JP2017055541A - コルゲートチューブ、コルゲートチューブの製造方法、コルゲートチューブの組み付け方法、及びワイヤハーネス - Google Patents

コルゲートチューブ、コルゲートチューブの製造方法、コルゲートチューブの組み付け方法、及びワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】電線収容作業を容易にするとともに、電線の飛び出し防止を図ることも可能なコルゲートチューブ、コルゲートチューブの製造方法、コルゲートチューブの組み付け方法、及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、スリット8を介して複数本の導電路3を、組み付け前の状態のコルゲートチューブ2に収容した後、二つのチューブ可動壁部10、11の外側からそれぞれチューブ内方に向けて押圧力を加え、そして、チューブ可動壁部10の外面14とチューブ可動壁部11の内面15とを係合させることにより製造される。コルゲートチューブ2は、チューブ可動壁部10の外面14と、チューブ可動壁部11の内面15とが湾曲状態のままで対向し係合することから、重なり合う二つのチューブ可動壁部10、11が離れ難い状態になる。また、二つのチューブ可動壁部10、11が重なり合うことから、導電路3が飛び出さないような状態にもなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スリットとヒンジ無しのチューブ奥壁部分と二つのチューブ可動壁部分とを形成してなる蛇腹管形状のコルゲートチューブに関する。また、このコルゲートチューブの製造方法と組み付け方法とに関する。さらに、このようなコルゲートチューブを備えてなるワイヤハーネスに関する。
自動車等の車両には、電気的な接続を行うためのワイヤハーネスが配索される。ワイヤハーネスは、細い電線を束ねてなるものが広く知られる。また、近年では、ハイブリッド自動車用や電気自動車用としての高圧電線からなるものも知られる。下記特許文献1に開示されるワイヤハーネスは、複数本の電線と、電線保護用の外装部材とを含んで構成される。ワイヤハーネスは、長尺なものに形成される。外装部材は、この断面形状が円形で、外観が蛇腹管形状に形成される。また、外装部材は、管軸方向のスリットがない長尺な筒形状に形成される。このような外装部材は、コルゲートチューブとも呼ばれる。
特開2007−66825号公報
上記従来技術にあっては、長尺な外装部材の一端側の開口から他端側の開口に向けて複数本の電線を収容する作業(挿通作業)が必要である。外装部材の内部空間が大きければ電線の挿通は容易であるが、配索スペースの都合上、上記内部空間を大きくとることができない理由があることから、従来技術の外装部材にあっては挿通作業が繁雑になり工数が掛かってしまうという問題点を有する。
そこで、本願発明者は、上記問題点の解消のために次のような外装部材の使用を検討してみた。すなわち、管軸に沿ってスリットが形成され、このスリットを介して複数本の電線を収容することができるようなコルゲートチューブの使用を検討してみた。しかしながら、このようなコルゲートチューブにあっては、電線の収容作業が容易になるものの、スリットから電線が飛び出してしまうという虞があることが分かった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、電線収容作業を容易にするとともに、電線の飛び出し防止を図ることも可能なコルゲートチューブを提供することを課題とする。また、コルゲートチューブの製造方法、コルゲートチューブの組み付け方法、及びワイヤハーネスを提供することも課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のコルゲートチューブは、管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブにおいて、前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成されて、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコルゲートチューブにおいて、前記チューブ奥壁部は、前記二つのチューブ可動壁部よりも薄肉に形成される
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明のコルゲートチューブの製造方法は、管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブの製造方法において、当該製造方法の第一工程では、加工前コルゲートチューブを樹脂成形にて形成することが行われ、該加工前コルゲートチューブは、前記チューブ奥壁部及び前記二つのチューブ可動部が周方向に連続して閉じた状態に形成されるとともに、前記チューブ奥壁部がヒンジ無しの形状に形成され、且つ、前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、当該製造方法の第二工程では、前記加工前コルゲートチューブに切り込みを入れて前記スリットを形成する加工が行われることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のコルゲートチューブの製造方法において、前記曲率が異なる二つのチューブ可動壁部を樹脂成形するために、上型及び下型の形状が異なる樹脂成形金型を用いることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4に記載のコルゲートチューブの製造方法において、前記一方の側の外面に対し前記他方の側の前記端部が当接する状態に前記切り込みを入れることを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項6に記載の本発明のコルゲートチューブの組み付け方法は、管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブの組み付け方法において、前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成され、当該組み付け方法では、前記二つのチューブ可動壁部の外側からそれぞれチューブ内方に向けて押圧力を加えると、又は、前記コルゲートチューブのチューブ端から前記管軸に沿って押圧力を加えていくと、前記二つのチューブ可動壁部が弾力性により変位し、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合することにより組み付けが行われることを特徴とする。
また、上記課題を解決するためになされた請求項7に記載の本発明のワイヤハーネスは、管軸に沿ってスリットが形成されるコルゲートチューブと、前記スリットを介して前記コルゲートチューブに収容される一又は複数本の電線とを備えて構成され、前記コルゲートチューブは、前記スリットの反対位置にチューブ奥壁部が形成され、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成される、ワイヤハーネスにおいて、前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成されて、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合することを特徴とする。
尚、コルゲートチューブは、外側から見て周方向の蛇腹凹部及び蛇腹凸部を有する形状に形成されるとともに、蛇腹凹部及び蛇腹凸部が管軸方向に交互に連続する形状に形成されるのが一般的であるが、このような形状に限らない場合は、発明の名称をコルゲートチューブからチューブ状外装部材に変更してもよいものとする。
請求項1に記載された本発明によれば、スリットを有するコルゲートチューブであることから、スリットを介して一又は複数本の電線を容易に収容することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、二つのチューブ可動壁部を変位させて一方のチューブ可動壁部の外面と他方のチューブ可動壁部の内面とを係合させるものであることから、一又は複数本の電線の収容後はスリットが存在しない状態になり、結果、電線の飛び出しを防止することができるという効果を奏する。さらに、本発明によれば、ヒンジが存在しない構造のコルゲートチューブであることから、例えば走行中の振動で電線がヒンジに当たり、そのため電線被覆が摩耗してしまうようなことはない。すなわち、耐摩耗性を向上させることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、二つのチューブ可動壁部よりもチューブ奥壁部を薄肉に形成することから、二つのチューブ可動壁部を変位させる際にこれをし易くすることができるという効果を奏する。また、係合後はこの係合状態を安定させることができるという効果も奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、各部分が周方向に連続して閉じた状態になる加工前コルゲートチューブを樹脂成形にて形成し、この後に切り込みを入れてスリットを形成すると、請求項1又は2に記載のコルゲートチューブを製造することができる。従って、本発明を採用すれば請求項1又は2に記載のコルゲートチューブを容易に製造することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、上型及び下型の形状が異なる樹脂成形金型を用いることから、二つのチューブ可動壁部が異なる曲率の湾曲形状であっても、コルゲートチューブを容易に製造することができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、一方のチューブ可動壁部の外面に対し他方のチューブ可動壁部の端部が当接するような状態に切り込みを入れてスリットを形成することから、二つのチューブ可動壁部を変位させて係合状態にする際、これをし易くすることができる。従って、本発明によれば、より良いコルゲートチューブの製造方法を提供することができるという効果を奏する。
請求項6に記載された本発明によれば、スリットを介して一又は複数本の電線を収容した後、二つのチューブ可動壁部それぞれの外側からチューブ内方に向けて押圧力を加えるだけで、一方のチューブ可動壁部の外面と他方のチューブ可動壁部の内面とを係合させることができる。又は、チューブ端から管軸に沿って押圧力を加えていくだけで、一方のチューブ可動壁部の外面と他方のチューブ可動壁部の内面とを係合させることができる。これは、コルゲートチューブが請求項1に記載の構造であるからである。従って、本発明によれば、コルゲートチューブの簡単な組み付け方法を提供することができるという効果を奏する。
請求項7に記載された本発明によれば、請求項1に記載のコルゲートチューブを備えることから、より良いワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
本発明のコルゲートチューブ及びワイヤハーネスを示す図であり、(a)は構成図、(b)及び(c)は製造に係る模式図である。 図1のコルゲートチューブを示す図であり、(a)は組み付け前の模式図、(b)は組み付け後の模式図である。 図1のコルゲートチューブを示す図であり、(a)は組み付け前の模式図、(b)は組み付け途中の模式図、(c)は組み付け後の模式図である。 外装部材製造装置を示す図であり、(a)は装置外観斜視図、(b)は(a)の成形部の模式図である。 専用金型である金型ブロックを示す模式図であり、(a)は第一の例となる上型及び下型の図、(b)は第二の例となる上型及び下型の図である。 スリット加工を示す模式図であり、(a)は垂直加工の図、(b)は斜め加工の図である。 コルゲートチューブの他の例を示す図であり、(a)は組み付け前の模式図、(b)は組み付け後の模式図である。
コルゲートチューブは、管軸に沿ってスリットが形成される。このスリットの反対位置には、ヒンジ無しのチューブ奥壁部が形成される。チューブ奥壁部の一端及び他端からは、スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成される。この二つのチューブ可動壁部は、スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成される。また、端部同士が接離自在な形状に形成される。二つのチューブ可動壁部のうち一方は、湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、他方は曲率が大きい状態に形成される。さらに、二つのチューブ可動壁部は、弾力性により変位可能に形成されて、上記一方の側の外面と他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合する。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のコルゲートチューブ及びワイヤハーネスを示す図である。また、図2及び図3は図1のコルゲートチューブを示す図、図4は外装部材製造装置を示す図、図5は専用金型を示す模式図、図6はスリット加工を示す模式図、図7はコルゲートチューブの他の例を示す図である。
<ワイヤハーネス1について>
図1において、引用符号1で示すワイヤハーネスは、例えば自動車の所望の位置に配索される。ワイヤハーネス1は、外装部材であるコルゲートチューブ2と、このコルゲートチューブ2に収容される複数本の導電路3(電線)とを含んで構成される。先ず、各構成部材について説明をする。
<導電路3について>
導電路3は、公知の高圧電線又は低圧電線であって、導体4と、この導体4を被覆する絶縁体5とを備えて構成される(一例である。例えば更にシースやシールド部材を含んで構成されてもよい)。導電路3は、例えば長尺なものに形成される。
導体4は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により製造される。導体4に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は丸形となる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。本実施例においては、断面円形状のものに形成される。以上のような導体4は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体5が押出成形される。
尚、導電路3として、本実施例では公知のものを採用するが、この限りでないものとする。すなわち、公知のバスバーに絶縁体を設けて高電圧の導電路としたもの等を採用してもよいものとする。本実施例での本数は、一例であるものとする。
絶縁体5は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体4の外周面に押出成形される。絶縁体5は、断面円形状の被覆として形成される。絶縁体5は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
<コルゲートチューブ2について>
図1及び図2において、コルゲートチューブ2は、管軸に直交する断面形状が組み付け前で略ハート形状、組み付け後は略円形状(楕円形状や卵形状等)になるような図示形状に形成される。このようなコルゲートチューブ2は、後述する外装部材製造装置51(図4参照)により樹脂成形される。コルゲートチューブ2は、導電路3を収容保護するため長尺なものに形成される。コルゲートチューブ2は、外側から見て周方向の蛇腹凹部6及び蛇腹凸部7を有する形状に形成される。また、蛇腹凹部6及び蛇腹凸部7が管軸方向に交互に連続する形状に形成される。コルゲートチューブ2は、可撓性を有する蛇腹管形状に形成される。
図2において、コルゲートチューブ2には、管軸に沿って真っ直ぐにスリット8が形成される。このスリット8の反対位置には、ヒンジ無しのチューブ奥壁部9が形成される。チューブ奥壁部9は、比較的曲率の大きな湾曲形状に形成される(一例であるものとする)。チューブ奥壁部9の一端及び他端からは、スリット8の形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部10、11が連続して形成される。二つのチューブ可動壁部10、11は、チューブ奥壁部9の一端及び他端に対し滑らかに繋がるような湾曲形状に形成される。二つのチューブ可動壁部10、11は、スリット8側の端部12、13がチューブ内方に向く湾曲形状に形成される。また、二つのチューブ可動壁部10、11は、端部12、13同士が接離自在な形状に形成される。
二つのチューブ可動壁部10、11のうち一方、すなわちチューブ可動壁部10は、上記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成される。具体的には、チューブ奥壁部9の曲率よりも小さい状態、且つ、他方のチューブ可動壁部11よりも小さい状態に形成される。上記から分かるように、二つのチューブ可動壁部10、11のうち他方、すなわちチューブ可動壁部11は、チューブ可動壁部10よりも曲率が大きい状態に形成される。尚、チューブ可動壁部11は、チューブ奥壁部9の曲率よりも小さい状態に形成される。
二つのチューブ可動壁部10、11は弾力性を有し、この弾力性によって変位可能な状態に形成される(特に図示しないが、二つのチューブ可動壁部10、11よりもチューブ奥壁部9を薄肉に形成すると、上記変位がし易くなり、また、後述する係合の後の状態が安定する)。二つのチューブ可動壁部10、11は、チューブ可動壁部10の外面14と、チューブ可動壁部11の内面15とが湾曲状態のままで対向し係合する形状に形成される。
<コルゲートチューブ2の組み付け方法について>
図2において、コルゲートチューブ2は、二つのチューブ可動壁部10、11をこれらの外側からチューブ内方に向けて押圧力を加えることにより(図中矢印参照)組み付けられる。上記押圧力が加えられると、チューブ可動壁部10に対しチューブ可動壁部11が乗り越えるような状態で係合が行われる。この係合が完了すると、チューブ可動壁部10の外面14と、チューブ可動壁部11の内面15とが湾曲状態のままで対向するようになる。従って、重なり合う二つのチューブ可動壁部10、11は離れ難い状態になり、結果、係合は維持される。
尚、コルゲートチューブ2の組み付けは図2の方法に限らず、図3に示すような方法であってもよいものとする。すなわち、コルゲートチューブ2は、この一端(チューブ端)側で二つのチューブ可動壁部10、11の外側からチューブ内方に向けて押圧力を加え(図中矢印参照)、そして、上記一端側で係合させつつ管軸に沿ってコルゲートチューブ2に対し押圧力を加えていくことにより組み付けられる。図3の方法も図2の方法と同様に簡単に組み付けることができる。
<外装部材製造装置51について>
図4において、外装部材製造装置51は、加工前コルゲートチューブ16(図6参照)を樹脂成形するための装置である。この外装部材製造装置51は、樹脂押出部52と、成形部53と、冷却部54と、切断部55とを備えて構成される。尚、加工前コルゲートチューブ16は、外装部材としてのコルゲートチューブ2(図1ないし図3参照)にする前の状態のものである。加工前コルゲートチューブ16に関しては後述するものとする。
樹脂押出部52の下流側には、成形部53が連続する。また、成形部53の下流側には、冷却部54が連続する。切断部55は、冷却部54の端末に配設される(装置端末に配置される)。切断部55は、加工前コルゲートチューブ16を所定長さにする際に作動する。
樹脂押出部52は、樹脂材料を投入する部分としてのホッパ56と、このホッパ56に連続して水平方向に伸びる押出部本体57と、押出部本体57の端部から突出するダイス58とを備えて構成される。ダイス58は、樹脂材押出口59を有し、この樹脂材押出口59は、成形部53の入口60内に配置される。
成形部53は、入口60から出口61にかけて直線的に樹脂成形を行う部分であって、一対の成形構造部62を有する。この一対の成形構造部62は、ダイス58の樹脂材押出口59から導出された柔軟で筒状の樹脂材63(樹脂材料)の左右両側に配置されて一対となる。一対の成形構造部62は、樹脂材63を所定形状に成形することができるように構成される。
成形構造部62は、樹脂材63の進行方向に沿って一対となるタイミングプーリー64と、この一対のタイミングプーリー64により図中矢印方向へ移動する無端ベルト65と、無端ベルト65に取り付けられて移動する金型ブロック集合体66とを備えて構成される。
金型ブロック集合体66は、複数の金型ブロック67(樹脂成形金型)を有する。各金型ブロック67は、無端ベルト65の直線部分において隙間無しの状態に並べられる。各金型ブロック67は、無端ベルト65に対し取り替え自在に固定される。各金型ブロック67は、無端ベルト65により移動する。そして、金型ブロック67の型開きにより、所定形状に形成された加工前コルゲートチューブ16が矢印方向へと押し出される。
尚、上記外装部材製造装置51の構成や、この装置による製造方法は一例であるものとする。上記装置はバキューム式のものであるが、この他に例えばブロー式のものもあり、どちらを用いてもよいものとする。
<金型ブロック67について>
図5において、金型ブロック67は、上型17及び下型18を含んで構成される。金型ブロック67は、専用金型である。図5(a)の場合、上型17の方にチューブ可動壁部10、11(図2及び図3参照)に対する成形部分19が形成される。また、下型18の方には、チューブ奥壁部9(図2及び図3参照)に対する成形部分20が形成される。尚、心口金21の位置から成形部分20までの間隔Hをできるだけ大きくとるような図示の金型構造にすると、チューブ奥壁部9を前述の薄肉にすることが可能になる。
図5(b)の場合は、上型17の方にチューブ可動壁部11(図2及び図3参照)に対する成形部分22が形成される。また、下型18の方には、チューブ可動壁部10(図2及び図3参照)に対する成形部分23が形成される。チューブ奥壁部9(図2及び図3参照)に対する成形部分24は、上型17及び下型18に跨るように形成される。尚、図5(b)の場合はアンダーカット部分が生じてしまうが、これは問題ないものとする。
<コルゲートチューブ2の製造方法について>
図2及び図3において、コルゲートチューブ2は、次のような二つの工程を経て製造される。すなわち、第一工程では、樹脂成形にて加工前コルゲートチューブ16を形成することが行われ(図4及び図5参照)、第二工程では、図6に示すように、加工前コルゲートチューブ16に対し切り込みを入れてスリット8を形成する加工が行われる。そして、これら二つの工程を経てコルゲートチューブ2が製造される。加工前コルゲートチューブ16は、チューブ奥壁部9及び二つのチューブ可動部10、11が周方向に連続して閉じた状態に樹脂成形される。
スリット8の形成に関しては、図6(a)の波線で示すように、垂直方向に切り込みを入れる方法や、図6(b)の波線で示すように、チューブ可動壁部10の外面14に沿って斜めに切り込みを入れる方法が挙げられる。尚、コルゲートチューブ2の組み付けにおいては、チューブ可動壁部10に対しチューブ可動壁部11が乗り越えるような状態になることから、図6(b)の方法でスリット8を形成することが好ましいものとする。
<ワイヤハーネス1の製造について>
図1において、ワイヤハーネス1は、スリット8を介して複数本の導電路3(電線)をコルゲートチューブ2に収容した後、例えば二つのチューブ可動壁部10、11の外側からそれぞれチューブ内方に向けて押圧力を加え、そして、チューブ可動壁部10の外面14とチューブ可動壁部11の内面15とを係合させると、図示の如く製造される。ワイヤハーネス1の製造は比較的容易であることが分かる。このようなワイヤハーネス1の製造において、コルゲートチューブ2は、チューブ可動壁部10の外面14と、チューブ可動壁部11の内面15とが湾曲状態のままで対向し係合することから、重なり合う二つのチューブ可動壁部10、11が離れ難い状態になる。また、二つのチューブ可動壁部10、11が重なり合うことから、導電路3が飛び出さないような状態にもなる。尚、コルゲートチューブ2は、このチューブ奥壁部9にヒンジが存在しない構造でもあることから、例えば走行中の振動で導電路3の絶縁体5が摩耗してしまうようなこともない。
<コルゲートチューブ2の変形例について>
図7において、変形例であるコルゲートチューブ2は、チューブ奥壁部9の部分が湾曲形状でなく平板形状に形成される。そして、二つのチューブ可動壁部10、11を係合させると、略三角形の状態になるように組み付けられる。本発明では、このようなコルゲートチューブ2を採用してもよいものとする。
<本発明の効果について>
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明のコルゲートチューブ2によれば、スリット8を有するものであることから、このスリット8を介して複数本の導電路3(電線)を容易に収容することができるという効果を奏する。また、本発明のコルゲートチューブ2によれば、二つのチューブ可動壁部10、11を変位させてチューブ可動壁部10の外面14とチューブ可動壁部11の内面15とを係合させるものであることから、複数本の導電路3の収容後はスリット8が存在しない状態になり、結果、導電路3の飛び出しを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明のコルゲートチューブ2によれば、二つのチューブ可動壁部10、11よりもチューブ奥壁部9を薄肉に形成することから、二つのチューブ可動壁部10、11を変位させる際にこれをし易くすることができるという効果を奏する。また、係合後はこの係合状態を安定させることができるという効果も奏する。
この他、本発明のコルゲートチューブ2の製造方法によれば、各部分が周方向に連続して閉じた状態になる加工前コルゲートチューブ16を樹脂成形にて形成し、この後に切り込みを入れてスリット8を形成するだけであることから、コルゲートチューブ2を容易に製造することができるという効果を奏する。
また、本発明のコルゲートチューブ2の製造方法によれば、上型17及び下型18の形状が異なる金型ブロック67(樹脂成形金型)を用いることから、二つのチューブ可動壁部10、11の形状が、異なる曲率の湾曲形状であっても、コルゲートチューブ2を容易に製造することができるという効果を奏する。
また、本発明のコルゲートチューブ2の製造方法によれば、一方のチューブ可動壁部10の外面14に対し他方のチューブ可動壁部11の端部13が当接するような状態に切り込みを入れてスリット8を形成することから、二つのチューブ可動壁部10、11を変位させて係合状態にする際にこれをし易くすることができるという効果を奏する。
本発明においては、スリット8を介して複数本の導電路3を収容した後、二つのチューブ可動壁部10、11の外側からそれぞれチューブ内方に向けて押圧力を加えるだけで、チューブ可動壁部10の外面14とチューブ可動壁部11の内面15とを係合させることができる。又は、チューブ端から管軸に沿って押圧力を加えていくだけで、チューブ可動壁部10の外面14とチューブ可動壁部11の内面15とを係合させることができる。これは、コルゲートチューブ2が前述の構造であるからである。従って、本発明によれば、コルゲートチューブ2の簡単な組み付け方法を提供することができるという効果を奏する。尚、本発明が自動組み付けに有効であるのは勿論である。
また、本発明においては、以上のようなコルゲートチューブ2を備えることから、より良いワイヤハーネス1を提供することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ワイヤハーネス、 2…コルゲートチューブ、 3…導電路(電線)、 4…導体、 5…絶縁体、 6…蛇腹凹部、 7…蛇腹凸部、 8…スリット、 9…チューブ奥壁部、 10、11…チューブ可動壁部、 12、13…端部、 14…外面、 15…内面、 16…加工前コルゲートチューブ、 17…上型、 18…下型、 19、20…成形部分、 21…心口金、 22、23、24…成形部分

Claims (7)

  1. 管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブにおいて、
    前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、
    前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成されて、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合する
    ことを特徴とするコルゲートチューブ。
  2. 請求項1に記載のコルゲートチューブにおいて、
    前記チューブ奥壁部は、前記二つのチューブ可動壁部よりも薄肉に形成される
    ことを特徴とするコルゲートチューブ。
  3. 管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブの製造方法において、
    当該製造方法の第一工程では、加工前コルゲートチューブを樹脂成形にて形成することが行われ、
    該加工前コルゲートチューブは、前記チューブ奥壁部及び前記二つのチューブ可動部が周方向に連続して閉じた状態に形成されるとともに、前記チューブ奥壁部がヒンジ無しの形状に形成され、且つ、前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、
    当該製造方法の第二工程では、前記加工前コルゲートチューブに切り込みを入れて前記スリットを形成する加工が行われる
    ことを特徴とするコルゲートチューブの製造方法。
  4. 請求項3に記載のコルゲートチューブの製造方法において、
    前記曲率が異なる二つのチューブ可動壁部を樹脂成形するために、上型及び下型の形状が異なる樹脂成形金型を用いる
    ことを特徴とするコルゲートチューブの製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載のコルゲートチューブの製造方法において、
    前記一方の側の外面に対し前記他方の側の前記端部が当接する状態に前記切り込みを入れる
    ことを特徴とするコルゲートチューブの製造方法。
  6. 管軸に沿ってスリットが形成され、該スリットの反対位置には、チューブ奥壁部が形成され、さらに、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成されるコルゲートチューブの組み付け方法において、
    前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、
    前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成され、
    当該組み付け方法では、前記二つのチューブ可動壁部の外側からそれぞれチューブ内方に向けて押圧力を加えると、又は、前記コルゲートチューブのチューブ端から前記管軸に沿って押圧力を加えていくと、前記二つのチューブ可動壁部が弾力性により変位し、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合することにより組み付けが行われる
    ことを特徴とするコルゲートチューブの組み付け方法。
  7. 管軸に沿ってスリットが形成されるコルゲートチューブと、前記スリットを介して前記コルゲートチューブに収容される一又は複数本の電線とを備えて構成され、前記コルゲートチューブは、前記スリットの反対位置にチューブ奥壁部が形成され、該チューブ奥壁部の一端及び他端からは、前記スリットの形成位置に向けて二つのチューブ可動壁部が形成され、該二つのチューブ可動壁部は、前記スリット側の端部がチューブ内方に向く湾曲形状に形成され、且つ、前記端部同士が接離自在な形状に形成される、ワイヤハーネスにおいて、
    前記チューブ奥壁部は、ヒンジ無しの形状に形成され、
    前記二つのチューブ可動壁部のうち一方は、前記湾曲形状に係る曲率が小さい状態に形成され、且つ、他方は前記曲率が大きい状態に形成され、さらに、前記二つのチューブ可動壁部は弾力性により変位可能に形成されて、前記一方の側の外面と前記他方の側の内面とが湾曲状態のままで対向し係合する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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