JP2017058348A - 消費電力量表示システム - Google Patents

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功 藤井
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Abstract

【課題】消費電力量から消費電力量料金を簡便かつ正確に演算し、これらの値をリアルタイムで可視化することが可能な消費電力量表示システムを提供する。【解決手段】消費電力量表示システム1は、第1の電流センサー2及び第2の電流センサー3と、第1の電流センサー2の出力電流の値から電力の暫定値を演算する第1の演算部4及びタイマー部5を備える第1の制御部6と、からなる電力量計測装置7と、第2の電流センサー3の出力電流を蓄電する蓄電回路14と、無線送信手段8と、無線受信手段9と、無線受信手段9で受信される暫定値を記憶する記憶部10と、記憶部10で記憶される暫定量を用いて消費電力量料金を演算する第2の演算部11を備える第2の制御部12と、第2の制御部12で演算された消費電力量料金を表示する表示部13と、からなる電力量表示装置15を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、配電盤の電線を流れる交流電流の電流値に基づいて、消費電力量料金を表示する消費電力量表示システムに係り、特に、一方の電流センサーで電流値を計測し、他方の電流センサーで消費電力量料金を表示する表示部の電源供給を行う消費電力量表示システムに関する。
従来、消費した電力量やこれに対する消費電力量料金は、電力会社からの請求書によって、事後的に初めて把握することが通常であった。また、その電力量等の値は、例えば、事業所毎に一括されたものであり、さらに前月の積算量のみが示されている場合が多かった。そのため、事業所内の部署毎に細分化された、リアルタイムの電力量等又は所望の期間内における積算された電力量等を把握することが不可能であった。その結果、電力量を使い過ぎている時点で、直ちにこれを解消することが困難であるとともに、節電意識が向上しないという課題があった。
そこで、近年、日毎の消費電力量等を計測して使用者毎に表示可能な技術が開発されており、それに関して既にいくつかの発明が開示されている。
特許文献1には「電力使用量計測表示システム及び電力使用量計測表示方法」という名称で、合理的な電気料金を算定、提示可能な電力使用量計測表示システム等に関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は、契約先の電力会社から供給される電力について受変電設備を備えた建物の所定の領域毎の電力使用量を計測し所定の領域毎の電気料金を表示する電力使用量計測表示システムであって、該所定の領域における電力使用量を計測する電力量計と、所定の領域毎の電気料金を表示する電気料金表示装置と、電気料金表示装置に無線通信で送信が可能な第一の送受信機と、電力量計で計測されたデータを無線通信で受信が可能な第二の送受信機とからなる無線ユニットと、受変電設備に備えられ、各電力量計に設置された第一の送受信機送信機から送信されるデータの受信が可能な総合受信機と、データを処理する演算装置と、演算装置を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする。
このような特徴を備えた電力使用量計測表示システム及び電力使用量計測表示方法においては、テナント毎に設置された電力量計により計測された電力使用量に基づいて電力量計により計測された消費電力量に基づく所定の領域毎の電気料金を表示できる。すなわち、テナント入居者等は、自己が使用した電力使用量のみの料金を確認することができる。
次に、特許文献2には「電力監視システム」という名称で、所定期間内の積算電力量に対する電気料金を表示可能な電力監視システムに関する発明が開示されている。
以下、特許文献2に開示された発明について説明する。特許文献2に開示された発明は、電力系統から供給される電力量を計測する電力計測ユニットと、電力計測ユニットで計測される電力量を表示する表示ユニットとを備え、 電力計測ユニットは、時刻を計時する時計手段と、電力量の計測値を計測した時刻と対応づけて記憶する記憶手段とを具備し、 表示ユニットは、電力計測ユニットの記憶手段に記憶されている計測値並びに当該計測値の計測時刻とに基づいて所定期間内の積算電力量に対する電気料金を演算する演算手段と、演算手段で演算した前記電気料金を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする。
このような特徴を有する電力監視システムにおいては、使用者の節電に対する意識の向上が図れる。しかも、電力量の計測値が計測時刻と対応付けられているので、例えば、時間帯によって電気料金が異なる場合においてもより正確に電気料金を演算することができる。
特開2008−298751号公報 特開2011−2365号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明においては、電力量計で計測された電力データをどのように計算して電気料金を求めるのかに関する記載が見当たらないため、算出された電気料金が合理的とは言えない可能性がある。
次に、特許文献2に開示された発明においては、図1に示されるように、ドアホン子機やセンサ付カメラ子機等と表示部の電源回路が共通であることから、既設のセキュリティーインターホンシステムに対し電力監視システムを増設する場合には、そのための作業がやや煩雑となる可能性がある。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、簡易な構成で容易に設置可能でありながら、消費電力量から消費電力量料金を簡便かつ正確に演算し、これらの値をリアルタイムで可視化することが可能な消費電力量表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、配電盤の電線を流れる交流電流の電流値に基づいて、消費電力量料金を表示する消費電力量表示システムであって、電線に取設され交流電流をそれぞれ計測する第1及び第2の電流センサーと、第1の電流センサーの出力電流(以下、第1の電流という。)の値と予め設定された電圧値から電力の暫定量を演算する第1の演算部及び第1の電流の値の計測時刻を検出するタイマー部を備える第1の制御部と、からなる電力量計測装置と、第2の電流センサーの出力電流(以下、第2の電流という。)を蓄電する蓄電回路と、第1の制御部から出力された暫定量と計測時刻と第2の電流の値を送信する送信手段と、送信手段から送信される暫定量と計測時刻と第2の電流の値を受信する受信手段と、この受信手段で受信される暫定量を、計測時刻と関連付けて記憶する記憶部と、受信手段で受信される暫定量又は記憶部で記憶される暫定量を用いて消費電力量料金を演算する第2の演算部を備える第2の制御部と、第2の演算部で演算された消費電力量料金を表示する表示部と、からなる電力量表示装置と、を備え、表示部は、蓄電回路を介して電源供給され、第2の演算部は、暫定量と、この暫定量を消費電力量料金に換算する換算係数の積を、消費電力量料金として演算することを特徴とする。
このような構成の発明において、第1及び第2の電流の値は、例えば一定間隔毎の瞬時値である。次に、第1の演算部において第1の電流の値の実効値が演算される場合、さらにこの実効値と予め設定された電圧値(例えば、実効値)の積が演算され、1周期当たりの電力の暫定量が求められる。次いで、第1の制御部によって、この暫定量と計測時刻と第2の電流の値が、送信手段を介して受信手段に送信される。なお、送信手段及び受信手段は、無線通信手段又は有線通信手段のいずれであっても良い。
そして、これらの暫定量と計測時刻は、互いに関連付けられて記憶部に記憶される。さらに、第2の演算部では、受信手段で受信される暫定量と、この暫定量を消費電力量料金に換算する換算係数の積を演算し、その結果を例えば1周期当たりの消費電力量料金として表示部に出力する。そして、表示部においてこの消費電力量料金が表示される。
また、第2の演算部では、受信手段で受信される暫定量の他、記憶部に記憶される暫定量を利用して消費電力量料金の演算を行っても良い。なお、後者の場合、第2の制御部によって、記憶部に記憶される暫定量の読み出しと、読み出された暫定量を第2の演算部へ出力することが行われる。
さらに、上記構成の発明においては、表示部は受信手段で受信される第2の電流を蓄電する蓄電回路によって電源供給されるため、表示部の駆動電源として、別途の電源供給手段が不要である。
次に、第2の発明は、第1の発明において、表示部は、電力会社による一定期間当たりの消費電力量料金請求額と、暫定量の一定期間当たりの積算値と、を入力する第1の入力部が設けられ、換算係数は、第2の演算部において、消費電力量料金請求額を、積算値で除することで演算されることを特徴とする。
このような構成の発明において、「一定期間」とは、新たに第2の演算部に入力される計測時刻よりも以前における計測時刻の一定期間をいう。そのため、第1の発明において、消費電力量料金請求額をB(円)、一定期間当たりの暫定量の積算値P(kWh)とすると、換算係数kは(B/P)(円/kWh)となる。
さらに、第3の発明は、第1又は第2の発明において、表示部は、計測時刻のうち所望の計測開始時刻及び計測終了時刻を入力する第2の入力部と、表示パネルと、が設けられ、第2の演算部は、計測開始時刻から計測終了時刻までのそれぞれ対応する暫定量及び/又は消費電力量料金をそれぞれ積算して暫定量積算値及び/又は消費電力量料金積算値を演算し、表示パネルは、暫定量積算値及び/又は消費電力量料金積算値を表示することを特徴とする。
このような構成の発明においては、例えば、先月、昨日、本日といった所望の期間内における暫定量積算値及び/又は消費電力量料金積算値が表示パネルによって表示される。このうち、消費電力量料金積算値は、暫定量と換算係数の積を積算した値、又は暫定量積算値と換算係数の積の値のいずれでも良い。なお、第2の入力部は第1の入力部と兼用であっても良い。
さらに、第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、蓄電回路は、第2の電流が入力される一対の入力端子と、第2の電流を全波整流電流に整流する複数の整流素子と、全波整流電流を出力する一対の出力端子と、を備える全波整流回路と、一対の出力端子間に表示部に対し並列に接続される蓄電池と、を備えることを特徴とする。
このような構成の発明において、第2の電流は、例えば、第2の電流センサーが、クランプ式交流電流センサーである場合、その二次電流(交流)である。
上記構成の発明においては、第1乃至第3のいずれかの発明の作用に加え、第2の電流が全波整流電流に整流され、さらに蓄電池に蓄電される。この蓄電された電荷によって表示部が作動する。
第1の発明によれば、例えば一定間隔毎の瞬時値から1周期当たりの電力の暫定量が求められ、さらに表示部において1周期当たりの消費電力量料金が表示されるので、消費電力量料金をリアルタイムに確認することができる。
また、換算係数を用いることで、消費電力量から消費電力量料金を簡便に演算することが可能である。さらに、第1の発明は、電力量計測装置や、送信手段及び受信手段、表示部等から成り、簡易な構成であることから、容易かつ低コストで設置可能である。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、以前の消費電力量料金請求額と暫定量の積算値を用いて換算係数が演算されることから、この換算係数を所望の計測時刻の範囲で積算した暫定量の積算値にかけることで、正確な消費電力量料金を求めることができる。
第3の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加えて、所望の期間内における暫定量積算値及び/又は消費電力量料金積算値を表示パネルによって可視化することができる。したがって、節電意識を向上させることができる。また、リアルタイムな表示に加え、過去の消費電力量料金との比較が可能である。
第4の発明によれば、第1乃至第3の発明のいずれかの効果に加えて、第2の電流が、直流に近い全波整流電流に整流されるため、蓄電池に効率的に蓄電することができる。また、表示部を駆動するための外部電源や電池を設置しなくて済むことから、低消費電力を実現するとともに、安定的な電源供給が可能となる。
実施例に係る消費電力量表示システムの構成図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例に係る消費電力量表示システムを構成する電力量計測装置と受信手段の構成図である。 実施例に係る消費電力量表示システムを構成する表示部の例である。 実施例に係る消費電力量表示システムを構成する表示部の例である。 実施例に係る消費電力量表示システムを構成する蓄電回路の構成を示す回路図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例の第1及び第2の変形例に係る消費電力量表示システムの構成図である。
本発明の実施の形態に係る消費電力量表示システムについて、まず、図1及び図2を用いて詳細に説明する。図1は、実施例に係る消費電力量表示システムの構成図である。図2(a)及び図2(b)は、それぞれ実施例に係る消費電力量表示システムを構成する電力量計測装置、送信手段、受信手段、表示部の構成図である。なお、図1で示した構成要素については、図2においても同一の符号を付して、その説明を省略する。また、記憶部、第2の演算部、第2の制御部、蓄電回路の図示も省略する。
図1に示すように、本実施例の消費電力量表示システム1は、配電盤50(図2参照)の電線を流れる交流電流の電流値に基づいて、消費電力量料金を表示する消費電力量表示システムである。
消費電力量表示システム1は、配電盤50の電線に取設され交流電流をそれぞれ計測する第1の電流センサー2及び第2の電流センサー3と、第1の電流センサー2の出力電流(以下、第1の電流という。)の値と予め設定された電圧値から電力の暫定量を演算する第1の演算部4及び第1の電流の値の計測時刻を検出するタイマー部5を備える第1の制御部6と、からなる電力量計測装置7を備える。具体的には、第1の電流センサー2及び第2の電流センサー3は、いずれも電線をクランプで挟持することでその電流を計測可能なクランプ式の計測用変流器(CT)である。また、予め設定された電圧値とは、例えば交流電圧の実効値100(V)である。
さらに、消費電力量表示システム1は、第2の電流センサー3の出力電流(以下、第2の電流という。)を蓄電する蓄電回路14と、第1の制御部6から出力された暫定量と計測時刻を送信する無線送信手段8と、無線送信手段8から送信される暫定量と計測時刻を受信する無線受信手段9を備える。
加えて、消費電力量表示システム1は、第1の制御部6から出力された第2の電流センサー3の出力電流(以下、第2の電流という。)の値を送信する有線送信手段8aと、有線送信手段8aから送信される第2の電流の値を受信する有線受信手段9aを備える。具体的には、信号通信と電源供給の双方を可能とするLANケーブルが有線送信手段8a及び有線受信手段9aとして使用される。
そして、消費電力量表示システム1は、無線受信手段9で受信される暫定量を、計測時刻と関連付けて記憶する記憶部10と、無線受信手段9で受信される暫定量又は記憶部10で記憶される暫定量を用いて消費電力量料金を演算する第2の演算部11を備える第2の制御部12と、第2の制御部12で演算された消費電力量料金を表示する表示部13と、からなる電力量表示装置15を備える。
表示部13及び第2の制御部12は、蓄電回路14と、有線送信手段8a及び有線受信手段9aを介して電源供給され、第2の演算部11は、暫定量と、この暫定量を消費電力量料金に換算する換算係数の積を、消費電力量料金として演算する。なお、この換算係数と、表示部13を構成する第1の入力部16、第2の入力部17及び液晶表示パネル18については、後に説明する。
また、第1の制御部6を構成する第1の演算部4及びタイマー部5も、蓄電回路14を介して電源供給される。さらに、無線送信手段8も、第1の制御部6と蓄電回路14を介して電源供給される。
なお、消費電力量表示システム1においては、無線送信手段8及び無線受信手段9の代わりに、それぞれ有線送信手段8a及び有線受信手段9aが使用されても良い(図中破線矢印)。
次に、図2(a)に示すように、実施例に係る消費電力量表示システム1においては、第1の電流センサー2のクランプ部2aと第2の電流センサー3のクランプ部3aが、それぞれ配電盤50の電線に接続され、第1の電流センサー2の第1の電流I(瞬時値)が第1の演算部4(図1参照)へ出力される。第1の演算部4では、この第1の電流Iから実効値I2eが演算される。次いで、この実効値I2eと予め設定された電圧値Vの積を、一周期当たりの電力の暫定量pとして演算し無線送信手段8へ出力する。これと同時に、タイマー部5(図1参照)は、最初に第1の電流Iを計測した時刻を計測時刻tとして、無線送信手段8へ出力する。さらに、第2の電流センサー3の第2の電流I(瞬時値)が有線送信手段8a(図1参照)へ出力される。
さらに、無線送信手段8は、これらの暫定量p、計測時刻tを、無線受信手段9へ無線送信し、無線受信手段9はこれらを受信する。また、有線送信手段8aは、第2の電流Iを、有線受信手段9aへ有線送信し、有線受信手段9aはこれを受信する。なお、第2の制御部12(図1参照)は、無線受信手段9、記憶部10(図1参照)、第2の演算部11、表示部13を制御可能に、これらと接続されている。そのため、無線受信手段9は、第2の制御部12の指示によって、受信した暫定量p、計測時刻tを第2の演算部11へ出力する。
また、図2(b)は、前述したように、実施例に係る消費電力量表示システム1において、無線送信手段8及び無線受信手段9の代わりに、有線送信手段8a及び有線受信手段9aが使用される場合である。この場合、有線送信手段8a及び有線受信手段9aは、暫定量p、計測時刻t、第2の電流Iを、第2の演算部11へ有線送信する。
さらに、本発明の実施の形態に係る消費電力量表示システムを構成する表示部について、図3を用いて詳細に説明する。図1は、実施例に係る消費電力量表示システムの構成図である。図3は、実施例に係る消費電力量表示システムを構成する表示部の例である。図4も、実施例に係る消費電力量表示システムを構成する表示部の例である。なお、図1及び図2で示した構成要素については、図3及び図4においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3に示すように、表示部13は、電力会社による例えば1月当たりの消費電力量料金請求額B(円)と、暫定量pの同一月当たりの積算値P(kWh)と、を入力する第1の入力部16が設けられる。この消費電力量料金請求額B及び積算値Pが入力されると、第2の制御部12によって以前の消費電力量料金請求額B及び積算値Pに上書きされ、第2の演算部11(図1参照)に出力される。これにより、換算係数kは、第2の演算部11において、消費電力量料金請求額Bを、積算値Pで除することで演算され、その単位は(円/kWh)となる。
さらに、表示部13は、計測時刻のうち所望の計測開始時刻T及び計測終了時刻Tを入力する第2の入力部17と、液晶表示パネル18と、が設けられる。この計測開始時刻T及び計測終了時刻Tが入力されると、第2の制御部12によって以前の計測開始時刻T及び計測終了時刻Tに上書きされ、第2の演算部11に出力される。
これを受け、第2の演算部11は、計測開始時刻Tから計測終了時刻Tまでのそれぞれ対応する一周期当たりの暫定量p(kW)を積算して暫定量積算値P(kWh)及び/又は消費電力量料金積算値B(円)を演算する。ただし、消費電力量料金積算値BはP・k=B・(P/P)(円)として求められる。
そして、液晶表示パネル18は、消費電力量料金積算値Bを表示する。なお、これ以外に表示される現在瞬時電力(kW)とは、一周期当たりの暫定量p(kW)であり、現在電気料金(円/時)とは、一周期当たりの消費電力量料金、すなわち暫定量pと換算係数kとの積の値を意味している。また、本日電気料金、今月電気料金、先月電気料金、年間電気料金は、計測開始時刻T及び計測終了時刻Tをそれぞれ適宜変更して入力した結果である。
さらに、液晶表示パネル18aは、計測対象箇所や、電気料金の算出式を表示するように設定されている。このうち、暫定量積算値Pを「消費電力」と表題している。
次に、図4に示すように、実施例に係る消費電力量表示システム1の液晶表示パネル18は、現在時刻や、所望の期間内における暫定量積算値Pと消費電力量料金積算値Bをそれぞれ表示する。この他、液晶表示パネル18b,18cは、それぞれ標語の表示や、計測時刻tに対する瞬時電力(すなわち、暫定量p)をグラフ表示するものである。なお、第1の入力部16及び第2の入力部17については、表示を省略する。
次に、消費電力量表示システム1を構成する蓄電回路14について、図5を用いて説明する。図5は、実施例に係る消費電力量表示システムを構成する蓄電回路の構成を示す回路図である。なお、図1乃至図4で示した構成要素については、図5においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、蓄電回路14は、第2の電流センサー3の第2の電流Iが入力される一対の入力端子19a,19bと、第2の電流Iを全波整流電流Iに整流する複数の整流素子20と、全波整流電流Iを出力する一対の出力端子21a,21bと、を備える全波整流回路22と、出力端子21a,21b間に表示部13に対し有線送信手段8a及び有線受信手段9aを介して並列に接続される蓄電池23と、を備える。したがって、表示部13は、蓄電池23によって有線送信手段8a及び有線受信手段9aを介して電源供給される。
さらに、蓄電回路14は、電圧制御回路24と、電流制御回路25が備えられ、それぞれ蓄電池23の過充電を防止するとともに蓄電池23に流れる電流を一定としている。
このような構成の消費電力量表示システム1によれば、第1の電流センサー2と第2の演算部11によって、以前の消費電力量料金請求額Bと積算値Pを用いた換算係数kを、この換算係数を所望の計測時刻の範囲で積算した暫定量積算値Pにかけることで、簡易に消費電力量料金積算値Bを求めることができる。このとき、以前の消費電力量料金請求額Bと積算値Pは、第1の入力部16から入力可能なので、最も直近の換算係数kを演算可能である。そのため、より正確な消費電力量料金積算値Bを求めることができる。
また、表示部13の第2の入力部17で、所望の計測時刻の範囲を入力可能であることや、例えば、一周期当たりの暫定量pやこれに対応する現在瞬時電力を表示することもできる。したがって、消費電力量料金をリアルタイムに確認することができるとともに、電力利用者の希望に沿った表示が可能となる。したがって、電力利用者は、表示された消費電力量料金積算値等をいつでも確認することができるので、その節電意識を向上させることができる。
さらに、第1及び第2の電流センサー2,3は、電線をクランプで挟持することのみでその電流を計測可能な計測用変流器(CT)が使用されるので、設置に当たって回路を停電させる必要がない。したがって、工事の手間を省略可能であるとともに、非常に簡単に第1の電流Iと第2の電流Iを計測することができる。
さらに、表示部13は、第2の電流Iが蓄電された蓄電池23によって電源供給される。すなわち、外部電源や電池が不要であることによっても、工事の手間を省略可能であり、低コストによる設置が可能となる。また、既設の配電盤に対し容易に後付けすることができる。加えて、蓄電池23は、電圧制御回路24と電流制御回路25によって、寿命短縮や過充電・過電流による発熱といった危険を回避することができる。
さらに、本実施例の第1及び第2の変形例に係る消費電力量表示システムについて、図6を用いて詳細に説明する。図6(a)及び図6(b)は、それぞれ実施例の第1及び第2の変形例に係る消費電力量表示システムの構成図である。
図6(a)に示すように、本実施例の第1の変形例に係る消費電力量表示システム1aは、消費電力量表示システム1に対し、電力量表示装置15と同様な構成の電力量表示装置15aが追加されたものであって、無線中継器26を備える無線送信手段8及び無線受信手段9、又は有線送信手段8a及び有線受信手段9aのいずれかによって、電力量計測装置7と電力量表示装置15、及び電力量表示装置15と電力量表示装置15aが通信可能に接続される。したがって、電力量計測装置7で計測された第1の電流Iの計測結果に基づく暫定量積算値Pと消費電力量料金積算値Bが、電力量表示装置15のみならず電力量表示装置15aに送信され、これらの値がそれぞれの表示部13によって表示される。
また、第2の電流Iは、蓄電回路14(図1,5参照)に蓄電され、電力量表示装置15,15aの表示部13に対しそれぞれ電源供給を行う。消費電力量表示システム1aにおけるこの他の作用は、消費電力量表示システム1と同様である。
以上、説明したように、本実施例の第1の変形例に係る消費電力量表示システム1aによれば、電力量表示装置15aを設置することで、一か所で計測された消費電力量料金積算値B等を、例えば、同一事業所における他の部署で確認することができる。したがって、多くの電力利用者間で電力使用の状況を把握することが可能であり、節電意識を共有化することにつながる。消費電力量表示システム1aにおけるこの他の効果は、消費電力量表示システム1と同様である。
さらに、図6(b)に示すように、本実施例の第2の変形例に係る消費電力量表示システム1bは、消費電力量表示システム1に対し、電力量計測装置7と同様な構成の電力量計測装置7a,7bが追加されたものであって、それぞれ配電盤50,50a,50bの各電線を流れる電流を第1の電流センサー2が計測する。配電盤50,50a,50bと電力量計測装置7,7a,7bは、それぞれ第1の変形例に係る消費電力量表示システム1aと同様に、無線中継器26を備える無線送信手段8及び無線受信手段9、又は有線送信手段8a及び有線受信手段9aのいずれかによって、通信可能に接続される。なお、電力量計測装置7,7a,7bのそれぞれに機器IDを設定し、電力量表示装置15から電力量計測装置7,7a,7bに対し機器ID毎に、それぞれの計測結果(第1の電流I、暫定量p、計測時刻tの値)を要求する構成であれば、電力量計測装置7,7a,7bが設置された箇所毎の消費電力量料金積算値B等が、電力量表示装置15,15aで表示される。この場合、電力量表示装置15の表示部13は、電力量計測装置7,7a,7b毎の消費電力量料金積算値B等を、いずれも同一画面上、又は、画面の送りによって個別に表示可能に構成される。これ以外にも、電力量計測装置7,7a,7bにおける第1の電流センサー2を、チャンネル設定しても良い。
また、第2の電流センサー3は、配電盤50,50a,50bの電線にそれぞれ取設される。したがって、例えば、配電盤50における第2の電流Iは、蓄電回路14(図1,5参照)に蓄電され、電力量表示装置15,15aの表示部13に対しそれぞれ電源供給を行う。この他、配電盤50a,50bにおける第2の電流Iが、電力量表示装置15,15aの表示部13に対しそれぞれ電源供給を行っても良い。消費電力量表示システム1bにおけるこの他の作用は、消費電力量表示システム1と同様である。
以上、説明したように、本実施例の第2の変形例に係る消費電力量表示システム1bによれば、電力量計測装置7a,7bを設置することで、複数か所で計測された消費電力量料金積算値B等を、例えば、一か所で確認することができる。したがって、複数か所の電力使用の状況を包括的に把握することが可能であり、例えば、事業所の節電を管理する部門で、電力消費を抑制するための適切なタイミングやどの程度電力消費を低下させれば良いかといった、迅速な判断が可能となる。消費電力量表示システム1bにおけるこの他の効果は、消費電力量表示システム1と同様である。
なお、本発明の消費電力量表示システム1,1a,1bは、本実施例に示すものに限定されない。例えば、第1及び第2の電流センサー2,3は、クランプ式の計測用変流器(CT)以外にも、電力量計が使用されても良い。さらに、液晶表示パネル18,18a〜18cは、それぞれのレイアウトが適宜変更されても良く、また、図示された以外の計測期間における消費電力量料金積算値B等が表示されても良い。そして、消費電力量表示システム1a,1bは、2台以上の電力量表示装置15aが、電力量計測装置7、又は1台目の電力量表示装置15aに接続されても良い。この他、消費電力量表示システム1bは、電力量表示装置15aが備えられなくても良い。
本発明は、消費電力量から消費電力量料金を簡便かつ正確に演算し、これらの値をリアルタイムで可視化することが可能な消費電力量表示システムとして利用可能である。
1,1a,1b…消費電力量表示システム 2…第1の電流センサー 3…第2の電流センサー 2a,3a…クランプ部 4…第1の演算部 5…タイマー部 6…第1の制御部 7,7a,7b…電力量計測装置 8…無線送信手段 8a…有線送信手段 9…無線受信手段 9a…有線受信手段 10…記憶部 11…第2の演算部 12…第2の制御部 13…表示部 14…蓄電回路 15,15a…電力量表示装置 16…第1の入力部 17…第2の入力部 18,18a〜18c…液晶表示パネル 19a,19b…入力端子 20…整流素子 21a,21b…出力端子 22…全波整流回路 23…蓄電池 24…電圧制御回路 25…電流制御回路 26…無線中継器 50,50a,50b…配電盤 I…第1の電流 I2e…実効値 I…第2の電流 I…全波整流電流 V…電圧値 p…暫定量 t…計測時刻 T…計測開始時刻 T…計測終了時刻 B…消費電力量料金請求額 P…積算値 k…換算係数 P…暫定量積算値 B…消費電力量料金積算値

Claims (4)

  1. 配電盤の電線を流れる交流電流の電流値に基づいて、消費電力量料金を表示する消費電力量表示システムであって、
    前記電線に取設され前記交流電流をそれぞれ計測する第1及び第2の電流センサーと、前記第1の電流センサーの出力電流(以下、第1の電流という。)の値と予め設定された電圧値から電力の暫定量を演算する第1の演算部及び前記第1の電流の値の計測時刻を検出するタイマー部を備える第1の制御部と、からなる電力量計測装置と、
    前記第2の電流センサーの出力電流(以下、第2の電流という。)を蓄電する蓄電回路と、
    前記第1の制御部から出力された前記暫定量と前記計測時刻と前記第2の電流の値を送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信される前記暫定量と前記計測時刻と前記第2の電流の値を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信される前記暫定量を、前記計測時刻と関連付けて記憶する記憶部と、前記受信手段で受信される前記暫定量又は前記記憶部で記憶される前記暫定量を用いて前記消費電力量料金を演算する第2の演算部を備える第2の制御部と、前記第2の演算部で演算された前記消費電力量料金を表示する表示部と、からなる電力量表示装置と、を備え、
    前記表示部は、前記蓄電回路を介して電源供給され、
    前記第2の演算部は、前記暫定量と、この暫定量を前記消費電力量料金に換算する換算係数の積を、前記消費電力量料金として演算することを特徴とする消費電力量表示システム。
  2. 前記表示部は、電力会社による一定期間当たりの消費電力量料金請求額と、前記暫定量の前記一定期間当たりの積算値と、を入力する第1の入力部が設けられ、
    前記換算係数は、前記第2の演算部において、前記消費電力量料金請求額を、前記積算値で除することで演算されることを特徴とする請求項1記載の消費電力量表示システム。
  3. 前記表示部は、前記計測時刻のうち所望の計測開始時刻及び計測終了時刻を入力する第2の入力部と、表示パネルと、が設けられ、
    前記第2の演算部は、前記計測開始時刻から前記計測終了時刻までのそれぞれ対応する前記暫定量を積算して暫定量積算値及び/又は消費電力量料金積算値を演算し、
    前記表示パネルは、前記暫定量積算値及び/又は前記消費電力量料金積算値を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の消費電力量表示システム。
  4. 前記蓄電回路は、前記第2の電流が入力される一対の入力端子と、前記第2の電流を全波整流電流に整流する複数の整流素子と、前記全波整流電流を出力する一対の出力端子と、を備える全波整流回路と、
    前記一対の出力端子間に前記表示部に対し並列に接続される蓄電池と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項に記載の消費電力量表示システム。
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