JP2017063014A - 非水電解質二次電池用電極合剤層、非水電解質二次電池用電極、及び非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
該非水電解質二次電池用電極合剤層から成る電極を作用極とし、リチウム金属を対極とし、1mol/L濃度のLiPF6を含むエチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート混合溶液(体積(25℃)比=3/7)を用いて、2.5〜5V(vs.Li/Li+)の範囲で測定したサイクリックボルタモグラム(CV)において、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.6以下である電気化学反応を示さないことを特徴とする非水電解質二次電池用電極合剤層。
IA/IB<0.02 ・・・式(1)
(ここでIAは、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行った際に、酸化電流が極大値をとるときの電流値のうち最大のものをいい、IBは、2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行ったときの5Vでの電流値をいう。)
を満たす炭素材料である〔1〕に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
1−1.非水電解質二次電池用電極合剤層の性状
本発明は、炭素材料を含有する非水電解質二次電池用電極合剤層(以下、単に「電極合剤層」ともいう)である。本発明の電極合剤層は、炭素材料以外の活物質、バインダー、及び他の炭素系導電助剤をさらに含んでいても良い。
本発明の電極合剤層に含まれる炭素材料は、該炭素材料50質量部とポリフッ化ビニリデン50質量部とから成る100質量部の非水電解質二次電池用電極合剤層を含む電極を作用極とし、リチウム金属を対極とし、1mol/L濃度のLiPF6を含む、エチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート混合溶液(体積(25℃)比=3/7)を用いて、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲で測定したサイクリックボルタモグラム(CV)において、下記式(1)
IA/IB<0.02 ・・・式(1)
(ここでIAは、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行った際に、酸化電流が極大値をとるときの電流値のうち最大のものをいい、IBは、2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行ったときの5Vでの電流値をいう。)
を満たす炭素材料であることが好ましい。
50nm未満であると、嵩密度が非常に小さくハンドリング性に劣る。また、電極合剤層を構成した際、電極強度が低下する傾向がある。900nm超である場合、電極合剤層内において隙間が生じ易くなり、電極密度を高くすることが困難となる場合がある。
ここで、本発明における繊維径は、電界放射型走査電子顕微鏡によって倍率2,000倍にて撮影した写真図より測定された値を意味する。
本発明の電極合剤層に含まれる炭素材料として好ましい形態である炭素繊維の製造方法について以下に説明する。本発明の電極合剤層に含まれる炭素繊維の製造方法は特に限定されないが、例えば次に記載する(1)〜(4)の工程を経ることにより製造することができる。
(1)熱可塑性樹脂及び炭素前駆体から成る樹脂組成物を溶融状態で成形することにより、炭素前駆体を繊維化して樹脂複合繊維を得る工程、
(2)前記樹脂複合繊維を安定化し、樹脂複合安定化繊維を得る安定化工程、
(3)樹脂複合安定化繊維から前記熱可塑性樹脂を除去して安定化繊維のみを分離する熱可塑性樹脂除去工程、
(4)安定化繊維を不活性雰囲気下で加熱して炭素化乃至黒鉛化して炭素繊維を得る炭化焼成工程。
本発明の電極合剤層に含まれる炭素繊維の製造方法で使用する熱可塑性樹脂は、樹脂複合繊維を製造することができるとともに、熱可塑性樹脂除去工程において容易に除去される必要がある。このような熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン、ポリメタクリレート、ポリメチルメタクリレート等のポリアクリレート系ポリマー、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリエステルカーボネート、ポリサルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリケトン、ポリ乳酸が例示される。これらの中でも、ポリオレフィンが好ましく用いられる。
炭素前駆体としてはメソフェーズピッチを用いることが好ましい。以下、炭素前駆体としてメソフェーズピッチを用いる場合について説明する。メソフェーズピッチとは溶融状態において光学的異方性相(液晶相)を形成しうるピッチである。本発明で使用するメソフェーズピッチとしては、石炭や石油の蒸留残渣を原料とするものや、ナフタレン等の芳香族炭化水素を原料とするものが挙げられる。例えば、石炭由来のメソフェーズピッチは、コールタールピッチの水素添加・熱処理を主体とする処理、水素添加・熱処理・溶剤抽出を主体とする処理等により得られる。
本発明の電極合剤層に含まれる炭素繊維の製造方法において用いられる、熱可塑性樹脂とメソフェーズピッチとから成る樹脂組成物(以下、メソフェーズピッチ組成物ともいう)は、熱可塑性樹脂と、該熱可塑性樹脂100質量部に対して1〜150質量部のメソフェーズピッチとを含んで成ることが好ましい。メソフェーズピッチの含有量は5〜100質量部であることがより好ましい。メソフェーズピッチの含有量が150質量部を超えると所望の分散径を有する樹脂複合繊維が得られず、1質量部未満であると目的とする炭素繊維を安価に製造することができない等の問題が生じるため好ましくない。
上記のメソフェーズピッチ組成物から樹脂複合繊維を製造する方法としては、所望の炭素繊維が作製できれば限定されないが、メソフェーズピッチ組成物を紡糸口金より溶融紡糸する方法、メソフェーズピッチ組成物を矩形口金より溶融製膜する方法を例示することができる。
せん断速度及び口金内部での伸長ひずみ速度は、それぞれ10〜10000s−1であり、100〜10000s−1であることが好ましい。10s−1未満である場合、メソフェーズピッチの分子配向性を十分に高めることができない。10000s−1を超える場合、メソフェーズピッチの変形が追随できず、繊維状に成形できなくなる。せん断ひずみ速度、伸長ひずみ速度は上記範囲に設定すればよく、設定した数値は、プラスマイナス5%、さらに好ましくはプラスマイナス3%、特にプラスマイナス1%の範囲から外れないようにするのがよい。口金外部での伸長ひずみ速度は、1〜10000s−1であり、10〜5000s−1であることが好ましい。
上記のようにして得られた樹脂複合繊維は、該樹脂複合繊維に含まれるメソフェーズピッチ繊維を安定化(不融化ともいう)して樹脂複合安定化繊維が作製される。安定化は、空気、酸素、オゾン、二酸化窒素、ハロゲンなどを用いるガス気流処理、酸性水溶液などを用いる溶液処理など公知の方法で行うことができるが、生産性の面からガス気流処理による不融化が好ましい。
次に、上述のようにして得られる樹脂複合安定化繊維は、その中に含まれる熱可塑性樹脂が除去されて安定化繊維が分離される。この工程では、安定化繊維の熱分解を抑制しながら、熱可塑性樹脂を分解・除去する。熱可塑性樹脂を分解・除去する方法としては、例えば、溶剤を用いて熱可塑性樹脂を除去する方法や、熱可塑性樹脂を熱分解して除去する方法が挙げられる。
上記安定化繊維を不活性雰囲気下で炭素化及び/又は黒鉛化することにより、本発明の炭素繊維が得られる。その際に使用する容器としては、黒鉛製のルツボ状のものが好ましい。ここで、炭素化とは比較的低温(好ましくは1000℃程度)で加熱することをいい、黒鉛化とはさらに高温で加熱(好ましくは3000℃程度)することにより黒鉛の結晶を成長させることをいう。
本発明の電極合剤層に含まれる炭素繊維の製造方法は、粉砕処理工程を有していても良い。粉砕処理は、熱可塑性樹脂除去工程、及び/又は、炭化焼成工程において実施するのが好ましい。粉砕方法としては、ジェットミル、ボールミル、ビーズミル、インペラーミル、カッターミル等の微粉砕機を適用することが好ましく、粉砕後に必要に応じて分級を行ってもよい。湿式粉砕の場合、粉砕後に分散媒体を除去するが、この際に2次凝集が顕著に生じるとその後の取り扱いが非常に困難となる。このような場合は、乾燥後、ボールミルやジェットミル等を用いて解砕操作を行うことが好ましい。
本発明の電極合剤層を用いて製造する非水電解質二次電池としては、リチウムイオン二次電池が代表的な電池として挙げられる。以下、リチウムイオン二次電池に用いられる正極活物質及び負極活物質について説明する。
本発明の電極合剤層に含まれる正極活物質としては、非水電解質二次電池において、正極活物質として知られている従来公知の材料の中から、任意のものを1種又は2種以上適宜選択して用いることができる。例えば、リチウムイオン二次電池であれば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能なリチウム含有金属酸化物が好適である。このリチウム含有金属酸化物としては、リチウムと、Co、Mg、Mn、Ni、Fe、Al、Mo、V、W及びTiなどからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物を挙げることができる。
本発明の電極合剤層に含まれる負極活物質としては、非水電解質二次電池において、負極活物質として知られている従来公知の材料の中から、任意のものを1種又は2種以上適宜選択して用いることができる。例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な材料として、炭素材料や、Si及び/又はSnを含む合金や酸化物などを用いることができる。これらの中でもコストなどの観点からは炭素材料が好ましい。上記炭素材料としては、天然黒鉛、石油系又は石炭系コークスを熱処理することで製造される人造黒鉛、樹脂を炭素化したハードカーボン、メソフェーズピッチ系炭素材料などが挙げられる。
本発明の電極合剤層に用いられるバインダーとしては、電極成形が可能であり、十分な電気化学的安定性を有しているバインダーであれば用いることが可能である。係るバインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、フルオロオレフィン共重合体架橋ポリマー、ポリイミド、ポリアミドイミド、アラミド、フェノール樹脂等よりなる群から選ばれる1種以上を用いることが好ましく、特にポリフッ化ビニリデン(PVDF)が好ましい。バインダーとして用いる際の形態としては特に制限はなく、固体状であっても液体状(例えばエマルション)であってもよく、電極の製造方法(特に乾式混練か湿式混練か)、電解液への溶解性等を考慮して適宜選択することができる。
第2の本発明は、上記電極合剤層が形成された非水電解質二次電池用電極(以下、単に「電極」ともいう)である。この電極は、集電体の表面に本発明の電極合剤層が形成されて成る。
もう一つの方法は、上記電極活物質、上記繊維状炭素、バインダー、バインダーを溶解する溶媒、及び必要に応じて他の成分を混合してスラリーを調製し、このスラリーを集電体表面に塗布して溶媒を除去した後、プレスを行う方法である。
本発明の場合、どちらの方法も採用できるが、後者の方法が好適であるので、以下後者の方法について詳述する。
集電体の厚みとしては、10〜50μmが好ましい。
第3の本発明は、本発明の電極合剤層を含んで構成される非水電解質二次電池である。
本発明の非水電解質二次電池は、正極及び/又は負極に本発明の電極を用いるとともに、公知のセパレータや電解液を用いて構成される。非水電解質二次電池としては、リチウムイオン二次電池が例示される。
非水電解質二次電池を構成する電解質層としては、非水溶媒にリチウム塩等の電解質が溶解した非水電解液が用いられる。
本発明の非水電解質二次電池に用いられる電解液の25℃における電気伝導度は、1×10−2S/cm以上であることが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池に用いる電解液として、エチルメチルイミダゾリウム塩に代表されるイオン性液体も好適に用いることが可能であり、この場合は必ずしも前述の非水溶媒に溶解したうえで用いる必要はない。
上記のような非水電解液を用いる場合、負極活物質層と本発明の電極合剤層とが直接接触することを防ぐために、セパレータを用いることが一般的である。セパレータの形状としては、紙状(フィルム状)、多孔膜状等の公知の形状を好適に採用することができる。セパレータの材質としては、例えば、セルロース、芳香族ポリアミド、脂肪族ポリイミド、ポリオレフィン、テフロン(登録商標)、ポリフェニレンスルファイド等からなる群より選ばれる1種類以上の材質を好適に用いることができる。これらの中でも、耐熱性と薄膜化の観点から、セルロース紙、芳香族ポリアミド又は脂肪族ポリイミド多孔膜が好ましい。セパレータの膜厚としては、短絡防止の観点から20〜100μm程度であることが好ましいが、本発明では従来のセパレータに比べて十分薄い5〜20μm程度のセパレータの適用も可能である。薄いセパレータを用いた方がセパレータに由来する内部抵抗が低減されるため出力が向上し、セルのエネルギー密度も向上する。
卓上電子顕微鏡(日本電子株式会社製、型式NeoScope JCM−6000)を用いて観察及び写真撮影を行った。繊維状炭素等の平均繊維径は、得られた電子顕微鏡写真から無作為に300箇所を選択して繊維径を測定し、それらすべての測定結果(n=300)の平均値を平均繊維径とした。平均実効長についても同様に算出した。
X線回折測定はリガク社製RINT−2100を用いてJIS R7651(2007)法に準拠し、格子面間隔(d002)、結晶子大きさ(Lc002)(六角網面積層方向)及び(La110)(炭素六角網面方向)を測定した。
対極をリチウムとする二極セルを作製し、ポテンショスタット/ガルバノスタット(ソーラトロン製SI1287)及びインピーダンスアナライザ(ソーラトロン製SI1260)を用いて、サイクリックボルタンメトリー測定を行った。掃引速度を50mV/s、温度を25℃として、所定の電位範囲で測定を行った。2サイクル目を各測定の結果として採用することとした。
先ず、キノリン不溶分を除去した軟化点80℃のコールタールピッチを、Ni−Mo系触媒存在下、圧力13MPa、温度340℃で水添し、水素化コールタールピッチを得る。この水素化コールタールピッチを常圧下、480℃で熱処理した後、減圧して低沸点分を除き、粗メソフェーズピッチを得る。フィルターを用いてこの粗メソフェーズピッチを温度340℃でろ過を行って異物を取り除くことにより、精製メソフェーズピッチを得た。
<繊維状炭素(CNF−1)の製造>
熱可塑性樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン(EVOLUE(登録商標)SP1510、(株)プライムポリマ−製、MFR=1g/10min)84質量部及び熱可塑性炭素前駆体として製造例1で得られたメソフェーズピッチ(メソフェーズ率90.9%、軟化点303.5℃)16質量部を同方向二軸押出機(東芝機械(株)製「TEM−26SS」、バレル温度300℃、窒素気流下)で溶融混練してメソフェーズピッチ組成物を調製した。
次いで、このメソフェーズピッチ組成物を溶融紡糸機により、直径が0.2mm、導入角60°の円形口金を用いて繊維径100μmの樹脂複合繊維(メソフェーズピッチ繊維を島成分とする海島型複合繊維)を作製した。口金温度は340℃、吐出量は3.8g/口金/時間、せん断速度は1360s−1、吐出線速度と引取り速度との比率であるドラフト比は4であった。この条件での口金内部での伸長ひずみ速度は982s−1であり、口金外部での変形領域は口金下10mmであり、伸長ひずみ速度は9s−1であった。
樹脂複合繊維を、酸化性ガス雰囲気下に保持することで、メソフェーズピッチを安定化させ、樹脂複合安定化繊維を得た。
次に、上記樹脂複合安定化繊維から、熱可塑性樹脂を除去することで安定化繊維を得た。
得られた安定化繊維をエタノール/イオン交換水混合溶媒(体積比=1/1)中に加え、ミキサーで粉砕することにより分散させた。得られた分散液はろ過した。
得られた安定化繊維を流量1l/minの窒素下で室温から1000℃まで5℃/minの条件で昇温し、1000℃到達後30分間保持することで炭素化を行い、さらにアルゴンガス雰囲気下、3時間かけて室温から3000℃まで昇温することで炭素繊維を作製した。得られた炭素繊維は乾式ジェットミルを用いて解砕処理を行った。
得られた極細炭素繊維の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は250nmであり、分岐構造は見られなかった。平均実効長は15.1μmであった。また、X線回折法により測定した(002)面の平均面間隔d002が0.3372nm、結晶子長さ(La110)は111nm、網平面群の厚さ(Lc002)は62nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。また、炭素繊維中の金属含有率は30ppm(鉄が10ppm、ナトリウムが20ppm)であった。
炭素系導電助剤として繊維状炭素(CNF−1)を50質量部、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(株式会社クレハ製、W#7200)を50質量部、溶媒としてN−メチルピロリドンを用いてスラリーを作製した。作製したスラリーを集電体(厚さ15μmのアルミニウム箔)に塗布後、120℃で3h乾燥させることで電極を作製した。電極に形成された電極合剤層の厚みは、17μmであった。
この電極の電極合剤層を、溶媒に溶解し、乾燥後、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VHX−200)を用いて撮影した写真において測定した繊維状炭素の平均実効長は15.1μm(アスペクト比=60)であった。また、実効長を測定したヒストグラムを図1に示す。実効長が平均実効長よりも長い繊維状炭素の含有量は、繊維状炭素全体に対して本数基準で42%であった。
前記電極を作用極として用い、リチウム金属を対極とする二極セル(コイン電池)を作製した。電解液には、1mol/L濃度のLiPF6を含むエチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート混合溶液(3/7体積比、キシダ化学社製)からなる電解液を使用した。セパレータには、ガラス繊維不織布を使用した。
図2に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値の比は0.9であった。すなわち、可逆的な電気化学反応であった。また、図3に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図2及び図3から、IA/IBの比が0であった。すなわち、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において電気化学反応を示さなかった。これにより、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。
前記二極セルを用いて、充放電装置(北斗電工株式会社製HJ−1005SD8)を用いて充放電測定を行った。充放電条件としては、5.0Vまで0.1mA/cm2定電流充電後、2.5Vまで0.1mA/cm2定電流放電することとした。測定結果を図4に示す。その結果、充電容量が22.7mAh/g、放電容量が14.7mAh/g、充放電効率が65%であり、良好であった。
<繊維状炭素(CNF−2)の製造>
熱可塑性樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン(EVOLUE(登録商標)SP1510、(株)プライムポリマ−製、MFR=1g/10min)75質量部及び熱可塑性炭素前駆体として製造例1で得られたメソフェーズピッチ(メソフェーズ率90.9%、軟化点303.5℃)25質量部を同方向二軸押出機で溶融混練してメソフェーズピッチ組成物を調製した以外は実施例1と同様に操作を行い、繊維状炭素(CNF−2)を作製した。得られた繊維状炭素の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は500nmであり、非常に分散性に優れた繊維状炭素であった。平均実効長は17μmであった。また、X線回折法で測定した結果から、繊維状炭素(CNF−2)の格子面間隔(d002)は0.3368nm、結晶子長さ(La110)は208nm、網平面群の厚さ(Lc002)は51nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。
炭素系導電助剤として繊維状炭素(CNF−2)を用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。
この電極の電極合剤層を、溶媒に溶解し、乾燥後、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VHX−200)を用いて撮影した写真において測定した繊維状炭素の平均実効長は17.0μm(アスペクト比=34)であった。また、実効長を測定したヒストグラムを図5に示す。実効長が平均実効長よりも長い繊維状炭素の含有量は、繊維状炭素全体に対して本数基準で38%であった。
この電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図6に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.87であり、良好であった。また、図7に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図6及び図7からIA/IBの比は0であった。すなわち、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において電気化学反応を示さなかった。これにより、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図8に示す。充電容量が26.5mAh/g、放電容量が18.3mAh/g、充放電効率が69%であり、良好であった。
<繊維状炭素(CNF−3)の製造>
黒鉛化温度を2600℃とした以外は実施例1と同様に操作を行い、繊維状炭素(CNF−3)を作製した。得られた繊維状炭素の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は250nmであり、非常に分散性に優れた繊維状炭素であった。また、X線回折法で測定した結果から、繊維状炭素(CNF−3)の格子面間隔(d002)は0.3380nm、結晶子長さ(La110)は59nm、網平面群の厚さ(Lc002)は48nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。
炭素系導電助剤として繊維状炭素(CNF−3)を用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。
この電極の電極合剤層を、溶媒に溶解し、乾燥後、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VHX−200)を用いて撮影した写真において測定した繊維状炭素の平均実効長は15.1μm(アスペクト比=60)であった。また、実効長を測定したヒストグラムを図9に示す。実効長が平均実効長よりも長い繊維状炭素の含有量は、繊維状炭素全体に対して本数基準で36%であった。
前記電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図10に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.84であり、良好であった。また、図11に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図10及び図11からIA/IBの比は0であった。すなわち、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において電気化学反応を示さなかった。これにより、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図12に示す。充電容量が26.8mAh/g、放電容量が17.0mAh/g、充放電効率が63%であり、良好であった。
<繊維状炭素(CNF−4)の製造>
黒鉛化温度を2400℃とした以外は実施例1と同様に操作を行い、繊維状炭素(CNF−4)を作製した。得られた繊維状炭素の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は250nmであり、非常に分散性に優れた繊維状炭素であった。また、X線回折法で測定した結果から、繊維状炭素(CNF−4)の格子面間隔(d002)は0.3395nm、結晶子長さ(La110)は38nm、網平面群の厚さ(Lc002)は34nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。
炭素系導電助剤として繊維状炭素(CNF−4)を用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。
この電極の電極合剤層を、溶媒に溶解し、乾燥後、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VHX−200)を用いて撮影した写真において測定した繊維状炭素の平均実効長は12.0μm(アスペクト比=48)であった。また、実効長を測定したヒストグラムを図13に示す。実効長が平均実効長よりも長い繊維状炭素の含有量は、繊維状炭素全体に対して本数基準で39%であった。
前記電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図14に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.82であり、良好であった。また、図15に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図14及び図15からIA/IBの比は0であった。すなわち、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において電気化学反応を示さなかった。これにより、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図16に示す。充電容量が26.0mAh/g、放電容量が16.8mAh/g、充放電効率が65%であり、良好であった。
黒鉛化温度を2000℃とした以外は実施例1と同様に操作を行い、繊維状炭素(CNF−5)を作製した。得られた繊維状炭素の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は250nmであり、非常に分散性に優れた繊維状炭素であった。また、X線回折法で測定した結果から、繊維状炭素(CNF−5)の格子面間隔(d002)は0.3426nm、網平面群の厚さ(Lc002)は25nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。
炭素系導電助剤として繊維状炭素(CNF−5)を用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。
この電極の電極合剤層を、溶媒に溶解し、乾燥後、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VHX−200)を用いて撮影した写真において測定した繊維状炭素の平均実効長は16.6μm(アスペクト比=64)であった。また、実効長を測定したヒストグラムを図17に示す。実効長が平均実効長よりも長い繊維状炭素の含有量は、繊維状炭素全体に対して本数基準で31%であった。
前記電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図18に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.82であり、良好であった。また、図19に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図18及び図19からIA/IBの比は0であった。すなわち、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において電気化学反応を示さなかった。これにより、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図20に示す。充電容量が21.4mAh/g、放電容量が13.5mAh/g、充放電効率が63%であり、良好であった。
<繊維状炭素(MWCNT)の製造>
Fe及びCoを含有する触媒を石英製管状反応器に入れ、反応器内を窒素ガス置換し、窒素ガスを流しながら、反応器を室温から690℃まで60分間かけて昇温させた。温度690℃を維持したまま、窒素ガスを、窒素ガスと水素ガスとの混合ガスAに切り替えて還元反応させた。還元反応後、温度690℃を維持したまま、混合ガスAを、水素ガスとエチレンガスとの混合ガスBに切り替えて気相成長反応させた。混合ガスBを窒素ガスに切り替え、反応器内を窒素ガスで置換し、室温まで冷やした。
得られた炭素繊維の平均繊維径(最も小さい次元の平均長さに相当する)は150nmであり、分岐構造を有していた。平均実効長は8μmであった。また、X線回折法により測定した(002)面の平均面間隔d002が0.3383nm、結晶子長さ(La110)は44nm、網平面群の厚さ(Lc002)は28nmであり、結晶性の高い繊維状炭素であった。金属含有率は82ppm(鉄が43ppm、Siが39ppm)であった。
炭素系導電助剤としてMWCNTを用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。
前記電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図21に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.81であり、良好であった。すなわち、高電圧下において、電解液の分解や導電助剤と電解液との反応などの副反応が生じ難い非水電解質二次電池を提供することができる。また、図22に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図21及び図22からIA/IBの比は0.044であった。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図23に示す。充電容量が9.1mAh/g、放電容量が4.6mAh/g、充放電効率が51%であり、良好であった。
<電極の作製>
炭素系導電助剤として球状炭素(AB、平均粒子径35nmであり、これが最も小さい次元の平均長さに相当する。)を用いた以外は実施例1と同様に操作を行い、電極を作製した。ABは結晶性が低かった。
前記電極を作用極として用いた以外は、実施例1と同様に操作を行うことで、リチウム金属を対極とする二極セルを作製した。図24に2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。この曲線から、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.48であった。また、図25に2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内において測定したCV曲線を示す。図24及び図25からIA/IBの比は0.124であった。
前記二極セルを用いて、実施例1と同様に充放電測定を行った。測定結果を図26に示す。充電容量が5.1mAh/g、放電容量が1.7mAh/g、充放電効率が33%であった。
Claims (10)
- 少なくとも炭素材料を含有する非水電解質二次電池用電極合剤層であって、
該非水電解質二次電池用電極合剤層から成る電極を作用極とし、リチウム金属を対極とし、1mol/L濃度のLiPF6を含むエチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート混合溶液(体積(25℃)比=3/7)を用いて、2.5〜5V(vs.Li/Li+)の範囲で測定したサイクリックボルタモグラム(CV)において、還元電流の積算値/酸化電流の積算値が0.6以下である電気化学反応を示さないことを特徴とする非水電解質二次電池用電極合剤層。 - 前記炭素材料が、該炭素材料50質量部とポリフッ化ビニリデン50質量部とから成る100質量部の非水電解質二次電池用電極合剤層を含む電極を作用極とし、リチウム金属を対極とし、1mol/L濃度のLiPF6を含む、エチレンカーボネート/エチルメチルカーボネート混合溶液(体積(25℃)比=3/7)を用いて、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲で測定したサイクリックボルタモグラム(CV)において、下記式(1)
IA/IB<0.02 ・・・式(1)
(ここでIAは、2.5〜4.4V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行った際に、酸化電流が極大値をとるときの電流値のうち最大のものをいい、IBは、2.5〜5V(vs.Li/Li+)の電位範囲内においてサイクリックボルタモグラム測定を行ったときの5Vでの電流値をいう。)
を満たす炭素材料である請求項1に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。 - 前記電極合剤層に含まれる炭素材料のX線回折法で測定した結晶面間隔(d002)が、0.335〜0.340nmである請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 前記電極合剤層に含まれる炭素材料のX線回折法で測定した結晶子長さ(La)が、30〜500nmである請求項1乃至3の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 前記電極合剤層に含まれる炭素材料の金属含有量が50ppm以下である請求項1乃至4の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 前記電極合剤層に含まれる炭素材料の最も小さい次元の平均長さが50〜1000nmである請求項1乃至5の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 前記電極合剤層に含まれる炭素材料が繊維状炭素であり、その平均実効長(L)と平均繊維径(D)との比(L/D)が30以上である請求項1乃至6の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 前記繊維状炭素が、平均実効長(L)よりも長い実効長を有する繊維状炭素の含有割合が本数基準で48%以下の繊維状炭素である請求項7に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層を有する非水電解質二次電池用電極。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載の非水電解質二次電池用電極合剤層を有する非水電解質二次電池。
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