JP2017057057A - エレベータードア異常診断装置、エレベータードア異常診断方法及びエレベーターシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エレベーター制御装置20は、かごドアスイッチ動作位置計算部22と、かごドアスイッチ動作位置異常判定部26と、を備える。かごドアスイッチ動作位置計算部22は、リンク機構により開閉するリンク式ドア7の開閉状態を検出するかごドアスイッチ8の動作位置を、かごドアスイッチ8の計測値として計算する。かごドアスイッチ動作位置異常判定部26は、かごドアスイッチ8の計測値が規定値の範囲外であるときに、リンク式ドア7に異常が生じたと判定する。
【選択図】図1
Description
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
図1は、エレベーターシステム1の構成例を示す概要図である。
始めに、エレベーターシステム1の各部の構成例について説明する。
ロータリーエンコーダー3(回転量計測部の一例)は、ドアモーター2の回転方向及び回転量に基づくリンク式ドア7のドア移動信号(ドア移動量情報)をドア制御装置10に出力する。このドア移動信号に含まれるドアモーター2の回転量は、プーリ5の基準角度からの回転角度(「プーリ角度」と呼ぶ。)に対応する値である。
ドア駆動チェーン4は、ドアモーター2の駆動軸と、プーリ5の外周溝に巻き掛けられ、ドアモーター2の回転力をプーリ5に伝達する。
連結リンク6は、複数の関節を有する折れリンクであり、プーリ5とリンク式ドア7を連結している。連結リンク6は、プーリ5が回転すると、関節を介して変形し、プーリ5の回転運動を変換した直線運動をリンク式ドア7に伝達することでリンク式ドア7を開閉する。
かごドアスイッチ動作信号取込部12は、かごドアスイッチ8からかごドアスイッチ動作信号を取り込む。
かごドア移動量計算部13は、ロータリーエンコーダー3から取り込んだドア移動信号に基づいて、後述するリンク関数を用いてリンク式ドア7の移動量を計算する。
かごドアスイッチ動作位置計算部22(動作位置計算部の一例)は、かごドアスイッチ8の動作位置(「かごドアスイッチ動作位置」と呼ぶ。)を、かごドアスイッチ8の計測値として計算する。かごドアスイッチ動作位置計算部22は、ドア駆動部9からドア移動信号を受信することで、後述するリンク関数を用いてリンク式ドア7の移動量を計算することもできる。
かごドアスイッチ動作位置実寸値取込部23は、エレベーター制御装置20に接続された保守用端末装置30からかごドアスイッチ動作位置の実寸値を取り込む。
ドア制御装置10のエレベータードア制御部11は、エレベーター制御装置20のかごドア開閉処理部21の指示により、ドアモーター2に開指令又は閉指令を出力し、リンク式ドア7の開閉制御を行う。ドアモーター2が回転すると、ドアモーター2に巻き掛けられたドア駆動チェーン4がプーリ5を回転駆動させる。
かごドア移動量計算部13は、ロータリーエンコーダー3からドア移動信号を取込み、後述するリンク関数に基づいてリンク式ドア7の移動量を計算する。後述するようにプーリ5のプーリ角度の初期値が理想値と異なっていれば、かごドア移動量計算部13は、プーリ角度誤差を補正したプーリ角度が適用されたリンク関数によりリンク式ドア7の移動量を計算する。
そして、エレベータードア制御部11は、かごドアスイッチ8のオン/オフ状態と、リンク式ドア7の移動量をエレベーター制御装置20に送信する。
かごドアスイッチ動作位置計算部22は、ドア制御装置10から受信した、かごドアスイッチ8のオン/オフ情報(かごドアスイッチ8の動作タイミング)と、リンク式ドア7のドア移動量に基づいて、かごドアスイッチ動作位置の計算を行う。例えば、かごドアスイッチ動作位置計算部22は、かごドアスイッチ8が動作したときにドア移動信号から求まるプーリ角度をリンク関数に入れてドア移動量を計算し、このドア移動量を、かごドアスイッチ動作位置として計算することができる。
次に、エレベーターシステム1の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3は、初期状態のリンク機構の拡大図である。このリンク機構は、リンク式ドア7を閉め切ったときの初期状態が示されている。
なお、図3にはリンク式ドア7が閉状態であるときのリンク機構の様子が示されており、リンク機構が初期状態であればリンク式ドア7の移動量は0であるため、図中にかごドア移動量Xdは表れない。
逆に、図5D、図5C、図4B、図4Aの順でプーリ5が反時計回りに回転すると、開状態のリンク式ドア7が閉状態となる。
θ1はプーリ角度θの初期値が理想値よりもマイナスだった場合の角度(図中では例として0°に設定)である。プーリ角度θの初期値がθ1である時におけるプーリ角度θとかごドア移動量Xdの変化を破線41で表す。
θ2はプーリ角度θの初期値が理想値よりもプラスだった場合の角度(図中では例として10°に設定)である。プーリ角度θの初期値がθ2である時におけるプーリ角度θとかごドア移動量Xdの変化を一点鎖線42で表す。
このため、かごドア移動量Xdの計測値が正しい値となるように、プーリ角度θを補正する必要がある。
図8は、プーリ角度誤差を補正する処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、作業員がリンク機構の調整を行う際に、エレベーター制御装置20によって実施される。
なお、ドア制御装置10とエレベーター制御装置20は一体とすることもできる。また、保守用端末装置30から、かごドアスイッチ動作位置を入力する機能をエレベーター制御装置20に設けてもよい。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (7)
- リンク機構により開閉するエレベータードアの開閉状態を検出するドア開閉検出部の動作位置を、前記ドア開閉検出部の計測値として計算する動作位置計算部と、
前記ドア開閉検出部の前記計測値が規定値の範囲外であるときに、前記エレベータードアに異常が生じたと判定する異常判定部と、を備える
エレベータードア異常診断装置。 - さらに、リンク関数により前記エレベータードアの移動量を計算するドア移動量計算部と、
前記ドア開閉検出部の前記動作位置の実寸値を取り込む実寸値取込部と、
前記ドア開閉検出部の前記計測値と、前記実寸値との差に基づいて、前記リンク機構の据付誤差を算出する誤差算出部と、
前記リンク機構の据付誤差を補正する誤差補正部と、を備え、
前記ドア移動量計算部は、前記据付誤差が補正された前記リンク関数により前記エレベータードアの移動量を計算し、
前記動作位置計算部は、前記ドア開閉検出部の動作タイミング、及び前記エレベータードアの移動量に基づいて、前記ドア開閉検出部の前記計測値を計算する
請求項1に記載のエレベータードア異常診断装置。 - 前記リンク機構は、プーリ、前記プーリ及び前記エレベータードアを連結する連結リンクを備え、
前記誤差算出部は、前記ドア開閉検出部の前記計測値と前記実寸値との差に基づいて、前記プーリのプーリ角度の初期値と理想値との差を前記据付誤差として算出し、
前記誤差補正部は、前記据付誤差に基づいて、前記理想値に補正した前記プーリ角度の前記初期値を前記リンク関数に適用する
請求項2に記載のエレベータードア異常診断装置。 - 前記リンク関数は、前記プーリを回転駆動する回転駆動部の回転量に基づいて前記エレベータードアの移動量を出力する関数である
請求項3に記載のエレベータードア異常診断装置。 - 前記実寸値取込部は、保守端末、又は前記エレベータードアに取り付けられる位置検出部から、前記ドア開閉検出部の前記動作位置の実寸値を取り込む
請求項4に記載のエレベータードア異常診断装置。 - リンク機構により開閉するエレベータードアの開閉状態を検出するドア開閉検出部の動作位置を、前記ドア開閉検出部の計測値として計算するステップと、
前記ドア開閉検出部の前記計測値が規定値の範囲外であるときに、前記エレベータードアに異常が生じたと判定するステップと、を含む
エレベータードア異常診断方法。 - リンク機構と、
前記リンク機構により開閉されるエレベータードアと、
前記エレベータードアの開閉状態を検出するドア開閉検出部と、
前記ドア開閉検出部の動作位置を、前記ドア開閉検出部の計測値として計算する動作位置計算部と、
前記ドア開閉検出部の前記計測値が規定値の範囲外であるときに、前記エレベータードアに異常が生じたと判定する異常判定部と、を備える
エレベーターシステム。
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