JP2017060898A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データ圧縮においてデータ値の欠落を防止可能なX線CT装置の提供。
【解決手段】本実施形態に係るX線CT装置1は、X線管103とX線検出器107とを互いに対向して支持し、回転軸周りに回転可能な回転フレーム113と、X線検出器107からの出力に基づいて回転フレーム113の回転に応じて周期的に複数のデータセットを発生するデータセット発生部と、データセットにおいて同位相の2つのデータセット間の差分を計算することにより差分データセットを発生する差分データセット発生部135と、差分データセットにおけるデータ値と所定の閾値とを用いて差分データセットに対するデータ圧縮によるデータ値の欠落の有無を判定する判定部137と、データ値が無欠落であると判定された差分データセットを圧縮するデータ圧縮部139と、圧縮された差分データセットを記憶するデータセット記憶部141と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、データ圧縮可能なX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
従来、X線コンピュータ断層撮影装置(Computed Tomography:以下、X線CT装置と呼ぶ)により収集されるデータ量は、増加する傾向にある。このため、データ量を圧縮するデータ圧縮技術がある。例えば、X線CT装置は、周期的な複数のデータセットを収集する。周期的な複数のデータセットにおいて、差分をとることによりデータ圧縮が実行されることがある。具体的には、あるビュー(view)におけるデータセットは、前の回転数における同じビューのデータセットとほぼ同じであると期待される。このため、回転数が異なり、かつ同じビュー数の2つのデータセットに対して差分を実行することにより、データセットのデータ量を圧縮することができる。
また、例えば、フォトンカウンティング(Photon Counting)型のX線CT装置(以下、PCCT装置と呼ぶ)は、X線検出器からの出力に基づいて、同じビュー数における複数のエネルギー範囲にそれぞれ対応する複数のデータセットを発生する。PCCT装置は、同じビュー数であって、隣接する2つのエネルギー範囲にそれぞれ対応する2つのデータセットに対して差分をとることにより、データセットを圧縮することがある。
差分によりデータ圧縮を実行する場合、例えば、2バイト(Byte)から1バイトへ、差分により発生したデータ量を圧縮することがある。このとき、差分に関する2つのデータセット間におけるデータ量の変化が急峻であれば、データ圧縮によりデータ落ちが発生することがある。例えば、周期的な2つのデータセットにおいて、1周期目のデータセットが(523、753)、2周期目のデータセットが(551、620)である場合、1つ目のデータの変化、すなわち差分値は、(523−551=−28)である。2つ目のデータの変化、すなわち差分値は、(753−620=133)となる。すなわち、差分を表すデータセットは(−28、133)となる。1バイトでは−128から128までのデータ値しか表せないため、−28は1バイトで表現できるが、133は表現できない問題がある。すなわち、差分により発生されたデータ値133は、128として保存されてしまい、データの欠落が生じる問題がある。
目的は、データ圧縮において、データ値の欠落を防止することが可能なX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線管と前記X線を検出するX線検出器とを互いに対向して支持し、回転軸周りに回転可能な回転フレームと、前記X線検出器からの出力に基づいて、前記回転フレームの回転に応じて周期的に複数のデータセットを発生するデータセット発生部と、前記データセットにおいて、2つのデータセット間の差分を計算することにより、差分データセットを発生する差分データセット発生部と、前記差分データセットにおけるデータ値と所定の閾値とを用いて、前記差分データセットに対するデータ圧縮による前記データ値の欠落の有無を判定する判定部と、前記データ値が無欠落であると判定された前記差分データセットを圧縮するデータ圧縮部と、前記圧縮された差分データセットを記憶するデータセット記憶部と、を具備し、前記データセット各々は、前記X線検出器からの出力を複数のエネルギー範囲ごとに弁別した複数のエネルギー弁別データセットであること、を特徴とする。
図1は、第1の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成の一例を示す構成図である。 図2は、第1の実施形態に係り、データ圧縮装置の構成の一例を示す構成図である。 図3は、第1の実施形態に係り、回転フレームの1回転目における複数の純生データセットと、回転フレームの2回転目における複数の純生データセットとの差分により発生される複数の差分データセットの一例を示す模式図である。 図4は、第1の実施形態に係り、回転フレームの回転数に応じてデータセット記憶部に記憶された複数の純生データセットと、複数の圧縮データセットと、複数の差分データセットとの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係り、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、第1の本実施形態に係り、データセット展開再構成処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態における第1の変形例に係り、データ圧縮装置の構成を示す構成図である。 図8は、第1の実施形態における第1の変形例に係り、第1純生データセットと第2純生データセットとの差分により発生される複数の差分データセットの一例を示す模式図である。 図9は、第1の実施形態における第1の変形例に係り、回転フレームの回転数に応じてデータセット記憶部に記憶された複数の純生データセットと、圧縮された複数の欠落判定データセットと、欠落判定データセットに関する複数のビュー各々に対応する欠落データとの一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態における第1の変形例に係り、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態における第1の変形例に係り、データセット展開処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、第1の実施形態における第2の変形例に係り、隣接する2つのエネルギー範囲(第1、第2エネルギービン(energy bin))にそれぞれ対応する2つのエネルギー弁別データセット(ヒストグラムデータセット)と、これらの差分により発生される差分データセットの一例を示す模式図である。 図13は、第2の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す構成図である。 図14は、第2の実施形態に係り、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、第2の実施形態に係り、データセット展開処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)装置(X線CT装置ともいう)の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、X線コンピュータ断層撮影装置には、X線管とX線検出器とが一体として被検体の周囲を回転するRotate/Rotate−Type、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管のみが被検体の周囲を回転するStationary/Rotate−Type等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。また、医用画像を再構成するには被検体の周囲一周、360°分の投影データが、またハーフスキャン法でも180°+ファン角度分の投影データが必要とされる。いずれの再構成方式に対しても本実施形態へ適用可能である。また、入射X線を電荷に変化するメカニズムは、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し更にその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換形と、X線によるセレン等の半導体内での電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換形とが主流である。X線検出素子としては、それらのいずれの方式を採用してもよい。
さらに近年では、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置の製品化が進み、その周辺技術の開発が進んでいる。本実施形態においては、従来からの一管球型のX線コンピュータ断層撮影装置であっても、多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置であってもいずれも適用可能である。ここでは、一管球型として説明する。なお、X線コンピュータ断層撮影装置は、フォトンカウンティング型のX線CT装置であってもよい。
なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1の構成の一例を示す構成図である。X線コンピュータ断層撮影装置1は、架台部100と、データ展開部200と、前処理部300と、記憶部400と、再構成部500と、表示部600と、入力部700と、制御部800とを有する。
架台部100には、回転支持機構が収容される。回転支持機構は、回転フレーム113と、回転軸Zを中心として回転自在に回転フレーム113を支持するフレーム支持機構と、回転フレーム113の回転を駆動する回転駆動部117からなる。回転フレーム113には、高電圧発生器101と、X線管103と、X線を検出するX線検出器107と、X線検出器107に接続されたデータ収集回路(Data Aquition System:以下、DASと呼ぶ)115と、DAS115から出力された純生データを圧縮するデータ圧縮装置119とが搭載されている。
高電圧発生器101は、X線管103に印加する高電圧(以下、管電圧と呼ぶ)と、X線管103に供給する電流(以下、管電流と呼ぶ)とを発生する。高電圧発生器101は、後述する制御部800からスリップリング105を介して入力された制御信号に従って、管電圧と管電流とを発生する。
X線管103は、高電圧発生器101からの管電圧の印加および管電流の供給を受けて、X線の焦点からX線を放射する。X線管103は、多色X線を発生する。多色X線は、異なるエネルギーを有する単色X線からなる。
X線検出器107は、回転軸Zを挟んでX線管103に対向する位置およびアングルで、回転フレーム113に取り付けられる。X線検出器107は、複数のX線検出素子を有する。ここでは、単一のX線検出素子が単一のチャンネルを構成しているものとして説明する。複数のチャンネルは、回転軸Zに直交し、かつ放射されるX線の焦点を中心として、この中心から1チャンネル分のX線検出素子の受光部中心までの距離を半径とする円弧方向(チャンネル方向)とスライス方向との2方向に関して2次元状に配列される。2次元状の配列は、上記チャンネル方向に沿って一次元状に配列された複数のチャンネルを、スライス方向に関して複数列並べて構成される。このような2次元状のX線検出素子配列を有するX線検出器107は、略円弧方向に1次元状に配列される複数の上記モジュールをスライス方向に関して複数列並べて構成してもよい。また、X線検出器107は、複数のX線検出素子を1列に配列した複数のモジュールで構成されてもよい。このとき、モジュール各々は、上記チャンネル方向に沿って略円弧方向に1次元状に配列される。
撮影又はスキャンに際しては、X線管103とX線検出器107との間の円筒形の撮影領域109内に、被検体が天板111に載置され挿入される。X線検出器107の出力には、後述するDAS115が接続される。
DAS115は、X線検出器107の各チャンネルの電流信号を電圧に変換するI−V変換器と、この電圧信号をX線の曝射周期に同期して周期的に積分する積分器と、この積分器の出力信号を増幅するアンプと、このアンプの出力信号をディジタル信号変換するアナログ・ディジタル・コンバータとが、チャンネルごとに取り付けられている。DAS113は、X線検出器107からの出力に基づいて、(純生データ(pure raw data))を発生する。
具体的には、DAS115は、純生データを収集した時点におけるビュー角を表すデータ(以下、ビュー角データと呼ぶ)と関連付けて、複数のチャンネル各々の純生データを発生する。純生データとは、X線検出器107の出力に応じたデータ値の集合である。ここでは説明の便宜上、ワンショットで略同時に収集したビュー角が同一である全チャンネルにわたる一揃いの純生データを、純生データセットと称する。また、ビュー角は、X線管103が回転軸Zを中心として周回する円軌道の各位置を、回転軸Zから鉛直上向きにおける円軌道の最上部を0°として360°の範囲の角度で表したものである。なお、純生データセットの各チャンネルに対するデータ値は、回転フレーム113の回転数、ビュー角、コーン角、チャンネル番号によって識別される。
すなわち、DAS115は、X線検出器107からの出力に基づいて、純生データセットを発生する。以下、本実施形態において、DAS115をデータセット発生部と称する。データセット発生部115は、回転フレーム113の回転に応じて、周期的に複数の純生データセットを発生する。ここで、周期的に発生される複数の純生データセットとは、回転軸Z周りの回転フレーム113の回転に応じて、回転フレーム113の回転数が異なり、同一ビュー角の複数の純生データセットのことを指すものとする。データセット発生部115により発生された複数の純生データセットは、後述するデータ圧縮装置119に出力される。
データ圧縮装置119は、複数の純生データセットのうち、回転フレーム113の回転数が隣接し、かつ同位相すなわちビュー角が同一な2つの純生データセット間の差分を計算することにより、差分データセットを発生する。データ圧縮装置119は、回転フレーム113の回転数から1を減じた数に、ビュー数(360°/ビュー角管の角度)を乗じた数に対応する複数の差分データセットを発生する。
データ圧縮装置119は、差分データセットにおけるデータ量と所定の閾値とに基づいて、差分データセットに対するデータ圧縮によるデータ値の欠落の有無を判定する。データ圧縮装置119は、データ値が無欠落であると判定された差分データセットを圧縮する。データ圧縮装置は、差分データセットを圧縮した圧縮データセットを記憶する。データ圧縮装置119は、データ値が欠落すると判定された差分データセットを記憶する。データ圧縮装置119は、回転フレーム113の回転数が1回転目である複数の純生データセットを記憶する。記憶された純生データセット、差分データセット、圧縮データセット各々のヘッダには、データ圧縮の有無が記録されてもよい。
なお、データ圧縮装置119の詳細については、後程詳述する。
非接触データ伝送部121は、データ圧縮装置119に記憶された複数の純生データセットを、磁気送受信又は光送受信を用いて、非接触でデータ展開部200と前処理部300とに出力する。具体的には、非接触データ伝送部121は、圧縮データセットと差分データセットとを、データ展開部200に出力する。
データ展開部200は、圧縮データセットを差分データセットに展開する。データ展開部200は、同一ビュー角(同位相の)に関する純生データセットと差分データセットとに基づいて、差分データセットのビュー角に対応する純生データセットを発生する。すなわち、データ展開部200は、回転フレーム113の回転数ごと、およびビューごとに順次純生データセットを発生する。具体的には、データ展開部200は、回転フレーム113の回転数が1回転前であって展開された差分データセットと同位相(同一ビュー角)の純生データセットと展開された差分データセットとに基づいて、純生データセットを発生する。データ展開部200は、展開して発生された純生データセットを、後述する前処理部300に出力する。
なお、伝送された純生データセット、差分データセット、圧縮データセット各々のヘッダに圧縮の有無が記録されている場合、データ展開部200は、まず、ヘッダを読み込む。データ圧縮有りとしてヘッダに記録されている場合、データ展開部200は、圧縮データセットを差分データセットに展開する。次いで、データ圧縮部200は、展開された差分データセットと同位相の純生データセットと、展開された差分データセットとに基づいて、純生データセットを発生する。データ圧縮無しとしてヘッダに記録されている場合、データ圧縮部200は、伝送された差分データセットと同位相の純生データセットと、伝送された差分データセットとに基づいて、純生データセットを発生する。
前処理部300は、データ展開部200および非接触データ伝送部121から出力された純生データセットに対して前処理を施す。前処理には、例えばチャンネル間の感度不均一補正処理、X線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下または、信号脱落を補正する処理等が含まれる。前処理部300から出力された再構成処理直前のデータ(生データ(raw data)または、投影データと称される、ここでは投影データという)は、ビュー角データと関連付けられて、磁気ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリを備えた記憶部400に記憶される。すなわち、前処理部300は、複数のチャンネル各々の投影データを、ビュー角データと関連付けられて発生する。なお、投影データとは、被検体を透過したX線の強度に応じたデータ値の集合である。ここでは説明の便宜上、ワンショットで略同時に収集したビュー角が同一である全チャンネルにわたる一揃いの投影データを、投影データセットと称する。
記憶部400は、本X線コンピュータ断層撮影装置1の各種制御に関するプログラムを記憶する。例えば、記憶部400は、後述するデータセット展開再構成処理に関するプログラム、後述するデータセット圧縮機能に関するプログラムなどを記憶してもよい。記憶部400は、前処理部300により発生された複数の投影データセットを記憶する。記憶部400は、後述する再構成部500で再構成されたボリュームデータ、断層画像、任意断面の医用画像などの画像データを記憶する。なお、記憶部400は、後述する所定の閾値などを記憶してもよい。
再構成部500は、ビューアングルが360°又は180°+ファン角の範囲内の投影データセットに基づいて、フェルドカンプ法またはコーンビーム再構成法により、略円柱形の3次元画像(ボリュームデータ)を再構成する機能を有する。再構成部500は、例えばファンビーム再構成法(ファンビーム・コンボリューション・バックプロジェクション法ともいう)またはフィルタード・バックプロジェクション法により2次元画像(断層画像)を再構成する機能を有する。
フェルドカンプ法は、コーンビームのように再構成面に対して投影レイが交差する場合の再構成法である。フェルドカンプ法は、コーン角が小さいことを前提として畳み込みの際にはファン投影ビームとみなして処理し、逆投影はスキャンの際のレイに沿って処理する近似的画像再構成法である。コーンビーム再構成法は、フェルドカンプ法よりもコーン角のエラーが抑えられる方法として、再構成面に対するレイの角度に応じて投影データを補正する再構成法である。
再構成部500は、投影データセットに基づいて、ボリュームデータを再構成する。再構成部500は、ボリュームデータに基づいて、任意の断面の医用画像を発生する。
図示していないインターフェースは、本X線コンピュータ断層撮影装置1と電子的通信回線(以下、ネットワークと呼ぶ)とを接続する。ネットワークには、図示していない放射線部門情報管理システムおよび図示していない病院情報システムなどが接続される。
表示部600は、再構成部500により再構成された医用画像、X線コンピュータ断層撮影のために設定される条件などを表示する。
入力部700は、操作者からの各種指示・命令・情報・選択・設定を本X線コンピュータ断層撮影装置1に取り込む。取り込まれた各種指示・命令・情報・選択・設定は、後述する制御部800などに出力される。入力部700は、図示しないが、関心領域(ROI)の設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等を有する。
入力部700は、表示画面上に表示されるカーソルの座標を検出し、検出した座標を制御部800に出力する。なお、入力部700は、表示画面を覆うように設けられたタッチパネルでもよい。この場合、入力部700は、電磁誘導式、電磁歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を制御部800に出力する。
制御部800は、本X線コンピュータ断層撮影装置1の中枢として機能する。すなわち、制御部800は、本X線コンピュータ断層撮影装置1における各部を制御する。制御部800は、図示しないCPUとメモリとを備える。制御部800は、図示していないメモリに記憶された検査スケジュールデータと制御プログラムとに基づいて、X線コンピュータ断層撮影のために高電圧発生器101、および架台部100などを制御する。
具体的には、制御部800は、入力部700および図示していない放射線部門情報管理システムおよび図示していない病院情報システムなどから送られてくる操作者の指示などを、一時的に図示していないメモリに記憶する。制御部800は、メモリに一時的に記憶されたこれらの情報に基づいて、高電圧発生器101、および架台部100などを制御する。制御部800は、所定の画像発生・表示等を実行するための制御プログラムを、記憶部400から読み出して自身が有するメモリ上に展開し、各種処理に関する演算・処理等を実行する。
以下、本実施形態に係るデータ圧縮装置119について詳述する。
図2は、データ圧縮装置119の構成を示す構成図である。図2に示すように、データ圧縮装置119は、メモリ131と、データ圧縮制御部133と、差分データセット発生部135と、判定部137と、データ圧縮部139と、データセット記憶部141とを有する。
メモリ131は、回転フレーム113の1回転分に対応する複数のビュー角にそれぞれ対応する複数の純生データセットを一次的に記憶する。データセット発生部115により新たに発生された純生データセット(以下、入力純生データセットと呼ぶ)がデータセット発生部115から入力されると、メモリ131は、記憶された純生データセットを、入力純生データセットに更新して記憶する。
データ圧縮制御部133は、データ圧縮装置119における各部を制御する。具体的には、データ圧縮制御部133は、入力純生データセットに関するビュー角に基づいて、メモリ131に記憶された純生データセットを特定する。特定された純生データセット(以下、特定純生データセットと呼ぶ)に関するビュー角は、入力純生データセットに関するビュー角と同一である。データ圧縮制御部133は、特定純生データセットを、後述する差分データセット発生部135に出力させるために、メモリ131を制御する。データ圧縮制御部133は、特定純生データセットを入力純生データセットに置換してメモリ131に記憶させるために、メモリ131を制御する。なお、回転フレーム113の1回転目における複数の純生データセットが後述するデータセット記憶部141に記憶されると、記憶された純生データセットのヘッダに、非圧縮に対応するデータを書き込んでもよい。なお、ヘッダの代わりに、圧縮の有無を1ビット(bit)で表してもよい。
差分データセット発生部135は、入力純生データセットとメモリ131から出力された特定純生データセットとを差分することにより、差分データセットを発生する。具体的には、差分データセット発生部135は、入力純生データセットと特定純生データセットとにおいて、同一チャンネルの純生データに対して、差分を実行する。差分データセット発生部135は、発生した差分データセットを、後述する判定部137に出力する。
判定部137は、回転フレーム113の回転数が2回転目以降であって、差分データセットにおける複数のチャンネル各々に対応するデータ値と所定の閾値とに基づいて、差分データセットに対するデータ圧縮によるデータ値の欠落の有無を判定する。所定の閾値は、判定部137における図示していないメモリなどに記憶される。
具体的には、判定部137は、データ値と所定の閾値とを比較する。所定の閾値とは、2バイトまたは3以上のバイト数から1バイトへのデータ圧縮のとき、例えば、1バイトのデータ数(−128乃至+128=256)である。なお、所定の閾値は、2バイトのデータ数(−32768乃至+32768=65536)など、任意のバイトのデータ数であってもよい。このとき、データ圧縮は、3バイト以上のバイト数から2バイトへのデータ圧縮となる。判定部137は、データ値が所定の閾値を超過した場合、差分データセットに対して、データ値の欠落の発生として判定する。判定部137は、データ値が所定の閾値以下である場合、差分データセットに対して、データ値の欠落の未発生として判定する。
判定部137は、欠落の発生として判定された差分データセットに対する付帯情報を、差分データセットとともに、データセット記憶部141に出力してもよい。このとき、付帯情報とは、差分データセットが非圧縮であるという情報である。付帯情報は、例えば、差分データセットのヘッダに書き込まれる。判定部137は、欠落の未発生として判定された差分データセットを、後述するデータ圧縮部139に出力する。
図3は、回転フレーム113の1回転目における複数の純生データセット(以下、第1純生データセットと呼ぶ)と、回転フレーム113の2回転目における複数の純生データセット(以下、第2純生データセットと呼ぶ)との差分により発生される複数の差分データセットの一例を示す模式図である。図3において、ビュー数は、n(nは自然数)であるものとする。図3において、第1、第2純生データセットは、メモリ131に記憶されている。図3における複数の差分データセットにおいて、2バイトの差分データセットは、判定部137により、データ値の欠落ありとして判定される。
データ圧縮部139は、判定部137から出力された差分データセットを圧縮する。具体的には、例えば、差分データセットに関するデータ容量が2バイトであって、差分データセットのデータ量が1バイト以下である場合、データ圧縮部139は、差分データセットのデータ容量を1バイトに減少させる。以下、データ圧縮された差分データセットを、圧縮データセットと呼ぶ。データ圧縮部139は、圧縮データセットに対する付帯情報を、圧縮データセットとともに、後述するデータセット記憶部141に出力してもよい。このとき、付帯情報とは、差分データセットが圧縮されたという情報である。付帯情報は、例えば、圧縮データセットのヘッダに書き込まれる。
データセット記憶部141は、回転フレーム113の回転数が1回転目である複数の純生データセットを記憶する。このとき、純生データセットのヘッダには、非圧縮の情報が書き込まれる。データセット記憶部141は、圧縮データセットを記憶する。なお、圧縮データセットのヘッダには、上記付帯情報が書き込まれていてもよい。データセット記憶部141は、差分データセットを記憶する。なお、差分データセットのヘッダには、上記付帯情報が書き込まれていてもよい。
図4は、回転フレーム113の回転数に応じてデータセット記憶部141に記憶された複数の純生データセットと、複数の圧縮データセットと、複数の差分データセットとの一例を示す図である。具体的には、図4には、回転フレーム113の回転数が1回転目からm回転目(mは自然数)までの複数の回転数各々に関する複数のビューにそれぞれ対応する複数のデータセット(純生データセット、圧縮データセット、差分データセット)が、回転数ごとに模式的に示されている。なお、図4に示す複数の各データセットには、ヘッダが設けられてもよい。
(データセット圧縮機能)
データセット圧縮機能とは、まず、回転フレーム113の2回転目以降の複数の純生データセットに基づいて発生された差分データセットのデータ値と所定の閾値とを用いて、差分データセットに対するデータ圧縮においてデータ値の欠落の有無を判定する。次いで、この判定結果に応じて、差分データセットを圧縮した圧縮データセットを記憶し、または差分データセットを非圧縮で記憶する機能である。
以下、データセット圧縮機能に従う処理(以下、データセット圧縮処理と呼ぶ)を説明する。
図5は、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。
天板に載置された被検体に対して、スキャンが開始される(ステップSa1)。1ビューに相当する純生データセットが収集される(ステップSa2)。回転フレーム113の回転数が1回転目であれば(ステップSa3)、収集された純生データセットが、データセット記憶部141に記憶される。回転フレーム113の回転数が1回転を超えるまで(ステップSa3)、ステップSa2乃至ステップSa4の処理が繰り返される。
回転フレーム113の回転数が1回転を超えると(ステップSa3)、収集された純生データセットに関するビュー数(ビュー角)と同一のビュー数の1回転前の純生データセットから、収集された純生データセットを差分することにより、差分データセットが、発生される(ステップSa5)。差分データセットにおけるデータ値が所定の閾値以下であれば(ステップSa6)、差分データセットは、圧縮される。差分データセットを圧縮した圧縮データセットが、データセット記憶部141に記憶される(ステップSa7)。差分データセットにおけるデータ値が所定の閾値を超えていれば(ステップSa6)、差分データセットはデータセット記憶部141に記憶される(ステップSa8)。スキャンが終了するまで(ステップSa9)、ステップSa2乃至ステップSa8の処理が繰り返される。
次いで、データセット記憶部141に記憶された純生データセット、差分データセット、圧縮データセットに基づいて、純生データセットを発生し、純生データセットに基づいてボリュームデータを再構成する処理(以下、データセット展開再構成処理と呼ぶ)について説明する。
図6は、データセット展開再構成処理の手順を示すフローチャートである。
非接触データ伝送部121を介して、データセット記憶部141に記憶された圧縮データセットと差分データセットと純生データセットとが、データ展開部200に伝送される(ステップSb1)。なお、データセット記憶部141に記憶された純生データセットは、非接触データ伝送部121を介して前処理部300にも伝送される。圧縮データセットが差分データセットに展開される(ステップSb2)。回転フレーム113の回転数が隣接し、かつビュー数が等しい(同位相)の純生データセットと差分データセットとに基づいて、純生データセットが発生(データ展開)される(ステップSb3)。
純生データセットに対して前処理が実行されることにより、投影データセットが発生される(ステップSb4)。投影データセットに基づいて、ボリュームデータが再構成される(ステップSb5)。ボリュームデータに基づいて医用画像が発生される(ステップSb6)。発生された医用画像は、表示部600で表示される。
(第1の変形例)
第1の実施形態との相違は、データ圧縮によりデータ値が欠落すると判定された差分データセット(以下、欠落判定データセットと呼ぶ)において、データ圧縮により欠落する欠落データを特定し、欠落判定データセットを圧縮した圧縮データセットと欠落データとを関連付けてデータセット記憶部141に記憶させることにある。
第1の変形例におけるX線コンピュータ断層撮影装置1の構成要素は、図1に示す第1の実施形態と同様である。第1の変形例におけるデータ圧縮装置119は、第1の実施形態におけるデータ圧縮装置119と構成および機能が異なるため、図7を参照して説明する。
図7は、本第1の変形例に係るデータ圧縮装置119の構成を示す構成図である。図7に示すように、データ圧縮装置119は、メモリ131と、データ圧縮制御部133と、差分データセット発生部135と、判定部137と、データ圧縮部139と、データセット記憶部141と、データ特定部143とを有する。
判定部137は、欠落判定データセットを、後述するデータ特定部143に出力する。判定部137は、欠落判定データセットを、データ圧縮部139と、後述するデータ特定部143とに出力する。判定部137は、欠落判定データセットに関する情報を、データ圧縮制御部133に出力する。欠落判定データセットに関する情報とは、例えば、欠落判定データセットに関するビュー角などである。
データ圧縮部139は、判定部137から出力された欠落判定データセットを圧縮する。データ圧縮部139は、圧縮された欠落判定データセットをデータセット記憶部141に出力する。
データ特定部143は、欠落判定データセットにおいて、データ圧縮により欠落する欠落データを特定する。データ特定部143は、特定した欠落データを、データセット記憶部141に出力する。データ特定部143は、欠落データのデータ量をデータ圧縮制御部133に出力する。
図8は、第1純生データセットと第2純生データセットとの差分により発生される複数の差分データセットの一例を示す模式図である。図8において、ビュー数は、n(nは自然数)であるものとする。図8において、第1、第2純生データセットは、メモリ131に記憶されている。図8における複数の差分データセットにおいて、2バイトの差分データセットは、判定部137により、データ値の欠落ありとして判定される。図8における2バイトの欠落判定データセットにおける欠落データは、点のパターンで示されている。
データ圧縮制御部133は、欠落判定データセットと欠落データとを関連付ける関連データを、データセット記憶部141に出力する。関連データとは、例えば、データセット記憶部141に記憶された欠落データの場所に関するデータ、欠落判定データセットに関するビュー角、欠落データのデータ量などである。欠落データのデータ量は、例えば、ビット数で表現される。
データセット記憶部141は、圧縮された欠落判定データセット、欠落データを記憶する。データセット記憶部141は、データ圧縮制御部133から出力された関連データを、圧縮された欠落データセットのヘッダに書き込む。データセット記憶部141は、圧縮された欠落判定データセット、欠落データを、非接触データ伝送部121を介してデータ展開部200に出力する。
図9は、回転フレーム113の回転数に応じてデータセット記憶部141に記憶された複数の純生データセットと、圧縮された複数の欠落判定データセットと、欠落判定データセットに関する複数のビュー各々に対応する欠落データとの一例を示す図である。具体的には、図9には、回転フレーム113の回転数が1回転目からm回転目(mは自然数)までの複数の回転数各々に関する複数のビューにそれぞれ対応する複数のデータセット(純生データセット、圧縮データセット)と欠落データとが、回転数ごとに模式的に示されている。なお、図9に示す複数の各データセットには、ヘッダが設けられてもよい。
データ展開部200は、圧縮された複数の欠落判定データセットにおけるヘッダに書き込まれた関連データを読み込む。データ展開部200は、関連データに基づいて、欠落データの記憶位置を特定する。データ展開部200は、特定した欠落データを用いて、圧縮された欠落判定データセットを、欠落判定データセットすなわち差分データセットに展開する。次いで、データ展開部200は、1回転前であって同一ビュー角(同位相の)に関する純生データセットと展開した差分データセットとに基づいて、差分データセットのビュー角に対応する純生データセットを発生する。データ展開部200は、展開して発生された純生データセットを、前処理部300に出力する。
(データセット圧縮機能)
第1の実施形態との相違は、欠落判定データセットにおいて欠落データを特定し、圧縮された欠落判定データセットと、欠落データとを関連付けて記憶することにある。
図10は、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図10において、ステップSc1乃至Sc7までの処理は、図5におけるステップSa1乃至ステップSa7とそれぞれ同一処理のため、説明を省略する。差分データセットにおけるデータ値が所定の閾値を超えていれば(ステップSa6)、差分データセット(欠落判定データセット)に対するデータ圧縮により欠落する欠落データが特定される(ステップSc8)。差分データセット(欠落判定データセット)が圧縮される。次いで、特定された欠落データが、圧縮された欠落判定データセットと関連付けて、データセット記憶部141に記憶される(ステップSc9)。スキャンが終了するまで(ステップSc10)、ステップSc2乃至ステップSc9の処理が繰り返される。
次いで、圧縮された欠落判定データセットと欠落データとを用いて、欠落判定データセット(差分データセット)に展開する処理(以下、データセット展開処理)について説明する。
図11は、データセット展開処理の手順を示すフローチャートである。
非接触データ伝送部121を介して、圧縮された欠落判定データセットと欠落データとが、データ展開部200に伝送される(ステップSd1)。圧縮された欠落判定データセットのヘッダに記載された関連データが読みだされる。読み出された関連データに基づいて、圧縮された欠落判定データセットに関連する欠落データが特定される。圧縮された欠落判定データセットと特定された関連データとを用いて、圧縮された欠落判定データセットが展開される(ステップSd2)。回転フレーム113の回転数が隣接し、ビュー数が等しい(同位相)の純生データセットと展開された欠落判定データセットとに基づいて、純生データセットが発生(データ展開)される(ステップSd3)。
純生データセットに対して前処理が実行されることにより、投影データセットが発生される。投影データセットに基づいて、ボリュームデータが再構成される。ボリュームデータに基づいて医用画像が発生される。発生された医用画像は、表示部600で表示される。
(第2の変形例)
第1の実施形態との相違は、複数の純生データセット各々がデータセット発生部115(DAS)から出力を複数のエネルギー範囲ごとに弁別した複数のエネルギー弁別データセットを有することにある。第1の実施形態との相違は、同一ビューすなわち同位相の複数のエネルギー弁別データセットにおいて、隣接するエネルギー範囲の2つのエネルギー弁別データセットを差分することにより、差分データセットを発生することにある。
以下、第1の実施形態における機能と異なる構成要素について説明する。
X線検出器107における複数のX線検出素子各々は、入射したX線を繰り返し検出する。X線検出素子は、検出したX線のエネルギーに応じた電荷量を有する電流信号(電荷パルス)を発生する。
DASすなわちデータセット発生部115は、フォトンカウンティング型のデータ収集回路である。フォトンカウンティング型のDASすなわちデータセット発生部115は、純生データセットとして、複数のエネルギー範囲にそれぞれ弁別された複数のエネルギー弁別データセットを発生する。
具体的には、データセット発生部115は、チャンネルナンバと列ナンバとで区別される複数のX線検出素子各々から電荷パルスを読み出す。データセット発生部115は、X線検出素子各々に入射したX線のフォトンが属するエネルギー領域を、X線のエネルギースペクトル上の複数のエネルギー範囲(エネルギービン)の中から特定することによって、複数のエネルギー範囲のそれぞれについてX線のフォトン数を計数(カウント)する。エネルギー範囲ごとのフォトン数は、X線検出素子毎にビュー単位で集計される。以下、各ビューについて集計されたエネルギー範囲毎であって、複数のX線検出素子毎のフォトン数(カウント値)の一群をエネルギー弁別データセットと呼ぶ。エネルギー弁別データセットは、例えば、ヒストグラムデータである。
差分データセット発生部135は、複数のエネルギー範囲にそれぞれ対応する複数のエネルギー弁別データセットのうち、隣接する2つのエネルギー範囲に対応する2つのエネルギー弁別データセットを差分することにより、差分データセットを発生する。具体的には、差分データセット発生部135は、隣接する2つのエネルギー範囲に対応する2つのエネルギー弁別データセットにおいて、チャンネルナンバおよび列ナンバが等しい2つのカウント値に対して、差分を実行する。差分データセット発生部135は、発生した差分データセットを、判定部137に出力する。
図12は、隣接する2つのエネルギー範囲(第1、第2エネルギービン(energy
bin))にそれぞれ対応する2つのエネルギー弁別データセット(ヒストグラムデータセット)と、これらの差分により発生される差分データセットの一例を示す模式図である。図12において、chはチャンネルナンバ、rowは列ナンバを示している。図12に示すように、差分データセットは、チャンネルナンバ(ch)および列ナンバ(row)が同一なX線検出素子に関するカウント数を差分することにより、発生される。
判定部137は、差分データセットにおけるデータ値と所定の閾値とに基づいて、差分データセットに対するデータ圧縮によるデータ値の欠落の有無を判定する。判定部137は、欠落の未発生として判定された差分データセットを、データ圧縮部139に出力する。
データ圧縮部139は、判定部137から出力された差分データセットを圧縮する。データ圧縮部139は、圧縮された差分データセット(圧縮データセット)をデータセット記憶部141に出力する。
データセット記憶部141は、回転フレーム113の回転数が1回転目である複数の純生データセット(エネルギー弁別データセット)を記憶する。データセット記憶部141は、圧縮データセットを記憶する。
データ圧縮制御部133は、同一ビューすなわち同位相な複数のエネルギー弁別データセットにおいて、エネルギー範囲が隣接する2つのエネルギー弁別データセットを特定する。データ圧縮制御部133は、データ圧縮部139で圧縮された圧縮データセットに対して、対応するエネルギー範囲を記憶させるように、データセット記憶部141を制御する。
データ展開部200は、圧縮データセットを差分データセットに展開する。データ展開部200は、同一ビュー角(同位相)に関する純生データセット(エネルギー弁別データセット)と差分データセットとに基づいて、差分データセットのビュー角に対応する純生データセットを発生する。データ展開部200は、展開して発生された純生データセットを、前処理部300に出力する。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態におけるX線コンピュータ断層撮影装置1によれば、周期的に発生された複数のデータセット(純生データセット)を差分した差分データセットに対してデータ圧縮を実行する場合、データの欠落を防ぐことができる。すなわち、本実施形態によれば、純生データセットに対するデータ圧縮においてデータの欠落の有無をデータ圧縮前の前に判定し、判定結果に応じてデータの欠落が生じないように純生データセットのデータ圧縮を実行することができる。本実施形態におけるデータ圧縮に関する方法は、純生データセットに対するデータ圧縮に限定されず、周期的なデータセット(例えば、エネルギー弁別データセットなど)に対して適用可能である。また、本実施形態によれば、例えば、ヘッダに圧縮の有無などの関連データを記憶させることにより、より効率的に圧縮データセットの展開が可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態との相違は、データ圧縮の対象を投影データセットとすることにある。図13は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1の構成を示す構成図である。なお、本実施形態は、フォトンカウンティングX線コンピュータ断層撮影装置に適用が可能である。
図1において、データ収集回路(DAS)115は、発生した純生データセットを、非接触データ伝送部121を経由して、前処理部300に出力する。
前処理部300は、DAS115から出力された純生データセットに対して、各種の前処理を実行することにより、複数のビューにそれぞれ対応する複数の投影データセットを発生する。本実施形態において、前処理部300は、データセット発生部に対応する。
メモリ131は、回転フレーム113の1回転目における複数のビューにそれぞれ対応する複数の投影データセットを、一時的に記憶する。本実施形態におけるメモリ131は、第1の実施形態のデータ圧縮装置119に含まれるメモリ131に相当する。データセット発生部すなわち前処理部300により新たに発生された投影データセット(以下、入力投影データセットと呼ぶ)がデータセット発生部300から入力されると、メモリ131は、記憶された投影データセットを、入力投影データセットに更新して記憶する。
制御部800は、入力投影データセットに関するビュー角に基づいて、メモリ131に記憶された投影データセットを特定する。特定された投影データセット(以下、特定投影データセットと呼ぶ)に関するビュー角は、入力投影データセットに関するビュー角と同一である。制御部800は、特定投影データセットを、差分データセット発生部135に出力させるために、メモリ131を制御する。制御部800は、特定投影データセットを入力投影生データセットに置換してメモリ131に記憶させるために、メモリ131を制御する。なお、回転フレーム113の1回転目における複数の投影データセットがデータセット記憶部141に記憶されると、記憶された投影データセットのヘッダに、非圧縮に対応するデータを書き込んでもよい。なお、ヘッダの代わりに、圧縮の有無を1ビット(bit)で表してもよい。上記説明から明らかなように、制御部800は、第1の実施形態のデータ圧縮装置119におけるデータ圧縮制御部133における機能も兼ね備える。
なお、制御部800は、再構成範囲が入力部700を介して入力されると、所望の回転数に応じた複数のデータセット(投影データセット、差分データセット、圧縮データセット)を、データセット記憶部141において検索し、特定してもよい。このとき、制御部800は、特定したデータセットを展開させて再構成範囲に関する複数の投影データセットを発生させるために、データ圧縮部139を制御する。なお、制御部800は、データセット記憶部141に記憶された複数の各種データセット各々において、ヘッダをソートするために、データセット記憶部141を制御してもよい。なお、ヘッダに記載の内容は、別途ヘッダファイルとして、データセット記憶部141に記憶されていてもよい。このとき、制御部800は、ヘッダファイルを用いて、再構成半に関する複数の各種データセットを検索、特定してもよい。
差分データセット発生部135は、入力投影データセットとメモリ131から出力された特定投影データセットとを差分することにより、差分データセットを発生する。具体的には、差分データセット発生部135は、入力投影データセットと特定投影データセットとにおいて、同一チャンネルの投影データに対して、差分を実行する。差分データセット発生部135は、発生した差分データセットを、判定部137に出力する。
判定部137は、回転フレーム113の回転数が2回転目以降であって、差分データセットにおける複数のチャンネル各々に対応するデータ値と所定の閾値とに基づいて、差分データセットに対するデータ圧縮によるデータ値の欠落の有無を判定する。所定の閾値は、判定部137における図示していないメモリなどに記憶される。判定部137は、データ値が所定の閾値を超過した場合、差分データセットに対して、データ値の欠落の発生として判定する。判定部137は、データ値が所定の閾値以下である場合、差分データセットに対して、データ値の欠落の未発生として判定する。
判定部137は、欠落の発生として判定された差分データセットに対する付帯情報を、差分データセットとともに、データセット記憶部141に出力してもよい。このとき、付帯情報とは、差分データセットが非圧縮であるという情報である。付帯情報は、例えば、差分データセットのヘッダに書き込まれる。判定部137は、欠落の未発生として判定された差分データセットを、データ圧縮部139に出力する。
データ圧縮部139は、判定部137から出力された差分データセットを圧縮する。具体的には、例えば、差分データセットに関するデータ容量が2バイトであって、差分データセットのデータ量が1バイト以下である場合、データ圧縮部139は、差分データセットのデータ容量を1バイトに減少させる。以下、データ圧縮された差分データセットを、圧縮データセットと呼ぶ。データ圧縮部139は、圧縮データセットに対する付帯情報を、圧縮データセットとともに、後述するデータセット記憶部141に出力してもよい。このとき、付帯情報とは、差分データセットが圧縮されたという情報である。付帯情報は、例えば、圧縮データセットのヘッダに書き込まれる。
データセット記憶部141は、回転フレーム113の回転数が1回転目である複数の投影データセットを記憶する。このとき、投影データセットのヘッダには、非圧縮の情報が書き込まれる。データセット記憶部141は、圧縮データセットを記憶する。なお、圧縮データセットのヘッダには、付帯情報が書き込まれていてもよい。データセット記憶部141は、差分データセットを記憶する。なお、差分データセットのヘッダには、付帯情報が書き込まれていてもよい。
データ展開部200は、圧縮データセットを差分データセットに展開する。データ展開部200は、同一ビュー角(同位相の)に関する投影データセットと差分データセットとに基づいて、差分データセットのビュー角に対応する投影データセットを発生する。すなわち、データ展開部200は、回転フレーム113の回転数ごと、およびビューごとに順次投影データセットを発生する。具体的には、データ展開部200は、回転フレーム113の回転数が1回転前であって展開された差分データセットと同位相(同一ビュー角)の投影データセットと展開された差分データセットとに基づいて、投影データセットを発生する。データ展開部200は、展開して発生された投影データセットを、再構成部500に出力する。
なお、データセット記憶部141に記憶された投影データセット、差分データセット、圧縮データセット各々のヘッダに圧縮の有無が記録されている場合、データ展開部200は、まず、ヘッダを読み込む。データ圧縮有りとしてヘッダに記録されている場合、データ展開部200は、圧縮データセットを差分データセットに展開する。次いで、データ展開部200は、展開された差分データセットと同位相の投影データセットと、展開された差分データセットとに基づいて、投影データセットに展開する。データ圧縮無しとしてヘッダに記録されている場合、データ圧縮部200は、差分データセットと同位相の投影データセットと、差分データセットとに基づいて、投影データセットを発生する。
(データセット圧縮機能)
データセット圧縮機能とは、まず、回転フレーム113の2回転目以降の複数の投影データセットに基づいて発生された差分データセットのデータ値と所定の閾値とを用いて、差分データセットに対するデータ圧縮においてデータ値の欠落の有無を判定する。次いで、この判定結果に応じて、差分データセットを圧縮した圧縮データセットを記憶し、または差分データセットを非圧縮で記憶する機能である。
以下、データセット圧縮機能に従う処理(以下、データセット圧縮処理と呼ぶ)を説明する。
図14は、データセット圧縮処理の手順の一例を示すフローチャートである。
天板に載置された被検体に対して、スキャンが開始される(ステップSe1)。1ビューに相当する投影データセットが収集される(ステップSe2)。回転フレーム113の回転数が1回転目であれば(ステップSe3)、収集された投影データセットが、データセット記憶部141に記憶される。回転フレーム113の回転数が1回転を超えるまで(ステップSe3)、ステップSe2乃至ステップSe4の処理が繰り返される。
回転フレーム113の回転数が1回転を超えると(ステップSe3)、収集された投影データセットに関するビュー数(ビュー角)と同一のビュー数の1回転前の投影データセットから、収集された投影データセットを差分することにより、差分データセットが、発生される(ステップSe5)。差分データセットにおけるデータ値が所定の閾値以下であれば(ステップSe6)、差分データセットは、圧縮される。差分データセットを圧縮した圧縮データセットが、データセット記憶部141に記憶される(ステップSe7)。差分データセットにおけるデータ値が所定の閾値を超えていれば(ステップSe6)、差分データセットはデータセット記憶部141に記憶される(ステップSe8)。スキャンが終了するまで(ステップSe9)、ステップSe2乃至ステップSe8の処理が繰り返される。
次いで、データセット記憶部141に記憶された差分データセット、圧縮データセットに基づいて、投影データセットを発生(展開)する処理(以下、データセット展開処理と呼ぶ)について説明する。
図15は、データセット展開処理の手順を示すフローチャートである。
データセット記憶部141に記憶された圧縮データセットと差分データセットとが、データセット記憶部141から読み出される(ステップSf1)。圧縮データセットが差分データセットに展開される(ステップSf2)。回転フレーム113の回転数が隣接し、ビュー数が等しい(同位相)の投影データセットと差分データセットとに基づいて、投影データセットが発生(データ展開)される(ステップSf3)。投影データセットに基づいて、ボリュームデータが再構成される。ボリュームデータに基づいて医用画像が発生される。発生された医用画像は、表示部600で表示される。
なお、第2の実施形態において、第1の変形例のように、欠落判定データセットにおいて欠落データを特定し、圧縮された欠落判定データセットと、欠落データとを関連付けて記憶してもよい。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態におけるX線コンピュータ断層撮影装置1によれば、周期的に発生された複数のデータセット(投影データセット)を差分した差分データセットに対してデータ圧縮を実行する場合、データの欠落を防ぐことができる。すなわち、本実施形態によれば、投影データセットに対するデータ圧縮においてデータの欠落の有無をデータ圧縮前の前に判定し、判定結果に応じてデータの欠落が生じないように投影データセットのデータ圧縮を実行することができる。また、本実施形態によれば、例えば、ヘッダに圧縮の有無などの関連データを記憶させることにより、より効率的に圧縮データセットの展開が可能となる。
また、本実施形態に係る機能は、データセット圧縮処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線コンピュータ断層撮影装置、100…架台部、101…高電圧発生器、103…X線管、105…スリップリング、107…X線検出器、109…撮影領域、111…天板、113…回転フレーム、115…データ収集回路(DAS)、117…回転駆動部、119…データ圧縮装置、121…非接触データ伝送部、131…メモリ、133…データ圧縮制御部、135…差分データセット発生部、137…判定部、139…データ圧縮部、141…データセット記憶部、143…データ特定部、200…データ展開部、300…前処理部、400…記憶部、500…再構成部、600…表示部、700…入力部、800…制御部。

Claims (4)

  1. X線を発生するX線管と前記X線を検出するX線検出器とを互いに対向して支持し、回転軸周りに回転可能な回転フレームと、
    前記X線検出器からの出力に基づいて、前記回転フレームの回転に応じて周期的に複数のデータセットを発生するデータセット発生部と、
    前記データセットにおいて、2つのデータセット間の差分を計算することにより、差分データセットを発生する差分データセット発生部と、
    前記差分データセットにおけるデータ値と所定の閾値とを用いて、前記差分データセットに対するデータ圧縮による前記データ値の欠落の有無を判定する判定部と、
    前記データ値が無欠落であると判定された前記差分データセットを圧縮するデータ圧縮部と、
    前記圧縮された差分データセットを記憶するデータセット記憶部と、
    具備し、
    前記データセット各々は、前記X線検出器からの出力を複数のエネルギー範囲ごとに弁別した複数のエネルギー弁別データセットであること、
    を特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記2つのデータセットは、前記回転フレームの回転数が同一であって、かつ前記エネルギー範囲が隣接する2つの前記エネルギー弁別データセットであること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記データ値が欠落すると判定された前記差分データセットにおいて、前記データ圧縮により欠落する欠落データを特定するデータ特定部をさらに具備し、
    前記データ圧縮部は、前記データ値が欠落すると判定された前記差分データセットを圧縮し、
    データセット記憶部は、前記欠落データと前記圧縮された差分データセットとを関連付けてさらに記憶すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記データセット記憶部は、前記データ圧縮の有無を付帯情報としてさらに記憶すること、
    を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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