JP2017060301A - 充放電制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電装置と受電装置のコイル間の電力の伝送効率が変化しても、給電装置に出力電圧をフィードバックする構成を用いることなく受電装置が負荷に安定した電力を供給することが可能な充放電制御装置を提供する。【解決手段】実施形態の充放電制御装置は、バッテリと負荷と二次側コイルを備え、一次側コイルを備えた給電装置から非接触で供給された電力を受電した前記二次側コイルが前記負荷に電力を供給して動作する受電装置に設けられた充放電制御装置であって、前記二次側コイルから前記負荷への電力の供給に伴う出力を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記出力が所定範囲の出力以下である場合には前記負荷に対して前記バッテリから電力を供給させ、前記計測手段が計測した前記出力が前記所定範囲の出力以上である場合には前記二次側コイルから供給される電力によって前記バッテリを充電する充放電制御手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、充放電制御装置に関する。
近年、電源ケーブルを使用せずに装置に電力を送る非接触給電システムが登場してきている。非接触給電システムは、給電装置上に設置されたPC(Personal Computer)、POS(Point of Sales)端末、および印字装置をはじめとする周辺機器などの受電装置に対して、給電装置から非接触で電力を供給するものである。
この非接触給電システムは、例えば、給電装置および受電装置に設けられたコイルを互いに近づけて、コイル間に発生する磁界の共鳴現象を利用して給電装置から受電装置に電力を供給する。
ところで、給電装置上への受電装置の設置状況等によって、給電装置と受電装置のコイル間の距離が変化すると、給電装置側から受電装置に供給する電力の伝送効率が変化する。このため、受電装置は負荷に対して安定した電力を供給できない。そこで従来は、受電装置に設けられた整流回路からの出力電圧を給電装置にフィードバックして給電装置への入力電圧を制御して伝送効率を安定させることで、受電装置は、負荷に対して安定した電力を供給していた。
しかしながら、このような従来の装置は、伝送効率を安定させるために、受電装置から給電装置に出力電圧をフィードバックする構成が必要であり、その分、コストの上昇や、給電装置から受電装置への電力の供給に時間がかかり、受電装置の制御の遅れにつながっていた。
本発明が解決しようとする課題は、給電装置と受電装置のコイル間の電力の伝送効率が変化しても、給電装置に出力電圧をフィードバックする構成を用いることなく受電装置が負荷に安定した電力を供給することが可能な充放電制御装置を提供することである。
実施形態の充放電制御装置は、バッテリと負荷と二次側コイルを備え、一次側コイルを備えた給電装置から非接触で供給された電力を受電した前記二次側コイルが前記負荷に電力を供給して動作する受電装置に設けられた充放電制御装置であって、前記二次側コイルから前記負荷への電力の供給に伴う出力を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記出力が所定範囲の出力以下である場合には前記負荷に対して前記バッテリから電力を供給させ、前記計測手段が計測した前記出力が前記所定範囲の出力以上である場合には前記二次側コイルから供給される電力によって前記バッテリを充電する充放電制御手段と、を備える。
図1は、実施形態にかかる非接触給電システムを示す図である。 図2は、給電装置および受電装置の主要な回路構成を示す図である。 図3は、充放電制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、充放電部の主要な回路構成の一例を示す図である。 図5は、充放電制御装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図6は、充放電制御装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、給電装置および受電装置の回路構成の変形例を示す図である。
以下、図1〜図7を参照して、実施形態にかかる充放電制御装置について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態の充放電制御装置を含む非接触給電システムを示す図である。非接触給電システム1は、周辺機器(受電装置)であるPOS端末10、印字装置80、スキャナ40、表示器50と、紙幣及び硬貨の釣銭機60とを備える。非接触給電システム1は、POS端末10と、印字装置80、スキャナ40、表示器50および釣銭機60とを、相互に、例えばブルートゥース(登録商標)やWi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線で通信可能に接続している。
POS端末10は、店舗において販売する商品の売上登録処理および決済処理を実行する。売上登録処理とは、入力された商品コードに基づいて当該商品の商品名や価格等の商品情報を表示し記憶する処理をいう。決済処理とは、売上登録処理した商品情報に基づいて、取引に係る合計金額の表示、および顧客から預かった預り金に基づいて決済しレシートを発行する処理をいう。
印字装置80は、レシート用紙等の所定の用紙に、POS端末10から送信された、取引された商品の商品情報や決済情報を印字するプリンタである。印字装置80は、印字部としてサーマルヘッドを具備した印字部を備えている。サーマルヘッドは、ライン状に設置した発熱素子を発熱させて、用紙である感熱紙に熱を伝達する。感熱紙は、サーマルヘッドに対向して設けられたプラテン等によって搬送されながら、サーマルヘッドから伝達された熱によって発色する。このようにして印字装置80は、印字部を制御して用紙に印字を行う。
スキャナ40は、バーコード等にコード化された商品コードを光学的に読み取るコードスキャナである。表示器50は、POS端末10を操作するオペレータ、または商品を購入した顧客向けに、各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置である。釣銭機60は、入金された貨幣を収納するとともに、POS端末10からの命令(出金コマンド)に基づいて貨幣(釣銭)を自動的に出金する自動釣銭機である。なお、これらの周辺機器は例示したものであり、非接触給電システム1は、上述以外の周辺機器を備えていてもよい。また、非接触給電システム1は、周辺機器を一台以上備えていればよい。
各周辺機器は、例えば、平面状の上面部が設けられた非接触給電器30(給電装置)上に設置されている。各非接触給電器30は、電源ケーブル31を介して商用電源(図示せず)に接続されている。非接触給電器30は、電磁誘導方式、磁界共鳴方式またはその他の方式によって、機械的な接続のない非接触状態で上面部に設置された各周辺装置に電力を供給する。実施形態では、磁界共鳴方式を採用して説明する。磁界共鳴方式を用いれば、非接触給電器と各周辺機器とが数センチメートルから2メートル程度離れていても、非接触給電器30から各周辺機器に電力を供給できる。
ここで、磁界共鳴方式とは、共鳴現象を利用して非接触により電力を供給する方式である。共鳴現象とは、同じ周波数で振動する物体を近づけて置き、一方の物体を振動させると他方の物体も振動する現象である。磁界共鳴方式では、電力を供給する送電側(非接触給電器30側)と、電力の供給を受ける受電側(周辺機器側)とに振動させる物体として同一の共振周波数を有するコイルを備える。送電側の一次側コイルは、交流電流が供給されると振動した磁界を生じさせる。この時、受電側の二次側コイルは、送電側の一次側コイルと共振周波数が一致しているため、受電側の二次側コイルの周辺にも磁界を生じさせる。これにより、受電側の二次側コイルは、送電側と機械的な接続のない非接触状態であっても、受電側の二次側コイル内を流れる誘導電流を生じさせる。従って、送電側の一次側コイルは、受電側の二次側コイルに非接触で電力を供給することができる。二次側コイルは非接触で一次側コイルから電力を受給する。そして、磁界共鳴方式は、送電側の一次側コイルと受電側の二次側コイルの距離が長くても、伝送ロスが少ない高い伝送効率を得ることができる。
実施形態では、非接触給電器30に一次側コイルを配置し、周辺機器に二次側コイルを配置している。周辺機器は非接触給電器30の上部に載置されてはいるものの、載置位置が正規位置からずれたり、周辺機器の大きさによっては、一次側コイルと二次側コイルの距離が変動する可能性がある。一次側コイルと二次側コイルの距離が変動した場合、一次側コイルから二次側コイルに供給される電力の伝送効率が変化する。伝送効率が変化すると、二次側コイルが整流回路を介して負荷83(図2を参照)に供給する電力が不安定になる。
図2は、非接触給電器30と周辺機器である印字装置80の主要な電気回路構成を示す回路図である。
図2において、非接触給電器30は、直流電源であるバッテリB1とインバータ回路21とコンデンサC1と一次側コイルL1を有する。一次電池としてのバッテリB1は、商用電源から供給された電力を蓄電する。このバッテリB1の端子間電圧はE1ボルトである。バッテリB1の両端にはインバータ回路21が接続されている。インバータ回路21は、バッテリB1が出力した直流電流を交流電流に変換する機能を備えている。インバータ回路21は、コンデンサC1と一次側コイルL1の両端に接続されている。インバータ回路21で交流に変換された交流電流は、一次側コイルL1の特性によって共振周波数が定められている。
印字装置80は、二次側コイルL2、コンデンサC2、整流回路81、DC/DC変換回路82、負荷83、充放電制御装置84、蓄電、充電および放電が可能なバッテリ85を有する。
整流回路81は、例えばダイオードを使用したブリッジ回路で構成されている。整流回路81は、交流電流を直流電流に変換する。バッテリ85は、印字装置80に備えられた充電、放電、蓄電が可能な二次電池であり、例えばリチウムイオン電池である。二次側コイルL2の両側の端子は、それぞれ、コンデンサC2、整流回路81、DC/DC変換回路82の端子と接続している。すなわち、二次側コイルL2とコンデンサC2と整流回路81とDC/DC変換回路82は、互いに並列に接続されている。
また、DC/DC変換回路82は、印字装置80の負荷83を接続している。負荷83は、印字装置80において電力を消費する機能を指し、例えば、用紙を搬送する搬送部、用紙に文字や図形を印字する印字部、表示部等である。
二次側コイルL2は、一次側コイルL1と同一の共振周波数を持つ。二次側コイルL2は、磁界共鳴方式によって一次側コイルL1から供給された交流電流の電力を整流回路81に出力する。コンデンサC2と整流回路81は、出力した交流電流の電力を直流電流の電力に変換する。この整流回路81の端子W1と端子W2間の電圧E2は、二次側コイルL2から負荷83に電力を供給することにより発生する電圧である。DC/DC変換回路82は、電圧E2を負荷83に適した電圧に変換して負荷83に電力を供給する。
ここで、一次側コイルL1と二次側コイルL2の距離と端子W1と端子W2間の電圧(電圧E2の値)は相関関係にある。すなわち、一次側コイルL1と二次側コイルL2の距離が離れるほど、コイル間の伝送効率が低下するため、端子W1と端子W2間の電圧は低くなり、一次側コイルL1と二次側コイルL2の距離が近くなるほど、コイル間の伝送効率が上昇するため、端子W1と端子W2間の電圧は高くなる。
また、整流回路81の端子W1と端子W2間には、DC/DC変換回路82と並列的に充放電制御装置84が接続されている。そして充放電制御装置84にはバッテリ85が接続されている。充放電制御装置84は、端子W1と端子W2間に、バッテリ85に蓄電された電力を放電させる機能を有する。また、充放電制御装置84は、バッテリ85に対して、整流回路81から供給される電力を充電させる機能を有する。バッテリ85は、充電した電力を蓄電する。
次に、充放電制御装置84のハードウェア構成について説明する。図3は、充放電制御装置84のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、充放電制御装置84は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)11、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)12、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)13、各種プログラムを記憶するメモリ部14等を備えている。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス16を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部141を備えている。また、メモリ部14は、基準電圧部142、バッテリ電圧部143、放電フラグ部144、充電フラグ部145を備えている。
基準電圧部142は、印字装置80が負荷に対して安定的に電力を供給することができる電圧E2の上限電圧(上限出力)と下限電圧(下限出力)の値を記憶している。例えば、電圧E2の平均電圧が24ボルトである場合、上限電圧として26ボルト、下限電圧として22ボルトを記憶する。なお、上限電圧以下でかつ下限電圧以上の電圧E2の範囲、すなわち、負荷83に電力を適正に供給することが可能な範囲の電圧E2を、所定範囲の電圧(所定範囲内の出力)という。
バッテリ電圧部143は、バッテリ85が自身の性能として放電することが可能な最低電圧(以降「臨界下限電圧」(臨界下限量)という)と、バッテリ85が自身の性能として充電することが可能な最高電圧(以降「臨界上限電圧」(臨界上限量)という)を記憶している。バッテリ85の電圧が臨界下限電圧以下の場合、バッテリ85に蓄電された残存電力はほとんどない。このような状況でバッテリ85が放電すると、バッテリ85は過放電の状態となり、バッテリ85を破損する恐れやバッテリ85の寿命を短くする恐れがある。また、バッテリ85の電圧が臨界上限電圧以上の場合、バッテリ85は満タンに蓄電されている。このような状況でバッテリ85にさらに充電すると、バッテリ85は過充電の状態となり、バッテリ85を破損する恐れやバッテリ85の寿命を短くする恐れがある。
放電フラグ部144は、バッテリ85が放電中であるか否かを示す放電フラグが記憶される。例えば、放電フラグが「1」の場合、バッテリ85が放電中であることを示し、放電フラグが「0」の場合、バッテリ85は放電中ではないことを示す。充電フラグ部145は、バッテリ85が充電中であるか否かを示す充電フラグが記憶される。例えば、充電フラグが「1」の場合、バッテリ85が充電中であることを示し、充電フラグが「0」の場合、バッテリ85が充電中ではないことを示す。
また、制御部100は、データバス16およびコントローラ17を介して、バッテリ電圧監視部18、電圧監視部19、充放電部20と接続している。バッテリ電圧監視部18は、電圧を計測する機能を有しており、バッテリ85の電圧が臨界下限電圧より低いか、または臨界上限電圧より高いかを監視する。
電圧監視部19は、電圧を計測する機能を有しており、整流回路81の端子W1とW2における出力(電圧E2)が上限電圧以上であるか、または下限電圧以下であるかを監視する。充放電部20は、バッテリ85と接続されており、制御部100からの指示により、整流回路81から供給される電力をバッテリ85に充電させるか、バッテリ85に蓄電された電力を負荷83に供給するかを切換えるための構成を備えている。
図4は、充放電部20の一例を示す回路図である。図4において、充放電部20は、ダイオードD1、ダイオードD2、スイッチSW、ダイオードD3、抵抗Rを有している。ダイオードD1のカソード端子とダイオードD2のアノード端子は端子W1に接続されている。また、ダイオードD1のアノード端子とダイオードD2のカソード端子は、スイッチSWによって選択的にバッテリ85の端子W3に接続される。すなわち、スイッチSWは、ダイオードD1のアノード端子とバッテリ85の端子W3との接続と、ダイオードD2のカソード端子とバッテリ85の端子W3との接続とを切換える。
バッテリ85の他の端子W4は、端子W2と接続している。また、バッテリ85の端子W3は、ダイオードD3と抵抗Rを介して端子W2と接続している。ダイオードD3と抵抗Rは、端子W3と端子W4間に電位差を発生させるための回路である。
スイッチSWが、ダイオードD1のアノード端子とバッテリ85の端子W3とを接続した場合、バッテリ85が放電して、バッテリ85に蓄電された電力は、ダイオードD1および端子W1を介して、負荷83に供給される。また、スイッチSWが、ダイオードD2のカソード端子とバッテリ85の端子W3とを接続した場合、端子W1からダイオードD2を介して電力が供給され、バッテリ85が充電される。なお、スイッチSWが、ダイオードD1のアノード端子とバッテリ85の端子W3とを接続せず、かつダイオードD2のカソード端子とバッテリ85の端子W3とを接続しない場合(スイッチSWが中間位置に位置している場合)には、バッテリ85は放電も充電もされない。
スイッチSWは、制御部100の指令に基づくコントローラ17の指示に基づいて、ダイオードD1のアノード端子と端子W3を接続するか、ダイオードD2のカソード端子と端子W3を接続するか、中間位置に位置するかを選択する。
続いて、図5および図6を用いて、充放電制御装置84の制御処理について説明する。図5は、充放電制御装置84の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、ROM12やメモリ部14の制御プログラム部141に記憶された制御プログラムに従うことで、計測手段101、充放電制御手段102、バッテリ監視手段103として機能する。
計測手段101は、二次側コイルL2から負荷83への電力の供給に伴う整流回路81の出力電圧E2を計測する機能を有する。
充放電制御手段102は、計測手段101が計測した出力E2が下限電圧以下である場合には負荷に対してバッテリ85から電力を供給させ、計測手段101が計測した電圧E2が上限電圧以上である場合には二次側コイルL2から供給される電力によってバッテリ85を充電する機能を有する。
バッテリ監視手段103は、バッテリ85が臨界下限電圧より少ないか臨界上限電圧より多いかを判断する機能を有する。
図6は、充放電制御装置84の制御処理の流れを示すフローチャートである。図6において、制御部100は、バッテリ電圧監視部18を用いてバッテリ85の電圧を計測する(S11)。また、制御部100は、電圧監視部19を用いて端子W1と端子W2間の電圧E2を計測する(S11)。次に制御部100は、バッテリ電圧監視部18によって計測されたバッテリ85の電圧が臨界下限電圧を下回っているか否かを判断する(S12)。バッテリ85の電圧が臨界下限電圧を下回っていると判断した場合には(S12のYes)、制御部100は、バッテリ85はほとんど蓄電していないと判断して、バッテリ85を充分に充電する(S17)。その後、制御部100はS11に戻る。すなわち、制御部100は、バッテリ85が充分に充電されるまで(例えば、少なくともバッテリ85の電圧が臨界下限電圧以上となるまで)、負荷83への電力の供給を実行せず、バッテリ85を充電する。
一方、バッテリ85の電圧が臨界下限電圧を下回っていないと判断した場合には(S12のNo)、制御部100は、S11で電圧監視部19が計測した端子W1と端子W2間の電圧E2が、下限電圧(例えば22ボルト)以下であるかを判断する(S13)。端子W1と端子W2間の電圧E2が下限電圧以下である場合、一次側コイルL1と二次側コイルL2との距離が離れており、コイル間の伝送効率が低下している。そのため、二次側コイルL2は負荷83に対して充分な電力を供給できない可能性がある。そこで、S13で下限電圧以下であると判断した場合には(S13のYes)、制御部100は、スイッチSWをダイオードD1のアノード端子側に切り換えて、バッテリ85が放電することで、バッテリ85からダイオードD1を介して負荷への電力の供給を開始させる(S14)。すなわち、負荷83は、二次側コイルL2からの電力の供給に加え、補填する形でバッテリ85からも電力の供給を受ける。そのため、負荷83は充分な電力を受給できるため、正常に動作することができる。
なお、S14において、制御部100は、放電フラグ部144に記憶されている放電フラグを、バッテリ85が放電していることを示す「1」にセットする。そして制御部100は、S11に戻る。
一方、S13において、端子W1と端子W2間の電圧が下限電圧以下ではないと判断した場合には(S13のNo)、次に制御部100は、バッテリ85が放電中であるか否かを判断する(S15)。制御部100は、放電フラグ部144に記憶されている放電フラグが「1」である場合には、バッテリ85は放電中であると判断し、放電フラグ部144に記憶されている放電フラグが「0」である場合には、バッテリ85は放電中ではないと判断する。
バッテリ85が放電中であると判断した場合には(S15のYes)、制御部100は、スイッチSWを中間位置に位置させて、バッテリ85の放電を停止するとともに放電フラグを「0」にする(S16)。そして制御部100は、S11に戻る。
一方、バッテリ85が放電中ではないと判断した場合には(S15のNo)、制御部100は、バッテリ電圧監視部18によって計測されたバッテリ85の電圧が臨界上限電圧を上回っているか否かを判断する(S21)。バッテリ85の電圧が臨界上限電圧を上回っていると判断した場合には(S21のYes)、制御部100はそのままS11に戻る。すなわち制御部100は、すでにバッテリ85はフル充電状態であると判断して、S22以降のバッテリ85への充電処理を実行しない。
一方、バッテリ85の電圧が臨界上限電圧を上回っていないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、S11で電圧監視部19が計測した端子W1と端子W2間の電圧が上限電圧(例えば26ボルト)以上であるか否かを判断する(S22)。端子W1と端子W2間の電圧が上限電圧以上である場合には、一次側コイルL1と二次側コイルL2との距離が近く、コイル間の伝送効率が上昇し過ぎているため、二次側コイルL2は負荷83に対して過剰な電力を供給する可能性がある。そのため、端子W1と端子W2間の電圧が上限電圧以上であると判断した場合には(S22のYes)、負荷83への過剰な電力の供給を避けるため、制御部100は、スイッチSWをダイオードD2のカソード端子側に切り換えて、二次側コイルL2から供給される電力の一部をバッテリ85側に供給して、バッテリ85の充電を開始する(S23)。
なお、S23において、制御部100は、充電フラグ部145に記憶されている充電フラグを、バッテリ85が充電していることを示す「1」にセットする。そして制御部100は、S11に戻る。
一方、S22において、端子W1と端子W2間の電圧が上限電圧以上ではないと判断した場合には(S22のNo)、次に制御部100は、バッテリ85が充電中であるか否かを判断する(S24)。制御部100は、充電フラグ部145に記憶されている充電フラグが「1」である場合には、バッテリ85は充電中であると判断し、充電フラグ部145に記憶されている充電フラグが「0」である場合には、バッテリ85は充電中ではないと判断する。
バッテリ85が充電中であると判断した場合には(S24のYes)、制御部100は、スイッチSWを中間位置に位置させて、バッテリ85の充電を停止するとともに、充電フラグを「0」にする(S25)。そして制御部100は、S11に戻る。また、バッテリ85が充電中ではないと判断した場合には(S24のNo)、制御部100は、S25を実行することなくS11に戻る。
このような実施形態によれば、制御部100は、端子W1と端子W2間の電圧E2を計測する。そして制御部100は、計測した電圧E2が下限電圧以下であると判断した場合には、二次側コイルL2から負荷83への電力の供給が少ないとして、バッテリ85から負荷83に電力を供給させる。また制御部100は、計測した電圧E2が上限電圧以上であると判断した場合には、二次側コイルL2から負荷83への電力の供給が過剰であるとして、二次側コイルL2から供給された電力の一部をバッテリ85に供給して、バッテリ85を充電する。そのため、非接触給電器30と印字装置80のコイル間の電力の伝送効率が変化しても、非接触給電器30に出力電圧をフィードバックする構成を用いることなく、印字装置80は負荷83に安定した電力を供給することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、充放電制御装置84は、CPU11、ROM12、RAM13等を備えた制御部100が制御する装置として説明したが、これに限らず、印字装置80のCPU、ROM、RAM等で構成される制御部が充放電制御装置84を制御するようにしてもよい。また、コントローラ17が制御部100として充放電制御装置84を制御するようにしてもよい。
また、実施形態では、二次側コイルの出力として端子W1と端子W2間の電圧を計測したが、これに限らず、端子W1を流れる電流や電力を計測するようにしてもよい。
また、実施形態では、上限出力および下限出力の一例としてそれぞれ上限電圧及び下限電圧とし、また臨界上限量および臨界下限量の一例として臨界上限電圧および臨界下限電圧としたが、これらは必ずしも電圧である必要はなく、例えば、上限出力および下限出力としてそれぞれ上限電流及び下限電流を用い、臨界上限量および臨界下限量として臨界上限電流および臨界下限電流を用いてもよい。
また、実施形態では、二次側コイルL2が電力を受電することで発生した交流電流を、コンデンサC2および整流回路81を用いて直流電流に変換した。しかしながら、交流電流を直流電流に変換する技術は他にも多数存在し、例えば、図7に示すように交流電流を直流電流に変換するIC(Integrated Circuit)86を二次側コイルに接続することで、交流電流を直流電流に変換するようにしてもよい。
また、実施形態では、基準電圧部142およびバッテリ電圧部143を充放電制御装置84に設けたが、これに限らず、印字装置80が基準電圧部142およびバッテリ電圧部143を記憶するようにしてもよい。
1 非接触給電システム
10 POS端末
18 バッテリ電圧監視部
19 電圧監視部
20 充放電部
80 印字装置
81 整流回路
83 負荷
84 充放電制御装置
85 バッテリ
100 制御部
101 計測手段
102 充放電制御手段
103 バッテリ監視手段
142 基準電圧部
143 バッテリ電圧部
144 放電フラグ部
145 充電フラグ部
L1 一次側コイル
L2 二次側コイル
W1 端子
W2 端子
特開2014−180071号公報

Claims (5)

  1. バッテリと負荷と二次側コイルを備え、一次側コイルを備えた給電装置から非接触で供給された電力を受電した前記二次側コイルが前記負荷に電力を供給して動作する受電装置に設けられた充放電制御装置であって、
    前記二次側コイルから前記負荷への電力の供給に伴う出力を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記出力が所定範囲の出力以下である場合には前記負荷に対して前記バッテリから電力を供給させ、前記計測手段が計測した前記出力が前記所定範囲の出力以上である場合には前記二次側コイルから供給される電力によって前記バッテリを充電する充放電制御手段と、
    を備えた充放電制御装置。
  2. 前記出力の前記所定範囲の上限を示す上限出力と下限を示す下限出力とを記憶する記憶部、をさらに備え、
    前記充放電制御手段は、前記計測手段が計測した前記出力が前記記憶部に記憶された下限出力以下である場合には前記負荷に対して前記バッテリから電力を供給し、前記計測手段が計測した前記出力が前記記憶部に記憶された上限出力以上である場合には前記二次側コイルから供給される電力によって前記バッテリを充電する、
    請求項1に記載の充放電制御装置。
  3. 前記バッテリに蓄積された残存電力による出力が臨界下限量より少ないか臨界上限量より多いかを判断するバッテリ監視手段、をさらに備え、
    前記充放電制御手段は、前記バッテリ監視手段によって前記残存電力による出力が前記臨界下限量より少ないと判断された場合には、前記計測手段が計測した前記出力に係わらず前記バッテリから前記負荷への電力の供給を行うことなく前記バッテリを充電し、かつ前記充放電制御手段は、前記バッテリ監視手段によって前記バッテリに蓄積された残存電力が前記臨界上限量より多いと判断された場合には、前記計測手段が計測した前記出力に係わらず前記バッテリへの充電を実行しない、
    請求項1または2に記載の充放電制御装置。
  4. 前記二次側コイルは、磁界共鳴方式によって前記一次側コイルから電力を供給される、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の充放電制御装置。
  5. 前記計測手段は、前記二次側コイルに接続された整流回路からの直流出力を前記二次側コイルの出力として計測する、
    請求項1乃至4のいずれか一に記載の充放電制御装置。
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