JP2017057629A - 調光装置および調光装置の設置方法 - Google Patents

調光装置および調光装置の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可視光波長域の光および赤外線波長域の光の両方に対して遮光機能を発揮し得る調光装置を提供する。【解決手段】調光装置10は、第1調光制御パネル20と、第1調光制御パネルに少なくとも部分的に対面する位置に配置され且つ第1調光制御パネルに対して相対移動可能な第2調光制御パネル30と、を有する。第1調光制御パネル及び第2調光制御パネルの両方を透過する可視光波長域の光の透過率は、第1調光制御パネル及び第2調光制御パネルの相対位置に応じて変化する。第1調光制御パネルは、最表面に第1保護シートを有し、第2調光制御パネルは最表面に第2保護シートを有しており、第1保護シートと第2保護シートとが対面するように、第1調光制御パネルと第2調光制御パネルとが配置されている。また、前記第1保護シート及び前記第2保護シートの表面硬度が、鉛筆硬度試験において2H以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、二つの調光制御パネルを相対移動させることによって調光を行う調光装置に関する。また、本発明は、この調光装置の設置方法に関する。
例えば特許文献1に示すように、二つの調光制御パネルを相対移動させることによって調光を行う調光装置が知られている。調光装置は、例えば、外光を選択的に遮光及び透過するブラインドやパーテションとして利用される。調光装置は、二つの光制御シートの相対移動により、光透過率の調節を可能にし、遮光と透過の切り換えを実現する。
特開平9−310567号公報に開示された調光装置では、各調光制御パネルが、特定の直線偏光成分のみを透過させる偏光板を含んでいる。この調光装置では、透過光の偏光状態を制御することによって、二枚の調光制御パネルを介した透視が可能となる明状態と、二枚の調光制御パネルを介した透視が不可能となる暗状態と、を切り替え可能となっている。
特開平9−310567号公報
ところで、従来の調光装置では、調光制御パネル表面の耐擦傷性が悪く、対面する調光制御パネル同士を相対移動させたときに、傷がつき、見栄えの良さを損なうおそれがあった。すなわち、従来の調光装置には、対面する調光制御パネル同士を相対移動させることによる傷の発生抑制対策は十分なされていなかった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、傷が発生しにくく見栄えの良さが長持ちする調光装置を提供することを目的とする。
本発明による調光装置は
第1調光制御パネルと、
前記第1調光制御パネルに少なくとも部分的に対面する位置に配置され且つ前記第1調光制御パネルに対して相対移動可能な第2調光制御パネルと、を備え、
前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルの両方を透過する可視光波長域光の透過率は、前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルの相対位置に応じて変化し、
前記第1調光制御パネルは、最表面に第1保護シートを有し、前記第2調光制御パネルは最表面に第2保護シートを有し、
前記第1保護シートと前記第2保護シートとが対面するように、前記第1調光制御パネルと前記第2調光制御パネルとが配置されており、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートの表面硬度が、JIS−K5600−5−4(1999)に規定される引っかき硬度(鉛筆法)試験において、2H以上であることを特徴としている。
本発明による調光装置は、
前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルが、それぞれ、可視光波長域の透過光の偏光状態を制御する光制御シートを有していてもよい。
本発明による調光装置は、
前記第1調光制御パネルの前記光制御シートは、可視光波長域の透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御し且つ交互に繰り返し配列された第1領域及び第2領域を含み、
前記第2調光制御パネルの前記光制御シートは、可視光波長域の透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御し且つ交互に繰り返し配列された第3領域及び第4領域を含んでいてもよい。
本発明による調光装置は、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートの位相差が測定角45°において10nm以下であってもよい。
本発明の調光装置においては、対面する調光制御パネル同士を相対移動させることによる傷の発生を抑制し、見栄えの良さを長持ちさせるという作用効果を奏する。
図1は、調光装置を示す部分縦断面図である。 図2は、調光装置に組み込まれた調光制御パネルを示す平面図であって、保護シートが単層のみからなるものである。 図3は、調光装置の作用を説明するための図である。 図4は、調光装置の作用を説明するための図である。 図5は、調光装置に組み込まれた調光制御パネルを示す平面図であって、保護シートが複数層からなるものである。 図6は、調光制御パネルの領域分割に関する一変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1〜図6は本発明による一実施の形態およびその変形例を説明するための図である。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「パネル」、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「パネル」は、板、シート、フィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念であり、したがって、一例として、「調光制御パネル」は、「調光制御板」、「調光制御シート」、「調光制御フィルム」と呼ばれる部材と呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
以下に説明する調光装置10は、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30を含んでいる。この調光装置10では、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30の相対位置に依存して、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30の両方を透過する光の透過率を調整し得るようになっている。とりわけ、ここで説明する調光装置10は、以下において説明するように、第1調光制御パネルと第2調光制御パネルとを相対移動させることによる傷の発生抑制のための工夫がなされている。具体的には、第1調光制御パネルと第2調光制御パネルの最表面に保護シートが設けられおり、第1保護シートと前記第2保護シートとが対面するように、前記第1調光制御パネルと前記第2調光制御パネルとが配置されている。
図1に示すように、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30は、そのパネル面が平行となり且つ少なくとも部分的にその法線方向に対面するよう、保持されている。また図1及び図5に示すように、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30は、第1方向daに相対移動可能となるよう、保持されている。図示された例において、調光制御パネル20,30は、平面視において矩形形状となるように形成されている。そして、図*に示すように、相対移動方向である第1方向daは、調光制御パネル20,30の一対の側縁と平行となっている。なお、調光装置10は、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30とともに、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30を相対移動可能に保持する図示しない枠装置を含んでいる。
以下、調光装置10について詳述する。以下に説明する例では、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30を有する調光装置10が、室外と室内とを区画する区画部材、例えば窓として使用される例について説明する。とりわけ図示する例では、第1調光制御パネル20が、室外側に位置して、太陽光の入光面を形成している。
調光装置10に用いられ得る第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル12の一例について、説明する。図1に示された例において、第1調光制御パネル60は、第1保護シート26、第1光制御シート25、接合層24、第1偏光板23、接合層22、第1透明支持板21を、第2調光制御パネル30に近接する側からこの順番にて、含んでいる。一方、第2調光制御パネル30は、第2保護シート36、第2光制御シート35、接合層34、第2偏光板33、接合層32お及び第2透明支持板31を、第1調光制御パネル20に近接する側からこの順番にて、含んでいる。図示された例においては、第1保護シート26及び第2保護シート36は、保護層のみから形成されている。また、入射光側に機能層15が設けられていてもよい。以下、各層について説明していく。
第1透明支持板21および第2透明支持板31は、光制御シート25,35及び偏光板23,33を支持するための支持体である。第1透明支持板21および第2透明支持板31として、例えば可視光に対して優れた透過性を有したガラス、ポリカーボネートやアクリル等の透明な樹脂等を用いることができる。一例として、第1透明支持板21および第2透明支持板31の厚みは、2〜4mm程度に設定される。
第1偏光板23及び第2偏光板33は、一方の直線偏光成分の光を高い透過率で透過させるとともに、一方の直線偏光成分と直交する方向に振動する他方の直線偏光成分の光を吸収する機能を有している。本実施の形態において、第1偏光板23と第2偏光板33とは、その吸収軸の向きが互いに非平行となっている。とりわけ図示する例では、第1偏光板23及び第2偏光板33は、それぞれの吸収軸が互いに直交するようにして、すなわちクロスニコル状態で配置されている。第1偏光板23及び第2偏光板33として、ポリビニルアルコールにヨウ素や二色性色素を吸着させてなる広く普及した偏光板を用いることができる。
第1光制御シート25及び第2光制御シート35は、透過光の偏光状態を制御可能となっている。図2〜図4に示すように、第1光制御シート25は、互いに異なる光学特性を有した第1領域Z1及び第2領域Z2を含んでいる。第1光制御シート25は、第1領域Z1及び第2領域Z2において、透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御する。とりわけ本実施の形態において、第1光制御シート25は、位相差フィルムとして形成され、第1領域Z1と第2領域Z2との間で、異なる位相変調を透過光に生じさせる。具体的には、第1領域Z1及び第2領域Z2は、共に、リタデーションがλ/4の位相差フィルムからなり、ただし、当該位相差フィルムは、遅相軸が互いに直交するようにして配置されている。したがって、第1光制御シート25は、第1領域Z1を透過する光に対して「λ/4」の位相変調を引き起こし、第2領域Z2を透過する光に対して「−λ/4」の位相変調を引き起こす。
第2光制御シート35は、第1光制御シート25と同様に構成され得る。すなわち、第2光制御シート35は、互いに異なる光学特性を有した第3領域Z3及び第4領域Z4を含んでいる。第2光制御シート35は、第3領域Z3及び第4領域Z4において、透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御する。第2光制御シート35は、位相差フィルムとして形成され、第3領域Z3と第4領域Z4との間で、異なる位相変調を透過光に生じさせる。具体的には、第3領域Z3及び第4領域Z4は、共に、リタデーションがλ/4の位相差フィルムからなり、ただし、当該位相差フィルムは、遅相軸が互いに直交するようにして配置されている。そして、第2光制御シート35は、第3領域Z3を透過する光に対して「λ/4」の位相変調を引き起こし、第4領域Z4を透過する光に対して「−λ/4」の位相変調を引き起こす。
なお、第1光制御シート25の第1領域Z1及び第2領域Z2は、第1方向daに交互に隙間なく配置され、第1方向daに沿って同一な幅Wを有している。したがって、第1領域Z1及び第2領域Z2は、各領域の幅の二倍「W×2」となる一定ピッチでそれぞれ第1方向daに配列されている。同様に、第2光制御シート35の第3領域Z3及び第4領域Z4は、第1方向daに交互に隙間なく配置され、第1方向daに沿って同一な幅Wを有している。第3領域Z3及び第4領域Z4は、各領域の幅の二倍「W×2」となる一定ピッチでそれぞれ第1方向daに配列されている。したがって、第1光制御シート25及び第2光制御シート35を第1方向daに相対移動させることにより、第1領域Z1と第3領域Z3とが対面し且つ第2領域Z2と第4領域Z4とが対面する図3の状態と、第1領域Z1と第4領域Z4とが対面し且つ第2領域Z2と第3領域Z3とが対面する図4の状態との間で状態を切り替えることができる。
このような第1光制御シート25及び第2光制御シート35は、例えば国際公開第2013−054673号パンフレット、特開2012−137725号公報、または特開2012−198522号公報等に開示されたパターン位相差フィルムとして作製され得る。この例において、第1光制御シート25は、トリアセチルセルロース等の低リタデーション透光性基材としての第1基材251と、第1基材251上に形成された第1パターン配向膜252と、第1パターン配向膜252上に形成された第1パターン位相差層253と、を有する。同様に、第2光制御シート35は、第2基材351と、第2基材351上に順に形成された第2パターン配向膜352及び第2パターン位相差層353と、を有する。第1パターン配向膜252及び第1パターン位相差層253は、第1領域Z1及び第2領域Z2に対応した二つの領域に区分けされる。また、第2パターン配向膜352及び第2パターン位相差層353は、第3領域Z3及び第4領域Z4に対応した二つの領域に区分けされる。パターン配向膜252,352は、二つの領域間で、異なる方向に配向規制力を有する。パターン位相差層253,353は、パターン配向膜252,352の配向規制力によって二つの領域間で異なる方向に向いた液晶分子を有し、二つの領域間で、異なる位相変調を透過光に生じさせる。
第1保護シート26及び第2保護シート36は、それぞれ、第1光制御シート25又は第2光制御シート35を保護するためのシートであり、最表面に保護層を有している。例えば、耐擦傷性を付与する観点から、保護シート26,36を、隣接する光制御シート25,35の基材251,351の表面よりも高硬度とすることができる。
保護シート層26,36は、保護層のみの単層から構成されていてもよいが、図5に示すように複数層から構成されていても構わない。複数層から構成される場合、少なくとも最表面の層に保護層が設けられている。
保護層の材質は、特に限定されるものではないが、硬化性樹脂などを含有する保護層用組成物を用いて形成することができる。前記硬化性樹脂として、例えば、電離放射線硬化型樹脂、熱硬化性樹脂を用いることができる。
本発明の保護層において、上記電離放射線硬化型樹脂としては、例えば、アクリレート系の官能基を有する化合物等の1又は2以上の不飽和結合を有する化合物を挙げることができる。1の不飽和結合を有する化合物としては、例えば、エチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等を挙げることができる。2以上の不飽和結合を有する化合物としては、例えば、ポリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等及びこれらをエチレンオキサイド(EО)等で変性した多官能化合物、又は、上記多官能化合物と(メタ)アクリレート等の反応生成物(例えば多価アルコールのポリ(メタ)アクリレートエステル)等を挙げることができる。なお、本明細書において「(メタ)アクリレート」は、メタクリレート及びアクリレートを指すものである。
上記化合物のほかに、不飽和二重結合を有する比較的低分子量(数平均分子量300〜8万、好ましくは400〜5000)のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂等も上記電離放射線硬化型樹脂として使用することができる。なお、この場合の樹脂とは、モノマー以外のダイマー、オリゴマー、ポリマー全てを含む。
本発明における好ましい化合物としては、3以上の不飽和結合を有する化合物が挙げられる。このような化合物を用いると形成する保護シート層の架橋密度を高めることができ、塗硬度を良好にできる。具体的には、本発明においては、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ポリエステル多官能アクリレートオリゴマー(3〜15官能)、ウレタン多官能アクリレートオリゴマー(3〜15官能)等を適宜組み合わせて用いることが好ましい。
また、上記保護層用組成物は、熱硬化性樹脂を含有していてもよい。上記熱硬化性樹脂としては特に限定されず、例えば、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、ケイ素樹脂、ポリシロキサン樹脂等を挙げることができる。
上記保護層用組成物には、保護シート26,36の硬度を高くする、帯電を防止する、反射防止性を付与する、防眩性を付与する、粒子や保護シート層表面の性質を変える等の目的に応じて、従来公知の有機微粒子、無機微粒子、分散剤、帯電防止剤、着色防止剤、着色剤(顔料、染料)、赤外線吸収剤、表面改質剤等を添加していてもよい。
例えば、保護層に帯電防止機能を付与した場合には、第1光制御シート25及び第2光制御シート35を相対移動させた際の静電気発生を防止し、傷の原因となるゴミや埃等の付着を抑制することができる。保護層に帯電防止機能を付与する方法としては、例えば、保護層に導電性材料を帯電防止剤として添加する方法が挙げられ、導電性材料の例としては、四級アンモニウム塩化合物などの極性基を有する低分子界面活性剤、四級アンモニウム塩化合物などの極性基を有する樹脂、ポリアニリンやポリチオフェンなどの共役系導電性樹脂、銀や酸化インジウムスズなどの金属粒子などを挙げることができる。帯電防止機能を長持ちさせる観点より、樹脂及び金属粒子が好ましく、さらに、光制御シートを相対移動させて削れ落ちても傷付きの原因になり難いので、樹脂がより好ましい。保護層の帯電防止機能としては、表面固有抵抗値が1×10^13Ω未満とすることが、静電気の蓄積を防ぐ観点より好ましい。調光装置は、調光制御パネル同士を相対移動させて用いるため、調光制御パネル同士のこすれによる静電気対策は重要である。また、帯電防止機能を付与する他の手段としては、例えば、保護層に低分子界面活性剤を塗布して保護層の表面に分散させる方法や保護シートの保護層以外の層に導電性材料を添加する方法を挙げることができる。
また、反射防止機能を付与した場合には、光制御シート25,35への光の映り込みを効果的に防止することができる。反射防止機能を付与する方法としては、例えば、保護層の表面に凹凸を付与する方法、保護層に保護層の樹脂とは屈折率が異なる粒子を添加する方法、保護シートの保護層以外の層に屈折率が相違する材料を混在させる方法が挙げられる。また、光制御シートと保護層のみからなる保護シートが直接接している場合には、保護層の屈折率を光制御シートの最表面側の層の屈折率よりも低くすることで、保護層を反射防止層として機能させることができる。
また、保護層用組成物に有機微粒子、無機微粒子を添加することで、保護層表面のすべり性を向上させることができ、第1光制御シート25及び第2光制御シート35を相対移動させた際の傷の発生抑制することができる。
保護層は、第1光制御シート25又は第2光制御シート35上に直接塗布されて形成されていてもよく、接合層を介して接合されていてもよい。直接制御シート上に保護シート用組成物を塗布する方法としては、例えば、スピンコート法、グラビアコート法、ディップ法、スプレー法、ダイコート法、バーコート法、ロールコーター法、メニスカスコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、ピードコーター法等の公知の方法を挙げることができる。
保護シート26,36が、複数層から構成される場合、少なくとも最表面の層である保護層451,551が設けられている。前記複数層の構成は限定されないが、例えば図5に示すように、基材453,553上に接合層を介して保護層451,551が形成されているものを用いることができる。この場合における保護シート26,36は、第1光制御シート25又は第2光制御シート35上に接合層27,37を介して前記基材側に接合するなどして設けることができる。
上記基材453,553は、特に限定されないが、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)基材、ポリエステル基材を好ましく用いることができる。上記ポリエステル基材を構成する材料としては、芳香族二塩基酸またはそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体とから合成される線状飽和ポリエステルである。かかるポリエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを例示することができる。
接合層19,22,24,27,32,34,37,452,552は、二つの部位を接合するための層であり、十分な接合強度が得られれば特に限定されない。例えば、粘着剤を用いた粘着層や、接着剤を用いた接着層を、接合層19,22,24,27,32,34,37,452,552として用いることができる。また、一以上の接合層19,22,27,24,32,34,37,452,552に、赤外線遮蔽機能、帯電防止機能等の種々の機能を付与してもよい。
保護シート26,36の厚みは、特に限定されないが、1〜100μmであることが好ましい。保護シートの厚みをより厚くすることで層間の位相差が広がり、遮蔽性を低下させるおそれがある。
また、本実施の形態の保護シートは、耐擦傷性向上の観点から鉛筆硬度試験において2H以上であることが好ましく、遮蔽時の光漏れを抑制する観点から、位相差が45°において10nm以下であることが好ましい。また、保護シートのヘイズ値が、0〜5%である場合、ぼやけが発生せず、高い透光性を得ることができる。さらに、保護シートの全光透過率が80%以上である場合には、優れた採光性能を得ることができる。
本発明の保護シート26,36表面は、硬度が、JIS K5600−5−4(1999)による引っかき硬度(鉛筆法)測定において、2H〜9Hであることが好ましい。2H以上とすることにより、第1光制御シート25及び第2光制御シート35を相対移動させることによる傷の発生を抑制することができる。本実施において、鉛筆はハイユニ(三菱鉛筆株式会社製、10B〜10H)を使用した。
本発明の保護シート26,36は、全光線透過率が80%以上であることが好ましく、90%〜100%の範囲であることがより好ましい。全光線透過率が80%以上であるとき、より高い採光効率を得ることができる。
上記全光線透過率は、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K−73616(2000)に準拠した方法により測定することができる。
本発明の保護シート26,36は、ヘイズが0〜5%であることが好ましい。ヘイズを5%以下とすることで、ぼやけの発生を防ぐことができる。
上記ヘイズは、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K−7136(2000)に準拠した方法により測定することができる。
本発明の保護シート26,36は、位相差が0〜10nmであることが好ましい。位相差を10nm以下にすることで、遮蔽時の光漏れを抑制することができる。
上記位相差は、大塚電子株式会社製 RETS−100によって測定(測定角0°および45°、測定波長500.0nm)することができる。
このような調光装置10は、まず図示しない枠体を取り付け位置に設置し、次に、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30を相対移動可能に枠体に取り付けることにより、設置され得る。調光装置10は、例えば、建物の開口部、とりわけ窓に設置され得る。
次に、このような構成からなる調光装置10の作用について説明する。
以上のような第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル70の組み合わせにおいては、図3に示すように、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面する場合、第1偏光板23を透過した一方の直偏光成分の光は、第1光制御シート25及び第2光制御シート35の両方を透過した後に、振動方向を90°回転させる。したがって、図3に示すように、第1光制御シート25及び第2光制御シート35の両方を透過した光は、一方の直線偏光成分とは振動方向が直交する他方の直線偏光成分の光となっており、第2偏光板33を透過することができる。
図3に示された相対位置に第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30が配置されている状態を明状態と呼ぶ。調光装置10が明状態となっている場合、二つの調光制御パネル20,30を介して可視光を取り込むことができる。したがって、調光装置10を明状態とすることにより、室内に太陽光を採光して、室内を明るくすることができる。また、調光装置10を明状態とすることにより、当該調光装置10を介した目視による透視を可能とすることができる。
一方、図3の状態から、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30が、各領域Z1〜Z4の幅Wだけ、第1方向daに相対移動すると、図4に示すように、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面する。この状態において、第1偏光板23を透過した一方の直線偏光成分の光は、第1光制御シート25及び第2光制御シート35の両方を透過した後に、振動方向を維持する。したがって、第1光制御シート25及び第2光制御シート35の両方を透過した光は、一方の直線偏光成分の光のままであり、第2偏光板33で吸収され、第2偏光板33を透過することはできない。
図4に示された相対位置に第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30が配置されている状態を暗状態と呼ぶ。調光装置10が暗状態となっている場合、二つの調光制御パネル20,30によって、可視光を遮光することができる。したがって、調光装置10を暗状態とすることにより、調光装置10を介して室外から室内を目視により透視されることを効果的に防止することができる。
さらに、上述した実施の形態において、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30の相対移動が、直線移動である例を示した。しかしながら、この例に限られず、図18に示すように、第1調光制御パネル20が第2調光制御パネル30に対して相対回転するようにしてもよい。図18に示された例における相対回転の回転軸線dcは、第1調光制御パネル20の法線方向と一致している。また、第1調光制御パネル20の第1領域Z1及び第2領域Z2は、相対回転の回転軸線dcを中心とする扇形の領域となっている。すなわち、第1領域Z1及び第2領域Z2は、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30の相対移動方向dbと平行な方向に、交互に配列されていることになる。各第1領域Z1及び第2領域Z2をなす扇形領域の中心角θxは互いに同一とすることができる。第2調光制御パネル30は、第1調光制御パネル20と同様に構成することができる。このような調光装置10においても、第1調光制御パネル20及び第2調光制御パネル30を中心角θxと同一角度だけ相対回転させることにより、第1領域Z1と第3領域Z3とが対面し且つ第2領域Z2と第4領域Z4とが対面する明状態と、第1領域Z1と第4領域Z4とが対面し且つ第2領域Z2と第3領域Z3とが対面する暗状態との間で、状態を切り替えることができる。
さらに、上述した実施の形態において、第1偏光板23及び第2偏光板33が、クロスニコルの状態で配置される例を示したが、これに限られず、第1偏光板23及び第2偏光板33が、パラレルニコルの状態で配置されていてもよい。この例では、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面した図4の状態にて、調光装置10が明状態となる。一方、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面した図3の状態で、調光装置10が暗状態となる。
さらに、上述した実施の形態において、各光制御シート25,35が、互いに異なる位相変調量を有した二つの領域を、繰り返し配列された状態で、有する例を示したが、この例に限られない。各光制御シート25,35が、互いに異なる位相変調量を有した三以上の領域を、繰り返し配列された状態で、有するようにしてもよい。この例においては、三以上の領域の位相変調量を、最大差がλ/2となるようにして、漸次変化するように設定してもよい。この例によれば、二枚の光制御シート25,35を透過する光の透過率を三段階以上に調節することが可能となる。
さらに、上述した実施の形態において、各調光制御パネル20,30が、透過光の偏光状態を制御する光制御シート25,35としてパターン位相差フィルムを含み、さらに別途に偏光板23,33を含む例を示した。しかしながら、この例に限られず、第1光制御シート25の第1領域Z1及び第2領域Z2が、共に、偏光板からなり、ただし、当該偏光板は、第1領域Z1及び第2領域Z2において、吸収軸が互いに直交するようにして配置されているようにしてもよい。この例では、第2光制御シート35の第3領域Z3及び第4領域Z4が、共に、偏光板からなり、ただし、当該偏光板が、第3領域Z3及び第4領域Z4において、吸収軸が互いに直交するようにして配置する。そして、第1光制御シート25の第1領域Z1での吸収軸と、第2光制御シート35の第3領域Z3での吸収軸とを平行とする。また、第1光制御シート25の第2領域Z2での吸収軸と、第2光制御シート35の第4領域Z4での吸収軸とを平行とする。この変形例では、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面した状態で、調光装置10は明状態となる。一方、第1光制御シート25の第1領域Z1と第2光制御シート35の第3領域Z3とが対面し、第1光制御シート25の第2領域Z2と第2光制御シート35の第4領域Z4とが対面した状態で、調光装置10が暗状態となる。そしてこの例では、上述した第1偏光板23及び第2偏光板33は不要とすることができ、調光装置10の単純化を図ることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
(実施例)
以下、本発明の調光装置をより具体化した実施例について説明する。
本実施例では、保護層用組成物を基体の片面に塗布し、紫外線照射により硬化させることで保護シートA1(厚さ70μm)、保護シートA2(厚さ70μm)、保護シートB(厚さ70μm)をそれぞれ作製した。
(保護シートA1)
保護シートA1には、東洋包材株式会社製のハードコートフィルムSS3100の、基体をPETフィルムからTACフィルム(富士フイルム株式会社製、製品番号;TD60UC‐P、厚さ60μm)に代えたものを使用した。
(保護シートA2)
保護シートA2には、東洋包材株式会社製のードコートフィルムSS3100の、基体をPETフィルムからZ‐TACフィルム(富士フイルム株式会社製、製品番号;ZRD60SL、厚さ60μm)に代えたものを使用した。
(保護シートB)
保護シートBには、下記の保護層用組成物B、基体としてTACフィルム(富士フイルム株式会社製、製品番号;TD60UC‐P、厚さ60μm)を用いた。
保護層用組成物B、の組成は以下の通りである。
(保護層用組成物B)
新中村化学工業製のジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(NKエステル、6官能)
100部
溶剤1);MIBK 70部
溶剤2);PGMEA 30部
光重合開始剤;BASF製の商品名イルガキュア127 0.4部
作製した保護シートA1、保護シートA2、保護シートBから、上述の実施形態の調光制御パネル20,30を作製し、物性測定評価を行った。
まず、作製した保護シートA1、保護シートA2、保護シートBについて、鉛筆硬度測定、全光透過率測定、ヘイズ測定、位相差(0°および45°)測定を上記の方法で行った。また、上記保護シートの耐擦傷性試験を以下の方法で評価した。その後、上記保護シートを光制御シート25,35表面に接着剤(綜研化学社製、製品名:SKダイン1429DT、固形分30%)で貼合することで、調光制御パネル20,30を作製した。前記接着剤によって形成された接合層の厚みは25μmであった。作製した調光制御パネル20,30を用いて調光装置を組み立てた後、透過率測定(0°および45°)を下記の方法で行い、目視による光漏れ及びぼやけの有無を評価した。前記光漏れの有無は、前記調光装置を遮蔽状態とし、蛍光灯下、正面および斜め45°から観察を行った。また、前記ぼやけの有無は、前記調光装置を透過状態とし、蛍光灯下、正面および斜め45°から観察を行った。
本発明の保護シートは、耐擦傷性を学振型摩擦堅牢度試験機(テスター産業株式会社製、製品番号;AB−301)を用いて評価した。試験重荷0.5kg、ストロークスピード100mm/secとし、学振型摩擦堅牢度試験機の試験片台、摩擦子に5cm四方の調光制御パネルを保護層が対向するように保護シート層を設置し、3000回擦りを行った。その後、表面を蛍光灯下で観察し、目視により傷の有無を評価した。
本発明の調光制御パネルは、透過率を位相差フィルム・光学材料検査装置(大塚電子株式会社、製品番号;RETS-100)を用いて評価した。10cm四方、厚さ3mmのガラス板に調光制御パネル20,30を貼合し、透過率(測定角0°および45°)を測定した。
(比較例)
比較例として、保護シート26,36として、TACフィルム(富士フイルム株式会社製、製品番号;TD60UC‐P、厚さ60μm)、Z-TACフィルム(富士フイルム株式会社製、製品番号;ZRD60SL、厚さ60μm)を単体で使用し、上述の実施形態の調光制御パネル20,30を作製すると共に、前記同様の物性評価を行った。
各測定結果および評価結果は、以下の表1及び表2の通りであった。
Figure 2017057629
上記表1の各測定結果および評価結果から、保護シートの表面硬度(鉛筆硬度)が2H以上であるとき、調光制御パネルは良好な耐擦傷性を示した。
Figure 2017057629
さらに、上記表2の各測定結果および評価結果から、保護シートの位相差が0°および45°においてそれぞれ10nm以下であると、保護シートを設けても遮蔽時の光漏れが観察されず、好ましいことがわかる。
10 調光装置
15 赤外線遮蔽層
19 接合層
20 第1調光制御パネル
21 第1透明支持板
22 接合層
23 第1偏光板
24 接合層
25 第1光制御シート
26 保護シート
27 接合層
30 第2調光制御パネル
31 第2透明支持板
32 接合層
33 第2偏光板
34 接合層
35 第2光制御シート
36 保護シート
37 接合層
251 第1基材
252 第1パターン配向膜
253 第1パターン位相差層
351 第2基材
352 第2パターン配向膜
353 第2パターン位相差層
451,551 保護層
452,552 接合層
453,553 基材
Z1 第1領域Z1
Z2 第2領域Z2
Z3 第3領域Z3
Z4 第4領域Z4
da 第1方向

Claims (4)

  1. 第1調光制御パネルと、
    前記第1調光制御パネルに少なくとも部分的に対面する位置に配置され且つ前記第1調
    光制御パネルに対して相対移動可能な第2調光制御パネルと、を備え、
    前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルの両方を透過する可視光波長域の
    光の透過率は、前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルの相対位置に応じて
    変化し、
    前記第1調光制御パネルは、最表面に第1保護シートを有し、前記第2調光制御パネルは
    最表面に第2保護シートを有し、
    前記第1保護シートと前記第2保護シートとが対面するように、前記第1調光制御パネルと前記第2調光制御パネルとが配置されており、
    前記第1保護シート及び前記第2保護シートの表面硬度が、JIS‐K5600‐5‐4(1999)に規定される引っかき硬度(鉛筆法)試験において、2H以上であることを特徴とする調光装置。
  2. 前記第1調光制御パネル及び前記第2調光制御パネルが、それぞれ、可視光波長域の透過光の偏光状態を制御する光制御シートを有する、請求項1に記載の調光装置。
  3. 前記第1調光制御パネルの前記光制御シートは、可視光波長域の透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御し且つ交互に繰り返し配列された第1領域及び第2領域を含み、
    前記第2調光制御パネルの前記光制御シートは、可視光波長域の透過光の偏光状態を互いに異なる状態に制御し且つ交互に繰り返し配列された第3領域及び第4領域を含む、請求項2に記載の調光装置。
  4. 前記第1保護シート及び前記第2保護シートの位相差が測定角0°および45°において10nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の調光装置。
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