JP2017059148A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な商品について割安感を与えることが可能な情報処理装置およびプログラムを提供する。【解決手段】実施形態の情報処理装置は、商品の価格が所定金額以上か否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、前記判断手段が前記所定金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す情報を含む値札情報を作成する値札情報作成手段と、前記値札情報作成手段が作成した前記値札情報を出力する出力手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明の実施の形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来から、商品に付された値札は、商品の本体の価格である本体価格に消費税等の税額を加算した税込価格を表示していた。商品陳列棚に設けられた電子棚札においても同様に税込価格を表示していた。
しかしながら、従来の値札は、安価な商品であっても税込価格で表示しているため、安価な商品であるにもかかわらず消費者に割安感を与えることができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、安価な商品について割安感を与えることが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、商品の価格が所定金額以上か否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、前記判断手段が前記所定金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す情報を含む値札情報を作成する値札情報作成手段と、前記値札情報作成手段が作成した前記値札情報を出力する出力手段と、を備える。
また、実施形態のプログラムは、情報処理装置をコンピュータによって制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、商品の価格が所定金額以上か否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、前記判断手段が前記所定金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す情報を含む値札情報を作成する値札情報作成手段と、前記値札情報作成手段が作成した前記値札情報を出力する出力手段と、して機能させる。
図1は、実施形態にかかるサーバおよび店舗サーバを含む値札発行システムのシステム構成を示す模式図である。 図2は、店舗サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、商品マスタのデータ構成を示す図である。 図5は、サーバの機能構成を示すブロック図である。 図6は、サーバにおける値札情報作成処理の流れを示すフローチャート、および店舗サーバにおける値札印字処理の流れを示すフローチャートを関連的に示した図である。 図7は、入力画面の表示例を示す図である。 図8は、商品情報画面の表示例を示す図である。 図9は、値札の印字発行例を示す図である。 図10は、値札の別の印字発行例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置およびプログラムを詳細に説明する。実施形態では、サーバを情報処理装置の一例として説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかるサーバ1を含む値札発行システムのシステム構成を示す模式図である。本実施形態の値札発行システムは、家電製品、衣料品、靴製品、鞄製品、カー用品などを扱う店舗で使用されるものであり、例えば本部P2に設置される情報処理装置であるサーバ1と、各店舗P1に設置されるクライアント装置である複数の店舗サーバ3と、を有する。
サーバ1と、店舗サーバ3とは、店舗P1と本部P2とを繋ぐネットワーク2によって接続されている。ここで、ネットワーク2は、例えば、インターネットやVPN(Virtual Private Network)等である。
サーバ1は、店舗を運営する企業の本部P2に設置されており、商品コード、商品名、単価等の商品情報や店舗毎での商品の売上情報などを収集して管理する。
店舗サーバ3は、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型コンピュータ等である。店舗サーバ3は、ネットワーク2上に公開される各種情報を閲覧するためのWebブラウザ等のアプリケーションを実装する。
また、店舗サーバ3には、当該店舗サーバ3から送信された値札情報に従って値札を発行するためのプリンタ4が通信回線を介して接続されている。
プリンタ4は、商品に付す値札を作成するための値札用紙を搬送する搬送機構や、搬送機構による搬送過程で値札用紙に対して印字を行う印字機構、値札用紙を切断する切断装置等を備えている。搬送機構は、実施形態では、パルスモータ(図示せず)によって回転駆動したプラテンローラによって値札用紙を搬送する構成である。印字機構は、本実施形態ではサーマルヘッド(図示せず)によって印字を行う構成である。
プリンタ4は、印字媒体として用紙長尺状の台紙に感熱性の複数の値札が一列状に配置された値札用紙が適用されたプリンタであって、値札用紙に対して印字動作を行って値札を発行口から発行する。発行された値札には値札情報が印字(表示)されている。
係る構成の値札発行システムにおいて、本部P2に設置されたサーバ1は、画面情報をネットワーク2上に公開する。また店舗サーバ3は、Webブラウザを用いてURL(Uniform Resource Locator)を指定することにより、ネットワーク2上に公開された画面情報を閲覧することができる。なお、店舗サーバ3に画面情報を閲覧するためのアプリケーションをインストールして閲覧するようにしてもよい。
次に、本実施形態の値札発行システムを構築するサーバ1および店舗サーバ3のハードウェア構成について説明する。
まず、店舗サーバ3について説明する。図2は、店舗サーバ3のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、店舗サーバ3は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)31、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)32、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)33、各種プログラムを記憶するメモリ部34等を備えている。CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34は、互いにデータバス35を介して接続されている。CPU31とROM32とRAM33が、制御部300を構成する。すなわち、制御部300は、CPU31がメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部34は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラムを記憶する制御プログラム部341を備えている。また、メモリ部34は、ネットワーク2上に公開されている各種情報(コンテンツ)を閲覧するためのWebブラウザ342を記憶している。
また制御部300は、データバス35およびコントローラ36を介して、キーボード等で構成された操作部37、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成された表示部38、およびプリンタ4と接続している。
コントローラ36は、操作部37からの入力信号を取り込む。また、コントローラ36は、画像データに基づいて表示部38を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示部38に表示させる。例えば、コントローラ36は、ネットワーク2上に公開された画面情報を表示する。また、コントローラ36は、値札情報に基づいてプリンタ4を駆動制御し、値札情報を印字装置であるプリンタ4に印字させる。プリンタ4は、値札情報を値札に印字する。
また、制御部300は、データバス35を介してネットワークI/F30と接続している。このネットワークI/F30は、ネットワーク2に接続している。そのため、店舗サーバ3は、ネットワークI/F30を介してサーバ1と各種情報を送受信することができる。
次に、サーバ1について説明する。図3は、サーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、サーバ1は、制御主体となるCPU11、各種プログラムを記憶するROM12、各種データを展開するRAM13、各種プログラムを記憶するメモリ部14等を備えている。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラムを記憶する制御プログラム部141を備えている。また、メモリ部14は、商品マスタ142、切替金額部143、伝票記憶部144、フォーマット記憶部145を記憶する。商品マスタ142は図4を用いて後述する。切替金額部143は、安価商品に付す値札の印字フォーマットと高価商品に付す値札の印字フォーマットとを切替えるための基準となる切替金額を記憶する。伝票記憶部144は、納品された商品の納品伝票の情報を記憶する。詳細には、商品が納品されると、納品された商品を特定する商品コードおよび納品数が、納品伝票を特定する納品伝票番号と関連付けられて、メモリ部14の伝票記憶部144に記憶される。フォーマット記憶部145は、安価商品に付す値札の印字フォーマットと高価商品に付す値札の印字フォーマットを記憶する。
制御部100は、データバス15およびコントローラ16を介して、キーボード等で構成された操作部18とLCD等で構成された表示部19と接続している。また、制御部100は、データバス15を介してネットワークI/F20と接続している。このネットワークI/F20は、ネットワーク2に接続している。サーバ1は、ネットワークI/F20を介して各種データやコマンドを送信する。また、サーバ1は、ネットワークI/F20を介して店舗サーバ3からの各種データやコマンドを受信する。
コントローラ16は、操作部18からの入力信号を取り込む。また、コントローラ16は、画像データに基づいて表示部19を駆動制御し、画像データに応じた画像を表示部19に表示させる。
図4は、メモリ部14に記憶された、商品マスタ142の構成を示すメモリマップである。商品マスタ142は、商品毎に当該商品にかかる種々の商品情報を記憶する。図3において商品マスタ142は、商品コード部1421、商品名部1422、本体価格部1423、税込価格部1424、税率部1425を有している。
商品コード部1421は、商品を特定する商品コードを記憶する。商品名部1422は、商品の名称を記憶する。本体価格部1423は、税額を含まない、商品本体の価格である本体価格を記憶する。税込価格部1424は、本体価格に例えば消費税の税額を加算した税込価格を記憶する。税率部1425は、課税する税額を算出するための税率を記憶する。税額は、本体価格に税率(例えば8%)を乗じて求める。
次に、図5〜図10を用いて、サーバ1および店舗サーバ3の制御処理について説明する。図5は、サーバ1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、メモリ部14の制御プログラム部141に記憶された制御プログラムに従うことで、判断手段101、値札情報作成手段102、出力手段103として機能する。
判断手段101は、値札に表示する商品の価格が切替金額以上か否かを判断する機能を有する。
値札情報作成手段102は、判断手段101が切替金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、判断手段101が切替金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および値札に表示する当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す「+税」の文字情報を含む値札情報を作成する機能を有する。
出力手段103は、値札情報作成手段102が作成した値札情報を出力する機能を有する。
図6は、サーバ1で実行される値札発行処理の制御処理を示すフローチャート、および店舗サーバ3で実行される値札発行処理の制御処理を示すフローチャートを関連的に示した図である。図6において、サーバ1の制御部100は、店舗サーバ3からのネットワーク2を介したアクセスにより、値札発行処理のための入力画面をネットワーク2上に公開し閲覧可能とする(S11)。一方、店舗サーバ3の制御部300は、S11で公開された入力画面を表示部38に表示する(S31)。店舗サーバ3の操作者は、表示部38に表示された入力画面を閲覧することができる。
図7は、サーバ1の制御部100がS11でネットワーク2に公開して閲覧可能とし、店舗サーバ3の制御部300がS31で表示部38に表示した入力画面X1の例を示す図である。入力画面X1は、納品情報が表示される前の納品伝票を入力する画面である。
図7において、入力画面X1は、商品を納品した店舗を入力する店舗部A1、納品伝票番号を入力する納品伝票番号部A2、納品した商品の商品コードや商品名を表示する商品名部A3、納品した商品の色を表示する色部A4、納品した商品の分類を表示する分類部A5、納品した商品のサイズ毎の納品予定数および納品数を表示する個別納品部A6、商品の納品予定数および商品の納品数を表示する納品数部A7、納品した商品の本体価格を表示する本体価格部A8、納品した商品の税込価格を表示する税込価格部A9、納品した商品にかかる税率を表示する税率部A10等を表示する。
また、入力画面X1は、納品伝票番号部A2に入力された納品伝票番号に基づいて、納品された商品の商品コードを検索する検索ボタンB1、および、表示された商品それぞれについての値札を発行する値札発行ボタンB2を表示する。
図6の説明に戻る。操作者が納品伝票番号部A2に納品伝票番号を入力して、検索ボタンB1を操作すると、制御部300は、検索ボタンB1の操作を受け付ける(S32)。
サーバ1の制御部100は、検索ボタンが操作されたか否かを判断する(S12)。サーバ1の制御部100は、制御部300がS32で検索ボタンB1の操作を受け付けると、検索ボタンが操作されたと判断する。制御部100は、検索ボタンが操作されるまで待機する(S12のNo)。検索ボタンが操作されたと判断した場合には(S12のYes)、制御部100は、入力された納品伝票番号に基づいて伝票記憶部144を検索し、該当する納品伝票番号に関連付けられている商品コードを抽出する。そして制御部100は、抽出した商品コードに対応する商品情報を商品マスタ142から読み出す(S13)。そして制御部100は、読み出した商品情報を反映した商品情報画面をネットワーク2上に公開し閲覧可能とする(S14)。
店舗サーバ3の制御部300は、公開された商品情報画面を表示部38に表示する(S33)。
図8は、サーバ1の制御部100がS14でネットワーク2に公開して閲覧可能とし、店舗サーバ3の制御部300がS33で表示部38に表示した商品情報画面X2の例を示す図である。商品情報画面X2は、入力画面X1において入力された納品伝票番号に基づいて納品された商品情報が表示された画面である。図8において、図7の入力画面X1と同一構成については同一符号を付し、説明を省略する。
図8において、制御部300は、制御部100がネットワーク2に公開した商品情報に基づいて納品した商品の商品情報を表示する。すなわち、制御部300は、納品した商品の商品名を商品名部A3に表示する。同様に、納品した商品の色を色部A4に表示する。納品した商品が属する分類を分類部A5に表示する。納品した商品のサイズとサイズ別個数を個別納品部A6に表示する。図8の例では、納品された商品Aと商品Bについて、それぞれ3種類のサイズの商品が表示されている。また、制御部300は、納品した商品の納品予定数と納品数を納品数部A7に表示する。同様に、納品した商品の本体価格を本体価格部A8に表示する。納品した商品の税込み価格を税込価格部A9に表示する。納品した商品にかかる税率を税率部A10に表示する。
図6の説明に戻る。表示部38に表示された商品情報を操作者が確認して値札発行ボタンB2を操作すると、制御部300は、値札発行ボタンB2の操作を受け付ける(S34)。
サーバ1の制御部100は、値札発行ボタンB2が操作されたか否かを判断する(S15)。制御部300が値札発行ボタンB2の操作を受け付けた場合に、制御部100は、値札発行ボタンB2が操作されたと判断する。値札発行ボタンB2が操作されたと判断した場合には(S15のYes)、制御部100は、S13で読み出した商品情報に含まれる商品の本体価格と切替金額部143に記憶されている所定金額である切替金額とを比較する。そして制御部100(判断手段101)は、商品の本体価格が切替金額以上であるか否かを判断する(S16)。
ここで、切替金額について説明する。例えば鞄や靴の場合、普段使用する安価商品と特別のときに使用する高価商品とが存在する。そして、安価商品の価格は一般的に低価格であり、高価商品の価格は高価格である。切換金額とは、この安価商品の価格と高価商品の価格との境界の価格であり、商品の本体価格である。すなわち、本体価格が切替価格より低い低価格の商品は安価商品と位置付けられ、本体価格が切替価格以上の高価格の商品は高価商品と位置付けられる。実施形態では、例えば5000円を切換価格とする。
切換価格未満であると判断した場合には(S16のNo)、制御部100(値札情報作成手段102)は、フォーマット記憶部145から安価商品用の印字フォーマットを読み出して、プリンタ4が安価商品用の値札を印字するための値札情報Aを作成する(S17)。図8に示すように、商品Aは本体価格が2000円であるため安価商品である。そのため、制御部100は、商品Aの価格は切替金額未満であると判断(S16でNoと判断)し、S17において安価商品用の値札を印字するための値札情報Aを作成する。制御部100は、商品名、商品の本体価格、本体価格に係る税額を含む値札情報Aを作成する。また、制御部100は、S17において、税が存在することを示す情報である「+税」の文字情報を含む値札情報Aを作成する。
一方、切換価格以上であると判断した場合には(S16のYes)、制御部100(値札情報作成手段102)は、フォーマット記憶部145から高価商品用の印字フォーマットを読み出して、プリンタ4が高価商品用の値札を印字するための値札情報Bを作成する(S18)。図8に示すように、商品Bは本体価格が6000円であるため高価商品である。そのため、制御部100は、商品Bの価格は切替金額以上であると判断(S16でYesと判断)し、S18において高価商品用の値札を印字するための値札情報Bを作成する。制御部100は、商品名、商品の本体価格、税率、商品の税込価格を含む値札情報Bを作成する。
次に制御部100(出力手段103)は、S17または/およびS18で作成した値札情報をネットワーク2を介して店舗サーバ3に送信する(S19)。実施形態の場合、商品Aの値札情報と商品Bの値札情報を送信する。制御部100は、同時に、商品Aおよび商品Bの値札の印字枚数を送信する。そして制御部100は、処理を終了する。
店舗サーバ3の制御部300は、S19で送信した値札情報および値札の印字枚数を受信したか否かを判断する(S35)。受信するまで待機し(S35のNo)、受信したと判断した場合には(S35のYes)、制御部300は、受信した値札情報および印字枚数に基づいてプリンタ4を制御して、値札を印字する(S36)。そして制御部300は、処理を終了する。実施形態では、商品Aの値札を3枚と商品Bの値札を3枚印字する。
図9は、制御部100がS17で作成しS19で送信した値札情報Aに基づいて、店舗サーバ3がプリンタ4を制御してS36で印字した、商品A(安価商品)の値札T1の例を示す図である。図9において、制御部300は、値札T1に、商品Aの商品名T11、商品Aの商品コード、本体価格、税込価格等の情報をコード化したバーコードT12、商品Aの本体価格T13を印字する。また制御部300は、値札T1の本体価格T13の直下位置に、商品Aについて課税される税が存在することを示す情報を示す「+税」の文字T14を印字する。
本体価格T13の印字文字は「+税」の文字T14の文字より大きく印字されている。さらに、値札T1には、本体価格T13以外に価格に関する数字が印字されない。そのため、印字された値札T1では、本体価格T13が強調される。本体価格は税を含まない価格であることに加え、商品Aが安価商品であって印字された本体価格が低価格であることから、このような本体価格T13が強調された値札T1は、商品Aを見た顧客(消費者)に対して、商品Aが安価商品であるとの割安感を視覚的に与えることができる。そのため、商品Aの販売促進につなげることができる。
また、図10は、制御部100がS18で作成しS19で送信した値札情報Bに基づいて、店舗サーバ3がプリンタ4を制御してS36で印字した、商品B(高価商品)の値札T2の例を示す図である。図10において、制御部300は、値札T2に、商品Bの商品名T21、商品Bの商品コード、本体価格、税率、税込価格等の情報をコード化したバーコードT22、商品Bの本体価格T23を印字する。また制御部300は、商品Bの本体価格T23の下方位置に、商品Bに課税される税率T24を印字する。また制御部300は、商品Bの本体価格T23の直下位置に、商品Bの税込価格T25を印字する。
ここで、値札T2には、商品Bの税込価格T25が本体価格T23と共に印字される。このような値札T2は、税込価格T25が印字されているため顧客に対して視覚的に安心感を与えることができる。また、商品Bが高価商品であって本体価格が高価格であることから、この本体価格および税込価格T25が印字された値札T2は、商品Bを見た顧客(消費者)に対して、商品Bが高価商品であるとの高級感を視覚的に与えることができる。
このような実施形態によれば、サーバ1の制御部100は、商品の本体価格と切替金額とを比較して、本体価格が切替金額以上の場合は当該商品の税込金額を印字するための値札情報を作成する。また、制御部100は、本体価格が切替金額未満の場合は当該商品の本体金額および課税される税が存在することを示す情報である「+税」の文字を印字するための値札情報を作成する。そして、低価格商品に付される値札には、本体価格が強調して印字されるとともに、本体価格の直下位置に「+税」の文字が印字される。高価格商品に付される値札には、税込価格が表示される。そのため、安価な商品に付された値札を見た顧客に対して割安感を与えることができる。
なお、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、値札に「+税」の文字を印字するための値札情報を作成したが、これに限ることなく、課税される税が存在することを示す文字を印字するための値札情報であればどんな値札情報でもよい。例えば「課税対象製品」「課税されます」等の文字を作成する値札情報であってもよい。
また、実施形態では、値札に「+税」の文字を印字するための値札情報を作成したが、これに限ることなく、課税される税額を印字するための値札情報であってもよい。
また、実施形態では、切替価格と商品の本体価格とを比較したが、これに限ることなく、切替価格と商品の税込価格と比較するようにしてもよい。
また、実施形態では、値札に値札情報を印字することを値札情報の表示の一例としたが、これに限ることなく、例えば、電子棚札に値札情報を表示するようにしてもよい。
また、実施形態では、本部P2に設置されたサーバ1を情報処理装置としたが、これに限ることなく、店舗P1に設置された店舗サーバ3を情報処理装置としてもよい。
また、実施形態では、本体価格の直下位置に、「+税」の文字を印字するような値札情報を作成したが、これに限ることなく、本体価格の近辺に「+税」の文字が印字される値札情報を作成するようにしてもよい。
なお、実施形態のサーバ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のサーバ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のサーバ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態のサーバ1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 サーバ
3 店舗サーバ
4 プリンタ
100 制御部
101 判断手段
102 値札情報作成手段
103 出力手段
142 商品マスタ
143 切替金額部
T1 値札
T2 値札
特開2007−133899号公報

Claims (6)

  1. 商品の価格が所定金額以上か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記所定金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、前記判断手段が前記所定金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す情報を含む値札情報を作成する値札情報作成手段と、
    前記値札情報作成手段が作成した前記値札情報を出力する出力手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記値札情報作成手段は、前記税が存在することを示す情報として、前記本体価格に対して税が存在することを示す文字情報を含む値札情報を作成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記値札情報作成手段は、前記本体価格に対して税が存在することを示す文字情報を前記本体価格の直下位置に表示させる値札情報を作成する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記値札情報作成手段は、前記判断手段が所定金額未満であると判断した商品について、当該商品の本体価格および当該本体価格に対する税額を含む値札情報を作成する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記値札情報作成手段が作成する前記値札情報は、ネットワークを介して接続されたプリンタが値札に印字する印字情報である、
    請求項1乃至4の何れか一に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置をコンピュータによって制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    商品の価格が所定金額以上か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記所定金額以上であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の税込価格を含む値札情報を作成するとともに、前記判断手段が前記所定金額未満であると判断した商品について、値札に表示する当該商品の本体価格および当該本体価格に対して課税される税が存在することを示す情報を含む値札情報を作成する値札情報作成手段と、
    前記値札情報作成手段が作成した前記値札情報を出力する出力手段と、
    して機能させるためのプログラム。
JP2015185410A 2015-09-18 2015-09-18 情報処理装置およびプログラム Active JP6321598B2 (ja)

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