JP2017068050A - 光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

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Kakuji Mori
角治 森
生西 省吾
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近藤 克昭
Katsuaki Kondo
克昭 近藤
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Abstract

【課題】繊維部材における強度や柔軟性を維持し、樹脂組成物等の被覆材の被覆加工の際の、被覆層の気泡の発生を解消することができるテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法を提供する。
【解決手段】アラミドロープ乾燥工程S2では、アラミドロープ準備工程S1で準備したアラミドロープを、真空状態に置いて乾燥させる。具体的には、真空引きを行う装置(例えば、真空加熱機)の内部に、アラミドロープを設置して、その内部において、所定の真空度で真空引きを行い、アラミドロープを乾燥させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバケーブルの内部に設けられるケーブル用抗張力体(以下、テンションメンバ)の製造方法に関し、特に、ノンメタリックのテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法に関する。
従来から、光ファイバケーブルには、ケーブルの張力性等を高めるために、いわゆる「テンションメンバ」と呼ばれるケーブル用抗張力体を、ケーブル内部に設けることが知られている。このテンションメンバは、一般に、内部に設けられる抗張力線と、その抗張力線を被覆する被覆層とを備えている。
このうち、抗張力線は、強度が必要であるため、従来、鋼線等の金属材料が用いられていた。しかし、抗張力線に金属材料が使われていると、雷などで不所望に抗張力線に電流が流れた場合、機器などが故障して、情報のやり取りができなくなる。つまり、光ファイバケーブルの光ファイバ線で情報伝達ができなくなる虞がある。
そこで、近年では、非金属(ノンメタリック)を抗張力線として使ったテンションメンバが徐々に増えてきている。このノンメタリックとして、例えば、ガラス繊維や炭素繊維等の繊維材料を用いることが知られており、この繊維材料を熱硬化性樹脂組成物に含浸させることで、ノンメタリックのテンションメンバを構成するもの(繊維強化プラスチック、Fiber Reinforced Plastics, FRP等)が知られている。
また、こうした繊維材料を用いた抗張力線では、強度を高めるために、複数の糸状部材を撚り合わせることでロープ状に構成することも考えられる。
なお、こうしたロープ状部材に、樹脂組成物を被覆する製造方法として、下記特許文献1に記載された製造方法が知られている。この製造方法は、ロープ状部材の外周だけを樹脂組成物で被覆するのではなく、糸状部材(ストランド糸)の間にも、樹脂組成物を充填できるように、糸状部材を撚り合わせる直前に、樹脂組成物を押出被覆する方法である。この製造方法によると、ロープ内の糸状部材間に「空隙」が無くなるため、ロープの断面形状が所定の円形形状から型崩れしてしまうといった問題を解消することができる。
特開昭61−102493号公報
ところで、従来、樹脂組成物の被覆層を有するテンションメンバの製造方法では、一般的な押出被覆等の技術を使って被覆層を形成していた。
そこで、複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状とした繊維部材の外周にも、被覆層を従来と同様の一般的な押出被覆の技術を使って形成しようとすることが考えられるが、この場合、従来と同等の表面性状のものが得られず、具体的には、被覆層に気泡が発生してしまうという現象が生じることが分かった。
この現象の原因を検討してみると、繊維材料をロープ状に構成した場合には、繊維材料内の隙間の水分等が、被覆工程の際に加熱されて水蒸気となり、その水蒸気が被覆層を形成中に、被覆層を通過できず気泡として残留するためと考えられる。
そこで、この対策としては、前述の特許文献1の製造方法のように、糸状部材を撚り合わせる直前に、樹脂組成物を押出被覆することで、繊維部材内の隙間を無くすことも考えられる。しかし、この方法によると、各糸状部材の間に樹脂組成物が存在して、繊維部材のロープとしての柔軟性が失われてしまい、光ファイバケーブルのテンションメンバとして構成した場合に、テンションメンバとして要求される耐屈曲性や耐捻回性が劣る、という、また別の新たな問題が生じる。
そこで、本発明は、複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状とした繊維部材に、樹脂組成物等を被覆することで、光ファイバケーブルのテンションメンバとして構成するテンションメンバの製造方法において、繊維部材における柔軟性を維持しつつも、樹脂組成物等の被覆の際において、被覆層に気泡が発生してしまうという問題を解消することができるテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
この発明の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法は、樹脂組成物等を押出被覆する前工程において、ロープ状の繊維部材を、真空引きすること等により、繊維部材内の隙間に残留している水分を除去して、被覆加工の際の被覆層の気泡発生を防ぐようにした製造方法である。
具体的には、第1の発明は、光ファイバケーブルの内部に設けられるテンションメンバの製造方法であって、複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状とした繊維部材を、準備する部材準備工程と、該部材準備工程で得た前記繊維部材から、水分を除去する部材水分除去工程と、該部材水分除去工程で水分を除去した前記繊維部材に、被覆材を被覆する部材被覆工程と、を備えることを特徴とする製造方法である。
上記構成によれば、部材準備工程で、糸状部材を撚り合わせてロープ状とした繊維部材を準備して、その後、部材水分除去工程で、その繊維部材から水分を除去して、さらに、部材被覆工程で、その水分を除去した繊維部材に樹脂組成物等の被覆材を被覆して、テンションメンバを製造することになる。
すなわち、繊維部材に樹脂組成物等の被覆材を被覆する前に、部材水分除去工程によって、繊維部材内の隙間に存在する水分を除去して、繊維部材を乾燥するのである。
このため、繊維部材を複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状に構成しても、繊維部材内には水分が存在しないため、部材被覆工程で被覆材を被覆する際に、被覆層には気泡が発生することはない。
なお、ここで、繊維部材の材質については、ガラス繊維、炭素繊維の他、有機繊維等が考えられ、特に限定されるものではない。また、撚り合わせ方についても特に限定はないが、ロープ状に撚り合わせることを考えると諸撚りで撚り合わせるのが好ましいと思われる。
また、被覆材についても、樹脂に可塑剤や難燃剤等を配合した組成物である樹脂組成物や、ゴムに様々な材料を配合したゴム組成物であっても良い。
第2の発明は、第1の発明において、前記部材水分除去工程は、繊維部材を真空状態に置いて乾燥を行う部材乾燥工程であることを特徴とする製造方法である。
上記構成によれば、部材水分除去工程が繊維部材を真空状態に置いて乾燥を行う部材乾燥工程であることにより、真空状態を利用して、繊維部材内の隙間に存在する水分を吸い出して、真空中に蒸発させ、繊維部材を乾燥(水分除去)することになる。
これにより、加熱蒸発等の水分除去の方法では、困難な繊維部材の内部の水分除去まで、確実に行うことができる。
よって、繊維部材内部の水分除去を、より確実に行うことができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記部材乾燥工程で、前記繊維部材に同時に加熱することを特徴とする製造方法である。
上記構成によれば、部材乾燥工程で、繊維部材を同時に加熱することで、真空引きでだけで繊維部材を乾燥するより、さらに水分の除去を早く行うことができる。すなわち、水の沸点温度は真空状態で低下するが、加熱を行う事で、水分の沸騰がより促進されて、繊維部材内の水分をより除去しやすいからである。
よって、部材乾燥工程で、より早く繊維部材内の水分を除去することができるため、部材乾燥工程を新たに設定したことによる製造時間の増加を、できるだけ減少させることができ、製造タクトや製造コストの増加を可及的に抑制できる。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか1の発明において、前記部材被覆工程の直前に、前記繊維部材の表面の水分を除去するように該繊維部材を加熱する、部材加熱工程を備えたことを特徴とする製造方法である。
上記構成によれば、部材加熱工程を備えたことで、部材被覆工程の直前においても、さらに繊維部材を加熱することになる。このため、繊維部材表面に付着する水分を確実に除去することができる。
すなわち、部材乾燥工程で乾燥した繊維部材であっても、繊維部材の表面については、外気に触れると即座に外気の湿度(湿気)により水分が付着するため、この外気による水分を除去するために部材加熱工程で加熱するのである。
よって、部材加熱工程を設定することによって、部材乾燥工程で繊維部材の内部の水分を除去した上で、さらに繊維部材の表面に付着しやすい水分を、部材加熱工程で確実に除去することができるため、部材被覆工程の際に被覆層に気泡が発生してしまうという問題をより確実に防止できる。
第5の発明は、第1乃至第4のいずれか1記載の発明において、前記繊維部材が、アラミド繊維であることを特徴とする製造方法である。
上記構成によれば、繊維部材がアラミド繊維であるため、アラミド繊維の保湿性により存在する糸状部材の内部の水分を、真空状態を利用してより確実に除去することができる。
このため、柔軟性に優れるアラミド繊維であったとしても、糸状部材の内部に存在する水分までも、完全に除去することができるため、部材被覆工程で、被覆材を被覆しても被覆層に気泡が発生することを完全に防止できる。
よって、アラミド繊維特有のより高い柔軟性を維持しつつも、被覆層に気泡が発生することがないテンションメンバを製造することができる。
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明のいずれか1記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法を一部に含んで光ファイバケーブルを製造する、ことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法である。
上記構成によれば、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法を一部に含んで、光ファイバケーブルを製造することになる。
よって、性能の優れたテンションメンバを用いて光ファイバケーブルを製造することができる。
本願発明によれば、光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法において、繊維部材を、真空状態に置いて乾燥を行う部材乾燥工程を設定したため、繊維部材を複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状に構成しても、繊維部材内には水分が存在しないため、部材被覆工程で被覆材を被覆する際に、被覆層には気泡が発生することはない。
よって、テンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備える光ファイバケーブルの製造方法において、繊維部材における強度や柔軟性を維持しつつも、被覆材の被覆の際において、被覆層に気泡が発生してしまうという問題を解消することができる。
本発明の実施形態にかかるテンションメンバの製造方法を一部に取り入れた光ファイバケーブルの製造工程を示すフローチャート図である。 本発明の製造方法で製造したテンションメンバの横断面図である。 本発明の製造方法で製造したテンションメンバを用いた光ファイバケーブルの横断面図である。 本発明の製造方法で製造しなかった場合のテンションメンバの外観側面図である。 本発明の製造方法で製造した他のテンションメンバを用いた光ファイバケーブルの横断面である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかるテンションメンバ1の製造方法を、一部に採用した光ファイバケーブルの製造工程Wを示したフローチャート図であり、図2は、その製造方法で製造したテンションメンバを、また図3は、そのテンションメンバを用いた光ファイバケーブルをそれぞれ示している。図1のフローチャート図にあるように、光ファイバケーブルの製造工程Wは、大別して、テンションメンバ1を製造するテンションメンバ製造工程W1と、各光ファイバ心線コード4a〜4fを製造する光ファイバ心線製造工程W2と、これらテンションメンバ1と光ファイバ心線コード4a〜4fを集合させて組み合せる光ファイバケーブル完成工程W3とを備えている。
以下、これらの工程について、順に説明する。
(テンションメンバ製造工程W1)
まず、テンションメンバ製造工程W1は、部材準備工程としてのアラミドロープ準備工程S1と、部材水分除去工程、又は部材乾燥工程としてのアラミドロープ乾燥工程S2と、部材直前加熱工程としてのアラミドロープ直前加熱工程S3と、最後に部材被覆工程としてのアラミドロープ被覆工程S4と、を備えている。
アラミドロープ準備工程S1では、各々独立したアラミド繊維である複数の糸状部材2a〜2dを、ロープ撚り、具体的には諸撚りによって、ロープ状に撚り合すこと、又は、既に市販されているロープ撚りによって撚られてアラミドロープ(例えば、ケプラーロープなど:「ケプラー」はデュポン社の登録商標)を購入してそのまま用いることによって、アラミドロープ2を準備する。例えば、「ケプラーロープ」として市販されている1670dtex×3×4の太さ約1.7mmのアラミドロープ2を購入して、アラミドロープ2を準備することが考えられる。
こうして準備したアラミドロープ2には、事前に端末処理を行っておく。具体的には、アラミドロープの端末を接着剤で一括被覆するか、又は円筒状の熱収縮チューブで一括固定するか、しておく。こうした端末処理を行っておくことで、後述するアラミドロープ被覆工程S4の際に、アラミドロープ2を押出し装置に投入しやすくなる。
次に、アラミドロープ乾燥工程S2では、前記アラミドロープ準備工程S1で準備したアラミドロープ2を、真空状態に置いて乾燥させる。具体的には、真空引きを行う装置(例えば、真空加熱機)の内部に、アラミドロープ2を設置して、その内部において、所定の真空度で真空引きを行い、アラミドロープ2を乾燥させる。
このアラミドロープ2の乾燥は、アラミドロープ2の内部、具体的には、撚られた各糸状部材(2a〜2d)の「隙間」の空気を脱気すると共に、その内部の水分を真空中に蒸発させて水蒸気として除去することによって行う。さらに、アラミドロープ2は、アラミド繊維で構成されるが、このアラミド繊維の保湿性によって繊維自体が保有する水分についても、真空引きによって除去する。
また、このアラミドロープ乾燥工程S2では、真空引きと同時に、所定の温度で加熱も行う。このように、加熱を行うことで、アラミドロープ2内の水分温度を高めて、水蒸気として蒸発させやすくして、アラミドロープ2を早期に乾燥させるのである。
すなわち、水分は、真空下においては大気圧の沸点温度の100℃よりも低い温度で沸騰するが、こうした加熱を行うことで、単に真空引きした場合よりも、早期に水分を水蒸気に変化させて除去できるのである。
このアラミドロープ乾燥工程S2は、例えば、真空引きの真空度は−76cmHg、加熱温度は80℃、工程保持時間は48時間という乾燥条件で行うことが考えられる。もっとも、これは、適切な乾燥条件の一例であって、これに限定されるものではない。
ここでの加熱温度については、50℃以上、120℃以下の範囲であれば良い。この温度範囲は、50℃未満であると、早期に水分を除去しない傾向になり、120℃を超えるとアラミド繊維に熱によるダメージを与える傾向になる。すなわち、加熱により温度を上げることで、前述のように、アラミドロープ2の乾燥時間を短縮することができるものの、あまりに高温になるとアラミド繊維に熱ダメージを与えてしまい、テンションメンバ1の抗張力線としての引張特性を低下させてしまう傾向となるのである。そこで、こうした温度範囲で加熱を行うのがより望ましいのである。
また、工程保持時間についても、5時間乃至100時間の範囲であれば良い。工程保持時間については、一定時間以上、真空状態を保持することで、アラミドロープ2の乾燥を確実に行うことができるものの、必要以上に長くしても、アラミドロープ2の乾燥状態は変化しないため、こうした工程保持時間にするのが望ましいのである。
さらに、真空引きの真空度についても、前述した−76cmHgよりも緩やかな負圧で真空に近づけるようにしても良い。つまり、大気圧よりも小さい圧力(負圧)とし、アラミドロープ2内の水分を除去する程度の真空度を適用すればよい。
なお、本実施形態では、アラミドロープ乾燥工程S2を、個々のアラミドロープ2を、真空引きを行う装置の内部に設置して、真空引きを行うようにしているが、例えば、製造ラインの流れの中で、アラミドロープ2を連続的に真空引きしても良い。こうすることで、製造時間を大幅に短縮でき、且つ大量生産も可能となる。
次に、アラミドロープ直前加熱工程S3では、前記アラミドロープ乾燥工程S2で乾燥したアラミドロープ2を真空空間から取り出した後(後述するアラミドロープ被覆工程S4の直前)に、高温の加熱装置(例えば、乾燥ヒータ等)を通して加熱する。これは、アラミドロープ2表面に付着した水分を、一気に過熱乾燥させて除去するためである。すなわち、前述したアラミドロープ乾燥工程S2から、後述するアラミドロープ被覆工程S4の間に、アラミドロープ2が一旦を外気に触れた場合、アラミドロープ2表面に外気の湿度が水分として付着し、その付着した水分が気泡発生の原因となる可能性があるので、好ましくは、このアラミドロープ2表面に付着した水分を、加熱装置で加熱することにより、可能な限り水蒸気として蒸発除去するのである。
このアラミドロープ直前加熱工程S3は、例えば、250℃に加熱した加熱装置に、アラミドロープ2を通過させることで行う。なお、この加熱温度についても、アラミドロープ2表面の水分を乾燥除去できる温度であれば、どのような温度であっても良い。
なお、このアラミドロープ直前加熱工程S3は、前述の通り、アラミドロープ乾燥工程S2から後述するアラミドロープ被覆工程S4に係る時間や環境(湿度等)(例えば、押出し装置にセットするまでの時間や環境(湿度等))によっては、不要としてもよい。
次に、アラミドロープ被覆工程S4では、樹脂押出し装置によって、アラミドロープ2の外周に、被覆材である樹脂組成物3を押出し被覆することで、被覆ロープ(テンションメンバ1)を製造する。ここで押出しされる樹脂組成物3は、例えば、ポリエチレンや、ポリ塩化ビニルに可塑剤や難燃剤を配合した樹脂組成物である。これらの樹脂組成物の押出し被覆する条件は、公知のものを適用すれば良い。
こうして、アラミドロープ被覆工程S4を経ると、テンションメンバ製造工程W1が終了する。この製造工程W1で得られるテンションメンバ1が、図2に示すテンションメンバ1である。
図2に示すように、この実施形態の製造方法で作られるテンションメンバ1は、内部に位置するアラミドロープ2からなる抗張力線2と、その外周に位置するポリ塩化ビニルに可塑剤や難燃剤を配合した樹脂組成物3からなる被覆層3と、で構成される。
また、樹脂組成物3としては、ハロゲン元素を含まない材料で構成したノンハロゲン樹脂組成物を適用しても良い。例えば、ポリエチレン樹脂に難燃剤として水酸化マグネシウムを配合した樹脂組成物を適用すればよい。さらに、この樹脂組成物3に変えて、ゴム組成物を適用しても良い。
なお、アラミドロープ2からなる抗張力線2は、図2に示すように、4つの糸状部材2a、2b、2c、2dを諸撚りで撚り合わせてロープ状として構成している。もっとも、この外周形状20は凹凸形状であり、円形よりも略四角形に近い異形形状となっている。これは、前述のアラミドロープ乾燥工程S2において、アラミドロープ2を真空引きして、アラミドロープ2を完全に乾燥させたからである。
すなわち、アラミドロープ2を乾燥させたことにより、4つの糸状部材2a、2b、2c、2dの間には隙間が全く存在せず、それぞれの糸状部材2a、2b、2c、2dが密着状態となり、各糸状部材2a、2b、2c、2dの間には単に境界線21a、21b、21c、21dが存在するだけとなっているからである。
このように、アラミドロープ2を真空引きで乾燥させることにより、アラミドロープ2の内部には隙間が存在せず、その隙間に含まる水分も存在しないため、後述するような、アラミドロープ被覆工程S4で、被覆層3に気泡が発生しない。
また、一方、このように、アラミドロープ2からなる抗張力線2の外周形状20が、四角形に近い異形形状となっているため、被覆層3との境界線22も、円形でなく四角形に近い異形形状となる。このため、抗張力線2と被覆層3との回転方向(周方向)の接合強度が高まり、テンションメンバ1に、捩じり回転方向の荷重が繰り返し作用したとしても、抗張力線2と被覆層3との間の剥離を抑えることができる。
よって、抗張力線2と被覆層3との密着性を長期に維持できるので、テンションメンバ1としての柔軟性(耐捻回性、耐屈曲性)を高度に維持でき、かつ、このテンションメンバ1を用いた光ファイバーコードCでの柔軟性(耐捻回性、耐屈曲性)、耐久性も高度に維持できる。
(光ファイバ心線製造工程W2)
次に、図1に戻って、光ファイバ心線製造工程W2についての一例を説明する。この光ファイバ心線製造工程W2は、光ファイバ心線コード被覆工程S5を備えている。
この光ファイバ心線コード被覆工程S5では、光ファイバ心線に対して、柔軟性のあるポリ塩化ビニル樹脂組成物を、樹脂組成物押出し装置などによって押出し被覆することで、光ファイバ心線コード4a〜4fを製造する。この光ファイバ心線コード4a〜4fを複数本、製造しておくことで、次の工程に備えておく。
(光ファイバケーブル完成工程W3)
次に、光ファイバケーブル完成工程W3についての一例を説明する。この光ファイバケーブル完成工程W3は、ケーブル集合工程S6と、ケーブルシース工程S7と、完成品検査工程S8と、を備えている。
ケーブル集合工程S6では、前記テンションメンバ製造工程W1で製造したテンションメンバ1を中心に配置して、前記光ファイバ心線製造工程W2で製造した光ファイバ心線コード4a〜4fを、その周囲に複数本集合させて撚り合わせる。すなわち、テンションメンバ1を中心として、その外周に、複数本の光ファイバ心線コード4a〜4fを隣り合うように配置して、撚り合わせるのである。また、このテンションメンバ1は、この光ファイバ心線コード4a〜4fの撚り合せ作業において、必要な張力を確保する程度の抗張力を有するように構成している。
そして、こうして撚り合わされた光ファイバ心線コード4a〜4fの集合体に対して、不織布で構成されたラミネートテープ5を縦添え巻にする(または、ラミネートテープ5を特定のピッチで巻回する)。こうして、光ファイバ心線コード4a〜4fを集合したものをラミネートテープ5でひとまとめにして、次のケーブルシース工程S7に備える。
次に、ケーブルシース工程S7では、このラミネートテープ5で固定した光ファイバ心線コード4a〜4fの集合体に、樹脂製のシース層6を被覆する。このシース層6も柔軟性のあるポリ塩化ビニル樹脂組成物を押出し被覆することによって成形する。なお、この樹脂組成物は、ポリ塩化ビニルに可塑剤や難燃剤を配合した樹脂組成物を用いても良い。
こうしてシース層6によって、最外周を被覆することで、光ファイバケーブルC1は完成する。
最後の完成品検査工程S8では、こうして完成した光ファイバケーブルC1の外観、構造、光学特性等が適切であるかが検査される。この完成品検査工程S8の検査に合格した光ファイバケーブルC1だけが、市場に出荷される。
この完成品の一例が、図3の光ファイバケーブルC1である。この光ファイバケーブルC1は、6心タイプのケーブルで、中心にテンションメンバ1を配置して、その周囲に光ファイバ心線コード4a、4b、4c、4d、4e、4fを6本、花びら状に配置している。そして、その外周にラミネートテープ5が巻かれて、さらにその外周にシース層6が位置して、このシース層6で被覆している。
中心に位置するテンションメンバ1は、前述したように、アラミドロープ2からなる抗張力線2と、その外周の樹脂組成物3からなる被覆層3とから構成される。このうち、アラミドロープ2からなる抗張力線2は、前述のように、真空引き乾燥されており、アラミドロープ2内には水分が除去された状態となっている。
仮に、アラミドロープ2内の水分を除去してない状態で、被覆層3を押出し成形した場合、すなわち、アラミドロープ乾燥工程S2が無い、従来の製造方法の場合には、図4に示すような現象が生じる。
図4は、従来の製造方法で、アラミドロープ2外周に樹脂組成物の被覆層103を形成した状態の外観側面図であるが、この図に示すように、被覆層103の表面には複数の気泡104、104、104が膨出するように現れて、テンションメンバ1として使用できない現象が生じる。
これは、樹脂組成物を押出し被覆する際に、高温の樹脂組成物によって加熱されたアラミドロープ2内の水分(水蒸気)が、アラミドロープ2内から噴き出して、被覆層3の表面に気泡として現れたと考えられる。
こうした現象に対して、本実施形態の製造方法では、アラミドロープ乾燥工程S2を設定して、アラミドロープ2内の水分を除去しているため、こうした気泡が現れる現象は生じない。
すなわち、アラミドロープ2を真空状態に置いて乾燥を行うアラミドロープ乾燥工程S2を設定したことで、アラミドロープ2内の隙間に存在する水分を除去して真空中に蒸発させ、アラミドロープ2を乾燥させることができるため、アラミドロープ被覆工程S4で樹脂組成物3を被覆する際に、被覆層3の表面に気泡104が発生することがないのである。
よって、テンションメンバ1の製造方法において、アラミドロープ2の強度や柔軟性を維持しつつも、アラミドロープ被覆工程S4の際に、被覆層3表面に気泡104が発生してしまうという問題を解消することができる。
また、本実施形態では、アラミドロープ乾燥工程S2でアラミドロープ2を同時に加熱するようにしている。
これにより、真空引きでだけでアラミドロープ2を乾燥するより、さらに水分の蒸発を促進してその除去を早く行うことができる。
よって、アラミドロープ乾燥工程S2を新たに設定したことによる、製造時間の増加をできるだけ減少させることができ、製造タクトや製造コストの増加を、可及的に抑制できる。
また、本実施形態では、アラミドロープ被覆工程S4の直前に、アラミドロープ2表面の水分を除去するように、そのアラミドロープ2を加熱する、アラミドロープ加熱工程S3を備えている。
これにより、アラミドロープ被覆工程S4の直前においても、さらにアラミドロープ2を加熱することになる。このため、アラミドロープ2表面に付着する水分を確実に除去することができる。
よって、アラミドロープ乾燥工程S2でアラミドロープ2内の水分を除去した上で、さらにアラミドロープ2表面に付着しやすい水分を、アラミドロープ直前加熱工程S3で確実に除去することができるため、アラミドロープ被覆工程S4の際に被覆層3表面に気泡104が発生してしまうという問題をより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、抗張力線2となる繊維部材を、アラミド繊維からなるアラミドロープ2としている。これにより、アラミド繊維の保湿性により、アラミド繊維自身が保有する水分を、真空状態を利用してより確実に除去することができる。
よって、アラミド繊維特有のより高い柔軟性を維持しつつも、被覆層3表面に気泡104が発生することがないテンションメンバ1を製造することができる。
次に、図5を使って、別の光ファイバケーブルの完成品の一例を、説明する。
この光ファイバケーブルC2は、12心タイプのケーブルである。この光ファイバケーブルC2も、中心にテンションメンバ51を配置して、その周囲に光ファイバ心線コード54a〜54lを12本、花びら状に配置している。そして、その外周にはラミネートテープ55が巻かれて、さらにその外周にはシース層56が位置して、このシース層56によって被覆している。
この12心タイプの光ファイバケーブルC2は、テンションメンバ51の被覆層53の厚みt2が、6心タイプの光ファイバケーブルC1のテンションメンバ1の被覆層3の厚みt1よりも厚い(t2>t1)。これは、光ファイバ心線コード12本54a〜54lを、テンションメンバ51の外周に配置する必要があるため、必然的にテンションメンバ51の直径を大きくする必要があるためである。
もっとも、このように被覆層53の厚みt2が厚くなると、アラミドロープ被覆工程S4の際に、樹脂組成物を大量に押出す必要がある。
このように、大量の樹脂組成物でアラミドロープ52を被覆する場合にも、当然、アラミドロープ52内の水分が、蒸発して水蒸気となる可能性があるが、被覆層53の厚みt2が厚いと、アラミドロープ被覆工程S4の際に発生する気泡が、被覆層53内部に閉じ込められ、被覆層53表面に現れない虞がある。こうした場合、検査を行っても、目視上問題ないと判断されて、そのまま完成品として市場に出荷される可能性がある。
しかし、このように被覆層53内に空洞(気泡)が形成されると、光ファイバケーブルC2のテンションメンバ51としての強度は低下してしまい、光ファイバケーブルC2の耐捻回性や耐屈曲性等の機械的な性能が悪化してしまう可能性がある。
この問題に対しても、本実施形態の製造方法によると、アラミドロープ52内の水分を乾燥除去することができるため、被覆層53内に空洞が形成されることなく、適正にテンションメンバ51を製造することできる。
よって、テンションメンバ51の被覆層53の厚みt2が厚く、気泡の発生が分かり難いようなテンションメンバ51であったとしても、確実に、気泡の発生を抑えることができるため、誤って、機械的な性能が劣る光ファイバケーブルC2が出荷されることを防ぐことができる。
以上、6心タイプの光ファイバケーブルC1と12心タイプの光ファイバケーブルC2の製造方法で、本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。当然、これ以外の心数の光ファイバケーブルの製造方法で実施しても良い。
また、テンションメンバ1、51の被覆層3、53の樹脂組成物についても、繊維部材の抗張力線2、52を押出し被覆するものであれば、特に限定されるものではない。
さらに、抗張力線2、52についても、繊維状の糸状部材を撚り合わせてロープ状に構成するものであれば、特に、アラミドロープ2に限定されるものでもない。例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等、複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状に構成する繊維部材であれば、繊維部材の内部に隙間ができるため、本発明の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明にかかる光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備えた光ファイバケーブルの製造方法は、例えば、複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状に構成する繊維部材を、抗張力線とするテンションメンバの製造方法、及びその製造方法を一部に備えた光ファイバケーブルの製造方法において有用である。
W…光ファイバケーブルの製造工程
W1…テンションメンバ製造工程
S1…アラミドロープ準備工程(部材準備工程)
S2…アラミドロープ乾燥工程(部材水分除去工程、部材乾燥工程)
S3…アラミドロープ直前加熱工程(部材直前加熱工程)
S4…アラミドロープ被覆工程(部材被覆工程)
C1、C2…光ファイバケーブル
1…テンションメンバ
2…抗張力線(アラミドロープ)
2a、2b、2c、2d…糸状部材(アラミド繊維)
3…被覆層(樹脂組成物、被覆材)
4a、4b、4c、4d、4e、4f…光ファイバ心線コード

Claims (6)

  1. 光ファイバケーブルの内部に設けられるテンションメンバの製造方法であって、
    複数の糸状部材を撚り合わせてロープ状とした繊維部材を、準備する部材準備工程と、
    該部材準備工程で得た前記繊維部材から、水分を除去する部材水分除去工程と、
    該部材水分除去工程で水分を除去した前記繊維部材に、被覆材を被覆する部材被覆工程と、
    を備えることを特徴とする光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法。
  2. 前記部材水分除去工程は、繊維部材を真空状態に置いて乾燥を行う部材乾燥工程である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法。
  3. 前記部材乾燥工程で、前記繊維部材に同時に加熱する
    ことを特徴とする請求項2記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法。
  4. 前記部材被覆工程の直前に、前記繊維部材の表面の水分を除去するように該繊維部材を加熱する、部材加熱工程を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法。
  5. 前記繊維部材が、アラミド繊維である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれか1記載の光ファイバケーブルに用いるテンションメンバの製造方法を一部に含んで光ファイバケーブルを製造する
    ことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。

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