JP2017055258A - 光スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パワー透過率を低減させることなく、入出力ポート数を従来よりも増やすことができる光スイッチ装置を提供すること。【解決手段】M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置1は、光スイッチ装置の入力ポートに接続され、入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器201と、波長可変送信器201のいずれかと接続され、当該波長可変送信器からの信号を入力するM個の1入力M出力型光スイッチ202と、光スイッチ202とメッシュ接続されたM個のM入力1出力の第1波長選択スイッチ203とを1組とする分配合流型スイッチ206をN組と、分配合流型光スイッチ206とメッシュ接続されたM個のN入力1出力型の第2波長選択スイッチ204と、第2波長選択スイッチ204の各々と接続されたM個の1入力N出力型波長ルーティング装置205とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、光通信ネットワークに用いられる光スイッチ装置に関する。
インターネットの普及に伴い、データ通信ネットワークに対する需要が急激に増えている。特に局内(LAN: Local Area network)系のネットワーク用途では、極めてポート数の多い光スイッチの実用化が求められる。このような要求に対し、現実に実用化されている光スイッチのポート数は、全部で数10程度に留まる。
近年、波長可変送信器と、M入力M出力の分配合流型(DC: Delivery and Couple)光スイッチ(N個)と、アレイ導波路回折格子と同等の波長入出力特性を有するN入力N出力デバイス(M個)とを使用することで、最大でM×Nの入出力ポート数を有する、拡張性の高い光スイッチ装置が提案されている(非特許文献1)。
図1は、かかる光スイッチ装置100の構成を示す図である。この従来の光スイッチ装置100は、入力された信号を所望の信号波長で送出するM×N個の波長可変送信器101と、N個のM入力M出力分配合流型光スイッチ106と、M個のN入力1出力型光カプラ104と、M個の1入力N出力型アレイ導波路回折格子105とを備える。MおよびNは自然数である。図1では、M=3、N=4で示してある。
N個の分配合流型光スイッチ106の各々は、スイッチングにより、入力光を所望のアレイ導波路回折格子104へ出力するように構成されており、M個の1入力M出力型光スイッチ102と、M個のM入力1出力型光カプラ103とを備える。
なお、以下の説明では、M×N個の波長可変送信器101はいずれも同一の機能を有しており、各々に共通の説明では単に波長可変送信器101として参照し、同様にM×N個の光スイッチ102は光スイッチ102として参照し、M×N個の光カプラ103は光カプラ103として参照する。さらに、M個のアレイ導波路回折格子104、M個の1入力N出力型波長ルーティング装置105、およびN個の分配合流型光スイッチ106についても同様に、それぞれ、アレイ導波路回折格子104、波長ルーティング装置105、および分配合流型光スイッチ106として参照する。
4個の分配合流型光スイッチ106の各々において、M個の光スイッチ102とM個の光カプラ103との間はフルメッシュ接続される。さらに、同一の分配合流型光スイッチ106に属する3個の光カプラ103の各々は、それぞれ、異なるアレイ導波路回折格子104と接続され、アレイ導波路回折格子104は、対応する波長ルーティング装置105と接続される。
光信号を入力した光スイッチ装置100は、波長可変送信器101でその信号を適切な波長にして光スイッチ102に送出する。光スイッチ102では、光スイッチ装置の所望の出力ポートへ信号を出力することができるように、当該信号を所望の光カプラ103へ出力する。光カプラ103からの信号は、光カプラ104を介して、アレイ導波路回折格子105へ入力され、入力ポートと信号波長とにより決定される出力ポートへ出力される。このように、光スイッチ装置100では、波長可変送信器101から所定の波長を有する信号を送出すること、および光スイッチ102の出力ポートを適切に設定(選択)することで、当該信号を所望のポートに送ることができる。
従来の光スイッチ装置100では、最大で4(=N)個の波長可変送信器101が同一のアレイ導波路回折格子105に信号を同時に送ることがあるため、光カプラ103,104によって、波長可変送信器101から送出される信号を合流できるようにする必要がある。ただし、最大で4(=N)個の波長可変送信器101から送出される信号が同一のアレイ導波路回折格子104に同時に送出されるために合流する場合には、最終的にそれらの信号が出力されるポート先が異なるようになるから、当該信号の波長は全て異なる。
従来の光スイッチ装置100では、光カプラ103とアレイ導波路回折格子104との間で同一の配線を経由して信号が送出されることになるが、上記のとおり、信号の波長が異なるため、混信することなく信号出力させることができる。
T. Niwa, H. Hasegawa, K. Sato, "A 270 × 270 optical cross-connect switch utilizing wavelength routing with cascaded AWGs," Optical Fiber Communication Conference and Exposition and the National Fiber Optic Engineers Conference (OFC/NFOEC) 2013,OTh1A.3 (2013).
従来の光スイッチ装置では、M入力1出力型光カプラ、およびN入力1出力型光カプラが使用されることになるが、光カプラは一般に、その分岐数により光スイッチ装置のパワー透過率が低減し損失が生じる。例えば、M入力1出力の光カプラの場合には、パワー透過率は1/Mとなり、N入力1出力の光カプラの場合には、パワー透過率は1/Nとなり、結果として、光スイッチ装置全体のパワー透過率が1/(M×N)に低減する。
光スイッチ装置の出力信号のパワーは、一定値以上にする必要があるものの、光カプラの分岐数を増やした場合には、パワー透過率の低下により出力信号のパワーが一定値よりも小さくなり得る。このため、従来の光スイッチ装置では、光カプラの分岐数が制限され、結果として、合流分配型光スイッチ装置の入出力ポート数も制限されるという問題があった。
本発明は、このような状況下においてなされたものであり、その目的は、パワー透過率を低減させることなく、入出力ポート数を従来よりも増やすことができる光スイッチ装置を提供することである。
上記の課題を解決するための発明は、M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、前記波長可変送信器のいずれかと接続され、当該波長可変送信器からの信号を入力するM個の1入力M出力型光スイッチと、前記M個の光スイッチとフルメッシュ接続されたM個のM入力1出力の第1波長選択スイッチとを1組とする分配合流型スイッチをN組と、前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力1出力型の第2波長選択スイッチと、前記第2波長選択スイッチの各々と接続されたM個の1入力N出力型波長ルーティング装置とを備える。
上記の課題を解決するための発明は、M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、前記波長可変送信器のいずれかと接続され、当該波長可変送信器からの信号を入力するM個の1入力M出力型光スイッチと、前記M個の光スイッチとフルメッシュ接続されたM個のM入力1出力の第1波長選択スイッチとを1組とする分配合流型スイッチをN組と、前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力N出力の第2波長選択スイッチとを備える。
上記の課題を解決するための発明は、M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、前記波長可変送信器の各々と接続されたM×N個の1入力A(Aは2以上の整数)出力の第1光スイッチと、前記第1光スイッチのいずれかと接続され、当該第1光スイッチからの信号を入力するM個の1入力(M/A)出力の第2光スイッチと、前記第2光スイッチの各々と接続されたA個のM入力(M/A)出力の第1波長選択スイッチと1組とする分配合流型スイッチをN×A組と、前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力N出力の第2波長選択スイッチとを備える。
M個の第1光スイッチは、モジュールとして構成するようにしてもよい。
前記分配合流型スイッチは、モジュールとして構成するようにしてもよい。
前記N入力N出力の第2波長選択スイッチは、波長多重されて入力された信号を、波長ごとにそれぞれ所望の出力ポートから送出する機能を有するようにしてもよい。
前記N入力N出力の第2波長選択スイッチは、入力された信号の波長がすべて異なる場合に動作するようにしてもよい。
本発明によれば、パワー透過率を低減させることなく、入出力ポート数を従来よりも増やすことができる。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態の光スイッチ装置1について説明する。この実施形態の光スイッチ装置1は、M×N個の入力、およびM×N個の出力を有する。MおよびNは2以上の整数である。
以下、第1実施形態の光スイッチ装置1について説明する。この実施形態の光スイッチ装置1は、M×N個の入力、およびM×N個の出力を有する。MおよびNは2以上の整数である。
図2は、第1実施形態における光スイッチ装置1の構成例を示す概略図である。図2では、一例として、M=4、N=3とし、12入力12出力の光スイッチ装置1を示している。なお、M,Nの数はこの例に限られず変更するようにしてもよい。
図2に示すように、光スイッチ装置1は、12個の波長可変送信器201と、12個の1入力4(=M)出力型光スイッチ202と、12個の4(=M)入力1出力型の第1波長選択スイッチ203と、4個の3(=N)入力1出力型の第2波長選択スイッチ204と、4個の1入力3(=N)出力型波長ルーティング装置205とを備える。
この実施形態では、12個の光スイッチ202および12個の波長選択スイッチ203は、4個1組で、分配合流型光スイッチ206が構成され、分配合流型光スイッチ206は全部で3個構成されている。換言すると、1個の分配合流型スイッチ206は、4個の1入力M出力型光スイッチ202と、4個の光スイッチ202とフルメッシュ接続された4個の4入力1出力の第1波長選択スイッチ203とを1組とする構成で実現される。
本実施形態の以下の説明では、12個の波長可変送信器201はいずれも同一の機能を有しており、各々に共通の説明では波長可変送信器201として参照し、同様に12個の光スイッチ202は光スイッチ202として参照し、12個の第1波長選択スイッチ203は第1波長選択スイッチ203として参照する。4個の第2波長選択スイッチ204、4個の波長ルーティング装置205、および3個の分配合流型光スイッチ206についても同様に、それぞれ、第2波長選択スイッチ204、波長ルーティング装置205、および分配合流型光スイッチ206として参照する。
波長可変送信器101は、光スイッチ装置1の入力ポートIn1,In2,・・・,In12に対応して接続され、入力ポートからの信号を、所望の波長に変換して光スイッチ202へ送出する。
光スイッチ202は1入力4出力で構成されており、第1波長選択スイッチ203は4入力1出力で構成されている。4個の光スイッチ202および4個の第1波長選択スイッチ203を備えた分配合流型光スイッチ206は、スイッチングにより、入力光を所望の第2波長選択スイッチ204へ出力する。なお、3個の分配合流型光スイッチ206のうち、全てあるいは1個以上をモジュール化してもよい。モジュールを作製する方法は、例えば、文献(Yuichiro Ikuma, Kenya Suzuki, Naru Nemoto, Etsu Hashimoto, Osamu Moriwaki, and Tetsuo Takahashi, “8 × 24 Wavelength Selective Switch for Low-loss Transponder Aggregator,” Proceedings of Optical Fiber Communication Conference 2015, Th5A.4)に示されている。
同一の分配合流型光スイッチ206において、光スイッチ202は、同一の分配合流型光スイッチ206を構成する4個すべての第1波長選択スイッチ203への経路選択ができるように、第1波長選択スイッチ203とフルメッシュ接続されている。
分配合流型光スイッチ206は、すべての第2波長選択スイッチ204と接続され、第2波長選択スイッチ204は、対応する波長ルーティング装置205と接続されている。
波長選択スイッチ203,204は、WSS (Wavelength Selective Switch)であり、信号波長ごとに、1つの入力ポートを選択してこの入力ポートと出力ポートとを結合させるように構成される。WSSの場合、パワーの透過率は、入力ポート数にかぎらず、一定の値を維持することができる。
波長ルーティング装置205は、入力された信号を、その信号波長ごとに応じた出力ポートから送出するように構成される。波長ルーティング装置205は、例えば、プリズム機能を有するアレイ導波路回析格子(AWG: Arrayed Waveguide Grating)であるが、複数入力1出力の波長選択スイッチ203,204に対して、WSSの入出力ポートを反転して適用したものでもよい。
波長ルーティング装置205の出力ポートは、光スイッチ装置1の出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12に対応して接続されている。
[光スイッチ装置での経路設定の概略]
光スイッチ装置1で実現される経路設定の概略について、再度図2を参照して説明する。
光スイッチ装置1で実現される経路設定の概略について、再度図2を参照して説明する。
なお、光スイッチ装置1では、入力ポートIn1,In2,・・・,In12から出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12までの経路が設定されるが、各入力ポートから各出力ポートまでの経路は、複数あるのではなく、一つに限られる。
この光スイッチ装置1では、波長ルーティング装置205において、入力ポートから所望の出力ポートに透過可能な信号の波長をλとする。この実施形態では、波長ルーティング装置205では、波長ルーティング装置205の出力ポートごとに、異なる波長が対応付けられていればよいので、上記波長λは、例えば、3種類の波長λ1,λ2,λ3を含む。
第1波長選択スイッチ203および第2波長選択スイッチ204は、波長ルーティング装置205が使用する上記3種類の波長λ1,λ2,λ3に対応する必要がある。
光スイッチ202において、入力ポートを、光スイッチ装置1の出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12のうち、信号を出力したいポートにつながる出力ポートと接続する。さらに、第1波長選択スイッチ203および第2波長選択スイッチ204において、波長λ(=λ1,λ2,λ3)を有する入力信号を出力したいポートにつながる出力ポートから送出するように設定する。これにより、波長ルーティング装置205において、第2波長選択スイッチ204からの波長λ(=λ1,λ2,λ3)の信号が出力され、結果として、その出力光が、所望の(信号を出力したい)出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12のいずれかから出力される。
以上説明したように、本実施形態の光スイッチ装置1によれば、波長可変送信器201からの信号が、光スイッチ202、第1波長選択スイッチ203、および第2波長選択スイッチ204を介して、波長ルーティング装置205へ送出されて出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12のいずれかから出力される。ここで、第1波長選択スイッチ203および第2波長選択スイッチ204は、入力ポート数にかぎらず、パワーの透過率を一定の値に維持しつつ、信号の波長により所望の波長ルーティング装置205へ当該信号を送出することができるので、仮に、波長選択スイッチ203,204の入力ポート数を増やした場合でも、一定以上のパワー透過率とすることができる。この点で、この光スイッチ装置1によれば、光カプラを備えた従来の光スイッチ装置よりも、多ポートを有する大規模の光スイッチ装置を構成することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態の光スイッチ装置1Aについて、図3を参照して説明する。
以下、第2実施形態の光スイッチ装置1Aについて、図3を参照して説明する。
図3は、第2実施形態の光スイッチ装置1Aの構成例を示す概略図である。
第1実施形態の光スイッチ装置1では、N入力1出力の第2波長選択スイッチ204と、1入力N出力の波長ルーティング装置205とを備えていたが、必ずしもこの構成とする必要はない。本実施形態の光スイッチ装置1Aは、第1実施形態のものと同様に、M×N個の入力、およびM×N個の出力を実現するものである(MおよびNは2以上の整数である。)が、第2波長選択スイッチ204および波長ルーティング装置205に代えて、N入力N出力の第2波長選択スイッチ304を備える。図3においても、第1実施形態と同様に、一例として、M=4、N=3とし、12入力12出力の光スイッチ装置1Aを示している。なお、M,Nの数はこの例に限られず変更するようにしてもよい。
図3において、光スイッチ装置1Aは、12個の波長可変送信器301と、12個の1入力4(=M)出力型光スイッチ302と、12個の4(=M)入力1出力の第1の波長選択スイッチ303と、4個の3(=N)入力3(=N)出力の第2波長選択スイッチ304とを備える。
4個の光スイッチ302および4個の第1波長選択スイッチ303を組み合わせることによって、1個の分配合流型光スイッチ305が構成されている。1個または全部(3個)の分配合流型光スイッチ305は、本実施形態においても図2で示した分配合流型光スイッチ206と同様にモジュールとして構成することができる。
本実施形態の以下の説明では、12個の波長可変送信器301はいずれも同一の機能を有しており、各々に共通の説明では波長可変送信器301として参照し、同様に12個の光スイッチ302は光スイッチ302として参照し、12個の第1波長選択スイッチ303は第1波長選択スイッチ303として参照し、4個の第2波長選択スイッチ304は第2波長選択スイッチ304として参照する。
図3における波長可変送信器301と、光スイッチ302と、第1波長選択スイッチ303はそれぞれ、図2における波長可変送信器201と、光スイッチ202と、第1波長選択スイッチ203と同一である。
第2波長選択スイッチ304は、複数の入力ポートからの、波長多重されて入力した信号を、波長ごとに、所望の出力ポートから送出するように構成されている。第2波長選択スイッチ304は、例えば、3(=N)個の3(=N)入力1出力型WSS (Wavelength Selective Switch)と、3(=N)個の1入力3(=N)出力型WSS (Wavelength Selective Switch)とを備えて構成されている(例えば、文献「Yuichiro Ikuma, Kenya Suzuki, Naru Nemoto, Etsu Hashimoto, Osamu Moriwaki, and Tetsuo Takahashi, “8 × 24 Wavelength Selective Switch for Low-loss Transponder Aggregator,” Proceedings of Optical Fiber Communication Conference 2015, Th5A.4」のFigure 1 (b)参照)。
なお、この実施形態では、第2波長選択スイッチ304の出力ポートは、それぞれ、光スイッチ装置1Aの出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12の各々と1対1で接続されるので、単一の信号のみを出力するように構成すればよい。このとき、第2波長選択スイッチ304は、例えば、3(=N)個の1入力3(=N)出力型WSS (Wavelength Selective Switch)と、3(=N)個の1入力3(=N)出力型WSS (Wavelength Selective Switch)とを備えて構成するようにしてもよい(例えば、文献「Yuichiro Ikuma, Kenya Suzuki, Naru Nemoto, Etsu Hashimoto, Osamu Moriwaki, and Tetsuo Takahashi, “8 × 24 Wavelength Selective Switch for Low-loss Transponder Aggregator,” Proceedings of Optical Fiber Communication Conference 2015, Th5A.4」のFigure 1 (c)参照)。
あるいは、第2波長選択スイッチ304は、1入力5(=2N−1)出力のWSS内部において、信号波長別に設けられたスイッチ機構(MEMS: Micro Electro Mechanical Systemsのミラー、またはLCOS: Liquid crystal on silicon等で構成されたもの)を機能拡張することで、上記1入力5出力のWSSの2(=N−1)個の出力ポートと他のN個の出力ポートとの間も接続するようにした機能部品であってもよい(例えば、文献「Jochen Schroder, Joel Carpenter, Steve Frisken, Michael Roelensv, and Benjamin J. Egglelon, “6 port 3x3 Wavelength Selective Cross-Connect by Software-Only Reprogramming of a lxN Wavelength Selective Switch,” Proceedings of Optical Fiber Communication Conference 2015, W2A.15」参照)。この場合、機能部品において、全入出力ポート間で信号波長毎に1つのスイッチ機構を共用するため、入力される信号の波長は全て異なるようにすることが必要である。
[光スイッチ装置での経路設定の概略]
光スイッチ装置1Aで実現される経路選択の設定の概略について、再度図3を参照して説明する。
光スイッチ装置1Aで実現される経路選択の設定の概略について、再度図3を参照して説明する。
なお、光スイッチ装置1Aでも、入力ポートIn1,In2,・・・,In12から出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12までの経路が設定されるが、各入力ポートから各出力ポートまでの経路は、複数あるのではなく、一つに限られる。
この光スイッチ装置1Aでは、第2波長選択スイッチ304において、入力ポートから所望の出力ポートに透過可能な信号の波長をλaとする。この実施形態では、第2波長選択スイッチ304では、第2波長選択スイッチ304の出力ポートごとに、異なる波長が対応付けられていればよいので、上記波長λaは、3種類の波長λa1,λa2,λa3を含む。
光スイッチ302では、同一の分配合流型光スイッチ305を構成する4個すべての第1波長選択スイッチ303に対して信号を送出するように、4個の出力ポートが第1波長選択スイッチ303の入力ポートとフルメッシュ接続される。
第1波長選択スイッチ303の出力ポートは、すべての第2波長選択スイッチ304の入力ポートと接続される。
光スイッチ装置1Aでは、光スイッチ装置1Aの入力ポートIn1,In2,・・・,In12からの信号は、波長可変送信器301によって所望の波長に変換されて光スイッチ302へ送出され、さらに第1波長選択スイッチ303へ送出される。第1波長選択スイッチ303からの信号は、第2波長選択スイッチ304を介して、出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12のいずれかから出力される。
この場合、先ず、信号波長λaが決められる。信号波長λaの決め方の一例として、第2波長選択スイッチ304の1〜3番目の出力ポートそれぞれに信号波長を1対1で割り当てている場合は、そのポートに割り当てられる信号波長をλaとする。
次に、上記信号がたどる唯一の経路として、光スイッチ302から、第1波長選択スイッチ303を介した第2波長選択スイッチ304までの経路を設定する。
なお、光スイッチ装置1Aにおいて、出力ポート毎に異なる波長を使うように設定する場合、1個の第2波長選択スイッチ304に同じ波長の信号は2つ以上入力されないので、1入力5(=2N−1)出力のWSS内部において信号波長別に設けられたスイッチ機構を機能拡張することで、上記1入力5出力のWSSの2(=N−1)個の出力ポートと他のN個の出力ポートとの間も接続するようにした機能部品を適用することもできる。
以上説明したように、本実施形態の光スイッチ装置1Aのように構成しても、第1波長選択スイッチ303および第2波長選択スイッチ304は、光カプラと異なり、入力ポート数にかかわらず、パワーの透過率を一定の値に維持して所望の出力ポートに信号を送出することができるので、一定以上のパワー透過率とすることができる。よって、光カプラを備えた従来の光スイッチ装置よりも、多ポートを有する大規模の光スイッチ装置1Aを構成することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態の光スイッチ装置1Bについて、図4を参照して説明する。
以下、第3実施形態の光スイッチ装置1Bについて、図4を参照して説明する。
図4は、第3実施形態の光スイッチ装置1Bの構成例を示す概略図である。
第2実施形態の光スイッチ装置1Aでは、(M×N)個の1入力M出力型光スイッチ302を備えていたが、必ずしもこの構成とする必要はない。本実施形態の光スイッチ装置1Bは、第2実施形態のものと同様に、M×N個の入力、およびM×N個の出力を実現するものである(MおよびNは2以上の整数である。)が、(M×N)個の1入力M出力型光スイッチ302に代えて、(M×N)個の1入力A出力型の光スイッチ402と、(A×M×N)個の1入力(M/A)出力型の光スイッチ403とを備える(Aは2以上の整数である。)。
図4では、一例として、M=4、N=3、A=2とし、12入力12出力の光スイッチ装置1を示している。なお、M,N,Aの数はこの例に限られず変更するようにしてもよい。
図4において、光スイッチ装置1Aは、12個の波長可変送信器401と、12個の1入力2出力型光スイッチ402と、24個の1入力2出力型光スイッチ403と、4入力1出力の第1波長選択スイッチ404と、4個の3入力3出力の第2波長選択スイッチ405とを備える。
光スイッチ402は、4個1組でモジュール407として構成されている。さらに、4個の光スイッチ403および2個の第1波長選択スイッチ404を組み合わせることによって、1個の分配合流型光スイッチ406が構成されている。1個または全部(6個)の分配合流型光スイッチ406は、本実施形態においても図3で示した分配合流型光スイッチ305と同様にモジュールとして構成することができる。
本実施形態の以下の説明では、12個の波長可変送信器401はいずれも同一の機能を有しており、各々に共通の説明では波長可変送信器401として参照し、同様に12個の光スイッチ402は光スイッチ402として参照し、24個の光スイッチ403は光スイッチ403として参照する。12個の第1波長選択スイッチ404、および4個の第2波長選択スイッチ405についても同様に、それぞれ、第1波長選択スイッチ404、および第2波長選択スイッチ405として参照する。
図4における波長可変送信器401と、第1波長選択スイッチ404と、第2波長選択スイッチ405はそれぞれ、図3における波長可変送信器301と、第1波長選択スイッチ304と、第2波長選択スイッチ305と同一である。
光スイッチ402では、異なる2個の分配合流型光スイッチ406内のいずれかの光スイッチ303に対して信号を送出するように、2個の出力ポートが光スイッチ403の入力ポートと接続される。
光スイッチ403の出力ポートは、この光スイッチ403を備える分配合流型光スイッチ406内の2個の第1波長選択スイッチ404の入力ポートと接続される。
光スイッチ装置1Bでは、光スイッチ装置の入力ポートIn1,In2,・・・,In12からの信号は、波長可変送信器401によって所望の波長に変換されて光スイッチ402へ送出され、さらに光スイッチ403へ送出される。光スイッチ403からの信号は、第1波長選択スイッチ404および第2波長選択スイッチ405を介して、出力ポートOut1,Out2,・・・,Out12のいずれかから出力される。
以上説明したように、本実施形態の光スイッチ装置1Bのように構成しても、第2実施形態と同様に第1波長選択スイッチ404および第2波長選択スイッチ405は、光カプラと異なり、入力ポート数にかかわらず、パワーの透過率を一定の値に維持して所望の出力ポートに信号を送出することができるので、一定以上のパワー透過率とすることができる。よって、光カプラを備えた従来の光スイッチ装置よりも、多ポートを有する大規模の光スイッチ装置1Bを構成することができる。
さらに、光スイッチ装置1Bによれば、第2実施形態の1入力M出力型光スイッチ202に代えて、(M×N)個の1入力A出力型の光スイッチ402と、(A×M×N)個の1入力(M/A)出力型の光スイッチ403とを備えることで、分配合流型光スイッチ406内の第1波長選択スイッチ404の個数が第2実施形態の分配合流型光スイッチ305に示したものよりも2個少なくなる。複雑な機能を持つ波長選択スイッチの数が2個少なくなる分、光スイッチ装置1Bの作製が容易になる。また、第2実施形態のものよりもポート数の多い光スイッチ装置を実現できる。
各実施形態を詳述してきたが、具体的な光スイッチ装置1,1A,1Bの入出力ポートの数等は各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更なども含まれる。
1,1A,1B 光スイッチ装置
201,301,401 波長可変送信器
202,302,303,402,403 光スイッチ
203,303,304,404,405 波長選択スイッチ
205 波長ルーティング装置
201,301,401 波長可変送信器
202,302,303,402,403 光スイッチ
203,303,304,404,405 波長選択スイッチ
205 波長ルーティング装置
Claims (7)
- M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、
前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、
前記波長可変送信器のいずれかと接続され、当該波長可変送信器からの信号を入力するM個の1入力M出力型光スイッチと、前記M個の光スイッチとフルメッシュ接続されたM個のM入力1出力の第1波長選択スイッチとを1組とする分配合流型スイッチをN組と、
前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力1出力型の第2波長選択スイッチと、
前記第2波長選択スイッチの各々と接続されたM個の1入力N出力型波長ルーティング装置と
を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。 - M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、
前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、
前記波長可変送信器のいずれかと接続され、当該波長可変送信器からの信号を入力するM個の1入力M出力型光スイッチと、前記M個の光スイッチとフルメッシュ接続されたM個のM入力1出力の第1波長選択スイッチとを1組とする分配合流型スイッチをN組と、
前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力N出力の第2波長選択スイッチと
を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。 - M×N入力M×N出力(M,Nともに2以上の整数)の光スイッチ装置であって、
前記光スイッチ装置の入力ポートに接続され、前記入力ポートからの信号を所望の信号波長に変換して送出するM×N個の波長可変送信器と、
前記波長可変送信器の各々と接続されたM×N個の1入力A(Aは2以上の整数)出力の第1光スイッチと、
前記第1光スイッチのいずれかと接続され、当該第1光スイッチからの信号を入力するM個の1入力(M/A)出力の第2光スイッチと、前記第2光スイッチの各々と接続されたA個のM入力(M/A)出力の第1波長選択スイッチと1組とする分配合流型スイッチをN×A組と、
前記分配合流型スイッチとフルメッシュ接続されたM個のN入力N出力の第2波長選択スイッチと
を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。 - M個の第1光スイッチは、モジュールとして構成されていることを特徴とする請求項3に記載の光スイッチ装置。
- 前記分配合流型スイッチは、モジュールとして構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光スイッチ装置。
- 前記N入力N出力の第2波長選択スイッチは、波長多重されて入力された信号を、波長ごとにそれぞれ所望の出力ポートから送出する機能を有することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の光スイッチ装置。
- 前記N入力N出力の第2波長選択スイッチは、入力された信号の波長がすべて異なる場合に動作するように構成されていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の光スイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015177728A JP2017055258A (ja) | 2015-09-09 | 2015-09-09 | 光スイッチ装置 |
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JP2017055258A true JP2017055258A (ja) | 2017-03-16 |
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ID=58317635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015177728A Pending JP2017055258A (ja) | 2015-09-09 | 2015-09-09 | 光スイッチ装置 |
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2015
- 2015-09-09 JP JP2015177728A patent/JP2017055258A/ja active Pending
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