利用効率を向上させることができる。
機能性シート41は通常の液晶表示装置に用いられる各種の機能を有するシートである。これには例えば色調を補正するシート、防眩機能を有するシート、反射を防止するシート、ハードコートシート等を挙げることができる。
次に、以上のような構成を備える表示装置の作用について、光路例を示しつつ説明する。ただしこの光路例は概念的に表したものであり、反射や屈折の程度等を厳密に示したものではない。この説明により上記した各部材が備えるべき構成、配置、他の部材との関係がさらに理解される。
まず、図2に示すように、光源25で発光された光は、導光板21の1つの端面である入光面を介して導光板21内に入射する。図2には、例として、光源25から導光板21に入射した光L21、L22の光路例が示されている。
図2に示すように、導光板21に入射した光L21、L22は、導光板21の出光面及びその反対側の裏面において、空気との屈折率差により全反射する。また、図示は省略するが裏面から出光した光は反射シート40により導光板21に戻される。このような反射を繰り返し、光は導光方向に光源25から離れるように進んでいく。
ただし、導光板21の基部22のうち裏面側には裏面プリズム部23が形成されている。このため、図2に示すように、導光板21内を進む光L21、L22は、裏面プリズム部23により順次向きが変えられ、全反射臨界角未満の入射角度で出光面に入射することもある。この場合、当該光は、導光板21の出光面から出射し得る。導光板21から出射した光L21、L22は、導光板21の出光側に配置された第一偏向シート30へと向かう。
これにより導光板21内を進む光は、少しずつ、出光面から出射するようになり、導光板21の出光面から出射する光の導光方向に沿った光量分布を均一化させることができる。
導光板21から出射した光は、その後、第一偏向シート30へ入射する。第一偏向シート30の第一単位偏向要素32aは、図6、図7に光Lで示したように、その入光面32bから光を入射させ、全反射面32cで光を全反射させる。このとき、全反射面32cの角度α、及び角度θにより、光の進行方向が反射方向に変えられる。すなわち、角度α、角度θに応じた方向に光の輝度分布を制御することができる。
第一偏向シート30から出射した光は、その後、第二偏向シート35へ入射する。第二偏向シート35の第二単位偏向要素37aは、図9、図10に光Lで示したように、その入光面37bから光を入射させ、全反射面37cで光を全反射させる。このとき、全反射面37cの角度α、及び角度θにより、光の進行方向が反射方向に変えられる。すなわち、角度α、角度θに応じた方向に光の輝度分布を制御することができる。特に本形態ではこの反射により光がシート面法線方向(nd)に近づくように制御される。
以上のような面光源装置20により次のように出光が制御される。すなわち、図11に示したように、第一偏向シート30、及び第二偏向シート35における角度α、α、θ、θの組み合わせにより、正面方向(図11の原点O)に対して、上下左右方向(XY方向)の何れかにずれた範囲における(例えばA)に輝度を高くして光を出光することができる。
そしてこのようにして面光源装置20から出射した光は液晶パネル15を透過することで映像光となり、機能性シート41を透過して観察者に提供される。
このような、正面方向から傾いた光(映像光)の出射は、所望の方向へ光の出射をすることができるという特性を有する。従って、図12に示したように、例えば自動車の運転席、及び助手席から見た車内の前面を考えてみる。
Pで示したカーナビゲーションシステムの画面では、左右方向に広がるとともにやや上向きに傾いた方向に光を出射することができ、運転席及び助手席に明るい映像を提供することが可能となる。このとき上下方向へ傾きを有する光は少なく抑えられているのでフロントガラスへの写り込みや不要な方向への光の出射を防止することができる。
また、Qで示したように、バックミラーの部位に備えられた画面では、やや下方で運転席側に傾いて出射する輝度分布を形成する。これにより運転者がこれを明るく見ることができる。
そして、Rで示したように、Aピラーに備えられた画面では、表示装置自体は斜めになるが、助手席側及び運転席側に向けて水平方向に傾きを有するように明るく光を出射することができる。これにより運転席及び助手席からも見易くなる。
10 映像源ユニット
12 液晶層
13、14 偏光板
15 液晶パネル
20 面光源装置
21 導光板
22 基部
23 裏面プリズム部
23a 単位裏面プリズム
25 光源
30 第一偏向シート
31 本体部
32 第一単位偏向部
32a 第一単位偏向要素
35 第二偏向シート
36 本体部
37 第二単位偏向部
37a 第二単位偏向要素

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光を導光する導光板と、
    前記導光板の出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射する第一偏向シートと、
    前記第一偏向シートの出光側に配置され、入射した光の向きを変えて出射する第二偏向シートと、を備え、
    前記第一偏向シートは、前記導光板側に凸となり、全反射面を有する複数の第一単位偏向要素がシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された第一単位偏向部を有し、
    前記第一単位偏向要素が延びる方向は、導光方向に直交する方向を0°としたときに、0°を超え90°未満の範囲で傾いており、
    前記第二偏向シートは、前記第一偏向シート側に凸となり、全反射面を有する複数の第二単位偏向要素がシート面に沿った方向に所定の断面を有して延び、当該延びる方向とは異なる方向に配列された第二単位偏向部を有し、
    前記第二単位偏向要素が延びる方向は、導光方向に直交する方向を0°としたときに、0°を超え90°未満の範囲で傾いている、
    面光源装置。
  2. 前記第一単位偏向要素の前記全反射面がシート面法線方向と成す角は、前記第二単位偏向要素の前記全反射面がシート面法線方向と成す角よりも小さい、請求項1に記載の面光源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置の出光側に配置された液晶パネルと、を備える映像源ユニット。
  4. 請求項3に記載の映像源ユニットと、
    前記映像源ユニットを内包する筐体と、を備える液晶表示装置。
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