JP2017054283A - アイテム販売システム、アイテム選択装置及びアイテム販売方法 - Google Patents

アイテム販売システム、アイテム選択装置及びアイテム販売方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者を、アイテムの選択から販売サイトでのアイテム購入へ円滑に誘導することが可能なアイテム販売システムを提供すること。【解決手段】アイテム販売システム(1)は、購入希望アイテムの選択を受け付けるコアデバイス(2)と、アイテム特性の選択を受け付けるアイテム特性選択部(501)と、購入希望アイテムの選択及びアイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報をQRコードに変換するQRコード変換部(502)と、QRコードを出力するQRコード出力部(503)と、を備えたタブレット(3)と、スマートフォン(40)から、QRコードに基づくアイテム購入要求を受信するアイテム購入要求受信部と、アイテム購入要求に対応するアイテムの選択及びアイテム特性の選択に合致するアイテムを利用者の買い物カゴに入れる買い物カゴ処理部(510)と、を備えた販売サイトサーバ(30)と、を具備する。【選択図】図7

Description

本発明は、アイテム販売システム、アイテム選択装置及びアイテム販売方法に関する。
服飾物の画像データと利用者の画像データとを組み合わせて着装状態を仮想的に表示する試着支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された試着支援装置では、利用者の等身大の試着画像を表示可能な液晶表示パネル等の大型のディスプレイが備えられており、利用者が鏡の前に立っているような感覚で試着画像を視認することができるようになっている。試着画像の表示処理に必要な操作は、タブレット端末を用いて行っている。
特開2015−79362号公報
特許文献1では、試着支援装置とオンライン販売サイトとを結び付けることについては検討されていない。試着したアイテムをオンライン販売サイトで購入する場合には、スマートフォン等でオンライン販売サイトを閲覧し、試着したアイテムを探し出し、購入手続を行う必要がある。
本発明は、利用者を、アイテムの選択から販売サイトでのアイテム購入へ円滑に誘導することが可能なアイテム販売システム、アイテム選択装置及びアイテム販売方法を提供することを目的とする。
本発明のアイテム購入システムは、利用者を含む利用者画像を取得する利用者画像取得部と、アイテムを含むアイテム画像を取得するアイテム画像取得部と、前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する表示制御部と、購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付けるアイテム選択部と、前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付けるアイテム特性選択部と、前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する出力部と、を備えたアイテム選択装置と、利用者端末から、前記識別コードに基づく前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求を受信するアイテム購入要求受信部と、前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる買い物カゴ処理部と、を備えたサーバと、を具備することを特徴とする。
この構成により、アイテム選択装置は、利用者が決定した購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性を含む購入希望アイテム情報を、識別コードに変換、出力する。サーバは、識別コードに基づいて利用者端末から送信されたアイテム購入要求を受信し、アイテム購入要求に対応するアイテムの選択及びアイテム特性の選択に合致する買い物カゴに入れる。したがって、販売サイトでアイテムを探し出し、アイテム特性を指定して、購入を行うまでの手続を大幅に簡略化することができる。
本発明のアイテム販売システムにおいて、前記アイテム特性に、前記アイテムの色、サイズ又は数量が含まれることが好ましい。
本発明のアイテム販売システムにおいて、前記アイテム選択装置において、前記表示制御部が、前記利用者画像及び操作用オブジェクトを合成して表示されるように前記表示装置を制御すると共に、前記利用者の身体の特定部位の位置が、前記操作用オブジェクトを少なくとも含む領域内にあるか否か判定し、前記特定部位の位置が前記領域内にあると判定したならば前記操作用オブジェクトに関連付けられたコマンドを出力するユーザインターフェイス部をさらに具備することが好ましい。
本発明のアイテム販売システムにおいて、前記アイテム選択装置は、操作方法の選択を受け付ける操作方法選択部をさらに備え、前記表示制御部は、前記操作方法の選択に従って前記操作用オブジェクトの表示を変更することが好ましい。
本発明のアイテム販売システムにおいて、前記操作方法の選択に、前記利用者が大人であるか子供であるかの選択、前記利用者の使用言語の選択、又は、前記利用者の利き手の選択が含まれることが好ましい。
本発明のアイテム選択装置は、利用者を含む利用者画像を取得する利用者画像取得部と、アイテムを含むアイテム画像を取得するアイテム画像取得部と、前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する表示制御部と、購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付けるアイテム選択部と、前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付けるアイテム特性選択部と、前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する出力部と、を備え、前記識別コードに基づいて、利用者端末から前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求がサーバに送信されると、前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる処理を前記サーバに行わせることを特徴とする。
本発明のアイテム販売方法は、アイテム選択装置が、利用者を含む利用者画像を取得する工程と、前記アイテム選択装置が、アイテムを含むアイテム画像を取得する工程と、前記アイテム選択装置が、前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する工程と、前記アイテム選択装置が、購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付ける工程と、前記アイテム選択装置が、前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付ける工程と、前記アイテム選択装置が、前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する工程と、サーバが、利用者端末から、前記識別コードに基づく前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求を受信する工程と、前記サーバが、前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、利用者を、アイテムの選択から販売サイトでのアイテム購入へ円滑に誘導することが可能なアイテム販売システム、アイテム選択装置及びアイテム販売方法を提供することができる。
本実施の形態に係るアイテム販売システムの概要を示す概略図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける端末のハードウェアを示すブロック図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるサーバのハードウェアを示すブロック図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスのハードウェアを示すブロック図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスを示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスでプログラムが実現する機能を示すブロック図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムの機能を示す概略図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける処理の全体を説明する説明図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける操作方法の選択の処理を示すフローチャート図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける試着及びアイテム選択での処理を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける試着及びアイテム選択での処理を示すフローチャート図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける出力での処理を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける購入での処理を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムを適用したバーチャルフィッティングブースを示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。 図15を参照して説明した大人モードと子供モードの選択において、子供モードが選択されたときの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるタブレットの画面例を示す模式図である。 本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるタブレットの画面例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、販売の対象をアイテムと呼ぶが、アイテムとしては、例えば、衣服、靴、帽子、鞄、時計、アクセサリ及び眼鏡が挙げられるが、特に限定されるものではない。
<概要>
図1は、本実施の形態に係るアイテム販売システムの概要を示す概略図である。アイテム販売システム1では、試着装置であるコアデバイス2及びタブレット3が、WiFiルータ4が提供するWiFi網を介して相互に通信可能であると共に、インターネット10に接続されている。また、管理サーバ21が、インターネット10に接続されている。管理サーバ21には画像管理サーバ22が接続されている。また、販売サイトサーバ30及びスマートフォン40がインターネット10に接続されている。
インターネット10は、インターネット基幹網、LAN、移動体通信網、Wi−Fiなどを含んでいる。
<端末>
アイテム販売システム1では、タブレット3及びスマートフォン40のような端末が用いられている。図2は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける端末のハードウェアを示すブロック図である。図2に示すように、端末100は、中央制御部101、ネットワークインターフェイス(I/F)102、カメラ103、UIデバイス105、メモリ106、ストレージデバイス107、電源供給部108、表示制御部109及びディスプレイ110を備えている。
中央制御部101は、端末100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、メモリ106を用いてオペレーティングシステム(OS)や各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
ネットワークインターフェイス102は、インターネット10を含むネットワークを介してデータ通信等を遂行する。
カメラ103は、静止画像や動画像を撮影するためのレンズ及び光学素子を含む。
UI(ユーザインターフェイス)デバイス105は、ユーザによる操作を受け付けるものであり、ボタン、アイコン、キー、タッチパネル等が含まれる。UIデバイス105は、これらの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部101に出力する。UIデバイス105には、マイクを介して入力された音声を認識し、音声に応じて所定の操作信号を中央制御部101に出力することも含まれる。
メモリ106は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部101等によって処理されるデータ等を一時的に記憶するバッファメモリや、中央制御部101等のワーキングメモリとして機能する。
ストレージデバイス107は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成され、中央制御部101の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶している。
電源供給部108は、端末100に必要な電力を供給するために、バッテリ又は外部電源ソースと連結される。
表示制御部109は、中央制御部101による各種プログラムの実行に基づいて画面を生成し、生成された画面に従った画像信号をディスプレイ110に出力する。
ディスプレイ110は、例えば、液晶表示パネルで構成され、表示制御部109から入力された画像信号に基づいて画面を表示する。
以上説明した端末100において、目的に応じてアプリケーションプログラムやデータを適宜用意することで、以降で説明するようなタブレット3及びスマートフォン40の各種機能を実現することができる。
本実施の形態においては、端末100は、スマートフォンやタブレットを想定しているが、特に限定されるものではなく、カメラ及び通信機能を備えたスマートウオッチやスマートグラスのような各種ウエラブル端末であってもよいことは言うまでもない。また、通信機能を備えたデジタルカメラも包含される。ただし、端末100は、ウエラブル端末に限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータであっても良い。
<サーバ>
上述のように、本実施の形態に係るアイテム販売システム1には、管理サーバ21、画像管理サーバ22及び販売サイトサーバ30が含まれる。図3は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるサーバのハードウェアを示すブロック図である。
図3に示すように、サーバ200は、中央制御部201、ネットワークインターフェイス202、ストレージデバイス203、メモリ204及び電源供給部205を備えている。
中央制御部201は、サーバ200の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部201は、CPU等を備え、メモリ204を用いてOSや各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
ネットワークインターフェイス202は、インターネット10を含むネットワークを介してデータ通信等を遂行する。
ストレージデバイス203は、例えば、不揮発性メモリ等により構成され、中央制御部201の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶している。
メモリ204は、例えば、DRAM等により構成され、中央制御部201等によって処理されるデータ等を一時的に記憶するバッファメモリや、中央制御部201等のワーキングメモリとして機能する。
電源供給部205は、サーバ200に必要な電力を供給するために外部電源ソースと連結される。
以上説明したサーバ200において、目的に応じてプログラムやデータを適宜用意することで、管理サーバ21、画像管理サーバ22及び販売サイトサーバ30を実現することができる。
<コアデバイス>
次に、アイテム販売システム1におけるコアデバイス2について説明する。図4は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスのハードウェアを示すブロック図である。コアデバイス2は、図4に示すように、中央制御部301、ネットワークインターフェイス302、メモリ303及びストレージデバイス304、電源供給部305、RGBカメラ306、IRプロジェクタ307、IRカメラ308、印刷制御部309、プリンタ310、表示制御部311及びディスプレイ312を備えている。
中央制御部301は、コアデバイス2の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部301は、CPU等を備え、メモリ303を用いてOSや各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
ネットワークインターフェイス302は、WiFiルータ4を介して、インターネット10を含むネットワークを経由してデータ通信等を遂行する。
メモリ303は、例えば、DRAM等により構成され、中央制御部301等によって処理されるデータ等を一時的に記憶するバッファメモリや、中央制御部301等のワーキングメモリとして機能する。
ストレージデバイス304は、例えば、不揮発性メモリ等により構成され、中央制御部301の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶している。
電源供給部305は、コアデバイス2に必要な電力を供給するために、バッテリ又は外部電源ソースと連結される。
RGBカメラ306、IRプロジェクタ307及びIRカメラ308は、コアデバイス2の前に立った利用者の映像(動画像)をディスプレイ312に表示すると共に、利用者の身体の動きを検出するモーションセンサを構成している。
RGBカメラ306は、可視光を撮影するためのレンズ及び光学素子を含み、通常映像を出力する。IRプロジェクタ307は、赤外線LED光源を含み、測定対象に対して赤外線を照射する。IRカメラ308は、赤外線センサ(CMOSセンサ等)を含み、利用者で反射した赤外線を検知する。
印刷制御部309は、中央制御部301による各種プログラムの実行に基づいて情報を生成し、生成された情報に従った画像信号をプリンタ310に出力する。
プリンタ310は、印刷制御部309から入力された画像信号に基づいて情報を印刷する。
表示制御部311は、中央制御部301による各種プログラムの実行に基づいて画面を生成し、生成された画面に従った画像信号をディスプレイ312に出力する。
ディスプレイ312は、例えば大型の液晶表示パネルで構成され、表示制御部311から入力された画像信号に基づいて画面を表示する。
図5は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスを示す模式図である。図5に示すように、コアデバイス2は、筐体2aを備えている。筐体2aは、下部に設けられた脚部2bにより、直立している。筐体2aの前面側には、利用者の等身大の立位映像を表示可能な大型のディスプレイ312が設けられている。筐体2aの、ディスプレイ312に対して上方には、RGBカメラ306、IRプロジェクタ307及びIRカメラ308が、筐体2aの前方に向かって設けられている。また、筐体2aの、ディスプレイ312に対して側面側には、プリンタ310が設けられている。
図6は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスでプログラムが実現する機能を示すブロック図である。コアデバイス2は、中央制御部301が各種プログラムを実行することにより、身体認識部401、GUI処理部402、画像合成部403、試着処理部404、操作方法選択部405及びアイテム選択部406を実現している。これらは、中央制御部301がプログラムを実行することにより実現している。
コアデバイス2において、IRプロジェクタ307から複数の照射光を利用者に向かって照射し、各照射光が利用者にあたって反射した複数の反射光をIRカメラ308で検知する。図6に示す身体認識部401では、照射光と反射光との位相差を検出し、位相差から利用者の身体の各部までの距離を測定し、この測定結果に基づいて、利用者の間接位置を骨格(スケルトン)データとして取得することができる。
また、RGBカメラ306が、コアデバイス2の前に立った利用者の映像を撮影し、中央制御部301に映像データを入力する。
また、画像合成部403が、身体認識部401で取得した骨格データに、RGBカメラ306で撮影された利用者を含む映像データと、GUI処理部402が出力する操作用の仮想オブジェクトを組み合わせ、表示制御部311に出力する。表示制御部311は、ディスプレイ312に合成画像を表示させる。これにより、ディスプレイ312上で、例えば、利用者の映像に合わせて操作用オブジェクトを動かすようなバーチャルリアリティ(VR)を用いたグラフィカルユーザインターフェイスを実現することができる。
上述のようなジェスチャー認識機能は、例えば、マイクロソフト社のKinect(登録商標)を利用して実現することができる。また、撮影画像と操作用の仮想オブジェクトを表示装置に重畳して表示し、仮想オブジェクトを用いて各種操作を行うことについては、例えば、特開2003−205896号公報に開示されている。
(試着処理)
さらに、コアデバイス2において、試着処理部404が、ネットワークインターフェイス302を制御して、利用者が選択したアイテムのアイテム画像(後述)を管理サーバ21から受信し、画像合成部403が、アイテム画像を、骨格データ及び映像データと組み合わせ、表示制御部311に出力する。表示制御部311は、ディスプレイ312に表示させる。これにより、コアデバイス2の前に立った利用者がアイテムを試着した映像がディスプレイ312に表示され、あたかも鏡の前で実際にアイテムを身に着けたような感覚を体験することができる。なお、試着には、利用者が、鞄のようなアイテムを手で持っている場合も含まれる。
さらに具体的には、本実施の形態では、RGBカメラ306で撮影した映像の上に、アイテム画像を重ねて表示し、必要なときには、さらに、その上に操作用の仮想オブジェクトを重ねて表示することができる。また、身体認識部401、画像合成部403及び試着処理部404が、リアルタイム処理により、利用者の動きに合わせて、アイテム画像を動かすことができる。ここで、アイテム画像の動きには、利用者の骨格への追随や利用者の骨格の動きに追随して動いたアイテムがどのように動くかをシミュレーションにより演算した結果などを反映してよい。
操作方法選択部405は、利用者による操作方法の選択を受け付けるように構成されている。利用者による操作方法には、特に限定されるものではないが、例えば、利用者が大人であるか子供であるかの選択、利用者の使用言語の選択、又は、利用者の利き手の選択が含まれる。操作方法選択部405は、利用者によって選択された操作方法に応じて、例えば、GUI処理部402が表示する操作用オブジェクトの表示を変更する。操作用オブジェクトの表示の変更には、例えば、操作用オブジェクトの配置を変えること、操作用オブジェクトの色、形状、サイズなどを変えること、又は、操作用オブジェクトに文字が含まれる場合はその内容又は言語を変えること、が含まれる。
アイテム選択部406は、利用者による購入を希望するアイテム(以下、購入希望アイテムという)の選択を受け付けるように構成されている。購入希望アイテムの選択は、例えば、試着処理部404で試着した少なくとも一つのアイテム(以下、試着アイテムという)から利用者が選択することにより行われる。購入希望アイテムの選択は、図6に示す身体認識部401、GUI処理部402及び画像合成部403を用いて実現される仮想現実(VR)を利用したグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を用いて行うことができる。アイテム選択部406は、選択された購入希望アイテムを特定するアイテム識別情報及びアイテム関連情報(後述)を、ネットワークインターフェイス302を介して、WiFi網経由でタブレット3に送信する。
<システムの機能>
以下、本実施の形態に係るアイテム販売システム1を構成するコアデバイス2、各端末及び各サーバの機能について説明する。
図7は、本実施の形態に係るアイテム販売システムの機能を示す概略図である。図7に示すように、タブレット3は、アイテム特性選択部501、QRコード変換部502及びQRコード出力部503を備えている。これらは、図2に示す端末100の中央制御部201がプログラムを実行することにより実現している。
アイテム特性選択部501は、コアデバイス2のアイテム選択部406が送信したアイテム識別情報及びアイテム関連情報を受信し、アイテム関連情報に含まれるアイテム特性の選択を受け付けるように構成されている。アイテム特性には、例えば、アイテムの色、サイズ又は数量が含まれる。
QRコード変換部502は、アイテム選択部406で選択された購入希望アイテムを特定するアイテム識別情報、及び、アイテム特性選択部501で選択されたアイテム特性を少なくとも含む購入希望アイテム情報を、QRコード(登録商標)に変換するように構成されている。
なお、ここでは、識別コードとして、QRコードを用いているが、特に限定されるものではなく、バーコード、QRコード以外の二次元コード、暗号化したコードなどを用いることができる。また、識別コードに変換する購入希望アイテム情報は、例えば、販売サイトサーバ30のURLにアイテム識別情報及びアイテム関連情報を引数として加えたものであっても良い。
また、QRコード出力部503は、QRコード変換部502が生成したQRコードを、コアデバイス2のプリンタ310に印刷させるように構成されている。また、QRコード出力部503は、QRコードを、電子メールで、ネットワークインターフェイス102を介して、WiFi網及びインターネット10を経由して、スマートフォン40に送信するように構成されている。また、QRコード出力部503は、QRコードを、図2を用いて説明した表示制御部109に出力し、ディスプレイ110に表示させるように構成されている。本実施の形態では、QRコード変換部502及びQRコード出力部503が別々に構成されているが、QRコード変換部502の機能がQRコード出力部503の一部となり、一つになっていても良い。
図4〜図6を用いて説明したコアデバイス2及び図7を用いて説明したタブレット3を組み合わせることにより、アイテムを仮想で試着し、購入希望アイテムを選択するアイテム選択装置を実現している。
管理サーバ21は、アイテム管理部506を備えている。アイテム管理部506は、図3を用いて説明した中央制御部201がプログラムを実行することにより実現される。アイテム管理部506は、販売サイトサーバ30の商品DB(後述)511に対して、販売サイトサーバ30で取り扱っているアイテムを問い合わせるように構成されている。商品DB511は、取り扱いがあるアイテムのアイテム識別情報及びアイテム関連情報(以下、取り扱いアイテム情報という)をアイテム管理部506に返す。ここで、アイテム関連情報は、例えば、アイテム属性、アイテムの名称、アイテムに関連する画像(後述の候補画像)(例えば、販売サイトで利用しているアイテム自体が写った写真やアイテムを着用したモデルが写った写真)、価格及びアイテムの説明(例えば、販売サイトで用いられているコメント)であるが、特に限定されない。取り扱いアイテム情報は、アイテム識別情報及びアイテム関連情報の他に、例えば、アイテムの取り扱いの期間などを含んでいても良い。
また、アイテム管理部506は、画像管理サーバ22が保持している、被写体としてアイテムを含む画像データであるアイテム画像を取得するように構成されている。
画像管理サーバ22は、画像データベース(DB)514を備えている。アイテム管理部506は、図3を用いて説明した中央制御部201がプログラムを実行し、ストレージデバイス203にデータベースを構築することにより実現される。画像DB514は、アイテム識別情報にアイテム画像の画像データが対応付けて登録されている。画像管理サーバ22は、管理サーバ21からアイテム識別情報を含むアイテム画像の要求を受け付け、アイテム識別情報に対応するアイテム画像の画像データを管理サーバ21に送信する。
スマートフォン40は、電子メール受信部507、QRコードリーダ508及びインターネットブラウザ509を備えている。当業者であれば、それぞれの名称から機能及び実現手法を容易に理解することができるであろう。各部は、図2を用いて説明した中央制御部101がプログラムを実行することにより実現される。
電子メール受信部507は、タブレット3のQRコード出力部503から送信された電子メールを、インターネット10経由で受信し、電子メールに含まれたQRコードをQRコードリーダ508に渡す。QRコードリーダ508は、カメラ103(図2参照)で撮影し、入力された画像データから抽出したQRコード、又は、電子メール受信部507から渡されたQRコードをデコードし、QRコードから購入希望アイテム情報を取得し、インターネットブラウザ509に渡す。
インターネットブラウザ509は、購入希望アイテム情報に基づいて販売サイトサーバ30に接続し、購入希望アイテム情報に含まれたアイテム識別情報及びアイテム特性を販売サイトサーバ30に送信する。
販売サイトサーバ30は、図7に示すように、買い物カゴ処理部510、商品DB511、購入処理部512及び会員DB513を備えている。買い物カゴ処理部510及び購入処理部512は、図3を用いて説明した中央制御部201がプログラムを実行することにより実現される。また、商品DB511及び会員DB513は、中央制御部201がプログラムを実行し、ストレージデバイス203にデータベースを構築することにより実現される。
買い物カゴ処理部510は、スマートフォン40のインターネットブラウザ509から受け取ったアイテム識別情報及びアイテム特性に基づいて、アイテムを買い物カゴ(カート)に入れる処理を行うように構成されている。買い物カゴとは、販売サイト(オンラインショップ)が備える機能の一つであり、利用者が購入するつもりの商品を一時的に保存しておく機能である。
商品DB511には、販売サイトサーバ30が取り扱っているアイテムが登録されている。各アイテムには、ユニークなアイテム識別情報が割り当てられている。また、アイテム識別情報に対してアイテム関連情報が対応付けて登録されている。
購入処理部512は、インターネットブラウザ509から受け付けた要求に応じて、例えば、会員(利用者)のログイン、配送方法の確認及び決済方法の確認を行うように構成されている。
会員DB513には、販売サイトサーバ30の会員情報(ID、パスワード、氏名、配送先、クレジットカード情報等の支払関連情報、購入履歴など)が登録されている。
<処理の流れ>
以下、本実施の形態に係るアイテム販売システム1における処理の流れについて説明する。図8は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける処理の全体を説明する説明図である。
(操作方法の選択)
図8に示すS1では、コアデバイス2において、以下のような操作方法の選択が行われる。
大人/子供
利き手(右利き/左利き)
使用言語
(試着(アイテムの表示))
図8に示すS2では、コアデバイス2、管理サーバ21及び画像管理サーバ22において、以下のように試着処理が行われる。
アイテムカテゴリ(性別、種類など)の選択
試着するアイテムの選択
アイテム試着状態の表示
アイテムの色の変更
(アイテム選択)
図8に示すS3では、コアデバイス2において、試着アイテムから購入希望アイテムの選択が行われる。
図8に示すS4では、コアデバイス2及びタブレット3において、購入希望アイテムについて、その特性(アイテム特性)を選択する処理と、購入希望アイテムを識別するためのアイテム識別情報及びアイテム特性を含むアイテム情報の生成、識別コードへの変換及び出力が行われる。
(購入)
図8に示すS5では、販売サイトサーバ30及びスマートフォン40において、以下のような購入処理が行われる。
買い物カゴ処理
ログイン又は会員登録
配送方法の確認
決済方法の確認
注文最終確認
以下、図8に示したS1〜S5の処理の詳細について説明する。図9は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける操作方法の選択の処理を示すフローチャート図である。図9に示すように、コアデバイス2の操作方法選択部405は、まず、大人モード又は子供モードの選択を受け付ける(S11)。大人モード及び子供モードの選択とは、図5に示すようなコアデバイス2において、RGBカメラ306で撮影した利用者をディスプレイ312に表示したときに、GUI処理部402が、ディスプレイ312に表示する操作用オブジェクトの配置を、身長が高い大人と身長が低い子供とで変更することをいう。例えば、子供は身長が低いため、操作用オブジェクトがディスプレイ312の上方に配置されていると届かないので、子供モードでは、操作用オブジェクトの表示位置を、大人モードにおける表示位置よりも下げるようにする。
次に、操作方法選択部405は、利き手モードの選択を受け付ける(S12)。利き手モードの選択とは、利用者の利き手が右か左かによって、GUI処理部402が、ディスプレイ312に表示する操作用オブジェクトの配置を変更することをいう。例えば、ディスプレイ312の、利用者の身体を基準として右側又は左側のいずれか一方に操作用オブジェクトを配置する場合、利き手とは反対側の操作用オブジェクトに手を伸ばすのは比較的面倒であるため、利き手と同じ側に操作用オブジェクトがくるように配置を変更する。
次に、操作方法選択部405は、使用言語の選択を受け付ける(S13)。使用言語の選択により、GUI処理部402は、選択された言語を用いた操作用オブジェクトをディスプレイ312に表示する。
S11〜S13の各処理で受け付けた操作方法の選択は、受付と共に反映されても良いし、S13まで終わった後で反映されても良い。なお、S11〜S13の順番は、適宜変更可能であることは言うまでもない。
図10は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける試着及びアイテム選択での処理を示すシーケンス図である。コアデバイス2の試着処理部404は、GUI処理部402を介して、図10に示すように、カテゴリの選択を受け付ける(S101)。ここで、カテゴリとは、例えば、アイテムが衣服である場合、上位のカテゴリとして性別があり、その下位のカテゴリとして、例えば、「ホームウエア」、「トップス」、「アウターウエア」、「ボトムズ」及び「スカート」のような商品分類があるが、特に限定されるものではない。カテゴリの選択は、より具体的には、GUI処理部402が、複数のカテゴリのそれぞれを示す複数の操作用オブジェクトをディスプレイ312に表示し、利用者によって選択された操作用オブジェクトに対応するカテゴリが選択されたと判断する。コアデバイス2の試着処理部404は、カテゴリが選択されたならば、選択されたカテゴリを示すカテゴリ情報を、ネットワークインターフェイス302(図4参照)を介して、インターネット10(図1参照)経由で管理サーバ21に送信する。
管理サーバ21のアイテム管理部506は、カテゴリ情報を受信すると、販売サイトサーバ30に、当該カテゴリの取り扱いアイテムの問い合わせのためのアイテム問い合わせ情報を、ネットワークインターフェイス202を介して、インターネット10経由で送信する(S102)。アイテム問い合わせ情報は、例えば、販売サイトサーバ30の商品DB511がインターネット10を介した外部からの呼び出しを受け付けるAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)を用いて商品DB511に渡される。アイテム問い合わせ情報には、例えば、カテゴリ情報のようにアイテム管理部506が必要とする取り扱いアイテムの検索条件が含まれる。
次に、販売サイトサーバ30の商品DB511は、アイテム問い合わせ情報を受信すると、アイテム問い合わせ情報に含まれる検索条件であるカテゴリ情報に合致し、且つ、取り扱いがあるアイテムの、取り扱いアイテム情報を返す(S103)。
次に、管理サーバ21のアイテム管理部506は、販売サイトサーバ30から取り扱いアイテム情報を受信すると、コアデバイス2の試着処理部404に転送する(S104)。
次に、コアデバイス2の試着処理部404は、取り扱いアイテム情報を受信すると、これに含まれるアイテム関連情報のうちを少なくとも一部、例えば、アイテムに関連する画像(以下、候補画像という)を、ディスプレイ110にアイテム毎に選択可能な状態で表示する(S105)。この処理を候補アイテムの表示という。
次に、試着処理部404は、利用者による試着アイテムの選択を受け付ける(S106)。試着アイテムの選択は、より具体的には、試着処理部404が、例えば、複数の候補画像をディスプレイ312に表示し、GUI処理部402が、利用者によって候補アイテムの一つが選択され、且つ、選択の意思を決定するための操作用オブジェクトがアクティベイトされたことを検出したならば、当該候補アイテムが試着アイテムとして選択されたと判断する。
ここで、アクティベイトとは、GUI処理部402が、利用者の骨格データを用いて利用者の身体の特定部位の位置が、操作用オブジェクトを少なくとも含む領域内にあるか否か判定し、特定部位の位置が当該領域内にあると判定したならば操作用オブジェクトに関連付けられたコマンドを出力することをいう。ここで、領域内にあるとの判定は、例えば、操作用オブジェクトが当該領域に入ってから所定時間が経過した場合に行っても良い。
試着処理部404は、利用者による試着アイテムの選択を受け付けたならば、試着アイテムのアイテム識別情報を、ネットワークインターフェイス202を介して、管理サーバ21に送信する(S107)。
次に、管理サーバ21のアイテム管理部506は、コアデバイス2から試着アイテムのアイテム識別情報を受信したならば、これを画像管理サーバ22に転送し、アイテム画像を要求する(S108)。画像管理サーバ22の画像DB514は、アイテム識別情報に対応するアイテム画像を取得し、管理サーバ21に送信する(S109)。管理サーバ21のアイテム管理部506は、受信したアイテム画像をコアデバイス2の試着処理部404に転送する(S110)。
試着処理部404は、アイテム画像を受信すると、上述のような試着処理を実行する(S111)。
次いで、試着処理部404は、試着中のアイテムについて購入希望アイテムの選択を受け付ける(S112)。購入希望アイテムの選択は、より具体的には、GUI処理部402が、例えば、試着処理中に利用者によって、ディスプレイ312に表示された選択の意思を決定するための操作用オブジェクトがアクティベイトされたならば、試着中のアイテムが購入希望アイテムとして選択されたと判断する。
以下、図10を参照して説明したS105〜S112における試着及びアイテム選択の処理について、図11を参照して詳細に説明する。図11は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける試着及びアイテム選択での処理を示すフローチャート図である。
図11に示すように、コアデバイス2の試着処理部404が、複数の候補アイテムのアイテム関連情報、例えば、候補画像をディスプレイ312に選択可能に表示する(S201)。ここで、候補画像を選択可能に表示するとは、ディスプレイ312に一つ表示し、複数の画像を順次切り替えることであっても良いし、候補画像を、ディスプレイ312に、リスト状又はタイル状に複数表示することであっても良い。
次に、試着処理部404が、利用者による試着アイテムの選択を受け付ける(S202)。試着アイテムの選択は、上述のように、試着処理部404が、複数の候補画像をディスプレイ312に選択表示し、GUI処理部402が、利用者によって、候補画像の一つが選択され、且つ、選択の意思を決定するための操作用オブジェクト(例えば、OKアイコン)がアクティベイトされたことを検出したならば、当該候補アイテムが試着アイテムとして選択されたと判断する。
ここで、候補画像の一つの選択は、例えば、ディスプレイ312に一つ表示し、ページをめくるように順次切り替える場合には、OKアイコン等がアクティベイトされたことを検出したならば、その時点で表示中の候補アイテムが試着アイテムとして選択されたと判断する。
また、例えば、候補画像を、ディスプレイ312に、リスト状又はタイル状に複数表示する場合には、GUI処理部402が複数の候補画像のうち1つが、利用者により選択され、引き続いてOKアイコン等がアクティベイトされたことを検出したならば、当該候補アイテムが試着アイテムとして選択されたと判断する。
次に、試着処理部404が、試着アイテムのアイテム画像を管理サーバ21から受け取って、画像合成部403が、当該アイテム画像を、骨格データ及び映像データと組み合わせ、ディスプレイ312に表示する。これにより、コアデバイス2の前に立った利用者がアイテムを試着した映像がディスプレイ312に表示される(S203)。
次に、試着処理部404は、試着アイテムの色の変更が利用者により要求されたか否かを判断する(S204)。色の変更の要求は、例えば、タブレット3を介して行われるが、特に限定されるものではない。
色の変更が要求された場合(S204でYes)、試着処理部404は、要求された色の試着アイテムのアイテム画像を管理サーバ21から受け取って、アイテム画像を変更する(S205)。変更されたアイテム画像を、画像合成部403が、骨格データ及び映像データと組み合わせ、ディスプレイ312に表示する(S203)。
一方、色の変更が要求されなかった場合(S204でNo)、コアデバイス2のアイテム選択部406は、GUI処理部402が、利用者によって試着中の試着アイテムを購入する意思を決定するための操作用オブジェクトであるカートアイコンがON(アクティベイト)されたことを検出したか否か判断する(S206)。
カートアイコンがONされなかった場合(S206でNo)、試着処理部404が、GUI処理部402が、利用者によって、一つ前の処理に戻る意思を決定するための操作用オブジェクトであるバックアイコンがON(アクティベイト)されたことを検出したか否か判断する(S207)。バックアイコンがONされなかった場合(S207でNo)、ステップS203に戻り、試着アイテムの試着状態での表示を続ける。バックアイコンがONされた場合(S207でYes)、ステップS201に戻り、候補アイテムの表示を行い、別の候補アイテムを利用者に選択させ、試着を行わせる。
一方、カートアイコンがONされた場合(S206でYes)、アイテム選択部406は、試着中の試着アイテムが購入希望アイテムとして選択されたと判断する(S208)。
図12は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける出力での処理を示すシーケンス図である。
図11を用いて説明したように、購入希望アイテムが選択される(S301)と、コアデバイス2のアイテム選択部406は、購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性を、ネットワークインターフェイス302を介して、タブレット3に、WiFi網経由で送信する(S302)。
タブレット3では、アイテム特性選択部501が、利用者によるアイテム特性の選択を受け付ける(S303)。アイテム特性の選択は、アイテム特性選択部501が、タブレット3のディスプレイ110(図2参照)に、例えば、アイテム特性(色、サイズ、数量など)を選択又は入力する操作用オブジェクトやテキストボックスを含む画面を表示し、利用者が操作用オブジェクトを選択したり、テキストボックスに入力したり、することにより行うことができる。
タブレット3のアイテム特性選択部501は、アイテム特性の選択を受け付けたならば、選択されたアイテム特性、及び、購入希望アイテムのアイテム識別情報をQRコード変換部502に出力する。QRコード変換部502は、入力されたアイテム識別情報及びアイテム特性を少なくとも含む購入希望アイテム情報をコード化し、QRコードに変換する(S304)。ここで、購入希望アイテム情報は、例えば、販売サイトサーバ30のURL、利用者の会員ID、購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性を含む。利用者が販売サイトの会員でない場合は、ゲストであることを示す識別情報が用いられる。購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性は、それぞれ別々の情報であっても良いが、アイテム識別情報にアイテム特性を組み合わせたものになっていても良い。つまり、例えば、同一のアイテムについて色違いやサイズ違いがある場合、それぞれにユニークな識別情報(例えば、tops0001_red_M)が付与されていても良い。
次いで、QRコード変換部502は、QRコードを、QRコード出力部503に出力する。QRコード出力部503が、入力されたQRコードを、ディスプレイ110に表示し(305)、利用者の操作に応じて、電子メールでスマートフォンへ送信する(S306a)か、又は、コアデバイス2のプリンタ310に印刷を指示する(S306b)。
コアデバイス2のプリンタ310は、タブレット3のQRコード出力部503からの指示に応じてQRコードの印刷を行う(S307)。
なお、本実施の形態では、QRコード変換部502を、タブレット3が備えた場合について説明したが、コアデバイス2が備えていても良い。
図13は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおける購入での処理を示すシーケンス図である。
まず、スマートフォン40の、QRコードリーダ508が、電子メール受信部507から受け取った、又は、カメラ103(図2参照)から入力された画像データから抽出したQRコードのデコードを行い、購入希望アイテム情報を取得する(S401)。取得した購入希望アイテム情報は、インターネットブラウザ509に渡される。インターネットブラウザ509は、購入希望アイテム情報に基づいて販売サイトサーバ30に接続し、購入希望アイテム情報に含まれたアイテム識別情報及びアイテム特性を含むアイテム購入要求を販売サイトサーバ30に送信する(S402)。アイテム購入要求は、購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性を含む。さらに、アイテム購入要求が、利用者の会員ID、又は、利用者が販売サイトの会員でない場合にはゲストであることを示す会員識別情報が含まれてもよい。購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性は、それぞれ別々の情報であっても良いが、アイテム識別情報にアイテム特性を組み合わせたものになっていても良い。つまり、例えば、同一のアイテムについて色違いやサイズ違いがある場合、それぞれにユニークな識別情報(例えば、tops0001_red_M)が付与されていても良い。
販売サイトサーバ30では、ネットワークインターフェイス202(図3参照)が、アイテム購入要求を受信し、買い物カゴ処理部510に出力する。買い物カゴ処理部510は、アイテム購入要求に含まれるアイテム識別情報及びアイテム特性に合致するアイテムを買い物カゴ(カート)に入れる処理を実行する(S403)。次いで、買い物カゴ処理部510は、買い物カゴページを生成し、スマートフォン40に送信する(S404)。買い物カゴページは、買い物カゴに入れられたアイテムに関する情報、及び、購入手続を進めるための操作用オブジェクトである購入決定ボタンを少なくとも含む。
次に、スマートフォン40では、インターネットブラウザ509が受信した買い物カゴページをディスプレイ110に表示する(S405)。そして、インターネットブラウザ509は、利用者による購入決定の指示を受け付ける。購入決定の指示は、UIデバイス105(例えば、タッチパネルディスプレイ)を介して、買い物カゴページに含まれている購入決定ボタンがアクティベイトされたことに基づいて判断される。
インターネットブラウザ509は、購入決定の指示を受け付けると、その旨の通知を販売サイトサーバ30に送信する(S406)。具体的には、購入決定ボタンに埋め込まれたリンク先のWebページをリクエストする。
販売サイトサーバ30では、購入処理部512が購入決定の旨の通知を受信すると、ログインのためのログインページを生成し、スマートフォン40に送信する(S407)。ログインページは、例えば、利用者のID及びパスワードを入力するためのテキストボックスを含む。
スマートフォン40では、インターネットブラウザ509が、受信したログインページを表示し、利用者によるログイン手続を受け付ける(S408)。具体的には、インターネットブラウザ509が、ログインページに対してUIデバイス105を介して利用者が入力したID及びパスワードを、販売サイトサーバ30に送信する。
次いで、販売サイトサーバ30において、購入処理部512が、スマートフォン40から受信したID及びパスワードを用いて、会員DB513を参照し、会員認証を行う(S409)。これにより、利用者の会員情報(氏名、配送先、クレジットカード情報等の支払関連情報など)を会員DB513から取得することができる。なお、利用者がまだ会員になっていない、ゲストである場合には、販売サイトサーバ30は、会員登録のためのWebページをインターネットブラウザ509に提供して、利用者に会員登録を行わせることもできる。
次に、購入処理部512は、会員DB513から利用者の配送先などを取得して配送先指定ページを生成し、スマートフォン40へ送信する(S410)。配送先指定ページとは、例えば、配送先の選択肢(例えば、自宅、宅配業者の営業所、その他の配送先)、配送希望日、配送希望時間などの入力欄を含み、また、利用者による配送先の確認のための操作用オブジェクトである確認ボタンを少なくとも含む。
スマートフォン40では、インターネットブラウザ509が、受信した配送先指定ページをディスプレイ110に表示し、利用者による配送先の確認を受け付け、販売サイトサーバ30にその旨を送信する(S411)。配送の確認は、UIデバイス105(例えば、タッチパネルディスプレイ)を介して、配送先指定ページに含まれている確認ボタンがアクティベイトされたことに基づいて判断される。
次に、購入処理部512は、決済ページを生成し、スマートフォン40へ送信する(S412)。決済ページとは、支払方法(銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード決済、着払いなど)、ポイント利用の有無などのような支払に関する情報を少なくとも含み、また、利用者による決済の確認のための操作用オブジェクトである確認ボタンを少なくとも含む。
スマートフォン40では、インターネットブラウザ509が、受信した決済ページをディスプレイ110に表示し、利用者による支払方法の確認を受け付け、販売サイトサーバ30にその旨を送信する(S413)。支払方法の確認は、UIデバイス105(例えば、タッチパネルディスプレイ)を介して、決済ページに含まれている確認ボタンがアクティベイトされたことに基づいて判断される。
さらに、購入処理部512は、注文確認ページを生成し、スマートフォン40へ送信する(S414)。注文確認ページとは、注文内容、すなわち、購入するアイテムの名称や写真、アイテム特性(色、サイズ、数量等)、支払の合計金額などを含み、また、利用者による注文の最終確認のための操作用オブジェクトである確認ボタンを少なくとも含む。
スマートフォン40では、インターネットブラウザ509が、受信した注文確認ページをディスプレイ110に表示し、利用者による注文の最終の確認を受け付け、販売サイトサーバ30にその旨を送信する(S415)。注文の最終確認は、UIデバイス105(例えば、タッチパネルディスプレイ)を介して、注文確認ページに含まれている確認ボタンがアクティベイトされたことに基づいて判断される。購入処理部512は、注文の最終確認に応じて注文を完了させる(S416)。
<適用例>
以下、本実施の形態に係るアイテム販売システム1を、衣服のオンライン販売サイトの販売促進のためのバーチャルフィッティングブースに適用した場合を例に挙げて説明する。
図14は、本実施の形態に係るアイテム販売システムを適用したバーチャルフィッティングブースを示す模式図である。図14に示すように、バーチャルフィッティングブース1000は、利用者の受付及び待機のためのウエィテイングエリア1001を備えている。ウエィテイングエリア1001には、バーチャルフィッティング(仮想試着)の実況映像又はデモ映像を表示する大型ディスプレイ1002が備え付けられた正面部1003や、利用者を受け付けるための受付カウンタ1004が設定されている。また、バーチャルフィッティングブース1000は、利用者がバーチャルフィッティングを行うためのフィッティングエリア1005を備えている。フィッティングエリア1005には、複数のコアデバイス2が設置されている。コアデバイス2の前には、利用者1006が立つための空間がそれぞれ設けられている。
このようなバーチャルフィッティングブース1000は、不特定多数の利用者が訪れ、利用することを前提に作られている。
図15〜図24は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるコアデバイスの画面例を示す模式図である。
利用者が、コアデバイス2の前に立ってバーチャルフィッティングを開始すると、図9を参照して説明した操作方法の選択が行われる。まず、図15に示すように、コアデバイス2のディスプレイ312(60型大画面の液晶)の画面1101に、利用者の鏡像である画像(以下、利用者画像という)1102が表示される。さらに、画面1101に、大人モードを選択するための大人アイコン1103及び子供モードを選択するための子供アイコン1104が表示される。利用者が手をかざすと、画面1101にハンドポインタ1105が現れ、いずれか一つのアイコンの上にハンドポインタ1105を移動させ、当該アイコン上に一定時間留めると、当該アイコンが対応付けられたモードが選択される。図15に示す画面例では、大人アイコン1103の上にハンドポインタ1105が移動した状態を示している。
図15に示す画面例では、大人アイコン1103は円形状であり、その外周縁部が、大人アイコン1103の上にハンドポインタ1105が移動したときから一定時間が経過するまでの間の時間経過を示すインジケータ1103aになっている。他のアイコンについても同様の構成になっている。
次に、図16に示すように、画面1101に、利き手モードを選択するための右利きアイコン1106及び左利きアイコン1107が表示される。利用者が、いずれか一つのアイコンの上にハンドポインタ1105を移動させ、当該アイコン上に一定時間留めると、当該アイコンが対応付けられたモードが選択される。なお、図16に示す画面例では、便宜上、ハンドポインタを省略している(図17〜図22も同様)。
次に、図17に示すように、画面1101に、使用言語を選択するための英語アイコン1108、日本語アイコン1109及び中国語アイコン1110が表示される。利用者が、いずれか一つのアイコンの上にハンドポインタ1105を移動させ、当該アイコン上に一定時間留めると、当該アイコンに対する言語が選択される。
操作方法の選択が終了したならば、図10及び図11を参照して説明した試着の処理に進む。まず、図18に示すように、上位カテゴリである性別を選択させるために、画面1101に、男性アイコン1120及び女性アイコン1121が表示される。利用者が、いずれか一つのアイコンの上にハンドポインタ1105を移動させ、当該アイコン上に一定時間留めると、当該アイコンに対応付けられた性別が選択される。図18に示す画面例では、利用者は男性アイコン1120を選択している。
次に、図19に示すように、下位のカテゴリである商品分類を選択させるために、画面1101に、複数の商品分類を示す商品分類アイコン1123〜1127が表示される。商品分類アイコン1123は「ホームウエア」を、商品分類アイコン1124は「トップス」を、商品分類アイコン1125は「アウターウエア」を、商品分類アイコン1126は「ボトムズ」を、商品分類アイコン1127は「スカート」をそれぞれ示している。図18を用いて説明した性別の選択で男性を選択したため、図19に示す画面例では他のアイコンと相違がないが、商品分類アイコン1123「ホームウエア」、及び、商品分類アイコン1127「スカート」は、選択不可能な状態になっており、例えば、半透明状に表示され、利用者が他のアイコン(選択可能なもの)と区別できる。利用者が、いずれか一つのアイコンの上にハンドポインタ1105を移動させ、当該アイコン上に一定時間留めると、当該アイコンに対応する商品分類が選択される。また、図19に示す画面例では、画面1101に、バックアイコン1128が表示されており、利用者がバックアイコン1128を選択すると、一つ前の図18で示す画面1101に戻って、性別の選択からやり直すことができるようになっている。
次に、図11を参照して説明したように、複数の候補アイテムの表示及び試着アイテムの選択が行われる。図20に示すように、画面1101の略中央に、販売サイトサーバ30が提供する候補画像1130が一つ表示される。候補画像1130は複数の候補アイテム毎に用意されているので、画面1101に一緒に表示された一対の切り替えアイコン1131、1132を用いて順次切り替えて表示するようになっている。利用者は、候補画像1130を順次切り替えて閲覧し、複数の候補アイテムの中から気に入ったアイテムがあったならば、画面1101に表示されたOKアイコン1133を選択して試着アイテムを決定する。より具体的には、試着アイテムの決定は、利用者が、OKアイコン1133の上にハンドポインタ1105を移動させ、OKアイコン1133上に一定時間留めることにより、表示している候補画像1130に対応付けられた候補アイテムが試着アイテムとして選択、決定される。
試着アイテムが決定すると、図21に示すように、画面1101に、試着アイテムのアイテム画像1134が表示される。また、この例では、試着アイテムに色違いのものがあるため、それらを示す候補画像1135、1136が表示されている。また、画面1101には、図20で表示した候補画像1130を縮小したサムネイル画像1137が表示されている。さらに、画面1101には、カートアイコン1138が表示されている。利用者は、試着アイテムの色の選択を、例えば、タブレット3を介して行うことができるが、特に限定されるものではない。
試着アイテムの色が決定すると、利用者画像1102に対してアイテム画像1134が重ね合わせられ、これにより、図22に示すように、利用者がアイテムを試着した映像が画面1101に表示される。本実施の形態では、コアデバイス2の身体認識部401は、IRプロジェクタ307及びIRカメラ308を用いて利用者の体形を正確に読み取ることで、体のラインにぴったりと合わせて気になる洋服を試着することを実現している。また、コアデバイス2は、アイテム画像を、体の動きに合わせてリアルタイムに動作する技術により、3Dで表示された洋服のボリュームや細かな動きを、まるで実際に着ているかのように体験できるようになっている。
なお、画面1101には、選択しなかった色の試着アイテムの候補画像1130を縮小したサムネイル画像1139が表示されている。
次に、図11を参照して説明したように、試着中のアイテムについて購入希望アイテムの選択を行う。図23に示すように、利用者は試着中のアイテムを購入したいと思ったときは、カートアイコン1138の上にハンドポインタ1105を移動させ、OKアイコン1133上に一定時間留めることにより、試着中のアイテム画像1134に対応付けられたアイテムが購入希望アイテムとして選択、決定される。利用者は、購入希望アイテムが選択、決定されたことは、図24に示すように、購入希望アイテムに対応する候補画像1130が、画面1101の中央に表示されることで確認することができる。
図25は、図15を参照して説明した大人モードと子供モードの選択において、子供モードが選択されたときの画面例を示している。子供モードが選択されると、操作用オブジェクトが表示される位置が変更される。図25は、図20に示す大人モードの画面例に対応しているが、バックアイコン1128及びOKアイコンの位置が画面1101の上部から中央付近に移動し、それに伴い、切り替えアイコン1131、1132も下方に移動している。なお、図25では便宜上候補画像1130を省略している。これにより、子供の利用者画像1140と対比してわかるように、利用者である子供が、背が低くてもジェスチャーによりバックアイコン1128、OKアイコン及び切り替えアイコン1131、1132に手が届きやすくなり、容易に操作できる。
図26及び図27は、本実施の形態に係るアイテム販売システムにおけるタブレットの画面例を示す模式図である。
図26に示す画面例は、図12を用いて説明した、タブレット3で、アイテム特性選択部501が、利用者によるアイテム特性の選択を受け付ける(S303)ときの操作画面を示している。タブレット3のディスプレイ110の画面1201には、購入候補アイテムに対応する候補画像1202、購入候補アイテムのアイテム名称1203及びアイテム識別情報1204が表示されている。また、画面1201には、アイテム特性を選択するためのアイテム特性項目(色及びサイズの組み合わせ)1205〜1208が表示されている。また、画面1201には、購入数量を入力するための数量入力欄1209が表示されている。また、画面1201には、購入希望アイテムの価格1210が表示される。さらに、画面1201には、アイテム特性選択を完了し、アイテム特性、及び、購入希望アイテムのアイテム識別情報を、QRコード変換部502に送信する(S304)ことを指示するための決定ボタン1211が含まれている。
図27に示す画面例は、図12を用いて説明した、電子メールの送信(S306a)及びQRコードの印刷(S306b)を行うときのタブレット3での操作画面を示している。画面1301にはQRコード1302が含まれている。また、画面1301には、電子メールの送信を指示するためのメール送信ボタン1303、及び、QRコードの印刷を指示するための印刷ボタン1304が含まれている。
タブレット3の画面1301に表示されたQRコード1302を、スマートフォン40のカメラ103で撮影し、QRコードリーダ508がカメラ103から入力された画像データからQRコードを抽出しても良い。
以上説明した本実施の形態に係るアイテム販売システム1によれば、コアデバイス2を用いた仮想試着によって利用者が決定した購入希望アイテムのアイテム識別情報及びアイテム特性を含む購入希望アイテム情報を、QRコードに変換し、電子メール又は印刷により出力し、出力されたQRコードを、利用者のスマートフォン40でデコードし、取得した購入希望アイテム情報を用いて、販売サイトサーバ30との間で購入処理を行うことができる。したがって、販売サイトで仮想試着したアイテムを探し出し、アイテム属性を指定して、購入を行うまでの手続を大幅に簡略化することができる。このように、本実施の形態に係るアイテム販売システム1は、販売サイト(ECサイト)との連携や新たな販売促進、狭いスペースでの取扱商品の多様化、無人店舗としての活用などが期待される。
また、コアデバイス2やタブレット3にインターネットブラウザを備えて、販売サイトサーバ30に接続し、インターネットブラウザを用いて利用者がアイテムの購入を行うことも可能である。しかしながら、図14を用いて説明したバーチャルフィッティングブース1000は、不特定多数の人が利用すること前提としているため、コアデバイス2やタブレット3のインターネットブラウザに、利用者の氏名、会員ID、パスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力することが必要となり、個人情報保護の観点から支障がある。しかし、本実施の形態に係るアイテム販売システム1では、コアデバイス2及びタブレット3では個人情報の入力は必要なく、個人情報の入力は、利用者が所有するスマートフォン40のような利用者端末で行えば済むので、個人情報漏えいの可能性を低くすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている画面構成等については、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施の形態では、利用者画像及びアイテム画像を合成する仮想試着を行なっているが、販売サイトサーバ30が取り扱っている候補アイテムを仮想的に展示して、利用者が候補アイテムの中から購入を希望するアイテムを選択する場合にも本発明を適用することもできる。
また、上記実施の形態では、RGBカメラ306で撮影した利用者画像を用いているが、これに代えて、3DCG技術を用いたアバターを作成し、アバター及びアイテム画像を合成して仮想試着を行っても良い。
また、上記実施の形態では、説明の便宜上、購入希望アイテムが一つであるが、購入希望アイテムが複数であっても良い。すなわち、複数の購入希望アイテム(例えば、トップス及びボトムズ又はスカートを組み合わせて試着し、コーディネイトしたもの)を一度に買い物カゴに入れ、購入することができる。
また、上記実施の形態では、コアデバイス2に大型のディスプレイ312を用いているが、ヘッドマウントディスプレイを用いても良い。
また、上記実施の形態では、コアデバイス2の操作用端末としてタブレット3を用いているが、コアデバイス2にマイクを設け、音声認識技術を利用して直接操作しても良い。その場合、タブレット3のアイテム特性選択部501、QRコード変換部502及びQRコード出力部503はコアデバイス2に内蔵される。
また、上記実施の形態では、コアデバイス2のQRコード変換部502で変換されたQRコードをタブレット3のQRコード出力部503が、インターネット10を経由して、スマートフォン40に送信しているが、タブレット3からスマートフォン40へ、インターネット10を経由せずに、WiFiルータ4が提供するWiFi網や、Bluetooth(登録商標)のような近距離通信部を経由して、QRコードを送信しても良い。
本発明は、例えば、衣服、鞄、時計、アクセサリなどの様々なファッションアイテムのオンライン販売サイトなどに好適に利用できる。
1 アイテム販売システム
2 コアデバイス
3 タブレット
21 管理サーバ
22 画像管理サーバ
30 販売サイトサーバ
40 スマートフォン
401 身体認識部
402 GUI処理部
403 画像合成部
404 試着処理部
405 操作方法選択部
406 アイテム選択部
501 アイテム特性選択部
502 QRコード変換部
503 QRコード出力部
506 アイテム管理部
510 買い物カゴ処理部
511 商品DB
512 購入処理部
513 会員DB
514 画像DB

Claims (7)

  1. 利用者を含む利用者画像を取得する利用者画像取得部と、
    アイテムを含むアイテム画像を取得するアイテム画像取得部と、
    前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する表示制御部と、
    購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付けるアイテム選択部と、
    前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付けるアイテム特性選択部と、
    前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する出力部と、
    を備えたアイテム選択装置と、
    利用者端末から、前記識別コードに基づく前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求を受信するアイテム購入要求受信部と、
    前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる買い物カゴ処理部と、
    を備えたサーバと、
    を具備することを特徴とするアイテム販売システム。
  2. 前記アイテム特性に、前記アイテムの色、サイズ又は数量が含まれることを特徴とする請求項1記載のアイテム販売システム。
  3. 前記アイテム選択装置において、前記表示制御部が、前記利用者画像及び操作用オブジェクトを合成して表示されるように前記表示装置を制御すると共に、
    前記利用者の身体の特定部位の位置が、前記操作用オブジェクトを少なくとも含む領域内にあるか否か判定し、前記特定部位の位置が前記領域内にあると判定したならば前記操作用オブジェクトに関連付けられたコマンドを出力するユーザインターフェイス部をさらに具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアイテム販売システム。
  4. 前記アイテム選択装置は、操作方法の選択を受け付ける操作方法選択部をさらに備え、前記表示制御部は、前記操作方法の選択に従って前記操作用オブジェクトの表示を変更することを特徴とする請求項3記載のアイテム販売システム。
  5. 前記操作方法の選択に、前記利用者が大人であるか子供であるかの選択、前記利用者の使用言語の選択、又は、前記利用者の利き手の選択が含まれることを特徴とする請求項4記載のアイテム販売システム。
  6. 利用者を含む利用者画像を取得する利用者画像取得部と、
    アイテムを含むアイテム画像を取得するアイテム画像取得部と、
    前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する表示制御部と、
    購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付けるアイテム選択部と、
    前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付けるアイテム特性選択部と、
    前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する出力部と、
    を備え、
    前記識別コードに基づいて、利用者端末から前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求がサーバに送信されると、前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる処理を前記サーバに行わせることを特徴とするアイテム選択装置。
  7. アイテム選択装置が、利用者を含む利用者画像を取得する工程と、
    前記アイテム選択装置が、アイテムを含むアイテム画像を取得する工程と、
    前記アイテム選択装置が、前記利用者画像及び前記アイテム画像を合成して表示されるように表示装置を制御する工程と、
    前記アイテム選択装置が、購入を希望する購入希望アイテムの選択を受け付ける工程と、
    前記アイテム選択装置が、前記購入希望アイテムについてアイテム特性の選択を受け付ける工程と、
    前記アイテム選択装置が、前記購入希望アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に関する購入希望アイテム情報を識別コードに変換して出力する工程と、
    サーバが、利用者端末から、前記識別コードに基づく前記購入希望アイテム情報を含むアイテム購入要求を受信する工程と、
    前記サーバが、前記アイテム購入要求に対応する前記アイテムの選択及び前記アイテム特性の選択に合致するアイテムを前記利用者の買い物カゴに入れる工程と、
    を具備することを特徴とするアイテム販売方法。
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