JP2017053604A - 可搬式保冷庫 - Google Patents

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Takashi Suzuki
崇史 鈴木
公男 伏見
Kimio Fushimi
公男 伏見
博之 杠
Hiroyuki Yuzuriha
博之 杠
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Abstract

【課題】電磁接触器の劣化や故障を抑制することができる可搬式保冷庫を提供することである。【解決手段】可搬式保冷庫は、受付部10と、整流部92と、蓄電池92と、充電部76と、冷却部48と、スイッチ部とを持つ。受付部は、三相交流を受け付ける。整流部は、前記受付部により受け付けられた三相交流の一部を直流に整流する。蓄電池は、電力を蓄える。充電部は、前記整流部により整流された直流を用いて前記蓄電池を充電する。冷却部は、前記三相交流により駆動され、筐体内部を冷却する。スイッチ部は、前記蓄電池と前記充電部との双方に接続され、前記蓄電池または前記充電部から流れる電流を用いて作動し、前記受付部により受け付けられた前記三相交流を前記冷却部に供給するか否かを切り替える。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、可搬式保冷庫に関する。
従来、外部から供給される三相交流を、電磁接触器を介して圧縮機に供給し、供給した三相交流により圧縮機が作動することで、筐体の内部を冷却する蓄冷材の温度を低下させる保冷庫が知られている。
特開2000−220923号公報
しかしながら、三相交流に欠相や瞬間的な断線等が生じた場合、電磁接触器の可動接点にチャタリングが生じ、電磁接触器が故障するおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、電磁接触器の劣化や故障を抑制することができる可搬式保冷庫を提供することである。
実施形態の可搬式保冷庫は、保冷室を有する筐体を備え、この筐体に、受付部と、整流部と、蓄電池と、充電部と、冷却部と、スイッチ部とを持つ。受付部は、三相交流を受け付ける。整流部は、前記受付部により受け付けられた三相交流の一部を直流に整流する。蓄電池は、電力を蓄える。充電部は、前記整流部により整流された直流を用いて前記蓄電池を充電する。冷却部は、前記三相交流により駆動され、筐体の内部を冷却する。スイッチ部は、前記蓄電池と前記充電部との双方に接続され、前記蓄電池または前記充電部から流れる電流を用いて作動し、前記受付部により受け付けられた前記三相交流を前記冷却部に供給するか否かを切り替える。
可搬式保冷庫1の外観を示す図。 図1のA−A線に相当する断面図。 可搬式保冷庫1の機能構成を示す図。 調整回路100の構成を示す図。 瞬間的な断線を伴う三相交流が電磁接触器に供給された場合の可動式接点の比較例を示す図。 制御部80により実行される処理の流れを示すフローチャート。 可搬式保冷庫1Aの構成図。 第2実施形態の制御部80Aにより実行される処理の流れを示すフローチャート。 三相交流のうちR相に異常が生じた場合の一例を示す図。
以下、実施形態の可搬式保冷庫を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、可搬式保冷庫1の外観を示す図である。可搬式保冷庫1は、例えば、筐体2の内部に生鮮食品等の保冷が必要な物品を収納して、物品の鮮度を保った状態で輸送するために使用される。可搬式保冷庫1は、物品を収納した状態でトラック等の配送車の荷台に積載され輸送される。可搬式保冷庫1は、例えば、筐体2と、扉4と、ハンドル6と、キャスタ8と、受付部であるコネクタ10と、操作部12とを備える。筐体2には、物品が収容される。扉4は、筐体2の開口部を開放状態または閉止状態にする。ハンドル6は、扉4の開閉操作に用いられる。キャスタ8は、筐体2を移動可能に支持する。利用者は、扉4を開放した状態で、筐体2の開口部を介して筐体2内に物品等を収容したり、筐体2内に収容された物品等を取り出したりすることができる。可搬式保冷庫1は、扉4を閉めることにより内部の気密を保った状態に維持することができる。
コネクタ10には、例えば、電力供給元となる営業所や配送センターの外部電源Gから延出する電力線の先端に取り付けられたプラグが接続される。外部電源Gからコネクタ10に供給される電力は、R相、S相、T相と表現される三相交流である。供給された三相交流は、コネクタ10から整流回路74(後述)に供給される。
図2は、図1のA‐A線に相当する断面図である。可搬式保冷庫1の内部には、蓄冷室20と、保冷室30が設けられており、上部には機械室40が設けられている。蓄冷室20には、冷却器(不図示)と、蓄冷材24とが設けられている。冷却器は、蓄冷材24に覆われるように設けられ、機械室40の熱交換機関である冷凍サイクル部品に接続されている。可搬式保冷庫1は、例えば蓄冷材24を冷やしてから保冷室30内の物品を冷やす。蓄冷材24を冷やす段階では、後述する圧縮機44が駆動されると冷却器が冷却され、蓄冷材24が凍結状態となる。
保冷室30は、物品等を収納し、収納した物品等を保冷する。保冷室30には、ダクト32が設けられることによって、循環流路34が形成されている。また、循環流路34には、庫内ファン36が設けられる。庫内ファン36は、循環流路34において蓄冷材24側からの冷気が保冷室30内を循環するように(例えば図中、矢印方向に)送風する。庫内ファン36は、複数個設けられ駆動台数が調整されることによって、保冷室30内を循環する冷気の風量が調整されてもよい。
機械室40には、制御ユニット60と、蓄電池92と、冷凍サイクル部品と、庫外ファンモータ(不図示)とが設置されている。冷凍サイクル部品は、例えば圧縮機44や、放熱器46、高圧スイッチ(不図示)などを備える。圧縮機44は、三相モータを備え三相交流により駆動され冷媒を圧縮し、冷媒を循環させる。放熱器46は、圧縮機44により圧縮された冷媒を凝縮化して冷却する。庫外ファンモータは、外気を機械室40内に向けて送風し、機械室40の空気を送風する。なお、制御ユニット60と、蓄電池92とについては、図3を用いて後述する。また、以下、蓄冷材24と圧縮機44を含む冷凍サイクル部品とを筐体2の保冷室30内部を冷却する冷却部48と称する。
操作部12は、モード切替えボタン、設定温度変更ボタン、表示部などを備える。操作部12は、可搬式保冷庫1の各制御モードや、保冷室30内の温度を設定操作するための操作部であり、利用者の操作に応じた信号を制御ユニット60の制御部80に出力する。操作部12は、例えば冷凍運転を行う冷凍モードの設定や、冷蔵運転を行う冷蔵モードの設定、庫内温度の設定、庫内ファン36の起動または停止の設定を受け付ける。また、操作部12の表示部は、可搬式保冷庫1の異常時に点灯する異常点灯部や、設定されているモードを示すモード点灯部などを備える。各点灯部は、制御ユニット60からの指示信号に基づいて点灯する。また、表示部は、保冷室30内の保冷開始が可能な状態や、電池残量などの状態を示す表示を行う。
図3は、可搬式保冷庫1の機能構成を示す図である。外部電源Gに接続されたプラグがコネクタ10に接続されると、後述する調整回路100を介して可搬式保冷庫1の圧縮機44に三相交流が供給される。圧縮機44は、供給された三相交流の電力を用いて駆動されることにより、蓄冷材24の温度を低下させる。そして、制御ユニット60は、蓄冷材24が所定温度以下になったときに圧縮機44の駆動を停止する。
また、制御ユニット60は、供給された三相交流の電力を用いて蓄電池92を充電するように電源部70のチャージユニット76を制御する。制御ユニット60は、蓄電池92の蓄電量が所定値を超えると、蓄電池92の充電を停止する。また、制御ユニット60は、庫内ファン36の駆動または停止を制御する。また、制御ユニット60は、第1保護回路72を介して入力される三相交流を監視する。
外部電源Gに接続されたプラグがコネクタ10に接続されていない状態(取り外された状態)では、蓄電池92から庫内ファン36に電力が供給される。この状態で制御ユニット60が庫内ファン36を駆動すると、蓄冷材24の冷気が保冷室30内を循環して、保冷室30内は保冷される。なお、庫内ファン36の駆動は、三相交流が供給されている状態において行われてもよい。
制御ユニット60は、電源部70と、制御部80とを備える。電源部70は、第1保護回路72と、整流回路74と、充電部であるチャージユニット76と、第2保護回路78とを備える。
コネクタ10を介して外部電源Gから供給された電力は、第1保護回路72を介して整流回路74と制御部80の欠相判定回路84へ供給される。また、第1保護回路72は、過負荷や、過電圧、過電流などの異常時に、制御部80の制御によって三相交流を遮断するためのスイッチ等を備えてよい。三相交流は、第1保護回路72を介して整流回路74に入力される。
整流回路74は、第1保護回路72を介して入力された三相交流を整流して直流に変換する。整流回路74は、整流した直流をチャージユニット76に出力する。また、整流回路74は、自回路の状態を検出し、検出結果を制御部80に出力する。なお、整流回路74としては、例えば三相全波整流回路や、三相半波整流回路などが用いられる。このため、三相交流電源が逆相、欠相の場合でも直流出力が可能となっている。チャージユニット76は、例えばスイッチング回路を備え、整流回路74により整流された直流を所望の電流や電圧などに変換して、第2保護回路78を介して蓄電池92に出力することにより、蓄電池92を充電する。チャージユニット76は、制御部80または調整回路100に電力を供給してもよい。
第2保護回路78は、チャージユニット76から入力された直流の電圧や電流などを検出し、検出結果を制御部80に出力する。また、第2保護回路78は、過負荷や、過電圧、過電流などの異常時に、制御部80の制御によって直流を遮断するためのスイッチ等を備えてもよい。
制御部80は、処理部82と、欠相判定部84と、逆相判定部86とを備える。処理部82は、可搬式保冷庫1の各部により出力された信号を取得し、取得した信号に基づいて、各部を制御する。欠相判定部84は、三相交流の欠相を検出し、検出結果に応じた制御信号を出力する。逆相判定部86は、三相交流の逆相を検出し、検出結果に応じた制御信号を出力する。制御部80の各部が実行する処理の詳細については後述する。制御部80の各機能部は、例えば、可搬式保冷庫1が備えるCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。また、制御部80の各機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアで実現されてもよい。
また、可搬式保冷庫1は、供給遮断回路90と、蓄電池92と、各種機器94と、調整回路100とを備える。供給遮断回路90は、蓄電池92に蓄電された蓄電量が所定値以下となった場合、制御部80の制御によって、蓄電池92から庫内ファン36に供給される電力の供給を遮断する。なお、第1保護回路72、第2保護回路78、および供給遮断回路90の動作は、制御部80の制御によるのではなく、各回路が自動的に行うように構成されてもよい。また、蓄電池92内には図示しないシャットダウン回路が設けられており、蓄電池92に蓄電されている蓄電量が所定値以下となった場合、制御部80の制御信号によって、蓄電池92から庫内ファン36及び制御部80への電力の供給を遮断することができる。これにより、蓄電池92内の蓄電量が完全になくなる前に外部への放電を抑えることができ、蓄電池92の保護を可能としている。
蓄電池92は、チャージユニット76によって充電される。蓄電池92は、蓄電した電力を各部に供給する。蓄電池92は、例えば、正極側にマンガンを、負極側にチタン酸リチウムを用いたリチウムイオン電池である。この態様のリチウムイオン電池を使用することにより、充放電速度を高速にすることができ、可搬式保冷庫1を使用可能にするまでのスタンバイ期間を短縮することができる。また、蓄電池92は、他の態様のリチウムイオン電池であってもよいし、ナトリウムイオン電池等のその他の非水電解質二次電池であってもよい。
調整回路100は、コネクタ10を介して外部より供給された三相交流を制御し、三相交流を圧縮機44に供給する。調整回路100は、蓄電池92から供給される電流を用いて作動する。なお、調整回路100は、チャージユニット76または制御部80から電流の供給を受けて作動してもよい。また、調整回路100は、三相交流における過負荷や、過電圧、過電流などの異常時に、三相交流の受付を遮断する。
図4は、調整回路100の構成を示す図である。調整回路100は、供給回路102と、スイッチ部110とを備える。供給回路102は、第1の電磁接触器104と、第2の電磁接触器106とを有する。第1の電磁接触器104は、コネクタ10から供給された正相の三相交流を圧縮機44に供給する。第1の電磁接触器104は、例えば電磁コイル120と、外部電源GのR相と圧縮機44のモータのRm相を接続する可動接点122と、外部電源GのS相と圧縮機44のモータのSm相を接続する可動接点124と、外部電源GのT相と圧縮機44のモータのTm相を接続する可動接点126とを有する。後述するスイッチ部110の第1スイッチ112から電磁コイル120に電流が流れると、可動接点122、124および126は、電磁誘導により固定接点に引き寄せられて導通状態となる。
第2の電磁接触器106は、コネクタ10から供給された逆相の三相交流を正相の三相交流に変換して圧縮機44に供給する。第2の電磁接触器106は、コネクタ10から供給された逆相の三相交流を正相に変換して圧縮機44に供給する。第2の電磁接触器104は、例えば電磁コイル121と、外部電源GのT相と圧縮機44のモータのRm相を接続する可動接点123と、外部電源GのS相と圧縮機44のモータのSm相を接続する可動接点125と、外部電源GのR相と圧縮機44のモータのTm相を接続する可動接点127とを有する。後述のスイッチ部110の第2スイッチ114から電磁コイルに電流が流れると、R相、S相、およびT相に対応して設けられた可動接点が、所定の固定接点に引き寄せられて導通状態となる接触器である。第1の電磁接触器104、および第2の電磁接触器106は、制御部80の制御によって制御される。
スイッチ部110は、蓄電池92と、電源部70との双方に接続される。スイッチ部110は、蓄電池92または電源部70から供給される電流を用いて作動し、コネクタ10により受け付けられた三相交流を冷却部48に供給するか否かを切り替える。スイッチ部110は、第1スイッチ112と、第2スイッチ114とを備える。第1スイッチ112は、制御部80から指示信号に基づいて、オンまたはオフに制御される。第1スイッチ112は、オン状態の場合、蓄電池92または電源部70から第1の電磁接触器104に電流を流す。第1スイッチ112は、オフ状態の場合、蓄電池92または電源部70と第1の電磁接触器104との導通を遮断する。第2スイッチ114は、制御部80から指示信号に基づいて、オンまたはオフに制御される。第2スイッチ114は、オン状態の場合、蓄電池92から第2の電磁接触器106に電流を流す。第2スイッチ114は、オフ状態の場合、蓄電池92と供給回路102との導通を遮断する。
ところで、外部電源Gから第1、第2の電磁接触器104、106を介して圧縮機44に電力を与える場合、外部電源Gに接続されたプラグとコネクタ10との接続状態によっては、コネクタ10から供給される三相交流に欠相や瞬間的な断線等が生じる場合がある。図5の上図は、瞬間的な断線を伴う三相交流が電磁接触器に供給された場合の可動式接点の状態を例示した図である。縦軸は可動式接点のオンまたはオフ状態を示し、横軸は時間を示している。上図に示すように、瞬間的な断線を伴う三相交流が電磁接触器に供給された場合、可動式接点はオンとオフとを繰り返す。ここで従来技術のように、第1、第2の電磁接触器104、106の動作電力を外部電源Gから直接供給している場合、電磁接触器の可動接点にチャタリングが発生し、電磁接触器の可動接点が溶融したり、溶着したりする場合がある。この結果、電磁接触器が劣化したり、電磁接触器が故障したりする場合がある。
これに対して、本実施形態の可搬式保冷庫1は、制御部80の指示信号に基づいて、スイッチ部110がオン状態となり、蓄電池92または電源部70から供給回路102に電流が流れる。この場合、図5の下図に示すように供給回路102の可動式接点は、蓄電池92または電源部70からの電流によって、安定的にオン状態に制御される。これにより、コネクタ10から欠相や瞬間的な断線を伴った三相交流が供給された場合であっても、電磁接触器にチャタリングが生じることを抑制させることができる。この結果、供給回路102の電磁接触器の可動接点が溶融したり、溶着したりすることを防止させることができる。
図3の説明に戻る。各種機器94は、スピーカ96と、各種センサ97とを有する。スピーカ96は、制御部80により出力された信号に基づいて、例えば可搬式保冷庫1に異常がある場合に、異常を知らせる警報を出力する。
各種センサ97は、例えば蓄冷室20に設けられ、蓄冷材24の温度を検出する蓄冷材温度センサや、保冷室30に設けられ、保冷室30内の温度を検出する庫内温度センサ、機械室40に設けられ、外気の温度を検出する外気温度センサ、冷凍サイクル部品の異常を検出する冷凍サイクル部品センサ、可搬式保冷庫1が備える各回路の異常を検出する回路異常検出センサ、各電気機器および冷凍サイクル部品の異常を検出する検出センサなどを含む。
以下、制御部80の各機能により実行される処理について説明する。図6は、制御部80により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、制御部80の処理部82が、可搬式保冷庫1に三相交流が投入されるまで待機する(ステップS100)。処理部82は、電源部70から三相交流が入力されているか否かを判定することにより、三相交流の投入を判定する。三相交流が投入されると、処理部82は、初期設定モードを取得する(ステップS102)。初期設定モードとは、例えば利用者により選択された制御モードであり、設定温度、圧縮機44の駆動中に庫内ファン36を駆動するか否か、などを指定するモード情報である。
次に、欠相判定部84が、電源回路70からの入力電流を検知し三相交流に欠相があるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、欠相判定部84は、例えば、電源部70から供給される電流を検知するもので、第1保護回路72からの出力電流を利用し欠相状態を検知する。三相交流に欠相がない場合、ステップS108の処理に進む。三相交流に欠相がある場合、欠相判定部84は、欠相していることを示す表示を操作部12の異常点灯部に表示させる(ステップS106)。これにより、欠相した交流を用いて圧縮機44が駆動されることを防止することができるため、圧縮機44の故障や、誤動作を防止することができる。
次に、逆相判定部86が、電源部70を介して、受け付けた三相交流が逆相状態であるか否かを判定する(ステップS108)。三相交流が逆相状態であると判定された場合、処理部82は、三相交流の相入れ替えを行うために、第2の電磁接触器106を選択する(ステップS110)。三相交流が逆相状態でないと判定された場合、処理部82は、第1の電磁接触器104を選択する(ステップS112)。次に、処理部82は、1つ前の処理で選択した電磁接触器104または106に対応するスイッチ部110をオン状態に制御し(ステップS114)、ステップS110またはS112で選択した電磁接触器をオン状態に制御する(ステップS116)。これにより本フローチャートの処理は終了する。
以上説明した第1の実施形態によれば、可搬式保冷庫1は、制御部80が、蓄電池92またはチャージユニット76から供給される電流を用いて作動するスイッチ部110をオン状態に制御することで、蓄電池92またはチャージユニット76から供給回路102に電流が流れる。供給回路102の電磁接触器104または106は、コネクタ10から供給される三相交流に欠相や瞬間的な断線が生じる場合であっても、蓄電池92またはチャージユニット76から流れる電流によって、安定的にオン状態に制御される。この結果、可搬式保冷庫1は、チャタリングが生じることを抑制させることができため、電磁接触器の劣化や故障を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態との共通する機能等についての説明は省略する。第2の実施形態では、更に異常判定部88を備え、異常判定部88が、コネクタ10から供給されている三相交流の異常を判定する。
図7は、可搬式保冷庫1Aの構成図である。可搬式保冷庫1Aは、第1の実施形態の制御部80に代えて、制御部80Aを備える。制御部80Aは、第1の実施形態の機能に加え、更に異常判定部88を備える。異常判定部88は、コネクタ10から供給されている三相交流に異常があるか否かを判定する。処理部82は、三相交流に異常がある場合に、三相交流において生じる欠損の想定継続期間よりも長い制御周期で冷却部48を制御する。処理部82は、異常判定部88により三相交流に異常があると判定された場合に圧縮機44を停止させる。
以下、制御部80の各機能により実行される処理について説明する。図8は、第2実施形態の制御部80Aにより実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、制御部80の処理部82が、可搬式保冷庫1に三相交流が投入されるまで待機する(ステップS200)。三相交流が投入されると、処理部82は、初期設定モードを取得する(ステップS202)。次に、欠相判定部84が、三相交流に欠相があるか否かを判定する(ステップS204)。三相交流に欠相がない場合、ステップS208の処理に進む。三相交流に欠相がある場合、欠相判定部84は、欠相していることを示す表示を操作部12の表示部に表示させる(ステップS206)。
次に、逆相判定部86が、電源部70を介して、受け付けた三相交流が逆相状態であるか否かを判定する(ステップS208)。三相交流が逆相状態である場合、逆相判定部86は、三相交流の相入れ替えを行うために、第2の電磁接触器106を選択する(ステップS210)。三相交流が逆相状態でない場合、逆相判定部86は。第1の電磁接触器104を選択する(ステップS212)。次に、処理部82は、1つ前の処理で選択した電磁接触器に対応するスイッチ部110をオン状態に制御し(ステップS214)、ステップS210またはS212で選択した電磁接触器をオン状態に制御する(ステップS216)。
次に、異常判定部88は、コネクタ10から供給される三相交流に異常が存在するか否かを判定する(ステップS218)。例えば、異常判定部88は、コネクタ10から供給される三相交流に欠相や瞬間的な断線等の異常が生じているか否かを判定する。図9は、三相交流のうちR相に異常が生じた場合の一例を示す図である。縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示している。時間Tの間に、電圧が閾値Th以下となった回数が所定回数以上となった場合、異常判定部88は、コネクタ10から供給される三相交流に異常が存在すると判定する。なお、電圧が閾値Th以下となった時間が所定時間以上となった場合、異常判定部88は、コネクタ10から供給される三相交流に異常が存在すると判定してもよい。
コネクタ10から供給される三相交流に異常が存在すると判定された場合、処理部82が、スイッチ部110をオフ状態にし(ステップS220)、圧縮機44を停止させて(ステップS222)、ステップS218の処理に戻る。処理部82は、例えば、三相交流において生じる異常の想定継続期間よりも時間Tを長く設定する。時間Tは、制御周期の一例である。想定継続期間とは、予め外部電源Gの性質等に依存して経験則により得られる期間である。これによって、可搬式保冷庫1Aは、偶々制御周期が、短時間の間だけ生じる異常の発生期間に嵌ってしまうことで、圧縮機44を頻繁に停止してしまうことを抑制することができる。この結果、可搬式保冷庫1Aは、圧縮機44の故障や劣化を抑制することができる。
コネクタ10から供給される三相交流に異常が存在しないと判定された場合、処理部82は、三相交流の投入が停止されたか否かを判定する(ステップS224)。三相交流の投入が停止されていない場合、ステップS218の処理に進み、三相交流の投入が停止された場合、本フローチャートの処理は終了する。
以上説明した第2の実施形態によれば、制御部80が、圧縮機44に供給される三相交流に異常が存在するか否かを判定し、異常があると判定した場合、圧縮機44を停止させる。この結果、第1の実施形態の効果を奏すると共に圧縮機44の劣化や故障を抑制させることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、保冷室を有する筐体を備え、この筐体に、三相交流を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた三相交流の一部を直流に整流する整流部と、電力を蓄える蓄電池と、整流部により整流された直流を用いて蓄電池を充電する充電部と、三相交流により駆動され、筐体の内部を冷却する冷却部と、蓄電池と充電部との双方に接続され、蓄電池または充電部から流れる電流を用いて作動し、受付部により受け付けられた三相交流を冷却部に供給するか否かを切り替えるスイッチ部とを持つことにより、電磁接触器の劣化や故障を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
G…外部電源、1…可搬式保冷庫、2…筐体、10…コネクタ、12…操作部、24…蓄冷材、36…庫内ファン、44…圧縮機、46…放熱器、48…冷却部、60…制御ユニット、70…電源部、72…第1保護回路、74…整流回路、76…チャージユニット、78…第2保護回路、80…制御部、82…処理部、84…欠相判定部、86…逆相判定部、90…供給遮断回路、92…蓄電池、96…スピーカ、94…各種機器

Claims (5)

  1. 保冷室を有する筐体を備え、該筐体に、
    三相交流を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた三相交流の一部を直流に整流する整流部と、
    電力を蓄える蓄電池と、
    前記整流部により整流された直流を用いて前記蓄電池を充電する充電部と、
    前記三相交流により駆動され、前記筐体の内部を冷却する冷却部と、
    前記蓄電池と前記充電部との双方に接続され、前記蓄電池または前記充電部から流れる電流を用いて作動し、前記受付部により受け付けられた前記三相交流を前記冷却部に供給するか否かを切り替えるスイッチ部と、
    を備える可搬式保冷庫。
  2. 前記スイッチ部は、
    前記三相交流が正相の場合に前記受付部により受け付けられた前記三相交流を前記冷却部に供給する第1の回路と、
    前記三相交流が逆相の場合に前記受付部により受け付けられた前記三相交流を正相に切り替えて前記冷却部に供給する第2の回路と、
    前記蓄電池または前記充電部から流れる電流を、前記第1の回路または前記第2の回路に導通させる導通部と、を有する、
    請求項1記載の可搬式保冷庫。
  3. 前記第1の回路および前記第2の回路は、1つの電磁コイルに電流が流れることで、三相に対応した三つの可動式接点が固定式接点に接続し導通する電磁接触器である、
    請求項2記載の可搬式保冷庫。
  4. 前記三相交流に異常があるか否かを判定し、前記三相交流に異常がある場合に前記冷却部を停止させる制御部であって、前記三相交流において生じる異常の想定継続期間よりも長い制御周期で前記冷却部を制御する制御部を、更に備える、
    請求項1記載の可搬式保冷庫。
  5. 前記冷却部は、前記三相交流により駆動され冷媒を循環させる圧縮機および前記冷媒により冷却される蓄冷材を有する、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の可搬式保冷庫。
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