JP2017068803A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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聖二 徳岡
聡樹 山西
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聡樹 山西
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Abstract

【課題】複数の画像に対する領域の設定を容易に実行可能とする。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、画像に対して領域を設定し、設定した領域に対応する設定情報を生成する。画像から領域に含まれる画像を領域画像として切り出す。設定情報と領域画像とを関連付けたアーカイブを管理し、ユーザ操作に応じてアーカイブを画像検索装置に送信する。画像検索装置は、アーカイブから設定情報と領域画像とを抽出し、抽出された領域画像と、保存される画像とを比較して、画像内で領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出し、抽出された設定情報を対象領域に関連付けると共に、保存される画像に対して対象領域を設定する。【選択図】図22

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
例えばカメラで撮像して得た撮像画像から特徴点を抽出して、予め登録された画像群から類似した特徴点を多く持つ画像を検索する画像検索技術が知られている。この画像検索技術を利用して、特定の写真や印刷物の画像を様々な電子データと関連付けてデータベースに登録し、これら写真や印刷物を撮像した撮像画像を用いてこのデータベースから類似画像を検索して、類似画像に関連付けられた連携情報を提示する画像検索システムが知られている(例えば特許文献1)。
このような画像検索システムでは、データベースに登録する画像に、撮像画像から抽出した特徴点による検索の対象とする領域を設定することができる。例えば、複数の要素を含む画像に対して、特定の要素に対応して領域を設定し、さらに、当該領域に連携情報を関連付けてデータベースに登録する。こうすることで、撮像画像に基づく検索を、領域に含まれる画像に対して選択的に実行させることができる。また、登録時に設定した設定情報を保存しておき、別の登録作業の際に、保存した設定情報を読み出して適用することで、作業を効率化する技術が知られている(例えば特許文献2)。
ここで、複数の画像に対してそれぞれ領域を設定してデータベースに登録する場合について考える。この場合、領域を設定すべき特定の要素が各画像間で同一の位置に存在するとは限らない。したがって、画像毎に一々領域の位置を修正、変更する必要があり、登録作業の負荷が大きくなるおそれがあるという問題点があった。また、上述した特許文献2によっても、この画像毎に領域の位置の修正、変更を行う必要がある点については、解消できていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の画像に対する領域の設定を容易に実行可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像の特徴情報と連携情報とが関連付けられて登録される画像情報登録部から、検索対象画像の特徴情報と類似する特徴情報を検索する検索部と、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を端末装置に送信する送信部とを備える画像検索装置の、連携情報の画像情報登録部への登録を制御する情報処理装置であって、画像に対して領域を設定し、設定した領域に対応する設定情報を生成する設定部と、画像から領域に含まれる画像を領域画像として切り出す切り出し部と、設定情報と領域画像とを関連付けたアーカイブを管理し、アーカイブを、アーカイブから設定情報と領域画像とを抽出し、抽出された領域画像と、保存される画像とを比較して、画像内で領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出し、抽出された設定情報を対象領域に関連付けると共に、保存される画像に対して対象領域を設定する画像検索装置に、ユーザ操作に応じて送信する管理部とを備える情報処理装置である。
本発明によれば、複数の画像に対する領域の設定が容易に実行可能となるという効果を奏する。
図1は、実施形態に適用可能な情報処理システムとしての画像検索システムの一例の構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る画像検索サーバの一例の構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に適用可能な登録端末のハードウェアの一例の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る登録サーバのハードウェアの一例の構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係るキャンペーンの構造の例を概略的に示す図である。 図6は、実施形態に係る画像登録処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、ログイン画面の例を示す図である。 図8は、実施形態に係るメニュー画面の例を示す図である。 図9は、実施形態に係る登録情報一覧画面の例を示す図である。 図10は、実施形態に係る公開設定画面の例を示す図である。 図11は、実施形態に係るキャンペーン登録画面の例を示す図である。 図12は、実施形態に係る編集画面の例を示す図である。 図13は、ファイル選択画面の例を示す図である。 図14は、実施形態に係るキャンペーン設定画面の例を示す図である。 図15は、実施形態に係る警告画面の例を示す図である。 図16は、実施形態に係る、リンク領域を示す情報が記述されるXMLコードの一例を示す図である。 図17は、実施形態に係る、検索端末の表示デバイスに表示される閲覧画面の例を示す図である。 図18は、実施形態に係る、検索端末の表示デバイスに表示される閲覧画面の例を示す図である。 図19は、既存技術による画像の登録処理を概略的に示す図である。 図20は、実施形態による画像の登録処理を概略的に示す図である。 図21は、実施形態に係る登録サーバの機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図22は、実施形態に係る登録端末の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。 図23は、実施形態に係るエクスポート処理について概略的に説明するための図である。 図24は、実施形態に係るエクスポート処理について概略的に説明するための図である。 図25は、実施形態に係るエクスポート処理について概略的に説明するための図である。 図26は、実施形態に係るインポート処理について概略的に説明するための図である。 図27は、インポートデータ選択画面の例を示す図である。 図28は、実施形態に係るインポート方式指定画面の例を示す図である。 図29は、実施形態に係るインポート処理について概略的に説明するための図である。 図30は、実施形態に係るエクスポート処理の例を示すシーケンス図である。 図31は、実施形態に係るエクスポート対象選択画面の一例を示す図である。 図32は、実施形態に係る画像指定の方法について説明するための図である。 図33は、実施形態に係るアーカイブデータの例を示す図である。 図34は、実施形態に係るメタデータの一例を示す図である。 図35は、実施形態に係るインポート処理の例を示すシーケンス図である。 図36は、実施形態に係るインポート処理の流れを説明するための一例のフローチャートである。 図37は、インポート方式「通常」の場合の対象領域の設定をより具体的に示す図である。 図38は、インポート方式「自動」の場合の対象領域の設定をより具体的に示す図である。
以下に、添付図面を参照して、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態を詳細に説明する。
(実施形態に適用可能なシステム)
図1は、実施形態に適用可能な情報処理システムとしての画像検索システムの一例の構成を概略的に示す。図1において、画像検索システム1は、画像検索サーバ10と、登録端末20と、登録サーバ50とを含む。画像検索システム1は、ユーザ管理サーバ60をさらに含んでもよい。
画像検索サーバ10は、登録サーバ50から送信される、画像に基づく特徴情報と連携情報とを関連付けて画像検索用データベース(DB)11に登録する。画像検索サーバ10は、検索端末30からインターネット41を介して送信された、被写体40を撮像した撮像画像に基づきデータベースに登録された特徴情報を検索し、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を検索端末30に送信する。検索端末30は、この連携情報に基づき、例えばインターネット41を介してWebサイト42aやWebサイト42bにアクセすることができる。
図2は、実施形態に係る画像検索サーバ10の一例の構成を示す。図2において、画像検索サーバ10は、解析部12と、検索部13と、画像検索用DB11とを備える。画像検索用DB11は、画像DB14と、連携情報DB15とを含む。画像DB14は、画像に基づく特徴情報を検索可能に登録する。連携情報DB15は、画像DB14に登録された特徴情報と連携するための連携情報が、当該特徴情報と関連付けられて登録される。
より詳細には、画像検索サーバ10は、登録対象となる画像を解析部12により解析して、当該画像の特徴を表す特徴情報を抽出する。画像検索サーバ10は、抽出された特徴情報を、画像を識別するための画像識別情報と関連付けて画像DB14に格納する。画像検索サーバ10は、また、ユーザに提供するための連携情報を画像識別情報と関連付けて連携情報DB15に格納する。特徴情報および連携情報がそれぞれ画像識別情報に関連付けられて画像DB14および連携情報DB15に格納されることで、当該画像の画像検索用DB11への登録が行われる。
なお、画像検索用DB11は、画像DB14に登録される画像に関するメタデータを格納するメタデータDBをさらに有する。
ここで、画像から抽出された特徴情報は、一般的には、元の画像を再現できない。換言すれば、特徴情報は、その特徴情報の元となる画像を、人の目に認識できる形式で再生できない。一方、画像データは、人の目に認識できる形式で画像を再生できる。このように、画像の特徴情報と、画像データは、明確に区別できる。
画像検索サーバ10は、検索端末30からインターネット41を介して送信された画像データ(撮像画像データ)による画像を解析部12で解析して特徴情報を抽出し、検索部13により、抽出した特徴情報と類似した特徴情報を画像DB14から検索する。そして、画像検索サーバ10は、画像DB14から検索された特徴情報に関連付けられた画像識別情報に対応する連携情報を連携情報DB15から取得して、検索端末30に送信する。
登録サーバ50は、画像検索用DB11と対応する画像検索用DB11’を備え、画像検索サーバ10と同様に、解析部12および検索部13を含む。また、画像検索用DB11’は、画像検索用DB11’に含まれる画像に関するメタデータを格納するメタデータDBをさらに含む。登録サーバ50は、さらに、登録端末20から送信された画像データを保存する画像保存部51を備える。登録サーバ50は、登録端末20から送信された画像データによる画像に領域が設定されている場合は、領域の設定に関する情報である設定情報を、当該画像に関連付けて、画像保存部51に保存する。
登録端末20は、登録ツール21を含む。登録端末20は、各顧客から画像および画像に関連付けるための連携情報がそれぞれ提供される。登録端末20は、各顧客から提供された各画像に対して連携情報をそれぞれ関連付けて登録サーバ50に送信する。このとき、登録端末20は、画像に領域を設定し、その領域に対して連携情報を関連付けることができる。この、各顧客から提供された画像に連携情報を関連付けて登録サーバ50に送信する処理は、登録端末20において登録ツール21により実行される処理である。
登録サーバ50は、登録端末20から送信された画像データおよび連携情報を、画像保存部51に保存する。また、登録サーバ50は、画像保存部51に保存される画像データによる画像を画像検索用DB11’に登録する。すなわち、登録サーバ50は、端末装置20から送信され画像保存部51に保存された画像を、登録サーバ50に含まれる解析部12で解析して、当該画像から、当該画像の特徴を表す特徴情報を抽出する。登録サーバ50は、抽出された特徴情報に画像識別情報を関連付けて、画像検索用DB11’に含まれる画像DB14に格納し、画像DB14に格納した画像に対応する連携情報に画像識別情報を関連付けて連携情報DB15に格納して、画像の画像検索用DB11’への登録を行う。
なお、画像DB14および連携情報DB15に格納される特徴情報および連携情報は、さらに、登録を行ったユーザを示す情報(ユーザIDなど)を含むメタデータが関連付けられる。ユーザ情報は、後述するユーザDB61から取得することができる。
登録サーバ50への特徴情報の登録に際して、登録端末20は、登録を行おうとする画像と類似した画像が登録サーバ50に既に登録されているか否かをチェックする、類似画像チェックを行うことができる。
例えば、登録端末20は、類似画像の特徴情報が既に登録されているか否かをチェックしたい画像を登録サーバ50に送信する。登録サーバ50は、この要求に応じて、登録端末20から送信された画像を解析部12で解析して特徴情報を抽出し、抽出した特徴情報に基づき、検索部13により画像検索用DB11’内の画像DB14を検索し、検索結果を登録端末20に送信する。登録端末20は、例えば、登録サーバ50から送信された検索結果を示すメッセージを例えばディスプレイに表示させて提示する。このメッセージにより、チェック対象の画像に類似する画像の特徴情報が既に画像検索用DB11’に登録されているか否かを知ることができ、その結果に応じて画像の変更や修正を行うことができる。
登録サーバ50は、画像検索用DB11’に登録された特徴情報および連携情報のうち、公開可能に設定された特徴情報および連携情報を画像検索サーバ10に送信して、画像検索用DB11に登録させる。例えば、登録サーバ50は、夜間など所定のタイミングで画像検索サーバ10と通信を行い、登録サーバ50の画像検索用DB11’に登録されている特徴情報のうち、公開可能に設定されており、且つ、画像検索サーバ10の画像検索用DB11に未登録の特徴情報を検索する。そして、登録サーバ50は、検索された特徴情報と、当該特徴情報に関連付けられている連携情報とを画像検索サーバ10に送信する。画像検索サーバ10は、登録サーバ50から送信された特徴情報および連携情報を、画像検索用DB11に登録する。
ユーザ管理サーバ60は、ユーザDB61を備え、画像検索システム1を利用するユーザの情報を管理する。例えば、ユーザDB61は、顧客の情報や、登録端末20(登録ツール21)の機能を利用可能なユーザの情報、画像検索サーバ10および登録サーバ50を管理する管理者の情報が登録される。
ユーザ管理サーバ60は、例えば、全体管理者、ドメイン管理者、クライアント管理者およびクライアントの4つの階層でユーザ情報を管理する。全体管理者は、ドメイン管理者、クライアント管理者およびクライアントの情報にアクセス可能な権限を有する。ドメイン管理者は、クライアント管理者およびクライアントの情報にアクセス可能な権限を有し、クライアント管理者は、クライアントの情報にアクセス可能な権限を有する。クライアントは、各クライアント自身の情報のみ、アクセス可能とされている。ユーザDB61に登録される各情報は、登録端末20から登録ツール21を用いて、各階層に与えられた権限に応じて閲覧および編集することが可能である。
図3は、実施形態に適用可能な登録端末20のハードウェアの一例の構成を示す。図3に示される登録端末20において、バス2000に対してCPU2001、ROM(Read Only Memory)2002、RAM(Random Access Memory)2003および表示制御部2004が接続される。また、バス2000に対して、ストレージ2006、データI/F(インターフェイス)2007、入力デバイス2008および通信I/F2009が接続される。
ストレージ2006は、データを不揮発に記憶することが可能な記憶媒体であって、例えばハードディスクドライブが用いられる。これに限らず、ストレージ2006として、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリを用いてもよい。ストレージ2006は、CPU2001が実行するためのプログラムや各種データが格納される。
CPU2001は、ROM2002およびストレージ2006に記憶されるプログラムに従い、RAM2003をワークメモリとして用いて、この登録端末20の全体を制御する。例えば、ストレージ2006には、上述した登録ツール21を構成するための情報処理プログラムが格納される。CPU2001は、ストレージ2006からこの情報処理プログラムを読み出して実行することにより、登録ツール21を構成する各部が主記憶装置としてのRAM2003上にロードされ、当該各部が主記憶装置上に生成される。
表示制御部2004は、CPU2001により生成された表示制御信号を、ディスプレイ2005が表示可能な信号に変換して出力する。ディスプレイ2005は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を表示デバイスとして備える。表示制御部2004は、CPU2001により生成された表示制御信号に基づきディスプレイ2005の表示デバイスを駆動する。ディスプレイ2005において、表示デバイスは、表示制御部2004により駆動されて表示制御信号に応じた表示を行う。以下、ディスプレイ2005の表示デバイスが表示を行うことを、ディスプレイ2005が表示する、などのように記述する。
データI/F2007は、外部機器との間でデータの入出力を行う。データI/F2007としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)やBluetooth(登録商標)といったインターフェイスを適用することができる。通信I/F2009は、CPU2001の制御に従いネットワークを介した通信を無線通信により行う。
入力デバイス2008は、例えばマウスなどのポインティングデバイスや、キーボードを含み、ユーザ入力を受け付ける。ユーザは、例えばディスプレイ2005に対する表示に応じて入力デバイス2008を操作することで、登録端末20に対して指示を出すことができる。
図4は、実施形態に係る登録サーバ50のハードウェアの一例の構成を示す。図4において、登録サーバ50は、バス1000に対してCPU1001、ROM1002、RAM1003、ストレージ1004および通信I/F1005が接続される。ストレージ1004は、データを不揮発に記憶することが可能な記憶媒体であって、例えばハードディスクドライブである。これに限らず、ストレージ1004として、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリを用いてもよい。
CPU1001は、ROM1002およびストレージ1004に記憶されるプログラムに従い、RAM1003をワークメモリとして用いて、この登録サーバ50の全体を制御する。
ストレージ1004は、CPU1001が実行するためのプログラムや各種データが格納される。また、上述した画像検索用DB11’は、このストレージ1004上の記憶領域を用いて構成される。なお、図4では、ストレージ1004が1のハードウェアから構成されるように示しているが、これはこの例に限定されず、例えば複数のストレージ装置を1つのストレージ1004として統合的に管理するようにしてもよい。
通信I/F1005は、CPU1001の制御に従い、ネットワークを介した通信を行う。
なお、図4では、登録サーバ50が1のハードウェアから構成されるように示しているが、これはこの例に限定されず、登録サーバ50を、同等の構成を有する複数のサーバ装置を統合的に制御することで構成してもよい。また、画像検索サーバ10は、登録サーバ50と同様の構成で実現可能であるので、ここでの説明を省略する。
なお、検索端末30は、一般的な撮像機能付き情報処理端末と同様のハードウェア構成にて実現可能であるので、ここでの詳細な説明を省略する。すなわち、検索端末30は、光学系を含む撮像部と、CPU、RAM、ROMおよびストレージと、通信I/Fと、入力デバイスと、表示デバイスとを含む。検索端末30は、ROMおよびストレージに予め記憶されるプログラムを、RAMをワークメモリとして実行することで、全体の動作が制御される。
(実施形態に係る画像登録処理)
次に、実施形態に係る画像登録処理について説明する。実施形態において、画像は、キャンペーンを単位として登録される。図5は、実施形態に係るキャンペーンの構造の例を概略的に示す。図5において、キャンペーン70は、キャンペーンIDにより識別され、1以上の画像71、71、…と、メタデータ72と、関連キャンペーン情報73とを含む。各画像71、71、…は、1以上の連携情報74、74、…を含む。キャンペーン70に含まれる各画像71、71、…は、ページと呼ばれる。換言すれば、キャンペーン70は、ページ単位で各画像71、71、…が含まれる。以下、各画像71、71、…をページ画像と呼ぶ。
メタデータ72は、キャンペーン70の属性情報を含む。メタデータ72は、キャンペーン70の属性情報として、キャンペーンID、キャンペーン名、キャンペーン70の画像検索サーバ10への登録を依頼したクライアント名、キャンペーン70が更新された更新日時、キャンペーン70が公開中および非公開中の何れであるかを示す状態などを含む。関連キャンペーン情報73は、このキャンペーン70に関連する他のキャンペーン70を示す情報(例えばキャンペーンID)である。
図6は、実施形態に係る、登録端末20において登録ツール21によって実行される画像登録処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートの処理に先立って、登録ツール21を利用するユーザの情報(ユーザIDおよびパスワード)は、ユーザ管理サーバ60によりユーザDB61に登録されているものとする。
登録端末20において登録ツール21が起動されると、ステップS100で、登録ツール21は、ユーザに対するログイン処理を行う。例えば、登録ツール21は、登録端末20のディスプレイ2005に対し、図7に例示されるログイン画面400の表示を行う。図7の例では、ログイン画面400は、ユーザ情報(ユーザIDおよびパスワード)を入力するための入力部401と、ログインを指示するためのボタン402と、パスワードの再発行を依頼するためのボタン403とが配置されている。
なお、以下では、登録ツール21が登録端末20のディスプレイ2005に対して表示を行わせることを、登録ツール21が表示する、などのように記述する。
例えば、登録ツール21は、入力部401にユーザIDおよびパスワードが入力されると、入力されたユーザIDおよびパスワードをユーザ管理サーバ60に送信し、ユーザIDの認証を要求する。登録ツール21は、ユーザ管理サーバ60からの、ユーザIDの認証が成功したことを示す情報を受信した場合に、処理をステップS101に移行させる。
ステップS101で、登録ツール21は、図8に例示されるメニュー画面410の表示を行う。図8の例では、メニュー画面410は、タブ411a、411bおよび411cが配置されるメニュー領域411と、ボタン群412と、検索入力部413と、リスト表示領域414と、終了ボタン415とが配置される。
メニュー領域411に配置されるタブ411a、411bおよび411cは、メニュー項目を選択して登録ツール21の動作モードを決定するためのタブである。タブ411aおよび411bは、ユーザ/クライアント管理モードに移行するためのタブであって、操作することでそれぞれ管理者一覧およびクライアント一覧が表示される。また、タブ411cは、画像登録モードに移行するためのタブであって、操作することでキャンペーン一覧が表示される。
リスト表示領域414は、タブ411a、411bおよび411cにより選択したメニュー項目に対応するリストが表示される。図8の例では、タブ411bが操作されクライアント一覧が選択されている。以下では、リストの各行をレコードと呼び、各列を項目と呼ぶ。
ボタン群412は、リスト表示領域414に表示されるリストに対する処理を選択する。図8の例では、ボタン群412は4個のボタンを含み、各ボタンは、左から、「新規登録」、「編集」、「削除」、「CSV出力」の各機能が割り当てられている。「新規登録」ボタンは、リスト表示領域414に表示されるリストに対して新規にレコードを追加する。「編集」ボタンは、リスト表示領域414に表示されるリストにおいて選択されたレコードの情報を編集する。「削除」ボタンは、リスト表示領域414に表示されるリストにおいて選択されたレコードの情報を削除する。「CSV出力」は、リスト表示領域414に表示されるリストの情報をCSV(Comma-Separated Values)形式のテキストファイルで出力する。
検索入力部413は、リスト表示領域414に表示されるリストから、選択または入力された検索キーに基づきレコードが選択される。終了ボタン415は、登録ツール21による処理を終了する。
説明は図6に戻り、ステップS101でメニュー表示がなされると、処理が次のステップS102に移行され、登録ツール21は、タブ411a、411bおよび411c、ならびに、終了ボタン415の何れかが操作され、処理が選択されるのを待機する。若し、終了ボタン415が操作された場合、登録ツール21は、処理をステップS103に移行させ、ユーザのログアウト処理を行い、登録ツール21の動作を終了させる。
また、ステップS102で、タブ411aまたはタブ411bが操作されユーザ管理モードが選択された場合、登録ツール21は、処理をステップS104に移行させる。そして、登録ツール21は、ステップS104において、ステップS102でタブ411aおよび411bの何れが操作されたかに応じて、管理者一覧画面およびクライアント一覧画面のうち何れかの表示を行う。登録ツール21は、管理者一覧画面またはクライアント一覧画面での処理が終了した旨の操作がなされると、処理をステップS101に戻し、メニュー表示を行う。
さらに、ステップS102で、タブ411cが操作され画像登録モードが選択された場合、登録ツール21は、処理をステップS105に移行させる。ステップS105で、登録ツール21は、表示部206により、図9に例示するような登録情報一覧画面420の表示を行い、ユーザ操作を待機する。図9において、登録情報一覧画面420は、ボタン421a〜421dと、検索入力部422と、リスト表示領域423と、終了ボタン424とが配置される。
リスト表示領域423は、登録サーバ50に登録されるキャンペーンのリストが表示される。このとき、登録ツール21は、登録サーバ50に登録されるキャンペーンのうち、登録ツール21にログインしたユーザがアクセス可能なキャンペーンを選択してリスト表示領域423に表示させることができる。例えば、登録ツール21は、ユーザ管理サーバ60からログイン中のユーザに関する情報を取得し、この情報に基づき登録サーバ50のメタデータDBから、当該ユーザがアクセス可能なキャンペーンのリストを取得する。
ボタン421aは、リスト表示領域423に表示されるリストに対して新規にレコードを追加する「新規登録」ボタンである。ボタン421bは、リスト表示領域423に表示されるリストにおいて選択されたレコードの情報を編集する「編集」ボタンである。ボタン421cは、リスト表示領域423に表示されるリストにおいて選択されたレコードの情報を削除する「削除」ボタンである。また、ボタン421dは、リスト表示領域423に表示されるリストにおいて選択されたレコードに登録されたキャンペーンの公開および非公開を設定するための「公開設定」ボタンである。
図9の例では、リスト表示領域423に表示されるリストにおいて、各レコードは、「キャンペーン名」、「クライアント名」、「ユーザID」、「担当者名」、「公開ページ数」、「利用ページ数」、「最終更新日」、「状態」、「担当管理者」、「所属ドメイン」、「備考」および「CSV出力」の各項目を含む。レコードの情報は、当該レコードに示されるキャンペーンのメタデータであって、例えば、登録サーバ50における画像検索用DB11’に含まれるメタデータDBに格納される。
なお、レコードは、キャンペーン単位に作成され、1つのキャンペーンに含まれる1以上の画像に関連付けられるもので、例えば、メタデータDBに登録されるメタデータに基づき生成される。登録ツール21は、リスト表示領域423に表示されるレコードの情報を、登録サーバ50の画像検索用DB11’に含まれるメタデータDBから取得することができる。
リスト表示領域423に表示されるリストの各レコードにおいて、項目「キャンペーン名」は、レコードに登録されるキャンペーンに付けられた名前を示す。項目「クライアント名」は、そのレコードのキャンペーンの所有者を示す。項目「ユーザID」は、そのレコードのキャンペーンの所有者のIDを示す。項目「担当者名」は、そのレコードのキャンペーンの情報を入力したユーザ名を示す。
項目「公開ページ数」は、そのレコードのキャンペーンに含まれるページのうち、公開するように設定された公開ページ数を示す。項目「利用ページ数」は、そのレコードのキャンペーンに含まれる全ページ数を示す。すなわち、項目「利用ページ数」に示されるページ数は、そのレコードのキャンペーンが非公開状態であっても表示される。なお、項目「公開ページ数」および「利用ページ数」が何れも「0」となっているレコードは、キャンペーン情報の登録だけ行って、未だ画像が登録されていないことを示す。
項目「最終更新日」は、そのレコードのキャンペーンの情報を最後に編集した日付を示す。項目「状態」は、そのレコードのキャンペーンが公開状態および非公開状態の何れの状態にあるかを示す。項目「担当管理者」は、そのレコードのキャンペーンを担当するユーザの上位の管理者を示す。項目「所属ドメイン」は、項目「担当管理者」が属するドメインの情報を示す。項目「備考」は、任意の情報を入力することができる。また、項目「CSV出力」は、そのレコードの情報をCSV形式のテキストファイルで出力する。
ステップS105で登録情報一覧画面420が表示されると、登録ツール21は、処理を次のステップS110に移行させ、ボタン421a〜421d、ならびに、終了ボタン424に対する操作を待機する。以下、各ボタンに対する操作に応じた処理を、下記の項目(1)〜(5)に従い説明する。
(1)ステップS110で、登録ツール21は、処理の終了を指示する終了ボタン424が操作された場合、例えば処理をステップS101に戻し、メニュー表示を行う。
(2)ステップS110で、登録ツール21は、リスト表示領域423においてレコードが選択された状態で、キャンペーンの公開および非公開を設定するためのボタン421dが操作された場合、処理をステップS120に移行させる。ステップS120で、登録ツール21は、選択されたレコードに示されるキャンペーンの公開および非公開を設定するための公開設定画面の表示を行う。
図10は、公開設定画面の例を示す。図10において、公開設定画面430は、公開設定部431と、OKボタン432aおよびキャンセルボタン432bとが配置される。図10の例では、公開設定部431は、ラジオボタンにより公開および非公開を排他的に設定可能となっており、選択されたレコードの項目「公開状態」の値が初期値とされる。登録ツール21は、OKボタン432aが操作されると、公開設定部431において公開および非公開の何れかに設定された公開状態が当該レコードに対して設定される。登録ツール21は、公開状態が設定されると、リスト表示領域423の表示を更新して、処理をステップS105に戻す。また、登録ツール21は、キャンセルボタン432bが操作された場合、当該レコードの公開状態を公開設定画面430の表示前の状態として、処理をステップS105に戻す。
(3)ステップS110で、登録ツール21は、リスト表示領域423においてレコードが選択された状態で、画像の削除を指定するボタン421cが操作された場合、処理をステップS121に移行させる。ステップS121で、登録ツール21は、選択されたレコードの情報を削除する。このとき、登録ツール21は、レコードの削除を本当に行うか否か、また、レコードに関連付けられた画像の情報を含めてレコードを削除するか否かなどの確認画面を表示させると、好ましい。登録ツール21は、レコードが削除されると、リスト表示領域423の表示を更新して、処理をステップS105に戻す。
(4)ステップS110で、登録ツール21は、画像の編集を指示するボタン421bが操作された場合、処理をステップS122に移行させる。ステップS122で、登録ツール21は、登録情報一覧画面420のリスト表示領域423に表示されるリストにおいて選択されたレコードに示されるキャンペーンに含まれる画像を登録サーバ50に要求する。登録サーバ50は、この要求に応じて、画像保存部51から画像データを取り出して、登録端末20に送信する。登録ツール21は、登録端末20に受信された画像データを取得する。登録ツール21は、取得した画像データに連携情報が関連付けられている場合、この連携情報も取得する。そして、登録ツール21は、処理をステップS124に移行させる。
(5)また、ステップS110で、登録ツール21は、新規登録を指示するボタン421aが操作された場合、処理をステップS123に移行させ、新規キャンペーンの登録処理を実行する。ステップS123において、登録ツール21は、先ず、キャンペーンの新規登録を行うための、図11に例示されるようなキャンペーン登録画面440の表示を行う。
図11において、キャンペーン登録画面440は、キャンペーン名およびユーザIDを入力するための入力部441および442と、OKボタン443aおよびキャンセルボタン443bとが配置される。入力部441に入力された文字列が、レコードにおける項目「キャンペーン名」の値となる。同様に、入力部442に入力された文字列が、レコードにおける項目「ユーザID」の値となる。
登録ツール21は、OKボタン443aが操作されると、キャンペーン登録画面440において入力部441および442に入力された各文字列を当該レコードの項目「キャンペーン名」および「ユーザID」として設定し、処理をステップS124に移行させる。
ステップS124で、登録ツール21は、キャンペーンの情報を編集するための編集画面の表示を行う。図12は、編集画面の例を示す。図12において、編集画面480は、ヘッダ領域481と、サムネイル表示領域483と、ページ編集領域484と、プレビュー領域485と、リンク領域一覧領域486と、リンクアイコン一覧領域487と、ツールバー488とを含む。
ヘッダ領域481は、この編集画面480の編集対象となるキャンペーンの名前が左端に表示され、右端には、登録ツール21にログインしているユーザの権限で利用できるメニューが表示されるユーザメニュー表示部482が配置される。また、ヘッダ領域481は、実施形態に係るインポート処理を行うインポートボタン700と、エクスポート処理を指示するエクスポートボタン701とが配置される。
サムネイル表示領域483は、キャンペーンに含まれる各画像を縮小したサムネイル画像が表示される領域である。例えば、処理が上述のキャンペーン情報の編集を指示するステップS122からこのステップS124に移行された場合、登録ツール21は、ステップS122で登録サーバ50から取得された、リスト表示領域423から選択されたレコードに示されるキャンペーンに含まれる各画像の画像データを登録サーバ50の画像保存部51から取得する。そして、登録ツール21は、取得した各画像データによる画像を縮小してサムネイル画像を生成し、サムネイル表示領域483に表示させる。図12の例では、サムネイル表示領域483に対し、サムネイル画像48301、48302、48303、…が表示されている。
なお、処理が上述のキャンペーン情報の新規登録を指示するステップS123からこのステップS124に移行した場合は、サムネイル表示領域483は、空欄となる。また、サムネイル表示領域483の右端に設けられるスクロールバーを操作することで、サムネイル表示領域483外に仮想的に表示される他のサムネイル画像を、サムネイル表示領域483内に順次表示させることができる。
ページ編集領域484は、キャンペーンに含まれる各ページ画像のうち、編集対象となるページ画像4840が表示される。例えば、登録ツール21は、サムネイル表示領域483に表示される各サムネイル画像48301、48302、48303、…から選択したサムネイル画像の元画像を、ページ画像4840としてページ編集領域484に表示させる。図12の例では、サムネイル表示領域483においてサムネイル画像48302が選択され、この選択されたサムネイル画像48302の元画像がページ画像4840としてページ編集領域484に表示されている。また、サムネイル表示領域483では、選択され現在ページ編集領域484に表示されるサムネイル画像48302が周囲の枠4832により強調表示されて示されている。
登録ツール21は、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840に対する範囲指定操作により領域が指定された場合、指定された領域を対象領域として設定することができる。範囲指定は、例えばユーザによる入力デバイス2008の操作に応じて行われる。例えば、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840内の任意の2点を指定することで、指定された2点を対角上の頂点とする矩形範囲が指定される。図12の例では、ページ編集領域484のページ画像4840に対して矩形の範囲により指定される領域として対象領域4841aおよび4841bがそれぞれ設定されている。
登録ツール21は、設定された対象領域4841aおよび4841bを、例えば領域内の色を領域外と異ならせて表示させることで、対象領域4841aおよび4841bを明示的に示すことができる。また、対象領域の形状は、矩形に限られず、閉じた形状であれば任意の形状を設定することができる。
登録ツール21は、設定された各対象領域4841aおよび4841bを識別する識別情報(通し番号など)を生成し、各対象領域4841aおよび4841bに関連付ける。識別情報は、編集対象のキャンペーンに含まれる各画像を通して対象領域を識別可能に生成される。
また、詳細は後述するが、登録ツール21は、ページ編集領域484において設定された対象領域4841aおよび4841bに対して、1以上の連携情報を関連付けることができる。以下、連携情報が関連付けられた対象領域を、リンク領域と呼ぶ。登録ツール21は、この範囲指定により設定された対象領域を、検索対象から除外するマスク領域として設定することもできる。
さらに、登録ツール21は、サムネイル表示領域483に表示される各サムネイル画像48301、48302、48303、…のうち、ページ編集領域484において何らかの編集、例えば対象領域の指定が行われ、且つ、未保存の画像に対応するサムネイル画像に対して、マーカ画像4831を付加する。
プレビュー領域485は、ページ編集領域484において編集中のページ画像がこの画像検索システム1に対応するアプリケーションプログラムにより検索端末30のディスプレイに表示される画面をエミュレートしたプレビュー画面4850を表示する。登録ツール21は、プレビュー領域485において、ページ編集領域484において設定された各対象領域4841aおよび4841bを強調表示などにより明示的に表示させる。また、登録ツール21は、プレビュー領域485において、各対象領域4841aおよび4841bに設定された連携情報を示す情報を、各対象領域4841aおよび4841bに対応させて表示させる。
リンク領域一覧領域486は、編集対象のキャンペーンに含まれる各ページ画像に設定された各リンク領域に付加されている連携情報の一覧がアイコン画像600、600、…にて表示される。図12の例では、登録ツール21は、連携情報を、対応するリンク領域に付加された識別情報(通し番号)毎に纏めてリンク領域一覧領域486に表示している。また、リンク領域一覧領域486において、右端に設けられるスクロールバーを操作することで、リンク領域一覧領域486外に仮想的に表示される他のリンク領域の連携情報を、リンク領域一覧領域486内に順次表示させることができる。
リンクアイコン一覧領域487は、対象領域に対して設定可能な連携情報を、各連携情報に対応するアイコン画像600、600、…を用いて一覧表示する。登録ツール21は、リンクアイコン一覧領域487に表示されるアイコン画像600を所謂ドラッグアンドドロップ操作により移動させ、ページ編集領域484内に設定された例えば対象領域4841aに重ねることで、当該アイコン画像600、600、…に対応する連携情報を当該対象領域4841aに関連付けて、当該対象領域4841aをリンク領域とすることができる。また、1つの対象領域に対して、複数の連携情報を関連付けることができる。
リンクアイコン一覧領域487において、右端に設けられるスクロールバーを操作することで、リンクアイコン一覧領域487外に仮想的に配置される他のアイコン画像600を、リンクアイコン一覧領域487内に順次登場させ表示させることができる。
なお、リンク領域の所定位置に、関連付けられた連携情報を示すアイコン画像600を表示させることができる。こうすることで、当該リンク領域にどの連携情報を関連付けたかを容易に知ることができ、好ましい。また、リンク領域に対する連携情報の関連付けは、プレビュー領域485の表示に反映させる。
ツールバー488には、ページ編集領域484に表示されるページ画像を指定するページ指定部4880と、登録ツール21が備える様々な機能を実行させるためのボタンまたはボタン群4881〜4889とが配置される。ボタン4881は、編集画面480から登録情報一覧画面420に戻るためのボタンである。
ボタン4882は、登録端末20から登録サーバ50に対してページ画像をアップロードするためのボタンである。ボタン4882が操作されると、登録ツール21は、例えば図13に例示されるようなファイル選択画面460の表示を行う。図13において、ファイル選択画面460は、例えば登録端末20のCPU2001上で動作するOS(Operating System)により提供される、標準のファイル選択画面であって、フォルダ指定部461と、ファイル一覧表示領域462と、ファイル名表示部463と、ファイル形式指定部464と、ボタン465および466とが配置される。
ファイル一覧表示領域462は、フォルダ指定部461で指定されたフォルダに格納されるファイルの一覧を表示する。ファイル形式指定部464は、ファイル一覧表示領域462に表示させるファイルの形式を指定する。ファイル名表示部463は、ファイル一覧表示領域462において選択されたファイルのファイル名を表示する。ファイル一覧表示領域462に表示されるファイルから1以上のファイルを選択してボタン465を操作することで、例えば、選択されたファイルを示す情報がOSから登録ツール21に渡される。登録ツール21は、OSから渡されたファイル情報に示されるファイルを登録端末20から登録サーバ50に送信し、画像の登録サーバ50に対するアップロードを実行する。ボタン466は、ファイルのアップロードを行わずに編集画面480に戻る際に用いる。
図12の説明に戻り、ボタン群4883は、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840の表示サイズを調整するための2つのボタンを含む。
ボタン4884は、ページ編集領域484内に領域を設定する領域設定モードを、リンク領域の設定を行うリンク領域設定モードに切り替える。登録ツール21は、このボタン4884が操作され編集モードがリンク領域設定モードに切り替えられた上で、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840上に対象領域が指定された場合に、当該対象領域をリンク領域に設定する。
ボタン4885は、ページ編集領域484内に対象領域を指定する領域設定モードを、解析部12による特徴情報の抽出の対象としないマスク領域を指定するマスク設定モードに切り替える。登録ツール21は、このボタン4885が操作され編集モードがマスク設定モードに切り替えられた上で、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840上に対象領域が指定された場合に、当該対象領域をマスク領域に設定する。マスク領域は、特徴情報の抽出が行われないため、マスク領域内の画像は、検索対象から除外される。
ボタン4886は、キャンペーンの詳細を設定するためのキャンペーン設定画面を表示させるためのボタンである。図14は、キャンペーン設定画面の例を示す。図14において、キャンペーン設定画面450は、表示領域451aおよび451bと、入力領域451c〜451e、453および454と、公開方法設定部452と、ボタン455aおよび455bとが配置される。表示領域451aおよび451bは、それぞれ、図9に示した登録情報一覧画面420におけるレコードの項目「ユーザID」および「クライアント名」の値が変更不可に表示される。
入力領域451cは、キャンペーン名を入力する。入力領域451cは、デフォルトで登録情報一覧画面420におけるレコードの項目「キャンペーン名」の値が入力されている。入力領域451dは、検索端末30において当該キャンペーンを表示させる際に用いる表示名を入力する。入力領域451eは、例えばキャンペーンの登録を行う担当者名を入力する。
公開方法設定部452は、キャンペーンの公開方法を設定する。なお、ここでいう公開は、検索端末30上で所定の操作を行った場合の検索端末30における動作をいう。図14の例では、公開方法設定部452は、設定項目として「コレクション」と、「SNS#A」および「SNS#B」といった複数のSNS(Social Networking Service)と、「外部アプリ」とが設けられている。公開方法設定部452は、同時に複数の公開方法を指定可能となっている。
公開方法設定部452で設定可能な公開方法のうち、設定項目「コレクション」は、キャンペーンの情報を検索端末30に保存する。設定項目「SNS#A」および「SNS#B」は、それぞれ、キャンペーンの情報をSNS#AやSNS#Bに投稿する。設定項目「SNS#A」および「SNS#B」において、「投稿にURLを含めるか?」にチェックを入れることで、投稿内容にURLを含めることができる。設定項目「外部アプリ」は、検索端末30において当該画像検索システム1に対応するアプリケーションプログラムに対して外部のアプリケーションプログラムを用いてキャンペーンの情報を表示させる。
入力領域453は、公開方法設定部452において設定項目「SNS#A」および「SNS#B」による公開を設定した場合に、SNS#AおよびSNS#Bにキャンペーンの情報を投稿する際の投稿文を入力する。入力領域454は、例えばキャンペーンに関する備考が入力される。
ボタン455aは、入力領域451c〜451e、453および454と、公開方法設定部452に入力および設定された情報をキャンペーンのメタデータとして反映させて、編集画面480に戻る。登録ツール21は、ボタン455aが操作された場合、例えば、入力領域451c〜451e、ならびに、453および454に入力された情報と、公開方法設定部452により設定された設定値とに基づき、キャンペーンに対応するレコードやメタデータを更新する。ボタン455bは、キャンペーンに対応するレコードやメタデータの更新を行わずに、編集画面480に戻る。
説明は図12に戻り、ボタン群4887は、情報のコピー、ペーストおよび削除をそれぞれ実行する3つのボタンを含む。
ボタン4888は、編集画面480のページ編集領域484に現在表示されているページ画像4840の一部または全部に類似する部分を含む画像の特徴情報が画像検索サーバ10に既に登録されているか否かをチェックする類似画像チェックを行う。これは、例えば、画像検索サーバ10の代わりに登録サーバ50を対象とし、登録サーバ50に登録される特徴情報のうち、キャンペーンのメタデータにより「公開」が設定された画像の特徴情報をチェック対象とすることで行う。これに限らず、登録サーバ50に登録される「非公開」が設定される画像の特徴情報をさらにチェック対象としてもよいし、画像検索サーバ10を直接的にチェック対象としてもよい。登録ツール21は、登録サーバ50から送信された検索結果を表示する。ユーザは、この検索結果に基づき画像の再編集を行うことができる。
このとき、登録ツール21は、例えば、ボタン4884の操作に応じて設定されたリンク領域内の画像のみをチェックの対象として登録サーバ50に送信し、類似画像の検索を要求してもよい。また、登録ツール21は、ボタン4885の操作に応じて設定されたマスク領域内の画像をチェックの対象から除外することもできる。さらに、登録ツール21は、ページ編集領域484に現在表示されているページ画像4840を分割し、分割した各画像それぞれの画像データを登録サーバ50に送信して類似画像の検索を要求して、各々の画像について類似画像チェックを行ってもよい。
ボタン4889は、編集画面480において編集中のキャンペーンの保存を指示する。
ここで、説明を図6に戻し、ボタン4889が操作されると、登録ツール21は、処理をステップS125に移行させ、キャンペーンの保存処理を開始する。保存処理が開始されると、登録ツール21は、処理をステップS126に移行させ、保存対象のキャンペーンが新規登録のキャンペーンであるか否かを判定する。登録ツール21は、処理が上述したステップS122からこのステップS126に移行された場合に、新規登録のキャンペーンではないと判定し、処理をステップS127に移行させる。
一方、登録ツール21は、処理が上述したステップS123からこのステップS126に移行された場合に、新規登録のキャンペーンであると判定し、処理をステップS130に移行させる。
ステップS130で、登録ツール21は、保存対象のキャンペーンに含まれる画像のうち対象領域が設定された画像について、上述した、各画像の一部または全部に類似する部分を含む画像の特徴情報が登録サーバ50に既に登録されているか否かを判定する、類似画像チェックを実行する。例えば、登録ツール21は、保存対象のキャンペーンに含まれる全てのページ画像の画像データ(以下、ページ画像データと呼ぶ)を登録サーバ50に送信し、類似画像の検索を要求する。登録ツール21は、次のステップS131で、検索結果に基づき登録サーバ50に類似画像の特徴情報が登録されていないと判定した場合、処理をステップS127に移行させる。
一方、登録ツール21は、ステップS131で、検索結果に基づき登録サーバ50に類似画像の特徴情報が登録されていると判定した場合、処理をステップS132に移行させる。登録ツール21は、ステップS132で、表示部206により例えば図15に例示される警告画面の表示を行う。図15において、警告画面470は、登録サーバ50に類似画像の特徴情報が既に登録されている旨を示す警告メッセージ471が表示されると共に、「はい」ボタン472および「いいえ」ボタン473が配置される。
登録ツール21は、警告画面470において「いいえ」ボタン473が操作された場合、類似画像の登録に対する回避処理を実行することができる。一例として、登録ツール21は、表示部206により、類似画像の登録に対する回避処理の実行を促すメッセージの表示を行い、処理をステップS124に戻す。この場合、回避処理としては、例えば、保存対象のキャンペーンに含まれる画像の変更や、当該画像に対するマスク領域の設定、リンク領域の変更などが考えられる。回避処理が実行されると、処理がステップS127に移行される。
一方、登録ツール21は、警告画面470において「はい」ボタン472が操作された場合、上述した回避処理を実行せずに処理をステップS127に移行させ、画像の登録を実行することができる。
ステップS127で、登録ツール21は、キャンペーンの情報を登録サーバ50に送信し、登録サーバ50に対して登録される情報の更新を要求する。例えば、登録ツール21は、キャンペーンに含まれる各ページ画像データと、各ページ画像データに関連付けられる各連携情報と、当該キャンペーンのメタデータとを登録サーバ50に送信する。登録サーバ50は、登録ツール21からの要求に応じて、登録端末20から送信された各情報に基づき画像DB14および連携情報DB15と、メタデータDBとを更新する。
登録ツール21は、ステップS127で登録サーバ50に対する情報更新の要求を送信すると、処理をステップS105に戻す。
(実施形態に適用可能な連携情報の関連付け方法)
ここで、実施形態に適用可能な、リンク領域における連携情報の関連付けの具体的な例について説明する。上述したように、リンク領域およびマスク領域を含む対象領域を示す情報は、画像識別情報と関連付けられて連携情報DB15に格納されて登録される。実施形態では、対象領域を示す情報は、例えば、タグを用いてデータの意味や構造を定義して記述するマークアップ言語の一種であるXML(Extensible Markup Language)を用いて記述される。連携情報DB15には、例えば、この対象領域を示す情報が記述されるXMLコードが格納されるファイルのファイル名と、画像識別情報とが関連付けられて格納される。
図16は、実施形態に係る、リンク領域を示す情報が記述されるXMLコードの一例を示す。この図16に示されるXMLコード140は、カタログ雑誌のある内容ページのリンク領域を記述する例である。最も外側のタグ「<page>」および「</page>」に挟まれた部分により、ページが定義される。各部分1411、1412において、タグ「<hotspot>」および「</hotspot>」に挟まれた部分により、それぞれ1つのリンク領域が定義される。このように、1ページに対して複数のリンク領域を定義することができる。
部分1411において、最初の行142は、タグ「<area>」および「</area>」に挟まれた部分により、対象領域(リンク領域)のページ内での範囲が例えば左上隅の座標(x1,y1)および右下隅の座標(x2,y2)で定義される。
各部分1431、1432において、タグ「<link>」および「</link>」に挟まれた部分により、それぞれ1つの連携情報が定義される。このように、1つのリンク領域に対して複数の連携情報を定義することができる。例えば、図16において部分1431に例示されるように、タグ「<title>」および「</title>」に挟まれた部分により連携情報のタイトルが定義される。タグ「<type>」および「</type>」に挟まれた部分によりこの連携情報のタイプが定義される。
この例では、連携情報として、タグ「<URI>」および「</URI>」に挟まれた部分により、例えばインターネット41といったネットワーク上でのアドレス情報が定義されている。この場合、URIに対して引数を付加することで、例えばURIを読み込んだブラウザアプリケーションの振る舞いを指定することができる。また、連携情報は、URIに限られない。予めタグを定義することで、様々な種類の連携情報を記述することが可能である。例えば、連携情報として、特定のアプリケーションプログラムを起動させるための情報を記述することもできる。
また、この例では、タグ「<link>」および「</link>」に挟まれた部分に定義される連携情報において、タグ「<title>」および「</title>」、タグ「<type>」および「</type>」、ならびに、タグ「<URI>」および「</URI>」により、3つの項目が定義されている。
これはこの例に限定されず、タグ「<link>」および「</link>」に挟まれた部分に、さらに多くの項目を定義することができる。タグ「<link>」および「</link>」に挟まれた部分に、項目として画像データを定義し、対象領域の画像データそのものを記述してもよい。
また、対象領域のうちマスク領域も、リンク領域と同様にして、XMLにより記述される。マスク領域の場合は、例えば図16の部分1412において、タグ「<hotspot>」および「</hotspot>」を、マスク領域を示すタグ(例えばタグ「<mask>」および「</mask>」)の記述に置き換える。また、マスク領域は、連携情報を含まないため、範囲を示す行142のタグ「<area>」および「</area>」のみが含まれ、連携情報を定義する例えば部分1431、1432の記述は省略される。
このように、XMLコード140により、ページ内の対象領域およびリンク領域における連携情報を定義している。そのため、ページ内のリンク領域に含まれるオブジェクトに関連付けられる連携情報による機能や、マスク領域を検索対象から除外する機能などを実行することができる。
図17は、実施形態に係る、検索端末30の表示デバイスに表示される閲覧画面の例を示す。図17において、閲覧画面800は、リンク表示領域801と、ページ画像表示領域802とを含む。ページ画像表示領域802は、XMLコード140に従ったページ810が表示される領域である。ページのサイズは、固定としてもよいし、XMLコード140に含めてもよい。検索端末30は、図16を参照し、XMLコード140の行142の記述に従い各リンク領域820a、820bおよび820cの表示を行う。
検索端末30は、XMLコード140に記述されるリンク情報に従い取得した画像を各リンク領域820a、820bおよび820cに表示させる。これに限らず、検索端末30は、XMLコード140に画像データが含まれている場合は、その画像データに従った画像を各リンク領域820a、820bおよび820cに表示することができる。
さらに、検索端末30は、各リンク領域820a、820bおよび820cに対し、各リンク領域820a、820bおよび820cに関連付けられた連携情報を示すアイコン画像830a〜830gを表示させる。図17の例では、リンク領域820aに4つのアイコン画像830a〜830dが表示され、リンク領域820aに対して4つの連携情報が関連付けられていることが示される。同様に、リンク領域820cにアイコン画像830fおよび830gが表示され、リンク領域820cに対して2つの連携情報が関連付けられていることが示される。また、リンク領域820bには1つのアイコン画像830eが表示され、リンク領域820bに対して1つの連携情報が関連付けられていることが示されている。
このような閲覧画面800の表示に対し、1つのリンク領域を指定することで、ユーザは、指定したリンク領域に関連付けられた連携情報を利用することができる。図18は、図17の閲覧画面800に対してリンク領域820aを指定した例を示す。図18の例では、指定されたリンク領域820aが強調表示されている。リンク領域820aが指定されると、検索端末30は、リンク表示領域801に対して、指定されたリンク領域820aに関連付けられた連携情報を示すアイコン画像830a’、830b’、830c’および830d’を表示させる。これらアイコン画像830a’〜830d’は、それぞれアイコン画像830a〜830dに対応する。
また、検索端末30は、ページ画像表示領域802の各アイコン画像830a’、830b’、830c’および830d’に対応する位置に、タブ8302a、8302b、8302cおよび8302dを表示させる。タブ8302a、8302b、8302cおよび8302dを操作することで、操作されたタブに対応するアイコン画像に示される連携情報が利用可能となる。
(実施形態に係るエクスポート、インポート処理)
以下に、実施形態に係るエクスポート処理およびインポート処理について説明する。図19および図20は、それぞれ既存技術および実施形態による登録サーバ50への画像の登録処理を概略的に示す。なお、図19および図20において、上述した図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
先ず、既存技術による登録処理について説明する。図19において、登録者は、登録端末20に、登録を行いたい画像の画像データ(ページ画像データ)を入力する。登録者は、登録端末20を操作して、入力した画像データによる画像に対してリンク領域、マスク領域といった対象領域を設定すると共に、上述した連携情報などの入力を行う。登録端末20は、入力された画像データと、連携情報を含む設定情報とを登録サーバ50に送信し、登録サーバ50に対して当該画像データによる画像の登録を要求する。登録サーバ50は、要求に応じて、画像データと設定情報とを画像保存部51に格納し、画像の登録を行う。この場合、登録者は、各領域の設定や連携情報の入力を、登録を行いたい画像データ毎に行う必要がある。
次に、実施形態に係る登録処理について説明する。図20において、登録者は、登録端末20に、登録を行いたい画像の画像データを入力すると共に、後述するエクスポート処理により予め作成したエクスポート情報を入力(インポート)する。エクスポート情報は、連携情報を含む設定情報と、画像に設定された対象領域内の画像を切り出した領域画像の画像データとを含む。登録端末20は、入力された画像データとエクスポート情報とを登録サーバ50に送信し、登録を要求する。登録サーバ50は、要求に応じて、受信した画像データとエクスポート情報とに基づき、当該画像データによる画像に対して対象領域を設定する位置を自動検出すると共に、設定情報を当該画像データに関連付けて画像保存部51に格納し、画像の登録を行う。
登録者は、他の画像の登録の際に、所望のエクスポート情報を登録端末20においてインポートして用いることで、画像に対する対象領域の設定、および、設定情報の関連付けが、エクスポート情報に基づき自動的に行われる。そのため、登録者による登録処理の負荷が既存技術に対して軽減される。
図21は、実施形態に係る登録サーバ50の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。図21において、登録サーバ50は、登録処理部500と、通信部501と、アーカイブ作成部502と、抽出部503と、保存部504と、検出部505と、設定部506とを含む。これら登録処理部500、通信部501、アーカイブ作成部502、抽出部503、保存部504、検出部505および設定部506は、CPU1001上でプログラムが動作することにより構成される。これに限らず、登録処理部500、通信部501、アーカイブ作成部502、抽出部503、保存部504、検出部505および設定部506のうち一部または全部を、互いに協働して動作するハードウェア回路により構成してもよい。
登録処理部500は、登録端末20から送信されたキャンペーンの情報を、登録サーバ50が備える画像検索用DB11’に登録する処理を行う。通信部501は、通信I/F1005を制御してネットワーク41を介した通信を行う。アーカイブ作成部502は、登録端末20からの要求に従い、少なくとも設定情報と領域画像とを含むアーカイブデータを作成する。アーカイブデータの詳細については、後述する。抽出部503は、アーカイブデータを解釈して、アーカイブデータから必要な情報、例えば設定情報および領域画像を抽出する。
保存部504は、登録端末20から送信されたページ画像の画像データを保存する。検出部505は、アーカイブデータから抽出された領域画像データと、保存部504に保存された画像データとを比較して、当該画像データ内から、領域画像データと類似度が高い領域を検出する。設定部506は、検出部505で検出された領域を、当該画像データに設定する。
図22は、実施形態に係る登録端末20の機能を説明するための一例の機能ブロック図である。図22において、登録端末20は、登録ツール21を含み、登録ツール21は、登録処理部200と、通信部201と、設定部202と、選択部203と、切り出し部204と、管理部205と、表示部206とを含む。これら登録処理部200、通信部201、設定部202、選択部203、切り出し部204、管理部205および表示部206は、CPU2001で実施形態に係る情報処理プログラムが動作されることで構成される。これに限らず、登録処理部200、通信部201、設定部202、選択部203、切り出し部204、管理部205および表示部206の一部または全部を、互いに協働して動作するハードウェア回路により構成してもよい。
登録処理部200は、図6を用いて説明した画像登録処理を実行する。通信部201は、通信I/F2009を制御してネットワーク41を介した通信を行う。設定部202は、登録端末20に対するユーザ操作に応じて、ページ画像に対する対象領域の設定、および、当該対象領域に対応する設定情報の生成を行う。選択部203は、ユーザ操作に応じて、ページ画像に設定された対象領域からアーカイブデータに含める対象領域を選択する。また、選択部203は、ユーザ操作に応じて、当該対象領域に対応する設定情報から、アーカイブデータに含める情報を選択する。切り出し部204は、ページ画像から、当該ページ画像に設定された対象領域内の画像を領域画像として切り出す。管理部205は、アーカイブデータを管理する。
登録ツール21による各機能を実現するための情報処理プログラムは、インストール可能な形式また実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)、フレキシブルディスク(FD)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供される。これに限らず、情報処理プログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、当該ネットワークを介してダウンロードさせることにより提供してもよい。また、当該情報処理プログラムをインターネットなどのネットワークを経由して提供または配布するように構成してもよい。
情報処理プログラムは、上述した各部(登録処理部200、通信部201、設定部202、選択部203、切り出し部204、管理部205および表示部206)を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPU2001がストレージ2006などの記憶媒体から当該情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上述した各部がRAM2003などの主記憶装置上にロードされ、登録処理部200、通信部201、設定部202、選択部203、切り出し部204、管理部205および表示部206が主記憶装置上に生成されるようになっている。
(実施形態に係るエクスポート処理およびインポート処理の概要)
次に、図23〜図29を用いて、実施形態に係るエクスポート処理およびインポート処理について概略的に説明する。なお、図23〜図29のうち図27および図28を除く各図において、上述した図12と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、図23〜図29のうち図27および図28を除く各図は、煩雑さを避けるため、図12のうち実施形態に対して関連性の低い部分の表示を適宜、省略している。
図23は、エクスポート処理の対象となるキャンペーンを作成した例を示す。図23において、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840に対して、2次元コードが含まれる範囲Aにマスク領域を設定し、ロゴマークが含まれる範囲Bにリンク領域を設定する場合を考える。
登録者は、図24に例示されるように、ページ編集領域484に表示されるページ画像4840に対する範囲指定操作により、範囲Aを含む対象領域710と、範囲Bを含む対象領域711とを設定する。登録ツール21は、複数の対象領域710および711を設定した場合には、各対象領域710および711に対して、例えば設定順に応じて識別情報を付与する。
登録者は、範囲Bを含む対象領域711に対して連携情報を関連付ける。例えば、上述したように、リンクアイコン一覧領域487に表示される、所望の連携情報に対応するアイコン画像をドラッグアンドドロップ操作により移動させ、対象領域711に重ねることで、当該対象領域711が選択中の状態となり、当該対象領域711に連携情報を関連付けられる。これにより、対象領域711がリンク領域として設定される。例えば、選択中のリンク領域に関連付けられた連携情報を示す情報は、プレビュー領域485にオーバーラップされる表示領域4860に表示される。図24の例では、表示領域4860に対して4つのアイコン画像が表示され、選択中の対象領域711に対して4つの連携情報が関連付けられていることが分かる。
図25に例示されるように、登録者がエクスポートボタン701を操作した場合について説明する。登録ツール21は、エクスポートボタン701の操作に応じて、キャンペーンに含まれる各ページ画像4840に設定された各対象領域について、設定情報を取得する。設定情報は、各対象領域の位置情報およびサイズ情報(例えば高さおよび幅)を含み、対象領域がリンク領域である場合には、当該リンク領域に関連付けられた各連携情報をさらに含む。さらに、登録ツール21は、各ページ画像4840から、設定した各対象領域に対応する範囲の画像を、領域画像として切り出す。
登録ツール21は、各設定情報の取得および各領域画像の切り出しが完了すると、後述する、エクスポート対象の領域(対象領域およびマスク領域)を領域毎に個別に選択する選択画面を表示させる。また、この選択画面では、各領域について、関連付けられた設定情報に含まれる情報から、エクスポート対象とする情報を各情報について個別に選択できる。
登録ツール21は、選択画面に対する所定の操作に応じて、選択画面で選択された各情報と、各ページ画像4840から切り出した各領域画像とを登録サーバ50に送信し、アーカイブデータの作成を要求する。登録サーバ50は、この要求に応じて、登録端末20から送信された各情報および各領域画像とを関連付けて、例えばキャンペーン毎にアーカイブデータを作成する。登録サーバ50は、作成したアーカイブデータを登録端末20に送信する。登録端末20は、登録サーバ50から送信されたアーカイブデータを含むアーカイブファイルを、例えばストレージ2006の特定のフォルダにエクスポート情報として保存する。
次に、実施形態に係るインポート処理について説明する。インポート処理では、上述の処理により作成したエクスポート情報を入力(インポート)し、キャンペーンに適用する。ここでは、登録者が、図26に例示されるように、登録端末20において新たなキャンペーンを作成し、このキャンペーンに対して、図23〜図25で説明したようにして作成したエクスポート情報を適用させるものとする。
図26の例では、ページ編集領域484に対して、上述の図23のページ画像4840とは異なる内容のページ画像4840’が表示されている。このページ画像4840’は、新規に作成したキャンペーンの画像であるので、リンク領域領域およびマスク領域の何れも設定されていない。また、図26のページ画像4840’の左上の範囲Cには、図23に範囲Aで示した2次元コードの画像と同一の画像が配置され、右下の範囲Dには、図23に範囲Bで示したロゴマークと同一の画像が配置されている。登録者は、図26の新規キャンペーンのページ画像4840’の例においても、上述と同様に、2次元コードの画像を含む範囲Cにはマスク領域を設定し、ロゴマークを含む範囲Dにはリンク領域を設定したいと考えたとする。
登録者がインポートボタン700を操作した場合、登録ツール21は、例えば図27に例示されるような、インポートするアーカイブデータを選択するインポートデータ選択画面720の表示を行う。図27において、インポートデータ選択画面720は、図13を用いて説明したファイル選択画面460と同様に、登録端末20のCPU2001上で動作するOSにより提供される、標準のファイル選択画面であって、フォルダ指定部721と、ファイル一覧表示領域762と、ファイル名表示部723と、ファイル形式指定部724と、ボタン725および726とが配置される。
ファイル一覧表示領域762は、フォルダ指定部721で指定されたフォルダに格納されるファイルの一覧を表示する。例えば、登録ツール21は、アーカイブファイルを保存するための特定のフォルダのフォルダを、フォルダ指定部721のデフォルトのフォルダとして指定する。ファイル一覧表示領域762、ファイル形式指定部724およびファイル名表示部723の機能は、図13に示したファイル一覧表示領域462、ファイル形式指定部464およびファイル名表示部463の機能と同様であるので、ここでの説明を省略する。
登録ツール21は、ファイル一覧表示領域762に表示されるファイルから1つ選択してボタン725が操作されると、アーカイブデータのインポート方式を指定するインポート方式指定画面を表示させる。なお、1つのキャンペーンには、1つのアーカイブデータをインポートできる。登録ツール21は、ファイル一覧表示領域762から複数のファイルが選択された場合には、ボタン725を操作不可の状態とすると好ましい。
図28は、実施形態に係るインポート方式指定画面の例を示す。図28において、インポート方式指定画面730は、インポート方式指定部731と、ボタン732および733が配置される。インポート方式指定部731は、アーカイブデータのインポート方式を、「通常(通常取り込み)」および「自動(自動配置取り込み)」の何れかに指定する。これら「通常」および「自動」は、排他的に指定が可能である。ボタン732は、インポート方式指定部731で指定されたインポート方式を確定させる。ボタン733は、例えばインポート方式指定部731における指定を破棄して、インポートデータ選択画面720に戻る。
ここで、インポート方式「通常」および「自動」について説明する。インポート方式「通常」は、各対象領域の配置を、アーカイブデータ内の設定情報に含まれる座標情報(後述する)に従って行う。この方式では、対象領域を、エクスポート元のキャンペーンに設定されている対象領域の座標情報を用いて、インポート先のキャンペーンに配置する。
すなわち、インポート方式「通常」では、対象領域は、インポート先のキャンペーンの各ページ画像の内容に関わらず、エクスポート元のキャンペーンにおいて設定された座標と対応する座標に対して配置される。キャンペーンに含まれる各ページ画像の同じ位置に配置される特定の画像(ロゴマークなど)に対象領域を共通に設定するような場合には、これら対象領域の設定を効率的に実行することが可能になる。
インポート方式「自動」は、アーカイブデータに含まれる、エクスポート元のキャンペーンのページ画像から当該ページ画像に設定された対象領域に含まれる画像を切り出した領域画像と、インポート先のキャンペーンに含まれる各ページ画像とを比較し、各ページ画像から領域画像に類似する部分を検出する。インポート先のキャンペーンに含まれるページ画像から領域画像に類似する部分が検出された場合、当該ページ画像の当該部分に、領域画像に対応するリンク領域またはマスク領域を設定する。
すなわち、インポート方式「自動」では、ページ画像の内容に応じて適応的にリンク領域およびマスク領域の設定が行われる。キャンペーンに含まれる各ページ画像でそれぞれ異なる位置に配置されるロゴマークなど特定の画像に、リンク領域およびマスク領域を共通に設定するような場合に、これらリンク領域およびマスク領域の設定を効率的に実行することが可能になる。
登録ツール21は、ボタン732の操作に応じて、インポート方式がインポート方式指定部731で指定された方式に確定されると、インポートデータ選択画面720において選択されたアーカイブファイルをストレージ2006から読み出す。そして、登録ツール21は、読み出したアーカイブファイルに格納されるアーカイブデータに対して確定されたインポート方式を関連付けて、登録サーバ50に送信する。
登録サーバ50は、登録端末21から送信されたアーカイブデータを解釈し、アーカイブデータに含まれるメタデータに基づき、画像保存部51から対応するページ画像データを取得する。そして、登録サーバ50は、アーカイブデータに関連付けられたインポート方式に従い、画像保存部51から取得したページ画像データに対して、対象領域、すなわちリンク領域やマスク領域を設定する。
図29は、上述した図26に示したページ画像4840’に対してインポート方式「自動」を指定した場合のインポート結果の例を示す。この場合、登録サーバ50は、ページ画像4840’と、アーカイブデータに含まれる領域画像とを比較し、ページ画像4840’から領域画像と類似する画像が含まる部分を検出する。検出された場合、登録サーバ50は、ページ画像4840’の検出部分に対して、当該領域画像に対応する対象領域を設定する。
その結果、図29に例示されるように、図26において設定された対象領域710に含まれる画像と同一であり位置が異なる画像に対して、対象領域710’が設定される。同様に、図26において設定された対象領域711に含まれる画像と同一であり位置が異なる画像に対して、対象領域711’が設定される。
このように、実施形態によれば、ページ画像に対して予め作成したアーカイブデータをインポートし、アーカイブデータに含まれる領域画像に類似するページ画像の部分に、領域画像に対応する対象領域を設定するようにしている。そのため、ページ画像に対する複数の対象領域の設定を、ページ画像の内容に応じて適応的に実行することができ、ページ画像の作成の負荷が軽減される。
(実施形態に係るエクスポート処理の詳細)
次に、実施形態に係るエクスポート処理について、より詳細に説明する。図30は、実施形態に係るエクスポート処理の例を示すシーケンス図である。なお、図30において、図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。なお、ここでは、図24で示したように、ページ編集領域484において、ページ画像4840に対してそれぞれマスク領域およびリンク領域である対象領域710および711が設定されている状態を想定している。
ユーザ操作により編集画面480のエクスポートボタン701が操作され(図25参照)、登録ツール21に対して、エクスポート処理の開始が指示される(ステップS200)。登録ツール21は、この指示に応じて、編集画面480で編集中のキャンペーンの情報に基づき、エクスポートの対象を選択するためのエクスポート対象選択画面を表示させる(ステップS201)。そして、登録ツール21は、ユーザ操作による選択指示(ステップS202)に応じて、エクスポート対象を選択する(ステップS203)。
図31は、実施形態に係るエクスポート対象選択画面の一例を示す。図31において、エクスポート対象選択画面740は、設定一覧表示領域741と、ボタン745および746とが配置される。設定一覧表示領域741は、編集中のキャンペーンにおいて設定される各対象領域、すなわちリンク領域およびマスク領域が一覧して表示される。
設定一覧表示領域741は、各対象領域の情報がレコード毎に示され、レコードは、「ページNo」、「種別」、「対象指定方法」および「リンク設定」の各項目を含み、先頭に選択を指示する指示部742が配置される。この例では、指示部742は、チェックボックス形式となっており、ユーザ操作によりチェックボックスにチェックを入れることで、そのレコードに示される対象領域を、エクスポート対象の対象領域に指定する。図の例では、1行目および2行目のレコードが示す2つの対象領域がエクスポート対象として指定されている。
レコードに含まれる項目「ページNo」は、ページ画像のキャンペーン内でのページ番号を示す。項目「種別」は、このレコードに対応する対象領域がリンク領域およびマスク領域の何れであるかを示す。項目「種別」の値「リンク領域」がリンク領域を示し、値「マスク領域」がマスク領域を示す。項目「対象指定方法」は、このレコードに対応する対象領域を指定する方法を、領域指定および画像指定から選択する。例えば、項目「対象指定方法」は、ドロップダウンリスト743を含み、ユーザ操作に応じて、表示743’に例示されるように、ドロップダウンリスト743から選択可能な項目がリスト表示される。領域指定および画像指定の詳細については、後述する。
また、レコードに含まれる項目「リンク設定」は、このレコードに対応するリンク領域に関連付けられる連携情報が示される。この例では、項目「リンク設定」において、リンク領域に関連付けられる連携情報を、連携情報に対応するアイコン画像744を用いて示している。この項目「リンク設定」では、エクスポート対象の指定を、リンク領域に関連付けられる連携情報毎に行うことができる。図の例では、ユーザ操作に応じてチェックマーク745が付されたアイコン画像744に対応する連携情報がエクスポート対象とされる。
より具体的には、1行目のレコードにおいて、項目「リンク設定」に示される3個のアイコン画像のうち左側の2個のアイコン画像にチェックマークが付され、これら2個のアイコン画像に対応する各連携情報がエクスポート対象とされる。また、項目「リンク設定」に示される3個のアイコン画像のうち右端の1個のアイコン画像には、チェックマークが付されておらず、このアイコン画像に対応する連携情報がエクスポート対象とされないことが示されている。
エクスポート対象選択画面740において、ボタン746は、設定一覧表示領域741において設定された内容を確定し、エクスポートの実行を指示する。また、ボタン747は、設定一覧表示領域741において設定された内容を破棄する。
上述した項目「対象指定方法」における画像指定および領域指定について説明する。領域指定は、対象領域またはマスク領域として指定されている領域そのものをエクスポート対象として指定する。これに対して、画像指定は、当該領域に含まれる任意の画像をエクスポート対象として指定する。
図32を用いて、実施形態に係る画像指定の方法について説明する。図32(a)における1行目のレコードの例のように、項目「対象指定方法」において「画像指定」を選択したレコードの行(範囲Eで示す)を、マウスのダブルクリックなど所定の方法で指定する。登録ツール21は、この行の指定に応じて、図32(b)に例示される画像領域選択画面750を表示させる。この例では、画像領域選択画面750は、エクスポート対象選択画面740に対してオーバーラップされて表示されている。画像領域選択画面750が表示されている間は、エクスポート対象選択画面740に対するユーザ操作が無効とされる。
図32(b)において、画像領域選択画面750は、指定した行のレコードに対応するページ画像4840のサムネイル画像が表示される元画像表示領域751と、当該レコードに対応する対象領域(この例ではリンク領域)の領域画像753が表示される領域選択領域752と、ボタン754および755とが配置される。図の例では、元画像表示領域751において、サムネイル画像に対してページ画像4840にそれぞれマスク領域およびリンク領域として指定された対象領域710および711が表示され、元画像表示領域751と領域選択領域752との間で、リンク領域である対象領域711と領域画像753との対応関係が明示されている。
登録ツール21は、ユーザ操作に応じて領域選択領域752において範囲756が指定され、さらにボタン754が操作されると、この範囲756に含まれる画像を、対象領域711に対応するエクスポート対象として指定する。元の領域画像753は、エクスポート対象からは除外される。また、ボタン754が操作されることにより、画像領域選択画面750が閉じられ、エクスポート対象選択画面740に対する操作が有効とされる。
説明は図30に戻り、登録ツール21は、エクスポート対象選択画面740においてボタン745が操作され、エクスポート処理の実行が指示されると(ステップS204)、登録サーバ50に対してアーカイブデータの作成を要求する(ステップS205)。登録サーバ50は、この要求に応じてアーカイブデータを作成する(ステップS206)。
より具体的には、登録ツール21は、エクスポート対象選択画面740のボタン745への操作に応じて、エクスポート対象選択画面740で指定された情報に基づき、キャンペーンに含まれる各ページ画像から、各ページ画像に設定された各対象領域に対応する部分をそれぞれ領域画像として切り出す。また、登録ツール21は、エクスポート対象選択画面740で指定された各情報を含む設定情報を作成する。登録ツール21は、これら各領域画像と、設定情報とを登録サーバ50に送信する。
登録サーバ50は、登録ツール21から送信された各領域画像と、設定情報を含むメタデータとを1つに纏めたアーカイブデータを作成する。図33は、実施形態に係るアーカイブデータの例を示す。図33において、アーカイブデータ90は、メタデータ91と画像情報92とを含む。画像情報92は、キャンペーンの各ページ画像から対象領域に含まれる部分の画像を切り出した各領域画像の画像データを含む。
図33の例では、画像情報92は、各リンク領域の画像データである各リンク画像データ9201、9202、…と、各マスク領域の画像データである各マスク画像データ9211、9212、…とを含む。これら各リンク画像データ9201、9202、…、および、各マスク画像データ9211、9212、…は、画像のバイナリデータである。
メタデータ91は、キャンペーンのメタデータであって、キャンペーンに含まれる各ページ画像に設定される各対象領域に対する設定情報を含む。図34は、実施形態に係るメタデータ91の一例を示す。なお、図34に示されるメタデータ91は、例であって、さらに多くの項目を含むことができる。
図34において、メタデータ91は、レコードに、「キャンペーンID(Camp ID)」、「ユーザID(User ID)」、「状態」、「作成日」、「更新日」、「ページ」、「リンク領域」、「連携情報」、「マスク領域」、「対象フラグ」の各項目を含む。項目「ページ」は、「ID」、「タイトル」、「高さ」、「幅」の各項目を含む。また、項目「リンク領域」および「マスク領域」は、それぞれ「ID」、「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」の各項目を含む。また、項目「連携情報」は、「アイコン」、「アプリ」、「説明」、「制限」および「URL」の各項目を含む。さらに、項目「対象フラグ」は、「領域」および「リンク」の各項目を含む。
メタデータ91に含まれる各項目のうち、項目「キャンペーンID」は、キャンペーンを識別する識別情報であり、例えば図9で説明した項目「キャンペーン名」と関連付けられる。項目「ユーザID」は、図9で説明した項目「ユーザID」に対応する。項目「状態」は、図9で説明した項目「状態」に対応し、そのキャンペーンが公開中(公)か非公開(非)であるかを示す。項目「作成日」は、そのキャンペーンが作成された日を示し、項目「更新日」は、図9で説明した項目「最終更新日」に対応し、キャンペーンが最後に更新された日を示す。
項目「ページ」は、キャンペーンに含まれるページ画像に関する情報が含まれる。項目「ID」は、キャンペーンにおいて各ページ画像を識別するための識別情報である。項目「タイトル」は、ページ画像に付与されたタイトルを示す。項目「高さ」および「幅」は、ページ画像の高さと幅を、例えばドット数で示す。
項目「リンク領域」は、各ページ画像に設定されるリンク領域に関する情報が含まれる。項目「ID」は、リンク領域をページ画像内で識別するための識別情報である。上述した画像情報92に含まれる各リンク画像データ9201、9202、…は、例えばこの項目「リンク領域」内の項目「ID」により、メタデータ91と関連付けることができる。項目「X座標」および「Y座標」は、それぞれ、リンク領域のページ画像内での位置を示す。例えば、項目「X座標」および「Y座標」は、それぞれ、リンク領域を含む矩形の左上の頂点のリンク領域のページ画像内での座標を示す。項目「高さ」および「幅」は、それぞれ、リンク領域の高さおよび幅を例えばドット単位で示す。
項目「マスク領域」は、各ページ画像に設定されるマスク領域に関する情報が含まれる。項目「マスク領域」に含まれる各項目「ID」、「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」は、それぞれ、上述した項目「リンク領域」の各項目「ID」、「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」と対応するものであるため、ここでの説明を省略する。なお、上述した画像情報92に含まれる各マスク画像データ9211、9212、…は、例えばこの項目「マスク領域」内の項目「ID」により、メタデータ91と関連付けることができる。
なお、項目「リンク領域」に含まれる各項目に値が格納されたレコードを、「リンク領域のレコード」と呼ぶ。同様に、項目「マスク領域」に含まれる各項目に値が格納されたレコードを、「マスク領域のレコード」と呼ぶ。これら項目「リンク領域」に含まれる各項目と、項目「マスク領域」に含まれる各項目とは、互いに排他的に値が格納される。すなわち、項目「リンク領域」に含まれる各項目に値が格納されるレコードは、項目「マスク領域」に含まれる各項目に値が格納されない。
項目「連携情報」は、そのレコードがリンク領域のレコードである場合に、当該リンク領域に関連付けられる連携情報に関する情報が含まれる。項目「連携情報」に含まれる項目「アイコン」は、その連携情報に対応するアイコン画像の情報が示される。項目「アプリ」は、その連携情報に関連して起動されるアプリケーションプログラムの情報が示される。項目「説明」は、その連携情報に関する説明が示される。項目「制限」は、検索端末30によるその連携情報に応じた表示を制限する情報が示される。項目「URL」は、その連携情報に関連付けられるURLが示される。
上述したように、1つのリンク領域には、複数の連携情報を関連付けることができる。したがって、各レコードは、連携情報毎に定義される。例えば、複数のレコードが1つのリンク領域の情報を共通して含むことができる。図34の例では、3行目〜5行目の3のレコードが、項目「ID」の値が「h002」である1つのリンク領域の情報を含んでいる。また、マスク領域は、連携情報が関連付けられないので、1つのレコードが1つのマスク領域に対応する。
項目「対象フラグ」において、項目「領域」は、そのレコードの対象領域がエクスポート対象であるか否かを示す。例えば、項目「領域」の値が「1」でそのレコードがエクスポート対象の対象領域のレコードであり、値が「0」でそのレコードの対象領域がエクスポート対象ではないことを示す。
項目「対象フラグ」において、項目「リンク」は、そのレコードの項目「URL」に示されるリンク情報をエクスポート情報として取り込むか否かを示す。例えば、項目「リンク」の値が「1」でそのレコードの項目「URL」の値を取り込み、項目「リンク」の値が「0」で取り込まない。
説明は図30に戻り、登録サーバ50は、上述したアーカイブデータ90を作成すると、作成したアーカイブデータ90を登録ツール21に送信する(ステップS207)。このアーカイブデータ90は、登録端末20に受信され、登録ツール21に渡される。登録ツール21は、このアーカイブデータ90を、アーカイブファイルとして登録端末20の所定の記憶領域(例えばストレージ2006)に保存する(ステップS208)。
なお、ここでは、アーカイブデータ90の作成を登録サーバ50側で行うように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、アーカイブデータ90の作成を、登録ツール21において行ってもよい。
(実施形態に係るインポート処理の詳細)
次に、実施形態に係るインポート処理について、より詳細に説明する。図35は、実施形態に係るインポート処理の例を示すシーケンス図である。なお、図35において、図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
登録ツール21は、編集画面480に対するユーザ操作に応じて、編集画面480に対してキャンペーンの編集画面を表示させる。この編集画面480に表示されるキャンペーンが、インポート対象のキャンペーンとなる(ステップS220)。ユーザ操作により編集画面480のインポートボタン700が操作され、登録ツール21に対して、インポート処理の開始が指示される(ステップS221)。
インポート処理の開始が指示されると、登録ツール21は、図27に示したインポートデータ選択画面720を表示させる(ステップS222)。ユーザ操作により、インポートデータ選択画面720において所望のアーカイブファイルが選択され、ボタン725が操作されることにより、登録ツール21に対してインポート処理の実行が指示される(ステップS223)。登録ツール21は、インポート処理の実行が指示されると、図28に示したインポート方式指定画面730を表示させる(ステップS224)。
ユーザ操作により、インポート方式指定画面730において「通常」および「自動」のうち所望のインポート方式が指定され、ボタン732が操作されることにより、登録ツール21に対して、インポート方式が指示される(ステップS225)。登録ツール21は、インポート方式指定画面730において「通常」が指定された場合は、ステップS226の処理を実行し、「自動」が指定された場合は、ステップS227の処理を実行する。
ステップS226の処理について説明する。ステップS226は、ステップS2260の処理を含む。ステップS2260で、登録ツール21は、上述のステップS222で選択されたアーカイブデータ90を解釈し、アーカイブデータ90からメタデータ91を取り出す。登録ツール21は、取り出したメタデータ91に従い、インポート対象のキャンペーンに含まれる各ページ画像に対して、リンク領域およびマスク領域を設定する。
より具体的には、登録ツール21は、メタデータ91に含まれる項目「対象領域」および「マスク領域」の「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」の各項目の値に従い、各ページ画像に対してリンク領域およびマスク領域を設定する。すなわち、この場合、リンク領域およびマスク領域は、メタデータ91の元となったキャンペーンに含まれる各ページ画像と同一の位置に、同一のサイズで設定される。また、登録ツール21は、メタデータ91に含まれる項目「対象フラグ」の項目「領域」がリンク領域を示している場合に、そのレコードの項目「連携情報」の「アイコン」、「アプリ」、「説明」、「制限」および「URL」の各項目の値を、設定したリンク領域に関連付ける。
キャンペーンが含む複数のページ画像において、リンク領域およびマスク領域が各ページ画像で同じ位置および同じサイズで設定したい場合、インポート方式として「通常」を指定することで、キャンペーンの作成を効率的に実行できる。
ステップS227の処理について説明する。ステップS227は、ステップS2271〜ステップS2276の処理を含む。ステップS2271で、登録ツール21は、上述のステップS222で選択されたアーカイブデータ90を登録サーバ50に送信し、アーカイブデータ90の登録サーバ50へのアップロード(UL)を行う。登録ツール21は、登録サーバ50からアップロード完了の通知を受け取ると(ステップS2272)、登録サーバ50に対して、インポート方式「自動」によるインポート処理の開始を要求する(ステップS2273)。
登録サーバ50は、この要求に応じて、ステップS2271で登録端末21からアップロードされたアーカイブデータ90を解釈し(ステップS2274)、アーカイブデータ90から、メタデータ91と、画像情報92内の各画像データ(リンク画像データ9201、9202、…、および、マスク画像データ9211、9212、…)とを取り出す。
登録サーバ50は、アーカイブデータ90内のメタデータ91に基づき、画像保存部51から、メタデータ91に示されるキャンペーンの各ページ画像データを取得する。そして、登録サーバ50は、アーカイブデータ90の画像情報92内の各画像データと、各ページ画像データとを比較して、各ページ画像データ内から、画像情報92内の各画像データと類似する部分を検出し、検出された部分にリンク領域やマスク領域を設定する(ステップS2275)。
登録サーバ50は、キャンペーンに含まれる各ページ画像データに対して設定したリンク領域およびマスク領域の情報を、登録ツール21に送信する(ステップS2276)。
登録ツール21は、ステップS226またはステップS227の処理が終了すると、処理をステップS228に移行させる。ステップS228で、登録ツール21は、ステップS226またはステップS227の処理で設定されたリンク領域およびマスク領域の情報に基づき、編集画面480におけるキャンペーンの表示を更新する。これにより、図35のシーケンス図による一連のインポート処理が終了する。
なお、上述では、ステップS2275およびステップS2276の処理を登録サーバ50において実行するように説明したが、これはこの例に限定されず、ステップS2275およびステップS2276の処理を登録ツール21において実行してもよい。この場合、ステップS2271およびステップS2272の、アーカイブデータのアップロード処理は、省略される。
図36は、実施形態に係るインポート処理の流れを説明するための一例のフローチャートである。登録ツール21または登録サーバ50は、選択されたアーカイブデータ90を解釈し(ステップS300)、アーカイブデータ90に含まれるメタデータ91から対象領域情報を取得する(ステップS301)。なお、ステップS300およびステップS301の処理は、インポート方式として「通常」が指定されている場合には、登録ツール21にて実行され、「自動」が指定されている場合には、登録サーバ50にて実行される。
対象領域情報は、メタデータ91の項目「対象フラグ」における項目「領域」の値に従い、エクスポート対象の対象領域について、項目「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」の各値を含む。また、当該対象領域がリンク領域である場合、対象領域情報は、項目「連携情報」に含まれる項目「アイコン」、「アプリ」、「説明」、「制限」および「URL」の各値をさらに含む。さらに、対象領域情報は、画像情報92に含まれる各画像データ(リンク画像データ9201、9202、…、および、マスク画像データ9211、9212、…)のうち、エクスポート対象の画像データを含む。
指定されたインポート方式に応じて、処理が登録ツール21による処理であるステップS303と、登録サーバ50による処理であるステップS304およびステップS305とに分岐される(ステップS302)。
指定されたインポート方式が「通常」の場合、登録ツール21は、ステップS303で、アーカイブデータ90に含まれる座標およびサイズ情報に従い、編集中のキャンペーンの各ページ画像データに対して対象領域(リンク領域およびマスク領域)を設定する。すなわち、ステップS303で、登録ツール21は、ステップS301で取得した対象領域情報に含まれる項目「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」の各値を用いて、各ページ画像データ内に対象領域を設定する。なお、設定する対象領域がリンク領域およびマスク領域の何れであるかは、対象領域情報に、これら項目「X座標」、「Y座標」、「高さ」および「幅」に対する項目「連携情報」に含まれる各項目が存在するか否かで判定できる。
図37は、ステップS303による、インポート方式「通常」の場合の対象領域の設定を、より具体的に示す。図37において左側に示すページ画像712は、2次元コード画像714と、ロゴ画像715とが配置され、2次元コード画像714を含む領域に対してマスク領域716が設定され、ロゴ画像715を含む領域に対してリンク領域717が設定されている。
一方、図37の中央部分に示すページ画像713は、ページ画像712に含まれる2次元コード画像714と同一の2次元コード画像714’が、ページ画像712に対する2次元コード画像714の位置とは異なる位置に配置されている。同様に、ページ画像713において、ページ画像712に含まれるロゴ画像715と同一のロゴ画像715’が、ページ画像712に対するロゴ画像715の位置とは異なる位置に配置されている。
ページ画像712に基づき作成したアーカイブデータ90を、インポート方式「通常」でページ画像713に適用させた場合の例を、図37の右側に示す。この場合、マスク領域716’およびリンク領域717’は、ページ画像713に対して、ページ画像713の内容に関わらず、ページ画像712におけるマスク領域716およびリンク領域717と同一の位置に配置される。
説明は図36のフローチャートに戻り、指定されたインポート方式が「自動」の場合、登録サーバ50は、編集中のキャンペーンの各ページ画像データによるページ画像から、ステップS301で取得した対象領域情報に含まれる各画像データによる画像と類似する部分を抽出する(ステップS304)。ここでは、登録サーバ50は、類似部分の検出を、例えば一般的な画像マッチング技術を用いて行うことができる。このとき、対象領域情報に含まれる各画像データを、複数段階でサイズを変更して類似部分の検出を行うと、元の画像データによる画像と同一パターンでサイズが異なる画像がページ画像に含まれる場合でも、当該画像を類似画像として検出でき、好ましい。
登録サーバ50は、各ページ画像の、ステップS304で検出した類似部分に対して、リンク領域およびマスク領域を設定する(ステップS305)。
図38は、ステップS304およびステップS305による、インポート方式「自動」の場合の対象領域の設定を、より具体的に示す。図38において左側に示すページ画像712は、上述の図37と同様に、2次元コード画像714と、ロゴ画像715とが配置されている。また、図38において、ページ画像712に対して、2次元コード画像714含む領域に対してマスク領域718が設定され、ロゴ画像715を含む領域に対してリンク領域719が設定されている。
図38の中央部分に示すページ画像713は、上述の図37で説明したページ画像713と同様にして、2次元コード画像714’およびロゴ画像715’が配置されている。
ページ画像712に基づき作成したアーカイブデータ90を、インポート方式「自動」でページ画像713に適用させた場合の例を、図38の右側に示す。この場合、登録サーバ50は、アーカイブデータ90の画像情報92に含まれる各画像データに基づき、ページ画像713から2次元コード画像714およびロゴ画像715にそれぞれ類似した画像を含む部分を検出する。この例では、登録サーバ50は、ページ画像713に配置される2次元コード画像714’と、ロゴ画像715’とを、それぞれ2次元コード画像714およびロゴ画像715に類似しているとして検出する。
登録サーバ50は、検出結果に基づき、2次元コード画像714’およびロゴ画像715’の位置に、マスク領域718’およびリンク領域719’を設定する。このように、インポート方式「自動」では、ページ画像713に対して、ページ画像713の内容に応じて、マスク領域718’およびリンク領域719’が設定される。
以上説明したように、実施形態では、キャンペーンの各ページ画像に対する対象領域の設定情報をエクスポートし、アーカイブデータ90として保存している。そのため、例えば新規キャンペーンの作成時に、アーカイブデータ90をインポートして新規キャンペーンの各ページ画像に対して適用することで、各ページ画像に対する対象領域の設定処理の負荷を軽減できる。
また、実施形態では、ページ画像に設定された対象領域に含まれる画像を領域画像として切り出してアーカイブデータ90に含めて、アーカイブデータ90の適用対象のページ画像から、アーカイブデータ90を含めた領域画像に類似する部分を検出し、検出された部分に領域画像に対応する対象領域を設定するようにしている。そのため、対象領域として設定したい画像がページ画像毎に異なる位置に配置されていても、対象領域をページ画像の内容に応じて適応的に設定することができ、各ページ画像に対する対象領域の設定処理の負荷を、より軽減できる。
なお、上述の実施形態は、本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形による実施が可能である。
1 画像検索システム
10 画像検索サーバ
11,11’ 画像検索用DB
14 画像DB
15 連携情報DB
20 登録端末
21 登録ツール
50 登録サーバ
51 画像保存部
90 アーカイブデータ
91 メタデータ
92 画像情報
202 設定部
203 選択部
204 切り出し部
205 管理部
480 編集画面
484 ページ編集領域
502 アーカイブ作成部
503 抽出部
504 保存部
505 検出部
506 設定部
700 インポートボタン
701 エクスポートボタン
710,710’,711,711’ 対象領域
716,716’,718,718’ マスク領域
717,717’,719,719’,820a,820b,820c リンク領域
730 インポート方式指定画面
740 エクスポート対象選択画面
750 画像領域選択画面
2006 ストレージ
特開2014−010723号公報 特開2005−258986号公報

Claims (7)

  1. 画像の特徴情報と連携情報とが関連付けられて登録される画像情報登録部から、検索対象画像の特徴情報と類似する特徴情報を検索する検索部と、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を端末装置に送信する送信部とを備える画像検索装置の、該連携情報の該画像情報登録部への登録を制御する情報処理装置であって、
    前記画像に対して領域を設定し、設定した該領域に対応する設定情報を生成する設定部と、
    前記画像から前記領域に含まれる画像を領域画像として切り出す切り出し部と、
    前記設定情報と前記領域画像とを関連付けたアーカイブを管理し、該アーカイブを、該アーカイブから前記設定情報と前記領域画像とを抽出し、抽出された該領域画像と、保存される該画像とを比較して、該画像内で該領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出し、抽出された該設定情報を前記対象領域に関連付けると共に、保存される該画像に対して該対象領域を設定する前記画像検索装置に、ユーザ操作に応じて送信する管理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記画像に含まれる前記領域を個別に選択する選択部をさらに備え、
    前記管理部は、
    前記選択部で選択された前記領域を示す情報を含む前記アーカイブを管理する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定情報は、前記連携情報を含み、
    前記選択部は、さらに、
    前記設定情報に含まれる前記連携情報を個別に選択し、
    前記管理部は、
    前記領域画像と、前記選択部で選択された前記連携情報を示す情報とを含む前記アーカイブを管理する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記選択部は、さらに、
    前記領域画像から領域を選択し、
    前記管理部は、前記領域画像から選択された領域と、該領域画像に関連付けられた前記設定情報とを含む前記アーカイブを管理する
    請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 画像の特徴情報と連携情報とが関連付けられて登録される画像情報登録部から、検索対象画像の特徴情報と類似する特徴情報を検索し、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を端末装置に送信する画像検索装置と、該連携情報の該画像情報登録部への登録を制御する情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記画像に対して領域を設定し、該画像から該領域に含まれる画像を領域画像として切り出す切り出し部と、
    前記領域画像に対する設定を示す設定情報を作成する作成部と、
    前記設定情報と前記領域画像とを関連付けたアーカイブを管理する管理部と
    を備え、
    前記画像検索装置は、
    前記画像を保存する保存部と、
    前記アーカイブから前記設定情報と前記領域画像とを抽出する抽出部と、
    前記抽出部で抽出された前記領域画像と、前記保存部に保存される前記画像とを比較して、該画像内で該領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出する検出部と、
    前記抽出部で抽出された前記設定情報を前記対象領域に関連付けると共に、前記保存部に保存される前記画像に対して該対象領域を設定する設定部と
    を備える
    情報処理システム。
  6. 画像の特徴情報と連携情報とが関連付けられて登録される画像情報登録部から、検索対象画像の特徴情報と類似する特徴情報を検索し、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を端末装置に送信する画像検索装置と、該連携情報の該画像情報登録部への登録を制御する情報処理装置とを含む情報処理システムの情報処理方法であって、
    前記画像に対して領域を設定し、該画像から該領域に含まれる画像を領域画像として切り出す切り出しステップと、
    前記領域画像に対する設定を示す設定情報を作成する作成ステップと、
    前記設定情報と前記領域画像とを関連付けたアーカイブを管理する管理ステップと、
    前記アーカイブから前記設定情報と前記領域画像とを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出された前記領域画像と、保存部に保存される前記画像とを比較して、該画像内で該領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出する検出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出された前記設定情報を前記対象領域に関連付けると共に、前記保存部に保存される前記画像に対して該対象領域を設定する設定ステップと
    を有する
    情報処理方法。
  7. 画像の特徴情報と連携情報とが関連付けられて登録される画像情報登録部から、検索対象画像の特徴情報と類似する特徴情報を検索する検索部と、検索された特徴情報に関連付けられた連携情報を端末装置に送信する送信部とを備える画像検索装置の、該連携情報の該画像情報登録部への登録を制御する情報処理装置が搭載するコンピュータに実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記画像に対して領域を設定し、設定した該領域に対応する設定情報を生成する設定ステップと、
    前記画像から前記領域に含まれる画像を領域画像として切り出す切り出しステップと、
    前記設定情報と前記領域画像とを関連付けたアーカイブを管理する管理ステップと、
    前記アーカイブを、該アーカイブから前記設定情報と前記領域画像とを抽出し、抽出された該領域画像と、保存される該画像とを比較して、該画像内で該領域画像と類似する画像を含む領域を対象領域として検出し、抽出された該設定情報を前記対象領域に関連付けると共に、保存される該画像に対して該対象領域を設定する前記画像検索装置に、ユーザ操作に応じて送信する送信ステップと
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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