JP2017065149A - プリフォームコーティング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリフォームの外周面におけるコーティング層の膜厚のバラツキを低減する。
【解決手段】本発明は、プリフォーム1を水平方向に保持すると共に、プリフォーム1をプリフォーム1の軸線回りに回転させる回転保持部9と、回転保持部9を移動させることによってプリフォーム1を搬送する搬送部8と、プリフォーム1に向かってコーティング液を吐出するディスペンサー6と、ディスペンサー6から離間されて配置されると共に、プリフォーム1に塗布されたコーティング液を乾燥させる乾燥機7とを備え、搬送部8は、プリフォーム1を水平方向に保持した状態で搬送する、プリフォームコーティング装置5を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラスチックボトル用のプリフォームをコーティング液でコーティングするためのプリフォームコーティング装置に関する。
今日、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のプラスチック容器(ペットボトル)等のプラスチックボトルが飲料又は食料を収容するのに広く使用されている。プラスチックボトルは、試験管状のプリフォームを延伸ブロー成形で膨らませることによって成形される。
特許文献1に開示されるように、酸素及び二酸化炭素のようなガスがプラスチックボトルの内外に透過することを低減すべく、プリフォームの外周面にバリアコーティングを形成することが知られている。バリアコーティングは、コーティング液をプリフォームの外周面に塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによって形成される。
特開2012−250771号公報
コーティング液の塗布は、典型的には、特許文献1の図3に示されるように、プリフォームをコーティング液に鉛直方向に浸漬することによって行われる。この場合、プリフォームに塗布されたコーティング液が重力によってプリフォームの底部に向かって移動する。この結果、プリフォームの外周面に形成されるコーティング層の膜厚がプリフォームの底部に向かって厚くなる。
このため、ガスの透過を低減するバリア性能がプリフォームひいてはプラスチックボトルの外周面において不均一になる。また、膜厚が不均一な状態でコーティング液を完全に乾燥させようとすると、膜厚が薄い部分が過剰に加熱されて白化することがある。特に、プリフォームをコーティング液に鉛直方向に浸漬すると、プリフォームの底部にもコーティング液が塗布されるので、コーティング液の乾燥時間が長くなる。このため、膜厚が厚い底部のコーティング液を乾燥させようとすると、膜厚が薄いプリフォームの円筒状胴部が過剰に加熱されて白化する。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、プリフォームの外周面におけるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明では、プリフォームを水平方向に保持すると共に、プリフォームをプリフォームの軸線回りに回転させる回転保持部と、回転保持部を移動させることによってプリフォームを搬送する搬送部と、プリフォームに向かってコーティング液を吐出するディスペンサーと、ディスペンサーから離間されて配置されると共に、プリフォームに塗布されたコーティング液を乾燥させる乾燥機とを備え、搬送部は、プリフォームを水平方向に保持した状態で搬送する、プリフォームコーティング装置が提供される。
第2の発明では、第1の発明において、回転保持部は、プリフォームの口部を把持し、ディスペンサーがコーティング液を吐出している間、プリフォームを回転させ、プリフォームコーティング装置はプリフォーム支持部を更に備え、プリフォーム支持部は、ディスペンサーがコーティング液を吐出している間、プリフォームの円筒状胴部の底部側端部を支持する。
第3の発明では、第2の発明において、プリフォーム支持部の少なくともプリフォームとの接触部分がポリオキシメチレンから構成される。
第4の発明では、第1から第3のいずれか一つの発明において、回転保持部は、乾燥機がコーティング液を乾燥させている間、プリフォームを回転させる。
第5の発明では、第1から第4のいずれか一つの発明において、プリフォームコーティング装置は複数の回転保持部を備え、搬送部は複数のプリフォームを連続的に搬送する。
本発明によれば、プリフォームの外周面におけるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することができる。
図1は、プラスチックボトル用のプリフォームを示す。 図2(a)〜(d)は、プリフォームからプラスチックボトルを成形するための延伸ブロー成形法を示す。 図3は、プリフォームから成形されたプラスチックボトルを示す。 図4は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置の主要部分の概略正面図である。 図5は、コーティング液を塗布しているときのプリフォームコーティング装置の概略部分側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
<プラスチックボトルの成形方法>
最初に、図1〜図3を参照して、プリフォームからプラスチックボトルを成形する方法について簡単に説明する。なお、本明細書において、プラスチックボトルとは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレン(PE)のようなプラスチックから構成されるボトルを意味し、ペットボトルに限定されない。
図1は、プラスチックボトル用のプリフォーム1を示す。プリフォーム1はインジェクション(射出)成形法又はPCM(プリフォームコンプレッションモールディング)成形法によって樹脂から成形される。プリフォーム1は、プラスチックボトルのキャップと嵌合する口部1aと、口部1aと隣接する円筒状胴部1bと、円筒状胴部1bの一方の端部を閉塞する底部1cとから成り、試験管のような形状を有する。口部1aの外周面には、プラスチックボトルのキャップの雌ネジと螺合する雄ネジが形成される。プリフォーム1の口部1a側の端部は開いている。
プリフォーム1の成形後、プリフォーム1の外周面にはバリアコーティングが形成される。バリアコーティングは、コーティング液をプリフォーム1の外周面に塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによって形成される。バリアコーティングは、酸素及び二酸化炭素のようなガスが、プリフォーム1から成形されたプラスチックボトルの内外に透過することを低減し、プラスチックボトルに収容される飲料等の保存寿命を延ばすことができる。また、バリアコーティングは、プラスチックボトルの引掻耐性、防湿性等も向上させることができる。
プラスチックボトルは延伸ブロー成形によってプリフォーム1から成形される。図2(a)〜(d)は、プリフォーム1からプラスチックボトル3を成形するための延伸ブロー成形法を示す。最初に、図2(a)に示されるように、プリフォーム1がプリフォーム加熱装置40で加熱される。次いで、図2(b)に示されるように、プリフォーム1が金型2に挿入され、金型2が閉じられる。次いで、図2(c)に示されるように、プリフォーム1が延伸ロッド(図示せず)で縦方向に延伸され且つ加圧空気で横方向に延伸される。次いで、図2(d)に示されるように、プリフォーム1が所望の形状まで膨らむと、冷却空気でプラスチックボトル3の内面が冷却され、最終的に、プラスチックボトル3が金型2から取り出される。図3は、プリフォーム1から成形されたプラスチックボトル3を示す。
<プリフォームコーティング装置>
以下、図4及び図5を参照して、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置について詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置5の主要部分の概略正面図である。
プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1にコーティング液を塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによってプリフォーム1の外周面にバリアコーティングを形成するように構成される。このため、プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1にコーティング液を塗布するディスペンサー6と、塗布されたコーティング液を乾燥させる乾燥機7とを備える。乾燥機7はディスペンサー6から離間されて配置される。本実施形態では、乾燥機7はディスペンサー6から水平方向に離間されて配置される。
プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1を搬送する搬送部8を更に備える。搬送部8はプリフォーム1をディスペンサー6の位置から乾燥機7の位置に向かって移動させる。本実施形態では、搬送部8はベルトコンベアである。搬送部8は、二つのプーリー81a、81bと、プーリー81a、81bに掛けられたベルト82とを有する。プーリー81a、81bは、水平方向に延在するプーリー支持板20に回転可能に固定されている。プーリー支持板20は、鉛直方向に延在する二つの支柱21a、21bによって支持されている。プーリー81a、81bのいずれか一方はモータ(図示せず)によって駆動される。プーリー81a、81bのいずれか一方を図4における時計回りに回転させることによって、ベルト82が図4における時計回りに駆動される。このことによって、搬送部8はプリフォーム1を搬送することができる。なお、プーリーの数は3つ以上であってもよい。また、搬送部8は、プリフォーム1を搬送することができれば、チェーンコンベア等の他の機構であってもよい。
図5は、コーティング液を塗布しているときのプリフォームコーティング装置5の概略部分側面図である。プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1を水平方向に保持すると共に、プリフォーム1をプリフォーム1の軸線A回りに回転させる回転保持部9を更に備える。回転保持部9は、プリフォーム1の口部1aを把持するチャック91と、チャック91に連結された回転軸92とを有する。
回転保持部9は、チャック91でプリフォーム1の口部1aを把持することによってプリフォーム1を水平方向に保持する。したがって、プリフォーム1は回転保持部9によって片持ちされる。チャック91は、例えば、エアーでプリフォーム1を吸着する真空チャック又はプリフォーム1を機械的に把持するメカチャックである。なお、本実施形態においてチャック91はプリフォーム1の口部1aの内側を把持しているが、チャック91はプリフォーム1の口部1aの外側を把持してもよい。
回転軸92はモータ(図示せず)によって駆動されてチャック91と共に回転する。回転軸92の軸線はプリフォーム1の軸線Aと同軸である。したがって、回転保持部9を回転させることによってプリフォーム1をプリフォーム1の軸線A回りに回転させることができる。回転保持部9は、図4に示されるように、ベルト82に連結される。このため、搬送部8は回転保持部9を移動させることによってプリフォーム1を搬送することができる。
ディスペンサー6はプリフォーム1の円筒状胴部1bの上部に配置される。ディスペンサー6は、コーティング液を収容すると共に、プリフォーム1に向かってコーティング液を吐出する。コーティング液はポンプ等によってディスペンサー6に供給される。
ディスペンサー6は、プリフォーム1の円筒状胴部1bに向かってコーティング液を吐出するノズル61を有する。ノズル61の先端にはスロットが形成されている。ディスペンサー6はプリフォーム1に向かってスロットからコーティング液を面状に吐出する。スロットの横幅(プリフォーム1の軸線方向における長さ)は、調整可能であり、例えば15mm〜40mmである。また、スロットの縦幅(プリフォーム1の軸線方向と垂直な方向における長さ)は、調整可能であり、例えば0.1mm〜1.0mmである。また、ディスペンサー6は鉛直方向に移動可能である。このため、ノズル61のスロットとプリフォーム1の円筒状胴部1bとの間の距離を調整することができる。なお、本実施形態ではプリフォーム1の上部からコーティング液が吐出されているが、他の方向、例えばプリフォーム1の下部からコーティング液が吐出されてもよい。この場合も、ディスペンサー6は、ノズル61のスロットとプリフォーム1の円筒状胴部1bとの間の距離を調整することができるように構成される。
搬送部8は、ディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、回転保持部9を移動させない。一方、回転保持部9は、ディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、プリフォーム1を回転させる。ディスペンサー6は、プリフォーム1がほぼ一回転する間、コーティング液を吐出し続ける。吐出されたコーティング液はプリフォーム1の円筒状胴部1bの外周面によって巻き取られる。このことによって、プリフォーム1の円筒状胴部1bの外周面全体にコーティング液が塗布される。このとき、プリフォーム1が水平方向に保持されているため、重力によってコーティング液の膜厚がプリフォーム1の底部1cに向かって次第に厚くなることが防止される。
しかしながら、本実施形態では、プリフォーム1が回転保持部9によって片持ちされているため、プリフォーム1の回転によってプリフォーム1の底部1c側の外周面がプリフォーム1の軸線Aから離れようとする。言い換えれば、プリフォーム1の回転によってプリフォーム1が偏心する。この結果、プリフォーム1に塗布されるコーティング液の膜厚が不均一になる場合がある。
そこで、本実施形態では、プリフォーム1の偏心を抑制すべく、プリフォームコーティング装置5はプリフォーム支持部10を更に備える。プリフォーム支持部10は支柱21cによって支持されている。プリフォーム支持部10は、少なくともディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、プリフォーム1を回転可能に支持する。プリフォーム支持部10は、塗布されたコーティング液に接触しないように、プリフォーム1の円筒状胴部1bの底部1c側端部を支持する。プリフォーム支持部10の少なくともプリフォーム1との接触部分は、樹脂から構成され、好ましくはポリオキシメチレン(POM)から構成される。このことによって、プリフォーム1の偏心を効果的に抑制しつつ、プリフォーム支持部10とプリフォーム1との接触によってプリフォーム1が傷つくことを抑制することができる。
プリフォーム1は、コーティング液が塗布された後、搬送部8によって乾燥機7の位置まで搬送される。搬送部8は、プリフォーム1を水平方向に保持した状態で搬送する。このことによって、プリフォーム1の搬送中にコーティング液が重力によってプリフォーム1の底部1cに向かって移動することが抑制される。したがって、本実施形態によれば、プリフォーム1の外周面におけるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することができる。
乾燥機7は例えばカーボンヒータ又は遠赤外線ヒータである。なお、カーボンヒータ及び遠赤外線ヒータの両方が乾燥機7として用いられてもよい。また、乾燥機7は光又は風によってコーティング液を乾燥させるように構成されてもよい。回転保持部9は、乾燥機7がコーティング液を乾燥させている間、プリフォーム1を回転させる。このことによって、プリフォーム1に塗布されたコーティング液を均一に乾燥させることができる。
コーティング液を乾燥させた後、搬送部8はプリフォーム1を乾燥機7の下流側に搬送する。その後、回転保持部9はプリフォーム1を解放し、プリフォーム1はプリフォームコーティング装置5から取り出される。したがって、プリフォームコーティング装置5によれば、プリフォーム1の外周面におけるバリアコーティングの形成を自動化することができる。
本実施形態において用いられるコーティング液は、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)溶液のようなガスバリア性を有するバリアコーティング液である。なお、コーティング液は、水溶性ポリアミド、水溶性ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリグリコール酸のようなバリア樹脂の溶液等であってもよい。また、コーティング液は、上記いずれかの溶液に無機材料が添加されたものであってもよい。バリアコーティング液の粘度は例えば25mPa・s以上10000mPa・s以下である。
なお、プリフォーム1に塗布されたバリアコーティング液を乾燥させた後、バリアコーティング液を保護する保護コーティング液をバリアコーティング液の上に更に塗布してもよい。保護コーティング液は、例えば、ポリオレフィン分散溶液、各種変性ポリオレフィン分散溶液、ポリビニルブチラール(PVB)のような非水溶性のコーティング剤である。保護コーティング液の粘度は例えば0.5mPa・s以上100mPa・s以下である。保護コーティング液もバリアコーティング液と同様にプリフォームコーティング装置5を使用してプリフォーム1にコーティングすることができる。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。例えば、プリフォームコーティング装置5は複数の回転保持部9を備えてもよい。この場合、複数の回転保持部9は搬送部8のベルト82に沿って所定の間隔で離間されて配置され、搬送部8は複数のプリフォーム1を連続的に搬送することができる。この構成によって、複数のプリフォーム1を連続的にコーティングすることができ、ひいてはプリフォーム1の生産性を向上させることができる。
1 プリフォーム
1a 口部
1b 円筒状胴部
1c 底部
2 金型
3 プラスチックボトル
5 プリフォームコーティング装置
6 ディスペンサー
7 乾燥機
8 搬送部
9 回転保持部
10 プリフォーム支持部

Claims (5)

  1. プリフォームを水平方向に保持すると共に、該プリフォームを該プリフォームの軸線回りに回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部を移動させることによって前記プリフォームを搬送する搬送部と、
    前記プリフォームに向かってコーティング液を吐出するディスペンサーと、
    前記ディスペンサーから離間されて配置されると共に、前記プリフォームに塗布されたコーティング液を乾燥させる乾燥機とを備え、
    前記搬送部は、前記プリフォームを水平方向に保持した状態で搬送する、プリフォームコーティング装置。
  2. 前記回転保持部は、前記プリフォームの口部を把持し、前記ディスペンサーがコーティング液を吐出している間、前記プリフォームを回転させ、
    当該プリフォームコーティング装置はプリフォーム支持部を更に備え、該プリフォーム支持部は、前記ディスペンサーがコーティング液を吐出している間、前記プリフォームの円筒状胴部の底部側端部を支持する、請求項1に記載のプリフォームコーティング装置。
  3. 前記プリフォーム支持部の少なくとも前記プリフォームとの接触部分がポリオキシメチレンから構成される、請求項2に記載のプリフォームコーティング装置。
  4. 前記回転保持部は、前記乾燥機がコーティング液を乾燥させている間、前記プリフォームを回転させる、請求項1から3のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング装置。
  5. 当該プリフォームコーティング装置は複数の前記回転保持部を備え、前記搬送部は複数のプリフォームを連続的に搬送する、請求項1から4のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング装置。
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