JP6026132B2 - X線コンピュータ断層撮影装置および再構成処理プログラム - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置および再構成処理プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置および再構成処理プログラムに関する。
エリア検出器(Area Detector)を有するX線コンピュータ断層撮影装置(Computed Tomography:以下、CTと呼ぶ)において、被検体に対する円軌道のスキャンにより得られた投影データに基づいて、ボリュームデータが再構成される。投影データは、X線のレイに沿ったX線減弱係数を線積分したデータに相当する。このとき、再構成処理に必要な角度範囲(例えば360°)の投影データが実測データで揃う領域(以下、実測データ完備領域と呼ぶ)は、例えば等脚台形の下底を回転軸に合わせて回転させた回転体の内部の領域(いわゆる、「そろばんの玉」形状の内部の領域)となる。投影データが取得された領域のうち、再構成処理に必要な角度範囲(例えば360°)の投影データが実測データで揃わない領域(以下、マスク領域と呼ぶ)には、再構成処理を実施しないために覆い隠されるマスク(MASK)が設けられる。図18は、実測データ完備領域とマスク領域とを、X線管およびX線の放射範囲とともに示す図である。マスク領域を縮小させることにより上記回転体を略円筒形状に近づけたボリュームデータを再構成(マスク領域再構成、体軸方向領域拡張再構成と呼ばれる。以下、マスク領域再構成と呼ぶ)するためには、実測データから補間により発生された補間データと実測データとを用いた専用の再構成が必要となる。
ステップアンドシュート(Step and Shoot)スキャンにおいて、マスク領域再構成を用いて発生された複数のボリュームデータは、被検体の体軸方向に沿って連結する際に用いられる。以下、被検体の体軸方向に沿って連結されたボリュームデータを、ワイドボリューム(Wide−Volume)と呼ぶ。マスク領域再構成の使用は、連結される複数のボリュームデータ間におけるオーバーラップする領域(以下、オーバーラップ領域と呼ぶ)を低減させることができる。オーバーラップ領域の低減は、ステップアンドシュートスキャンおよびワイドボリュームの発生において、被検体に対する被曝の低減に寄与する。
しかしながら、いかなる条件においても、マスク領域再構成を実施できるわけではない。例えば、体軸方向にCT値の変化が大きい部位がコーン角端に配置された場合、上記部位における画像の画質は劣化する。このため、マスク領域再構成において、部位によっては、画質劣化の問題がある。
目的は、被検体に対する被曝の低減と再構成画像の画質とを両立させた再構成領域を設定可能なX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、コーンビームX線を発生するX線発生部と、前記X線発生部から発生され、被検体を透過したX線を複数の検出素子で検出する2次元アレイ型またはマルチスライス型のX線検出部と、前記被検体に対するスキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて、再構成処理に必要な角度範囲の投影データが実測データで揃わないマスク領域において、前記X線発生部の回転に関する回転軸の方向の前記マスク領域の幅を決定する幅決定部と、前記X線検出部からの出力に応じた前記投影データに基づいて、前記マスク領域のうち前記決定された幅により規定される領域を有する再構成領域に関するボリュームデータを再構成する再構成部と、前記回転軸に垂直な長さにより規定される前記再構成領域の径を入力する入力部とを具備し、前記幅決定部は、前記再構成に用いられる再構成関数に基づいて、前記再構成条件である前記被検体の撮影対象部位を決定し、前記決定された撮影対象部位と前記径と前記X線のコーン角とに基づいて前記幅を決定すること、を特徴とする。
図1は、第1の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す構成図である。 図2は、第1の実施形態に係り、第1乃至第3幅対応表の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係り、複数種類の条件(コーン角、第1領域のFOV、撮影対象部位)に対する端部分幅の対応表の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係り、端部分幅がゼロの場合、または端部分幅が決定される前において、中央部分とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係り、端部分幅が最大幅の50%である場合において、中央部分と、端部分とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係り、端部分幅が最大幅である場合において、中央部分と端部分と回転軸との一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係り、幅部分幅決定再構成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態の変形例に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す構成図である。 図9は、第1の実施形態の変形例に係り、ガントリをチルト角θだけ傾斜させてステップアンドシュートスキャンが実行される場合の天板移動量bを、再構成領域における回転軸方向の長さaとチルト角θとで表した一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態の変形例に係り、ステップアンドシュートスキャンにおけるスキャン手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す構成図である。 図12は、第2実施形態に係り、第1乃至第3拡張率対応表の一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態に係り、複数種類の条件(コーン角、第1領域のFOV、撮影対象部位)に対する拡張率の対応表の一例を示す図である。 図14は、第2の実施形態に係り、拡張率がゼロの場合、または端部分拡張率が決定される前において、中央部分とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。 図15は、第2の実施形態に係り、拡張率が50%である場合において、中央部分、端部分、マスク領域、および回転軸の一例を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係り、拡張率が100%である場合において、中央部分と端部分と回転軸との一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係り、拡張率決定再構成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、従来技術に係り、実測データ完備領域とマスク領域とを、X線管およびX線の放射範囲とともに示す図である。
以下、X線コンピュータ断層撮影装置1(Computed Tomography)の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、X線コンピュータ断層撮影装置1には、X線管103とエリア検出器109とが一体として被検体の周囲を回転するRotate/Rotate−Type、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管103のみが被検体の周囲を回転するStationary/Rotate−Type等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。また、画像を再構成するには被検体の周囲一周、360°分の投影データが、またハーフスキャン法でも180°+ファン角度分の投影データが必要とされる。いずれの再構成方式に対しても本実施形態へ適用可能である。以下、説明を簡単にするため、被検体周囲一周、360°分の投影データを用いて再構成する再構成(フルスキャン(Full Scan:以下、FSと呼ぶ)再構成)方式を用いるものとする。
また、入射X線を電荷に変化するメカニズムは、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し更にその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換形と、X線によるセレン等の半導体内での電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換形とが主流である。X線検出素子としては、それらのいずれの方式を採用してもよい。さらに、近年では、X線管103とエリア検出器109との複数のペアを回転リング105に搭載したいわゆる多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置の製品化が進み、その周辺技術の開発が進んでいる。本実施形態においては、従来からの一管球型のX線コンピュータ断層撮影装置であっても、多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置であってもいずれも適用可能である。ここでは、一管球型として説明する。
なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1の構成を示す図である。第1の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1は、ガントリ100、高電圧発生部101、前処理部125、幅決定部127、補間データ発生部129、再構成部131、インターフェース133、表示部139、入力部141、制御部143を有する。
高電圧発生部101は、X線管103に供給するための高電圧を発生する。高電圧発生部101は、後述する制御部143による制御のもとで、複数の高電圧を発生する。
ガントリ100には、回転支持機構が収容される。回転支持機構は、回転リング105と、回転軸Zを中心として回転自在に回転リング105を支持するリング支持機構とリングの回転を駆動する架台駆動部107(電動機)からなる。回転リング105には、X線管103と、2次元アレイ型または多列型とも称されるエリア検出器(X線検出部)109が搭載されている。
X線管103は、高電圧発生部101からスリップリング111を経由して電圧の印加および電流の供給を受けて、X線の焦点112からX線を放射する。なお、X線管103と高電圧発生部101とを合わせて、X線発生部102と呼ぶ。
コリメータ113は、X線管103の前面のX線放射窓に取り付けられる。コリメータ113は、複数のコリメータ板を有する。複数のコリメータ板は、X線の焦点112から放射されたX線を、例えばコーンビーム形(角錐形)に整形する。具体的には、複数のコリメータ板は、予め設定されたスライス厚の実測の投影データを得るためのコーン角を得るために、後述する制御部143により駆動される。さらに、複数のコリメータ板のうち少なくとも2枚のコリメータ板(以下、コーン角コリメータと呼ぶ)は、コーン角に関する開口幅を、制御部143による制御のもとで独立に駆動される。
X線の放射範囲は、図1において点線115で示されている。X軸は、回転軸Zと直交し、鉛直方向上向きの直線である。Y軸は、X軸および回転軸Zと直交する直線である。
エリア検出器109は、回転軸Zを挟んでX線管103に対向する位置およびアングルで取り付けられる。エリア検出器109は、複数のX線検出素子を有する。ここでは、単一のX線検出素子が単一のチャンネルを構成しているものとして説明する。複数のチャンネルは、回転軸Zに直交し、かつ放射されるX線の焦点を中心として、この中心から1チャンネル分のX線検出素子の受光部中心までの距離を半径とする円弧方向(チャンネル方向)とスライス方向との2方向に関して2次元状に配列される。2次元状の配列は、上記チャンネル方向に沿って一次元状に配列された複数のチャンネルを、スライス方向に関して複数列並べて構成される。
このような2次元状のX線検出素子配列を有するエリア検出器109は、略円弧方向に1次元状に配列される複数の上記モジュールをスライス方向に関して複数列並べて構成してもよい。また、エリア検出器109は、複数のX線検出素子を1列に配列した複数のモジュールで構成されてもよい。このとき、モジュール各々は、上記チャンネル方向に沿って略円弧方向に1次元状に配列される。以下、スライス方向に並ぶX線検出素子の数を列数と呼ぶ。
撮影又はスキャンに際しては、X線管103とエリア検出器109との間の円筒形の撮影領域117内に、被検体Pが天板119に載置され挿入される。エリア検出器109の出力には、データ収集回路(Data Acquisition System:以下、DASと呼ぶ)121が接続される。
DAS121には、エリア検出器109の各チャンネルの電流信号を電圧に変換するI−V変換器と、この電圧信号をX線の曝射周期に同期して周期的に積分する積分器と、この積分器の出力信号を増幅するアンプと、このアンプの出力信号をディジタル信号変換するアナログ・ディジタル・コンバータとが、チャンネルごとに取り付けられている。DAS121から出力されるデータ(純生データ(pure raw data))は、磁気送受信又は光送受信を用いた非接触データ伝送部123を経由して、前処理部125に伝送される。DAS121は、後述する制御部143による制御のもとで、積分器における積分間隔をスキャンに応じて変更する。
前処理部125は、DAS121から出力された純生データに対して前処理を施す。前処理には、例えばチャンネル間の感度不均一補正処理、X線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下または、信号脱落を補正する処理等が含まれる。前処理部125および後述する補間データ発生部129から出力された再構成処理直前のデータ(生データ(raw data)または、投影データと称される、ここでは投影データという)は、データ収集したときのビュー角と関連付けられて、磁気ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリを備えた図示していない記憶部に記憶される。投影データのうち前処理部125から出力されるデータを実測データと呼ぶ。加えて、投影データのうち後述する補間データ発生部129により、実測データに基づいて補間処理により発生されたデータを補間データと呼ぶ。
ここでは説明の便宜上、ワンショットで略同時に収集および補間したビュー角が同一であって、コーン角により規定される複数のチャンネルわたる一揃いの投影データを、投影データセットと称する。また、ビュー角は、X線管103が回転軸Zを中心として周回する円軌道の各位置を、回転軸Zから鉛直上向きにおける円軌道の最上部を0°として360°の範囲の角度で表したものである。なお、投影データセットの各チャンネルに対する投影データは、ビュー角、コーン角、チャンネル番号によって識別される。
後述する再構成部131による再構成処理が実行される再構成領域は、中央部分と端部分とからなる。中央部分とは、後述するボリュームデータの再構成に必要な投影データが実測データで揃う領域である。中央部分は、後述する入力部141により入力された径を有する。径とは、撮影する領域ではなく、再構成領域のFOV(Field Of View)(以下、再構成FOVと呼ぶ)において、回転軸に垂直な最大長に対応する。中央部分は、例えば、径の半分(以下、半径と呼ぶ)を高さとして有する等脚台形の下底を回転軸に合わせて回転させた回転体の形状を有する。この回転体は、中央部分の最大体積に対応する。径は、等脚台形の高さの2倍、すなわち回転体の直径に対応する。回転軸を含む断面において、回転体(中央部分)の断面形状は、2つの合同な等脚台形の下底を結合した6角形の形状を有する。なお、中央部分は、回転軸に沿った長さを高さとし、径を直径とする円柱形状であってもよい。このとき、回転軸を含む断面における円柱形状は、長方形となる。
端部分とは、後述するボリュームデータの再構成に必要な投影データを実測データと実測データから補間により発生された補間データとで揃える領域である。端部分の回転軸方向の幅(以下、端部分幅と呼ぶ)は、回転軸から半径だけ離れた地点を通り回転軸に平行な直線に沿った長さで規定される。端部分幅のうち拡張可能な最大幅は、中央部分の断面形状が等脚台形である場合、下底から上底を差分した差分値の半分の値である。なお、中央部分が円柱形状で規定された場合、最大幅は、等脚台形の下底の長さから円柱の高さを差分した差分値の半分に対応する。後述する幅決定部127により端部分幅として最大幅が決定された場合、再構成領域は、円柱形状となる。端部分幅の長さに応じて、回転軸を含む断面における再構成領域の断面形状は、径を維持したまま6角形から長方形まで拡張される。
幅決定部127は、後述する入力部141により入力されたスキャン条件と再構成処理に用いられる再構成条件とに基づいて、端部分幅を決定する。スキャン条件(スキャンプロトコル)とは、例えば、コーン角の大きさまたはコーン角の大きさに対応する列数、スキャノグラム(scanogram)により設定された被検体に対する撮影対象部位などである。再構成条件とは、径、再構成処理で用いられる再構成関数などである。
なお、幅決定部127は、スキャンプロトコルにおける同期スキャンの同期対象に応じて撮影対象部位を決定し、決定した撮影対象部位に基づいて、端部分幅を決定してもよい。例えば、同期スキャンが心電同期スキャンである場合、幅決定部127は、撮影対象部位を胸部として決定する。また、同期スキャンが呼吸同期スキャンである場合、幅決定部127は、撮影対象部位を腹部として決定する。さらに、幅決定部127は、再構成関数の設定に応じて、撮影対象部位を決定してもよい。
具体的には、幅決定部127は、図示していないメモリを有する。メモリは、例えば、コーン角と第1の端部分幅との第1幅対応表、径の長さと第2の端部分幅との第2幅対応表、被検体の撮影対象部位と第3の端部分幅との第3幅対応表にうち少なくとも一つを記憶する。幅決定部127は、記憶された対応表に関するスキャン条件又は再構成条件を入力として、端部分幅を決定する。例えば、メモリに第1幅対応表が記憶されている場合、幅決定部127は、入力部141を介して入力されたコーン角または列数と第1幅対応表とに基づいて、端部分幅を決定する。幅決定部127は、例えば、入力部141を介して4°のコーン角に対応する80列の列数が入力された場合、端部分幅を最大幅として決定する。この時、再構成領域は、円筒形状となる。
幅決定部127のメモリに第1乃至第3幅対応表が記憶されている場合、幅決定部127は、入力部141を介して入力されたスキャン条件又は再構成条件に基づいて、第1乃至第3幅対応表にそれぞれ対応する第1乃至第3の端部分幅を決定する。幅決定部127は、第1乃至第3の端部分幅のうち最小の幅を、再構成領域の端部分幅として決定する。
図2は、第1幅対応表(a)、第2幅対応表(b)、第3幅対応表(c)の一例を示す図である。なお、第1乃至第3幅対応表の代わりに、図3に示すような複数種類の条件(コーン角、径の長さ、撮影対象部位)に対する端部分幅の対応表(多変数の幅対応表)を記憶してもよい。なお、メモリは、再構成関数と第4の端部分幅との第4幅対応表などを記憶してもよい。幅決定部127は、後述する入力部141、インターフェース133を介して放射線部門情報管理システム(Radiology Information System:以下、RISと呼ぶ)135、または病院情報システム(Hospital Information Sistem:以下、HISと呼ぶ)137から入力されたコーン角(または列数)、径、撮影対象部位および再構成関数に基づいて、第1乃至第4幅対応表にそれぞれ対応する第1乃至第4の端部分幅を読み出す。幅決定部127は、読み出した第1乃至第4の端部分幅のうち、最小の幅を、再構成領域における端部分の端部分幅として決定する。幅決定部127は、決定した端部分幅を、補間データ発生部129に出力する。幅決定部127は、決定した端部分幅に基づいて、再構成領域における端部分を決定する。
端部分の領域について、回転軸を含む断面における中央部分の断面形状が6角形である場合を一例として、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、端部分幅がゼロの場合、または端部分幅が決定される前において、再構成領域とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。このとき、再構成領域は、中央部分と同一になる。
図5は、端部分幅が最大幅の50%である場合において、端部分と中央部分とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。回転軸を含む断面において、端部分の領域は、6角形における辺のうち回転軸に非平行な辺(a)と、回転軸に平行な端部分幅(b)と、6角形の頂点のうち回転軸上の頂点(c)と6角形の6つの辺のうち回転軸に平行な辺を端部分幅に亘って回転軸に沿って延長した点(d)とを結ぶ辺(e)とにより規定される。
図6は、端部分幅が最大幅である場合において、端部分と中央部分と回転軸との一例を示す図である。この時、回転軸を含む断面における再構成領域は、長方形となり、3次元的には、再構成領域は、円柱形状となる。
補間データ発生部129は、幅決定部127から出力された端部分幅に基づいて、端部分のうち被検体の周囲360°分の実測データが収集されていない領域(以下、実測データ未収集領域と呼ぶ)に関する投影データを、実測データを用いて補間する。補間データ発生部129は、実測データ未収集領域における発生した補間データを、後述する再構成部131へ出力する。具体的には、補間データ発生部129は、実測データ未収集領域のうちフルスキャン(FS)再構成とPBS(Pixel−Based Sector:以下、PBSと呼ぶ)再構成とがともに実行される領域(以下、FSPBS領域と呼ぶ)において、実測データに基づいた補間処理(例えば、外挿処理)により、補間データを発生する。PBS再構成については、以下の再構成部131で詳述する。
再構成部131は、ビューアングルが360°の範囲内の投影データセットに基づいて、フェルドカンプ法またはコーンビーム再構成法により、再構成領域(中央部分およびFSPBS領域)に関する略円柱形の3次元画像(ボリュームデータ)を再構成する機能を有する。再構成部131は、例えばファンビーム再構成法(ファンビーム・コンボリューション・バックプロジェクション法ともいう)またはフィルタード・バックプロジェクション法により2次元画像(断層画像)を再構成する機能を有する。フェルドカンプ法は、コーンビームのように再構成面に対して投影レイが交差する場合の再構成法である。フェルドカンプ法は、コーン角が小さいことを前提として畳み込みの際にはファン投影ビームとみなして処理し、逆投影はスキャンの際のレイに沿って処理する近似的画像再構成法である。コーンビーム再構成法は、フェルドカンプ法よりもコーン角のエラーが抑えられる方法として、再構成面に対するレイの角度に応じて投影データを補正する再構成法である。
再構成部131は、補間データと実測データとからなる投影データセットに基づいて、フェルドカンプ法などにより、端部分のFSPBS領域に関するボリュームデータ(以下、端部分FSボリュームデータと呼ぶ)を再構成する。次いで、再構成部131は、FSPBS領域に関する実測の投影データに基づいて、PBS再構成法により、FSPBS領域に関するボリュームデータ(以下、端部分PBSボリュームデータと呼ぶ)を再構成する。PBS再構成法とは、再構成画素を通る複数のレイを決定し、レイに対応する投影データを用いて再構成画素のCT値を計算する方法である。再構成部131は、端部分FSボリュームデータと端部分PBSボリュームデータとを重み付け加算(以下、フェザリング(Feathering)と呼ぶ)することにより、FSPBS領域におけるボリュームデータ(以下、フェザリングボリュームデータと呼ぶ)を発生する。
再構成部131は、実測データに基づいて、PBS再構成法により、端部分からFSPBS領域を除いた領域(以下、PBSボリュームデータと呼ぶ)に関するボリュームデータを発生する。再構成部131は、中央部分に関するボリュームデータとフェザリングボリュームデータとPBSボリュームデータとに基づいて、再構成領域に関するボリュームデータを発生する。
インターフェース133は、本X線コンピュータ断層撮影装置1と電子的通信回線(以下、ネットワークと呼ぶ)とを接続する。ネットワークには、RIS135およびHIS137などが接続される。
表示部139は、再構成部131で再構成された医用画像、スキャノ像、X線コンピュータ断層撮影のために設定されるスキャン条件および再構成処理に関する再構成条件などを入力するための入力画面などを表示する。
入力部141は、操作者からの各種指示・命令・情報・選択・設定を本X線コンピュータ断層撮影装置1に取り込む。取り込まれた各種指示・命令・情報・選択・設定は、後述する制御部143などに出力される。入力部141は、図示しないが、関心領域(ROI)の設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード等を有する。入力部141は、被検体に対するスキャンの開始位置および撮影条件等を決めるための撮影(以下、スキャノ(scano)撮影と呼ぶ)により発生され、表示されたスキャノ像に対して、スキャン範囲を入力する。
入力部141は、表示画面上に表示されるカーソルの座標を検出し、検出した座標を制御部143に出力する。なお、入力部141は、表示画面を覆うように設けられたタッチパネルでもよい。この場合、入力部141は、電磁誘導式、電磁歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を制御部143に出力する。
制御部143は、本X線コンピュータ断層撮影装置1の中枢として機能する。制御部143は、図示しないCPUとメモリとを備える。制御部143は、図示していないメモリに記憶された検査スケジュールデータと制御プログラムとに基づいて、X線コンピュータ断層撮影のために高電圧発生部101、およびガントリ100などを制御する。具体的には、制御部143は、入力部141、RIS135およびHIS137などから送られてくる操作者の指示などを、一時的に図示していないメモリに記憶する。制御部143は、メモリに一時的に記憶されたこれらの情報に基づいて、高電圧発生部101、およびガントリ100などを制御する。制御部143は、所定の画像発生・表示等を実行するための制御プログラムを、図示していない記憶部から読み出して自身が有するメモリ上に展開し、各種処理に関する演算・処理等を実行する。
制御部143は、被検体に対するスキャンの開始位置および撮影条件等を決めるための撮影(以下、スキャノ(scano)撮影と呼ぶ)を、被検体に対して実行するために、高電圧発生部101、コリメータ113などを制御する。制御部143は、スキャノ撮影により発生された被検体に対するスキャノ像を表示させるために、表示部139を制御する。
(端部分幅決定域再構成機能)
端部分幅決定再構成機能とは、スキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて端部分幅を決定し、再構成領域に関するボリュームデータを再構成する機能である。以下、端部分幅決定再構成機能に従う処理(以下、幅決定再構成処理と呼ぶ)を説明する。
図7は、幅決定再構成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
被検体に対してスキャノ撮影が実行される。スキャノ撮影により発生された画像に基づいて、スキャン条件および再構成条件等が、入力部141を介して入力される(ステップSa1)。入力されたスキャン条件および再構成条件に基づいて、端部分幅が決定される(ステップSa2)。決定された端部分幅に基づいて、再構成領域における端部分が決定される(ステップSa3)。入力されたスキャン条件に従って、被検体をコーンビームX線で走査し、実測データが発生される(ステップSa4)。実測データを用いた補間処理により、端部分の実測データ未収集領域に関する補間データが発生される(ステップSa5)。実測データと補間データとに基づいて、再構成領域に関するボリュームデータが、再構成条件を用いて発生される(ステップSa6)。
(変形例)
第1の実施形態との相違は、再構成領域における回転軸方向の長さ(以下、再構成軸長と呼ぶ)に基づいて天板119の長軸方向(以下、天板長軸方向と呼ぶ)に沿った天板119の移動量(以下、天板移動量と呼ぶ)を決定し、ステップアンドシュートスキャンにおいて、決定された天板移動量に従って、天板119を移動させることにある。
図8は、第1の実施形態の変形例に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成の一例を示す構成図である。
天板移動量決定部151は、再構成軸長に基づいて、天板長軸方向に沿った天板移動量を決定する。具体的には、天板移動量決定部151は、回転軸方向と天板長軸方向とが平行である場合、再構成軸長を天板移動量として決定する。天板移動量決定部151は、ガントリ100を傾斜させてステップアンドシュートスキャンが実行される場合、再構成軸長と傾斜(チルト:tilt)角(以下、チルト角と呼ぶ)の余弦との積を、天板移動量として決定する。図9は、ガントリ100をチルト角θだけ傾斜させてステップアンドシュートスキャンが実行される場合の天板移動量bを、再構成軸長aとチルト角θとで表した一例を示す図である。図9に示すように、天板移動量bは、再構成軸長aとチルト角θの余弦(cosθ)との積で計算される。なお、天板移動量決定部151は、シュートごとに再構成軸長が異なる場合、複数のステップにそれぞれ対応する天板移動量を、シュートごとに決定することも可能である。
天板駆動部153は、ステップアンドシュートスキャンにおいて、決定された天板移動量に従って天板119を長軸方向に移動するために、天板119を駆動する。
再構成部 は、シュートごとに再構成領域に対応するボリュームデータを再構成する。
(ステップアンドシュートスキャン機能)
ステップアンドシュートスキャン機能とは、再構成軸長に基づいて天板長軸方向に沿った天板移動量を決定し、ステップアンドシュートスキャンを実行し、シュートごとに再構成領域に関するボリュームデータを再構成する機能である。
以下、ステップアンドシュートスキャン機能に従う処理(以下、ステップアンドシュートスキャン処理と呼ぶ)を説明する。
図10は、ステップアンドシュートスキャンにおけるスキャン手順の一例を示すフローチャートである。再構成処理のステップSa1乃至ステップSa3の後、入力されたスキャン条件と再構成軸長とに基づいて、天板移動量が決定される(ステップSb1)。入力されたスキャン条件に従って、被検体をコーンビームX線で走査し、実測データが発生される(ステップSb2)。実測データを用いた補間処理により、端部分の実測データ未収集領域に関する補間データが発生される(ステップSb3)。実測データと補間データとに基づいて、再構成領域に関するボリュームデータが、再構成条件を用いて発生される(ステップSb4)。スキャン条件における被検体の走査範囲全域に亘るスキャンが終了していなければ(ステップSb5)、決定された天板移動量に従って、天板119が移動される(ステップSb6)。次いで、ステップSb2乃至ステップSb4が繰り返される。スキャン条件における被検体の走査範囲全域に亘るスキャンが終了していれば、ステップアンドシュートスキャンは終了される。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態におけるX線コンピュータ断層撮影装置1によれば、コーン角と径と被検体の撮影対象部位などに応じて、再構成領域の端部分幅を決定し、再構成領域に対応するボリュームデータを再構成することができる。これにより、再構成画像の画質を維持しつつ円筒形にできるだけ近づけたボリュームデータを再構成することができる。
さらに、本X線コンピュータ断層撮影 装置1によれば、再構成軸長に基づいて、天板移動量を決定することができる。これにより、ステップアンドシュートスキャンにおいて、ステップ幅を拡張し、かつボリュームデータのオーバーラップを最小限にすることができる。以上のことから、再構成画像の画質を維持しつつ被検体への被曝量を低減することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態との相違は、径とコーン角と撮影対象部位とのうち少なくとも一つに基づいて、径とコーン角とにより決定される端部分の最大幅に対する再構成に用いられる端部分幅の割合(以下、端部分拡張率と呼ぶ)を決定し、決定された端部分拡張率に基づいて、再構成に用いられる端部分を決定することにある。
図11は、第2の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1の構成を示す構成図である。第2の実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置1は、ガントリ100、高電圧発生部101、前処理部125、補間データ発生部129、再構成部131、表示部139、制御部143、インターフェース133、入力部141、割合決定部155、端部分決定部157を有する。
割合決定部155は、入力部141により入力されたスキャン条件と再構成処理に用いられる再構成条件とに基づいて、端部分拡張率を決定する。具体的には、割合決定部155は、図示していないメモリを有する。メモリは、コーン角または列数と第1端部分拡張率との第1拡張率対応表と、径の長さと第2端部分拡張率との第2拡張率対応表と、撮影対象部位と第3端部分拡張率との第3拡張率対応表とのうち少なくともひとつを記憶する。割合決定部155は、記憶された拡張率対応表に関するスキャン条件又は再構成条件を入力として、端部分拡張率を決定する。例えば、メモリに第1拡張率対応表が記憶されている場合、割合決定部155は、入力部141を介して入力されたコーン角または列数と第1拡張率対応表とに基づいて、端部分拡張率を決定する。割合決定部155は、決定した端部分拡張率を、後述する端部分決定部157に出力する。割合決定部155は、例えば、入力部141を介して4°のコーン角に対応する80列の列数が入力された場合、端部分拡張率を100%として決定する。この時、再構成領域は、円筒形状となる。
なお、端部分拡張率は、回転軸を含む断面において、端部分の最大可能面積に対する再構成に用いられる端部分の面積の割合、または中央部分の回転軸方向に沿った境界線の長さに対する再構成に用いられる端部分の回転軸方向に沿った長さの割合であってもよい。
また、割合決定部155は、スキャンプロトコルにおける同期スキャンの同期対象に応じて撮影対象部位を決定し、決定した撮影対象部位に基づいて、端部分拡張率を決定することも可能である。例えば、同期スキャンが心電同期スキャンである場合、割合決定部155は、撮影対象部位を胸部として決定する。また、同期スキャンが呼吸同期スキャンである場合、割合決定部155は、撮影対象部位を腹部として決定する。さらに、割合決定部155は、再構成関数の設定に応じて、撮影対象部位を決定してもよい。なお、メモリは、再構成関数と第4端部分拡張率との第4拡張率対応表などを記憶してもよい。
割合決定部155のメモリに第1乃至第4拡張率対応表が記憶されている場合、割合決定部155は、入力部141を介して入力されたスキャン条件又は再構成条件に基づいて、第1乃至第4拡張率対応表にそれぞれ対応する第1乃至第4端部分拡張率を決定する。具体的には、割合決定部155は、入力部141、またはインターフェース133を介してRIS135、およびHIS137から入力されたコーン角(または列数)、径、撮影対象部位、および再構成関数に基づいて、第1乃至第4拡張率対応表にそれぞれ対応する第1乃至第4端部分拡張率を読み出す。割合決定部155は、読み出した第1乃至第4端部分拡張率のうち、最小の拡張率を、再構成領域における端部分に関する端部分拡張率として決定する。
図12は、第1拡張率対応表(a)、第2拡張率対応表(b)、第3拡張率対応表(c)の一例を示す図である。なお、第1乃至第3拡張率対応表の代わりに、図13に示すような複数種類の条件(コーン角、径の長さ、撮影対象部位)に対する端部分拡張率の対応表(多変数の幅対応表)を記憶してもよい。
端部分決定部157は、割合決定部155により決定された端部分拡張率に基づいて、再構成に用いられる端部分の領域を決定する。端部分決定部157は、決定した端部分の領域を後述する補間データ発生部129に出力する。以下、端部分決定部157により決定される端部分の領域について、回転軸を含む断面における中央部分の断面形状が6角形である場合を一例として、図14乃至図16を用いて説明する。
図14は、端部分拡張率がゼロの場合、または端部分拡張率が決定される前において、再構成領域とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。このとき、回転軸を含む断面における再構成領域は、中央部分と同一になる。
図15は、端部分拡張率が最大幅の50%である場合において、端部分決定部157により決定された端部分と中央部分とマスク領域と回転軸との一例を示す図である。回転軸を含む断面において、端部分決定部157により決定される端部分の領域は、6角形における辺のうち回転軸に非平行な辺(a)と、端部分の最大幅の50%の長さ(端部分幅)を有する回転軸に平行な辺(b)と、6角形の頂点のうち回転軸上の頂点(c)と6角形の6つの辺のうち回転軸に平行な辺を端部分幅に亘って回転軸に沿って延長した点(d)とを結ぶ辺(e)とにより規定される。割合決定部155により決定される端部分拡張率は、図15の点(d)に関連する。
図16は、端部分拡張率が100%(端部分の最大幅=端部分幅)である場合において、端部分と中央部分と回転軸との一例を示す図である。この時、回転軸を含む断面における再構成領域は、長方形となり、3次元的には、再構成領域は、円柱形状となる。
補間データ発生部129は、端部分決定部157から出力された端部分の領域に基づいて、実測データ未収集領域に関する投影データを、実測データを用いて補間する。
(拡張率決定再構成機能)
拡張率決定再構成機能とは、スキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて端部分拡張率を決定し、再構成領域に関するボリュームデータを再構成する機能である。以下、拡張率決定再構成機能に従う処理(以下、拡張率決定再構成処理と呼ぶ)を説明する。
図17は、拡張率決定再構成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
被検体に対してスキャノ撮影が実行される。スキャノ撮影により発生された画像に基づいて、スキャン条件および再構成条件等が、入力部141を介して入力される(ステップSc1)。入力されたスキャン条件および再構成条件に基づいて、端部分拡張率が決定される(ステップSc2)。決定された端部分拡張率に基づいて、再構成に用いられる端部分の領域が決定される(ステップSc3)。入力されたスキャン条件に従って、被検体をコーンビームX線で走査し、実測データが発生される(ステップSc4)。実測データを用いた補間処理により、端部分の実測データ未収集領域に関する補間データが発生される(ステップSc5)。実測データと補間データとに基づいて、再構成領域に関するボリュームデータが、再構成条件を用いて発生される(ステップSc6)。
以上に述べた構成によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態におけるX線コンピュータ断層撮影装置1によれば、コーン角(列数)と径と被検体の撮影対象部位とのうち少なくとも一つに基づいて端部分拡張率を決定し、決定された端部分拡張率に基づいて、再構成に用いられる端部分の領域を決定することができる。これにより、再構成画像の画質を維持しつつ円筒形にできるだけ近づけたボリュームデータを再構成することができる。以上のことから、再構成画像の画質を維持しつつ被検体への被曝量を低減することができる。
なお、各実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線コンピュータ断層撮影装置、100…ガントリ、101…高電圧発生部、103…X線管、105…回転リング、107…架台駆動部、109…エリア検出器(X線検出部)、111…スリップリング、113…コリメータ、115…X線の放射範囲、117…撮影領域、119…天板、121…データ収集回路(DAS)、123…非接触データ伝送部、125…前処理部、127…幅決定部、129…補間データ発生部、131…再構成部、133…インターフェース、135…RIS、137…HIS、139…表示部、141…入力部、143…制御部、151…天板移動量決定部、153…天板駆動部、155…割合決定部、157…端部分決定部

Claims (8)

  1. コーンビームX線を発生するX線発生部と、
    前記X線発生部から発生され、被検体を透過したX線を複数の検出素子で検出する2次元アレイ型またはマルチスライス型のX線検出部と、
    前記被検体に対するスキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて、再構成処理に必要な角度範囲の投影データが実測データで揃わないマスク領域において、前記X線発生部の回転に関する回転軸の方向の前記マスク領域の幅を決定する幅決定部と、
    前記X線検出部からの出力に応じた前記投影データに基づいて、前記マスク領域のうち前記決定された幅により規定される領域を有する再構成領域に関するボリュームデータを再構成する再構成部と、
    前記回転軸に垂直な長さにより規定される前記再構成領域の径を入力する入力部とを具備し、
    前記幅決定部は、
    前記再構成に用いられる再構成関数に基づいて、前記再構成条件である前記被検体の撮影対象部位を決定し、
    前記決定された撮影対象部位と前記径と前記X線のコーン角とに基づいて前記幅を決定すること、
    を特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記再構成領域は、前記投影データが前記実測データで揃う中央部分と、前記規定された領域に対応し前記中央部分の両側に位置する端部分と、を有し、
    前記投影データを揃えるために、前記実測データと前記決定された幅とに基づいて、前記端部分における補間データを発生する補間データ発生部をさらに具備し、
    前記再構成部は、
    前記実測データと前記補間データとに基づいて、前記再構成領域に関する前記ボリュームデータを再構成すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記幅決定部は、前記径と前記コーン角と前記撮影対象部位とにそれぞれ対応する複数の幅のうち、最も狭い幅を前記領域の幅として決定すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記被検体を載置する天板と、
    前記再構成領域における前記回転軸の方向の長さに基づいて、前記天板の長軸方向に沿った前記天板の移動量を決定する天板移動量決定部と、
    前記決定された移動量に応じて前記天板を移動させるために、前記天板を駆動する天板駆動部とをさらに具備すること、
    を特徴とする請求項1乃至のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. コーンビームX線を発生するX線発生部と、
    前記X線発生部から発生され、被検体を透過したX線を複数の検出素子で検出する2次元アレイ型またはマルチスライス型のX線検出部と、
    前記被検体に対するスキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて、再構成処理に必要な角度範囲の投影データが実測データで揃わないマスク領域において、前記X線発生部の回転に関する回転軸の方向の前記マスク領域の最大幅に対する再構成領域の端部分における前記方向の前記マスク領域の幅の割合を決定する割合決定部と、
    前記決定された割合に基づいて、前記マスク領域のうち前記再構成処理に用いられる前記端部分の領域を決定する端部分決定部と、
    前記X線検出部からの出力に応じた前記投影データに基づいて、前記決定された端部分の領域を有する前記再構成領域に関するボリュームデータを再構成する再構成部と、
    前記X線発生部の回転に関する回転軸に垂直な長さにより規定される前記再構成領域の径を入力する入力部とを具備し、
    前記割合決定部は、
    前記再構成に用いられる再構成関数に基づいて、前記再構成条件である前記被検体の撮影対象部位を決定し、
    前記決定された撮影対象部位と前記径と前記X線のコーン角に対応する前記検出素子の列数とに基づいて、前記割合を決定すること、
    を特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記投影データを揃えるために、前記実測データと前記決定された端部分とに基づいて、前記決定された領域における補間データを発生する補間データ発生部を更に具備し、
    前記再構成部は、
    前記実測データと前記補間データとに基づいて、前記再構成領域に関する前記ボリュームデータを再構成すること、
    を特徴とする請求項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. コンピュータに、
    被検体に対するスキャン条件と再構成条件とのうち少なくとも一つに基づいて、再構成処理に必要な角度範囲の投影データが実測データで揃わないマスク領域において、X線発生部の回転に関する回転軸の方向の前記マスク領域の幅を決定する機能と、
    前記投影データに基づいて、前記マスク領域のうち前記決定された幅により規定される領域を有する再構成領域に関するボリュームデータを再構成する機能と、
    前記回転軸に垂直な長さにより規定される前記再構成領域の径を入力する機能を実現させ、
    前記幅を決定する機能は、
    前記再構成に用いられる再構成関数に基づいて、前記再構成条件である前記被検体の撮影対象部位を決定し、
    前記決定された撮影対象部位と前記径とX線のコーン角に対応する検出素子の列数とに基づいて、前記幅を決定すること、
    を特徴とする再構成処理プログラム。
  8. 前記再構成領域は、前記投影データが前記実測データで揃う中央部分と、前記規定された領域に対応し前記中央部分の両側に位置する端部分と、を有し、
    前記投影データを揃えるために、前記実測データと前記決定された幅とに基づいて、前記端部分における補間データを発生する機能をさらに実現させ、
    前記ボリュームデータを再構成する機能は、
    前記実測データと前記補間データとに基づいて、前記再構成領域に関する前記ボリュームデータを再構成すること、
    を特徴とする請求項に記載の再構成処理プログラム。
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