JP2017062697A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】障害が発生した情報処理装置の再起動時に、人の手を介さずに適切なブート処理を行うことができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理装置における特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段と、前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートするブート制御手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報処理装置のブートを制御する情報処理技術に関する。
多くの情報処理装置は、稼働中に重大な障害が発生した場合、誤作動を回避したり動作を正常に戻したりするために、情報処理装置を強制的にシャットダウンするように設計されている。
自動で再起動を行う機能を備える情報処理装置の場合、障害によるシャットダウン後、ブート装置によって再び稼働のためのOS(Operating System;オペレーティングシステム)がブート(起動)され、情報処理装置の稼働が再開する。
特許文献1にはシャットダウン時に不具合があった場合に情報処理装置を強制的に終了させる技術が開示されている。また、OSの起動後に、前回のシャットダウンが正常に完了しなかったことが検知されていた場合に、情報処理装置が管理者に異常終了であったことを表示するという記載がある。
特開2001−14069号公報
特許文献1に記載の技術のもとでは、障害が発生し再起動した情報処理装置に対して、管理者が、OSの起動後に適切な診断ツールを実行するなどして保守作業を行う。このとき、診断ツールの実行のためには、管理者が診断プログラムの準備を行った上で、診断ツールの起動のために再び再起動を行う必要があるため、装置の保全にかかるコスト(例えば人手や時間ロスなど)が大きいという問題がある。すなわち、人による作業の工程があることによって情報処理装置の平均修復時間(MTTR;Mean Time To Recovery)が長くなり、装置の稼働率が低下する。
また、OSに致命的な障害が残った状態でブートが実行されると、さらなる障害を招くおそれがある。
このような問題が生じる可能性を低減するために、障害が発生した情報処理装置の起動後、OSのブート前のタイミングで、診断プログラムの実行などの必要な処置を人の手を介さずに行う方法が求められる。
本発明の目的の1つは、障害が発生した情報処理装置の再起動時に、人の手を介さずに適切なブート処理を行うことができる情報処理システム等を提供することである。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、情報処理装置における特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段と、前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートするブート制御手段と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、情報処理システムが、情報処理装置における特定のイベントの発生を検知し、前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、前記コンピュータを含む情報処理装置における特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段から前記イベントの検知を受信する処理と、前記検知を受信した場合に、次の前記情報処理装置のブート時に保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする処理と、を実行させる。
本発明によれば、障害が発生した情報処理装置の再起動時に、人の手を介さずに適切なブート処理を行うことができる。
本発明の第1の実施形態の情報処理システムの構成を表すブロック図である。 第1の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の情報処理システムの構成を表すブロック図である。 第2の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。 第2の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の情報処理システムの構成を表すブロック図である。 第3の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。 第3の実施形態におけるイベント検知処理を表すフローチャートである。 第3の実施形態におけるOS終了処理を表すフローチャートである。 第3の実施形態におけるネットワークブート処理を表すフローチャートである。 第3の実施形態における優先情報224の書き換えの流れを表すフローチャートである。 発生したイベントと保守処理(ブートイメージ)との関連づけおよび選択情報の例を表す表である。 優先情報の例を表す表である。 本発明の各実施形態に係る情報処理システムの構成要素に適用可能なコンピュータの構成を例示する図である。 第1の実施形態の情報処理システムの各構成要素を回路で構成した場合を表すブロック図である。 第2の実施形態の情報処理システムの各構成要素を回路で構成した場合を表すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
<<第1の実施形態>>
まず、本発明の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。
<構成>
本実施形態の情報処理システム1は、情報処理装置101とブートイメージ提供装置201とを含む。情報処理装置101は、一般的な、サーバなどのコンピュータ装置であり、ブート制御部110とイベント検知部120を備える。
ブート制御部110は情報処理装置101のブートの実行を制御する。ブート制御部110は、ブートの実行において、ブート先を選択し、選択したブート先から取得するブートイメージを使用してブートする。ブート先とは、ブートイメージを提供する媒体またはブートイメージを取得する経路もしくは方法である。ブート制御部110はブート先の1つとしてネットワークブートを選択することができる。ネットワークブートは、たとえばPXE(Preboot eXecution Environment)機能により通信ネットワークを通じて受信するブートイメージを使用して行うブート方法である。本実施形態では、ネットワークブートを行う時のブートイメージはブートイメージ提供装置201から提供される。
イベント検知部120は、情報処理装置101の動作中における、障害発生等、情報処理装置101の保守処理を必要とする特定のイベントを検知する。本実施形態ではイベント検知部120は情報処理装置101の内部に含まれているが、イベント検知部120は情報処理装置101に接続される形で情報処理装置101の外部に存在していてもよい。
ブートイメージ提供装置201は情報処理装置101の保守処理を実行可能にするブートイメージを提供する機能を有する。
<動作>
次に、第1の実施形態の情報処理システムの、情報処理装置101の運転開始から終了までにおける動作を、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
情報処理装置101に電源が投入されると、ブート制御部110が動作を開始し、ブート先の選択を行う(ステップS21)。この時、ブート制御部110は、情報処理装置101の前回の起動時から今までにイベント検知部120による特定のイベントの検知があった場合(ステップS22において“有”)は、ネットワークブートを実行する(ステップS24)。特定のイベントの検知がなかった場合(ステップS22において“無”)は、ブート制御部110は、通常のブート(たとえば、情報処理装置101が内蔵するハードディスクからのブート)を実行する(ステップS23)。
ブート制御部110がイベントの検知の有無の判断をするためは、たとえば、イベント検知部120が検知したイベントを不揮発性メモリ等に記録しておき、ブート制御部110がその記録を参照すればよい。この場合、イベント検知部120は、毎回ブートが完了したタイミングで、その時点までに検知したイベントの記録をリセットするよう構成されていればよい。
ステップS24において、情報処理装置101はブートイメージ提供装置201から情報処理装置101の保守処理を実行可能にするブートイメージを受け取り、当該ブートイメージを使用してブートする。
<効果>
第1の実施形態の効果を述べる。
本実施形態によれば、情報処理装置101は特定のイベントの発生があった場合にネットワークブートによる保守処理を実行することができる。また、人の手を介さずに保守処理が実行されるため、人的コスト、およびヒューマンエラーによるリスクを抑えることができる。さらに、保守処理を実行可能にするブートイメージがブートイメージ提供装置201に備わるため、そのネットワークブートを利用できる情報処理装置は個別に保守ツールを設定したりインストールしたりする必要がなく、コストが削減できるという利点を持つ。
<<第2の実施形態>>
次に、本発明の第2の実施形態について、図3を参照して説明する。図3は、第2の実施形態の情報処理システムの構成を表すブロック図である。
<構成>
本実施形態の情報処理システム2は、情報処理装置102と、ブートイメージ提供装置202とを含む。情報処理装置102とブートイメージ提供装置202とは、管理装置400が管理する通信ネットワーク300(LAN(Local Area Network)等)を介して通信可能に接続される。
情報処理装置102は、第1の実施形態と同じく、サーバなどのコンピュータ装置である。情報処理装置102は、ブート制御部110、イベント検知部120、さらにブート先情報記憶部130、ブートイメージ記憶部140、ブート先設定部150、通知部160を備える。
ブート制御部110は情報処理装置102のブートを実行する。ブート制御部110は情報処理装置102の起動時にブート先情報記憶部130が示すブート先を参照して、対象となるブート先からブートイメージを読み出し、読み出したブートイメージを使用してブートする。ブート先は、例えば情報処理装置102の内蔵ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、ネットワークブートなどがある。ネットワークブートは、通信ネットワーク300を介して接続されるブートイメージ提供装置202に対してネットワークブートの要求を送信し、提供されたブートイメージを使用してブートする方法である。
ブート先情報記憶部130は、複数のブート先候補のうち最も優先的に使用するブート先が何であるか(ブート先情報)を記憶する。ブート先情報記憶部130は、情報処理装置102の運転または停止に関わらず記憶を保持する手段、たとえば不揮発性メモリ等によってブート先情報を記憶する。記憶されるブート先情報は、ブート先設定部150によって書き換えが行われる。
ブートイメージ記憶部140は、ブート制御部110が選択できるブート先の1つであり、以降は第1のブート先140と呼ぶ。第1のブート先140は、情報処理装置102が通常の運用を実現するために起動されるブート先である。第1のブート先140は、図3では情報処理装置102の内部に表示されているが、情報処理装置102の外部に備わっていてもよい。第1のブート先140が格納するブートイメージは、情報処理装置102をサーバとして機能させるOSを起動する、通常使用されるブートイメージである。
イベント検知部120は、情報処理装置102の動作中における、特定のイベントを検知する。特定のイベントとは、保守処理が必要とされる、情報処理装置102の障害等のイベントであり、例えばOSのストール障害、メモリ関連障害、I/Oインタフェース障害、ファイルシステム障害、BIOS(Basic Input/Output System)関連障害、等である。あるいは、特定のイベントとはファームウェアの更新要求のようなイベントでもよい。特定のイベントをイベント検知部120が検知すると、イベント検知部120は当該イベントの発生情報をブートイメージ提供装置202へ向けて送信する。発生情報とは、たとえば、イベントが発生したことを示す情報や、発生したイベントの内容・種類を示す情報である。
通知部160は、第1のブート先140からのブートによって起動するOSが所定の終了方法によって終了することを検知した場合に、正常に終了することを示す通知である正常終了通知をブートイメージ提供装置202に向けて送信する。所定の終了方法とは、情報処理装置102の運用が異常を伴わず完了し安全に終了する場合に実行される終了方法である。通知部160は、OSによって実現されてもよいし、情報処理装置102に備わる管理コントローラによって実現されてもよい。あるいは、所定の終了方法を管理装置400が管理する場合は、通知部160は管理装置400によって実現されてもよい。
ブートイメージ提供装置202は、情報処理装置102がネットワークブートを実行できるブートイメージを提供する。ブートイメージ提供装置202は、受信部210、選択部220、提供部230、ブートイメージ格納部240を有する。
ブートイメージ格納部240には、情報処理装置102に関する、診断や更新等の保守処理を実行することを可能とするブートイメージ242が1つ以上格納されている。
受信部210は通信ネットワーク300を介して情報処理装置102からネットワークブートの要求を受信する。また、イベント検知部120から、特定のイベントの発生情報を受信する。さらに、通知部160から、正常終了通知を受信する。
選択部220は、受信部210が受信した、情報処理装置102に発生したイベントの内容に応じて、適切な保守処理を実行可能にするブートイメージを、ブートイメージ格納部240内のブートイメージ242から選択する。選択においては、選択部220は例えばあらかじめイベントの種類とそれぞれに関連づけられるブートイメージの対応表を用意しておき、対応表にしたがって、受信されたイベントに関連づけられるブートイメージを特定すればよい。
図11は、選択部220が保持する対応表の例である。各ブートイメージは、それぞれのブートによって実行可能になる保守ツールの種類によって、イベントの種類と関連づけられる。選択部220はまた、ブートイメージ242のうち情報処理装置102のネットワークブートの際に提供すべきブートイメージとして選択されたブートイメージを示す選択情報222を記録する。本実施形態では選択情報222を、図11の最右欄に示されるように、各ブートイメージに「選択」を表す値または「非選択」を表す値を関連づけることで記録する。ただし、選択情報222は別の方法(たとえば、選択されたブートイメージの識別子を記録するなど)によって記録されてもよいし、適宜優先順位をつけて記録されてもよい。選択情報222は、選択部220や提供部230等によって読み書き可能である。何もイベントが報知されていない場合(デフォルト)では、所定のブートイメージ(本実施形態ではブートイメージ242A)が常に選択された状態となっている。
提供部230は、受信部210が受信した、情報処理装置102からのネットワークブート要求に応じて、選択部220によって選択され記録されているブートイメージを特定する。提供部230は、特定したブートイメージ242をブートイメージ格納部240から読み出し、読み出したブートイメージ242を情報処理装置102のブート制御部110に向けて送信する。
<動作>
次に、第2の実施形態の情報処理システムの動作の例を、図4Aおよび図4Bを参照しながら説明する。図4Aおよび図4Bは、第2の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。
まず、情報処理装置102に電源が投入されると、ブート制御部110がブート先情報記憶部130に記憶されているブート先情報をチェックする(ステップS401)。ブート先情報が第1のブート先140に設定されている場合(ステップS402において“第1のブート先”)は、ブート制御部110が第1のブート先140からブートを実行する。これにより、展開されたOSによる情報処理装置102の稼働が開始する(ステップS403)。ブート先情報がネットワークブートとなっていた場合(ステップS402において“ネットワークブート”)の動作については後述する。
OSの起動後、ブート先設定部150がブート先情報をネットワークブートに設定する(ステップS404)。これにより、以降、再びブート先情報が設定されるまでに強制的なシャットダウン等の異常終了が起こった場合は、ブート先情報はネットワークブートに設定されたままとなる。ステップS404はOSの起動後すぐに、またはOSの起動と同時に実行されてもよい。
さて、OSの稼働中、特定のイベントが発生し、イベント検知部120が検知した場合は(ステップS405において“検知”)、イベント検知部120はイベントの発生情報をブートイメージ提供装置202へ向けて報知する(ステップS406)。ブートイメージ提供装置202内の受信部210が報知を受信すると、選択部220は報知されたイベントの種類に関連づけられるブートイメージ242を選択し、当該ブートイメージを選択したことを表す選択情報222を記憶する(ステップS407)。
イベント検知部120は、特定のイベントの監視を、所定の終了方法によりOSが終了する処理(ステップS408においてYES)に移行するまで継続して行う。イベントの検知の度に報知(ステップS406)とブートイメージの選択(ステップS407)が行われる。ただし、同じイベントが検知された場合は上記のステップは省略されてもよい。また、イベントの検知がなかった場合(ステップS405において“未検知”)は、報知(ステップS406)は行われない。
所定の終了方法によりOSが終了する処理に移行すると(ステップS408においてYES)、通知部160は、OSが正常に終了することを表す正常終了通知をブートイメージ提供装置202に向けて送信する(ステップS409)。ブート先設定部150は、OSが所定の終了方法によって終了することを検知したとき、OSの起動以降に1度もイベントの検知がなかった場合(ステップS410においてNO)にはブート先情報記憶部130のブート先情報を第1のブート先140に設定する(ステップS411)。少なくとも1度のイベントの検知があった場合(ステップS410においてYES)にはブート先情報を変更せず、ネットワークブートのままにする。ステップS409とステップS411の順序は問わない。上記処理が終わると、所定の終了方法が進行し、OSは終了し(ステップS412)、情報処理装置102が停止する(ステップS413)。
以上の動作によれば、OSの起動後、特定のイベントが発生せず、平常の終了方法によりOSが終了し情報処理装置102が停止する場合にのみ、ブート先情報が第1のブート先140に設定される。特定のイベントが発生した場合は、ブート先情報はネットワークブートに設定された状態となる。したがって、特定のイベントの有無によって次の起動のブート先が自動で切り替わる。
続いて、情報処理装置102を再び起動した際に、ブート先情報がネットワークブートとなっていた場合(ステップS402において“ネットワークブート”)の動作を説明する。
まずブート制御部110がブートイメージ提供装置202にネットワークブートの要求を行い、ブートイメージ提供装置202の受信部210が要求を受信する。提供部230は選択部220が示す選択情報222に基づいて、提供するブートイメージ242をブートイメージ格納部240から読み出す。この時、受信部210がイベントを最後に受信してからこれまでの時点で正常終了通知を受信していない(ステップS421においてNO)場合、または、選択情報222が記録されていない(すなわち、ブートイメージ242がイベントの検知によって選択されていない)場合(ステップS422においてNO)には、提供部230は、所定のブートイメージ242Aを読み出して提供する(ステップS423)。受信部210が正常終了通知を受信していた場合(ステップS421においてYES)かつ選択情報222があった場合(ステップS422においてYES)には、提供部230は選択情報222が示すブートイメージ242を読み出し、読み出したブートイメージ242を情報処理装置102に提供する(ステップS424)。
情報処理装置102では、ブート制御部110が、提供されたブートイメージ242を使用してブートを実行し、それによって保守処理が実行される(ステップS425)。
保守処理が完了したら、ブート先設定部150は、ブート先情報を第1のブート先140に設定する(ステップS426)。そして、情報処理装置102は再起動する(ステップS427)。
<効果>
第2の実施形態の効果を述べる。
本実施形態によれば、情報処理装置102における特定のイベントを検知し、検知した場合にネットワークブートを実行する処理を情報処理装置102に実行させることができる。
このとき、ブートイメージ提供装置202側では、前回発生したイベントに関連づけられた保守処理を実行可能にするブートイメージ242を選択しているため、情報処理装置102の次の起動の際に適切な保守処理を実行させることができる。
この構成によって、軽微な障害や人の手による保守作業が本来必要でない保守処理は人の手を介さずに適切に実行される。そのため、人の手が介する手間、およびヒューマンエラーによるリスクを抑えることができる。
また、保守処理はネットワークブートによって実行可能になるため、そのネットワークブートを利用できる複数の情報処理装置に対して、同様に適切なブートを実行させるように構成することが可能である。各情報処理装置は個別に保守処理を行うツールを設定したりインストールしたりする必要がなく、コストが削減できるという利点を持つ。
なお、正常終了通知の受信によってはじめて所定のブートイメージ242Aが選択されなくなるので、情報処理装置102が予期しないOSの障害等によって異常終了した場合には必ず所定のブートイメージ242Aが起動する。所定のブートイメージがOS障害の診断ツールを実行可能にするブートイメージであれば、異常終了後の起動においてOSの障害があるにも関わらず他の保守ツール等を起動させてしまうことを防ぐことができる。
<<第3の実施形態>>
次に、本発明の第3の実施形態として、第2の実施形態をさらに具体化した例を示して説明する。
<構成>
図5は、第3の実施形態の情報処理システムの構成を表すブロック図である。
本実施形態の情報処理システム3は、第2の実施形態と同様、情報処理装置103と、ブートイメージ提供装置203とを含む。情報処理装置103とブートイメージ提供装置203とは、管理装置400が管理する通信ネットワーク300を介して通信可能に接続される。
情報処理装置103は、ブート制御部110、管理コントローラ122、不揮発性メモリ132、ブートデバイス142、情報処理部152、メモリ172を備える。
ブート制御部110は第2の実施形態と同様、情報処理装置103のブートを実行する。ブート制御部110は、ブート先情報であるブートエントリ134を参照して、ブートエントリ134が示すブート先からブートイメージを読み出し、情報処理部152のメインメモリ154に展開させることで、CPU(Central Processing Unit)156による情報処理装置103の制御を実行可能にする。
ブートエントリ134は、どのようなブートを行うかを示す情報である。例えば、内蔵ディスクからのブート/DVDドライブからのブート/BIOSメニューの起動/ネットワーク経由のブート等の、ブート制御部が実行しうる方法のうち、優先的に実行すべき方法を表す。ブートエントリ134は、不揮発性メモリ132に記録される。ブートエントリ134は、例えば図示しない書き換え部により、書き換え命令を行うソフトウェアの命令に従って書き換えられる。本実施形態では、管理コントローラ122および情報処理部152が書き換え命令を行う機能を有する。
平常時のブート先(第1のブート先)として、ブートデバイス142が用いられる。ブートデバイス142は、情報処理装置103をサーバとして機能させるOSを起動するブートイメージであるOSイメージ144を格納する。
イベント検知手段は、本実施形態では情報処理装置103の管理コントローラ122、および監視プロセス124である。管理コントローラ122は、情報処理装置103を管理する、OSとは独立したハードウェアであり、情報処理装置103が通電されていれば、OSの状態に関係なく動作可能である。監視プロセス124は、情報処理装置103のブートデバイス142からのブートにより起動するOSにより動作するソフトウェアである。管理コントローラ122および監視プロセス124は、特定のイベントが検知された場合に、ブートイメージ提供装置203にそのイベントの発生情報(内容や種類等)を報知する機能を有する。
情報処理部152は、OSが所定の終了方法で終了する際に、ブートイメージ提供装置203に向けて正常終了通知を送信する。
本実施形態では、イベントフラグ174という変数を用いる。イベントフラグ174は、OSの動作中に特定のイベントが発生したか否かを示す変数であり、たとえば“1”か“0”のブーリアン変数である。イベントフラグ174は読み書き可能なメモリ172に記録され、監視プロセス124によるイベントの検知によって値が書き換えられる。値の書き換えは、例えば情報処理部152によって行われる。
ブートイメージ提供装置203は、第2の実施形態と同様に、受信部210、選択部220、提供部230、ブートイメージ格納部240を有する。
ブートイメージ格納部240には、情報処理装置103に関する診断や更新等の保守処理を実行することを可能とするブートイメージ242が格納されている。各ブートイメージ(図5では242A〜242E。数は5つに制限されない)は、情報処理装置103に保守処理を実行させる保守ツールを起動するコードを含んでいる。保守ツールはたとえば、様々な種類の診断ツール、OS復旧ツール、ファームウェア更新ツールなどのプログラムである。図5においては便宜上、各ブートイメージ242A〜242Eを、そのブートイメージが実行させる保守ツールの名前で代表させて表示している。
選択部220は、本実施形態では優先情報224を保持する。優先情報224は、情報処理装置103に提供するブートイメージ242の優先度を記録した情報で、選択部220や提供部230によって読み書き可能である。図12は優先情報224の例である。優先度は各ブートイメージ242に優先度を表す数値を関連づけることで記録される。本実施形態では、優先度の数値が大きいブートイメージほど優先して提供される。何もイベントが起きていない状態(デフォルト)においては、所定のブートイメージ242Aには最優先の値である“99”が割り当てられ、他のブートイメージには“0”が割り当てられる。所定のブートイメージ242Aはたとえば、OSのストール障害に対する保守処理を行う診断ツールIを実行可能にするブートイメージである。
提供部230は優先情報224を参照し、優先度の値が最も高いブートイメージ242を特定し、特定したブートイメージ242をブートイメージ格納部240から読み出し、情報処理装置103のブート制御部110に向けて送信する。
<動作>
次に、第3の実施形態の情報処理システムの動作の例を、図6を参照しながら説明する。図6は、第3の実施形態の情報処理システムの動作を表すフローチャートである。
まず、情報処理装置103に電源が投入されると、後述するブート前処理(ステップS601)という段階を経て、ブート制御部110の動作が始まる。ブート制御部110は、不揮発性メモリ132に記憶されているブートエントリ134をチェックし(ステップS602)、ブートエントリ134が示すブート先からブートを実行する。ブートエントリ134の初期値としてブートデバイス142が指定されているとすると(ステップS603において“ブートデバイス142”)、ブート制御部110は、ブートデバイス142のOSイメージ144を情報処理部152のメインメモリ154に展開する。展開されたOSの制御によってCPU156が動作する(ステップS604)。ブートエントリ134がネットワークブートとなっていた(ステップS603において“ネットワークブート”)場合の処理(ステップS620)については後述する。
OSの起動後、ブートエントリ134はネットワークブートに設定され(ステップS605)、メモリ172内のイベントフラグ174の値は“0”に設定される(ステップS606)。これら設定の指示は、起動したOSが行ってもよいし、OSの起動を検知した他のソフトウェアまたはハードウェアが行ってもよい。また、ステップS605とステップS606の順序は問わない。
OSの運用中は監視プロセス124が常に情報処理装置103の異常を監視する。特定のイベントが発生して、監視プロセス124がその発生を検知した場合(ステップS607において“検知”)、情報処理部152は、イベントフラグ174の値を“1”に変更し(ステップS608)、ブートイメージ提供装置203へ向けてイベントの発生情報を報知する(ステップS609)。
このとき、フローチャート中には図示しないが、発生情報はブートイメージ提供装置203内の受信部210により受信される。選択部220は報知されたイベントの種類に関連付けられるブートイメージ242を特定し、当該ブートイメージの優先度を書き換える。書き換え方法は後述する。
監視プロセス124は、特定のイベントの監視を、所定の終了方法によりOSが終了する処理(ステップS610においてYES)に移行するまで継続して行う。イベントの検知の度に報知(ステップS609)が行われる。ただし、イベントフラグの値がすでに“1”である場合は、情報処理部152は値を操作する必要はない。また、同じイベントが検知された場合は上記のステップは省略されてもよい。また、イベントの検知がなかった場合(ステップS610においてNO)はステップS608およびステップS609は行われない。
所定の終了方法によりOSが終了する処理に移行すると(ステップS610においてYES)、後述するOS終了処理(ステップS611)が行われた後、情報処理装置103が停止する(ステップS612)。
次に、それぞれの処理の内容について詳細に説明する。
(OS終了処理)
続いて、OS終了処理(ステップS611)について説明する。図7は、OS終了処理の詳細を表すフローチャートである。
OSが所定の終了方法により正常に動作を終了する場合、情報処理部152は、完全に終了する前に正常終了通知をブートイメージ提供装置203に送信する(ステップS701)。このとき、フローチャート中には図示しないが、正常終了通知はブートイメージ提供装置203の受信部210により受信される。通知の受信を確認した選択部220は優先情報224を書き換える。書き換え方法は後述する。そして、OSは、イベントフラグ174の値をチェックし(ステップS702)、値が“0”であれば(ステップS703において“0”)ブートエントリ134を初期設定のブート先であるブートデバイス142に設定し(ステップS704)、値が“1”であれば(ステップS703において“1”)ブートエントリ134をネットワークブートのまま変更せずに、動作を終了する(ステップS705)。
(ネットワークブート処理)
次に、ブートエントリ134がネットワークブートに設定されていた場合の処理であるネットワークブート処理(ステップS620)について説明する。図8は、ネットワークブート処理の詳細を表すフローチャートである。説明の便宜上、情報処理装置103における動作とブートイメージ提供装置203における動作を分けて表示している。
情報処理装置103のブートにおいてネットワークブートが選択された場合、ブート制御部110はブートイメージ提供装置203にネットワークブートの要求を送信する(ステップS801)。ブートイメージ提供装置203では受信部210が要求を受信する(ステップS802)。この要求に従って、提供部230が選択部220に記憶されているブートイメージの優先情報224を参照して、最優先に設定されているブートイメージ242をブートイメージ格納部240から読み出す(ステップS803)。提供部230は、読み出したブートイメージを情報処理装置103に提供する(ステップS804)。
例として、診断ツールIIを実行可能にするブートイメージ242Bが提供される場合を説明する。情報処理装置103は提供されたブートイメージ242Bを使用してブートを実行する(ステップS805)。ブートイメージ242Bが展開されることによって、情報処理装置103では診断ツールIIが実行可能になる(ステップS806)。ツールを実行する情報処理部152は、診断ツールIIによる診断の結果、診断対象に異常があると判断された場合(ステップS807において“有”)は管理装置400の管理者へ異常の発生を通報し(ステップS808)、情報処理装置103を停止させる(ステップS809)。診断対象に異常が無いと判断された場合(ステップS807において“無”)は、情報処理部152は、正常終了通知を送信し(ステップS810)、ブートエントリ134をブートデバイス142に設定し(ステップS811)、診断ツールを終了して(ステップS812)、情報処理装置103を再起動させる(ステップS813)。
提供されるブートイメージ242により実行可能になるプログラムが、診断を伴わない保守ツールである場合は、ステップS807は省略されてもよい。すなわち、情報処理部152は、当該ツールによる情報処理装置103の保守作業が正常に終了した際に正常終了通知を送信し、ブートエントリ134をブートデバイス142に設定し、情報処理装置103を再起動させればよい。
なお、ブートイメージの優先情報224が2つ以上のブートイメージを指定していた場合は、提供部230は優先順位の高いブートイメージを提供すればよい。このとき、提供部230は未提供のブートイメージがあることを示す信号を情報処理装置103に向けて送信する。信号を受け取った情報処理装置103は、1つ目の保守ツールの実行終了後、ブートエントリ134をブートデバイス142に設定するステップS811を省略して情報処理装置103を再起動させる。あるいは情報処理装置103は、ブートエントリ134を変更せず再起動もせずに、次のネットワークブート要求を送信してもよい。
(ブート前処理)
次に、ブート前処理(ステップS601)について説明する。図9は、ブート前処理の詳細を表すフローチャートである。
情報処理装置103への電源投入後、ブート制御部110の動作が開始する前に、情報処理装置103はハードウェアセルフテストやPOST(Power On Self Test)などの簡易診断を行う(ステップS901)。この簡易診断の過程で情報処理装置103の障害が有った場合(ステップS902)は、管理コントローラ122が、その障害を検知する(ステップS903)。管理コントローラ122は、障害を検知すると、ブートエントリ134をネットワークブートに設定し(ステップS904)、ブートイメージ提供装置203へ障害の発生情報を報知する(ステップS905)。このとき、フローチャート中には図示しないが、発生情報はブートイメージ提供装置203内の受信部210により受信される。選択部220は報知されたイベントの種類に関連付けられるブートイメージ242を特定し、当該ブートイメージの優先度を書き換える。情報処理装置103側では、障害が検知されなくなったら簡易診断を終了する(ステップS906)。
(優先情報224の書き換え)
ブートイメージ提供装置203における、ブートイメージ242の優先情報224の書き換えの例を説明する。
図10は優先情報224の書き換えの流れを示すフローチャートである。
選択部220または提供部230が優先情報224を書き換えるタイミングは、イベントの発生情報を受信した時、正常終了通知を受信した時、および、ブートイメージ242を情報処理装置103に提供した時である。
優先情報224は、初期設定として、図12で示されるように、所定のブートイメージ242Aが“99”、他のブートイメージが“0”と設定されている。
一例として、OSの運用中にメモリ関連障害とI/Oインタフェース障害が検知され、その後OSが正常に終了し、次のネットワークブートによりブートイメージが提供された場合の、優先情報224の書き換えの流れを、図10に沿って説明する。
情報処理装置103側でメモリ関連障害が検知され、ブートイメージ提供装置203の受信部210がその発生情報を受信すると(ステップS1001において“受信”)、選択部220は報知されたイベントの種類に関連づけられるブートイメージであるブートイメージ242Bを選択する。すなわち、選択部220は関連づけられるブートイメージ242Bの優先度を設定する(ステップS1002)。当該ブートイメージの優先度は、所定のブートイメージ242A以外のブートイメージの中で最優先になるように設定される。この例では所定のブートイメージ242A以外のブートイメージはすべて優先度が“0”であるため、ブートイメージ242Bの優先度は“1”に書き換えられる。次に、受信部210がI/Oインタフェース障害の発生情報を受信する(ステップS1001において“受信”)と、選択部220は報知されたイベントに関連づけられるブートイメージ242Cを選択する(ステップS1002)。すなわち、ブートイメージ242Cの優先度は“0”から“2”に書き換えられる。
その後、受信部210が正常終了通知を受信した場合(ステップS1003において“受信”)は、受信部210は所定のブートイメージ242A以外に優先度が“1”以上のブートイメージがあるか否かを確認する。優先度が“1”以上のブートイメージがあれば(ステップS1004においてYES)、受信部210は、所定のブートイメージ242Aの優先度を“99”から“0”に書き換える。優先度1以上のブートイメージが無ければ書き換えは行われない。情報処理装置103の再起動後、ブート制御部110はネットワークブートの要求を行い、受信部210がその要求を受信する(ステップS1006において“受信”)。提供部230は優先情報224を参照し、優先度が“1”以上の最も高い数字を示すブートイメージを特定して提供する(ステップS1007)。この例ではブートイメージ242Cの優先度を示す“2”がすべての優先度の値の中で最も高いため、ブートイメージ242Cが提供される。このとき、提供部230はブートイメージ242Cの優先度を“0”に書き換える。また、提供部230は優先度が“1”以上の(すなわち、未提供の)ブートイメージ242があるか否かをチェックする(ステップS1008)。ブートイメージ242Bの優先度が“1”である(ステップS1008においてYES)ため、提供部230は未提供のブートイメージがあることを示す信号をブート制御部110に送信する(ステップS1009)。動作が一旦終了して再び開始に戻る。情報処理装置103の診断結果に異常がなければ再びネットワークブートの要求が送信されるため、イベント発生情報および正常終了通知がないまま受信部210が再びネットワークブートの要求を受信する(ステップS1006において“受信”)。提供部230は、優先度が最も高いブートイメージ242Bを提供し、ブートイメージ242Bの優先度を“0”にする(ステップS1007)。このとき、優先度が“1”以上のブートイメージがなくなる(ステップS1008においてNO)ため、選択部220または提供部230は、所定のブートイメージ242Aの優先度を“99”に設定する(ステップS1010)。
このような動作により、必要なブートイメージの提供がすべて遂行される。また、予期しない障害(OSストール障害)の発生による異常終了の場合には、常に所定のブートイメージ242Aが提供される。
<効果>
第3の実施形態の情報処理システムの効果を述べる。
本実施形態により、情報処理装置103における特定のイベントを検知し、検知した場合に検知されたイベントに関連づけられる保守処理を実行可能にするブートイメージを使用してブートするネットワークブートを情報処理装置103が実行するという動作が実現する。
本実施形態は第2の実施形態と同様の効果を提供する。また、ブート前の簡易診断時の障害に対しても情報処理装置103は適切な保守処理を実行することができるため、より保全性の高いシステムが実現する。
さらに、管理者への通報および装置の停止は、診断ツールの実行により異常と判定されて初めて行われるため、人的コストを抑制することができ、MTTRが向上する。
以上、説明した本発明の各実施形態において、各装置の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部または全部は、例えば図13に示すようなコンピュータ1300とプログラムとの可能な組み合わせにより実現される。コンピュータ1300は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)1301
・ROM(Read Only Memory)1302
・RAM(Random Access Memory)1303
・RAM1303にロードされるプログラム1304Aおよび各種記憶情報1304B
・プログラム1304Aおよび各種記憶情報1304Bを格納する記憶装置1305
・記録媒体1306の読み書きを行うドライブ装置1307
・通信ネットワーク1309と接続する通信インタフェース1308
・データの入出力を行う入出力インタフェース1310
・各構成要素を接続するバス1311
各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム1304AをCPU1301が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム1304Aは、例えば、予め記憶装置1305やRAM1303に格納されており、必要に応じてCPU1301が読み出す。なお、プログラム1304Aは、通信ネットワーク1309を介してCPU1301に供給されてもよいし、予め記録媒体1306に格納されており、ドライブ装置1307が当該プログラムを読み出してCPU1301に供給してもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ別個のコンピュータ1300とプログラムとの可能な組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータ1300とプログラムとの可能な組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、その他の汎用または専用の回路、コンピュータ等やこれらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。
各装置の各構成要素の一部または全部は、図14および図15のように、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
図14は、第1の実施形態の情報処理システムの各構成要素を回路で構成した場合を表すブロック図である。第1の実施形態の情報処理システムにおいて、ブート制御回路1411はブート制御部110として機能する。イベント検知回路1412はイベント検知部120として機能する。
図15は、第2の実施形態の情報処理システムの各構成要素を回路で構成した場合を表すブロック図である。第2の実施形態の情報処理システムにおいて、ブート制御回路1511はブート制御部110として機能する。イベント検知回路1512はイベント検知部120として機能する。ブート先情報記憶回路1513はブート先情報記憶部130として機能する。ブートイメージ記憶回路1514はブートイメージ記憶部140として機能する。ブート先設定回路1515はブート先設定部150として機能する。通知回路1516は通知部160として機能する。受信回路1521は受信部210として機能する。選択回路1522は選択部220として機能する。提供回路1523は提供部230として機能する。ブートイメージ格納回路1524はブートイメージ格納部240として機能する。
各装置の各構成要素の一部または全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合には、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、コンピュータや回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
本願発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記実施形態の一部または全部は以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
<<付記>>
[付記1]
特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段と、
前記イベントが検知された場合に、次のブート時に、保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートするブート制御手段と、
を備える情報処理装置。
[付記2]
前記イベント検知手段は、検知した前記イベントの種類を判別し、
前記ブート制御手段は、検知された前記イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記イベント検知手段は、前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムにより動作するソフトウェアである、付記1または2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記イベント検知手段は、前記情報処理装置のブート前に発生した前記イベントを検知するコントローラである、付記1または2に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記保守処理は、前記情報処理装置の正常または異常を判断し、正常と判断した場合は前記情報処理装置の次のブート時のブート先を第1のブート先に設定して前記情報処理装置を再起動させ、異常と判断した場合は前記情報処理装置の管理者に当該異常の発生を通報し前記情報処理装置を停止させる、判断処理を含む、付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[付記6]
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記イベントを検知した前記イベント検知手段から当該イベントの種類を受信する受信手段と、当該イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージを選択する選択手段と、該選択したブートイメージを提供する提供手段と、を備えるブートイメージ提供装置と、
を含み、
前記ブート制御手段は、前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記提供手段により提供される前記ブートイメージを使用してブートする、
情報処理システム。
[付記7]
前記情報処理装置のブート先を指定する情報を格納するブート先情報記憶手段と、
前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムの起動後に、前記ブートイメージ提供装置を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込み、前記オペレーティングシステムが所定の終了方法によって終了することを検知したとき、前記オペレーティングシステムの起動以降前記イベント検知手段による前記イベントの検知がなかった場合は、前記第1のブート先を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込む、ブート先設定手段と、
を備え、
前記選択手段は、前記受信手段が受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択し、該選択した選択情報を記録し、
前記受信手段は、前記情報処理装置からのネットワークブートの要求を受信し、
前記提供手段は、前記受信手段が前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記選択情報が示すブートイメージを提供し、前記選択情報が記録されていない場合は所定の前記ブートイメージを提供する、
付記6に記載の情報処理システム。
[付記8]
前記情報処理装置は、
前記オペレーティングシステムの所定の終了方法による終了時に、正常終了通知を前記受信手段に送信する通知手段を備え、
前記提供手段は、前記受信手段が前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記イベントの最後の受信以降前記正常終了通知を受信していない場合には所定の前記ブートイメージを提供する、
付記7に記載の情報処理システム。
[付記9]
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置からネットワークブートの要求を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記要求を受信すると、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージを前記情報処理装置に提供する提供手段と
を備えるブートイメージ提供装置。
[付記10]
前記受信手段は、前記イベントの種類を受信し、
前記ブートイメージ提供装置は、前記受信手段が受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択する選択手段をさらに備え、
前記提供手段は、前記受信手段が前記要求を受信すると、前記選択手段によって選択された前記ブートイメージを前記情報処理装置に提供する、
付記9に記載のブートイメージ提供装置。
[付記11]
情報処理装置のイベントの発生を検知し、
前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
情報処理方法。
[付記12]
前記イベントの種類を判別し、
検知した前記イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
付記11に記載の情報処理方法。
[付記13]
前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムにより動作するソフトウェアが前記イベントを検知する、付記11または12に記載の情報処理方法。
[付記14]
前記情報処理装置のブート前に発生した前記イベントを検知するコントローラが前記イベントを検知する、付記11または12に記載の情報処理方法。
[付記15]
前記保守処理は、前記情報処理装置の正常または異常を判断し、正常と判断した場合は前記情報処理装置の次のブート時のブート先を第1のブート先に設定して前記情報処理装置を再起動させ、異常と判断した場合は前記情報処理装置の管理者に当該異常の発生を通報し前記情報処理装置を停止させる、判断処理を含む、
付記11から14のいずれか一項に記載の情報処理方法。
[付記16]
ブートイメージ提供装置が、
付記11から15のいずれか一項に記載の情報処理方法を実行する情報処理装置から当該イベントの種類を受信し、当該イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージを選択して提供し、
前記情報処理装置が、
前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記ブートイメージ提供装置により提供される前記ブートイメージを使用してブートする、
情報処理方法。
[付記17]
前記ブートイメージ提供装置が、前記情報処理装置のブート先を指定する情報をブート先情報記憶手段に格納し、
前記情報処理装置が、
前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムの起動後に、前記ブートイメージ提供装置を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込み、前記オペレーティングシステムが所定の終了方法によって終了することを検知したとき、前記オペレーティングシステムの起動以降前記イベントの検知がなかった場合は、前記第1のブート先を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込み、
前記ブートイメージ提供装置は、
受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択し、該選択した選択情報を記録し、
前記情報処理装置からの検知された前記イベントの種類および前記情報処理装置からのネットワークブートの要求を受信し、
前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記選択情報が示すブートイメージを提供し、前記選択情報が記録されていない場合は所定の前記ブートイメージを提供する、
付記16に記載の情報処理方法。
[付記18]
前記情報処理装置は、
前記オペレーティングシステムの所定の終了方法による終了時に、正常終了通知を前記ブートイメージ提供装置に送信し、
前記ブートイメージ提供装置は、
前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記イベントの最後の受信以降前記正常終了通知を受信していない場合には所定の前記ブートイメージを提供する、
付記17に記載の情報処理方法。
[付記19]
付記11から15のいずれか一項に記載の情報処理方法を実行する情報処理装置からネットワークブートの要求を受信し、
前記要求を受信すると、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージを前記情報処理装置に提供する
ブートイメージ提供方法。
[付記20]
前記イベントの種類を受信し、
前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択し、
前記要求を受信すると、選択した前記ブートイメージを前記情報処理装置に提供する
付記19に記載のブートイメージ提供方法。
[付記21]
コンピュータに、前記コンピュータを含む情報処理装置における特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段から前記イベントの検知を受信する処理と、前記検知を受信した場合に、次の前記情報処理装置のブート時に保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートするブート制御処理と、を実行させるプログラム。
[付記22]
前記イベント検知手段は前記イベントの種類を判別し、
前記ブート制御処理は、前記コンピュータに、前記イベント検知手段が検知した前記イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
付記21に記載のプログラム。
[付記23]
前記イベント検知手段は、前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムにより動作するソフトウェアである、付記21または22に記載のプログラム。
[付記24]
前記イベント検知手段は、前記情報処理装置のブート前に発生した前記イベントを検知するコントローラである、付記21または22に記載のプログラム。
[付記25]
前記保守処理は、前記情報処理装置の正常または異常を判断し、正常と判断した場合は前記情報処理装置の次のブート時のブート先を第1のブート先に設定して前記情報処理装置を再起動させ、異常と判断した場合は前記情報処理装置の管理者に当該異常の発生を通報し前記情報処理装置を停止させる、判断処理を含む
付記21から24のいずれか一項に記載のプログラム。
[付記26]
付記21から25のいずれか一項に記載のプログラムを実行するコンピュータを含む前記情報処理装置に、
前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムの起動後に、ネットワークブートを前記ブート先として指定する前記情報をブート先情報記憶手段に書き込む処理と、
前記オペレーティングシステムが所定の終了方法によって終了することを検知したとき、前記オペレーティングシステムの起動以降前記イベント検知手段による前記イベントの検知がなかった場合は、前記第1のブート先を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込む処理と、
を実行させるプログラム。
[付記27]
ブートイメージ提供装置に、
付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置からネットワークブートの要求を受信する受信処理と、
前記要求を受信すると、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージを前記情報処理装置に提供する提供処理と、
を実行させるプログラム。
[付記28]
前記受信処理は前記イベントの種類を受信し、
前記プログラムは、前記ブートイメージ提供装置に、受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択する選択処理を実行させ、
前記提供処理は、前記受信処理で前記要求を受信すると、前記選択処理で選択した前記ブートイメージを前記情報処理装置に提供する、
付記27に記載のプログラム。
[付記29]
前記選択処理は、前記受信処理で受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択し、該選択した選択情報を記録し、
前記提供処理は、前記受信処理が前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記選択情報が示すブートイメージを提供し、前記選択情報が記録されていない場合は所定の前記ブートイメージを提供する、
付記28に記載のプログラム。
[付記30]
前記提供処理は、前記受信処理が、付記26に記載のプログラムを実行する情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記イベントの最後の受信以降に、前記オペレーティングシステムの所定の終了方法による終了時に正常終了通知を送信する通知手段から、当該正常終了通知を受信していない場合には、所定の前記ブートイメージを提供する、
付記27から29のいずれか一項に記載のプログラム。
1 情報処理システム
2 情報処理システム
3 情報処理システム
101 情報処理装置
102 情報処理装置
103 情報処理装置
110 ブート制御部
120 イベント検知部
122 管理コントローラ
124 監視プロセス
130 ブート先情報記憶部
132 不揮発性メモリ
134 ブートエントリ
140 ブートイメージ記憶部(第1のブート先)
142 ブートデバイス
144 OSイメージ
150 ブート先設定部
152 情報処理部
154 メインメモリ
156 CPU
160 通知部
172 メモリ
174 イベントフラグ
201 ブートイメージ提供装置
202 ブートイメージ提供装置
203 ブートイメージ提供装置
210 受信部
220 選択部
222 選択情報
224 優先情報
230 提供部
240 ブートイメージ格納部
242 ブートイメージ
300 通信ネットワーク
400 管理装置
1300 コンピュータ
1301 CPU
1302 ROM
1303 RAM
1304A プログラム
1304B 各種記憶情報
1305 記憶装置
1306 記録媒体
1307 ドライブ装置
1308 通信インタフェース
1309 通信ネットワーク
1310 入出力インタフェース
1311 バス
1411 ブート制御回路
1412 イベント検知回路
1511 ブート制御回路
1512 イベント検知回路
1513 ブート先情報記憶回路
1514 ブートイメージ記憶回路
1515 ブート先設定回路
1516 通知回路
1521 受信回路
1522 選択回路
1523 提供回路
1524 ブートイメージ格納回路

Claims (10)

  1. 特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段と、
    前記イベントが検知された場合に、次のブート時に、保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートするブート制御手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記イベント検知手段は、検知した前記イベントの種類を判別し、
    前記ブート制御手段は、検知された前記イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記イベント検知手段は、前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムにより動作するソフトウェアである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記イベント検知手段は、前記情報処理装置のブート前に発生した前記イベントを検知するコントローラである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記保守処理は、前記情報処理装置の正常または異常を判断し、正常と判断した場合は前記情報処理装置の次のブート時のブート先を第1のブート先に設定して前記情報処理装置を再起動させ、異常と判断した場合は前記情報処理装置の管理者に当該異常の発生を通報し前記情報処理装置を停止させる、判断処理を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記イベントを検知した前記イベント検知手段から当該イベントの種類を受信する受信手段と、当該イベントの種類に関連づけられた前記保守処理を実行可能にするブートイメージを選択する選択手段と、該選択したブートイメージを提供する提供手段と、を備えるブートイメージ提供装置と、
    を含み、
    前記ブート制御手段は、前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記提供手段により提供される前記ブートイメージを使用してブートする、
    情報処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置のブート先を指定する情報を格納するブート先情報記憶手段と、
    前記情報処理装置の第1のブート先からのブートにより起動するオペレーティングシステムの起動後に、前記ブートイメージ提供装置を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込み、前記オペレーティングシステムが所定の終了方法によって終了することを検知したとき、前記オペレーティングシステムの起動以降前記イベント検知手段による前記イベントの検知がなかった場合は、前記第1のブート先を前記ブート先として指定する前記情報を前記ブート先情報記憶手段に書き込む、ブート先設定手段と、
    を備え、
    前記選択手段は、前記受信手段が受信した前記イベントの種類に関連づけられた前記ブートイメージを選択し、該選択した選択情報を記録し、
    前記受信手段は、前記情報処理装置からのネットワークブートの要求を受信し、
    前記提供手段は、前記受信手段が前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記選択情報が示すブートイメージを提供し、前記選択情報が記録されていない場合は所定の前記ブートイメージを提供する、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記情報処理装置は、前記オペレーティングシステムの所定の終了方法による終了時に、正常終了通知を前記ブートイメージ提供装置に送信する通知手段を備え、
    前記提供手段は、前記受信手段が前記情報処理装置から前記要求を受信したとき、前記イベントの最後の受信以降前記正常終了通知を受信していない場合には所定の前記ブートイメージを提供する、
    請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 情報処理装置における特定のイベントの発生を検知し、
    前記イベントが検知された場合に、前記情報処理装置の次のブート時に、前記情報処理装置の保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする、
    情報処理方法。
  10. コンピュータに、前記コンピュータを含む情報処理装置における特定のイベントの発生を検知するイベント検知手段から前記イベントの検知を受信する処理と、前記検知を受信した場合に、次の前記情報処理装置のブート時に保守処理を実行可能にするブートイメージをネットワーク経由で使用してブートする処理と、を実行させるプログラム。
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