JP2017053367A - 動力伝達構造 - Google Patents

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【課題】シャフト1とロータシャフト2とをスプライン嵌合した動力伝達構造において、組み付け作業を簡易としながら、前記スプライン嵌合部分での歯打ち音の発生を低減できるようにする。【解決手段】内孔を有するシャフト1と、このシャフト1にスプライン嵌合されるロータシャフト2と、前記スプライン嵌合部分の軸方向一端側と他端側とにそれぞれ設置される第1、第2シールリング4,5と、第1シールリング4と第2シールリング5との対向間に潤滑油を供給するための油路(環状溝12、径方向孔13)とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、シャフトとロータシャフトとをスプライン嵌合した動力伝達構造に関する。
例えば特許文献1には、電動モータの出力軸の先端側のスプライン軸部と、ウォーム軸の基端側のスプライン孔との係合部分に、グリース、シリコンオイルなどの粘性流体などの緩衝剤を介在させることにより、前記出力軸のスプライン軸部と前記ウォーム軸のスプライン孔との衝突音つまり歯打ち音を低減することが記載されている。
また、例えば特許文献2には、カム軸のヘリカルスプライン軸とカムプーリのヘリカルスプライン孔との噛合空間と、オイルポンプのポンプ室とをクリアランスを介して連通させることが記載されている。
特開2009−185892号公報 特開平7−26921号公報
上記特許文献1では、粘性流体などの緩衝剤を予めスプライン係合部分に封入するという手間がかかり、組み付け作業が面倒になることが懸念される。また、上記特許文献2では、ポンプ室のオイルをスプライン噛合空間に供給する経路が径方向内向きとなるために、カム軸やカムプーリの回転中には、オイルを回転遠心力に逆らって流す必要があるなど、スプライン噛合空間へのオイル供給が困難になることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、シャフトとロータシャフトとをスプライン嵌合した動力伝達構造において、組み付け作業を簡易としながら、前記スプライン嵌合部分での歯打ち音の発生を低減できるようにすることを目的としている。
本発明に係る動力伝達構造は、内孔を有するシャフトと、このシャフトにスプライン嵌合されるロータシャフトと、前記スプライン嵌合部分の軸方向一端側と他端側とにそれぞれ設置される第1、第2シールリングと、前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に潤滑油を供給するための油路とを含む、ことを特徴としている。
この構成では、潤滑油が前記油路から前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間、特に前記スプライン嵌合部分に供給されるようになるから、例えば前記シャフトからの回転動力の入力に伴い前記シャフトのスプラインが前記ロータシャフトのスプラインに衝突するときの音(歯打ち音)が前記潤滑油のダンピング作用でもって低減されるようになる。
つまり、本発明では、上記特許文献1のように「粘性流体などの緩衝剤を予めスプライン係合部分に封入する」必要がないから、前記シャフトと前記ロータシャフトとを組み付ける作業が上記特許文献1に比べて簡単に行えるようになる。
また、本発明では、上記特許文献2のように「径方向内向きにオイルを流す形態」と異なり、回転遠心力を利用して径方向外向きに潤滑油を流すようにしているから、前記スプライン嵌合部分に潤滑油を円滑に供給できるようになる。
ところで、前記ロータシャフトの先端寄りに設置される第1シールリングは、弾性体で形成されて前記シャフトの外周面と前記ロータシャフトの内周面とに圧接される形態で設置され、前記シャフトの先端寄りに設置される第2シールリングは、金属環の内径側に弾性リップ部を接着した構成とされ、かつ前記金属環が前記ロータシャフトの内周面に圧入嵌合されて前記弾性リップ部が前記シャフトの外周面に接触される形態で設置される、構成とすることができる。
この構成では、特に前記第2シールリングをその設置場所に位置決め用の溝などを設けることなく位置決めできるようになるので、当該第2シールリングの設置コストの上昇を抑制できるようになる。
また、前記油路は、前記シャフトの内周面に設けられる環状溝と、この環状溝の底部から前記シャフトの外周面に向けて貫通するように設けられる径方向孔とを含む、構成とすることができる。
この構成では、前記シャフトの回転遠心力でもって当該シャフトの内孔に存在する潤滑油が前記環状溝に集められるようになるから、この環状溝内に集められた潤滑油が前記径方向孔を経て前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に供給されるようになる。
このように回転遠心力を利用して潤滑油を径方向外向きに移動させるようにしているから、前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に比較的多くの潤滑油を円滑に供給できるようになる。
さらに、前記シャフトにおいて前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に対応する領域には、径方向内外に貫通する空気抜き孔が設けられている、構成とすることができる。
この構成では、潤滑油が前記油路から前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に供給されるときに、当該潤滑油によって前記対向間に存在している空気および潤滑油が前記空気抜き孔から前記シャフトの内孔へ向けて排出されるようになるから、前記空気抜き孔を設けていない場合に比べて前記対向間への潤滑油の供給が円滑になる。
本発明は、シャフトとロータシャフトとをスプライン嵌合した動力伝達構造において、組み付け作業を簡易としながら、前記スプライン嵌合部分での歯打ち音の発生を低減できるようにする。
本発明に係る動力伝達構造の一実施形態を示す断面図である。 図1の動力伝達構造を分解した状態を示す斜視図である。 図1の(3)−(3)線断面の矢視図である。 図1の(4)−(4)線断面の矢視図である。 本発明に係る動力伝達構造の他の実施形態を示す断面図である。 図5の動力伝達構造を分解した状態を示す斜視図である。 図5の(7)−(7)線断面の矢視図である。 図5の(8)−(8)線断面の矢視図である。 本発明に係る動力伝達構造の他の実施形態を示す断面図である。 図9の動力伝達構造を分解した状態を示す斜視図である。 図9の(11)−(11)線断面の矢視図である。 図9の(12)−(12)線断面の矢視図である。 本発明に係る動力伝達構造の他の実施形態を示す断面図である。 図13の動力伝達構造を分解した状態を示す斜視図である。 図13の(15)−(15)線断面の矢視図である。 図13の(16)−(16)線断面の矢視図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図4に、本発明の一実施形態を示している。図中、1はシャフト、2はロータシャフトである。
シャフト1およびロータシャフト2は、円筒形状に形成されており、シャフト1の軸方向先端側の外周には外スプライン11が設けられており、ロータシャフト2の軸方向端部側の内周には内スプライン21が設けられている。シャフト1の外スプライン11よりも先端側には円形外周面が設けられている。また、ロータシャフト2の内スプライン21よりも先端側には円形内周面が設けられている。
これらシャフト1およびロータシャフト2は、転がり軸受3を介して不図示のケースなどに軸方向不動に位置決めされるとともに回転自在となるように支持されている。なお、シャフト1では、その外スプライン11の基端よりも奥側の円形外周面が転がり軸受3で支持されている。ロータシャフト2では、その先端側の円形外周面が転がり軸受3で支持されている。
シャフト1の軸方向端部側がロータシャフト2の内孔の軸方向端部側に挿入されることによって、シャフト1の外スプライン11がロータシャフト2の内スプライン21に嵌合されるようになっているとともに、シャフト1の内孔とロータシャフト2の内孔とが連通連結されていて、そこに潤滑油が流通されるようになっている。
この実施形態では、内径側に位置するシャフト1の外スプライン11が外径側に位置するロータシャフト2の内スプライン21に衝突するとき、あるいはロータシャフト2の内スプライン21がシャフト1の外スプライン11に衝突するときに、それぞれ歯打ち音の発生を安定して抑制できるように工夫している。
シャフト1の外スプライン11とロータシャフト2の内スプライン21との嵌合部分の軸方向一端側つまりロータシャフト2の先端寄りには第1シールリング4が設置されており、また、前記嵌合部分の軸方向他端側つまりシャフト1の先端寄りには第2シールリング5が設置されている。
第1シールリング4は、例えばOリングなどの弾性体で形成されてシャフト1の外周面とロータシャフト2の内周面とにそれぞれ圧接される形態で設置されている。詳しくは、第1シールリング4としてのOリングは、ロータシャフト2の先端側の円形内周面に設けられている位置決め用の環状溝22内に嵌め入れられていて、シャフト1の円形外周面に弾性変形させられた状態で圧接されている。
第2シールリング5は、金属環51の内径側にゴムなどの弾性リップ部52を加硫接着した構成とされており、その金属環51がロータシャフト2の奥側の円形内周面に圧入嵌合されて、弾性リップ部52がシャフト1の先端側の円形外周面に圧接される形態で設置されている。
そして、シャフト1において外スプライン11よりも奥側の円形外周面には、第1シールリング4と第2シールリング5との対向間に潤滑油を供給するための油路(符号省略)が設けられている。
この油路は、シャフト1の内周面に設けられる潤滑油回収用の環状溝12と、この環状溝12の底部からシャフト1の外スプライン11よりも奥側の円形外周面に向けて貫通するように設けられる径方向孔13とを含んで構成されている。環状溝12は、シャフト1の外スプライン11の基端よりも奥側に設けられている。径方向孔13は、円周数ヶ所に設けてもよい。
また、シャフト1の先端側の円形外周面において第1シールリング4と第2シールリング5との対向間に対応する領域には、径方向内外に貫通する空気抜き孔14が設けられている。
次に、組み立て手順について説明する。
まず、ロータシャフト2の奥側の円形内周面に第2シールリング5の金属環51を圧入嵌合しておいて、ロータシャフト2の先端側の環状溝22内に第1シールリング4を嵌め入れる。
このようにしてから、ロータシャフト2の内孔にシャフト1を挿入することにより、ロータシャフト2の内スプライン21にシャフト1の外スプライン11を嵌合させるとともに、第2シールリング5の弾性リップ部52をシャフト1の先端側の円形外周面に圧接させる。
この状態では、シャフト1の径方向孔13および空気抜き孔14が、シャフト1とロータシャフト2との嵌合部分において第1シールリング4と第2シールリング5との対向間にそれぞれ配置されることになる。
ここで、シャフト1の回転中は、当該シャフト1内を流通する潤滑油が回転遠心力でもって環状溝12に集められることになって、この環状溝12内の潤滑油が径方向孔13を経て第1シールリング4と第2シールリング5との対向間、特にシャフト1の外スプライン11よりも奥側の円形外周面とロータシャフト2の先端側の円形内周面との対向間に供給されることになる。
このとき、前記供給される潤滑油によって第1シールリング4と第2シールリング5との対向間に存在する空気および潤滑油が空気抜き孔14からシャフト1の内孔へ向けて排出されるようになるので、前記したように径方向孔13から第1シールリング4と第2シールリング5との対向間への潤滑油の供給が円滑になるとともに、前記径方向孔13から供給された潤滑油がシャフト1の外スプライン11とロータシャフト2の内スプライン21との嵌合部分に円滑に供給されることになる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態では、潤滑油が油路(環状溝12,径方向孔13)から第1シールリング4と第2シールリング5との対向間、特にスプライン嵌合部分に供給されるようになるから、例えばシャフト1からの回転動力の入力に伴いシャフト1の外スプライン11がロータシャフト2の内スプライン21に衝突するときの音(歯打ち音)が前記潤滑油のダンピング作用でもって低減されるようになる。
ところで、シャフト1からロータシャフト2への回転動力の伝達途中においてシャフト1の回転動力が一時的に途絶えることに伴いロータシャフト2の内スプライン21がシャフト1の外スプライン11に衝突するときも、当該衝突音が前記潤滑油のダンピング作用でもって低減されるようになる。
しかも、本発明では、上記特許文献1のように「粘性流体などの緩衝剤を予めスプライン係合部分に封入していない」から、シャフト1とロータシャフト2とを組み付ける作業が上記特許文献1に比べて簡単に行えるようになる。
また、本発明では、上記特許文献2のように「径方向内向きにオイルを流す形態」と異なり、回転遠心力を利用して径方向外向きに潤滑油を流すようにしているから、シャフト1の外スプライン11とロータシャフト2の内スプライン21との嵌合部分に潤滑油を円滑に供給できるようになる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)例えば図5から図8には、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態では、上記図1から図4の実施形態において、油路をシャフト1の外スプライン11の存在範囲内に設置するように変更するようにしている。
詳しくは、図6および図7に示すように、シャフト1の内周面において外スプライン11の軸方向中央付近に相当する領域に環状溝12を設け、この環状溝12の底部から外スプライン11の軸方向中央付近に向けて径方向孔13を貫通するように設けている。さらに、ロータシャフト2の内スプライン21におけるすべての歯部分において前記径方向孔13の外径側開口に対応する位置に、周方向に沿う周方向溝23を設けている。
この実施形態では、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる他に、次のような効果が得られる。
つまり、シャフト1の内孔を流通する潤滑油は、径方向孔13から第1シールリング4と第2シールリング5との対向間において前記スプライン嵌合部分に直接供給されることになる。また、前記径方向孔13からスプライン嵌合部分に直接供給された潤滑油は、ロータシャフト2の周方向溝23から円周方向に導かれて、すべてのスプライン嵌合部分に向けて軸方向に送り届けられることになる。これらの相乗作用により、前記スプライン嵌合部分に十分な量の潤滑油を円滑に供給できるようになるなど、前記スプライン嵌合部分の歯打ち音の低減効果を高めることが可能になる。
(2)例えば図9から図12には、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態では、上記図1から図4の実施形態において、シャフト1の外スプライン11を先端まで形成し、第2シールリング5の構成を変更し、さらに空気抜き孔14をスプライン嵌合部分に配置する形態に変更している。
詳しくは、図10に示すように、第2シールリング5は、ゴムなどの弾性体で形成されており、外周にロータシャフト2の内スプライン21の溝部分に隙間無く合致して嵌合する外歯53が設けられている。なお、外歯53の歯先外径は、外スプライン11の歯先外径よりも適宜大きく、かつ内スプライン21の歯元内径よりも適宜大きく設定されることによって、前記嵌合状態を確保するようになっている。
シャフト1の外スプライン11の先端側には、第2シールリング5が嵌合される位置決め用の環状溝15が設けられている。この環状溝15の溝底は、外スプライン11の溝底部分よりも深く形成されている。
この場合、シャフト1の先端側は、第2シールリング5の外歯53がロータシャフト2の内スプライン21の溝部分に隙間無く合致して嵌合することにより、このスプライン嵌合部分に供給される潤滑油がシャフト1の先端側から外側へ漏洩することを防止するようになっている。
このような実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、この実施形態では、前記第2シールリング5の形状および配置を工夫することにより、第1シールリング4と第2シールリング5との対向間を短くしているので、可及的に少ない量の潤滑油で歯打ち音を低減することが可能になる。
(3)例えば図13から図16には、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態では、上記図1から図4の実施形態において、シャフト1の外スプライン11を先端まで形成し、シャフト1の空気抜き孔14を無くし、さらに第2シールリング5の構成を変更するようにしている。
詳しくは、図13および図14に示すように、第2シールリング5の弾性リップ部52の内周面を軸方向と平行になる形状にし、この弾性リップ部52をシャフト1の外スプライン11のすべての歯先に外接させるようにしている。これにより、第2シールリング5の弾性リップ部52の内周とシャフト1の外スプライン11の溝底との間に隙間6(図16参照)が作られるようになる。
この隙間6があれば、第1シールリング4と第2シールリング5との対向間に存在する空気ならびに潤滑油をシャフト1の先端側に外側へ逃がすことが可能になる。このように隙間6が空気抜き孔の役割を果たすようになるから、前記しているように上記図1から図4の実施形態に記載していたシャフト1の空気抜き孔14を無くすことが可能になるのである。
このような実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、シャフト1に空気抜き孔14を設けなくてよい分、シャフト1の製造コストを低減できるようになる。
本発明は、シャフトとロータシャフトとをスプライン嵌合した動力伝達構造に好適に利用することが可能である。
1 シャフト
11 外スプライン
12 環状溝(油路の一部)
13 径方向孔(油路の一部)
14 空気抜き孔
2 ロータシャフト
21 内スプライン
22 環状溝
3 転がり軸受
4 第1シールリング
5 第2シールリング
51 金属環
52 弾性リップ部

Claims (4)

  1. 内孔を有するシャフトと、
    このシャフトにスプライン嵌合されるロータシャフトと、
    前記スプライン嵌合部分の軸方向一端側と他端側とにそれぞれ設置される第1、第2シールリングと、
    前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に潤滑油を供給するための油路とを含む、ことを特徴とする動力伝達構造。
  2. 請求項1に記載の動力伝達構造において、
    前記ロータシャフトの先端寄りに設置される第1シールリングは、弾性体で形成されて前記シャフトの外周面と前記ロータシャフトの内周面とに圧接される形態で設置され、
    前記シャフトの先端寄りに設置される第2シールリングは、金属環の内径側に弾性リップ部を接着した構成とされ、かつ前記金属環が前記ロータシャフトの内周面に圧入嵌合されて前記弾性リップ部が前記シャフトの外周面に接触される形態で設置される、ことを特徴とする動力伝達構造。
  3. 請求項1または2に記載の動力伝達構造において、
    前記油路は、前記シャフトの内周面に設けられる環状溝と、この環状溝の底部から前記シャフトの外周面に向けて貫通するように設けられる径方向孔とを含む、ことを特徴とする動力伝達構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達構造において、
    前記シャフトにおいて前記第1シールリングと前記第2シールリングとの対向間に対応する領域には、径方向内外に貫通する空気抜き孔が設けられている、ことを特徴とする動力伝達構造。
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