JP2017052014A - 加工装置及び加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に基板の加工を行うことが出来る加工装置を提供する。【解決手段】実施形態の加工装置は、第1の電極と、対象物が電気的に接続される第2の電極と、第1の電極及び第2の電極及び対象物が内部に設けられる液槽と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続をされた直流電源と、第1の電極と第2の電極の間に流れる電気量を測定する電気量測定計と、第2の電極と直流電源又は接地の接続の切り替え及び直流電源の極性の切り替えをおこなうスイッチング回路と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、加工装置及び加工方法に関する。
例えば、スイッチング電源やインバータなどの回路には、スイッチング素子やダイオードなどの半導体素子が用いられる。これらの半導体素子には高耐圧及び低オン抵抗が求められる。そして、耐圧とオン抵抗の関係は、半導体材料で決まるトレードオフの関係がある。
技術開発の進歩により、半導体素子は、主な半導体材料であるシリコンの限界近くまで低オン抵抗が実現されている。耐圧を更に向上させたり、オン抵抗を更に低減させたりするには、半導体材料の変更が必要である。GaNやAlGaNなどのGaN系半導体や炭化珪素(SiC)などのワイドバンドギャップ半導体をスイッチング素子の半導体材料として用いることで、半導体材料で決まるトレードオフの関係を改善でき、高耐圧や低オン抵抗の実現が可能である。
本発明が解決しようとする課題は、容易に基板の加工を行うことが出来る加工装置及び加工方法を提供することにある。
実施形態の加工装置は、第1の電極と、対象物が電気的に接続される第2の電極と、第1の電極及び第2の電極及び対象物が内部に設けられる液槽と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続をされた直流電源と、第1の電極と第2の電極の間に流れる電気量を測定する電気量測定計と、第2の電極と直流電源又は接地の接続の切り替え及び直流電源の極性の切り替えをおこなうスイッチング回路と、を備える。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
(実施形態)
実施形態の加工装置は、第1の電極と、対象物が電気的に接続される第2の電極と、第1の電極及び第2の電極及び対象物が内部に設けられる液槽と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続をされた直流電源と、第1の電極と第2の電極の間に流れる電気量を測定する電気量測定計と、第2の電極と直流電源又は接地の接続の切り替え及び直流電源の極性の切り替えをおこなうスイッチング回路と、を備える。
実施形態の加工装置は、第1の電極と、対象物が電気的に接続される第2の電極と、第1の電極及び第2の電極及び対象物が内部に設けられる液槽と、第1の電極及び第2の電極に電気的に接続をされた直流電源と、第1の電極と第2の電極の間に流れる電気量を測定する電気量測定計と、第2の電極と直流電源又は接地の接続の切り替え及び直流電源の極性の切り替えをおこなうスイッチング回路と、を備える。
図1は、本実施形態の加工装置の模式図である。
加工装置100は、第1の電極10と、第2の電極12と、攪拌器14と、液槽16と、電気量測定計18と、直流電源20と、第2の配線34と、第3の配線36と、第4の配線38と、接地回路40と、可変抵抗42と、スイッチング回路50と、制御回路60と、を備える。スイッチング回路50は、スイッチ22と、第1の接点24と、第2の接点26と、第4の接点30と、接地回路40と、を有する。直流電源20は、第1の電源20aと、第2の電源20bと、を有する。接地回路40は、第3の接点28と、グラウンドEに接続された第1の配線32と、を有する。
第1の電極10及び第2の電極12は、例えばPt(白金)又はC(炭素)を含む、白金電極又は炭素電極であることが、電極自体の化学変化がおこりにくいため好ましい。
第2の電極12は加工装置100による加工の対象物Wと電気的に接続される。対象物Wは、例えばSiC(炭化珪素)を含む基板である。対象物Wの一方の面には保護膜Rが設けられている。保護膜Rは、例えばレジスト又は酸化シリコン(SiO2)を含む酸化膜である。保護膜Rは、対象物Wの一方の面を加工から保護する。対象物Wの他方の面は第2の電極12に電気的に接続されている。対象物Wの端面Pは、例えばダイシングにより加工を受けた後の端面であり、本実施形態の加工装置100により加工される部位である。
第1の電極10、第2の電極12及び対象物Wは、液槽16の内部に設けられる。液槽16は、例えばH2O2(過酸化水素)とHF(フッ酸)を含む水溶液Sを、液槽16の内部に含む。これにより、第1の電極10、第2の電極12及び対象物Wは、水溶液Sに浸漬される。
攪拌器14は、液槽16の内部に設けられている。攪拌器14は、水溶液Sを攪拌することにより、後述する第1の電極10及び第2の電極12及び対象物Wに生成された反応物の、表面からの離脱を促進する。また、攪拌器14は、水溶液S中のイオンの拡散を促進する。
電気量測定計18は、例えば第2の配線34を用いて、第2の電極12に電気的に接続されている。電気量測定計18は、第1の電極10と第2の電極12の間に流れる電気量を測定する。電気量測定計18は、例えば時間計測機能付きの電流計であって時間と電流の積が計算可能な電流計である。また、電気量測定計18は、例えば積算電流計である。
第1の電源20a及び第2の電源20bは、例えば第4の配線38を通じて、第1の電極10と電気的に接続されている。第1の接点24は、第1の電源20aと電気的に接続される。第2の接点26は、第2の電源20bと電気的に接続される。第4の接点30は、例えば第3の配線36、電気量測定計18及び第2の配線32を通じて、第2の電極12と電気的に接続されている。
第1の電源20aは、第2の電極12の電位が第1の電極10の電位に対して正になる電圧を印加する。第2の電源20bは、第1の電極10の電位が第2の電極12の電位に対して正になる電圧を印加する。なお直流電源20の構成はこれに限定されない。
接地回路40の第3の接点28は、第1の配線32を通じて、グラウンドEに接続される。これにより、第3の接点28に電気的に接続された物は、グラウンドEに接地される。
第1の接点24と第4の接点30がスイッチ22により電気的に接続された場合、第2の電極12の電位は第1の電極10の電位より高い。これにより、第2の電極12は陽極となり、第2の電極12では酸化反応がおこる。また、第1の電極10は陰極となり、第1の電極10では還元反応が起こる。スイッチ22は、例えば銅板である。
第2の接点26と第4の接点30がスイッチ22により電気的に接続された場合、第1の電極10の電位は第2の電極12の電位より高い。これにより、第1の電極10は陽極となり、第1の電極10では酸化反応が起こる。また、第2の電極12は陰極となり、第2の電極12では還元反応が起こる。
第3の接点28と第4の接点30がスイッチ22により電気的に接続された場合、第2の電極と直流電源20の接続は解除され、第2の電極12はグラウンドEに接地される。
可変抵抗42は、例えば第4の接点22及び電気量測定計18と電気的に接続されている。
制御回路60は、電気量測定計18と可変抵抗42とスイッチング回路50に接続される。制御回路60は、電気量測定計18により測定された電気量に応じて、スイッチング回路50内における第4の接点30と、第1の接点24,第2の接点26及び第3の接点28の接続を制御する。これにより、制御回路60は、第2の電極と直流電源20又は接地の接続の切り替え及び直流電源20の極性の切り替えを制御する。また制御回路60は、可変抵抗42の大きさを制御して、第1の電極10と第2の電極12の間に流れる電流を制御する。
制御回路60は、その機能の処理を、コンピュータを搭載した制御計算機によりソフトウェアにより実効してもよい。或いは、電気的な回路によるハードウェアにより実施させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、ソフトウェアにより構成される場合、プログラムは、図示しない磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。その際、制御計算機がバスを介して、記憶装置(記憶部)の一例となるRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気ディスク(HD)装置、入力手段の一例となるキーボード(K/B)、マウス、出力手段の一例となるモニタ、プリンタ、或いは、入力出力手段の一例となる外部インターフェース(I/F)、FD、DVD、CD等に接続されていても構わない。
制御回路60やスイッチング回路50等、本実施形態に用いられる電気量を流したり制御したりする機器は、μS程度の電流応答やスイッチングを制御できるように適切なインピーダンスマッチング等がなされていることが好ましい。
第1の電極10と第2の電極12の距離dは、1mm以上5cm以下であることが好ましい。距離dが大きすぎる場合、直流電源20に負担がかかるため大きな容量を有する直流電源が必要になる。一方距離dが小さすぎる場合、第1の電極10と第2の電極12の間を水溶液が流れることが難しくなるため、反応の生成物の電極からの脱離が困難なものとなる。
次に、本実施形態の加工方法について説明する。
本実施形態の加工方法は、水溶液に浸漬された第1の電極と、対象物が載置され水溶液に浸漬された第2の電極の間に、直流電源を用いて第2の電極の電位が第1の電極の電位に対して正になる第1の電圧を第1の時間の間印加して第1の電気量を流し、第1の電極と第2の電極の間に、直流電源を用いて第1の電極の電位が第2の電極の電位に対して正になる第2の電圧を第2の時間の間印加して第1の電気量の2倍の電気量を流し、第1の電極又は第2の電極と直流電源の接続を解除し、第1の電極又は第2の電極を第3の時間の間接地する。
図2は、本実施形態の加工方法を説明する模式図である。図3は、本実施形態の加工方法のフローチャートである。
本実施形態の加工方法において起こる電気化学反応を示す。まずHF水溶液の電気分解反応である。F−のイオン化傾向よりもOH−のイオン化傾向の方が低いので、陽極においては下記化学式(1)で示される、OH−が電子を放出する反応が起こる。
一方、陰極においては下記化学式(2)で示される、H+が電子を受け取る反応が起こる。
下記化学式(3)で示される反応は、陰極で起こるハーバー・ワイス反応である。これにより、ヒドロキシラジカルOH・が発生する。
下記化学式(4)で示される反応は、ヒドロキシラジカルによる水素の酸化反応である。
下記化学式(5)で示される反応は、ヒドロキシラジカルによりSiCを酸化してSiO2を生成する反応である。
下記化学式(6)で示される反応は、HFによるSiO2のエッチング反応である。すなわち、ヒドロキシラジカルを用いてSiCからSiO2を生成することにより、SiCをHFにより加工することが可能になる。
下記化学式(7)で示される反応は、水のイオン式である。
加工の開始前においては、第4の接点30と第3の接点28が電気的に接続されている。
次に、制御回路60が、スイッチ22を用いて第1の接点24と第4の接点30を電気的に接続する。これにより、直流電源20の第1の電源20aを用いて、第2の電極12の電位が第1の電極10の電位に対して正になる第1の電圧を第1の時間の間印加し、第1の電気量を流す(S10)。第1の電圧の大きさは、制御回路60が可変抵抗42の大きさを制御することにより、制御することが出来る。第1の電気量は、電気量測定計18により測定することができる。なお第1の時間は1μS以上2μS以下であることが好ましい。
第1の電圧が印加されている間、第1の電極10では、化学式(2)と化学式(3)と化学式(4)と化学式(7)で示される反応が起こる。これらの反応をまとめた反応は、下記の化学式(8)で示される反応である。
第1の電圧が印加されている間、第2の電極12及び第2の電極12に電気的に接続された対象物Wの端面Pでは、化学式(1)で示されるように、酸素が生成される。
次に、制御回路60が、スイッチ22を用いて第2の接点26と第4の接点30を電気的に接続する。これにより、直流電源20の第2の電源20bを用いて、第1の電極10の電位が第2の電極12の電位に対して正になる第2の電圧を第2の時間の間印加し、第1の電気量の2倍の電気量を流す(S12)。なお第2の時間は1μS以上2μS以下であることが好ましい。
第2の電圧が印加されている間、第1の電極10では、化学式(1)に示される反応が起こる。
第2の電圧が印加されている間、対象物Wの端面Pでは、化学式(3)と化学式(7)と化学式(8)で示される反応が起こる。化学式(3)で示される反応で生成されたヒドロキシラジカルと、第1の電圧が印加されている間に化学式(1)で示される反応で生成された酸素により、化学式(5)で示された反応が起こる。これにより、端面PでSiO2と二酸化炭素(CO2)が生成される。次に、化学式(6)で示される反応が起こり、ヘキサフルオロケイ酸(H2SiF6)が生成される。ヘキサフルオロケイ酸は水溶性であるため水溶液Sに溶け出す。これにより対象物Wの端面Pの加工がなされる。下記の化学式(9)は、第2の電圧が印加されている間に対象物Wの端面Pで起こる反応をまとめたものである。
以上の反応を十分に進めるため、化学式(1)及び化学式(8)と化学式(9)の比較から明らかなように、第2の時間の間に、第1の電気量の2倍の電気量を流す。
次に、制御回路60が、スイッチ22を用いて第3の接点28と第4の接点30を電気的に接続する。これにより、第2の電極を第3の時間の間接地する(S14)。第3の時間は、化学式によって生じた生成物の拡散速度に依存するため、第2の時間の10倍以上100倍以下であることが好ましい。
図4は、本実施形態の加工方法によって電極表面に生成された生成物の拡散を示した模式図である。
第2の電圧が印加されている間に、第1の電極10の表面では酸素が生成され、端面Pではヘキサフルオロケイ酸と二酸化炭素が生成される。電極表面及び端面P表面から0.2μm程度の距離の部分は境界層と呼ばれ、攪拌器14を用いて水溶液Sを攪拌しても水溶液が容易に攪拌されない部分である。境界層内部における酸素、ヘキサフルオロケイ酸及び二酸化炭素の移動は、濃度勾配に比例する拡散によって起こる。酸素、ヘキサフルオロケイ酸及び二酸化炭素が境界層の外部に到達すると、攪拌器14がつくる水溶液Sの流れに流されて、電極表面及び端面Pの近傍から遠ざかる。そのため、攪拌器14は水溶液Sを攪拌することにより、境界層の電極表面及び端面Pから最も遠い部分における酸素、ヘキサフルオロケイ酸及び二酸化炭素の濃度を出来るだけ下げて、拡散による移動を促進することが好ましい。特に水溶液Sに溶解できない程の酸素や二酸化炭素が発生した場合には酸素や二酸化炭素が気泡を作ってしまう。そのため、上記の反応が阻害されて端面Pがうまく加工されない等の問題が発生する。
以上の方法を繰り返すことにより、端面Pの加工を進めることが出来る。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
これまでSiCをウェットエッチング加工することは困難であった。ヒドロキシラジカルを用いてSiCからSiO2を生成することによりSiCを加工する方法が考えられる。しかし、ヒドロキシラジカルは酸化力が非常に強く周囲の物とすぐに反応してしまうため、ライフタイムが1μSの程度で非常に短い。また、ヒドロキシラジカルの拡散長は、すぐに周囲の物と反応してしまうために1μmの程度で非常に短い。そのため、ヒドロキシラジカルを対象物Wの表面に送り込んで加工を行うことは困難であった。
また、化学式(5)に示されているように、ヒドロキシラジカルによる加工を行うためには酸素が必要である。しかし、加工に用いられる適切な量の酸素を対象物Wの表面に供給することは困難であった。
本実施形態の加工装置及び加工方法によれば、電気化学反応を用いて、第2の時間の間にヒドロキシラジカルを端面P近傍に生成して加工を行う。そして、この加工に必要な酸素は、第1の時間の間に端面P近傍に生成する。これにより、ヒドロキシラジカルと酸素を端面P近傍に供給して加工を行うことが出来る。
第2の時間が1μS未満である場合、時間が短すぎるためSiCとヒドロキシラジカルの反応が十分に起こらない。一方第2の時間が2μSより長い場合、ヒドロキシラジカルのライフタイムは短いため、ヒドロキシラジカルは消滅してしまう。そのため、第2の時間は1μS以上2μS以下であることが好ましい。
第1の時間が2μSより長い場合、水溶液中の過酸化水素がなくなるおそれがある。一方、第1の時間が1μS未満である場合、短すぎて十分に酸素が生成されないおそれがある。
第3の時間は、形成された酸素とヘキサフルオロケイ酸と二酸化炭素が境界層を通って拡散するために第2の時間の10倍以上であることが好ましい。一方、効率良く加工を進めるためには、第3の時間は第2の時間の100倍より長いことは好ましくない。
以上のように、本実施形態の加工装置及び加工方法によれば、容易に基板の加工を行うことが出来る加工装置及び加工方法の提供が可能になる。
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態及び実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 第1の電極
12 第2の電極
14 攪拌器
16 液槽
18 電気量測定計
20 直流電源
20a 第1の電源
20b 第2の電源
22 スイッチ
24 第1の接点
26 第2の接点
28 第3の接点
30 第4の接点
32 第1の配線
34 第2の配線
36 第3の配線
38 第4の配線
40 接地回路
42 可変抵抗
50 スイッチング回路
60 制御回路
100 加工装置
d 第1の電極と第2の電極の距離
E グラウンド
P (対象物Wの)端面
R 保護膜
S 水溶液
W 対象物
12 第2の電極
14 攪拌器
16 液槽
18 電気量測定計
20 直流電源
20a 第1の電源
20b 第2の電源
22 スイッチ
24 第1の接点
26 第2の接点
28 第3の接点
30 第4の接点
32 第1の配線
34 第2の配線
36 第3の配線
38 第4の配線
40 接地回路
42 可変抵抗
50 スイッチング回路
60 制御回路
100 加工装置
d 第1の電極と第2の電極の距離
E グラウンド
P (対象物Wの)端面
R 保護膜
S 水溶液
W 対象物
Claims (14)
- 第1の電極と、
対象物が電気的に接続される第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極及び前記対象物が内部に設けられる液槽と、
前記第1の電極及び前記第2の電極に電気的に接続をされた直流電源と、
前記第1の電極と前記第2の電極の間に流れる電気量を測定する電気量測定計と、
前記第2の電極と前記直流電源又は接地の接続の切り替え及び前記直流電源の極性の切り替えをおこなうスイッチング回路と、
を備える加工装置。 - 前記電気量に応じて前記接続の切り替え及び前記極性の切り替えを制御する制御回路をさらに備える請求項1記載の加工装置。
- 前記対象物は炭化珪素を含む基板である請求項1又は請求項2記載の加工装置。
- 前記液槽は過酸化水素とフッ酸を含む水溶液を前記内部に含む請求項1ないし請求項3いずれか一項記載の加工装置。
- 前記液槽の前記内部に設けられた攪拌器をさらに備える請求項1ないし請求項4いずれか一項記載の加工装置。
- 前記第1の電極と前記第2の電極の距離は1mm以上5cm以下である請求項1ないし請求項5いずれか一項記載の加工装置。
- 前記第2の電極は、白金または炭素を含む請求項1ないし請求項6いずれか一項記載の加工装置。
- 水溶液に浸漬された第1の電極と、対象物が電気的に接続され前記水溶液に浸漬された第2の電極の間に、前記第2の電極の電位が前記第1の電極の電位に対して正になる第1の電圧を第1の時間の間印加して第1の電気量を流し、
前記第1の電極と前記第2の電極の間に、前記第1の電極の電位が前記第2の電極の電位に対して正になる第2の電圧を第2の時間の間印加して前記第1の電気量の2倍の電気量を流し、
前記第1の電極又は前記第2の電極を第3の時間の間接地する、
加工方法。 - 前記対象物は炭化珪素を含む基板である請求項8記載の加工方法。
- 前記水溶液は過酸化水素とフッ酸を含む請求項8又は請求項9に記載の加工方法。
- 前記第2の時間は1μS以上2μS以下である請求項8ないし請求項10いずれか一項記載の加工方法。
- 前記第1の時間は1μS以上2μS以下である請求項8ないし請求項11いずれか一項記載の加工方法。
- 前記第3の時間は前記第2の時間の10倍以上である請求項8ないし請求項12いずれか一項記載の加工方法。
- 請求項8ないし請求項13記載の加工方法を2回以上繰り返す加工方法。
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JP7237254B1 (ja) * | 2022-05-18 | 2023-03-10 | 三菱電機株式会社 | 放電加工用電源装置、放電加工装置及び放電加工方法 |
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CN118159377A (zh) * | 2022-05-18 | 2024-06-07 | 三菱电机株式会社 | 放电加工用电源装置、放电加工装置及放电加工方法 |
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