JP2017050983A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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Takashi Kawamura
昂 川村
冨里 哲夫
Tetsuo Tomisato
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Abstract

【課題】高調波の発生を抑えるとともに、高い効率を維持しながら電力伝送を実現できる非接触電力伝送装置を提供する。【解決手段】1次側装置の1次側コイルから2次側装置の2次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなう。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触電力伝送装置に関する。
従来のPWM制御方法と比較して高調波の発生が少なく、漏洩電磁界を抑制する従来から電力制御方法として、PWM制御が知られている(特許文献1)。
特許文献1には、以下のように記載されている。
「第1の電力変換器61は、制御部71のPWM制御の下に、入力する直流から周波数f0の高周波交流を生成する。このとき、制御部71は、第1の電力変換器61に入力する直流の電圧を監視して、一次側コイル51が定電圧駆動するように、第1の電力変換器61及び第2の電力変換器62を制御する」。(段落0019)
特許文献1のPWM制御方法の特徴は、上記にあるように「電力変換器に入力する直流電圧を監視して、一次側コイルが定電圧駆動するように電力変換器を制御している」ことである。
また、従来から電力制御方法として、周波数制御が知られている(特許文献2)。
特許文献2の制御方法の特徴として、「受電装置は、同期整流回路の動作周波数を制御する動作周波数制御回路を備え、動作周波数によって受電電力を制御する」。(請求項10)
すなわち、特許文献2は、「動作周波数によって受電電力を制御する」方法である。
例えば、後述する本発明の装置において、周波数制御を行った場合の、周波数対効率特性を図17に示す。図17に示される例では、3−6kWの間で電力制御を行うためには、147.5―149.5kHzの中で制御を行うこととなる。
特開2014―230364号公報 国際公開第2012―101907号
特許文献1に記載のPWM制御方法は、電力変換器に入力される直流電圧を一定の周期のもとに、スイッチをオンオフすることにより、高周波交流を生成している。そのため、高調波の発生や漏洩電磁界の課題があった。
また、特許文献2に記載の制御方法を、直列−直列共振回路の充電電力の制御に適用した場合、図17に示されるとおり、非常に狭い周波数範囲での制御をしなければならならない。その結果、周波数制御の場合、制御のスピードを重視すると収束点(周波数)を飛び越えてしまい目標値に落ち着かない可能性があり、これを解消するには制御のスピードを遅くせざるを得ないという問題があった。
つまり、図17および図18に示されるように、例えばk=0.1のときは1.04f0<f<1.053f0の範囲で充電電圧ゼロまで制御できるが、周波数に対して約1.3%という非常に狭い範囲内での制御となり、さらに結合係数が変化すれば制御周波数範囲も大きく変化する。なお、図18において、Poutは定電圧負荷に対する給電時の充電効率、Voutは負荷側の電圧であり、以下の関係が成り立つ。
Figure 2017050983
そこで、本発明は、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送において、高調波の発生を抑えるとともに、高い効率を維持しながら電力伝送を実現することができる非接触電力伝送装置を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に係る非接触電力伝送装置は、1次側装置には交流電源または1次側蓄電池が接続され、2次側装置には2次側蓄電池が接続され、 前記1次側装置の1次側コイルと前記2次側装置の2次側コイルとを空隙を隔てて配置し、前記1次側コイルから前記2次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
1次側装置は、
1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、を備え、
1次側電力変換手段は、
直流を高周波交流に変換する1次側高周波変換手段と、
1次側出力電流の位相を測定する1次側位相測定手段と、
1次側出力電流の位相を制御する1次側位相制御手段と、を有し、
2次側装置は、2次側コイルに直列接続される2次側共振コンデンサを介して接続する2次側電力変換手段を備え、
2次側電力変換手段は、高周波交流を直流に整流する2次側整流部を備え、
2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
を特徴とする非接触電力伝送装置である。
ここで、1次側から2次側へ電力を伝送するときには、
1次側整流部は交流を直流に整流し、
1次側高周波変換手段は直流を高周波交流に変換し、
1次側コイルから2次側コイルに磁界結合により非接触で電力を伝送し、
2次側整流部は高周波交流を直流に整流し、
1次側位相測定手段は1次側出力電流の位相を測定し、
1次側位相制御手段は1次側出力電流の位相を制御し、
2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれるものとすることができる。
本発明の請求項2に係る非接触電力伝送装置は、
1次側装置は、
1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、
2次側蓄電池の充電電流を調整する2次側充電電流調整手段と、を備え、
2次側蓄電池の充電は、2次側充電電流調整手段の出力結果と1次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
を特徴とする請求項1記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項3に係る非接触電力伝送装置は、
2次側装置は、
2次側蓄電池の電圧を測定する2次側電圧測定部と、
2次側蓄電池の電圧が2次側目標充電電圧に達したか判断する2次側比較部を有し、
2次側充電電流調整手段は、前記2次側比較部が2次側蓄電池の電圧が2次側目標電圧に達したと判断したとき、2次側充電電流を減少させること、を特徴とする請求項2記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項4に係る非接触電力伝送装置は、
1次側高周波変換手段は、
直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換するフルブリッジ高周波変換手段と、
直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換するハーフブリッジ高周波変換手段と、
フルブリッジ高周波変換手段とハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替えるフルブリッジハーフブリッジ切替手段と、
を有することを特徴とする、請求項1記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項5に係る非接触電力伝送装置は、
2次側整流部は、
高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する全波整流手段と、
高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する半波整流手段と、
全波整流手段と半波整流手段とを切り替える全波半波切替手段と、
を有することを特徴とする、請求項1記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項6に係る非接触電力伝送装置は、
前記1次側装置には定格電圧E1の1次側蓄電池が接続され、
前記2次側装置には定格電圧E2の2次側蓄電池が接続され、
前記1次側蓄電池から前記2次側蓄電池に電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
前記1次側コイルのインダクタンスをL1、
前記1次側共振コンデンサの容量をC1、
前記2次側コイルのインダクタンスをL2、
前記2次側共振コンデンサの容量をC2、としたとき、
L1×C1=L2×C2の関係を満たす、請求項1記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項7に係る非接触電力伝送装置は、
E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たす、請求項6記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項8に係る非接触電力伝送装置は、
前記1次側電力変換手段は、さらに、
高周波交流を直流に整流する1次側整流部と、
1次側高周波変換手段と1次側整流部とを切り替える1次側切替手段と、
を有し、
前記2次側電力変換手段は、さらに、
2次側高周波変換手段と2次側整流部とを切り替える2次側切替手段と、
2次側出力電流の位相を測定する2次側位相測定手段と、
2次側出力電流の位相を制御する2次側位相制御手段と、を有し、
1次側蓄電池の充電は、2次側位相測定手段の測定結果に基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、を特徴とする、
請求項1に記載の非接触電力伝送装置である。
ここで、1次側装置の1次側コイルと2次側装置の2次側コイルとを空隙を隔てて配置し、1次側コイルから2次側コイルに、及び、2次側コイルから1次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
1次側蓄電池から2次側蓄電池へ電力を伝送するときには、
1次側切替手段は1次側高周波変換手段に切り替え2次側切替手段は2次側整流部に切り替え設定し、
1次側高周波変換手段は1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換し、
1次側コイルから2次側コイルに磁界結合により非接触で電力を伝送し、
2次側整流部は高周波交流を直流に整流し、
1次側位相測定手段は1次側出力電流の位相を測定し、
1次側位相制御手段は1次側出力電流の位相を制御し、
2次側蓄電池から1次側蓄電池へ電力を伝送するときには、
2次側切替手段は2次側高周波変換手段に切り替え1次側切替手段は1次側整流部に切り替え設定し、
2次側高周波変換手段は2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換し、
2次側コイルから1次側コイルに磁界結合により非接触で電力を伝送し、
1次側整流部は高周波交流を直流に整流し、
2次側位相測定手段は2次側出力電流の位相を測定し、
2次側位相制御手段は2次側出力電流の位相を制御し、
2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手 段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
1次側蓄電池の充電は、2次側位相測定手段の測定結果に基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれるものとすることができる。
本発明の請求項9に係る非接触電力伝送装置は、
1次側装置は、1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、2次側蓄電池の充電電流を調整する2次側充電電流調整手段と、を備え、
2次側装置は、2次側コイルに直列接続される2次側共振コンデンサを介して接続する2次側電力変換手段と、1次側蓄電池の充電電流を調整する1次側充電電流調整手段と、を備え、
2次側蓄電池の充電は、2次側充電電流調整手段の出力結果と1次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
1次側蓄電池の充電は、1次側充電電流調整手段の測定結果と2次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項10に係る非接触電力伝送装置は、
2次側装置は、
2次側蓄電池の電圧を測定する2次側電圧測定部と、
2次側蓄電池の電圧が2次側目標充電電圧に達したか判断する2次側比較部を有し、
2次側充電電流調整手段は、前記2次側比較部が2次側蓄電池の電圧が2次側目標電圧に達したと判断したとき、2次側充電電流を減少させること、
1次側装置は、
1次側蓄電池の電圧を測定する1次側電圧測定部と、
1次側蓄電池の電圧が1次側目標充電電圧に達したか判断する1次側比較部を有し、
1次側充電電流調整手段は、前記1次側比較部が1次側蓄電池の電圧が1次側目標電圧に達したと判断したとき、1次側充電電流を減少させること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項11に係る非接触電力伝送装置は、
1次側高周波変換手段は、1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換する1次側フルブリッジ高周波変換手段と、1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換する1次側ハーフブリッジ高周波変換手段と、1次側フルブリッジ高周波変換手段と1次側ハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替える1次側フルブリッジハーフブリッジ切替手段と、
2次側高周波変換手段は、2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換する2次側フルブリッジ高周波変換手段と、2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換する2次側ハーフブリッジ高周波変換手段と、2次側フルブリッジ高周波変換手段と2次側ハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替える2次側フルブリッジハーフブリッジ切替手段と、を有すること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項12に係る非接触電力伝送装置は、
前記1次側整流部は、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する1次側全波整流手段と、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する1次側半波整流手段と、1次側全波整流手段と1次側半波整流手段とを切り替える1次側全波半波切替手段と、を有し、
前記2次側整流部は、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する2次側全波整流手段と、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する2次側半波整流手段と、2次側全波整流手段と2次側半波整流手段とを切り替える2次側全波半波切替手段と、を有すること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項13に係る非接触電力伝送装置は、
前記1次側装置には定格電圧E1の1次側蓄電池が接続され、
前記2次側装置には定格電圧E2の2次側蓄電池が接続され、
前記1次側蓄電池から前記2次側蓄電池に電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
前記1次側コイルのインダクタンスをL1、
前記1次側共振コンデンサの容量をC1、
前記2次側コイルのインダクタンスをL2、
前記2次側共振コンデンサの容量をC2、としたとき、
L1×C1=L2×C2の関係を満たす、請求項8記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項14に係る非接触電力伝送装置は、
E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たす、 請求項13記載の非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項15に係る非接触電力伝送装置は、
交流電源または1次側蓄電池が接続される1次側装置を有する非接触電力伝送装置であって、
2次側コイル、2次側共振コンデンサを有する2次側電力変換手段、2次側整流部、2次側蓄電池を有する2次側装置に対して、前記1次側装置の1次側コイルから空隙を隔てて配置される前記2次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する双方向の非接触電力伝送装置であって、
1次側装置は、
1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、を備え、
1次側電力変換手段は、
直流を高周波交流に変換する1次側高周波変換手段と、
1次側出力電流の位相を測定する1次側位相測定手段と、
1次側出力電流の位相を制御する1次側位相制御手段と、を有し、
2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
を特徴とする非接触電力伝送装置である。
本発明の請求項16に係る非接触電力伝送装置は、
前記1次側電力変換手段は、さらに、
高周波交流を直流に整流する1次側整流部と、
1次側高周波変換手段と1次側整流部とを切り替える1次側切替手段と、
を有することを特徴とする、請求項15に記載の非接触電力伝送装置である。
本発明では、請求項に記載の構成において、2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれる。
これにより、従来のPWM制御方法と比較して高調波の発生が少なく、漏洩電磁界を抑制し、充電電力制御において高い効率を維持することができる。
本発明では位相制御により、周波数制御と比較して、後に説明する図3に示されるように、位相65deg程度まで85%以上という効率を維持することができ、位相と電力がほぼリニアな関係となる良好な充電電力制御が可能となる。
その結果、従来の周波数制御では、制御のスピードを早くすることが出来ないという問題があったが、位相制御では、従来の周波数制御と比べて制御のスピードを早くすることができる。
このように、本発明は、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送において、高調波の発生を抑えるとともに、高い効率を維持しながら電力伝送を実現することができる。
第1の実施形態の構成を示す。 第1の実施形態の構成を示す。 第1の実施形態において、位相制御を行った場合の、位相と効率との関係を示す。 第1の実施形態において、位相制御を行った場合の、各結合係数における、位相と効率との関係を示す。 第1の実施形態における、等価回路を示す。 本発明の位相曲線の一例の模式図を示す。 本発明の位相曲線の一例の模式図を示す。 第1の実施形態の変形例の構成を示す。 第2の実施形態の構成を示す。 第3の実施形態の構成を示す。 第4の実施形態の構成を示す。 第5の実施形態の構成を示す。 第6の実施形態の構成を示す。 第6の実施形態の構成を示す。 第7の実施形態の構成を示す。 第8の実施形態の構成を示す。 周波数制御を行った場合の、周波数と電力、効率との関係を示す。 周波数制御を行った場合の、各結合係数における、周波数と効率との関係を示す。
<第1の実施形態>
図1に示されるように、1次側装置100は1次側電力変換部110を有し、一方の側で、1次側コイル101、1次側共振キャパシタ102と直列に接続され、他方の側で1次側直流電源接続端子103から1次側蓄電池150に、または1次側整流手段111を介して1次側交流電源接続端子104から1次側交流電源に接続される。
1次側電力変換部110は、1次側コイル101、1次側共振キャパシタ102に直列に接続される、1次側位相測定部112および1次側高周波変換部113を有する。1次側位相測定部112および1次側高周波変換部113には1次側位相制御部114が接続され、1次側位相測定部112での位相の測定結果をもとに、1次側高周波変換部113において位相制御を行う。
2次側装置200は、2次側電力変換部210と2次側蓄電池切替部220を有する。2次側電力変換部210は2次側整流部216を有し、一方の側で、2次側コイル201、2次側共振キャパシタ202と直列に接続され、他方の側で、2次側蓄電池250と接続される蓄電池接続端子206に接続される。2次側コイル201と2次側蓄電池250との間には2次側蓄電池切替部220が設けられ、切り替えによって、2次側蓄電池250、2次側電力変換部210を介さずに、2次側コイル201と短絡することができる。
1次側コイル101と2次側コイル201は磁界結合しており、1次側蓄電池150から2次側蓄電池250へ電力の伝送が可能となっている。
なお、以下の説明では、図面を見やすくするために、1次側蓄電池を用いた例で説明する。すなわち、図2のように、1次側直流電源接続端子103、1次側交流電源接続端子104、1次側グラウンド接続端子105、蓄電池接続端子206、2次側グラウンド接続端子205、1次側整流部111を省略し、1次側蓄電池150を用いた例で説明する。
本実施形態では、電力の伝送において、位相制御を用いる。非常に狭い範囲の周波数で周波数制御を行う従来例と異なり、位相制御では、図3に示されるように、入力インピーダンスの位相が約20度から約80度の間の非常に広い範囲の位相で制御が可能となるうえ、図4に示されるように、本実施形態における構成では30度から80度では入力インピーダンスの位相に対して電力伝送効率がほぼ線形に変化する。このため、制御が容易となり、高速の制御が可能となる。
本構成において、図5に示される回路と等価となる。1次側コイル101のインダクタンスL1、1次側共振キャパシタ102のキャパシタンスC1、2次側コイル201のインダクタンスL2、2次側共振キャパシタ202のキャパシタンスC2に対して、1次側装置100の共振周波数f1、および、2次側装置の共振周波数f2は以下のように表される。
Figure 2017050983
Figure 2017050983
2つの装置の共振周波数が一致するためには、L1×C1=L2×C2であることが望ましい。
このとき、電源側から見たインピーダンスZは以下のように表される。
Figure 2017050983
この虚部が0以上であればZVSが実現できる。
しかし、この虚部の振る舞いは、以下の図6、図7の2通りに分かれる。
f1、f2は負荷インピーダンスや結合係数にとって変動する。このような条件でも安定した充電を実現するためには、図6の状態を保つことが望ましい。
ここで、Q2,Aを以下のとおり定義する。
Figure 2017050983
Figure 2017050983
k2が1およびAより十分小さく、Q2が1より十分大きい場合、以下の条件でf0以上のfに対してZVSが成り立つ。
Figure 2017050983
定電圧負荷に対する給電について、入力電圧Vin、出力電圧Voutとの出力比をGvとする。
Figure 2017050983
ここで以下の関係が成り立つとする。
Figure 2017050983
ただし
Figure 2017050983
このとき電力伝送が可能な周波数fの範囲はおおよそ以下に限定される。
Figure 2017050983
ここで以下の関係が成り立つとする。
Figure 2017050983
さらに、δがkより十分小さいとする。
上記のZVSとなる条件と比較すると、以下が成り立つ。
Figure 2017050983
さらに、上記の電力伝送が可能な周波数fの範囲を最大化するためには、以下が望ましい。
Figure 2017050983
つまり、1次側蓄電池150の電圧E1、2次側蓄電池の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすことが望ましい。
このため、1次側蓄電池150の定格電圧E1、2次側蓄電池250の定格電圧E2が上記関係を満たすことが望ましい。
なお、図8に示されるように、1次側蓄電池150と1次側高周波変換部113との間には、DC/DCコンバータ130を設けても良い。このDC/DCコンバータ130は、1次側整流部111と1次側高周波変換部113との間に設けることにより、1次側蓄電池150のみならず、1次側整流部111を通った1次側交流電源からの電圧も変換できるように構成してもよい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の構成を、図9を用いて説明する。
本実施形態は、1次側装置100における1次側電力変換部110に2次側充電電流調整部121が接続され、2次側装置200における2次側蓄電池切替部220と2次側蓄電池250との間に2次側充電電流測定部222が設けられている点において、第1の実施形態と異なる。
そして、2次側充電電流測定部222の測定結果に基づき、位相制御により2次側充電電流を制御する。
第1の実施形態においてはオープンループで位相制御を行っていたのに対し、本実施形態では2次側充電電流によりクローズドループで位相制御を行うため、さらに高速で高精度の制御が可能となる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の構成を、図10を用いて説明する。
本実施形態は、第2の実施形態の構成において、さらに、2次側蓄電池250と並列に2次側充電電圧測定部223が設けられ、2次側充電電圧測定部223は2次側充電電流調整部121に接続されている。
2次側充電電圧測定部223における2次側蓄電池電圧の測定結果は2次側蓄電池電圧測定部223または2次側受電電流調整部121において所定の電圧と比較される。そして、比較結果に基づいて、2次側蓄電池電圧が所定の電圧となるよう、2次側充電電流調整部121は1次側位相制御部114を介して位相制御を行う。
<第4の実施形態>
本実施形態においては、第3の実施形態において、1次側高周波変換部113の構成が異なる。本実施形態における1次側高周波変換部113の構成を、図11を用いて説明する。
1次側高周波変換部113は、直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換するフルブリッジ高周波変換手段113Fと、直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換するハーフブリッジ高周波変換手段113Hと、フルブリッジ高周波変換手段113Fとハーフブリッジ高周波変換手段113Hとを切り替えるフルブリッジハーフブリッジ切替手段113Cを有する。
このとき、1次側蓄電池150の電圧E1、2次側蓄電池250の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすことが望ましい。
しかし、実際には蓄電池は常に定格電圧であるわけではない。また、当初想定した蓄電池とは定格電圧の異なる蓄電池を用いる場合がある。
しかし、フルブリッジからハーフブリッジに切り替えると、実効的な電圧を半分とすることができる。そこで、蓄電池の電圧に応じてフルブリッジ、ハーフブリッジを切り替え、上記の関係に近づけることで、より高い効率で電力を伝送することが可能となる。
<第5の実施形態>
本実施形態においては、第3の実施形態において、2次側整流部216の構成が異なる。本実施形態における2次側整流部216の構成を、図12を用いて説明する。
2次側整流部216は、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する全波整流手段216Fと、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する半波整流手段216Hと、全波整流手段216Fと半波整流手段216Hとを切り替える全波半波切替手段Cを有する。
このとき、1次側蓄電池150の電圧E1、2次側蓄電池250の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすことが望ましい。
しかし、実際には蓄電池は常に定格電圧であるわけではない。また、当初想定した蓄電池とは定格電圧の異なる蓄電池を用いる場合がある。
しかし、全波整流から半波整流に切り替えると、実効的な電圧を半分とすることができる。そこで、蓄電池の電圧に応じて蓄電池の電圧に応じて全波整流手段216F、半波整流手段216Hを切り替え、上記の関係に近づけることで、より高い効率で電力を伝送することが可能となる。
<第6の実施形態>
第1の実施形態においては1次側装置100から2次側装置200へ電力を伝送するのに対し、第6の実施形態は、1次側装置100と2次側装置200の双方向で電力を伝送できる、双方向非接触電力伝送装置である点において、第1の実施形態と異なる。本実施形態の構成を、図13、図14を用いて説明する。
図13に示されるように、1次側装置100は1次側電力変換部110を有し、一方の側で、1次側コイル101、1次側共振キャパシタ102と直列に接続され、他方の側で1次側蓄電池150または1次側整流部111を介して1次側交流電源に接続される。
1次側電力変換部110は、1次側位相測定部112、1次側位相制御部114、1次側整流部116、1次側高周波変換部113、1次側整流・高周波変換切替部115、1次側蓄電池切替部120を有する。
1次側電力変換部110は、1次側コイル101、1次側共振キャパシタ102に直列に接続される、1次側位相測定部112および1次側高周波変換部113を有する。1次側整流部116、1次側高周波変換部113は、1次側位相測定部112に接続され、1次側整流・高周波変換切替部115により、いずれか一方を選択可能となっている。1次側位相測定部112および1次側高周波変換部113には1次側位相制御部114が接続され、1次側位相測定部112での位相の測定結果をもとに、1次側高周波変換部113において位相制御を行う。1次側コイル101と1次側蓄電池150との間には1次側蓄電池切替部120が設けられ、切り替えにより、1次側蓄電池150、1次側電力変換部110を介さずに、1次側コイル101と短絡することができる。
2次側装置200も1次側装置100と同様の構成を有する。つまり、2次側装置200は2次側電力変換部210を有し、一方の側で、2次側コイル201、2次側共振キャパシタ202と直列に接続され、他方の側で2次側直流電源接続端子203から2次側蓄電池250に、または2次側整流手段211を介して2次側交流電源接続端子204から2次側交流電源に接続される。
2次側電力変換部210は、2次側位相測定部212、2次側位相制御部214、2次側整流部216、2次側高周波変換部213、2次側整流・高周波変換切替部215、2次側蓄電池切替部220を有する。
2次側電力変換部210の2次側位相測定部212は、2次側コイル201、2次側共振キャパシタ202に直列に接続される。2次側整流部216、2次側高周波変換部213は、2次側位相測定部212に接続され、2次側整流・高周波変換切替部215により、いずれか一方を選択可能となっている。2次側位相測定部212および2次側高周波変換部213には2次側位相制御部214が接続され、2次側位相測定部212での位相の測定結果をもとに、2次側高周波変換部213において位相制御を行う。2次側コイル201と2次側蓄電池250との間には2次側蓄電池切替部220が設けられ、切り替えによって、2次側蓄電池250、2次側整流・高周波変換切替部215を介さずに、2次側コイル201と短絡することができる。
1次側コイル101と2次側コイル201は磁界結合しており、1次側蓄電池150から2次側蓄電池250へ、また、2次側蓄電池250から1次側蓄電池150へ、電力の伝送が可能となっている。
なお、以下の説明では、図面を見やすくするために、1次側蓄電池150および2次側蓄電池250を用いた例で説明する。すなわち、図14のように、1次側直流電源接続端子103、1次側交流電源接続端子104、1次側グラウンド接続端子105、2次側直流電源接続端子203、2次側交流電源接続端子204、2次側グラウンド接続端子205、2次側グラウンド接続端子205、1次側整流手段111、2次側整流手段211を省略した例で説明する。
本実施形態では、電力の伝送において、位相制御を用いる。非常に狭い範囲の周波数で周波数制御を行う従来例と異なり、位相制御では、図4に示されるように、入力インピーダンスの位相が約20度から約80度の間の非常に広い範囲の位相で制御が可能となるうえ、本実施形態における構成では30度から80度では入力インピーダンスの位相に対して電力伝送効率がほぼ線形に変化する。このため、制御が容易となり、高速の制御が可能となる。
本構成において、1次側コイル101のインダクタンスL1、1次側共振キャパシタ102のキャパシタンスC1、2次側コイル201のインダクタンスL2、2次側共振キャパシタ202のキャパシタンスC2に対して、1次側装置100の共振周波数f1、および、2次側装置200の共振周波数f2は数2、数3のように表される。
2つの装置の共振周波数が一致するためには、L1×C1=L2×C2であることが望ましい。
さらにこのとき、1次側蓄電池150の電圧E1、2次側蓄電池250の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすことが望ましい。
<第7の実施形態>
第7の実施形態の構成を、図15を用いて説明する。
本実施形態は、1次側装置100における1次側電力変換部110に2次側充電電流調整部121が接続され、2次側装置200における2次側電力変換部210に1次側充電電流調整部221が接続されている点において、第6の実施形態と異なる。
そして、1次側装置100から2次側装置200へ電力を伝送する際には、2次側充電電流の測定結果に基づき、位相制御により2次側充電電流を制御する。逆に、2次側装置200から1次側装置へ電力を伝送する際には、1次側充電電流の測定結果に基づき、位相制御により1次側充電電流を制御する。
第6の実施形態においてはオープンループで位相制御を行っていたのに対し、本実施形態では2次側充電電流によりクローズドループで位相制御を行うため、さらに高速で高精度の制御が可能となる。
<第8の実施形態>
第8の実施形態の構成を、図16を用いて説明する。
本実施形態は、第7の実施形態の構成において、さらに、1次側蓄電池150と並列に1次側充電電圧測定部123が設けられ、1次側充電電圧測定部123は1次側充電電流調整部221に接続されている。また、2次側蓄電池250と並列に2次側充電電圧測定部223が設けられ、2次側充電電圧測定部223は2次側充電電流調整部121に接続されている。
1次側装置100から2次側装置200へ電力を伝送する際には、2次側充電電圧測定部223における2次側蓄電池電圧の測定結果は2次側蓄電池電圧測定部223または2次側受電電流調整部121において所定の電圧と比較される。そして、比較結果に基づいて、2次側蓄電池電圧が所定の電圧となるよう、2次側充電電流調整部121は1次側位相制御部114を介して位相制御を行う。
逆に、2次側装置200から1次側装置100へ電力を伝送する際には、1次側充電電圧測定部123における1次側蓄電池電圧の測定結果は1次側蓄電池電圧測定部123または1次側受電電流調整部221において所定の電圧と比較される。そして、比較結果に基づいて、1次側蓄電池電圧が所定の電圧となるよう、1次側充電電流調整部221は2次側位相制御部214を介して位相制御を行う。
<第9の実施形態>
本実施形態においては、第8の実施形態において、1次側高周波変換部113、2次側高周波変換部213の構成が異なる。本実施形態における1次側高周波変換部113、2次側高周波変換部213の構成は図11と同様である。
1次側高周波変換部113、2次側高周波変換部213は、それぞれ、直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換するフルブリッジ高周波変換手段113Fまたは223Fと、直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換するハーフブリッジ高周波変換手段113Hまたは213Hと、フルブリッジ高周波変換手段113Fまたは213Fとハーフブリッジ高周波変換手段113Hまたは213Hとを切り替えるフルブリッジハーフブリッジ切替手段113Cまたは213Cを有する。
このとき、1次側蓄電池の電圧E1、2次側蓄電池の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすことが望ましい。
しかし、実際には蓄電池は常に定格電圧であるわけではない。また、当初想定した蓄電池とは定格電圧の異なる蓄電池を用いる場合がある。
しかし、フルブリッジからハーフブリッジに切り替えると、実効的な電圧を半分とすることができる。そこで、蓄電池の電圧に応じてフルブリッジ、ハーフブリッジを切り替え、上記の関係に近づけることで、より高い効率で電力を伝送することが可能となる。
<第10の実施形態>
本実施形態においては、第8の実施形態において、1次側整流部116、2次側整流部216の構成が異なる。本実施形態における1次側整流部116、2次側整流部216の構成は、図12と同様である。
1次側整流部116、2次側整流部216は、それぞれ、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する全波整流手段116Fまたは216Fと、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する半波整流手段116Hまたは216Hと、全波整流手段116Fまたは216Fと半波整流手段116Hまたは216Hとを切り替える全波半波切替手段116Cまたは216Cを有する。
1次側蓄電池の電圧E1、2次側蓄電池の電圧E2に対して、E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たすとき、電力伝送効率が最大となる。
しかし、実際には蓄電池は常に定格電圧であるわけではない。また、当初想定した蓄電池とは定格電圧の異なる蓄電池を用いる場合がある。
しかし、全波整流から半波整流に切り替えると、実効的な電圧を半分とすることができる。そこで、蓄電池の電圧に応じて全波整流手段116F、216F、半波整流手段116H、216Hを切り替え、上記の関係に近づけることで、より高い効率で電力を伝送することが可能となる。
<第11の実施形態>
これまで説明した実施形態においては、1次側装置と2次側装置とを合わせて使用しているが、2次側装置が従来の装置であっても、適用が可能である。
本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、様々な形態や組み合わせが可能であることは言うまでもない。
例えば、1次側装置と2次側装置とを合わせた実施形態のみを説明したが、2次側装置の代わりに従来の装置に対しても、本発明における1次側装置100を使用することにより、本発明における位相制御による充電を行うことができる。
100 1次側装置
101 1次側コイル
102 1次側共振キャパシタ
103 1次側直流電源接続端子
104 1次側交流電源接続端子
105 1次側グラウンド接続端子
110 1次側電力変換部
111 1次側整流手段
112 1次側位相測定部
113 1次側高周波変換部
113F フルブリッジ高周波変換手段
113H ハーフブリッジ高周波変換手段
113C フルブリッジハーフブリッジ切替手段
114 1次側位相制御部
115 1次側整流・高周波変換切替部
116 1次側整流部
116F 全波整流手段
116H 半波整流手段
116C 全波半波切替手段
120 1次側蓄電池切替部
121 2次側充電電流調整部
122 1次側充電電流測定部
123 1次側充電電圧測定部
130 DC/DCコンバータ
150 1次側蓄電池
200 2次側装置
201 2次側コイル
202 2次側共振キャパシタ
203 2次側直流電源接続端子
204 2次側交流電源接続端子
205 2次側グラウンド接続端子
206 蓄電池接続端子
210 2次側電力変換部
211 2次側整流手段
212 2次側位相測定部
213 2次側高周波変換部
214 2次側位相制御部
215 2次側整流・高周波変換切替部
216 2次側整流部
216F 全波整流手段
216H 半波整流手段
216C 全波半波切替手段
220 2次側蓄電池切替部
221 1次側充電電流調整部
222 2次側充電電流測定部
223 2次側充電電圧測定部
250 2次側蓄電池

Claims (17)

  1. 1次側装置には交流電源または1次側蓄電池が接続され、2次側装置には2次側蓄電池が接続され、
    前記1次側装置の1次側コイルと前記2次側装置の2次側コイルとを空隙を隔てて配置し、前記1次側コイルから前記2次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
    1次側装置は、
    1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
    1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、を備え、
    1次側電力変換手段は、
    直流を高周波交流に変換する1次側高周波変換手段と、
    1次側出力電流の位相を測定する1次側位相測定手段と、
    1次側出力電流の位相を制御する1次側位相制御手段と、を有し、
    2次側装置は、2次側コイルに直列接続される2次側共振コンデンサを介して接続する2次側電力変換手段を備え、
    2次側電力変換手段は、高周波交流を直流に整流する2次側整流部を備え、
    2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    を特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 1次側装置は、
    1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
    1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、
    2次側蓄電池の充電電流を調整する2次側充電電流調整手段と、を備え、
    2次側蓄電池の充電は、2次側充電電流調整手段の出力結果と1次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    を特徴とする請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  3. 2次側装置は、
    2次側蓄電池の電圧を測定する2次側電圧測定部と、
    2次側蓄電池の電圧が2次側目標充電電圧に達したか判断する2次側比較部を有し、
    2次側充電電流調整手段は、前記2次側比較部が2次側蓄電池の電圧が2次側目標電圧に達したと判断したとき、2次側充電電流を減少させること、を特徴とする請求項2記載の非接触電力伝送装置。
  4. 1次側高周波変換手段は、
    直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換するフルブリッジ高周波変換手段と、
    直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換するハーフブリッジ高周波変換手段と、
    フルブリッジ高周波変換手段とハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替えるフルブリッジハーフブリッジ切替手段と、
    を有することを特徴とする、請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  5. 2次側整流部は、
    高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する全波整流手段と、
    高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する半波整流手段と、
    全波整流手段と半波整流手段とを切り替える全波半波切替手段と、
    を有することを特徴とする、請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  6. 前記1次側装置には定格電圧E1の1次側蓄電池が接続され、
    前記2次側装置には定格電圧E2の2次側蓄電池が接続され、
    前記1次側蓄電池から前記2次側蓄電池に電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
    前記1次側コイルのインダクタンスをL1、
    前記1次側共振コンデンサの容量をC1、
    前記2次側コイルのインダクタンスをL2、
    前記2次側共振コンデンサの容量をC2、としたとき、
    L1×C1=L2×C2の関係を満たす、請求項1記載の非接触電力伝送装置。
  7. E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たす、請求項6記載の非接触電力伝送装置。
  8. 前記1次側電力変換手段は、さらに、
    高周波交流を直流に整流する1次側整流部と、
    1次側高周波変換手段と1次側整流部とを切り替える1次側切替手段と、
    を有し、
    前記2次側電力変換手段は、さらに、
    2次側高周波変換手段と2次側整流部とを切り替える2次側切替手段と、
    2次側出力電流の位相を測定する2次側位相測定手段と、
    2次側出力電流の位相を制御する2次側位相制御手段と、を有し、
    1次側蓄電池の充電は、2次側位相測定手段の測定結果に基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、を特徴とする、
    請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  9. 1次側装置は、1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、2次側蓄電池の充電電流を調整する2次側充電電流調整手段と、を備え、
    2次側装置は、2次側コイルに直列接続される2次側共振コンデンサを介して接続する2次側電力変換手段と、1次側蓄電池の充電電流を調整する1次側充電電流調整手段と、を備え、
    2次側蓄電池の充電は、2次側充電電流調整手段の出力結果と1次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    1次側蓄電池の充電は、1次側充電電流調整手段の測定結果と2次側位相測定手段の測定結果とに基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置。
  10. 2次側装置は、
    2次側蓄電池の電圧を測定する2次側電圧測定部と、
    2次側蓄電池の電圧が2次側目標充電電圧に達したか判断する2次側比較部を有し、
    2次側充電電流調整手段は、前記2次側比較部が2次側蓄電池の電圧が2次側目標電圧に達したと判断したとき、2次側充電電流を減少させること、
    1次側装置は、
    1次側蓄電池の電圧を測定する1次側電圧測定部と、
    1次側蓄電池の電圧が1次側目標充電電圧に達したか判断する1次側比較部を有し、
    1次側充電電流調整手段は、前記1次側比較部が1次側蓄電池の電圧が1次側目標電圧に達したと判断したとき、1次側充電電流を減少させること、を特徴とする請求項109記載の非接触電力伝送装置。
  11. 1次側高周波変換手段は、1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換する1次側フルブリッジ高周波変換手段と、1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換する1次側ハーフブリッジ高周波変換手段と、1次側フルブリッジ高周波変換手段と1次側ハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替える1次側フルブリッジハーフブリッジ切替手段と、
    2次側高周波変換手段は、2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にフルブリッジで変換する2次側フルブリッジ高周波変換手段と、2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換する際にハーフブリッジで変換する2次側ハーフブリッジ高周波変換手段と、2次側フルブリッジ高周波変換手段と2次側ハーフブリッジ高周波変換手段とを切り替える2次側フルブリッジハーフブリッジ切替手段と、を有すること、を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置。
  12. 前記1次側整流部は、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する1次側全波整流手段と、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する1次側半波整流手段と、1次側全波整流手段と1次側半波整流手段とを切り替える1次側全波半波切替手段と、を有し、
    前記2次側整流部は、高周波交流を直流に整流する際に全波で整流する2次側全波整流手段と、高周波交流を直流に整流する際に半波で整流する2次側半波整流手段と、2次側全波整流手段と2次側半波整流手段とを切り替える2次側全波半波切替手段と、を有すること、を特徴とする請求項9記載の非接触電力伝送装置。
  13. 前記1次側装置には定格電圧E1の1次側蓄電池が接続され、
    前記2次側装置には定格電圧E2の2次側蓄電池が接続され、
    前記1次側蓄電池から前記2次側蓄電池に電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
    前記1次側コイルのインダクタンスをL1、
    前記1次側共振コンデンサの容量をC1、
    前記2次側コイルのインダクタンスをL2、
    前記2次側共振コンデンサの容量をC2、としたとき、
    L1×C1=L2×C2の関係を満たす、請求項8記載の非接触電力伝送装置。
  14. E2/E1=√(L2/L1)の関係を満たす、請求項14記載の非接触電力伝送装置。
  15. 1次側装置の1次側コイルと2次側装置の2次側コイルとを空隙を隔てて配置し、
    1次側コイルから2次側コイルに、及び、2次側コイルから1次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
    1次側蓄電池から2次側蓄電池へ電力を伝送するときには、
    1次側切替手段は1次側高周波変換手段に切り替え2次側切替手段は2次側整流部に切り替え設定し、
    1次側高周波変換手段は1次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換し、
    1次側コイルから2次側コイルに磁界結合により非接触で電力を伝送し、
    2次側整流部は高周波交流を直流に整流し、
    1次側位相測定手段は1次側出力電流の位相を測定し、
    1次側位相制御手段は1次側出力電流の位相を制御し、
    2次側蓄電池から1次側蓄電池へ電力を伝送するときには、
    2次側切替手段は2次側高周波変換手段に切り替え1次側切替手段は1次側整流部に切り替え設定し、
    2次側高周波変換手段は2次側蓄電池から供給される直流を高周波交流に変換し、
    2次側コイルから1次側コイルに磁界結合により非接触で電力を伝送し、
    1次側整流部は高周波交流を直流に整流し、
    2次側位相測定手段は2次側出力電流の位相を測定し、
    2次側位相制御手段は2次側出力電流の位相を制御し、
    2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手 段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    1次側蓄電池の充電は、2次側位相測定手段の測定結果に基づいて、2次側位相制御手段により2次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    を特徴とする請求項8記載の非接触電力伝送装置。
  16. 交流電源または1次側蓄電池が接続される1次側装置を有する非接触電力伝送装置であって、
    2次側コイル、2次側共振コンデンサを有する2次側電力変換手段、2次側整流部、2次側蓄電池を有する2次側装置に対して、前記1次側装置の1次側コイルから空隙を隔てて配置される前記2次側コイルに、磁界結合により非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置であって、
    1次側装置は、
    1次側コイルに直列接続される1次側共振コンデンサを介して接続する1次側電力変換手段と、
    1次側蓄電池との接続手段または交流を直流に整流する1次側整流部と、を備え、
    1次側電力変換手段は、
    直流を高周波交流に変換する1次側高周波変換手段と、
    1次側出力電流の位相を測定する1次側位相測定手段と、
    1次側出力電流の位相を制御する1次側位相制御手段と、を有し、
    2次側蓄電池の充電は、1次側位相測定手段の測定結果に基づいて、1次側位相制御手段により1次側出力電流の位相を制御することによりおこなわれること、
    を特徴とする非接触電力伝送装置。
  17. 前記1次側電力変換手段は、さらに、
    高周波交流を直流に整流する1次側整流部と、
    1次側高周波変換手段と1次側整流部とを切り替える1次側切替手段と、
    を有することを特徴とする、請求項16に記載の非接触電力伝送装置。
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