JP2017049966A - 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 Webブラウザに表示された画面に対する、ユーザによる情報入力の手間を軽減するとともに、Webアプリケーションとは別のドメインの、ユーザによる情報入力の手間を軽減する対象となるページをWebアプリケーションが指定可能にする。【解決手段】 情報処理装置は、Webサーバに画面情報を取得要求し、取得した画面情報をロードし、取得要求の応答に含まれる情報を用いて前記認証Webサーバへリダイレクトを行うWebブラウザと、Webブラウザが表示している画面のURLと取得要求の応答に含まれるURLが一致するかを判定し、Webブラウザが表示している画面のURLと取得要求の応答に含まれるURLが一致すると判定され、かつ、情報処理装置を現在使用しているユーザがオートコンプリート機能を許可されているユーザである場合に、Webブラウザに対して、第1のスクリプトをロードして実行するように指示する監視部を有する。【選択図】 図9

Description

本発明は、Webサーバから画面データを受信し、当該画面データに基づいて画面を表示するWebブラウザを備える情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
PCなどの情報処理装置がWebブラウザを備え、ネットワーク上のWebサーバにより提供される画面データ(例えば、HTML(HyperText Markup Language)データ)に基づいて画面を表示することが知られている。情報処理装置のWebブラウザに表示される画面には、Webサーバが有するWebアプリケーションを操作するための操作画面が含まれる。
既存のWebアプリケーションには、Webアプリケーションを使用するユーザを認証する機能を有するものがある。そのようなWebアプリケーションを使用する場合は、最初に、ユーザ情報を入力するためのフォームを含むHTMLデータがWebアプリケーションからWebブラウザに提供される。Webブラウザは、受信したHTMLデータに基づく画面を表示する。ユーザが表示された画面を介してユーザ名やパスワード等のユーザ情報を入力すると、Webブラウザは、Webアプリケーションにフォーム内容(入力済みのユーザ情報)を送信し、Webアプリケーション側でユーザ認証が行われる。
Webアプリケーションによるユーザ認証のために、Webブラウザに表示される画面にユーザ情報を入力する場合、ユーザは、Webアプリケーションを使用する毎に繰り返しユーザ情報を入力しなければならない。これに対して、ユーザが一度入力したユーザ情報を、ユーザ毎に区別してWebブラウザ内に保持しておき、Webブラウザで画面を表示する際に、保持しておいたユーザ情報を画面内に自動的に設定すること(オートコンプリート)が知られている。
特許文献1は、ユーザ情報を入力する画面情報に第1スクリプトを含めておき、Webブラウザ上で第1スクリプトを実行し、それを契機にして、ユーザが一度入力したユーザ情報を画面内に自動的に設定するための第2スクリプトを実行している。これにより、Webブラウザに表示された画面に対する、ユーザによる情報入力の手間を軽減するとともに、ユーザによる情報入力の手間を軽減する対象となるページをWebアプリケーションが指定することができる。
特開2015−125620号公報
しかし、特許文献1では、オートコンプリート対象とするアプリケーションの画面情報に、予めスクリプトを含めておく必要がある。したがって、Webアプリケーションとは別ドメイン、かつ他のアプリケーションとの共用の画面に対してユーザ情報を入力するケースでは、画面にスクリプトを含めることができないため、オートコンプリートができないという課題がある。
本発明は、Webブラウザに表示された画面に対する、ユーザによる情報入力の手間を軽減する対象となる、Webアプリケーションとは別ドメインのページを、Webアプリケーションが指定可能にする仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、画面情報を提供するWebサーバ及び認証Webサーバと、特定の画面情報に含まれるフォームの種類毎に入力すべき値を含むフォームデータを定義したテーブルを有する管理サーバと、通信可能な情報処理装置であって、前記Webサーバに前記画面情報を取得要求し、取得した画面情報をロードし、前記取得要求の応答に含まれる情報を用いて前記認証Webサーバへリダイレクトを行うWebブラウザと、前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致するかを判定し、前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致すると判定され、かつ、前記情報処理装置を現在使用しているユーザがオートコンプリート機能を許可されているユーザである場合に、前記Webブラウザに対して、第1のスクリプトをロードして実行するように指示する監視手段とを有し、前記第1のスクリプトを実行することによって、前記情報処理装置を現在使用しているユーザ及び前記画面情報に従ったフォームデータを前記管理サーバから取得し、前記画面情報及び前記フォームデータの前記入力すべき値を反映した画面を表示部に表示することを特徴とする。
本発明によれば、Webブラウザに表示された画面に対する、ユーザによる情報入力の手間を軽減する対象となる、Webアプリケーションとは別ドメインのページを、Webアプリケーションが指定することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの全体図。 第1の実施形態に係るMFP101の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係るWebサーバ102の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係るMFP101のソフトウェア構成を示す図。 第1の実施形態に係るWebブラウザ404によりHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプトの一例を示す図。 第1の実施形態に係るフォームデータ管理サーバ103のソフトウェア構成を示す図。 第1の実施形態に係るフォームデータ管理テーブルを示す図。 第1の実施形態に係るWebサーバ102および認証Webサーバ104のソフトウェア構成を示す図。 第1の実施形態に係るWebブラウザ監視部407の動作を説明するフローチャート。 第1の実施形態に係る情報処理システム全体の動作を説明するシーケンス図。 第1の実施形態に係るMFP101の画面を示す図。 第1の実施形態に係るWebアプリケーション810が応答するHTMLデータの一例を示す図。 第1の実施形態に係る認証Webアプリケーション814が応答するHTMLデータの一例を示す図。 第1の実施形態に係るMFP101の画面を示す図。 第1の実施形態に係るWebブラウザ監視部407がWebブラウザ404に対してロードを指示するスクリプトの一例を示す図。 第1の実施形態に係るスクリプト応答部614が応答するスクリプトの一例を示す図。 第1の実施形態に係るフォームデータ保存処理のシーケンスを示す図。 第2の実施形態に係るWebブラウザ監視部407の動作を説明するフローチャート。 第2の実施形態に係る情報処理システム全体の動作を説明するシーケンス図。 第2の実施形態に係るWebブラウザ404によりHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプトの一例を示す図。 第2の実施形態に係るWebアプリケーション810が応答するHTMLデータの一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
<情報処理システム>
まず、図1を参照して、本実施形態における情報処理システムの構成例について説明する。情報処理システム100には、情報処理装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)101、Webサーバ102、認証Webサーバ104及び外部装置の一例であるフォームデータ管理サーバ103が含まれる。情報処理システム100に含まれるMFP101、Webサーバ102、認証Webサーバ104及びフォームデータ管理サーバ103は、LAN(Local Area Network)110を介して互いに通信可能に接続される。なお、前述した装置以外の装置がLAN110上(ネットワーク上)に接続され、情報処理システム100の一部を構成していてもよい。また、フォームデータ管理サーバの機能は、MFP101に組み込まれてもよい。Webサーバ102と認証Webサーバ104はドメインが異なる。
<情報処理装置の構成>
次に、図2を参照して、情報処理装置であるMFP101の構成例について説明する。MFP101は、制御部210、操作部219、プリンタ210、及びスキャナ221を備える。制御部210は、CPU211、ROM212、RAM213、HDD214、操作部I/F215、プリンタI/F216、スキャナI/F217、及びネットワークI/F218を備える。
CPU211は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御を行う。これにより、MFP101は、コピー/スキャン(送信)/プリント等の各種サービスを提供することができる。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する。
操作部I/F215は、操作部219と制御部210を接続する。操作部219には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられている。プリンタI/F216は、プリンタ210と制御部210を接続する。プリンタ210で印刷すべき画像データはプリンタI/F216を介して制御部210から転送され、プリンタ210において記録媒体上に印刷される。スキャナI/F217は、スキャナ221と制御部210を接続する。スキャナ221は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に生成した画像データを入力する。ネットワークI/F218は、制御部210(MFP101)をLAN110に接続する。ネットワークI/F218は、LAN110上の装置(例えば、Webサーバ102やフォームデータ管理サーバ103)との通信を制御する。
<Webサーバ>
次に、図3を参照して、Webサーバ102の構成例について説明する。なお、認証Webサーバ104及びフォームデータ管理サーバ103もWebサーバ102と同様の構成である。制御部310は、CPU311、ROM312、RAM313、HDD314、及びネットワークI/F315を備える。制御部310は、Webサーバ102全体の動作を制御する。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、画像データや各種プログラムを記憶する。ネットワークI/F315は、制御部310(Webサーバ102)をLAN110に接続する。ネットワークI/F315は、LAN110上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
<情報処理装置のソフトウェア構成>
次に、図4を参照して、MFP101のソフトウェア構成について説明する。図4に示す各機能部は、MFP101のHDD214に格納されたプログラムを、MFP101のCPU211が実行することによって実現される。なお、MFP101には、図示した機能部以外にも、各種の機能部が備えられている。また、本発明においては、これに限定されず、以下で説明するソフトウェア構成がハードウェア構成、又は、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせとして実現されてもよい。
MFP101は、ソフトウェア構成として、以下を備える。すなわち、メニュー管理部401、ログイン部402、HTTP通信部403、Webブラウザ404、スクリプト実行部405、ログインユーザ管理部406、Webブラウザ監視部407、画像形成部408、出力部409である。メニュー管理部401は、MFP101の各ソフトウェアモジュール(機能部)を起動するためのメニュー画面を表示するための機能部である。コピー画面や後述するWebブラウザの画面等の表示を指示するためのGUI(Graphical User Interface)ボタンを一覧で表示する。また、ユーザによってボタンが操作(例えば、押下)されたことに応じて、対応するソフトウェアモジュール(機能部)を起動させる。
ログイン部402は、MFP101を操作するユーザを識別するために、MFP101の使用開始時にユーザからユーザ情報の入力を受け付けてユーザ認証を行う。なお、ここでのユーザ情報の入力は、後述するWebブラウザの画面ではなく、MFP101内に保持されている画面データに基づいて操作部219に表示される画面で受け付ける。また、ユーザ情報の入力方法としては、操作部219に表示されたソフトウェアキーボードをユーザがタイプして入力する方法、或いは、ICカードに格納されたユーザ情報を読み出して入力する方法等が用いられてよい。また、ユーザ情報の照合は、ログイン部402が行うものとするが、ユーザ情報のデータベースを管理する管理サーバを外部に別途設け、ユーザ情報の照合を管理サーバ側で行うようにしてもよい。ログイン部402は、ユーザ認証が成功した場合に、ユーザによるMFP101の使用を許可する。
HTTP(HyperText Transfer Protocol)通信部403は、ネットワークI/F218を制御し、HTTPに従った通信を実行する。Webブラウザ404は、HTTP通信部403を介してWebサーバ102と通信を行う。Webブラウザ404は、操作部219を介してユーザから指定されたURL(Uniform Resource Locator)を使用し、当該URLに対応するHTMLデータを、Webサーバ102に備えられたWebアプリケーションに対して要求する。また、この要求に対する応答としてWebアプリケーションから送信されたHTMLデータ(画面情報)を受信し、受信したHTMLデータに基づく画面を操作部219に表示する。
スクリプト実行部405は、Webブラウザ404が読み込んだスクリプト(例えば、Java(登録商標)Script)を解釈し、Webブラウザ404上に表示されるコンテンツを操作したり、HTTP通信部403による通信を実行させたりする。ログインユーザ管理部406は、MFP101にログインしているユーザ(ログイン部402によって認証されたユーザ)のユーザ名やメールアドレス等のユーザ情報を管理する。また、ログインユーザ管理部406は、ログイン部402によって認証される各ユーザが使用可能なMFP101の機能を管理しており、認証されたユーザに応じて各機能の使用可否(実行可否)を判断することができる。本実施形態においては、ログインユーザ管理部406において、認証されたユーザ毎に、後述するWebブラウザのオートコンプリート機能(オートコンプリート処理)の使用可否が判断される。ここで、オートコンプリート機能とは、画面の中の任意のフォームに予め定義されたデータを反映した状態で表示する機能をいう。例えば、認証画面において、MFP101を現在使用しているユーザに応じたユーザ名及びパスワードを入力した状態で表示することにより、ユーザ名及びパスワードに関するユーザ入力を省略することができる。
Webブラウザ監視部407は、Webブラウザ404の動作を監視する。具体的に、Webブラウザ監視部407は、Webブラウザ404によるHTMLデータのロードが完了したか否か、或いは、画面の表示が完了したか否かを判断する。また、Webブラウザ監視部407は、図15で後述するスクリプトを予め保持しており、Webブラウザ404の動作に応じて自動的に、Webブラウザ404に対してスクリプトのロードを指示する。なお、本実施形態では、図5を用いて後述するスクリプトが実行され、HTMLデータが完了したことがWebブラウザ監視部407に通知された場合に、スクリプトのロードを指示するものとする。図5は、Webブラウザ404からのHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプト(第1のスクリプト)の例である。図5に示すスクリプト(Java(登録商標)スクリプト)は、Webブラウザ監視部407に通知することを定義している。したがって、後述するWebアプリケーション810は、Webブラウザ404からの要求に応答して送信するHTMLデータに当該スクリプトを埋め込むことで、Webブラウザ監視部407へHTMLデータのロード完了を通知させることができる。つまり、Webアプリケーション810は、例えば、当該スクリプトをHTMLデータに埋め込むことで、オートコンプリート機能が必要に応じて実行されるように制御することができる。このように、スクリプトとは、本実施形態におけるスクリプト実行部405が行う、一連の処理手順が定義されているものである。
画像形成部408は、画像を形成し、出力部409は、形成された画像をもとに出力する。
<フォームデータ管理サーバのソフトウェア構成>
次に、図6を参照して、フォームデータ管理サーバ103のソフトウェア構成について説明する。図6に示す各機能部は、フォームデータ管理サーバ103のHDD314に格納されたプログラムを、フォームデータ管理サーバ103のCPU311が実行することによって実現される。なお、フォームデータ管理サーバ103には、図示した機能部以外にも、各種の機能部が備えられている。フォームデータ管理サーバ103には、「formdataserver.xxx.yyy」というドメイン名を用いてアクセスすることが可能であるものとする。
フォームデータ管理アプリケーション610は、HTTP通信部611、フォームデータ応答部612、フォームデータ管理部613、及びスクリプト応答部614を備える。フォームデータ管理アプリケーション610は、LAN110上の装置からの要求に応じて、フォームデータやスクリプトの応答を行う。フォームデータについては図7を用いて後述する。HTTP通信部611は、LAN110を介してHTTP要求を受信し、フォームデータ応答部612やスクリプト応答部614から受け取った情報をHTTP応答として、HTTP要求を送信した装置に送信する。
フォームデータ応答部612は、HTTP通信部611を介して受け取る外部からの要求に応じてフォームデータに関する処理を行う。具合的には、「https://formdataserver.xxx.yyy/loadService」というURLにアクセスされた場合は、後述するフォームデータ管理テーブルに保存されているフォームデータを応答する。また、「https://formdataserver.xxx.yyy/saveService」というURLにアクセスされた場合は、フォームデータをフォームデータ管理テーブルに新たに保存する。
スクリプト応答部614は、HTTP通信部611を介して受け取る外部からの要求に応じてスクリプトを応答する。具体的には、「https://formdataserver.xxx.yyy/js/main.js」というURLにアクセスされた場合に、スクリプト応答部614が予め保持しているスクリプトを応答する。
<フォームデータ管理テーブル>
次に、図7を参照して、フォームデータ管理部613が保持するフォームデータ管理テーブル700について説明する。フォームデータ管理テーブル700には、複数のフォームデータが定義されている。列701には、MFP101のWebブラウザ404がHTMLデータを受信するために使用するURLが格納されている。このURLによって、MFP101のWebブラウザ404がアクセスするWebアプリケーション毎に区別して、フォームデータが管理されている。
列702には、MFP101にログインするユーザのユーザ名が格納されている。当該ユーザは、ログイン部402によって認証される。このユーザ名によって、MFP101を操作するユーザを区別して、フォームデータが管理されている。列703には、MFP101のWebブラウザ404が受信するHTMLデータに含まれるフォームの要素名が格納されている。この要素名によって、MFP101のWebブラウザ404が受信するHTMLデータに含まれるフォームの種類毎に区別して、フォームデータが管理されている。ここで、フォームとは、本実施形態において、HTMLデータに基づいてWebブラウザ404が表示する画面内に含まれるユーザ入力が可能な入力フォームを示す。例えば、後述する図14におけるユーザ名を入力するためのテキストボックスコントロール1402や、パスワードを入力するためのパスワードコントロール1403等に対応する。列704には、MFP101のWebブラウザ404が受信するHTMLデータに含まれるフォームに対して入力すべき値が格納されている。
図7において、「user1」というユーザ名でMFP101にログインし、「http://authappserver.xxx.yyy/service1/login.html」のURLを使用してHTMLデータを受信した場合を例として説明する。この場合、1行目のレコードに格納されている要素名「username」及び値「xxx」、及び2行目のレコードに格納されている要素名「password」及び値「yyy」がWebブラウザ404に応答される。したがって、Webブラウザ404は、HTMLデータに含まれる「username」という要素名のフォームに対して、「xxx」という値を設定した状態でHTMLデータに従った画面を操作部219に表示する。また、Webブラウザ404は、HTMLデータに含まれる「password」という要素名のフォームに対して、「yyy」という値を設定した状態でHTMLデータに従った画面を操作部219に表示する。この一連の処理により、オートコンプリート機能を実現することができ、MFP101のユーザが「xxx」、「yyy」という値を手動で入力する手間を省くことができる。
<Webサーバ、認証Webサーバのソフトウェア構成>
次に、図8(a)を参照して、Webサーバ102のソフトウェア構成について説明する。図8(a)に示す各機能部は、Webサーバ102のHDD314に格納されたプログラムを、Webサーバ102のCPU311が実行することによって実現される。Webサーバ102は、Webアプリケーション810と、HTTP通信部813を備える。Webアプリケーション810は、プレゼンテーション部811と、ロジック部812とを備える。
図8(b)を参照して、認証Webサーバ104のソフトウェア構成について説明する。図8(b)に示す各機能部は、認証Webサーバ104のHDD314に格納されたプログラムを、Webサーバ102のCPU311が実行することによって実現される。認証Webサーバ104は、認証Webアプリケーション814と、HTTP通信部817を備える。認証Webアプリケーション814は、プレゼンテーション部815と、ロジック部816とを備える。HTTP通信部817、プレゼンテーション部815と、ロジック部816は、それぞれ、HTTP通信部813、プレゼンテーション部811と、ロジック部812と同様の機能を有する。
Webアプリケーション810は、Webブラウザ404からのHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプト(第1スクリプト)をHTMLデータに埋め込むことができる。これにより、Webアプリケーション810は、オートコンプリート機能を適用するか否かを制御することもできる。Webアプリケーション810は、その他にも、MFP101に対するユーザの指示を受け付ける画面を表示するためのHTMLデータや、MFP101に対する画像処理の実行指示等を送信する。
認証Webアプリケーション814は、MFP101のWebブラウザ404からの要求に対する応答として、ユーザを認証するために使用されるユーザ情報の入力を受け付けるユーザ情報入力画面を表示するためのHTMLデータをMFP101へ送信する。このHTMLデータには、上述したフォームの情報が含まれる。Webアプリケーション810は、図7の列701に定義されている特定のURL(特定の画面情報)を指定することで、オートコンプリート機能を適用するか否かを制御することができる。Webアプリケーション810とは別のドメインの認証Webアプリケーション814のURLを指定することもできる。
プレゼンテーション部811は、HTTP通信部813を介して、MFP101のWebブラウザ404にHTMLデータを提供する。また、プレゼンテーション部811は、HTTP通信部813を介して、Webブラウザ404から送信されてくるフォームデータを受け取る。ロジック部812は、プレゼンテーション部811を介して受け取ったフォームデータに関する処理を行う。本実施形態では、フォームデータとしてWebブラウザ404から送信されるユーザ情報(Webブラウザ404に表示された画面上で、ユーザが手動で入力したもの、或いは、オートコンプリート機能を用いて入力されたもの)に関する処理を行う。当該処理は、例えば、予めデータベースに管理しているユーザ情報との照合を行い、一致するものが存在する場合に、Webアプリケーション810の使用を許可する処理である。Webアプリケーション810の使用を許可する場合は、Webアプリケーション810の操作画面を表示するためのHTMLデータをWebブラウザ404に応答する。
<監視処理>
次に、図9を参照して、MFP101において、Webブラウザ監視部407がWebブラウザ404におけるHTMLデータのロード完了を監視し、Webブラウザ404に対してスクリプトのロードを指示する処理について説明する。図9のフローチャートは、ログイン部402によるユーザ認証が成功し、ユーザがMFP101の使用を開始したときに実行される。なお、図9のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
S901において、CPU211は、ログインユーザ管理部406に対する問い合わせを行い、MFP101を現在使用しているユーザが、オートコンプリート機能の使用が許可されたユーザであるか否かを判定する。ここで、ログインユーザ管理部406は、ユーザごとにオートコンプリート機能の使用が許可されているか否かを示す情報を管理しており、例えば、CPU211から受信したユーザIDを用いて管理している情報を検索することにより判定する。判定の結果、オートコンプリート機能の使用が許可されたユーザである場合はS902に進み、オートコンプリート機能の使用が許可されたユーザでなければ処理を終了する。
S902において、CPU211は、Webブラウザ404を操作部219に表示中であるか否かを判定する。この判定は、Webブラウザ404が起動中であるか否かに基づいて判定してもよいし、Webブラウザ404が操作部219の最前面に表示されているか否かに基づいて判定してもよい。判定の結果、Webブラウザ404が表示中である場合はS903に進み、Webブラウザ404が表示中でなければS906に進む。
S903において、CPU211は、Webブラウザ404によるHTMLデータのロード完了通知があるかどうかを判定する。判定の結果、HTMLデータのロードが完了した場合はS904に進み、HTMLデータのロードが完了していなければS906に進む。
S904において、CPU211は、Webアプリケーション801から渡される「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」と、Webブラウザ404にロードされているHTMLデータのURLが一致しているかどうかを判定する。尚、「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」は、後述するscriptタグ1202に記載されている。判定の結果、一致している場合はS905に進み、一致していなければS906に進む。
S905において、CPU211は、後述するオートコンプリート機能を行うために、Webブラウザ監視部407内に保持されているスクリプトのロードをWebブラウザ404に指示して、S906に進む。S906において、CPU211は、MFP101からユーザがログアウトしたか否かを判定する。ユーザがログアウトした場合は処理を終了し、ユーザがログアウトしていない場合はS902に戻る。
<オートコンプリート機能>
次に、図10を参照して、本実施形態におけるオートコンプリート機能について説明する。ユーザ(ユーザ名が「user1」であり、オートコンプリートが許可されているユーザであるものとする)がMFP101にログインすると、最初は、メニュー管理部401によってメニュー画面が操作部219に表示される。図11は、メニュー管理部401によって表示されるメニュー画面1100を示す。メニュー画面1100には、コピーアプリケーションの利用を指示するためのGUIボタン1101及びファクスアプリケーションの利用を指示するためのGUIボタン1102が表示される。なお、コピーアプリケーション及びファクスアプリケーションは、MFP101内に備えられているアプリケーションであって、これらのアプリケーションを使用する場合は、Webブラウザ404は使用されない。しかし、これらのアプリケーションについてもWebサーバ102が提供するWebアプリケーションとして動作することも可能である。
GUIボタン1103及び1104は、それぞれLAN110上のWebサーバ102に備えられたWebアプリケーションの利用を指示するためのGUIボタンである。GUIボタン1105は、WebアプリケーションからユーザをログアウトさせるためのGUIボタンである。GUIボタン1103及び1104には、それぞれ異なるURLが割り付けられている。ここでは、GUIボタン1103に、Webアプリケーション810に対応するURLが対応付けられているものとする。
GUIボタン1103が押下(操作)されると、図10のS1001において、メニュー管理部401は、Webブラウザ404を起動させるとともに、操作部219の最前面にWebブラウザ404を表示するように制御する。また、GUIボタン1103に割り付けられているURLを使用して、Webアプリケーション810に対するHTMLデータの要求を行うようにWebブラウザ404に指示する。
S1002において、Webブラウザ404は、メニュー管理部401からの指示に従って、Webアプリケーション810に対してHTMLデータを要求する。S1003において、Webアプリケーション810は、Webアプリケーション810のトップ画面を表示するためのHTMLデータをWebブラウザ404へ応答(送信)する。
図12に、S1003でWebアプリケーション810が応答するHTMLデータ(取得要求の応答データ)を示す。なお、本実施形態の画面データは、HTML形式で記述されたものであるが、説明を簡略化するためにスタイルシートの設定等については省略する。
scriptタグ1201は、図5で示したWebブラウザ404によりHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプトである。scriptタグ1202は、scriptタグ1201のスクリプトのファンクションに「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」を渡した上でscriptタグ1201のスクリプトを実行するスクリプトである。metaタグ1203は、「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」(リダイレクト先の認証Webサーバ)へリダイレクトするタグである。
Webアプリケーション810からのHTMLデータをWebブラウザ404がロードし画面の表示が完了すると、S1004を実行する。S1004は、Webブラウザ404が、scriptタグ1201及び1202に記載のスクリプトの実行をスクリプト実行部405に指示する。スクリプト実行した結果、S1005において、スクリプト実行部405は、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに対して図5に示す501を追記し、画面データを書き換える。具体的には、図5に示す501を追記する前に、scriptタグ1202から渡された「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」を付加する。S1006において、Webブラウザ404は、Webブラウザ監視部407に対してロード完了を通知する。
S1007において、Webブラウザ404は、metaタグ1203に従って、Webアプリケーション810からリダイレクトする先の認証Webアプリケーション814に対してHTMLデータを要求する。S1008において、認証Webアプリケーション814は、ユーザを認証するために使用するユーザ情報の入力を受け付けるユーザ情報入力画面を表示するためのHTMLデータをWebブラウザ404へ応答(送信)する。
図13に、S1008で認証Webアプリケーション814が応答するHTMLデータを示す。なお、本実施形態の画面データは、HTML形式で記述されたものであるが、説明を簡略化するためにスタイルシートの設定等については省略する。
図14(a)は、図13に示すHTMLデータに基づいてWebブラウザ404に表示される画面を示す。GUI画面1401には、inputタグ1301に基づいてユーザ名を入力するためのテキストボックスコントロール1402が表示される。また、inputタグ1302に基づいてパスワードを入力するためのパスワードコントロール1403が表示される。また、inputタグ1303に基づいて、テキストボックスコントロール1402に入力されたユーザ名と、パスワードコントロール1403に入力されたパスワードとを用いてログインするためのGUIボタン1404が表示される。
S1009において、Webブラウザ監視部407は、「現在Webブラウザ404がロードしているHTMLデータを受信するために使用したURL」と「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」が一致しているかを判定する。「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」は、scriptタグ1202に含まれる。判定の結果、一致している場合はS1010に進む。一致していない場合は、一定間隔の時間を空けてS1009の処理を繰り返す。S1009の処理を繰り返して、判定した結果、一致した場合のみ、S1010に進む。尚、S1009は、S1006のロード完了通知をトリガーとして、処理を行う。
S1010において、Webブラウザ監視部407は、Webブラウザ404に対して、スクリプトのロードを指示する。この処理は、図9のS905の処理に対応する処理である。
図15は、Webブラウザ監視部407がWebブラウザ404に対してロードを指示するスクリプトの例である。図15は、説明を簡略化するために改行しているが、実際には改行やスペースのない文字列である。図15に示すスクリプトは、1501のURLを外部スクリプトとしてHTMLデータに追加(画面データを書き換え)することを定義している。1501のURLは、「スクリプト応答部614のURL」に、「現在Webブラウザ404がロードしているHTMLデータを受信するために使用したURL」及び「現在MFP101にログインしているユーザのユーザ名」をクエリとして結合したものである。
「スクリプト応答部614のURL」は、Webブラウザ監視部407が予め保持している情報である。「現在Webブラウザ404がロードしているHTMLデータを受信するために使用したURL」及び「現在MFP101にログインしているユーザのユーザ名」は、MFP101の状態に応じて動的に決定される情報である。なお、図15に示すスクリプトに、同一のスクリプトを同一のHTMLデータに2回以上ロードしないようにするための記述を加えることが望ましい。
S1011において、Webブラウザ404は、Webブラウザ監視部407からロード指示されたスクリプトの実行を、スクリプト実行部405に対して指示する。この指示に応じて、スクリプト実行部405は、図15のスクリプトを実行する。
図15のスクリプトには、上述した通り、HTMLデータの書き換えが定義されている。したがって、スクリプト実行部405がスクリプトを実行すると、S1012において、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに対して1501が追記され、画面データが書き換えられる。
S1013において、Webブラウザ404は、S1012におけるスクリプトタグの追記に応じて、フォームデータ管理アプリケーション610に対して、スクリプト(第2スクリプト)を要求する。この要求には、1501に示される通り、「現在Webブラウザ404がロードしているHTMLデータを受信するために使用したURL」を示す情報及び「現在MFP101にログインしているユーザのユーザ名」を示す情報が含まれている。
S1014において、フォームデータ管理アプリケーション610のスクリプト応答部614は、スクリプトをWebブラウザ404に応答する。このとき、スクリプト応答部614は、フォームデータ管理部613が保持するフォームデータ管理テーブルにアクセスし、クエリ文字列に含まれる「URL」及び「ユーザ名」に対応する行を決定する。例えば、図7に示す列701及び列702の情報である。
スクリプト応答部614は、決定した行にアクセスするためのIDを、フォームデータ管理部613に発行させる。ここではIDとして「0123456789」が発行されるものとする。このIDを用いることで、フォームデータ管理テーブル700に含まれるフォームデータを取得することが可能となるが、フォームデータ管理テーブル700に対するアクセスが所定時間以上ない場合は、IDが無効化される。
図16は、スクリプト応答部614が応答するスクリプトの例である。1601は、オートコンプリートのためのフォームデータをフォームデータ管理アプリケーション610に対して要求し、Webブラウザ404にロードされたHTMLデータに含まれる要素に値を設定するファンクションを示す。
1602は、フォームデータ管理アプリケーション610から取得したフォームデータを、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに含まれる要素に値を設定するスクリプトである。1603は、「https://formdataserver.xxx.yyy/loadService」のURLで示されるフォームデータ応答部612のフォームデータ取得サービスに対して、フォームデータを要求するスクリプトである。この要求には、フォームデータ管理部613が前もって発行したID「0123456789」が含まれる。
1604は、Webブラウザ404により表示された画面を介してユーザが入力したフォームデータ(ここでは、ユーザ情報)をフォームデータ管理アプリケーション610に送信し、保存させるためのファンクションを示す。1605は、HTMLデータに含まれるフォームから、要素名及び値を読み取って、「reqdata」という変数に設定するスクリプトである。1606は、「https://formdataserver.xxx.yyy/saveService」のURLで示されるフォームデータ応答部612のフォームデータ保存サービスに対して前述の「reqdata」の保存を要求するスクリプトである。この要求には、フォームデータ管理部613が前もって発行したID「0123456789」が含まれる。
1607は、図16のスクリプトが読み込まれたときに自動的に実行するファンクションを示す。1608は、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに、1601のファンクションを呼び出すための表示オブジェクト(ボタン)を追加するスクリプトである。1609は、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに、1604のファンクションを呼び出すための表示オブジェクト(ボタン)を追加するスクリプトである。1610は、1601のファンクションを呼び出すためのスクリプトである。
S1015において、Webブラウザ404は、フォームデータ管理アプリケーション610から応答されたスクリプトの実行を、スクリプト実行部405に対して指示する。この指示に応じて、スクリプト実行部405は、図16のスクリプトを実行する。S1016において、スクリプト実行部405は、1608及び1609のスクリプトを実行し、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに、GUIボタンを表示するためのデータを追加する。続いて、スクリプト実行部405は、1610のスクリプトを実行することにより、1601のファンクションが呼び出され、1603のスクリプトが実行される。
S1017において、スクリプト実行部405は、1603のスクリプトを実行した結果として、フォームデータ管理アプリケーション610に対するフォームデータを要求する。この要求を受けたフォームデータ管理アプリケーション610は、S1018において、フォームデータ管理テーブル700に含まれるフォームデータのうち、要求に含まれるIDに対応するフォームデータを、フォームデータ応答部612によって応答する。
図7の場合、「http://authappserver.xxx.yyy/service1/login.html」及び「user1」の2つのキーに一致する要素名と値が応答される。具体的には、「username」について「xxx」、「password」について「yyy」の情報が応答される。スクリプト実行部405は、S1018でフォームデータ管理アプリケーション610からの応答を受け取った後、スクリプト1602を実行する。S1019では、スクリプト1602を実行した結果として、フォームデータ管理アプリケーション610から取得したフォームデータを、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに設定すべく、HTMLデータを書き換える。
図14(b)は、S1016及びS1019の処理が行われた結果、Webブラウザ404に表示される画面を示す。GUIボタン1701及びGUIボタン1702は、S1016におけるHTMLデータの書き換えによって追加される表示オブジェクトである。また、S1019の処理の結果として、1703及び1704に示す通り、テキストボックスコントロール1402及びパスワードコントロール1403にユーザ名「xxx」及びパスワード「yyy」がオートコンプリート(プリセット)される。なお、1704には実際には「yyy」という値が設定されているが、内容がパスワードであるため画面上では「***」と表示される。
図14(b)のようにユーザ情報がオートコンプリートされた状態から、ユーザが1703及び1704の内容を誤って変更してしまったときは、GUIボタン1701を押下することにより、再度オートコンプリートの処理を実行させることができる。ユーザによってGUIボタン1701が押下されると、Webブラウザ404がスクリプト実行部405を呼び出し、1601のスクリプトが実行される。
<フォームデータの保存処理>
次に、図17を参照して、Webブラウザ404によって表示されている画面にユーザが手動で入力したユーザ情報を次回以降のログイン処理のためにフォームデータ管理アプリケーション610に新たに保存する処理について説明する。つまり、当該保存処理は、新たなユーザ情報が入力された場合に、次回のログイン処理時にオートコンプリート機能を実行するためのユーザ情報を保存する。図17に示すシーケンスは、図14(b)に示す画面がWebブラウザ404によって表示されている状態で、ユーザが手動で情報入力した後、GUIボタン1702を押下すると開始される。
S1801において、Webブラウザ404は、スクリプト実行部405に対して、図5の1604に示すスクリプトの実行を指示する。S1802において、スクリプト実行部405は、1604のスクリプトを実行し、その結果、フォームデータ管理アプリケーション610に対してフォームデータの保存を要求する。この要求には、フォームの要素名及び値、更に前もって発行されているIDが含まれる。フォームデータ管理アプリケーション610側では、スクリプト実行部405からの要求に応じて、フォームデータ管理テーブル700の内容を更新する。
以上説明したように、本実施形態によれば、特定のURLを使用したHTMLデータの受信(及び画面の表示)が行われたときに、MFP101外部のフォームデータ管理アプリケーション610に管理されているフォームデータがオートコンプリートされる。これにより、例えば、Webアプリケーション800とは別のドメインの認証Webアプリケーション814にログインするためのユーザ情報入力画面に入力が必要なユーザ情報をユーザが入力する手間を省くことができる。また、新たなユーザ情報が入力された場合には、当該情報をフォームデータ管理アプリケーション610に通知して情報を更新することができる。このように、本実施形態によれば、オートコンプリートに関する情報をMFP101等のクライアント装置で管理する必要がなく、サーバ装置であるフォームデータ管理サーバ103で管理することができる。したがって、本システムにおけるクライアント装置は、Webサーバ102及びフォームデータ管理サーバ103を利用することにより、自装置において各ユーザの情報を保持することなく、オートコンプリート機能を実現することができる。また、本実施形態によれば、上述したように、Webアプリケーション810とは別のドメインの、ユーザによる情報入力の手間を軽減する対象となるページをWebアプリケーション810が指定することができる。したがって、情報処理システムの全てのクライアント装置をメンテナンスすることなくWebサーバ102をメンテナンスすることにより、オートコンプリート機能を容易にメンテナンスすることもできる。なお、本発明は、Webサーバ102及びフォームデータ管理サーバ103を統合したサーバを適用することもできる。
なお、ユーザ認証に使用されるユーザ情報をオートコンプリートする例を説明したが、オートコンプリートの対象とする情報はこれに限らず、例えば、検索キーワードや定型の挨拶文などを対象としてもよい。また、オートコンプリートの対象は、キーワードだけに限らず、プルダウンからの選択やチェックボックスに対するチェックの入力に応用することも可能である。
また、図10のS1013、S1014、S1017、及びS1018では、スクリプト実行部405やWebブラウザ404がフォームデータ管理アプリケーション610と通信しているが、これをWebブラウザ監視部407が仲介するようにしてもよい。この場合は、フォームデータ管理アプリケーション610側がHTTP以外の通信プロトコルに対応するものであってもよいという利点がある。
また、図15に示すスクリプトをWebブラウザ監視部407が保持する例について説明したが、代わりに、Webブラウザ404がブックマークとして保持するようにしてもよい。この場合、図10のS1009におけるスクリプトロード指示では、Webブラウザ監視部407がブックマークIDを指定し、Webブラウザ404は指定されたブックマークIDに対応するブックマーク情報(図15のスクリプト)をロードする。
<第2の実施形態>
次に、図18乃至図21を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、URLチェック処理の実行回数を必要最低限にすることで、全体のパフォーマンスの低下を防止する実施形態について説明する。
図18を参照して、MFP101において、Webブラウザ監視部407がWebブラウザ404におけるHTMLデータのロード完了を監視し、Webブラウザ404に対してスクリプトのロードを指示する処理について説明する。図18のフローチャートは、ログイン部402によるユーザ認証が成功し、ユーザがMFP101の使用を開始したときに実行される。なお、図18のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU211がHDD214に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
S1801からS1803は、それぞれS901からS903と同様の処理である。
S1804において、CPU211は、S1804に到達した回数が1回目かどうかを判定する。判定の結果、1回目である場合はS1805に進み、そうでなければS1806に進む。
S1804において、CPU211は、Webアプリケーション801から渡される「URLチェック処理の開始を遅延する時間」の時間の間、処理を止め、経過後にS1806に進む。尚、「URLチェック処理の開始を遅延する時間」は、後述するscriptタグ2102に記載されている。
S1806において、CPU211は、Webアプリケーション801から渡される「URLチェック処理の回数上限」が、S1806に到達した累積回数以上であるかどうかを判定する。尚、「URLチェック処理の回数上限」は、後述するscriptタグ2102に記載されている。判定の結果、「URLチェック処理の回数上限」が、S1806に到達した累積回数以上である場合はS1807に進み、一致していなければS1809に進む。
S1807からS1809は、それぞれS904からS906と同様の処理である。
図19を参照して、本実施形態におけるオートコンプリート機能について説明する。S1901からS1904は、それぞれS1001からS1004と同様の処理である。
図20は、Webブラウザ404からのHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプト(第1のスクリプト)の例である。図21は、S1903でWebアプリケーション810が応答するHTMLデータ(取得要求の応答データ)の例である。
scriptタグ2101は、図20で示したWebブラウザ404によりHTMLデータのロードが完了したことをWebブラウザ監視部407に通知するスクリプトである。scriptタグ2102は、scriptタグ2101のスクリプトのファンクションに「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」「URLチェック処理の開始を遅延する時間」「URLチェック処理の回数上限」を渡すスクリプトである。そして、さらに、scriptタグ2101のスクリプトを実行するスクリプトである。metaタグ2103は、「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」(リダイレクト先の認証Webサーバ)へリダイレクトするタグである。
S1905において、スクリプト実行部405は、Webブラウザ404がロードしているHTMLデータに対して図20に示す2001を追記し、画面データを書き換える。具体的には、図20に示す2001を追記する前に、scriptタグ2102から渡された「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」「URLチェック処理の開始を遅延する時間」「URLチェック処理の回数上限」を付加する。S1906において、Webブラウザ404は、Webブラウザ監視部407に対してロード完了を通知する。
S1907からS1908は、それぞれS1007からS1008と同様の処理である。
S1909において、Webブラウザ監視部407は、S1909に到達した回数が1回目かどうかを判定する。「URLチェック処理の開始を遅延する時間」は、後述するscriptタグ2102に記載されている。判定の結果、1回目である場合はWebアプリケーション801から渡される「URLチェック処理の開始を遅延する時間」の時間の間、処理を止め、経過後にS1910に進み、1回目でない場合はそのままS1910に進む。尚、S1909は、S1906のロード完了通知をトリガーとして、処理を行う。
S1910において、Webブラウザ監視部407は、Webアプリケーション801から渡される「URLチェック処理の回数上限」が、S1910に到達した累積回数以上であるかどうかを判定する。「URLチェック処理の回数上限」は、後述するscriptタグ2102に記載されている。判定の結果、「URLチェック処理の回数上限」が、S1910に到達した累積回数以上である場合はS1911に進み、一致していなければ以降の処理を実行しない。
S1911において、Webブラウザ監視部407は、「現在Webブラウザ404がロードしているHTMLデータを受信するために使用したURL」と「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」が一致しているかを判定する。「ユーザ入力が可能な入力フォームを含む画面のURL」は、scriptタグ2102に含まれる。判定の結果、一致している場合はS1912に進む。一致していない場合は、一定間隔の時間を空けてS1909に進み、S1909乃至S1911の処理を繰り返す。
S1912からS1921は、それぞれS1010からS1019と同様の処理である。
上述した通り、S1009のURLチェック処理は、2つのURLが一致していない場合は、一定間隔の時間を空けてS1009の処理を繰り返し、一致した場合のみ、S1010に進む。
第2の実施形態では、S1009において「URLチェック処理の開始を遅延する時間」の時間を使用して、1回目のURLチェック処理の開始時間を遅延させる。また、「URLチェック処理の回数上限」の回数を使用して、URLチェック処理を繰り返すことを中止する。
Webアプリケーション810から認証Webアプリケーション814に遷移するまでにリダイレクト処理などにより多くの時間を要する場合がある。が、そのような場合でも、第2の実施形態によれば、URLチェック処理が多数繰り返さることなく、システム全体のパフォーマンスの低下を防止することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 画面情報を提供するWebサーバ及び認証Webサーバと、特定の画面情報に含まれるフォームの種類毎に入力すべき値を含むフォームデータを定義したテーブルを有する管理サーバと、通信可能な情報処理装置であって、
    前記Webサーバに前記画面情報を取得要求し、取得した画面情報をロードし、前記取得要求の応答に含まれる情報を用いて前記認証Webサーバへリダイレクトを行うWebブラウザと、
    前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致するかを判定し、前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致すると判定され、かつ、前記情報処理装置を現在使用しているユーザがオートコンプリート機能を許可されているユーザである場合に、前記Webブラウザに対して、第1のスクリプトをロードして実行するように指示する監視手段とを有し、
    前記第1のスクリプトを実行することによって、前記情報処理装置を現在使用しているユーザ及び前記画面情報に従ったフォームデータを前記管理サーバから取得し、前記画面情報及び前記フォームデータの前記入力すべき値を反映した画面を表示部に表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得要求の応答は、第2のスクリプトを含み、
    前記Webブラウザは、第2のスクリプトを実行することによって、前記画面情報のロードが完了したことを前記監視手段に通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記監視手段は、さらに、前記Webブラウザによる画面情報のロードが完了したか否かを監視することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記Webブラウザは、
    前記オートコンプリート機能を実行したフォームにユーザが新たなに情報を入力すると、対応するフォームデータの更新を前記管理サーバへ指示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1のスクリプトは、前記監視手段が予め保持していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記画面情報は、ユーザ認証のための情報入力を行う画面であり、
    前記オートコンプリート機能の対象となるフォームは、ユーザ名を入力するフォーム、及びパスワードを入力するフォームの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. さらに、画像形成手段を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 画面情報を提供するWebサーバ及び認証Webサーバと、特定の画面情報に含まれるフォームの種類毎に入力すべき値を含むフォームデータを定義したテーブルを有する管理サーバと、通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
    Webブラウザが、前記Webサーバに前記画面情報を取得要求し、取得した画面情報をロードし、前記取得要求の応答に含まれる情報を用いて前記認証Webサーバへリダイレクトを行う工程と、
    監視手段が、前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致するかを判定し、前記Webブラウザが表示している画面のURLと前記取得要求の応答に含まれるURLが一致すると判定され、かつ、前記情報処理装置を現在使用しているユーザがオートコンプリート機能を許可されているユーザである場合に、前記Webブラウザに対して、第1のスクリプトをロードして実行するように指示する工程と、
    前記第1のスクリプトを実行することによって、前記情報処理装置を現在使用しているユーザ及び前記画面情報に従ったフォームデータを前記管理サーバから取得し、前記画面情報及び前記フォームデータの前記入力すべき値を反映した画面を表示部に表示する工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための該コンピュータで読み取り可能なプログラム。
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