JP2017064026A - 収容ボックスシステム - Google Patents

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【課題】配送物を取り出すための操作を簡素化する収容ボックスシステムを提供する。
【解決手段】
外来者が収容ボックスに配送物を預けると、その配送物を受け取るべき居住者の居住者スマートフォンに外来者スマートフォンから配送物を収容ボックスから取り出すための暗証番号が管理センターを介して送信される。そして、居住者スマートフォンを収容ボックスにおいて無線接続することで暗証番号の照合が行われて配送物の取り出しが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は収容ボックスシステムに係り、特に宅配ボックスやメールボックス等の収容ボックスの電気錠の施解錠等を制御する収容ボックスシステムに関する。
マンション等の集合住宅において、玄関ロビー等には、郵便や宅配便等により配達された配送物を居住者が間接的に受け取るための収容ボックスが設置されている。
特許文献1には、そのような収容ボックスにおいて、着荷があるとその旨、及び、配送物の取出し時に必要となる暗証番号とを電子メールで受取人となる居住者に通知するシステムが提案されている。
特開2001−175555号公報
しかしながら、特許文献1のように居住者が事前に通知された暗証番号を収容ボックスにおいて入力することにより配送物の取出しを可能にすると、暗証番号を入力する手間を要する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、配送物を取り出すための操作を簡素化する収容ボックスシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の態様に係る収容ボックスシステムは、配送物を収容する複数のボックスを備え、配送物を受取るべき受取人が、配送物が収容されたボックスを指定することで、指定されたボックスに収容された配送物を取出し可能にする収容ボックスシステムにおいて、配送物を配送する配送人が所有する第1携帯端末と、受取人が所有する第2携帯端末と、配送人が配送物を複数のボックスのうちの特定のボックスに預けた際に特定のボックスから配送物を取出し可能にする暗証番号を第1携帯端末から第2携帯端末に受け渡す暗証番号受渡手段と、暗証番号を第2携帯端末から近距離無線通信により受信した場合に配送物を特定のボックスから取出し可能にする制御手段と、を備えた態様とすることができる。
本態様によれば、収納ボックスから配送物を取り出すための暗証番号を配送人から適正な受取人に自動的に送信されるため、適正な受取人以外の第三者が配送物を収容ボックスから取り出すという事態を確実に防止することができ、安全性・信頼性が向上する。また、不在票などによって配送人が受取人に対して暗証番号を通知する手間を軽減することができる。
本発明の他の態様において、暗証番号受渡手段は、受取人を示す情報と暗証番号とを第1携帯端末から管理センターに送信し、管理センターが第1携帯端末から与えられた受取人を示す情報に基づいて、受取人が所有する第2携帯端末を特定して暗証番号を第2携帯に送信する態様とすることができる。
本発明によれば、配送物を取り出すための操作を簡素化することができる。
本発明が適用される収容ボックスの正面図 図1の収容ボックスの施解錠等の制御を行う収容ボックスシステム1の概略構成図 外来者と居住者と間で収容ボックスを介して配送物を受け渡すためのデータの流れを示した図 外来者が配送物を届ける際の操作又は処理の手順を示したフローチャート 居住者が配送物を受け取る際の操作又は処理の手順を示したフローチャート 顔認証のための構成を示したブロック図 顔認証の手順を示したフローチャート 制御ボックスの他の形態を示した図 図8の制御ボックスにおける引出し可能な引出部の構成図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明が適用される収容ボックスの正面図である。
同図に示す収容ボックス2は、例えば配送業者等の外来者により配達された郵便物や宅配物等の配送物を一時的に収容し、その配送物を集合住宅の居住者が所望の時間に受け取るためのボックスであり、集合住宅の玄関ロビー等に設置される。
収容ボックス2は、主にサイズの大きな宅配物などを収容する複数の宅配ボックス15、15、15、・・・と、主にサイズの小さな郵便物などを収容する複数のメールボックス16、16、16、・・・と、宅配ボックス15及びメールボックス16の電気錠の施解錠等を制御する制御装置を搭載した制御ボックス14を有し、制御ボックス14、宅配ボックス15、及びメールボックス16は、上下左右に並べて配置される。
なお、本明細書において、宅配ボックス15やメールボックス16のように配送物を収容するボックスの集まり全体を収容ボックスといい、個々のボックス15、16を全て宅配ボックス15というものとする。
また、制御ボックス14は専用の配送物を収容する宅配ボックス15に制御装置を追加したものであってもよい。
各宅配ボックス15は、内部に配送物を収容する空間を有し、正面又は背面に開閉可能な扉を有する。扉は、電気錠の施錠によりロックが有効、かつ、開扉不能となり、電気錠の解錠によりロックが無効、かつ、開扉可能となる。
制御ボックス14は、各宅配ボックス15のロック解除等のための操作画面の表示や操作入力を行うための操作パネル10Aを備える。操作パネル10Aとしては例えばタッチパネル式ディスプイが用いられる。
図2は、図1の収容ボックス2の施解錠等の制御を行う収容ボックスシステム1の概略構成図である。
同図に示すように収容ボックスシステム1は、収容ボックス2において、制御ボックス14に搭載されるタブレットPCのようなタブレット端末10及びメインCPUボード(制御部)12と、各宅配ボックス15に搭載された電気錠などを構成する電気回路(ソレノイド等)であるボックス回路18と、配送物を届ける業者等の外来者(配送人)や配送物を受け取る居住者(受取人)が所有するスマートフォン20と、外来者と居住者との間で暗証番号等のデータの受渡し等を行う管理センター30等から構成される。
タブレット端末10は、CPU、メモリなどのコンピュータとしての主機能に寄与する構成要素の他に、表示手段である液晶ディスプレイや入力手段であるタッチパネルのようなユーザインタフェースを一体的に備えた板状の装置であり、そのタッチパネル式液晶ディスプレイが制御ボックス14における操作パネル10Aとして使用される。
また、タブレット端末10は、市販されているもの、又は、それと同等のものが使用され、市販されているタブレット端末が一般的に備えるスピーカ(音声出力機構)、マイク(音声入力機能)、カメラ(撮影機能)、各種通信機能を備える。通信機能としては、近距離無線通信である無線LAN(Wi-Fi)及びBluetooth(登録商標)、近距離無線通信よりも通信可能距離が短い近接無線通信であるNFC(Near field radio communication)等により、近くに存在する他の機器と無線通信可能に接続するための機能を備える。
なお、本明細書では、近接無線通信という場合には、NFCのように通信可能距離が10cm程度の近接場型の無線通信をいうものとする。
このような市販品に相当するタブレット端末10を用いることによって、産業用機器を用いる場合に比べて安価かつ簡易に上述のような各種機能を利用することができる。
メインCPUボード12(以下、制御部12という)は、CPU、その他の周辺回路を搭載してコンピュータとしての主機能を有し、各宅配ボックス15のボックス回路18に信号線により接続されて各宅配ボックス15の扉の電気錠の施解錠等を制御する。
また、制御部12は、タブレット端末10と例えばBluetoothにより無線通信可能に接続され、タブレット端末10からの情報に基づいて上記施解錠等の制御を行う。制御部12とタブレット端末10とを無線通信により接続することでタブレット端末10には有線として電源ケーブルのみが接続され、配線が簡素になる。
なお、制御部12は、制御ボックス14以外の部分に設置されていてもよい。
携帯端末であるスマートフォン20は、市販の携帯電話の一形態であり、通信機能としてモバイルデータ通信機能により他の機器と通信可能に接続される。また、近距離無線通信であるBluetooth、近接無線通信であるNFC等により近くに存在する他の機器と無線通信可能に接続するための機能を備える。
スマートフォン20は、外来者が配送物を届ける際、又は、居住者が配送物を受け取る際に、収容ボックス2のタブレット端末10と無線通信可能に接続されることで、解錠の操作等に用いることができる。
ここで、図3は、外来者と居住者と間で収容ボックス2を介して配送物を受け渡すためのデータの流れを示した図であり、同図に示すように、配送物を届ける外来者が所有するスマートフォン20を外来者スマートフォン22といい、居住者が所有するスマートフォン20を居住者スマートフォン24というものとする。
管理センター30は、モバイルデータ通信機能等を介してスマートフォン20に無線通信可能に接続される。本システムを利用する外来者と居住者は、図3のように各々が所有する外来者スマートフォン22と居住者スマートフォン24とに管理センター30から専用アプリをダウンロードしてインストールし、それらのスマートフォン22、24の所有者に関する情報を管理センター30に登録しておく。所有者に関する情報とは、外来者スマートフォン22であれば氏名等の個人情報の他、特定の配送業者の社員であることを証明する情報等を示す。また、居住者スマートフォン24であれば氏名、住所(居住者の集合住宅名、部屋番号等)等の個人情報等を示す。これによって、外来者スマートフォン22及び居住者スマートフォン24の所有者が適正な者であることを確認する。
なお、専用アプリはQRコード(登録商標)やNFCのICタグの読み込みなどを用いて所定のホームページ等からダウンロードすることができる。
また、以下においてスマートフォン22、24の本システムへの使用時には専用アプリが適宜起動されているものとする。
以下、上記収容ボックスシステム1を用いて外来者が配送物を届ける際、及び、居住者が配送物を受け取る際において、外来者、収容ボックス2(制御部12又はタブレット端末10)、外来者スマートフォン22、居住者スマートフォン24、管理センター30の各々が実施する操作又は処理の手順について説明する。
まず、外来者が配送物を届ける際の操作又は処理の手順について図4のフローチャートを用いて説明する。
配送物を届ける外来者は、収容ボックス2に配送物を預ける際において、ステップS10として、パネル操作(メニューの選択操作等)を行い、ステップS12として、配送物を届ける部屋の部屋番号と、配送物を取り出す際に必要となる暗証番号と、配送物を収容する(預け入れる)宅配ボックス15のボックス番号とを入力する。
ここで、ステップS10及びステップS12におけるパネル操作及び入力操作は、収容ボックス2の制御ボックス14に設けられたタブレット端末10の操作パネル10Aに対する操作であってもよいし、専用アプリを起動した外来者スマートフォン22の操作パネル(タッチパネル式ディスプレイ)に対する操作であってもよい。
また、配送物を収容する宅配ボックス15のボックス番号は、何も収容されていない未収容の宅配ボックス15のボックス番号の中から選択する。
また、上記の部屋番号及び暗証番号を以下において配送情報というものとする。なお、配送情報にボックス番号を含めてもよい。
また、本実施の形態では暗証番号は外来者が決めるものとするが、タブレット端末10や外来者スマートフォン22が自動的に決めてもよい。
次に、収容ボックス2のタブレット端末10は、ステップS14として、ステップS12において入力された配送情報及びボックス番号を取得する(図3参照)。なお、タブレット端末10は、ここで取得した配送情報をボックス番号に対応付けて記憶する。
ここで、外来者が配送情報及びボックス番号をタブレット端末10から入力した場合には、タブレット端末10は入力されたそれらの情報をそのまま取得する。一方、外来者が配送情報及びボックス番号を外来者スマートフォン22から入力した場合には、Bluetooth、NFCのような無線通信により外来者スマートフォン22とタブレット端末10とを通信可能に接続して、それらの情報を外来者スマートフォン22から取得する。
なお、NFCのような近接無線通信により外来者スマートフォン22とタブレット端末10とを通信可能に接続する場合には、外来者スマートフォン22をタブレット端末10に近接させる操作を要する。
次に、収容ボックス2のタブレット端末10は、ステップS16として、制御部12への指示により、ステップS14において取得したボックス番号の宅配ボックス15における扉の電気錠を解錠してロックを無効にし、その扉を開く。
次に、外来者は、ステップS18として、扉が開いた宅配ボックス15に配送物を収容し、ステップS20として、扉を閉じる。これによって、収容ボックス2の制御部12は、ステップS22としてその扉の電気錠を施錠してロックを有効にする。
一方、ステップS12において外来者が配送情報及びボックス番号を入力した場合に、外来者スマートフォン22は、ステップS30として配送情報を管理センター30に送信し、管理センター30は、ステップS32として、その配送情報を外来者スマートフォン22から受信する(図3参照)。
ここで、外来者がステップS12において配送情報をタブレット端末10から入力した場合には、Bluetooth、NFCのような無線通信により外来者スマートフォン22とタブレット端末10とを通信可能に接続して、それらの情報をタブレット端末10から外来者スマートフォン22に転送する。または、外来者が外来者スマートフォン22に配送情報を再入力する。これによって、配送情報を外来者スマートフォン22から管理センター30に送信することができる。一方、外来者が配送情報を外来者スマートフォン22から入力した場合には、その配送情報をそのまま管理センター30に送信することができる。
次に、管理センター30は、ステップS34として、ステップS32において受信した配送情報のうちの部屋番号の情報に基づいて、その部屋番号の居住者が所有する居住者スマートフォン24を登録済みの情報から特定し、特定した居住者スマートフォン24に配送情報を送信する。居住者スマートフォン24は、ステップS36として、その配送情報を受信する(図3参照)。ただし、居住者スマートフォン24に送信する配送情報として部屋番号は必ずしも必要ではない。
次に、居住者スマートフォン24は、ステップS38として、着荷があること(収容ボックス2への配送が行われたこと)の所有者への通知(表示等)を行う。
なお、配送情報等は、管理センター30を介さずに電子メールなどにより外来者スマートフォン22から居住者スマートフォン24に直接的に送信することも可能である。また、不在票などによりスマートフォンを介すことなく居住者に暗証番号等を通知することも可能である。
次に、居住者が配送物を受け取る際の操作又は処理の手順について図5のフローチャートを用いて説明する。
居住者が、ステップS50として、居住者エリア(収容ボックス2の周辺)に近づくと、その居住者宛ての配送物が預けられているときには、ステップS52、ステップS54として居住者スマートフォン24と、収容ボックス2のタブレット端末10がBluetoothにより自動的に通信可能に接続される。そして、居住者スマートフォン24は、ステップS56として、着荷があることの所有者への通知(表示等)を行う。
なお、居住者スマートフォン24は、着荷があることは管理センター30からの配送情報の取得により認識していることから、タブレット端末10とのBluetoothによる接続は、着荷の通知を行う契機とする。ただし、着荷があることの情報をタブレット端末10から取得してもよい。
次に、居住者は、収容ボックス2から配送物を取り出す際において、ステップS58として、パネル操作を行い、ステップS60として、管理センター30等から取得した配送情報と、配送物が収容されている(配送物を取り出す)宅配ボックス15のボックス番号とを入力する。
ここで、ステップS58及びステップS60におけるパネル操作及び入力操作は、収容ボックス2の制御ボックス14に設けられたタブレット端末10の操作パネル10Aに対する操作であってもよいし、専用アプリを起動した居住者スマートフォン24の操作パネル(タッチパネル式ディスプレイ)に対する操作であってもよい。
また、配送物が収容されている宅配ボックス15のボックス番号は、入力した部屋番号の居住者宛ての配送物が収容されている宅配ボックス15のボックス番号の中から選択する。ただし、ボックス番号は居住者が入力した配送情報から収容ボックス2が自動的に選出してもよく、必ずしも居住者が入力する必要はない。
また、居住者スマートフォン24が配送情報を管理センター30から受信している場合には、配送情報を居住者スマートフォン24に改めて入力する必要はなく、特に暗証番号を居住者が認識することも必ずしも要しない。
次に、収容ボックス2のタブレット端末10は、ステップS70として、ステップS60において入力された配送情報及びボックス番号を取得する(図3参照)。
ここで、居住者が配送情報及びボックス番号をタブレット端末10から入力した場合には、タブレット端末10は入力されたそれらの情報をそのまま取得する。一方、居住者が配送情報及びボックス番号を居住者スマートフォン24から入力した場合には、Bluetooth、NFCのような無線通信により居住者スマートフォン24とタブレット端末10とを通信可能に接続して、それらの情報を居住者スマートフォン24から取得する。
なお、NFCのような近接無線通信により居住者スマートフォン24とタブレット端末10とを通信可能に接続する場合には、居住者スマートフォン24をタブレット端末10に近接させる操作を要する。
次に、タブレット端末10は、ステップS71として、ステップS70において取得したボックス番号に対応付けして記憶されている配送情報であって、図4のステップS14において取得した配送情報と、ステップS70において取得した配送情報とを照合する。ここでは、それらの配送情報が一致したものとする。ただし、それらの配送情報が不一致の場合には、エラー表示等を行って以後における宅配ボックス15の扉の電気錠の解錠は行わないものとする。
次に、収容ボックス2のタブレット端末10は、ステップS72として、ステップS58、ステップS60においてパネル操作を行っている操作者をカメラで撮影し、顔認証を行う。なお、顔認証については後述する。ここでは、顔認証により、パネル操作を行っている操作者がステップS60において入力された部屋番号の居住者であることが認証されたものとする。ただし、認証されない場合には、エラー表示等を行って以後における宅配ボックス15の扉の電気錠の解錠を行わないものとする。
次に、収容ボックス2の制御部12は、ステップS74として、ステップS70において取得したボックス番号の宅配ボックス15における扉の電気錠を解錠してロックを無効にし、その扉を開く。
次に、居住者は、ステップS76として、扉が開いた宅配ボックス15から配送物を取り出し、ステップS78として、扉を閉じる。これによって、収容ボックス2の制御部12は、ステップS80としてその扉の電気錠を施錠してロックを有効にする。
以上のように、配送物の適正な受取人か否かを暗証番号のみではなく顔認証によっても確認するため、適正な受取人以外の第三者が不正に配送物を取り出すという事態を防止することができ、安全性・信頼性の向上が図られる。
次に、上記ステップS72における顔認証について説明する。図6は顔認証を実施するための構成であって、収容ボックス2のタブレット端末10及び制御部12により構成されるブロック図である。
同図に示すように、顔認証は、各部屋番号の居住者の顔画像を事前に登録しておく登録手段50と、図5のステップS58においてパネル操作を行っている操作者、即ち、配送物を取り出す宅配ボックス15(ボックス番号)の指定を行った人物の顔画像を静止画として取り込む顔画像取込手段52と、顔画像取込手段52により取り込まれた顔画像と、登録手段50により登録された居住者の顔画像であって、配送物を受け取るべき受取人、即ち、図5のステップS60において入力された部屋番号の居住者の顔画像とを照合し、一致している場合にその部屋番号の居住者の顔画像であると認証する顔認証手段54と、顔認証手段54により上述の部屋番号の居住者の顔画像であると認証された場合に宅配ボックス15に収容された配送物を取出し可能にし、顔認証手段54により上述の部屋番号の居住者の顔画像であると認証されない場合に宅配ボックス15に収容された配送物を取出し不能する制御手段56と、から構成される。
図7は、顔認証の処理手順を示したフローチャートである。
タブレット端末10(顔画像取込手段52)は、自己に搭載されたカメラ(撮影手段)で操作パネル10A側の被写体を連続的に撮影し、又は、動画として撮影し、ステップS100として、撮影している被写体の画像に変化があるか否かを判定する。
そして、NOと判定している間は、ステップS100の判定を繰り返す。
ここで、タブレット端末10による撮影は、常時行うようにしてもよいし、図5のステップS58においてパネル操作が行われた後、顔認証が終了するまでの間でのみ行うようにしてもよい。
一方、ステップS100においてYESと判定した場合には、次に、ステップS102として、静止画を取り込む(メモリに保存する)。なお、ステップS100とステップS102は、以下の処理を行っている間においても継続して行い、被写体が変化する度に静止画を取り込んでメモリに記憶してもよい。そして、以下の処理はメモリに記憶した静止画を対象として1コマずつ順に実施するものとすることができる。また、カメラに向って近づいてくる人物が検出された場合にのみ静止画を取り込むようにしてもよい。
このように被写体が変化したときの静止画のみをメモリに記憶することでメモリ容量を軽減することができる。ただし、動画として記憶してもよく、例えば被写体の変化を検出してから、被写体の変化が検出されなくなってから所定時間経過後までの間の動画を記録するようにしてもよい。
また、メモリに保存された画像は、読み出して表示させることが可能であり、防犯画像及び操作画像として、また、履歴画像として利用できる。
なお、図4のステップS10においてパネル操作が行われている際においても、ステップS100、S102と同様の処理によって外来者の顔を記録保存するようにしてもよい。
次に、ステップS104として、ステップS102において取り込んだ静止画であって、図5のステップS58においてパネル操作を行っている際、即ち、配送物を取り出す宅配ボックス15(ボックス番号)の指定を行っている際の静止画から顔画像を抽出する。
続いて、タブレット端末10(顔認証手段54)は、ステップS106として、図5のステップS60において入力された部屋番号の居住者として登録手段50により事前に登録された顔画像と照合する。
そして、ステップS108として、事前に登録された居住者の顔画像と一致したか否かを判定する。
NOと判定して場合には、居住者とは認定せずにステップS100からの処理を繰り返す。
一方、YESと判定した場合には、ステップS110として、カメラにより撮影された顔が図5のステップS60において入力された部屋番号の居住者の顔であると認証する。
タブレット端末10及び制御部12(制御手段56)は、図5のステップS60において入力された部屋番号の居住者の顔であると認証した場合にのみ、図5のステップS72、S74のように、指定されたボックス番号の宅配ボックス15の扉の電気錠を解錠してロックを無効にし、扉を開くことで、配送物を取出し可能にする。
なお、制御手段56は、配送物を取出し可能にする条件として、顔認証以外にも、図4のステップS14において登録された暗証番号と、ステップS60において入力された暗証番号とが一致したことを条件としている。
また、登録手段50は、各部屋番号の居住者の顔に対して、異なる角度から撮影した複数の顔画像を事前に登録しておき、顔認証手段54は、ステップS104において抽出した顔画像の角度に応じて、これに照合する顔画像を登録手段50に登録された複数の顔画像の中から選択するようにしてもよい。
また、ステップS102において取り込まれた複数コマ分の静止画において登録済みの居住者の顔画像と一致したと認定した場合にのみ居住者の顔であると認証するようにしてもよい。
以上、上記実施の形態において顔認証の代わりに、又は、顔認証と併せて指紋認証により、パネル操作を行っている操作者がステップS60において入力された部屋番号の居住者であることを認証してもよい。この場合にパネル操作を行っている操作者の指紋を検出する指紋認証ユニットを制御ボックス14(図1参照)に設けると共に制御部12に接続する。また、各部屋番号の居住者は自己の指紋を指紋認証ユニットを用いて事前に制御部12に登録しておく。
また、上記実施の形態において、図4のステップS10、S12、及び、図5のステップS58、S60において、パネル操作及び入力操作を、外来者スマートフォン22及び居住者スマートフォン24において行う場合には、タッチパネル端末10A(操作パネル10A)を不要にしてコストダウンを図ることができる。
この場合に、図8に示すように例えばNFCによる近接無線通信を行うためのNFCインタフェース80を図1と同様の制御ボックス14に設け、制御部12に接続する。これによって、図4のステップS14及び図5のステップS70において外来者及び居住者が外来者スマートフォン22及び居住者スマートフォン24をNFCインタフェース80に近接させることで、外来者スマートフォン22及び居住者スマートフォン24から配送情報等を収容ボックス2の制御部12が取得することができる。
なお、制御ボックス14において、NFCインタフェース80は例えば引き出し可能な引出部82に設けられており、引出部82を引き出すと、図9のように例えば7セグメント表示器のような簡易な表示部84、及び、例えば複数のスイッチからなる簡易な入力部86が現れるようにしてもよい。ただし、これらの表示部84及び入力部86は常に外部に露出される部分に設けられていてもよい。
これによって、スマートフォンを所有していない外来者や居住者であっても、表示部84及び入力部86を用いてスマートフォンを所有している場合と同等の操作を行えるようにすることができる。
なお、NFCインタフェース80等が設けられる制御ボックス14は、配送物を収容可能な宅配ボックス15のうちの一つとしてもよい。
1…収容ボックスシステム、2…収容ボックス、10…タブレット端末、10A…操作パネル、12…メインCPUボード(制御部)、14…制御ボックス、15…宅配ボックス、16…メールボックス、20…スマートフォン、22…外来者スマートフォン、24…居住者スマートフォン、30…管理センター、50…登録手段、52…顔画像取込手段、54…顔認証手段、56…制御手段、80…NFCインタフェース、82…引出部、84…表示部、86…入力部

Claims (2)

  1. 配送物を収容する複数のボックスを備え、配送物を受取るべき受取人が、前記配送物が収容されたボックスを指定することで、指定されたボックスに収容された配送物を取出し可能にする収容ボックスシステムにおいて、
    前記配送物を配送する配送人が所有する第1携帯端末と、
    前記受取人が所有する第2携帯端末と、
    前記配送人が前記配送物を前記複数のボックスのうちの特定のボックスに預けた際に前記特定のボックスから前記配送物を取出し可能にする暗証番号を前記第1携帯端末から前記第2携帯端末に受け渡す暗証番号受渡手段と、
    前記暗証番号を前記第2携帯端末から近距離無線通信により受信した場合に前記配送物を前記特定のボックスから取出し可能にする制御手段と、
    を備えた収容ボックスシステム。
  2. 前記暗証番号受渡手段は、前記受取人を示す情報と前記暗証番号とを前記第1携帯端末から管理センターに送信し、管理センターが前記第1携帯端末から与えられた前記受取人を示す情報に基づいて、前記受取人が所有する第2携帯端末を特定して前記暗証番号を前記第2携帯に送信する請求項1に記載の収容ボックスシステム。
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