JP2017065861A - Elevator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、乗りかごを非常停止させる調速機を備えたエレベータに関する。 The present invention relates to an elevator equipped with a speed governor that makes an emergency stop of a car.
エレベータには、通常、乗りかごの昇降時の過速度を検出して乗りかごを非常停止させる調速機が設けられている。調速機は、調速機ロープの循環速度から乗りかごの過速度を検出し、調速機ロープを把持することにより、乗りかごを非常停止させる。乗りかごを非常停止させた場合には、停止時に生じる慣性力によって、調速機ロープに設けられたテンションウエイトが跳ね上がってしまうという問題が発生する。また、調速機ロープは、経時により長さが変化してしまうという問題がある。 The elevator is usually provided with a speed governor that detects an overspeed when the car is moving up and down to make the car emergency stop. The speed governor detects the overspeed of the car from the circulation speed of the speed governor rope and grips the speed governor rope to stop the car emergencyly. When the car is stopped in an emergency, there is a problem that the tension weight provided on the governor rope jumps up due to the inertial force generated when the car is stopped. In addition, the governor rope has a problem that the length changes with time.
このような問題を解決するために、特許文献1には、「乗りかごに接続される調速機ロープと、調速機ロープが巻き掛けられ、調速機ロープの循環速度から乗りかごの速度を検出して調速機ロープを把持する調速機本体と、調速機本体の下方に設けられた調速機ロープを張架するプーリ本体、及びプーリ本体を回転可能に支持するプーリ支持体で構成される調速機用テンションプーリと、複数のラチェット溝部に係合する移動可能なラチェット爪部と、ラチェット爪部をプーリ支持体側に付勢する付勢部材と、を有するエレベータの調速機において、ラチェット溝部は、プーリ支持体の側端部の上方に傾斜する傾斜部と、傾斜部の下方であってプーリ支持体の側端部と垂直の方向に延びる水平部と、を有し、ラチェット爪部は、爪部の先端に向けて傾斜する上部係合部と、上部係合部の下方に設けられた下部係合部と、を有し、複数のラチェット溝の間に、プーリ支持体の側端部の平面を含む剛性部を設ける。」ことが記載されている。
In order to solve such a problem,
しかしながら、特許文献1に記載されているように、いわゆるラチェット機構を用いて非常停止時のテンションウエイトの跳ね上がりを抑える場合には、ラチェット機構の強度以上の負荷が発生すると、ラチェット機構が破損してしまうという問題がある。また、経時による調速機ロープの伸び若しくは縮みが、ラチェット溝部の水平部の長さを超える場合には、ラチェット爪とラチェット溝との係合位置を変更するという調整作業が発生する。
However, as described in
そこで、本発明は、非常停止時におけるテンションウエイトの跳ね上がりを抑え、且つ、調速機ロープの長さの変化に対する特段の調整作業が不要なエレベータを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an elevator that suppresses the jumping of the tension weight at the time of an emergency stop and does not require any special adjustment work for the change in the length of the governor rope.
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願発明に係るエレベータは、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りかごに接続される調速機ロープと、調速機ロープが巻き掛けられ、調速機ロープの循環速度から乗りかごの速度を検出して調速機ロープを把持して乗りかごを非常停止させる調速機と、調速機の下方に設けられ、調速機ロープの張力を一定に保つテンションウエイトと、テンションウエイトの上下方向への移動をガイドする複数のガイドレールと、テンションウエイトに設けられた、ガイドレールを押圧する押圧部と、押圧部がガイドレールを押圧する押圧力を調節する押圧力調整部と、を備える。また、押圧力調整部が、調速機により乗りかごが非常停止されて、テンションウエイトが上方向に移動する場合に、押圧部のガイドレールを押圧する押圧力を強めることにより達成される。 In order to solve the above problems, for example, the configuration described in the claims is adopted. The elevator according to the present invention includes a plurality of means for solving the above-described problems. To give an example, a governor rope connected to the car and a governor rope are wound around the governor. A speed governor that detects the speed of the car from the circulation speed of the machine rope and grips the speed governor rope to emergency stop the car, and a lower part of the speed governor that keeps the tension of the speed governor rope constant Tension weights to be maintained, a plurality of guide rails for guiding the movement of the tension weights in the vertical direction, a pressing portion provided on the tension weights for pressing the guide rails, and a pressing force by which the pressing portions press the guide rails A pressing force adjusting unit for adjusting. In addition, the pressing force adjusting unit is achieved by increasing the pressing force that presses the guide rail of the pressing unit when the car is emergency stopped by the speed governor and the tension weight moves upward.
本発明に係るエレベータによれば、非常停止時におけるテンションウエイトの跳ね上がりを抑え、且つ、調速機ロープの長さの変化に対する調整作業をなくすことができる。 According to the elevator according to the present invention, it is possible to suppress jumping of the tension weight at the time of emergency stop and to eliminate the adjustment work for the change in the length of the governor rope.
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータの一例を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。 Hereinafter, an example of an elevator according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited to the following examples.
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータ100の概略構成を示している。
図1に示すように、エレベータ100の上部に設けられた機械室10内において、主ロープ11が巻上機12の綱車とプーリ13に巻き掛けられている。主ロープ11の一端は昇降路14内において乗りかご15の上部に接続され、主ロープ11の他端は昇降路14内において釣合い錘16の上部に接続されている。乗りかご15の下部と釣合い錘16の下部は、昇降路14の下部に設けられた釣合いプーリ17に巻き掛けられた釣合いロープ8によって連結されている。機械室10内の巻上機12が主ロープ11を摩擦駆動することにより、乗りかご15が昇降路14内を昇降する。
<< First Embodiment >>
FIG. 1 shows a schematic configuration of an
As shown in FIG. 1, a main rope 11 is wound around a sheave and a
乗りかご15には、調速機ロープ9も接続されている。調速機ロープ9は、機械室10内の調速機7と、昇降路14の下部に設けられたテンションウエイト1に巻き掛けられている。調速機7は、調速機ロープ9の循環速度から乗りかご15の速度を検出し、過速度を検出した場合には調速機ロープ9を把持することにより、不図示の非常止め装置を動作させて乗りかご15を非常停止させる役割を果たす。テンションウエイト1は、調速機ロープ9に一定の張力を付与して張架する役割を果たす。
A
図2は、図1に示したテンションウエイト1の構成を示す正面図であり、図3は、図1に示したテンションウエイト1の構成を示す側面図である。
図2に示すように、テンションウエイト1は、調速機ロープ9が巻き掛けられるプーリ本体2、及びプーリ本体2を回転可能に支持する平板状のプーリ支持体3で構成されている。プーリ支持体3は、一定の重量を有する剛性の強い金属で構成されている。また、プーリ支持体3は、垂直(上下)方向に延びた2本のガイドレール4に両側からガイドされている。プーリ支持体3は、プーリ支持体3の両側に設けられたガイドシュー5をガイドレール4に係合させることによって、ガイドレール4に沿って移動可能である。
2 is a front view showing the configuration of the
As shown in FIG. 2, the
プーリ支持体3の下方には、乗りかご15を非常停止させた際のテンションウエイト1の跳ね上がりを防止するための跳ね上がり防止機構50が設けられている。押圧力調整部としての跳ね上がり防止機構50は、ガイドレール4側に向かって回動可能に構成されたリンク機構部18と、ガイドレール4に対して垂直な方向へ移動可能に構成された押し付け機構部27と、で構成されている。
Below the pulley support 3, a jump-
移動機構としてのリンク機構部18は、プーリ支持体3の下端部からガイドレール4と水平な方向に伸びた板状の固定アーム部19と、ガイドレール4に対して近づいたり離れたりするように移動する板状の移動アーム部20と、からなる。固定アーム部19の上端は、プーリ支持体3に固定されており、固定アーム部19の下端部は、移動アーム部20と連結している。移動アーム部20の一端部は、ボルト等により、固定アーム部19に対して回動可能に連結されており、ガイドレール4側に配置される移動アーム部20の他端部は、後述する押し付け機構部27の押圧部21に固定されている。また、図3に示すように、同じ構成のリンク機構部18’が、押圧部21を挟んで対向する位置に設けられている。また、リンク機構部18は、左右のガイドレール4に対してそれぞれ設けられており、プーリ支持体3の下端部において左右対称の位置に配置されている。
The
押し付け機構部27は、ガイドレール4を押圧することで摩擦力を発生させる押圧部21と、ガイドレール4に対して垂直な方向に配置された四角柱状に形成されたリンク台22と、一端が押圧部21に固定され、他端部がリンク台22に挿入された状態で保持される棒状の連結部40と、押圧部21とリンク台22と間に配置された押圧部21をガイドレール4方向に押圧する押圧バネ41と、からなる。連結部40は、リンク台22に対して移動可能に保持されている。また、押圧部21は、ガイドシュー5と同じようにガイドレール4に係合し、剛性の強いゴムで構成されている。押圧バネ41で押圧部21を押圧することにより、押圧部21とガイドレール4との間に適度な摩擦力を発生させた状態で、テンションウエイト1は、ガイドレール4にガイドされる。押圧部21は、左右のガイドレール4に対してそれぞれ設けられており、リンク台22において左右対称の位置に配置されている。図3に示すように、押圧部21の側面には、リンク機構部18、18’の移動アーム部20が固定されている。
The
プーリ支持体3の下端部の中央には、リンク台22と係合することにより、テンションウエイト1が移動する距離を規制するストッパ機構24が設けられている。規制部としてのストッパ機構24は、ガイドレール4に水平な方向に伸びた棒状のストッパ本体43と、円盤状に形成されたストッパ鍔部44と、からなる。ストッパ本体43の上端部はプーリ支持体3に固定されており、ストッパ本体43の下端部には、ストッパ鍔部44が設けられている。ストッパ本体43は、リンク台22に形成されたリンク台22を上下方向に貫通する貫通部に挿入された状態で、プーリ支持体3に固定されている。また、リンク台22とストッパ鍔部44との間には、リンク台22を上方向に付勢する付勢バネ25が設けられている。付勢バネ25でリンク台22を上方に付勢することにより、リンク台22をストッパ鍔部44から少し離した位置に配置させることができる。このように、ストッパ鍔部44とリンク台22との距離を調整することで、押圧部21がガイドレール4を押圧する力を規制して調節することができる。
At the center of the lower end portion of the pulley support 3, a
[非常停止時]
次に、乗りかご15を非常停止させた際の跳ね上がり防止機構50の働きについて、図4を用いて説明する。
図4は、乗りかご15を非常停止させた際の跳ね上がり防止機構50の動きを説明するための説明図である。図4Aは、乗りかご15を非常停止させる直前の状態を示すものであり、図4Bは、乗りかご15を非常停止させた後の状態を示すものである。なお、図中の矢印は、各部材の動く方向を示すものである。
なんらかの事象の発生により、調速機7によって、エレベータの乗りかご15が非常停止された場合には、図4Aに示すように、停止時に発生する慣性力によって、プーリ本体2とともにテンションウエイト1を図中の矢印方向(上方向)に引き上げる力が発生する。
[Emergency stop]
Next, the function of the jumping
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the movement of the jump-up
When the
次に、図4Bに示すように、テンションウエイト1を上方向に引き上げる力が発生すると、プーリ支持体3が上方向に移動する。プーリ支持体3が上方向に移動すると、プーリ支持体3の下端部に固定されている固定アーム部19も上方向に移動し、固定アーム部19の下端部の位置が上方向に移動する。固定アーム部19の下端部の位置が上方向に移動することに連動して、固定アーム部19の下端部に連結している移動アーム部20が、図中矢印S1の方向に回動する。
Next, as shown in FIG. 4B, when a force for pulling up the
移動アーム部20の回動について、より詳述すると、押圧部21は押圧バネ41によってガイドレール4側に押圧されているため、押圧部21とガイドレール4との間には、常にある程度の摩擦力が生じている。このため、非常停止時にテンションウエイト1が上方向に引き上げられる際には、移動アーム部20の固定アーム部19との連結端部が上方向への移動する距離と、移動アーム部20の押圧部21との連結端部が上方向へ移動する距離との間で差が発生する。この移動距離の差により、固定アーム部19と移動アーム部20との間でリンク機構が機能し、図中S1の方向に移動アーム部20が回動する。
The rotation of the moving
上述したように、移動アーム部20がS1に示す方向に回動すると、押圧部21に固定されている移動アーム部20の先端部が、図中矢印S2に示すようにガイドレール4に近づく方向に移動する。移動アーム部20の先端部がガイドレール4に近づくと、移動アーム部20の先端に固定されている押圧部21が、ガイドレール4を押圧する力が強まる。押圧部21がガイドレール4を押圧する力が強まると、押圧部21とガイドレール4との間に下向きに作用する強い摩擦力が発生し、プーリ支持体3(テンションウエイト1)の上昇が停止する。
As described above, when the moving
ここで、非常停止時に生じる慣性力が非常に大きい場合には、テンションウエイト1が上方に移動する距離が大きくなり、移動アーム部20が回動する距離、すなわち、移動アーム部20と固定アーム部19との間の角度(回動角度θ)が大きくなりすぎるという問題が生じる。移動アーム部20の回動角度θが大きくなりすぎると、移動アーム部20と押圧部21との固定部に大きな負荷がかかり、移動アーム部20と押圧部21との連結が外れてしまうおそれがある。このため、本実施の形態では、上述したようにテンションウエイト1には、ストッパ機構24が設けられている。非常停止時に大きな慣性力が生じた場合、テンションウエイト1が上方に移動すると、ストッパ機構24のストッパ鍔部44がリンク台22に接触して係止され、テンションウエイト1の上昇が停止する。これにより、移動アーム部20の回動も停止するので、移動アーム部20が必要以上に回動してしまうことを防止することができる。
Here, when the inertia force generated at the time of emergency stop is very large, the distance that the
なお、本実施の形態では、ストッパ鍔部44とリンク台22との間に配置した付勢バネ25によりストッパ鍔部44とリンク台22との間の距離を設定し、移動アーム部20の回動角度θの範囲を設定しているが、移動アーム部20の長さによって移動アーム部20の回動角度θの範囲を規定してもよい。すなわち、移動アーム部20の長さを長くすることにより移動アーム部20の回動角度θの範囲を小さくし、移動アーム部20の長さを短くすることにより、移動アーム部20の回動角度θの範囲を大きくすることができる。
In the present embodiment, the distance between the
また、付勢バネ25のバネ定数や、付勢バネ25の長さを調整することにより、ストッパ鍔部44とリンク台22との距離を調節し、移動アーム部20の回動角度θを設定することができる。
Further, by adjusting the spring constant of the urging
[通常時]
次に、経時により調速機ロープ9が伸びた場合の跳ね上がり防止機構50の働きについて、図5を用いて説明する。
図5は、調速機ロープ9が伸びた場合の跳ね上がり防止機構50の動きを説明するための説明図である。図5Aは、調速機ロープ9が伸びる前の状態を示すものであり、図5Bは、調速機ロープ9が伸びた後の状態を示すものである。なお、図中の矢印は、各部材の動く方向を示すものである。
経時により調速機ロープ9が伸びた場合には、図5Aに示すように、テンションウエイト1の自重により、プーリ本体2とともにテンションウエイト1を図中の矢印方向(下方向)に引き下げる力が発生する。
[Normal time]
Next, the function of the spring-up preventing
FIG. 5 is an explanatory diagram for explaining the movement of the spring-up preventing
When the
テンションウエイト1を下方向に引き下げる力が発生すると、図5Bに示すように、プーリ支持体3が下方向に移動する。プーリ支持体3が下方向に移動すると、プーリ支持体3の下端部に固定されている固定アーム部19も下方向に移動し、固定アーム部19の下端部の位置が下方向に移動する。固定アーム部19の下端部の位置が下方向に移動することに連動して、固定アーム部19の下端部に連結している移動アーム部20が、図中矢印S3の方向に回動する。
When a force for pulling down the
移動アーム部20の回動について、より詳述すると、押圧部21は押圧バネ41によってガイドレール4側に押圧されているため、押圧部21とガイドレール4との間には、常にある程度の摩擦力が生じている。このため、調速機ロープ9が伸びて、テンションウエイト1が下方向に引き下げられる際には、移動アーム部20の固定アーム部19との連結端部が下方向へ移動する距離と、移動アーム部20の押圧部21との連結端部が下方向へ移動する距離との間で差が発生する。この移動距離の差により、固定アーム部19と移動アーム部20との間でリンク機構が機能し、図中S3の方向に移動アーム部20が回動する。
The rotation of the moving
上述したように、移動アーム部20がS3に示す方向に回動すると、押圧部21に固定されている移動アーム部20の先端部が、図中矢印S4に示すようにガイドレール4から離れる方向に移動し、移動アーム部20の先端に固定されている押圧部21のガイドレール4を押圧する力が弱まる。押圧部21がガイドレール4を押圧する力が弱まると、押圧部21とガイドレール4との間に作用する摩擦力が弱まるので、テンションウエイト1は、調速機ロープ9の伸びに応じて、ガイドレール4に沿って下方に移動することができる。なお、移動アーム部20がS4に示す方向に移動する際には、押圧バネ41が押圧部21を押圧する力よりも大きな力が、移動アーム部20の先端部に生じている。
As described above, when the moving
なお、上述したように、本実施の形態では、押圧バネ41の付勢力によって、押圧部21とガイドレール4との間には常に一定の摩擦力が生じるように設定されている。従って、テンションウエイト1が適切な位置に移動した後、テンションウエイト1は、押圧バネ41の付勢力によって、再び、一定の摩擦力が生じた状態で、ガイドレール4に保持される。
Note that, as described above, in the present embodiment, a constant frictional force is always generated between the
一方、調速機ロープ9は、多湿時の吸水などが原因で経時で縮む場合がある。この場合には、緊急停止時と同様に、プーリ本体2とともにテンションウエイト1を上方向に引き上げる力が発生する。しかしながら、テンションウエイト1を上方向に引き上げる力は、非常停止時のように瞬間的に生じる大きなものではないので、テンションウエイト1の位置は徐々に上方向へ移動する。
この場合の跳ね上がり防止機構50の働きについて、図4を用いて説明する。
On the other hand, the
The function of the
図4に示すように、テンションウエイト1のプーリ支持体3には、ストッパ機構24が設けられている。また、ストッパ機構24のストッパ鍔部44と押し付け機構27のリンク台22との間には、リンク台22を上向きに付勢して、押圧部21とガイドレール4との間に一定の摩擦力を発生させるための付勢バネ25が設けられている。
As shown in FIG. 4, a
付勢バネ25は、所定の付勢力でリンク台22を上向きに付勢しているので、付勢バネ25の付勢力よりも大きい慣性力が発生しない限り、ストッパ鍔部44とリンク台22との距離に変化は生じない。従って、経時で調速機ロープ9が縮み、テンションウエイト1の位置が徐々に上方向へ移動するような場合には、付勢バネ25の付勢力よりも大きい慣性力は発生しないため、ストッパ鍔部44とリンク台22との距離は変化しない。すなわち、リンク機構18の移動アーム部20は回動しないため、押圧部21がガイドレール4を押圧する押圧力は一定に保たれ、押圧部21とガイドレール4との間に生じる摩擦力についても変化は生じない。このように、摩擦力に変化が生じないので、リンク機構18と押し付け機構27との相対な位置関係が変化することはない。従って、テンションウエイト1の上方向への移動に伴って、跳ね上がり防止機構50もそのまま上方向へ移動する。このように、本実施形態のエレベータによれば、経時により調速機ロープ9が縮んだ場合であっても、特段の調整作業を必要とすることなく、調速機ロープ9の張力を一定にした状態で、テンションウエイト1を移動させることができる。
Since the urging
以上述べたように、本実施形態のエレベータによれば、非常停止時において、テンションウエイト1の跳ね上がりを防止することができる。また、経時で発生する調速機ロープ9の伸び若しくは縮みに対しても、特段の調整作業を必要とすることなく、調速機ロープ9の張力を一定にした状態で、テンションウエイト1を移動させることができる。
As described above, according to the elevator of the present embodiment, it is possible to prevent the
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態に係るエレベータについて説明する。本実施形態のエレベータは、押圧力調整部としての跳ね上がり防止機構51の構成が第1の実施形態と異なる。図6は、本実施形態のテンションウエイト1’の構成を示す正面図であり、図7は、本実施形態のテンションウエイト1’の構成を示す側面図である。本実施形態のエレベータの全体の構成については第1の実施形態と同様であるから説明を省略し、また、図6及び図7において、図2及び図3に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
<< Second Embodiment >>
Next, an elevator according to a second embodiment of the present invention will be described. The elevator of the present embodiment is different from the first embodiment in the configuration of a jump-up preventing
図6に示すように、プーリ支持体3の下部には、乗りかご15を非常停止させた際のテンションウエイト1’の跳ね上がりを防止するための跳ね上がり防止機構51が設けられている。跳ね上がり防止機構51は、ガイドレール4側に向かって回動可能に構成されたリンク機構部28と、ガイドレール4に対して垂直な方向に移動可能に構成された押し付け機構部37と、で構成されている。
As shown in FIG. 6, a lowering
移動機構としてのリンク機構部28は、ガイドレール4に対して近づいたり離れたりするように移動する板状の第1アーム部33と、ガイドレール4に対して垂直な方向へ移動可能な板状の第2アーム部34と、からなる。第1アーム部33は、プーリ支持体3の内側に設けられており、第1アーム部33の上端は、プーリ支持体3の下部に回動可能に保持されており、第1アーム部33の下端は、第2アーム部34と連結している。第2アーム部34の一端部は、第1アーム部33と連結しており、第2アーム部34の他端部は、後述する押し付け機構部37の連結部60に固定されている。また、図7に示すように、プーリ支持体3の内側に設けられた同じ構成のリンク機構部28’が、リンク機構部28と対向するように設けられている。また、リンク機構部28は、左右のガイドレール4に対してそれぞれ設けられており、プーリ支持体3の下部において左右対称の位置に配置されている。
The
押し付け機構部37は、ガイドレール4を押圧することで摩擦力を発生させる押圧部31と、ガイドレール4に対して垂直な方向に配置された台座状のリンク台32と、一端が押圧部31に固定され、他端部がリンク台32に挿入された状態で第2アーム部34に固定される棒状の連結部60と、リンク台32と第2アーム部34との間に配置されたバネ部材48と、からなる。連結部60は、リンク台32に対して移動可能に保持されている。また、本実施形態の押圧部31は、剛性の強いゴムで構成されており、ガイドレール4に係合し、ガイドシュー5と同じ役割を果たす。このように、ガイドシュー5を押圧部31に置き換えることにより、部品点数を抑えることができる。押圧部31は、左右のガイドレール4に対してそれぞれ設けられており、リンク台32において左右対称となる位置に配置されている。
The
バネ部材48は、第2アーム部34をガイドレール4から離れる方向に付勢し、押圧部31とガイドレール4との間に、過度の摩擦力を生じさせない役割を果たす。言い換えれば、バネ部材48は、押圧部31とガイドレール4との間の摩擦力を一定の値に保つ役割を果たしている。また、左右対称の位置に配置されたリンク機構部28及び押し付け機構部37は、それぞれ同じ部品で構成されており、押圧部31がガイドレール4を押圧する力を常に均等にすることができる。これにより、一方の押圧部31の押圧力のみが強まることで、テンションウエイト1’が傾いてしまうことを防止することができる。
The
[非常停止時]
次に、乗りかご15を非常停止させた際の跳ね上がり防止機構51の働きについて、図8を用いて説明する。
図8は、乗りかご15を非常停止させた際の跳ね上がり防止機構51の動きを説明するための説明図である。図8Aは、乗りかご15を非常停止させる直前の状態を示すものであり、図8Bは、乗りかご15を非常停止させた後の状態を示すものである。なお、図中の矢印は、各部材の動く方向を示すものである。
なんらかの事象の発生により、調速機7によって、エレベータの乗りかご15が非常停止された場合には、図8Aに示すように、停止時に発生する慣性力によって、プーリ本体2とともにテンションウエイト1を図中の矢印方向(上方向)に引き上げる力が発生する。
[Emergency stop]
Next, the function of the jumping
FIG. 8 is an explanatory diagram for explaining the movement of the jump-up
When the
テンションウエイト1を上方向に引き上げる力が発生すると、図8Bに示すように、プーリ支持体3が上方向に移動する。プーリ支持体3が上方向に移動すると、プーリ支持体3の下部に固定されている第1アーム部33の上端部の位置が上方向に移動する。第1アーム部33の上端部の位置が上方向に移動すると、第1アーム部33と第2アーム部34は、連結部分を支点にして、図中矢印S5の方向に回動する。
When a force for pulling up the
第1アーム部33の回動について詳述すると、上述したように、押圧部31とガイドレール4との間には、常にある程度の摩擦力が生じている。このため、非常停止時にテンションウエイト1’が上方向に引き上げられる際には、第1アーム部33と第2アーム部34との連結部を支点に第1アーム部33が図中S5の方向に回動することになる。第1アーム部33がS5の方向に回動すると、第2アーム部34が、ガイドレール4に近づくように図中S6の方向へ移動する。第2アーム部34がガイドレール4に近づくように移動すると、第2アーム部34に連結部60を介して固定されている押圧部31のガイドレール4を押圧する力が強くなる。押圧部31がガイドレール4を押圧する力が強まると、押圧部31とガイドレール4との間に下向きに作用する強い摩擦力が発生し、テンションウエイト1’の上昇が停止する。
The rotation of the
[通常時]
次に、経時により調速機ロープ9が伸びてしまった際の跳ね上がり防止機構51の働きについて、図9を用いて説明する。
図9は、調速機ロープ9が伸びた際の跳ね上がり防止機構51の動きを説明するための説明図である。図9Aは、調速機ロープ9が伸びる前の状態を示すものであり、図9Bは、調速機ロープ9が伸びた後の状態を示すものである。なお、図中の矢印は、各部材の動く方向を示すものである。
図9Aに示すように、経時により調速機ロープ9が伸びてしまったような場合には、重力によりプーリ本体2とともにテンションウエイト1’を図中の矢印方向(下方向)に引き下げる力が発生する。
[Normal time]
Next, the function of the spring-up preventing
FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining the movement of the spring-up preventing
As shown in FIG. 9A, when the
図9Bに示すように、テンションウエイト1’を下方向に引き下げる力が発生すると、プーリ支持体3が下方向に移動する。プーリ支持体3が下方向に移動すると、プーリ支持体3の下部に固定されている第1アーム部33も下方向に移動し、第1アーム部33の上端部の位置が下方向に移動する。第1アーム部33の上端部の位置が下方向に移動すると、第1アーム部33と第2アーム部34は、連結部分を支点にして、図中矢印S7の方向に回動する。
As shown in FIG. 9B, when a force for pulling down the
第1アーム部33がS7の方向に回動すると、第2アーム部34が、ガイドレール4から離れるように図中S8に示すようへ移動する。第2アーム部34がガイドレール4から離れるように移動すると、第2アーム部34に連結部60を介して固定されている押圧部31のガイドレール4を押圧する力が弱められる。押圧部31がガイドレール4を押圧する力が弱まると、押圧部31とガイドレール4との間の摩擦力が弱められるので、テンションウエイト1’は、調速機ロープ9の伸びに応じて、下方向に移動することができる。
When the
なお、上述したように、本実施の形態では、バネ部材48の付勢力によって、押圧部31とガイドレール4との間には常に一定の摩擦力が生じるように設定されている。従って、テンションウエイト1’が適切な位置に移動した後、テンションウエイト1’は、バネ部材48の付勢力によって、再び、一定の摩擦力が生じた状態で、ガイドレール4に保持される。
As described above, in the present embodiment, a constant frictional force is always generated between the
次に、調速機ロープ9が経時で縮んだ場合について説明する。
上述したように、バネ部材48は、第2アーム部34をガイドレール4から離れる方向に付勢し、押圧部31とガイドレール4との間の摩擦力を一定の値に保つ役割を果たしている。すなわち、バネ部材48の付勢力よりも大きな力が作用しなければ、押圧部31がガイドレール4を押圧する押圧力は一定に保たれ、押圧部31とガイドレール4との間の摩擦力は常に一定の状態になる。経時で調速機ロープ9が縮む場合には、テンションウエイト1’は、徐々に上方向へ引き上げられるため、バネ部材48には、バネ部材48の付勢力よりも大きな力は作用しない。すなわち、テンションウエイト1’の上方向へ移動に伴って、跳ね上がり防止機構51は、押圧部31とガイドレール4との間の摩擦力を一定の状態に保ちながら上方向へ移動する。このように、本実施形態のエレベータによれば、経時により調速機ロープ9が縮んだ場合であっても、特段の調整作業を必要とすることなく、調速機ロープ9の張力を一定にした状態で、テンションウエイト1’を移動させることができる。
Next, a case where the
As described above, the
以上述べたように、本実施形態のエレベータによれば、非常停止時において、テンションウエイト1の跳ね上がりを防止することができる。また、経時で発生する調速機ロープ9の伸び若しくは縮みに対しても、特段の調整作業を必要とすることなく、調速機ロープ9の張力を一定にした状態で、テンションウエイト1’を移動させることができる。
As described above, according to the elevator of the present embodiment, it is possible to prevent the
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。例えば、上述した実施形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成について他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。 As described above, the present invention has been described based on the embodiment. However, the present invention is not limited to the configuration described in the above-described embodiment, and the configuration can be appropriately changed without departing from the gist thereof. Is. For example, the above-described exemplary embodiments have been described in detail for easy understanding of the present invention, and are not necessarily limited to those having all the configurations described. Further, a part of the configuration of an embodiment can be replaced with the configuration of another embodiment, and the configuration of another embodiment can be added to the configuration of an embodiment. In addition, it is possible to add, delete, and replace other configurations for a part of the configuration of each embodiment.
1、1’…テンションウエイト、2…プーリ本体、3…プーリ支持体、4…ガイドレール、5…ガイドシュー、7…調速機、8…釣合ロープ、9…調速機ロープ、10…機械室、11…主ロープ、12…巻上機、13…プーリ、14…昇降路、15…乗りかご、16…釣合い錘、17…釣合プーリ、18、18’、28…リンク機構、19…固定アーム部、20…移動アーム部、21、31…押圧部、22、32…リンク台、24…ストッパ機構、25…付勢バネ、27,37…押し付け機構部、33…第1アーム部、34…第2アーム部、40、60…連結部、41…押圧バネ部材、43…ストッパ本体、44…ストッパ鍔部、48…バネ部材、50、51…跳ね上がり防止機構、100…エレベータ
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記調速機ロープが巻き掛けられ、前記調速機ロープの循環速度から前記乗りかごの速度を検出して前記調速機ロープを把持して前記乗りかごを非常停止させる調速機と、
前記調速機の下方に設けられ、前記調速機ロープの張力を一定に保つテンションウエイトと、
前記テンションウエイトの上下方向への移動をガイドする複数のガイドレールと、
前記テンションウエイトに設けられた、前記ガイドレールを押圧する押圧部と、
前記押圧部が前記ガイドレールを押圧する押圧力を調節する押圧力調整部と、を備え、
前記押圧力調整部は、前記調速機により前記乗りかごが非常停止されて、前記テンションウエイトが上方向に移動する場合に、前記押圧部の前記ガイドレールを押圧する押圧力を強める
エレベータ。 A governor rope connected to the car,
The governor rope is wound around, the governor that detects the speed of the car from the circulation speed of the governor rope, grips the governor rope, and emergency stops the car;
A tension weight provided below the governor, and maintaining a constant tension of the governor rope;
A plurality of guide rails for guiding the movement of the tension weight in the vertical direction;
A pressing portion provided on the tension weight for pressing the guide rail;
A pressing force adjusting unit that adjusts a pressing force with which the pressing unit presses the guide rail, and
The pressing force adjusting unit increases the pressing force that presses the guide rail of the pressing unit when the car is emergency stopped by the speed governor and the tension weight moves upward.
請求項1に記載のエレベータ。 The pressing force adjusting unit weakens the pressing force that presses the guide rail of the pressing unit when the governor rope extends over time and the tension weight moves downward. elevator.
請求項2に記載のエレベータ。 The pressing force adjusting unit keeps a pressing force pressing the guide rail of the pressing unit constant when the governor rope contracts with time and the tension weight moves upward. Elevator.
請求項1〜3に記載のエレベータ。 The elevator according to claim 1, wherein the pressing force adjusting unit equalizes the pressing force of the pressing unit that presses each guide rail.
請求項1〜3に記載のエレベータ。 The elevator according to claim 1, wherein the pressing force adjusting unit includes a moving mechanism that moves the pressing unit in a direction perpendicular to the guide rail.
請求項1に記載のエレベータ。 The elevator according to claim 1, further comprising a restricting portion that restricts a pressing force for pressing the guide rail of the pressing portion.
請求項1に記載のエレベータ。 The elevator according to claim 1, wherein the pressing portion is engaged with the guide rail to guide the movement of the tension weight.
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