JP2017067244A - 密封装置 - Google Patents

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安喰 賢一
Kenichi Agui
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Abstract

【課題】高圧下でも使用でき、かつOリングの摺動摩耗の抑制を図ることのできる密封装置を提供する。【解決手段】相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置100において、前記ハウジングの軸孔内周面に形成された環状の装着溝に装着され、かつ前記軸に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング10と、前記装着溝に装着され、かつ該装着溝の溝底面とシールリング10の外周面に密着するゴム状弾性体製のOリング20と、を備え、シールリング10の外周面には、幅方向の中央に沿って形成され、Oリング20が嵌る環状溝11が設けられると共に、環状溝11の側壁面と前記外周面における前記環状溝11が設けられていない面との交わり部分に、Oリング20の一部が食い込む凹部12が周方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置に関する。
従来、建設機械や一般産業機械(例えば、工作機械ロータリージョイント、回転継手)などに備えられ、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置が知られている。図8及び図9を参照して、従来例に係る密封装置の一例を説明する。図8は従来例1に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。
従来例1に係る密封装置500は、ハウジング300の軸孔内周面に形成された環状の装着溝310に装着される樹脂製のシールリング510と、同じく装着溝310に装着されるゴム状弾性体製のOリング520とから構成されている。シールリング510は、軸200に対して摺動自在に設けられている。また、Oリング520は、装着溝310の溝底面とシールリング510の外周面に密着するように構成されている。以上のように構成される密封装置500によって、相対的に回転する軸200とハウジング300との間の環状隙間を封止することができる。
ここで、軸200とハウジング300が相対的に回転している状態においては、軸200とシールリング510との間でのみ摺動し、シールリング510とOリング520との間では摺動しないのが望ましい。何故なら、シールリング510とOリング520との間で摺動してしまうと、ゴム製のOリング520に摺動摩耗が発生してしまうからである。しかしながら、従来例1に係る密封装置500の場合には、軸200とシールリング510が供回りして、シールリング510とOリング520との間で摺動してしまうことがある。
図9は従来例2に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。従来例2に係る密封装置600は、ハウジング300の軸孔内周面に形成された環状の装着溝310に装着される樹脂製のシールリング610と、同じく装着溝310に装着される断面略矩形のゴム状弾性体製の角リング620とから構成されている。そして、この密封装置600においては、シールリング610と角リング620とが接着により固定されている。この密封装置600の場合には、シールリング610と角リング620とが固定されているため、シールリング610と角リング620との間で摺動してしまうことはない。
しかしながら、従来例2に係る密封装置600の場合、高圧が作用した際に、シールリング610と角リング620とでは、剛性が異なるために、変形の度合いが異なり、接着部分が剥がれてしまう問題がある。そのため、この密封装置600の場合には、最大使用圧力は10MPa程度が推奨されている。従って、10MPaを超えるような高圧下で使用される場合には、従来例2に係る密封装置600を用いるのが困難である。
なお、高圧下で用いられる場合には、上記従来例1に係る密封装置500において、シールリング510の材料として、ポリアミド(PA)やポリエチレン(PE)を採用することがある。しかしながら、前者の場合には耐薬品性や組み付け性に劣っており、後者の場合には耐熱性に劣っている。そのため、物性や機能の面で総合的に優れているポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を採用するのが望まれるが、PTFEの場合には、上述したように、Oリング520の摺動摩耗の問題が顕著になってしまうという問題がある。
特開昭62−68074号公報 実開昭63−3565号公報 特開平3−79868号公報
本発明の目的は、高圧下でも使用でき、かつOリングの摺動摩耗の抑制を図ることのできる密封装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の密封装置は、
相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
前記ハウジングの軸孔内周面に形成された環状の装着溝に装着され、かつ前記軸に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
前記装着溝に装着され、かつ該装着溝の溝底面と前記シールリングの外周面に密着するゴム状弾性体製のOリングと、
を備え、
前記シールリングの外周面には、幅方向の中央に沿って形成され、前記Oリングが嵌る環状溝が設けられると共に、
前記環状溝の側壁面と前記外周面における前記環状溝が設けられていない面との交わり部分に、前記Oリングの一部が食い込む凹部が周方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、シールリングの外周面に設けられた環状溝にOリングが嵌るため、密封対象流体の圧力を受けた際に、装着溝の側壁面に対するシールリングによる押圧力を高めることができる。これにより、軸とシールリングとの供回りを抑制することができる。また、シールリングに設けられた複数の凹部にOリングの一部がそれぞれ食い込むため、Oリングがシールリングに対して摺動してしまうことを抑制することができる。以上のように、複数の凹部による効果と、軸とシールリングとの供回りが抑制されることとが相俟って、シールリングとOリングとの間で摺動してしまうことを相乗効果的に抑制することができる。また、Oリングは環状溝に嵌っており、シールリングに接着されている訳ではないので、高圧下において、接着部分が剥がれてしまうという問題もない。
ここで、前記複数の凹部は、前記環状溝の両側壁面側に、それぞれ複数設けられているとよい。
これにより、シールリングを組み付ける際に、組み付け方向を考慮する必要がなくなる。また、密封装置に対して、密封対象流体の圧力を受ける方向が交互に変化する条件下でも、本発明のシールリングを用いることができる。
また、前記環状溝の一方の側壁面側に設けられる複数の凹部と、他方の側壁面側に設けられる複数の凹部は、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に配置されているとよい。
これにより、凹部に対してOリングの一部が食い込み難くなってしまうことを抑制することができる。
また、前記環状溝は、前記シールリングを、中心軸線を含む面で切断した場合の断面形状が円弧形状であるとよい。この場合において、前記円弧形状における曲率半径は、前記Oリングの線径の半分となるように設計されていると好適である。
前記複数の凹部は、いずれも前記環状溝の側壁面から前記シールリングの側面に連通する溝により構成されるとよい。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明の密封装置によれば、高圧下でも使用でき、かつOリングの摺動摩耗の抑制を図ることができる。
図1は本発明の実施例に係る密封装置の一部破断断面図である。 図2は本発明の実施例に係るシールリングの平面図である。 図3は本発明の実施例に係るOリングの平面図の一部である。 図4は本発明の実施例に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。 図5は本発明の実施例に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。 図6は本発明の実施例に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。 図7は本発明の実施例に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。 図8は従来例1に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。 図9は従来例2に係る密封装置が備えられた密封構造の模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図7を参照して、本発明の実施例に係る密封装置について説明する。本実施例に係る密封装置は、建設機械や一般産業機械(例えば、工作機械ロータリージョイント、回転継手)などに備えられ、相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するために用いられる。
<密封装置>
特に、図1〜図5を参照して、本実施例に係る密封装置100の構成について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置100の一部破断断面図であり、密封装置100の一部を、中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係るシールリング10の平面図である。図3は本発明の実施例に係るOリング20の平面図の一部である。図4及び図5は本発明の実施例に係る密封装置100が備えられた密封構造の模式的断面図である。なお、図4及び図5においては、密封装置100が軸200と
ハウジング300との間の環状隙間に配置され、かつ無負荷状態(密封対象流体の圧力がかかっていない状態)における密封装置100の様子を示している。また、図4においては、シールリング10については図2中A1A1断面を示し、Oリング20については図3中A2A2断面を示している。そして、図5においては、シールリング10については図2中B1B1断面を示し、Oリング20については図3中B2B2断面を示している。
本実施例に係る密封装置100は、ハウジング300の軸孔内周面に形成された環状の装着溝310に装着される樹脂製のシールリング10と、同じく装着溝310に装着されるゴム状弾性体製のOリング20とから構成されている。シールリング10は、軸200に対して摺動自在に設けられている。また、Oリング20は、装着溝310の溝底面とシールリング10の外周面に密着するように構成されている。ここで、密封装置100の中心軸線(つまりシールリング10及びOリング20の中心軸線)は軸200の中心軸線と一致する。以下の説明における「中心軸線」とは、これらの各種部材の中心軸線であることを意味する。
シールリング10の外周面には、幅方向の中央に沿って形成され、Oリング20が嵌る環状溝11が設けられている。この環状溝11は、シールリング10を、中心軸線を含む面で切断した断面形状が円弧形状となっている。
また、環状溝11の側壁面とシールリング10の外周面における環状溝11が設けられていない面との交わり部分に、Oリング20の一部が食い込む凹部12,13が周方向に間隔を空けて複数設けられている。本実施例においては、これら複数の凹部12,13は、いずれも環状溝11の側壁面からシールリング10の側面に連通する溝により構成されている。なお、この連通する溝は、中心軸線と平行に真っ直ぐに伸びている。
また、複数の凹部12,13は、環状溝11の両側壁面側に、それぞれ複数設けられている。すなわち、環状溝11の一方の側壁面側に複数の凹部12が設けられ、他方の側壁面側に複数の凹部13が設けられている。また、本実施例においては、複数の凹部12,13は、シールリング10の外周面側から見て、千鳥足状に配置されている。従って、複数の凹部12,13は、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に配置されている。なお、本実施例においては、中心軸線方向に見た場合に、凹部12は中心軸線を中心にして90°ごとに計4か所に設けられ、凹部13も中心軸線を中心にして90°ごとに計4か所に設けられている。そして、凹部12と凹部13は、中心軸線を中心にして45°ずれるように配置されている。
以上のように構成される密封装置100においては、Oリング20はシールリング10の外周面に設けられた環状溝11に嵌った状態となり、かつ、複数の凹部12,13にOリング20の一部がそれぞれ食い込んだ状態となる。なお、図5においては、凹部12にOリング20の一部(図中、矢印Xで示す部分)が食い込んだ状態を示している。
<密封装置の動作説明>
特に、図6及び図7を参照して、本実施例に係る密封装置100の動作について説明する。図6及び図7は本発明の実施例に係る密封装置100が備えられた密封構造の模式的断面図である。なお、図6及び図7においては、密封装置100が軸200とハウジング300との間の環状隙間に配置され、かつ高圧下の状態(密封対象流体の圧力がかかった状態)における密封装置100の様子を示している。なお、図6及び図7中、左側が低圧側(L)で右側が高圧側(H)である。また、図6においては、シールリング10については図2中A1A1断面を示し、Oリング20については図3中A2A2断面を示している。そして、図7においては、シールリング10については図2中B1B1断面を示し、Oリング20については図3中B2B2断面を示している。
高圧下においては、密封装置100は、装着溝310内において、低圧側(L)に移動した状態となる。これにより、シールリング10及びOリング20は、装着溝310の低圧側(L)の側壁面に密着した状態となる。また、Oリング20がシールリング10の外周面に設けられた環状溝11に嵌っているため、シールリング10は、密封対象流体からの圧力だけでなくOリング20からの押圧力も受ける。従って、上述した図8に示す密封装置500の場合に比べると、密封装置の材料が同じで寸法も同等で、かつ密封対象流体の圧力も等しい条件下において、シールリング10による装着溝310の側壁面に対する押圧力は1.2倍程度となる。また、Oリング20は密封対象流体の圧力によって変形し、シールリング10に設けられた複数の凹部12,13のうち、低圧側の複数の凹部(図7に示す例の場合には凹部12)の内部全体を埋めるように、Oリング20の一部(図中、矢印Yで示す部分)がそれぞれ食い込んだ状態となる。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
以上のように構成される本実施例に係る密封装置100によれば、シールリング10の外周面に設けられた環状溝11にOリング20が嵌るため、密封対象流体の圧力を受けた際に、装着溝310の側壁面に対するシールリング10による押圧力を高めることができる。これにより、軸200とシールリング10との供回りを抑制することができる。また、シールリング10に設けられた複数の凹部12,13にOリング20の一部がそれぞれ食い込むため、Oリング20がシールリング10に対して摺動してしまうことを抑制することができる。以上のように、複数の凹部12,13による効果と、軸200とシールリング10との供回りが抑制されることとが相俟って、シールリング10とOリング20との間で摺動してしまうことを相乗効果的に抑制することができる。また、Oリング20は環状溝11に嵌っており、シールリング10に接着されている訳ではないので、高圧下において、接着部分が剥がれてしまうという問題もない。以上のように、高圧下で用いられる場合においても、Oリング20に摺動摩耗が発生してしまうことを抑制できる。これに伴い、Oリング20の材料として、物性や機能の面で総合的に優れているポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を採用することが可能となる。ただし、本発明においては、Oリング20の材料は限定されることなく、例えば、ナイロンやポリエチレンなども採用し得る。
また、本実施例においては、複数の凹部12,13は、環状溝11の両側壁面側に、それぞれ複数設けられている。従って、シールリング10を組み付ける際に、組み付け方向を考慮する必要がなくなる。また、密封装置100に対して、密封対象流体の圧力を受ける方向が交互に変化する条件下(図6,7において、高圧側(H)と低圧側(L)が図中左右交互に入れ替わる条件下)でも、本実施例に係るシールリング10を用いることができる。
そして、本実施例においては、環状溝11の一方の側壁面側に設けられる複数の凹部12と、他方の側壁面側に設けられる複数の凹部13は、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に配置されている。これにより、凹部12,13に対してOリング20の一部が食い込み難くなってしまうことを抑制することができる。つまり、環状溝11の両側の側壁面に設けられる凹部12,13が、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に設けた方が、Oリング20の肉が逃げにくいため、より確実に凹部12,13にOリング20の一部を食い込ませることが可能となる。ただし、凹部12,13の配置について、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に配置させることは、本発明においては必ずしも必須ではない。
また、本実施例においては、環状溝11は、シールリング10を、中心軸線を含む面で切断した場合の断面形状が円弧形状となるように構成されている。これにより、Oリング
20を環状溝11に対して、十分に嵌らせることができる。なお、上記の円弧形状における曲率半径を、Oリング20の線径の半分となるように設計することで、Oリング20を、環状溝11に対して、より一層十分に嵌らせることができる。ただし、本発明において、環状溝11の形状については、本実施例で示した形状とは異なる形状も採用し得る。例えば、環状溝が、シールリングを、中心軸線を含む面で切断した場合の断面形状が矩形となるような構成も採用し得る。
更に、本実施例においては、複数の凹部12,13は、いずれも環状溝11の側壁面からシールリング10の側面に連通する溝により構成されている。これにより、Oリング20の一部を、より確実に凹部12,13に食い込ませることができる。ただし、本発明における凹部は、必ずしもそのような構成に限られることはなく、環状溝の側壁面からシールリングの側面には届かないような凹部により構成してもよい。
<寸法関係について>
本実施例に係る密封装置100において、上記のような作用効果がより確実に発揮されるための密封装置100の寸法関係等の具体例について説明する。シールリング10における環状溝11の溝深さをH1とし、凹部12,13の深さをH2とする(図2参照)。また、シールリング10の幅(中心軸線方向の幅)をTとする(図1参照)。更に、Oリング20の線径をWとする(図1,3参照)。この場合、シールリング10における環状溝11及び凹部12,13に対するOリング20の充填率の観点から、H1≦W/3,H2≦H1/2を満たすのが望ましい。また、Oリング20の硬度については、凹部12,13への食い込み性の観点からショア硬さでHS50以上HS70以下とするのが望ましい。更に、Oリング20の環状溝11内での挙動を抑制しつつシール性を維持する観点から、W≧0.9Tを満たすのが望ましい。
10 シールリング
11 環状溝
12,13 凹部
20 Oリング
100 密封装置
200 軸
300 ハウジング
310 装着溝

Claims (6)

  1. 相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置において、
    前記ハウジングの軸孔内周面に形成された環状の装着溝に装着され、かつ前記軸に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
    前記装着溝に装着され、かつ該装着溝の溝底面と前記シールリングの外周面に密着するゴム状弾性体製のOリングと、
    を備え、
    前記シールリングの外周面には、幅方向の中央に沿って形成され、前記Oリングが嵌る環状溝が設けられると共に、
    前記環状溝の側壁面と前記外周面における前記環状溝が設けられていない面との交わり部分に、前記Oリングの一部が食い込む凹部が周方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 前記複数の凹部は、前記環状溝の両側壁側に、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 前記環状溝の一方の側壁面側に設けられる複数の凹部と、他方の側壁面側に設けられる複数の凹部は、中心軸線方向に見た場合に重ならない位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
  4. 前記環状溝は、前記シールリングを、中心軸線を含む面で切断した場合の断面形状が円弧形状であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の密封装置。
  5. 前記円弧形状における曲率半径は、前記Oリングの線径の半分となるように設計されていることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
  6. 前記複数の凹部は、いずれも前記環状溝の側壁面から前記シールリングの側面に連通する溝により構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の密封装置。
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