JP2017055222A - 通信機器及び通信機器の制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これらのデバイスは電波を発するため飛行機に持ち込む際は機内モードと呼ばれるモードにユーザーが設定する必要がある。機内モードは、電波を出すハードウエアを停止するモードである。このモードにおいては、通信を伴うアプリケーションの機能は制限される。
機内モードの設定は、例えば、特許文献1に記載のように、デバイスに設けられている機内モード設定部を操作することにより、機内モードのON/OFFの切替えを、ユーザが航空機に乗る機会ごとに行なわれる。
本発明は前述の問題点に鑑み、複数台が通信によって連携するデバイスのそれぞれについて、ユーザーが煩雑な操作を必要とすることなく機内モードの解除を実現することを目的とする。
<第1の実施形態>
図1に本実施形態の2つの通信機器のブロック図を示す。
図1において、一方の通信機器100、他方の通信機器110は同一構成であり、2つの通信機器間にて通信を行う。
記憶部101は、一方の通信機器100で動かすプログラムや連携するデバイス(ここでは他方の通信機器110)との連携状況が格納されるメモリである。
タッチパネル102は、ユーザーに対する表示を行う表示部であるとともに、ユーザーの指による操作を受け付けるインターフェイスである。
画面合成部103は、記憶部101に格納されるアプリケーションの実行画面や、画像等のデータを他のインターフェイス部材とともに合成し、タッチパネル102に表示できる形にする。
他方の通信機器110の構成は一方の通信機器100と同様であるため、説明を割愛する。
なお、後述するフローチャートに示す通信機器100の各動作は、記憶部101に記憶された制御プログラムを制御部106が実行することにより実現される。
さらに、後述するフローチャートに示す通信機器110の各動作は、記憶部111に記憶された制御プログラムを制御部116が実行することにより実現される。
一方の通信機器100を使用するユーザーが他方の通信機器110と接続させるためにペアリング操作を行う。ペアリング操作とは、通信機器同士を常時連携させるための初めの操作のことであり、図6のフローチャートによる手順にて、互いの装置に互いを登録しあうための操作である。
S601でペアリングを開始する。制御部106は、記憶部101からペアリング用のアプリケーションを呼び出して処理し、ペアリングの進行状況の画面をタッチパネル102に表示する。その後、S602に進む。
S604では、相手側通信機器110から応答があったため、ペアリングのアプリケーションはタッチパネル102にパスワードを入力するようユーザーに求める。ここでのパスワードは、相手側通信機器110の表示画面に表示された4桁の数字であり、ユーザーが目視で確認した相手側通信機器110のパスワードを一方の通信機器100のタッチパネル102を用いて入力する。その後、S605に進む。
S606では、ペアリングが成功したため、制御部106は、記憶部101に相手側の情報を保持する。その後、S607に進む。
S607では、ペアリング相手にペアリングの成功通知を通信部A(104)で送信し、処理を終了する。
S611はIdle状態であり、定期的にS612に進む。
S612では、他方の通信機器110側の第1の通信部である通信部A(114)がペアリングのためのブロードキャスト信号を受信したかをチェックしており、信号を受信した場合はS613に進みそうでない場合はS611に戻る。
S614では、制御部106は、相手側の通信機器(ここでは通信機器100)からペアリング成功の通知を通信部A(114)が受けたか否かを判断している。ペアリング成功通知が相手側通信機器100から受信できればS615に進み、そうでなければ終了する。
通常モードとは、通信機器が電波を発信し、外部と電波による通信を行うことが可能なモードである。
一方、機内モードは、通信機器が電波を発信しないモードである。電波を発信しないため、ユーザーは外部のサーバー等と電波を使った通信ができず、インターネットの使用や音楽のダウンロードなどの操作はできない。
200は、図1の一方の通信機器100側のシーケンスを示し、210は、図1の他方の通信機器110側のシーケンスを示す。ここでは、ユーザーが一方の通信機器100のみを操作して双方のデバイスを機内モードに設定するまでの流れを説明する。
記憶部101に保持された機内モードを設定するアプリケーションを制御部106が読み出し、実行し、その結果の画面を画面合成部103で合成後タッチパネル102に表示する。
図3の300は通信機器の筺体、301はタッチパネル102、302は機内モード設定アプリの画面であり、303は機内モードを有効にするためのボタン部材である。304はユーザーの指を示している。ユーザーが機内モードを有効にするボタン部材303を押すと、機内モードへの移行処理を開始する。
S202では、制御部106は、ペアリング済みのデバイスがあるかどうかを確認する。先に述べたように、一方の通信機器100と他方の通信機器110とがペアリング済みである場合は各々の記憶部101、111にはお互いの情報を保持してある。すなわち、制御部106は、ペアリング済みのデバイスの情報を保持しているか否かを判断することで、ペアリング済みのデバイスがあるかどうかを確認する。S202でペアリング済みのデバイスがない場合はS206に進む。ペアリング済みのデバイスがあればS203に進む。
S204では、相手側通信機器に対して、機内モードを設定させるために、機内モードへの移行要求を通信部A(104)から送信する。更に、機内モードへの移行要求を送信したことを示す移行要求送信履歴情報を記憶部101に保持し、その後S205へ進む。
S206では、一方の通信機器100の電波を使う通信部A(104)の通信機能を使用不可にして機内モードに設定する。
S211は、他方の通信機器110のIdle状態であり、定期的にS212へ進む。制御部116がタッチパネル112を触られたりするか、または通信部A(114)、通信部B(115)のコマンド受信などのイベントを待っている状態である。
S213では、コマンドを受け取ったことを通信部A(114)から送信して一方の通信機器100に応答を返す。送信後、S214に進む。
このような流れで、一方の通信機器100側に対して機内モード要求を行うことで双方の機内モードへの移行が可能である。
図4において、400は一方の通信機器100側のシーケンス、410は他方の通信機器110側のシーケンスである。前提として、前述したように、いずれも機内モードになっており、通信部A(104、114)は使用不可で電波を出すことができない状態である。
S401で、ユーザーは機内モードON/OFFのボタン部材303を押して通常モードへの移行処理を開始する。その後、S402に進む。
S403では、他方の通信機器110に機内モードを要求していたか否かを制御部106が記憶部101のメモリを確認し、他方の通信機器110に要求していた場合はS404に進み、そうでなければそのまま終了する。
応答があれば、S406で、タッチパネル102に接続状態を表示して処理を終了する。
S411は、他方の通信機器110のIdle状態であり、定期的にS412へ進む。制御部116がタッチパネル112を触られる、または、通信部B(115)のコマンドを受信するなどのイベントを待っている状態である。
S414では、他方の通信機器110の動作モードを通常モードに設定する。具体的には、電波通信ができないためにオフにしていた機能制限などを解除する。その時、タッチパネル112に接続状態(接続完了)を表示し、その後S415に進む。
更に、この実施形態では2つのデバイスについて述べたが、連携する(接続された)3台以上の複数のデバイスに対しても同様の動作で機内モードを解除することもできる。
500は電波を使わない通信部B(105、115)のスピーカー機能によって出力される音声データを表している。
500の波形は、音の鳴るタイミングと鳴らないタイミングを作り、その組み合わせで通信のコマンドが形成されていることを示す。
開始同期信号501は、他方の通信機器110が通信部B(115)のマイク機能で周囲の音声を収集している際に、音声コマンドの開始を知るためのものである。ここでは、音の有無を1と0であらわすとして10101を受け取ると、他方の通信機器110の制御部116は、音声コマンドであることを認識できる。
504はコマンドであり、本実施形態でいうところの通常モードに移行せよという命令にあたる。
終了同期信号505は、音声コマンドが終了することを意味するデータである。このような音声データを利用することで、あらかじめ連携(接続)した機器同士のみで機内モードの解除ができる。
本実施形態では、前述の第1の実施形態で説明した通信機器の双方が機内モードの状態であって、その後、双方の通信機器が通信部Bを用いた通信圏外となり、片方の通信機器だけが通常モードに戻った場合のその後の動作について、図7を用いて述べる。相手側の通信機器がすでに通常モードに戻っているという状況は一方の通信機器100、他方の通信機器110のどちらにおいても発生することであり、本実施形態では一方の通信機器100について説明を行う。
S711は、機内モードの状態でユーザーからの通常モードへの指示を待つ。その後、S712に進む。
S713では、一方の通信機器100は、通信部B(105)を使って相手側通信機器の通信部B(115)と通信を行うよう指示する通信を行い、通信部Aによる通信再開要求を送信する。その後、S714に進む。
S716では、制御部106は、自分のみを通常モードに移行し処理を終了する。
S718では、すでに相手側通信機器は通常モードであるから、通信部A(104、114)同士を用いての通信が確立する。その後、S716に進む。
このように、相手機器と通常モード、機内モードの食い違いが発生したとしても、通信部A、通信部Bを切り換えて通信を試みることで通信機器同士の通信を再開する。
上述の実施形態において、通信機器の動作は制御部によるアプリケーションの実行によって実現されると述べたが、同様の機能をオペレーションシステムに実装してもよい。この場合、アプリケーションをインストールする必要がないので、ユーザはソフトウェアの存在を意識することなく、上記実施形態の機能を実現させることができる。
また、上述の実施形態において、通信部B(105、115)の通信方式として音を利用する場合について説明したが、音以外のものであってもよい。例えば、ほかの機器への影響がないと判断された波長や強度の可視光や赤外光を用いた光通信などを採用することができる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
110 他方の通信機器
101、111 記憶部
102、112 タッチパネル
103、113 画面合成部
104、114 通信部A
105、115 通信部B
106、116 制御部
Claims (6)
- 電波による無線通信を行う第1の通信手段と、電波を使わない無線通信を行う第2の通信手段と、接続相手の機器の情報を記憶する記憶部と、前記第1の通信手段を無効な状態にする機内モードと、前記第1の通信手段を有効な状態にする通常モードとを切り替えられるモード選択手段と、装置全体を制御する制御手段とを備えた通信機器であって、
前記モード選択手段により通常モードから機内モードに変更になる際、
前記制御手段は、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し、機内モードへの移行要求を、前記第1の通信手段または、前記第2の通信手段のいずれかの通信手段で送信後、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対しての機内モードへの移行要求送信履歴を前記記憶部に保持し、前記第1の通信手段の通信機能を無効にするよう制御し、
前記モード選択手段により機内モードから通常モードに変更になる際、
前記制御手段は、前記第1の通信手段の通信機能を有効にするとともに、
前記記憶部に接続相手の機器に対しての機内モードへの移行要求送信履歴が保持されていれば、前記第1の通信手段による通信再開要求を、前記第2の通信手段を使って、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し送信するよう制御することを特徴とする通信機器。 - 前記モード選択手段により機内モードから通常モードに変更になる際、
前記制御手段は、前記第1の通信手段による通信再開要求を、前記第2の通信手段を使って、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し送信し、前記第2の通信手段により、前記第1の通信手段による通信再開要求に対する応答を受信できなかった場合、前記第1の通信手段によって、前記記憶部に保持された接続相手の機器と通信するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の通信機器。 - 表示手段を更に有し、
前記モード選択手段により通常モードから機内モードに変更になる際、
前記制御手段は、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し、機内モードへの移行要求を、前記第1の通信手段または、前記第2の通信手段のいずれかの通信手段で送信後、接続相手の機器より応答を受信した際、表示部に接続状況を表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の通信機器。 - 前記第1の通信手段は、Bluetooth、Bluetooth LE、WIFIの何れかを用いて通信を実行することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通信機器。
- 電波による無線通信を行う第1の通信工程と、電波を使わない無線通信を行う第2の通信工程と、接続相手の機器の情報を記憶する記憶部と、前記第1の通信工程を無効な状態にする機内モードと、前記第1の通信工程を有効な状態にする通常モードとを切り替えられるモード選択工程と、装置全体を制御する制御工程とを備えた通信機器の制御方法であって、
前記モード選択工程により通常モードから機内モードに変更になる際、
前記制御工程は、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し、機内モードへの移行要求を、前記第1の通信工程または、前記第2の通信工程のいずれかの通信工程で送信後、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対しての機内モードへの移行要求送信履歴を前記記憶部に保持し、前記第1の通信工程の通信機能を無効にするよう制御し、
前記モード選択工程により機内モードから通常モードに変更になる際、
前記制御工程は、前記第1の通信工程の通信機能を有効にするとともに、
前記記憶部に接続相手の機器に対しての機内モードへの移行要求送信履歴が保持されていれば、前記第1の通信工程による通信再開要求を、前記第2の通信工程を使って、前記記憶部に保持された接続相手の機器に対し送信するよう制御することを特徴とする通信機器の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜4の何れか1項に記載の通信機器の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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DE102018103500A1 (de) | 2017-03-22 | 2018-09-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brennstoffzellensystem und Restwasserentleerungssteuerungsverfahren |
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---|---|---|---|---|
JP2013146557A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Nike Internatl Ltd | 運動機能性を有するウェアラブルデバイスアセンブリ |
WO2015030783A1 (en) * | 2013-08-29 | 2015-03-05 | Bodhi Technology Ventures Llc | Multi-device wireless disable and enable |
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