JP2017050472A - 発光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、かつ、簡易な構成で高い光取り出し効率を有する発光モジュールを提供する。【解決手段】発光モジュール1は、基板10と、基板10に設けられたLEDチップ20と、LEDチップ20を覆う透光性の封止部材30とを備え、封止部材30の上面31には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターン40が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、発光モジュールに関する。
従来、LED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源とする発光装置、及び、当該発光装置を備える照明装置などが知られている。例えば、特許文献1には、LEDの光取り出し効率を高めるために、凹凸が形成されたサファイア基板を用いて、半導体層を結晶成長させることが開示されている。
特開2012−114277号公報
しかしながら、上記従来の技術のように、サファイア基板を加工する場合には、サファイア基板は硬くて加工が難しく、また、結晶成長にダメージを与える危険性がある。
また、レンズ又は反射部材(リフレクタ)を用いてLEDの光取り出し効率を高めることも考えられるが、部品点数の増加を招き、構造が複雑化及びサイズの大型化などの問題がある。
そこで、本発明は、小型で、かつ、簡易な構成で高い光取り出し効率を有する発光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る発光モジュールは、基板と、前記基板に設けられたLEDチップと、前記LEDチップを覆う透光性の封止部材とを備え、前記封止部材の上面には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターンが設けられている。
本発明によれば、小型で、かつ、簡易な構成で高い光取り出し効率を有する発光モジュールを提供することができる。
実施の形態1に係る発光モジュールの概略平面図である。 実施の形態1に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態1に係る封止部材の上面に設けられた凹凸パターンの概略断面図である。 実施の形態1に係る封止部材の上面に設けられた凹凸パターンの概略平面図である。 実施の形態1に係るLEDチップの上面と凹凸パターンとの面積比に対するLEDチップの全光束比を示す図である。 実施の形態1に係る凹凸パターンが設けられた場合(実施例)と、凹凸パターンが設けられていない場合(比較例)とにおける発光モジュールからの出射光の放射パターンを示す図である。 実施の形態1の変形例1に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態1の変形例2に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態2に係る発光モジュールの概略平面図である。 実施の形態2に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態2の変形例に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態3に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態3の変形例に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態4に係る発光モジュールの概略断面図である。 実施の形態4の変形例に係る発光モジュールの概略断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る発光モジュールについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態において、略一致又は略同じなどの表現を用いている。例えば、略一致は、完全に一致することを意味するだけでなく、実質的に一致する、すなわち、例えば数%程度の誤差を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
(実施の形態1)
[発光モジュールの構成]
まず、実施の形態1に係る発光モジュールの構成について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る発光モジュール1を示す概略平面図である。図2は、本実施の形態に係る発光モジュール1の概略断面図である。具体的には、図2は、図1のII−II線における断面を示している。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る発光モジュール1は、基板10と、LEDチップ20と、封止部材30とを備える。発光モジュール1は、基板10にLEDチップ20が直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。
基板10は、LEDチップ20を実装するためのLED実装用基板である。基板10は、例えば、セラミックからなるセラミック基板、樹脂からなる樹脂基板、又は、ガラス基板などの絶縁基板である。あるいは、基板10は、金属板に絶縁膜が被覆されたメタルベース基板(金属基板)でもよい。
基板10としては、光反射率が高い(例えば、光反射率が90%以上)白色基板を用いてもよい。白色基板を用いることで、LEDチップ20が発する光を基板10の表面で反射させることができるので、光の取り出し効率を高めることができる。例えば、基板10としては、アルミナからなる白色のセラミック基板(白色アルミナ基板)を用いることができる。
基板10の平面視形状は、特に限定されず、例えば、円形又は矩形である。
LEDチップ20は、発光素子の一例であり、基板10に設けられたLEDチップである。具体的には、図2に示すように、LEDチップ20は、基板10に直接実装されている。
LEDチップ20は、例えば、青色光を発する青色LEDチップである。LEDチップ20としては、例えば、InGaN系の半導体材料で形成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上480nm以下のLEDチップを用いることができる。
本実施の形態では、図1に示すように、LEDチップ20は、上面21が略矩形の略直方体形状を有する。なお、LEDチップ20の上面21とは、主たる発光面(光出射面)であり、基板10の実装面11とは反対側の面である。つまり、LEDチップ20の上面21は、実装面11を上側に向けて基板10を水平面に載置した場合に、上側に位置する面である。後述する封止部材30の上面31についても同様である。
本実施の形態では、図2に示すように、LEDチップ20の上面21は平坦である。具体的には、LEDチップ20の上面21は、基板10の実装面11に平行な平坦面である。
なお、図1及び図2では、基板10上に1つのみのLEDチップ20が実装されている例について示しているが、基板10には複数のLEDチップ20が実装されていてもよい。すなわち、発光モジュール1は、複数のLEDチップ20を備え、封止部材30は、複数のLEDチップ20を個別に封止していてもよい。
封止部材30は、LEDチップ20を覆う透光性の封止部材である。具体的には、封止部材30は、LEDチップ20が外部に露出しないようにLEDチップ20を封止する。
封止部材30は、例えば、波長変換材として黄色蛍光体粒子を含有する透光性樹脂材料から形成される。透光性樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。黄色蛍光体粒子としては、例えば、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の蛍光体粒子を利用することができる。
黄色蛍光体粒子は、LEDチップ20が発した青色光によって励起されて黄色光を放出する。このため、封止部材30からは、励起された黄色光と、LEDチップ20が発する青色光との混合光として白色光が出射される。なお、封止部材30は、シリカ(SiO)などの光拡散剤を含んでいてもよい。封止部材30は、LEDチップ20を、塵埃、水分、外力などから保護する機能も有する。
封止部材30の形状は、特に限定されないが、例えば、図1及び図2に示すように、角錐台形状である。つまり、封止部材30の平面視形状は、略矩形である。
本実施の形態では、封止部材30の上面31は、平坦である。具体的には、封止部材30の上面31は、基板10の実装面11及びLEDチップ20の上面21に平行である。
封止部材30の上面31には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターン40が設けられている。具体的には、平坦な上面31から凹んだ複数の凹部41が形成されることで、凹凸パターン40が形成されている。なお、図2では、凹凸パターン40が設けられている部分を太実線で示している。後述する他の断面図(図7など)についても同様である。
なお、本実施の形態において、ナノオーダーとは、1nm以上1μm(1000nm)未満の範囲に含まれることである。例えば、凹凸パターン40に含まれる複数の凹部41の径(幅)、深さ(高さ)及びピッチ(間隔)の少なくとも1つがナノオーダーである。
本実施の形態では、凹凸パターン40は、上面視において、封止部材30の上面31の所定形状の範囲(図1の密なドットの網掛けで示される)に設けられている。具体的には、当該所定形状の範囲は、LEDチップ20の上面21と略同じ形状の範囲である。本実施の形態では、LEDチップ20の上面21は、略矩形であるので、凹凸パターン40が設けられた範囲も略矩形である。例えば、上面21が横A、縦Bの長方形である場合において、凹凸パターン40が設けられた範囲が横C、縦Dの長方形であるとしたとき、A:B=C:Dを満たす。
また、凹凸パターン40が設けられた所定形状の範囲は、LEDチップ20の上面21全体と重なる範囲である。言い換えると、LEDチップ20の上面21は、上面視において、凹凸パターン40に完全に覆われている。例えば、図1に示すように、LEDチップ20の上面21の重心と、凹凸パターン40が設けられた範囲の重心とが略一致している。
また、凹凸パターン40が設けられた範囲は、LEDチップ20の上面21の面積の1.7倍以上の面積の範囲である。例えば、図1に示す例では、C×D≧1.7×A×Bを満たす。
図3は、本実施の形態に係る封止部材30の上面31に設けられた凹凸パターン40の概略断面図である。図4は、本実施の形態に係る封止部材30の上面31に設けられた凹凸パターン40の概略平面図である。なお、図3は、図2に示す断面の一部(凹凸パターン40の一部を含む領域)を充分に拡大した図に相当する。
図3及び図4に示すように、凹凸パターン40は、封止部材30の上面31から凹んだ複数の凹部41を含んでいる。なお、凹凸パターン40は、例えば、ナノインプリント工法などにより形成される。
複数の凹部41の各々は、底部に向かうにつれて開口幅が狭くなる略円錐台形状を有する。具体的には、複数の凹部41の各々は、互いに略同じ形状を有する。上面視において、凹部41の開口部41a及び底部41bは、略円形を有する。開口部41aの径R1は、例えば100nm以上300nm以下であり、底部41bの径R2は、R1より小さく、例えば90nm以上290nm以下である。凹部41の深さHは、例えば250nm以上350nm以下である。
複数の凹部41は、図4に示すように、ナノオーダーのピッチPで周期的に配置されている。ピッチPは、上面視において、隣り合う凹部41の中心間の距離であり、例えば400nm以上450nm以下である。本実施の形態では、複数の凹部41は、隣り合う3つの凹部41が正三角形の頂点に位置するように配置されている。すなわち、一の凹部41を中心(重心)として、ピッチPの距離に6つの凹部41が正六角形の頂点に位置するように配置されている。
なお、本実施の形態に係る凹凸パターン40は、図4に示す凹部41の配置に限らない。複数の凹部41は、例えば、上面31内において二次元状に配置されていればよい。例えば、一の凹部41を中心として、ピッチPの距離に4つの凹部41が正方形の頂点に位置するように配置されてもよい。すなわち、複数の凹部41は、互いに直交する2つの方向に沿って二次元状に並んでいてもよい。
また、凹部41の形状についても特に限定されない。例えば、凹部41は、略円柱形状、又は、略角柱形状を有してもよい。あるいは、凹部41は、角錐又は円錐形状を有してもよい。あるいは、凹部41は、平面視形状がライン状又は格子状の凹部であってもよい。また、複数の凹部41の各々は、互いに形状及び大きさが同じでもよく、異なっていてもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光モジュール1は、基板10と、基板10に設けられたLEDチップ20と、LEDチップ20を覆う透光性の封止部材30とを備え、封止部材30の上面31には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターン40が設けられている。
このように、封止部材30の上面31にナノオーダーの凹凸パターン40を設けることで、凹凸パターン40が回折現象を起こす。これにより、配光が狭くなり、光取り出し効率が高められる。また、凹凸パターン40は、LEDチップ20の保護及び波長変換などを目的として備えられる封止部材30の上面31に形成されている。すなわち、部品点数を増加させずに凹凸パターン40を設けることができるので、小型で、かつ、簡易な構成で、光取り出し効率を高めることができる。
また、例えば、凹凸パターン40は、封止部材30の上面31から凹んだ複数の凹部41を含み、複数の凹部41は、ナノオーダーのピッチで周期的に配置されている。
このように、周期的に複数の凹部41が配置されているので、凹凸パターン40による回折現象が起きやすくなる。したがって、光取り出し効率をさらに高めることができる。
また、例えば、凹凸パターン40は、上面視において、LEDチップ20の上面21と略同じ形状の範囲であって、LEDチップ20の上面21全体と重なる範囲で、かつ、LEDチップ20の上面21の面積の1.7倍以上の面積の範囲に設けられている。
図5は、本実施の形態に係るLEDチップ20の上面21と凹凸パターン40との面積比に対するLEDチップ20の全光束比を示す図である。
図5において、横軸は、上面21の面積に対する凹凸パターン40が設けられた範囲の面積の割合を示している。縦軸は、上面21の面積と凹凸パターン40が設けられた範囲の面積とが等しいときの出射光の光束に対する比率を示している。出射光の光束は、封止部材30を透過して出射された光の量を示している。
図5に示すように、面積比が1.7以上の範囲で光束比が1以上、すなわち、光取り出し効率が高められている。具体的には、面積比が大きくなるにつれて、光束比が大きくなり、光取り出し効率が高くなっていることが分かる。
図6は、本実施の形態に係る凹凸パターン40が設けられた場合(実施例)と、凹凸パターン40が設けられていない場合(比較例)とにおける発光モジュール1からの出射光の放射パターンを示す図である。
図6では、凹凸パターン40が設けられていないときの発光モジュール1からの出射光の放射パターンを比較例として太破線で示している。図1及び図2で示したように凹凸パターン40が設けられているときの発光モジュール1からの出射光の放射パターンを実施例として太実線で示している。なお、実施例における面積比は10である。
図6において、縦軸は、LEDチップ20の光軸に沿った方向の光束を示しており、具体的には、LEDチップ20の上面の重心を通る法線方向の光束を示している。発光モジュール1の配置された位置が目盛り「0」の位置に相当する。
図6に示すように、光軸に沿った方向(縦軸上)においては、凹凸パターン40が設けられていない場合の約1.2倍の光束が得られていることが分かる。つまり、凹凸パターン40を設けることで、特に、光軸に沿った方向において、光取り出し効率が高められていることが分かる。また、実施例では、比較例と比較して、側方への光束が僅かに低下しており、光軸に沿った方向に配光されていることが分かる。
このように、本実施の形態に係る発光モジュール1によれば、配光を狭くすることができ、かつ、光取り出し効率を高めることができる。このため、例えば、光出射側に集光レンズ又は導光ロッドなどを設けた発光装置を製造する場合であっても、発光装置の大型化を抑制することができる。
また、例えば、封止部材30の上面31及びLEDチップ20の上面21は、平坦である。
これにより、上面31が平坦であることから、凹凸パターン40を容易に形成することができる。例えば、ナノインプリント工法などを利用することができる。
また、例えば、複数の凹部41の各々は、底部41bに向かうにつれて開口幅が狭くなる略円錐台形状を有する。
このように、複数の凹部41の形状が略円錐台形状で同じであるので、凹凸パターン40による回折現象が起きやすくなる。したがって、光取り出し効率をさらに高めることができる。
[変形例1]
ここで、本実施の形態の変形例1に係る発光モジュール1aについて図面を用いて説明する。
図7は、本変形例に係る発光モジュール1aの概略断面図である。図7に示す断面は、図2と同様に、図1のII−II線における断面に相当する。
図7に示すように、本変形例に係る発光モジュール1aは、本実施の形態に係る発光モジュール1と比較して、凹凸パターン40の代わりに凹凸パターン40aが設けられている点が異なっている。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
凹凸パターン40aは、図7に示すように、封止部材30の上面31の全面に設けられている。凹凸パターン40aの具体的な形状は、凹凸パターン40と同じである。
これにより、凹凸パターン40aとLEDチップ20との上面視における位置合わせなどを行わなくて済むので、凹凸パターン40aを容易に形成することができる。また、上面31の全面に凹凸パターン40aが形成されているので、凹凸パターン40の面積をLEDチップ20の上面21の面積よりも充分に大きくすることができる。したがって、光取り出し効率を高めることができる。
[変形例2]
次に、本実施の形態の変形例2に係る発光モジュール1bについて図面を用いて説明する。
図8は、本変形例に係る発光モジュール1bの概略断面図である。図8に示す断面は、図2と同様に、図1のII−II線における断面に相当する。
図8に示すように、本変形例に係る発光モジュール1bは、変形例1に係る発光モジュール1aと比較して、封止部材30の代わりに封止部材30bを備える点が異なっている。以下では、変形例1と異なる点を中心に説明する。
封止部材30bは、LEDチップ20を覆う透光性の接着層32と、接着層32に積層された透光性のシート33とを備える。シート33の上面に、凹凸パターン40aが設けられている。
接着層32は、LEDチップ20が外部に露出しないようにLEDチップ20を封止する。接着層32は、実施の形態1に係る封止部材30と同様に、例えば、黄色蛍光体粒子を含有する透光性樹脂材料から形成される。
シート33は、例えば、シリコーン樹脂などの透光性樹脂材料から形成される。接着層32の屈折率とシート33の屈折率とは同じでもよく、異なっていてもよい。なお、シート33の屈折率が接着層32の屈折率以上の場合、接着層32とシート33との界面での全反射を抑制することができる。
以上のように、例えば、封止部材30bは、LEDチップ20を覆う透光性の接着層32と、接着層32に積層され、凹凸パターン40が上面に設けられた透光性のシート33とを備える。
このように、封止部材30bは、接着層32とシート33との2つの部材から形成されている。このため、例えば、LEDチップ20を透光性樹脂材料で封止した後、凹凸パターン40が設けられたシート33を当該透光性樹脂材料に載置した後に、透光性樹脂材料を硬化させることで、封止部材30bが形成される。すなわち、凹凸パターン40aの形成は、LEDチップ20が設けられた基板10とは別に行うことができる。
このため、凹凸パターン40aの形成時にLEDチップ20に与える影響などを考慮しなくてよいので、凹凸パターン40aをより精度良く形成することができる。したがって、光取り出し効率を高めることができる。
(実施の形態2)
[発光モジュールの構成]
以下では、実施の形態2に係る発光モジュールについて図面を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る発光モジュール100の概略平面図である。図10は、本実施の形態に係る発光モジュール100の概略断面図である。なお、図10は、図9のX−X線における断面を示している。
図9及び図10に示すように、本実施の形態に係る発光モジュール100は、複数のLEDチップ20を備える。発光モジュール100は、実施の形態1に係る発光モジュール1と比較して、封止部材30の代わりに封止部材130を備える点が異なっている。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
複数のLEDチップ20は、基板10の実装面11に実装されている。本実施の形態では、複数のLEDチップ20は、上面視における所定形状の第1範囲に二次元状に配置されている。第1範囲は、具体的には、複数のLEDチップ20の全てが含まれる最小の範囲である。
図9に示す例では、9個のLEDチップ20が基板10の実装面11に実装されている。具体的には、9個のLEDチップ20は、3行3列のマトリクス状に等間隔(例えば、距離d)で配置されている。
このとき、第1範囲は、図9に示すように、横X、縦Yの長方形の範囲である。横Xは、3個のLEDチップ20の横の長さと、LEDチップ20間の2ヶ所の間隔との合計(=3A+2d)である。縦Yは、3個のLEDチップ20の縦の長さと、LEDチップ20間の2ヶ所の間隔との合計(=3B×2d)である。
封止部材130は、複数のLEDチップ20を一括封止している。封止部材130の形状、材料及び機能などは、実施の形態1に係る封止部材30と同じである。
封止部材130の上面131には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターン140が設けられている。凹凸パターン140の形状は、実施の形態1に係る凹凸パターン40と同じである。
凹凸パターン140は、上面視において、封止部材130の上面131の所定形状の第2範囲に設けられている。具体的には、第2範囲は、第1範囲と同じ形状の範囲である。本実施の形態では、第1範囲は、略矩形であるので、第2範囲も略矩形である。例えば、第1範囲が横X、縦Yの長方形である場合において、第2範囲が横Z、縦Wの長方形であるとしとき、X:Y=Z:Wを満たす。
また、第2範囲は、第1範囲全体と重なる範囲である。言い換えると、複数のLEDチップ20の上面21は、上面視において、凹凸パターン140に完全に覆われている。例えば、図1に示すように、第1範囲の重心と第2範囲の重心とが略一致している。
また、第2範囲は、第1範囲の面積の1.7倍以上の面積の範囲である。例えば、図9に示す例では、Z×W≧1.7×X×Yを満たす。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光モジュール100は、LEDチップ20を複数備え、封止部材130は、複数のLEDチップ20を一括封止している。
このように、発光モジュール100は、複数のLEDチップ20を備えるので、光束を大きくすることができる。また、封止部材130が複数のLEDチップ20を一括封止することで、光のつぶつぶ感を軽減することができる。さらに、一括封止した封止部材130の上面131に凹凸パターン140が設けられているので、実施の形態1と同様に、光取り出し効率を高めることができる。
また、例えば、複数のLEDチップ20は、上面視における所定形状の第1範囲に二次元状に配置され、凹凸パターン140は、上面視において、第1範囲と同じ形状の第2範囲であって、第1範囲全体に重なる範囲で、かつ、第1範囲の面積の1.7倍以上の面積の第2範囲に設けられている。
これにより、実施の形態1と同様に、光取り出し効率を高めることができる。
[変形例]
ここで、本実施の形態の変形例に係る発光モジュール100aについて図面を用いて説明する。
図11は、本変形例に係る発光モジュール100aの概略断面図である。図11に示す断面は、図10と同様に、図9のX−X線における断面に相当する。
図11に示すように、本変形例に係る発光モジュール100aは、本実施の形態に係る発光モジュール100と比較して、封止部材130の代わりに封止部材130aを備える点が異なっている。以下では、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
封止部材130aは、複数のLEDチップ20を覆う透光性の接着層132と、接着層132に積層された透光性のシート133とを備える。シート133の上面に、凹凸パターン140が設けられている。
接着層132は、複数のLEDチップ20が外部に露出しないように、複数のLEDチップ20を一括封止する。接着層132は、例えば、黄色蛍光体粒子を含有する透光性樹脂材料から形成される。
シート133は、例えば、シリコーン樹脂などの透光性樹脂材料から形成される。シート133は、実施の形態1の変形例2に係るシート33と比べて、凹凸パターン40aの代わりに凹凸パターン140が上面131に設けられている点が異なり、その他の点は同じである。
このように、本変形例に係る発光モジュール100aによれば、封止部材130aが接着層132とシート133との2つの部材から形成されている。このため、実施の形態1の変形例2と同様に、複数のLEDチップ20に与える影響などを考慮しなくて良いので、凹凸パターン140をより精度良く形成することができる。したがって、光取り出し効率を高めることができる。
(実施の形態3)
[発光モジュールの構成]
以下では、実施の形態3に係る発光モジュールについて図面を用いて説明する。
図12は、本実施の形態に係る発光モジュール200の概略断面図である。図12に示す断面は、図2と同様に、図1のII−II線における断面に相当する。
図12に示すように、本実施の形態に係る発光モジュール200は、実施の形態1に係る発光モジュール1と比較して、封止部材30の代わりに封止部材230を備える。発光モジュール200は、さらに、レンズ250を備える。
封止部材230は、封止部材30と比較して、その形状が異なっている。具体的には、封止部材230の上面は、傾斜面231と、平面232とを含んでいる。
傾斜面231は、LEDチップ20の上面に対して傾斜している。本実施の形態では、傾斜面231は、平面232の周に沿って環状に設けられ、外周から中央に向かって下方に傾斜している。具体的には、傾斜面231は、その法線がLEDチップ20の光出射側において、LEDチップ20の光軸と交差するように配置されている。
傾斜面231の傾斜角は、特に限定されないが、例えば、20度以上30度以下である。傾斜面231の傾斜角は、例えば、一定である。あるいは、傾斜面231の傾斜角は、中央から外周に近づくにつれて大きくなるように漸次変化してもよい。つまり、傾斜面231は、平面232に近い程、傾斜が緩やかで、平面232から遠ざかる程、傾斜が急になる湾曲面でもよい。
平面232は、LEDチップ20の上面に対して平行な平面である。平面232は、封止部材230の上面の中央部に設けられている。
このように、封止部材230の上面は、すり鉢状に形成されている。具体的には、封止部材230の傾斜面231及び平面232はそれぞれ、略逆円錐台形状の側面及び底面に相当する。
本実施の形態では、凹凸パターン40は、傾斜面231及び平面232に設けられている。凹凸パターン40の詳細な形状などは、実施の形態1と同じである。
なお、傾斜面231と平面232とは滑らかに接続されていてもよい。すなわち、傾斜面231と平面232との接続部分においては、傾斜角が漸次変化してもよい。
レンズ250は、LEDチップ20から発せられた光を配光制御する光学素子である。具体的には、レンズ250は、LEDチップ20から発せられた光を透過して所定の方向に向けて出射する。
レンズ250は、LEDチップ20の光軸に交差する位置に配置されている。具体的には、レンズ250は、上面視において、その重心がLEDチップ20の光軸を通るように配置されている。
レンズ250は、例えば、アクリル(PMMA)又はポリカーボネート(PC)などの樹脂材料から形成されている。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光モジュール200では、封止部材230の上面は、LEDチップ20の上面21に対して傾斜した傾斜面231を含み、凹凸パターン40は、傾斜面231に設けられている。
このように、封止部材230の上面には傾斜面231が含まれるので、光の出射方向を傾斜面231の傾斜角に応じて変更することができる。また、傾斜面231に凹凸パターン40が設けられているので、傾斜面231から出射される光の取り出し効率を高めることができる。
また、例えば、封止部材230の上面は、さらに、LEDチップ20の上面21に対して平行な平面232を中央部に含み、傾斜面231は、平面232の周に沿って環状に設けられ、外周から中央に向かって下方に傾斜している。
このように、LEDチップ20の光出射側において、傾斜面231は、その法線方向が中央を向くように傾斜している。このため、LEDチップ20が発した光のうち傾斜面231から出射される光は、中心方向に向かって進行する。このため、レンズ250への入射効率が高めることができる。
傾斜面231からの出射光は、LEDチップ20の光軸に近づくように出射されるので、レンズ250への入射領域が小さくなる。したがって、レンズ250を小さくすることができるので、発光モジュール200を小型化することができる。
[変形例]
ここで、本実施の形態の変形例に係る発光モジュール200aについて図面を用いて説明する。
図13は、本変形例に係る発光モジュール200aの概略断面図である。図13に示す断面は、図2と同様に、図1のII−II線における断面に相当する。
図13に示すように、本変形例に係る発光モジュール200aは、本実施の形態に係る発光モジュール200と比較して、封止部材230の代わりに封止部材230aを備える点が異なっている。以下では、実施の形態3と異なる点を中心に説明する。
封止部材230aは、LEDチップ20を覆う透光性の接着層32と、接着層32に積層された透光性のシート234とを備える。シート234の上面に凹凸パターン40が設けられている。なお、接着層32は、実施の形態1の変形例2と同じである。
シート234は、例えば、シリコーン樹脂などの透光性樹脂材料から形成される。図13に示すように、シート234の上面は、傾斜面231と、平面232とを含んでいる。
このように、封止部材230aは、接着層32とシート234との2つの部材から形成されている。このため、凹凸パターン40の形成を、LEDチップ20が設けられた基板10とは別に行うことができる。
例えば、金型と透光性樹脂材料とを用いた射出成形により、傾斜面231を有するシート234を形成することができる。これにより、例えば、所望の傾斜角の傾斜面231を有するシート234を容易に形成することができる。したがって、凹凸パターン40の精度を高めることができ、光取り出し効率を高めることができる。
(実施の形態4)
[発光モジュールの構成]
以下では、実施の形態4に係る発光モジュールについて図面を用いて説明する。
図14は、本実施の形態に係る発光モジュール300の概略断面図である。図14に示す断面は、図10と同様に、図9のX−X線における断面に相当する。
図14に示すように、本実施の形態に係る発光モジュール300は、複数のLEDチップ20を備える。発光モジュール300は、実施の形態3に係る発光モジュール200と比較して、封止部材230の代わりに封止部材330を備える点が異なっている。以下では、実施の形態3と異なる点を中心に説明する。
複数のLEDチップ20は、基板10の実装面11に実装されている。複数のLEDチップ20の配置は、例えば、図9に示す複数のLEDチップ20の配置と同じである。
封止部材330は、複数のLEDチップ20を個別に封止している。封止部材330の材料及び機能などは、封止部材230と同じである。
封止部材330は、周辺部331aと、中央部332aとを備える。周辺部331a及び中央部332aの各々は、LEDチップ20を1つずつ封止する。具体的には、周辺部331aは、平面視において、複数のLEDチップ20の中心(重心)から離れた位置に配置されたLEDチップ20を封止する。中央部332aは、平面視において、複数のLEDチップ20の中心(重心)に近い位置に配置されたLEDチップ20を封止する。
周辺部331aの上面は、傾斜面331である。傾斜面331は、LEDチップ20の上面に対して傾斜している。本実施の形態では、傾斜面331は、外周から中央に向かって下方に傾斜している。具体的には、傾斜面331は、その法線が、中央部332aの上方に向かって延びるように配置されている。傾斜面331には、凹凸パターン40が設けられている。
傾斜面331の傾斜角は、特に限定されないが、例えば、20度以上30度以下である。傾斜面331の傾斜角は、例えば、一定である。あるいは、傾斜面331の傾斜角は、中央から外周に近づくにつれて大きくなるように漸次変化してもよい。つまり、傾斜面331は、中央部332aに近い程、傾斜が緩やかで、中央部332aから遠ざかる程、傾斜が急になる湾曲面でもよい。
中央部332aの上面は、平面332である。平面332は、LEDチップ20の上面に平行な平面である。平面332には、凹凸パターン40が設けられている。
このように、封止部材330は、複数のLEDチップ20の各々に応じて分断されているものの、全体として、上面がすり鉢状の略円錐台形状を有する。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る発光モジュール300は、LEDチップ20を複数備え、封止部材330は、複数のLEDチップ20を個別に封止している。
このように、封止部材330が複数のLEDチップ20を個別に封止した場合でも、例えば、周辺のLEDチップ20の上方に位置する周辺部331aの上面を傾斜させることで、中央に向けて光を出射させることができる。このため、レンズ250への光の入射効率が高めることができる。
周辺部331aからの出射光は、中央部332aのLEDチップ20の光軸に近づくように出射されるので、レンズ250への入射領域が小さくなる。したがって、レンズ250を小さくすることができるので、発光モジュール300を小型化することができる。
[変形例]
ここで、本実施の形態の変形例に係る発光モジュール300aについて図面を用いて説明する。
図15は、本変形例に係る発光モジュール300aの概略断面図である。図15に示すように、本変形例に係る発光モジュール300aは、本実施の形態に係る発光モジュール300と比較して、封止部材330の代わりに、封止部材330aを備える点が異なっている。以下では、実施の形態4と異なる点を中心に説明する。
封止部材330aは、複数のLEDチップ20を一括封止している。封止部材330aの材料及び機能などは、実施の形態4に係る封止部材330と同じである。
封止部材330aは、実施の形態4に係る封止部材330と比較して、個々に分断されずに、一体に形成されている点が異なっている。具体的には、封止部材330の上面は、傾斜面331と、平面332とを含んでおり、平面332と傾斜面331とは連続している。凹凸パターン140も平面332と傾斜面331とにわたって連続した1つの範囲に形成されている。
このように、本変形例に係る発光モジュール300は、複数のLEDチップ20を備えるので、光束を大きくすることができる。また、封止部材330aが複数のLEDチップ20を一括封止することで、光のつぶつぶ感を軽減することができる。さらに、一括封止した封止部材330aの上面に凹凸パターン140が設けられているので、実施の形態1と同様に、光取り出し効率を高めることができる。
(その他)
以上、本発明に係る発光モジュールについて、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、凹凸パターン40が封止部材30の上面から凹んだ複数の凹部41を含む例について示したが、これに限らない。凹凸パターン40は、封止部材30の上面から突出した複数の凸部を含んでもよい。このとき、上記の実施の形態において、封止部材の上面が平坦な部分では、複数の凸部の先端の、実装面11からの高さが略一定でもよい。
また、例えば、本実施の形態では、LEDチップ20が直接基板10に実装された例について示したが、これに限らない。LEDチップ20は、パッケージを介して基板10に設けられていてもよい。すなわち、本実施の形態に係る発光モジュールは、SMD(Surface Mounted Device)型の光源モジュールでもよい。この場合、LEDチップ20は、パッケージの凹部に設けられ、当該凹部を充填するように封止部材30が設けられている。凹部を充填する封止部材30の上面に凹凸パターン40が形成されていてもよい。
なお、本実施の形態に係る発光モジュールは、各種照明器具及び照明装置の光源として利用することができる。例えば、電球形LEDランプ、直管LEDランプ、ダウンライト、スポットライト、シーリングライト、スタンド式ライトなどの照明器具などに利用することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1a、1b、100、100a、200、200a、300、300a 発光モジュール
10 基板
20 LEDチップ
21 上面
30、30b、130、130a、230、230a、330、330a 封止部材
31、131 上面
32、132 接着層
33、133、234 シート
40、40a、140 凹凸パターン
41 凹部
231、331 傾斜面
232、332 平面

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられたLED(Light Emitting Diode)チップと、
    前記LEDチップを覆う透光性の封止部材とを備え、
    前記封止部材の上面には、予め定められた形状のナノオーダーの凹凸パターンが設けられている
    発光モジュール。
  2. 前記凹凸パターンは、前記封止部材の上面から凹んだ複数の凹部を含み、
    前記複数の凹部は、ナノオーダーのピッチで周期的に配置されている
    請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記凹凸パターンは、上面視において、前記LEDチップの上面と略同じ形状の範囲であって、前記LEDチップの上面全体と重なる範囲で、かつ、前記LEDチップの上面の面積の1.7倍以上の面積の範囲に設けられている
    請求項1又は2に記載の発光モジュール。
  4. 前記封止部材の上面及び前記LEDチップの上面は、平坦である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  5. 前記封止部材の上面は、前記LEDチップの上面に対して傾斜した傾斜面を含み、
    前記凹凸パターンは、前記傾斜面に設けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  6. 前記封止部材の上面は、さらに、前記LEDチップの上面に対して平行な平面を中央部に含み、
    前記傾斜面は、前記平面の周に沿って環状に設けられ、外周から中央に向かって下方に傾斜している
    請求項5に記載の発光モジュール。
  7. 前記発光モジュールは、前記LEDチップを複数備え、
    前記封止部材は、複数の前記LEDチップを個別に封止している
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  8. 前記発光モジュールは、前記LEDチップを複数備え、
    前記封止部材は、複数の前記LEDチップを一括封止している
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  9. 複数の前記LEDチップは、上面視における所定形状の第1範囲に二次元状に配置され、
    前記凹凸パターンは、上面視において、前記第1範囲と同じ形状の第2範囲であって、前記第1範囲全体に重なる範囲で、かつ、前記第1範囲の面積の1.7倍以上の面積の第2範囲に設けられている
    請求項8に記載の発光モジュール。
  10. 前記封止部材は、
    前記LEDチップを覆う透光性の接着層と、
    前記接着層に積層され、前記凹凸パターンが上面に設けられた透光性のシートとを備える
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光モジュール。
  11. 前記複数の凹部の各々は、底部に向かうにつれて開口幅が狭くなる略円錐台形状を有する
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光モジュール。
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