JP6537426B2 - プリフォームコーティング装置及びプリフォームコーティング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックボトル用のプリフォームをコーティング液でコーティングするためのプリフォームコーティング装置及びプリフォームコーティング方法に関する。
今日、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のプラスチック容器(ペットボトル)等のプラスチックボトルが飲料又は食料を収容するのに広く使用されている。プラスチックボトルは、試験管状のプリフォームを延伸ブロー成形で膨らませることによって成形される。
特許文献1に開示されるように、酸素及び二酸化炭素のようなガスがプラスチックボトルの内外に透過することを低減すべく、プリフォームの外周面にバリアコーティングを形成することが知られている。バリアコーティングは、コーティング液をプリフォームの外周面に塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによって形成される。コーティング液の塗布方法として、例えば特許文献2の図2に記載されるようないくつかの方法が知られている。
特開2012−250771号公報 特開2014−151632号公報
しかしながら、鉛直状態に保持されたプリフォームにコーティング液が塗布されるディッピング(浸漬)方式及びブロー方式では、プリフォームに形成されるコーティング層の膜厚がプリフォームの底部に向かって厚くなる。また、コーター方式及び転写方式では、プリフォームに塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することが困難であった。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、プリフォームに形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減すると共に、プリフォームに塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明では、プリフォームを水平方向に保持すると共に、プリフォームをプリフォームの軸線回りに回転させる回転保持部と、スロットを有し、プリフォームに向かってスロットからコーティング液を面状に吐出するディスペンサーとを備え、コーディング液の吐出方向がプリフォームの外周面の法線方向である、プリフォームコーティング装置が提供される。
第2の発明では、第1の発明において、ディスペンサーは、コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液をディスペンサー内に引き込む。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、ディスペンサーは、プリフォームが0.5回転以上1回転未満回転するまでコーティング液を吐出する。
第4の発明では、第1から第3のいずれか一つの発明において、スロットの縦幅が調整可能であり、回転保持部は、スロットの縦幅が相対的に狭い場合にスロットの縦幅が相対的に広い場合に比べてプリフォームの回転速度を遅くする。
第5の発明では、第4の発明において、スロットの縦幅は0.1mm以上1.0mm以下である。
第6の発明では、第1から第5のいずれか一つの発明において、プリフォームコーティング装置は、ディスペンサーに供給されるコーティング液を脱気する脱気モジュールを更に備え、脱気モジュールは中空糸膜を有する。
第7の発明では、第1から第6のいずれか一つの発明において、コーティング液は、ガスバリア性を有するバリアコーティング液、又はバリアコーティング液を保護する保護コーティング液である。
第8の発明では、プリフォームを水平方向に保持し且つプリフォームをプリフォームの軸線回りに回転させる工程と、回転しているプリフォームに向かってディスペンサーのスロットからコーティング液を面状に吐出させる工程とを含み、コーディング液の吐出方向がプリフォームの外周面の法線方向である、プリフォームコーティング方法が提供される。
第9の発明では、第8の発明において、コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液をディスペンサー内に引き込む。
第10の発明では、第8又は第9の発明においてプリフォームが0.5回転以上1回転未満回転するまでコーティング液を吐出させる。
第11の発明では、第8から第10のいずれか一つの発明において、スロットの縦幅が相対的に狭い場合にスロットの縦幅が相対的に広い場合に比べて、プリフォームの回転速度を遅くする。
第12の発明では、第11の発明において、スロットの縦幅は0.1mm以上1.0mm以下である。
第13の発明では、第8から第12のいずれか一つの発明において、プリフォームコーティング方法は、中空糸膜を有する脱気モジュールを用いて、ディスペンサーに供給されるコーティング液を脱気する工程を更に含む。
第14の発明では、第8から第13のいずれか一つの発明において、コーティング液は、ガスバリア性を有するバリアコーティング液、又はバリアコーティング液を保護する保護コーティング液である。
図1は、プラスチックボトル用のプリフォームを示す。 図2(a)〜(d)は、プリフォームからプラスチックボトルを成形するための延伸ブロー成形法を示す。 図3は、プリフォームから成形されたプラスチックボトルを示す。 図4は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置の主要部分の概略正面図である。 図5は、コーティング液を塗布しているときのプリフォームコーティング装置の概略部分側面図である。 図6は、脱気モジュールの概略的な断面図である。 図7は、ディスペンサーのノズルの底面図である。 図8は、ディスペンサーの部分的な正面断面図である。 図9は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
<プラスチックボトルの成形方法>
最初に、図1〜図3を参照して、プリフォームからプラスチックボトルを成形する方法について簡単に説明する。なお、本明細書において、プラスチックボトルとは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)及びポリエチレン(PE)のようなプラスチックから構成されるボトルを意味し、ペットボトルに限定されない。
図1は、プラスチックボトル用のプリフォーム1を示す。プリフォーム1はインジェクション(射出)成形法又はPCM(プリフォームコンプレッションモールディング)成形法によって樹脂から成形される。プリフォーム1は、プラスチックボトルのキャップと嵌合する口部1aと、口部1aと隣接する円筒状胴部1bと、円筒状胴部1bの一方の端部を閉塞する底部1cとから成り、試験管のような形状を有する。口部1aの外周面には、プラスチックボトルのキャップの雌ネジと螺合する雄ネジが形成される。プリフォーム1の口部1a側の端部は開いている。
プリフォーム1の成形後、プリフォーム1の外周面にはバリアコーティングが形成される。バリアコーティングは、コーティング液をプリフォーム1の外周面に塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによって形成される。バリアコーティングは、酸素及び二酸化炭素のようなガスが、プリフォーム1から成形されたプラスチックボトルの内外に透過することを低減し、プラスチックボトルに収容される飲料等の保存寿命を延ばすことができる。また、バリアコーティングは、プラスチックボトルの引掻耐性、防湿性等も向上させることができる。
プラスチックボトルは延伸ブロー成形によってプリフォーム1から成形される。図2(a)〜(d)は、プリフォーム1からプラスチックボトル3を成形するための延伸ブロー成形法を示す。最初に、図2(a)に示されるように、プリフォーム1がプリフォーム加熱装置40で加熱される。次いで、図2(b)に示されるように、プリフォーム1が金型2に挿入され、金型2が閉じられる。次いで、図2(c)に示されるように、プリフォーム1が延伸ロッド(図示せず)で縦方向に延伸され且つ加圧空気で横方向に延伸される。次いで、図2(d)に示されるように、プリフォーム1が所望の形状まで膨らむと、冷却空気でプラスチックボトル3の内面が冷却され、最終的に、プラスチックボトル3が金型2から取り出される。図3は、プリフォーム1から成形されたプラスチックボトル3を示す。
<プリフォームコーティング装置>
以下、図4〜図8を参照して、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置について詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング装置5の主要部分の概略正面図である。
プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1にコーティング液を塗布し、塗布されたコーティング液を乾燥させることによってプリフォーム1の外周面にバリアコーティングを形成するように構成される。このため、プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1にコーティング液を塗布するディスペンサー6と、塗布されたコーティング液を乾燥させる乾燥機7とを備える。乾燥機7はディスペンサー6から離間されて配置される。本実施形態では、乾燥機7はディスペンサー6から水平方向に離間されて配置される。
プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1を搬送する搬送部8を更に備える。搬送部8はプリフォーム1をディスペンサー6の位置から乾燥機7の位置に向かって移動させる。本実施形態では、搬送部8はベルトコンベアである。搬送部8は、二つのプーリー81a、81bと、プーリー81a、81bに掛けられたベルト82とを有する。プーリー81a、81bは、水平方向に延在するプーリー支持板20に回転可能に固定されている。プーリー支持板20は、鉛直方向に延在する二つの支柱21a、21bによって支持されている。プーリー81a、81bのいずれか一方はモータ(図示せず)によって駆動される。プーリー81a、81bのいずれか一方を図4における時計回りに回転させることによって、ベルト82が図4における時計回りに駆動される。このことによって、搬送部8はプリフォーム1を搬送することができる。なお、プーリーの数は3つ以上であってもよい。また、搬送部8は、プリフォーム1を搬送することができれば、チェーンコンベア等の他の機構であってもよい。
図5は、コーティング液を塗布しているときのプリフォームコーティング装置5の概略部分側面図である。プリフォームコーティング装置5は、プリフォーム1を水平方向に保持すると共に、プリフォーム1をプリフォーム1の軸線A回りに回転させる回転保持部9を更に備える。回転保持部9は、プリフォーム1の口部1aを把持するチャック91と、チャック91に連結された回転軸92とを有する。
回転保持部9は、チャック91でプリフォーム1の口部1aを把持することによってプリフォーム1を水平方向に保持する。したがって、プリフォーム1は回転保持部9によって片持ちされる。チャック91は、例えば、エアーでプリフォーム1を吸着する真空チャック又はプリフォーム1を機械的に把持するメカチャックである。なお、本実施形態においてチャック91はプリフォーム1の口部1aの内側を把持しているが、チャック91はプリフォーム1の口部1aの外側を把持してもよい。
回転軸92はモータ(図示せず)によって駆動されてチャック91と共に回転する。回転軸92の軸線はプリフォーム1の軸線Aと同軸である。したがって、回転保持部9を回転させることによってプリフォーム1をプリフォーム1の軸線A回りに回転させることができる。また、回転保持部9はモータの回転速度を制御することによってプリフォーム1の回転速度を制御することができる。プリフォーム1の回転速度は例えば30rpm〜240rpmである。回転保持部9は、図4に示されるように、ベルト82に連結される。このため、搬送部8は回転保持部9を移動させることによってプリフォーム1を搬送することができる。
プリフォームコーティング装置5は、ディスペンサー6に供給されるコーティング液を脱気する脱気モジュール50を更に備える。図6は、脱気モジュール50の概略的な断面図である。脱気モジュール50は、細いパイプ状の中空糸膜51を複数有する。中空糸膜51は、ポリメチルペンテン(PMP)、フッ素系樹脂(PFA、PTFE)等から構成される。中空糸膜51は酸素及び窒素のような気体に対して高い透過性を有する。一方、中空糸膜51は液体をほとんど通さない。
中空糸膜51の両端の外側には減圧室52が形成されている。減圧室52は中空糸膜51の内部と連通している。減圧室52の圧力は脱気のために大気圧未満(例えば真空)にされる。減圧室52の減圧は、脱気モジュール50の外部に配置された真空ポンプ70によって行われる。
脱気前のコーティング液は第1供給ポンプ71によってコーティング液貯蔵タンク(図示せず)から第1送液管72を介して脱気モジュール50に供給される。脱気モジュール50の内部に流入したコーティング液は中空糸膜51の外側を通って液流出口53から脱気モジュール50の外部に送り出される。コーティング液が中空糸膜51の外側を通るとき、コーティング液に含まれた気体(酸素及び窒素)が中空糸膜51の内部に透過する。透過した気体は中空糸膜51の外側と減圧室52との間の圧力差によって中空糸膜51の内部を通って減圧室52に到達する。減圧室52に到達した気体は気体流出口54から排気管73を通って脱気モジュール50の外部に排出される。
したがって、コーティング液を脱気モジュール50の内部を通過させることによってコーティング液を脱気することができ、ひいてはプリフォーム1に塗布されるコーティング液に気泡が発生することを抑制することができる。また、中空糸膜51を用いた脱気処理では、脱気のために羽根車のような回転体が用いられないため、コーティング液にせん断力が適用されない。このため、コーティング液の白濁化といったコーティング液の特性変化を防止することができる。
上述したように、本実施形態の脱気モジュール50では、液体が中空糸膜51の外側を通り、気体が中空糸膜51の内部を通る。したがって、本実施形態の脱気モジュール50はいわゆる外部還流方式の脱気モジュールである。なお、脱気モジュール50は、液体が中空糸膜51の内部を通り、気体が中空糸膜51の外側を通る内部還流方式の脱気モジュールであってもよい。また、コーティング液の脱気は、コーティング液を脱気モジュール50の内部を複数回通過させることによって行われてもよい。脱気された脱気液は第2供給ポンプ74によって脱気モジュール50から第2送液管75を介してディスペンサー6に供給される。なお、第2供給ポンプ74を用いることなく、第1供給ポンプ71のみを用いて、コーティング液を脱気モジュール50に供給し、脱気されたコーティング液をディスペンサー6に供給してもよい。
ディスペンサー6は、脱気モジュール50から供給されたコーティング液を収容すると共に、プリフォーム1に向かってコーティング液を吐出する。ディスペンサー6は、コーティング液を収容する液収容タンク66と、コーティング液を吐出するノズル61とを有する。
図7は、ディスペンサー6のノズル61の底面図である。図7に示されるように、ノズル61の先端にはスロット62がコーティング液の吐出口として形成されている。図7には、スロット62とプリフォーム1との位置関係を示すために、プリフォーム1の軸線Aが示されている。スロット62の横幅W(プリフォーム1の軸線方向における長さ)は、調整可能であり、例えば15mm〜40mmである。また、スロット62の縦幅L(プリフォーム1の軸線方向と垂直な方向における長さ)は、調整可能であり、例えば0.1mm〜1.0mmである。ディスペンサー6は、スロット62の縦幅Lの中心を通る直線とプリフォーム1の軸線Aとがほぼ同軸となるように配置される。
ディスペンサー6はプリフォーム1に向かってスロット62からコーティング液を面状に吐出する。また、図4及び図5に示されるように、ディスペンサー6はプリフォーム1の円筒状胴部1bの上部に配置される。このため、ディスペンサー6のノズル61はプリフォーム1の円筒状胴部1bに向かって鉛直方向にコーティング液を吐出する。本実施形態では、スロット62の横幅Wはプリフォーム1の円筒状胴部1bの長さとほぼ同じである。また、コーティング液の吐出方向はプリフォーム1の外周面の法線方向である。本実施形態では、スロット62からプリフォーム1の外周面の法線方向にコーティング液を面状に吐出することによって、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減すると共に、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することができる。
また、ディスペンサー6は鉛直方向に移動可能である。このため、スロット62とプリフォーム1の円筒状胴部1bとの間の距離を調整することができる。コーティング液の吐出中におけるスロット62とプリフォーム1の円筒状胴部1bとの間の距離は例えば0.1mm〜2.0mmである。なお、本実施形態ではプリフォーム1の上部からコーティング液が吐出されているが、他の方向、例えばプリフォーム1の下部からコーティング液が吐出されてもよい。この場合も、ディスペンサー6は、コーティング液の吐出方向がプリフォーム1の外周面の法線方向となるように配置され、スロット62とプリフォーム1の円筒状胴部1bとの間の距離を調整することができるように構成される。
搬送部8は、ディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、回転保持部9を移動させない。一方、回転保持部9は、ディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、プリフォーム1を回転させる。ディスペンサー6は、プリフォーム1がほぼ一回転する間、コーティング液を吐出する。吐出されたコーティング液はプリフォーム1の円筒状胴部1bの外周面によって巻き取られる。このことによって、プリフォーム1の円筒状胴部1bの外周面にコーティング液が塗布される。このとき、プリフォーム1が水平方向に保持されているため、重力によってコーティング液の膜厚がプリフォーム1の底部1cに向かって次第に厚くなることが防止される。
ディスペンサー6がコーティング液の吐出を開始してから停止するまでの間のプリフォーム1の回転数は例えば0.5回転以上1回転未満である。言い換えれば、ディスペンサー6は、プリフォーム1が0.5回転以上1回転未満回転するまで、コーティング液を吐出する。この場合、ディスペンサー6がコーティング液の吐出を停止したときには、コーティング液は円筒状胴部1bの周方向においてつながっていない。しかしながら、回転保持部9はコーティング液の吐出の停止後もプリフォーム1を回転させ続ける。このため、コーティング液は、コーティング液の吐出の停止後、コーティング液の表面張力及びプリフォーム1の回転による遠心力によって円筒状胴部1bの周方向においてつながり、円筒状胴部1bの全周に塗布される。このことによって、コーティング液がプリフォーム1の一部に二重に塗布されることが防止され、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することができる。なお、コーティング液を円筒状胴部1bの全周に確実に塗布すべく、ディスペンサー6がコーティング液の吐出を開始してから停止するまでの間のプリフォーム1の回転数は好ましくは0.8回転以上1回転未満である。
また、ディスペンサー6は、コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液をディスペンサー6内に引き込む。このことによって、吐出の停止時にコーティング液がスロット62から垂れることを抑制することができる。この結果、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減すると共に、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することができる。
図8は、ディスペンサー6の部分的な概略断面図である。ディスペンサー6は、いわゆる一軸偏心ネジポンプであり、ステータ63と、ステータ63内に回転可能に収容されたロータ64とを有する。ステータ63の内面には雌ネジが切られている、ロータ64の外面には雄ネジが切られている。ロータ64は、駆動装置、例えばモータによって回転駆動される。ロータ64がステータ63内で回転すると、コーティング液が液収容タンク66からステータ63内に吸引される。また、ロータ64の回転によって、ステータ63及びロータ64によって画定されるキャビティ65の位置がステータ63の長手方向においてスロット62側に連続的に移動する。この結果、ディスペンサー6の液収容タンク66から吸引されたコーティング液がキャビティ65内を進んでスロット62から連続的に吐出される。単位時間当たりの吐出量がロータ64の回転速度に比例するため、ロータ64の回転速度を制御することによって単位時間当たりの吐出量を制御することができる。
また、ロータ64を吐出時とは反対方向に回転させることによってコーティング液をスロット62側から液収容タンク66に向かって移動させることができる。したがって、ディスペンサー6は、コーティング液の吐出を停止するとき、ロータ64を吐出時とは反対方向に回転させることによってコーティング液をディスペンサー6内に引き込むことができる。
なお、ディスペンサー6は、一軸偏心ネジポンプ以外の構成によってコーティング液を吐出してもよい。ディスペンサー6は、例えば、圧縮空気の力でコーティング液を吐出するエアー式ディスペンサーであってもよい。この場合、コーティング液の吐出を停止するとき、例えば真空ポンプによってディスペンサー内の圧力を減圧することによってコーティング液をディスペンサー内に引き込むことができる。
また、上述したように、本実施形態では、プリフォーム1が回転保持部9によって片持ちされている。このため、プリフォーム1の回転によってプリフォーム1の底部1c側の外周面がプリフォーム1の軸線Aから離れようとする。言い換えれば、プリフォーム1の回転によってプリフォーム1が偏心する。この結果、プリフォーム1に塗布されるコーティング液の膜厚が不均一になる場合がある。
そこで、本実施形態では、プリフォーム1の偏心を抑制すべく、プリフォームコーティング装置5はプリフォーム支持部10を更に備える。プリフォーム支持部10は支柱21cによって支持されている。プリフォーム支持部10は、少なくともディスペンサー6がコーティング液を吐出している間、プリフォーム1を回転可能に支持する。プリフォーム支持部10は、塗布されたコーティング液に接触しないように、プリフォーム1の円筒状胴部1bの底部1c側端部を支持する。プリフォーム支持部10の少なくともプリフォーム1との接触部分は、樹脂から構成され、好ましくはポリオキシメチレン(POM)から構成される。このことによって、プリフォーム1の偏心を効果的に抑制しつつ、プリフォーム支持部10とプリフォーム1との接触によってプリフォーム1が傷つくことを抑制することができる。
上述したように、ディスペンサー6のスロット62の縦幅は調整可能である。本願の発明者らは、スロット62の縦幅が広いほど、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生しにくいことを見出した。しかしながら、スロット62の縦幅を広くすると、コーティング液の吐出量を少量に制御することが困難になる。このため、プリフォーム1に形成されるコーティング層の所望の膜厚が薄い場合、コーティング液の吐出量を少なくすべく、スロット62の縦幅を狭くする必要がある。したがって、この場合には、他の手段によって気泡の発生を抑制する必要がある。
本願の発明者らは、プリフォーム1の回転速度が遅いほど、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生しにくいことも見出した。そこで、本実施形態では、回転保持部9は、スロット62の縦幅Lが相対的に狭い場合にスロット62の縦幅Lが相対的に広い場合に比べてプリフォーム1の回転速度を遅くする。このことによって、スロット62の縦幅Lが狭い場合、例えばコーティング層の所望の膜厚が薄い場合にも気泡の発生を効果的に抑制することができる。一方、スロット62の縦幅Lを広くできる場合には、プリフォーム1の回転速度を速くすることで、コーティング液の塗布に要する時間を短くすることができ、プリフォーム1の生産性を向上させることができる。
プリフォーム1は、コーティング液が塗布された後、搬送部8によって乾燥機7の位置まで搬送される。搬送部8は、プリフォーム1を水平方向に保持した状態で搬送する。このことによって、プリフォーム1の搬送中にコーティング液が重力によってプリフォーム1の底部1cに向かって移動することが抑制される。したがって、プリフォーム1の外周面におけるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することができる。
乾燥機7は例えばカーボンヒータ又は遠赤外線ヒータのようなヒータである。なお、カーボンヒータ及び遠赤外線ヒータの両方が乾燥機7として用いられてもよい。また、乾燥機7は光又は風によってコーティング液を乾燥させるように構成されてもよい。回転保持部9は、乾燥機7がコーティング液を乾燥させている間、プリフォーム1を回転させる。このことによって、プリフォーム1に塗布されたコーティング液を均一に乾燥させることができる。
コーティング液を乾燥させた後、搬送部8はプリフォーム1を乾燥機7の下流側に搬送する。その後、回転保持部9はプリフォーム1を解放し、プリフォーム1はプリフォームコーティング装置5から取り出される。したがって、プリフォームコーティング装置5によれば、プリフォーム1の外周面におけるバリアコーティングの形成を自動化することができる。
<プリフォームコーティング方法>
次に、図9を参照して、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング方法について説明する。図9は、本発明の実施形態に係るプリフォームコーティング方法を示すフローチャートである。コーティング層はプリフォームコーティング装置5によってプリフォーム1に形成される。
最初に、ステップS1において、コーティング液を準備する。コーティング液はコーティング液貯蔵タンクに貯蔵される。コーティング液は、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)溶液のようなガスバリア性を有するバリアコーティング液である。なお、コーティング液は、水溶性ポリアミド、水溶性ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)、ポリグリコール酸のようなバリア樹脂の溶液等であってもよい。また、コーティング液は、上記いずれかの溶液に無機材料が添加されたものであってもよい。コーティング液の粘度は例えば25mPa・s以上10000mPa・s以下である。なお、水よりも高い粘度のコーティング液を使用するとき、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生しやすい。このため、水よりも高い粘度のコーティング液を使用するときに本発明を適用することで、より顕著な作用効果を奏することができる。したがって、本実施形態に用いられるコーティング液の粘度は、より高い方が好ましく、好ましくは50mPa・s以上10000mPa・s以下、より好ましくは100mPa・s以上10000mPa・s以下である。
次いで、ステップS2では、ステップS1において準備されたコーティング液を脱気する。本実施形態では、中空糸膜51を有する脱気モジュール50を用いてコーティング液を脱気する。なお、本実施形態では、脱気されるコーティング液は前処理されていない。前処理とは、例えば、コーティング液にせん断力を適用する脱泡処理を含む。また、コーティング液の脱気は、コーティング液を脱気モジュール50の内部を複数回通過させることによって行われてもよい。脱気されたコーティング液はディスペンサー6に供給される。
次いで、ステップS3では、ステップS2において脱気されたコーティング液をプリフォーム1に塗布する。具体的には、回転保持部9によってプリフォーム1を水平方向に保持し且つプリフォーム1をプリフォーム1の軸線A回りに回転させ、回転しているプリフォーム1に向かってディスペンサー6のスロット62からコーティング液を面状に吐出させる。このとき、コーディング液の吐出方向はプリフォーム1の外周面の法線方向である。本実施形態では、スロット62からプリフォーム1の外周面の法線方向にコーティング液を面状に吐出することによって、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減すると共に、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することができる。
また、ステップS3では、プリフォーム1が0.5回転以上1回転未満回転するまでディスペンサー6からコーティング液を吐出させる。この場合、コーティング液は、コーティング液の吐出の停止後、コーティング液の表面張力及びプリフォーム1の回転による遠心力によってプリフォーム1の円筒状胴部1bの全周に塗布される。このことによって、コーティング液がプリフォーム1の一部に二重に塗布されることが防止され、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減することができる。なお、コーティング液を円筒状胴部1bの全周に確実に塗布すべく、好ましくは、プリフォーム1が0.8回転以上1回転未満回転するまでディスペンサー6からコーティング液を吐出させる。
また、本実施形態では、コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液をディスペンサー6内に引き込む。このことによって、吐出の停止時にコーティング液がディスペンサー6のスロット62から垂れることを抑制することができる。この結果、プリフォーム1に形成されるコーティング層の膜厚のバラツキを低減すると共に、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生することを抑制することができる。また、本実施形態では、プリフォーム1の偏心を抑制すべく、コーティング液の吐出中にプリフォーム支持部10でプリフォーム1の円筒状胴部1bの底部1c側端部を回転可能に支持する。
さらに、本実施形態では、ディスペンサー6のスロット62(吐出口)の縦幅L(プリフォーム1の軸線方向と垂直な方向における長さ)が相対的に狭い場合にスロット62の縦幅Lが相対的に広い場合に比べて、プリフォーム1の回転速度を遅くする。このことによって、スロット62の縦幅Lが狭い場合、例えばコーティング層の所望の膜厚が薄い場合にも気泡の発生を効果的に抑制することができる。一方、スロット62の縦幅Lを広くできる場合には、プリフォーム1の回転速度を速くすることで、コーティング液の塗布に要する時間を短くすることができ、プリフォーム1の生産性を向上させることができる。なお、プリフォーム1の回転速度は、スロット62の縦幅Lが狭くなるにつれて、ステップ状に遅くされてもリニアに遅くされてもよい。コーティング液が塗布されたプリフォーム1は搬送部8によってディスペンサー6の位置から乾燥機7の位置まで搬送される。
次いで、ステップS4では、ステップS3においてプリフォーム1に塗布されたコーティング液を乾燥機7で乾燥させる。コーティング液を乾燥させることによって、プリフォーム1の外周面にバリアコーティングが形成される。
なお、ガスバリア性を有するバリアコーティング液をプリフォーム1に塗布した後、バリアコーティング液を保護する保護コーティング液をバリアコーティング液の上に更に塗布してもよい。保護コーティング液は、例えば、ポリオレフィン分散溶液、各種変性ポリオレフィン分散溶液、ポリビニルブチラール(PVB)のような非水溶性のコーティング剤である。保護コーティング液の粘度は例えば0.5mPa・s以上100mPa・s以下である。保護コーティング液は、上述したステップS1〜ステップS4と同様の方法でプリフォームコーティング装置5によってプリフォーム1にコーティングされる。
ディスペンサー6のスロット62の縦幅L及びプリフォーム1の回転速度を変化させて、プリフォームコーティング装置5でプリフォーム1にコーティング液を塗布した。コーティング液は粘度900mPa・sのPVA溶液とした。また、吐出中におけるスロット62とプリフォーム1の円筒状胴部1bとの距離を0.2mmとし、スロット62の横幅Wを30mmとし、一回当たりの吐出量を400mgとした。上記の条件において、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生したか否かを評価した。なお、気泡の発生の有無は目視検査によって行った。これらの結果を表1に示す。
Figure 0006537426
表1において、丸印(○)は気泡が発生しなかったことを示し、バツ印(×)は気泡が発生したことを示す。表1によれば、スロット62の縦幅が広いほど、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生しにくいことが判る。また、プリフォーム1の回転速度が遅いほど、プリフォーム1に塗布されたコーティング液に気泡が発生しにくいことが判る。さらに、スロット62の縦幅が狭い場合であっても、プリフォーム1の回転速度を遅くすることで気泡の発生が抑制されることが判る。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。例えば、プリフォームコーティング装置5は複数の回転保持部9を備えてもよい。この場合、複数の回転保持部9は搬送部8のベルト82に沿って所定の間隔で離間されて配置され、搬送部8は複数のプリフォーム1を連続的に搬送することができる。この構成によって、複数のプリフォーム1を連続的にコーティングすることができ、ひいてはプリフォーム1の生産性を向上させることができる。
1 プリフォーム
1a 口部
1b 円筒状胴部
1c 底部
2 金型
3 プラスチックボトル
5 プリフォームコーティング装置
6 ディスペンサー
61 ノズル
62 スロット
7 乾燥機
8 搬送部
9 回転保持部
10 プリフォーム支持部
50 脱気モジュール
51 中空糸膜
L スロット62の縦幅
W スロット62の横幅

Claims (14)

  1. プリフォームを水平方向に保持すると共に、該プリフォームを該プリフォームの軸線回りに回転させる回転保持部と、
    スロットを有し、前記プリフォームに向かって前記スロットからコーティング液を面状に吐出するディスペンサーと
    を備え、
    コーディング液の吐出方向が前記プリフォームの外周面の法線方向である、プリフォームコーティング装置。
  2. 前記ディスペンサーは、コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液を該ディスペンサー内に引き込む、請求項1に記載のプリフォームコーティング装置。
  3. 前記ディスペンサーは、前記プリフォームが0.5回転以上1回転未満回転するまでコーティング液を吐出する、請求項1又は2に記載のプリフォームコーティング装置。
  4. 前記スロットの縦幅が調整可能であり、前記回転保持部は、前記スロットの縦幅が相対的に狭い場合に該スロットの縦幅が相対的に広い場合に比べて前記プリフォームの回転速度を遅くする、請求項1から3のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング装置。
  5. 前記スロットの縦幅は0.1mm以上1.0mm以下である、請求項4に記載のプリフォームコーティング装置。
  6. 前記ディスペンサーに供給されるコーティング液を脱気する脱気モジュールを更に備え、該脱気モジュールは中空糸膜を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング装置。
  7. 前記コーティング液が、ガスバリア性を有するバリアコーティング液、又はバリアコーティング液を保護する保護コーティング液である、請求項1から6のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング装置。
  8. プリフォームを水平方向に保持し且つ該プリフォームを該プリフォームの軸線回りに回転させる工程と、
    回転しているプリフォームに向かってディスペンサーのスロットからコーティング液を面状に吐出させる工程と
    を含み、
    コーディング液の吐出方向が前記プリフォームの外周面の法線方向である、プリフォームコーティング方法。
  9. コーティング液の吐出を停止するときにコーティング液を前記ディスペンサー内に引き込む、請求項8に記載のプリフォームコーティング方法。
  10. 前記プリフォームが0.5回転以上1回転未満回転するまでコーティング液を吐出させる、請求項8又は9に記載のプリフォームコーティング方法。
  11. 前記スロットの縦幅が相対的に狭い場合に該スロットの縦幅が相対的に広い場合に比べて、前記プリフォームの回転速度を遅くする、請求項8から10のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング方法。
  12. 前記スロットの縦幅は0.1mm以上1.0mm以下である、請求項11に記載のプリフォームコーティング方法。
  13. 中空糸膜を有する脱気モジュールを用いて、前記ディスペンサーに供給されるコーティング液を脱気する工程を更に含む、請求項8から12のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング方法。
  14. 前記コーティング液が、ガスバリア性を有するバリアコーティング液、又はバリアコーティング液を保護する保護コーティング液である、請求項8から13のいずれか1項に記載のプリフォームコーティング方法。
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