JP2017066065A - 眼科用組成物 - Google Patents

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Yoshio Tanaka
美穂 田中
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Abstract

【課題】本発明の目的は、角膜上皮傷害に対する修復作用が高く、優れた角膜保護効果を奏する眼科用組成物を提供することである。【解決手段】コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、HPMCと略すことがある)を組み合わせて配合することにより、角膜上皮細胞の増殖及び角膜上皮障害の修復作用が促進され、優れた角膜保護効果を奏し得る。【選択図】なし

Description

本発明は、眼科用組成物に関する。より具体的には、本発明は、角膜上皮傷害に対する修復作用が高く、優れた角膜保護効果を奏する眼科用組成物に関する。
眼粘膜組織に存在する角膜細胞は、本来、涙液の膜により保護されている。しかしながら、涙液の量や質の変化によってドライアイ状態になると、この保護効果が低下し、角膜が外部刺激を受けて傷つきやすくなる。例えば、アレルギー発症時に目をこする等の物理的刺激を加えると、この刺激によって角膜細胞が傷つきやすくなる。また、コンタクトレンズ装着者の角膜は、レンズ装脱着による物理的刺激によって傷つくリスクが高くなっている。さらに、コンタクトレンズ装着により、角膜細胞が酸素不足に陥りやすく、細胞の代謝が阻害されるため、傷害を受けると、その治癒が遅くなる傾向がある。特にソフトコンタクトレンズの場合、一旦装着してしまうと刺激に対する感度が鈍くなるため、角膜細胞が傷つけられていることを自覚せずに装用を続け、角膜上皮傷害が進行し、角膜浸潤、角膜潰瘍など重症化してしまうこともある。
この様な重篤な眼疾患を避けるための対処において、傷害を受けた角膜上皮細胞の増殖を促進し、角膜上皮障害の修復を促進することが有効である。従来、角膜上皮傷害の対処方法としては、例えば、人工涙液型点眼薬の使用により感染や乾燥を防いで自然治癒を待つといった消極的な方法や、フィブロネクチンを配合した点眼薬で傷害治癒を促進する方法(例えば、特許文献1参照)等が知られている。
しかしながら、従来の点眼薬では、角膜上皮傷害の治癒効果が充分でなく、さらに安定性や抗原性、原料費用等の面で問題があった。このため、角膜上皮傷害に対する修復効果が高く、かつ廉価な角膜保護剤が求められている。
特開平5−310592号公報
本発明の主な目的は、角膜上皮傷害に対する修復作用が高く、優れた角膜保護効果を奏する眼科用組成物を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、眼科用組成物において、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、HPMCと略すことがある)を組み合わせて配合することにより、角膜上皮細胞の増殖及び角膜上皮障害の修復作用が促進され、優れた角膜保護効果を奏し得ることを見出した。本発明は、上記知見を基礎としてさらに研究を重ねた結果、完成されたものである。
本発明は、以下の眼科用組成物を提供する。
項1.コンドロイチン硫酸及び/又はその塩、ヒアルロン酸及び/又はその塩、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する、眼科用組成物。
項2.角膜保護剤として使用される、項1に記載の眼科用組成物。
項3.さらに、ベルベリン及び/又はその塩類を含有する、項1または2に記載の眼科用組成物。
項4.洗眼剤である、項1〜3のいずれかに記載の眼科用組成物。
本発明の眼科用組成物によれば、角膜上皮細胞の増殖を促進して、角膜上皮障害を効果的に修復することにより、優れた角膜保護を奏することができる。
また、本発明の眼科用組成物は、点眼剤、洗眼剤、眼軟膏、コンタクトレンズ装着液等の種々の眼科用組成物に幅広く適用することが可能である。さらに、コンドロイチン硫酸及び又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにHPMCは、比較的安価に入手できることから、優れた角膜保護を奏する眼科用組成物を低価格で提供することもできる。
本発明の眼科用組成物において使用されるコンドロイチン硫酸及び/又はその塩、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにHPMCは、眼粘膜への刺激が低く安全性が高いので、本発明の眼科用組成物を日常的に使用して効果的に角膜保護を図ることができる。また、本発明の角膜保護剤及び眼科用組成物は、眼に適用した際に刺激性が極めて低いうえ、保湿効果に優れるだけでなく、目の乾燥感を解消する効果の持続性が高いものである。
このように、本発明の眼科用組成物は、安全性が高く、使用感にも優れていることから、長期にわたって安全かつ違和感なく使用できるものである。
本発明の眼科用組成物は、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにHPMCを含有することを特徴とする。以下、本発明の眼科用組成物について詳述する。
コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類
コンドロイチン硫酸とは、グルクロン酸とN−アセチルグルコサミンを構成単糖とする多糖に硫酸がエステル結合した構造を有する酸性ムコ多糖類である。
コンドロイチン硫酸の塩としては、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、有機酸塩(塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩等)、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等);アンモニウム塩等が挙げられる。これらの塩の中でも、好ましくはアルカリ金属塩、更に好ましくはナトリウム塩が挙げられる。
これらのコンドロイチン硫酸及びその塩は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。コンドロイチン硫酸及びその塩の中でも、好ましくはコンドロイチン硫酸、及びそのアルカリ金属塩、更に好ましくはコンドロイチン硫酸ナトリウムが挙げられる。
本発明の眼科用組成物では、コンドロイチン硫酸及びその塩として、商業的に入手できるものを使用することができる。例えば、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、生化学工業株式会社製 局外規コンドロイチン硫酸ナトリウム、マルハニチロ食品株式会社 局外規コンドロイチン硫酸ナトリウムとして、商業的に入手することが可能である。
本発明の眼科用組成物におけるコンドロイチン硫酸及び/又はその塩類の配合量は、当該眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、0.005〜5重量%程度、好ましくは0.005〜3重量%程度、より好ましくは0.01〜3重量%程度が挙げられる。
ヒアルロン酸及び/又はその塩類
ヒアルロン酸とは、グルクロン酸とN−アセチルグルコサミンを構成単糖とするムコ多糖類である。
ヒアルロン酸の塩としては、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、ヒアルロン酸の有機酸塩、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等);アンモニウム塩等が挙げられる。これらの塩の中でも、好ましくはヒアアルカリ金属塩、更に好ましくはナトリウム塩が挙げられる。
これらのヒアルロン酸及びその塩は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。ヒアルロン酸及びその塩の中でも、好ましくはヒアルロン酸、及びそのアルカリ金属塩、更に好ましくはヒアルロン酸ナトリウムが挙げられる。
本発明の眼科用組成物では、ヒアルロン酸及びその塩として、商業的に入手できるものを使用することができる。例えば、ヒアルロン酸ナトリウムは、キューピー株式会社製 ヒアルロンサンHA−AM、株式会社資生堂製 バイオヒアルロン酸ナトリウムとして、商業的に入手することが可能である。
本発明の眼科用組成物におけるヒアルロン酸及び/又はその塩の配合量は、当該眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、0.0001〜5重量%程度、好ましくは0.0005〜3重量%程度、より好ましくは0.00075〜1重量%程度が挙げられる。
本発明の眼科用組成物において、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩とヒアルロン酸及び/又はその塩との配合比(重量比)については、特に制限されないが、例えば、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩の総量1重量部に対して、ヒアルロン酸又はその塩類が総量で0.001〜10程度、好ましくは0.01〜5程度が挙げられる。
HPMC
HPMCとは、メチルセルロースにヒドロキシプロピル基を導入したセルロースエーテルである。
本発明で使用されるHPMCとしては、従来公知の化学合成方法に従って、例えば、セルロースをメチル化及びヒドロキシプロピル化して合成されたものを用いることができる。また、HPMCは、商業的に入手したものを用いてもよい。商業的に入手できるHPMCとして、例えば、HPMC2910、HPMC2906及びHPMC2208;メトローズ(信越化学工業(株)製のメトローズ60SHシリーズ、メトローズ65SHシリーズ、メトローズ90SHシリーズ、SMシリーズ等);メトセル(ダウ・ケミカル日本株式会社製のメトセルE、メトセルF、メトセルK等);マーポローズ(松本油脂製薬株式会社製のマーポローズ60MP、マーポローズ65MP、マーポローズ90MP等)等が挙げられる。
また、本発明において使用されるHPMCの粘度については、特に制限されないが、例えば、0.1〜20万mPa・s程度、好ましくは2.0〜4万mPa・s程度、さらに好ましくは10〜2万mPa・s程度、最も好ましくは50〜7000mPa・s程度が挙げられる。
ここで、HPMCの粘度は、表示粘度が600mPa・s未満のものについては、200gの2%水溶液を均一な分散液になるまで毎分350〜450回転で10〜20分間かき混ぜた溶液を20±0.1℃、pH5.0〜8.0下において、ウベローデ型粘度計の毛細管粘度法で測定される値を指す。一方、表示粘度が600mPa・s以上のものについては、500gの2%水溶液を20±0.1℃、pH5.0〜8.0下において、ブルックフィールド型粘度計LVモデルの、定められた円筒番号と回転数で測定し、換算乗数を適用してした値を指す。定められた円筒番号、回転数と換算乗数とは、粘度表示が600mPa・s以上1400mPa・s未満のものには円筒番号3、60回転/分で測定し換算乗数20を適用、1400mPa・s以上3500mPa・s未満のものには円筒番号3、12回転/分で測定し換算乗数100を適用、3500mPa・s以上9500mPa・s未満のものには円筒番号4、60回転/分で測定し換算乗数100を適用、9500mPa・s以上99500mPa・s未満のものには円筒番号4、6回転/分で測定し換算乗数1000を適用、99500mPa・s以上のものには円筒番号4、3回転/分で測定し換算乗数2000を適用する。
本発明において、HPMCは、分子量や置換度が同一のものを1種単独で使用してもよく、また分子量や置換度が相違するものを2種以上組み合わせて使用してもよい。
本発明の眼科用組成物におけるHPMCの配合量は、当該眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、0.001〜18重量%程度、好ましくは0.002〜17重量%程度、より好ましくは0.005〜15重量%程度が挙げられる。より具体的には、本発明の眼科用組成物を洗眼剤にする場合であれば、HPMCの配合量として、0.01〜18重量%、好ましくは0.02〜17重量%が挙げられる。
本発明の眼科用組成物において、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類とHPMCの配合比(重量比)については、特に制限されないが、例えば、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩の総量1重量部に対して、HPMCが0.001〜10程度、好ましくは0.01〜5程度が挙げられる。
ベルベリン及び/又はその塩
本発明の眼科用組成物には、前述する成分に加えて、必要に応じて、ベルベリン及び/又はその塩が含まれていてもよい。特に、本発明の眼科用組成物が洗眼剤であり、更にベルベリン及び/又はその塩が含まれている場合には、洗浄効果の向上を図ることが可能になる。
ベルベリンとは、ベンジルイソキノリンアルカロイドに分類される公知の化合物である。
ベルベリンの塩としては、薬学的許容されることを限度として、特に制限されないが、例えば、塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン、タンニン酸ベルベリン等が挙げられる。
また、ベルベリン及びその塩は、水和物等の溶媒和物の形態であってもよい。
これらのベルベリン及びその塩は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。ベルベリン及びその塩の中でも、好ましくはベルベリン塩、更に好ましくはベルベリン塩化物が挙げられる。
本発明の眼科用組成物におけるベルベリン及び/又はその塩の配合量は、当該眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、0.0001〜0.5重量%程度、好ましくは0.0005〜0.05重量%程度、が挙げられる。
その他の成分
本発明の眼科用組成物は、その製剤形態に応じて、さらに、通常の眼科分野に慣用されている各種添加成分、例えば、担体、粘稠化剤、界面活性剤、糖類、防腐剤、等張化剤、無機塩類、キレート剤、pH調整剤、緩衝剤、香料(清涼化剤)、抗酸化剤、溶解補助剤、着色剤等を配合することができる。以下、各添加剤の例を挙げるが、本発明において使用される各種添加剤は、これらに限定されない。
担体としては、例えば、滅菌精製水、生理食塩水等の水性溶剤;非水性溶剤として綿実油、大豆油、落花生油等の植物油等が挙げられる。
粘稠化剤としては、例えば、アラビアゴム、カラヤガム、キサンタンガム、カゼイン、寒天、アルギン酸、α−シクロデキストリン、デキストリン、デキストラン、カラギーナン、ゼラチン、コラーゲン、ペクチン、デンプン、キチン及びその誘導体、キトサン及びその誘導体、エラスチン、メチルセルロース、等の多糖類又はその誘導体、マクロゴール、グリセリン、ポリビニルメタアクリレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレンイミン等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の高級脂肪酸エステル、ポリソルベート80やポリオキシエチレンソルビンモノオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤;POE(10)ラウリルエーテルリン酸ナトリウムなどのPOEアルキルエーテルリン酸及びその塩、ラウロイルメチルアラニンナトリウムなどのN−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−ココイルメチルタウリンナトリウムなどのN−アシルタウリン塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン酸塩、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムなどのPOEアルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などの陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、アルキル4級アンモニウム塩(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなど)、アルキルピリジニウム塩(塩化セチルピリジニウム、臭化セチルピリジニウムなど)などの陽イオン界面活性剤などが挙げられる。なお、括弧内の数字は付加モル数を示す。
特に、本発明の眼科用組成物をコンタクトレンズの洗浄液として調製する場合、該洗浄液には、洗浄作用を有し、タンパク質、脂質、多糖等の汚れを効率よく乳化し、分散除去できる界面活性剤を配合することが好ましい。この様な界面活性剤としては、具体的には、ポリオキシエチレン(5)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(15)オクチルフェニルエーテル、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ノニルフェニルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(4)ノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(3)セチルエーテル硫酸ナトリウム、グリセリルモノステアレート、デカグリセリルモノミリステート、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ココイルメチルタウリンナトリウム、ポリオキシエチレン(6)アルキルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられる。これらの界面活性剤は、単独または2種以上組み合わせて本発明のコンタクトレンズの洗浄液に配合することができる。その配合量は、通常、0.1〜20重量%程度である。
糖類としては、例えば、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、リボース、リブロース、アラビノース、キシロース、リキソース、デオキシリボース、スクロース、セロビオース、ラクトース、プルラン、ラクツロース、マルチトール等及びこれらの薬学的に許容される塩類が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等)、アクリノール、塩化メチルロザニリン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニド、アルキルポリアミノエチルグリシン、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、イソプロパノール、エタノール、フェノキシエタノール、リン酸ジルコニウムの銀、亜鉛、酸化亜鉛などの担持体、銀亜鉛アルミノケイ酸塩、チメロサール、デヒドロ酢酸、クロルキシレノール、クロロフェン、レゾルシン、チモール、ヒノキチオール、スルファミン、リゾチーム、ラクトフェリン、トリクロサン、8−ヒドロキシキノリン、ウンデシレン酸、カプリル酸、プロピオン酸、安息香酸、プロピオン酸、ソルビン酸トリクロカルバン、ハロカルバン、チアベンダゾール、ポリリジン、過酸化水素、塩化ポリドロニウム等が挙げられる。
等張化剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコールなどの多価アルコール、糖類(ブトウ糖,マンニトール,ソルビトールなど)等が挙げられる。
無機塩類としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、チオ硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等が挙げられる。
キレート剤としては、例えば、エデト酸(エチレンジアミン四酢酸,EDTA)、エチレンジアミン二酢酸(EDDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HIDA)、クエン酸、酒石酸、リン酸類(ポリリン酸、ヘキサメタリン酸、メタリン酸)、コハク酸、トリヒドロキシメチルアミノメタン、ニトリロトリ酢酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸またはこれらの塩等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、無機酸(塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸など)、有機酸(乳酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、など)、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、無機塩基(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど)、有機塩基(モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リジンなど)等が挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤等が挙げられる。
香料(清涼化剤)としては、例えば、メントール、カンフル、ボルネオール、ユーカリ油、ペパーミント油、ベルガモット油、ゲラニオール等が挙げられる。
これらの添加剤の配合量については、添加剤の種類や眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定される。
さらに、本発明の医薬組成物には、眼科分野で利用可能な他の薬理成分を含んでいてもよい。
このような薬理成分としては、例えば、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸テトラヒドロゾリン、硝酸テトラヒドロゾリン、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、dl−塩酸メチルエフェドリン等の充血除去剤;メチル硫酸ネオスチグミン、ε−アミノカプロン酸、アラントイン、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸アンモニウム、グリチルレチン酸、サリチル酸メチル、トラネキサム酸、クロモグリク酸ナトリウム等の消炎・収斂剤;塩酸イプロヘプチン、塩酸ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン、塩酸イソチペンジル、マレイン酸クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤;塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム等の水溶性ビタミン類;L−アスパラギン酸カリウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、アミノエチルスルホン酸、イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール等のサルファ剤等が挙げられる。これらの薬理成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの薬理成分の配合量については、薬理成分の種類や眼科用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定される。
眼科用組成物の物性
本発明の眼科用組成物の浸透圧については、生理学的に許容される範囲の浸透圧に調整されていることが望ましい。このような浸透圧としては、例えば、150〜600mOsm程度、好ましくは170〜550mOsm程度、更に好ましくは200〜430mOsm程度が挙げられ、生理食塩液に対する浸透圧比としては、通常、0.55〜2.2程度、好ましくは0.6〜2.0程度、特に好ましくは0.7〜1.5程度が挙げられる。浸透圧は、前述する等張化や緩衝剤等を用いて適宜調節できる。
また、本発明の眼科用組成物のpHは、生理学的に許容される範囲であればよく、通常、4〜10程度、好ましくは4.5〜9程度、特に好ましくは5〜8程度が挙げられる。pHは、前述するH調整剤や緩衝剤を用いて適宜調節できる。
製造方法
本発明の眼科用組成物は、コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、HPMC、並びに必要に応じて配合される添加剤や薬理成分を混合することによって調製できる。また、本発明の眼科用組成物の製造では、必要に応じて濾過・滅菌処理、容器への充填等の工程を加えることができる。
製剤形態
本発明の眼科用組成物の製剤形態については、特に制限されず、例えば、水性点眼剤、非水性点眼剤、懸濁性点眼剤、乳濁性点眼剤、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ等を装用した状態でも点眼が可能な点眼剤等の点眼剤;眼軟膏剤;洗眼剤;コンタクトレンズ装着液、洗浄液、保存液、殺菌液等のコンタクトレンズ用剤等が挙げられる。これらの製剤形態の中でも、好ましくは点眼剤、洗眼剤、更に好ましくは洗眼剤が挙げられる。
用途・使用態様
本発明の眼科用組成物は、角膜上皮細胞増殖作用又は角膜修復作用を発揮することで、角膜傷害の進行の抑制や治癒をもたらすことができ、更には角膜傷害の発生を事前に予防することもできるので、角膜保護剤として好適に使用できる。本発明において、角膜保護とは、様々な要因によって引き起こされる角膜傷害に対して、その進行を抑制し、また、角膜傷害の発生を予防するように角膜組織を処置することを指す。
角膜傷害としては、例えば、乾燥(ドライアイ等)、異物(コンタクトレンズ等)、目をこする、紫外線暴露等の物理的刺激;薬物による細胞毒性、酸・アルカリによる腐食等の化学的要因;細菌や真菌、ウイルス、アカントアメーバ属の感染等に起因する角膜上皮剥離、角膜びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍等が含まれる。
細菌類の感染による角膜潰瘍等は、角膜の傷害をきっかけにして細菌類が侵入、感染して発症するため、本発明の眼科用組成物は、角膜傷害の修復を促進することによって、細菌類の感染による角膜潰瘍等を予防することもできる。さらに、本発明の眼科用組成物は、角膜上皮細胞の増殖促進作用により、角膜上皮の下に位置するボウマン膜、角膜固有質、デスメ膜、角膜内皮の損傷を予防することができる。
本発明の眼科用組成物の使用量については、その製剤形態、使用者の健康状態や症状の程度等に応じて適宜設定されるが、例えば、点眼剤の場合であれば、1回あたり、1滴あたり約50μlを1〜3滴程度点眼すればよい。この投与は、1日あたり3〜6回程度繰り返すことができ、これにより角膜上皮細胞の増殖/修復効果を得ることができる。
以下、処方例及び試験例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1
下記表1に示す試験液を作成した。表1中、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、生化学工業(株)製 局外規コンドロイチン硫酸ナトリウム;ヒアルロン酸ナトリウムは、キューピー(株)製ヒアルロンサンHA−AM;HPMCは、信越化学工業(株)製メトローズ90SH−4000である。
ウサギ角膜上皮細胞を用いて、各試験液の角膜上皮細胞増殖作用を確認した。培養条件及び測定方法は、以下の通りである。
6ウェル培養プレート上に、正常ウサギ角膜上皮細胞RC−1(JCRB0246:ヒューマンサイエンス研究資源バンク)を1×10個/ウェルで播種した。培養液として、Eagle’s minimum essential medium with 10% fetal bovine serum(シグマ社製)を使用し、37℃、5%CO条件下で培養を行った。12時間後、培養液を除去し、表1の試験液各5mlを各ウェルに加え、さらに5日培養した。
培養終了後、培養液を除去してトリプシン/EDTA溶液(クラボウ社製)にて細胞を回収し、トリパンブルー染色後に血球計算板にて細胞数を測定した。
試験液1(コントロール)にて測定された細胞数を1として、各成分を含んだ培地における細胞数を比較した結果を表2に示す。
表2の結果に示すとおり、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、及びHPMCの3つを配合した試験液5では、試験液2〜4に比べて角膜上皮細胞の高い増殖が認められた。
試験例2
続いて、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、及びHPMCの3つを配合した洗眼液(下記表3)を作成し、使用感に関するモニター試験を行なった。
モニター試験は、ドライアイの症状を呈する被験者16名に、洗眼液1及び2各100mLを渡し、洗眼液1を右目に、洗眼液2を左目に使用(3日間/1日3〜6回使用/1回約5mL)してもらった後に、「1.ドライアイ用洗眼液としての満足度(総合満足度)」及び「2.目の洗浄効果」について以下の5段階評価をしてもらった。評価結果を表3に合わせて示す。
(評価指標)
2点 良い
1点 やや良い
0点 どちらともいえない
−1点 やや悪い
−2点 悪い
表3に示す通り、目の洗浄効果については洗眼液2のほうがやや高い評価が得られた。
製造例
表4及び表5の組成に従い、製造例1〜16の洗眼液を製造した。

Claims (4)

  1. コンドロイチン硫酸及び/又はその塩類、ヒアルロン酸及び/又はその塩類、並びにヒドロキシプロピルメチルセルロースを含有する、眼科用組成物。
  2. 角膜保護剤として使用される、請求項1に記載の眼科用組成物。
  3. さらに、ベルベリン及び/又はその塩類を含有する、請求項1または2に記載の眼科用組成物。
  4. 洗眼剤である、請求項1〜3のいずれかに記載の眼科用組成物。
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