JP2017049755A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転支援が停止される車線増減エリアの報知を行う際に、車線増減エリアが存在する車線に応じて適切な報知を行う。【解決手段】運転支援装置100は、車両Mの走行する道路上で車線が増減する車線増減エリアPの位置情報及び車線増減エリアPの車線情報を取得する取得部52と、車両Mと車線増減エリアPとの距離が閾値以下である場合に、車線増減エリアPの存在をドライバに報知する報知部55と、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含むか否かを判定する判定部54と、を備える。報知部55は、判定部54によって車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含まないと判定された場合は、車線増減エリアPを含むと判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援装置に関する。
例えば、特許文献1に記載されているように、走行車線に沿って走行するように車両の運転を支援する運転支援装置がある。このような運転支援装置は、例えば、道路に車線が減少する地点が存在する等、車線が増減する場合に、運転支援を停止する或いは支援が困難となることがある。特許文献1に記載された運転支援装置は、運転支援が停止されるエリアに車両が進入した際に、運転支援停止の報知を行っている。
特開2004−102536号公報
引用文献1に記載された運転支援装置では、運転支援が停止されるエリアに車両が進入したとき(運転支援が停止されるエリアに近づいたとき)に一律に運転支援停止の報知が行われる。すなわち、車両の走行車線上に車線が増減することによって車線増減エリアがある場合と、車両の走行車線とは異なる車線上に車線増減エリアがある場合とで同じ報知が行われている。このため、車両のドライバは、走行車線上に車線増減エリアが存在するか否かを判断することができない。従って、本技術分野では、車線増減エリアの報知を行う際に、車線増減エリアが存在する車線に応じて適切な報知を行うことができる運転支援装置が望まれている。
本発明の一側面に係る運転支援装置は、車両の運転支援として車線維持支援を行う支援部と、車両の位置と地図情報とに基づいて、車両の走行する道路上で車線が増減する車線増減エリアの道路延在方向における位置情報、及び車線増減エリアの道路幅方向における車線情報を取得する取得部と、道路延在方向における車両の位置と車線増減エリアの位置情報とに基づいて車両と車両の前方に位置する車線増減エリアとの道路延在方向における距離が閾値以下である場合に、車線増減エリアの存在を車両のドライバに報知する報知部と、道路において車両が走行する走行車線を認識する車線認識部と、取得部によって取得された車線情報及び車線認識部で認識された走行車線に基づいて、走行車線が車線増減エリアを含むか否かを判定する判定部と、を備え、報知部は、判定部によって走行車線が車線増減エリアを含まないと判定された場合は、判定部によって走行車線が車線増減エリアを含むと判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。
この運転支援装置において報知部は、判定部によって走行車線が車線増減エリアを含まないと判定された場合、判定部によって走行車線が車線増減エリアを含むと判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。これにより、車両のドライバは、報知部よって行われる報知の強度の違いにより、走行車線が車線増減エリアを含んでいるか否かを認識することができる。すなわち、車両のドライバは、報知部よって行われる報知の強度の違いにより、走行車線が車線増減エリアを含むために車線維持支援が停止又は困難となることを認識することができる。また、車両の走行車線とは異なる車線に車線増減エリアが存在しており、車線増減エリアの存在が現在の車両の走行には直接関係がないにもかかわらず、強度の強い報知がされてしまうことを抑制できる。このように、運転支援装置は、車線増減エリアが存在する車線に応じて適切な報知を行うことができる。
判定部は、走行車線が車線増減エリアを含まないと判定した場合に、取得部によって取得された車線情報及び車線認識部で認識された走行車線に基づいて、車線増減エリアを含まないと判定した走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接するか否かを判定し、報知部は、判定部によって車線増減エリアを含まないと判定された走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接しない場合、判定部によって車線増減エリアを含まないと判定された走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接する場合と比べて報知の強度を弱くしてもよい。この場合、車両の走行車線が車線増減エリアを含まない場合であったとしても、車両のドライバは、走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接しているか否かを認識することができる。
本発明の一側面によれば、車線増減エリアの報知を行う際に、車線増減エリアが存在する車線に応じて適切な報知を行うことができる。
実施形態に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 図2(a)は車線が減少する道路において車両の走行車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図2(b)は図2(a)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図3(a)は車線が減少する道路において車両の走行車線に隣接する車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図3(b)は図3(a)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図4(a)は車線が減少する道路において車両の走行車線から2つ離れた車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図4(b)は図4(a)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図5(a)は車線が増加する道路において車両の走行車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図5(b)は車線が増加する道路において車両の走行車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図5(c)は図5(a)及び図5(b)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図6(a)は車線が増加する道路において車両の走行車線に隣接する車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図6(b)は車線が増加する道路において車両の走行車線に隣接する車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図6(c)は図6(a)及び図6(b)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図7(a)は車線が分岐する道路において車両の走行車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図7(b)は図7(a)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 図8(a)は車線が分岐する道路において車両の走行車線に隣接する車線上に車線増減エリアが存在する場合を示す平面図である。図8(b)は図8(a)に示す場合における表示部の表示画像例を示す図である。 車線増減エリアの存在を報知する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示す運転支援装置100は、例えば、乗用車などの車両Mに搭載されており、ドライバによる車両Mの運転を支援する。運転支援装置100は、運転支援として、走行車線に沿って走行するように車両Mの運転を支援する車線維持支援(LKA:Lane Keeping Assist)を行う。
本実施形態に係る車線維持支援とは、車両Mの横位置が走行車線内の目標横位置となるように車両Mを制御すると共に、ドライバによる操舵があった場合には当該操舵を車両Mの走行に反映させる運転支援である。走行車線とは、車両Mが走行中の車線である。車両Mの横位置とは、走行車線の幅方向における車両Mの位置である。車両Mの横位置は、例えば、平面視における車両Mの中心位置を基準として認識される。目標横位置とは、車線維持支援において車両Mの制御目標となる位置である。目標横位置は、例えば、幅方向における走行車線の中央位置に設定される。また、目標横位置は、走行車線の中央位置から車線の幅方向にオフセットした位置に設定されてもよい。
運転支援装置100は、例えば、車両Mに搭載されたカメラにより走行車線を形成する二本の白線を認識する。そして、運転支援装置100は、認識した二本の白線に基づいて、二本の白線から車線幅方向において等距離の位置を走行車線の中央位置として、車線維持支援の目標横位置に設定する。また、運転支援装置100は、例えば、カメラの撮像画像内における二本の白線の位置から、車両Mの横位置を認識する。運転支援装置100は、車両Mの横位置が目標横位置となるように車両Mへ操舵トルクを付与することで、走行車線に沿った車両Mの走行を支援する。運転支援装置100は、例えば、車両Mの操舵アクチュエータを制御することにより、車両Mの操舵装置に対して操舵トルクを付与する。
以下、運転支援装置100の構成について説明する。運転支援装置100は、カメラ1、GPS[Global Positioning System]受信部2、ナビゲーションシステム3、通信部4、運転支援ECU[Electronic Control Unit]5、操舵アクチュエータ6、及びHMI[Human Machine Interface]7を備えている。
カメラ1は、車両Mの前方の道路を撮像する撮像機器である。カメラは、例えば、車両Mのフロントガラスよりも車室側に設けられている。カメラは、撮像した撮像情報を運転支援ECU5へ送信する。カメラは、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。
GPS受信部2は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両Mの位置(例えば車両Mの緯度及び経度)を測定する。GPS受信部2は、測定した車両Mの位置情報を運転支援ECU5へ送信する。なお、GPS受信部2に代えて、車両Mの緯度及び経度が特定できる他の手段を用いてもよい。
ナビゲーションシステム3は、車両Mのドライバによって設定された目的地まで、車両Mのドライバに対して案内を行う装置である。ナビゲーションシステム3は、地図情報を記憶する地図記憶部31を備えている。ナビゲーションシステム3は、GPS受信部2が測定した車両Mの位置情報と地図記憶部31が記憶する地図情報とに基づいて、車両Mの走行するルートを算出する。ナビゲーションシステム3は、例えば、車両Mの位置から目的地に至るまでの目標ルートを演算し、表示部の表示及び音出力部からの音声出力等によりドライバに対して目標ルートの報知を行う。ナビゲーションシステム3は、目標ルートの報知を行う際に、後述するHMI7の表示部71及び音出力部72を用いてもよく、ナビゲーションシステム3に設けられた表示部及び音出力部を用いてもよい。なお、ナビゲーションシステム3は、車両Mと通信可能な情報処理センター等の施設のコンピュータに設けられていてもよい。
ここで、地図記憶部31が記憶する地図情報には、目的地までの案内を行うための道路等の情報に加え、車線増減エリアの位置情報、及び車線増減エリアが存在する車線情報を含んでいる。車線増減エリアとは、具体的には、車線減少、車線増加、又は車線分岐が存在するエリアである。車両Mの走行車線上に車線減少、車線増加、又は車線分岐が存在する場合、運転支援装置100は、車線増減エリア以降においてどの車線に沿って車両Mを走行させるべきかの判定ができなくなる場合が考えられる。このため、車線増減エリアにおいて、運転支援装置100による車線維持支援が停止する、又は車線維持支援が困難となる。なお、車線維持支援が困難となるとは、例えば、車線維持支援の制御精度が低下することであってもよい。
車線増減エリアの位置情報は、車線減少、車線増加、又は車線分岐が存在するエリアの位置を特定する情報(例えば、緯度及び経度)を含んでいる。また、車線増減エリアの車線情報は、道路が複数の車線を有する場合、道路幅方向において車線増減エリアが存在する車線を特定するための情報である。
まず、車線減少によって生じる車線増減エリアの一例について説明する。車線が減少することとは、複数の車線が設けられている道路において、ある地点から車線が少なくなることである。すなわち、車線数が減少することとは、複数の車線のうち一部の車線が無くなることである。例えば、車線が減少することによって車線が無くなる車線を車両Mが走行していた場合、車線が無くなるために運転支援装置100による車線維持支援が停止する又は困難となる。このため、車線が無くなる地点を含むエリアが、車線増減エリアとなる。具体的には、例えば、図2(a)に示すように、車線L1〜車線L3の3車線から、車線L2及び車線L3の2車線に車線が減少する道路R1があったとする。この場合、車線L1が無くなる地点(車線L1の終点)を含むエリアが、車線減少によって生じる車線増減エリアPとなる。すなわち、車線増減エリアPは、車線L1上に存在している。この車線増減エリアPの車線情報は、車線増減エリアPが存在する車線である車線L1の情報を含んでいる。なお、この車線増減エリアPは、車線L1が無くなる地点を含むように設定された所定の広さを有するエリアであってもよい。
なお、図2(a)は、車両Mが図中の左側から右側に向かって走行している状態を示している。すなわち、車線増減エリアPは、車両Mの進行方向の前方に位置しており、車両Mは車線増減エリアP側に向かって走行している。図3(a)、図4(a)、図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)、図7(a)、及び図8(a)についても、図2(a)と同様に、車両Mが図中の左側から右側に向かって走行している状態を示している。
次に、車線増加によって生じる車線増減エリアの一例について説明する。車線が増加することとは、道路のある地点から車線が増加することである。車線が増加することとは、例えば、一つの車線が2つの車線になる場合がある。具体的には、例えば、図5(a)に示す道路R2のように、車線L1が車線L1aと車線L1bの2つの車線に増加する場合である。また、車線が増加することとは、例えば、ある車線の側方の位置に、新たに車線が追加される場合がある。具体的には、例えば、図5(b)に示す道路R3のように、道路R3のある地点から、車線L1の左側に新たに車線L3が追加される場合である。
例えば、道路のある地点から車線が増加する車線を車両Mが走行していた場合、運転支援装置100は、図5(a)に示す例においては車線が増加する地点において車線L1a及び車線L1bのどちらの車線に沿って車両Mを走行させるべきかの判定が困難となる。同様に、例えば、運転支援装置100は、図5(b)に示す例においては車線L1及び新たに増えた車線L3のどちらの車線に沿って車両Mを走行させるべきかの判定が困難となる。このため、車線が増加する場合、運転支援装置100による車線維持支援が停止する又は困難となる。このように、車線が増加する地点を含むエリアが、車線増減エリアとなる。
具体的には、例えば、図5(a)に示すように、車線L1が車線L1a及び車線L1bに増加する道路R2においては、車線L1が車線L1a及び車線L1bに増加する地点を含むエリアが車線増減エリアPとなる。すなわち、車線増減エリアPは、車線L1上に存在している。この車線増減エリアPの車線情報は、車線増減エリアPが存在する車線である車線L1の情報を含んでいる。なお、この車線増減エリアPは、車線が増加する地点を含むように設定された所定の広さを有するエリアであってもよい。
同様に、例えば、図5(b)に示すように、車線L1の左側に車線L3が新たに追加される道路R3においては、車線L1上において車線L3の始点(車線L3が始まる地点)と車線幅方向において対応する地点を含むエリアが車線増減エリアPとなる。すなわち、車線増減エリアPは、車線L1上に存在している。この車線増減エリアPの車線情報は、車線増減エリアPが存在する車線である車線L1の情報を含んでいる。なお、この車線増減エリアPは、車線L1上において車線L3の始点と車線幅方向において対応する地点を含むように設定された所定の広さを有するエリアであってもよい。
次に、車線分岐によって生じる車線増減エリアの一例について説明する。車線が分岐することとは、ある車線の側方に分岐車線が接続されることである。車線が分岐することとは、分岐車線が増加しているため、車線増加の一種と考えることができる。具体的には、例えば、図7(a)に示す道路R4のように、車線L1の左側に分岐車線としての車線L3が接続される場合である。すなわち、車線L1は、車線L1と車線L3とに分岐している。
例えば、分岐する車線を車両Mが走行していた場合、運転支援装置100は、図7(a)に示す例においては車線が分岐する地点において車線L1及び車線L3のどちらの車線に沿って車両Mを走行させるべきかの判定が困難となる。このため、車線が分岐する場合、運転支援装置100による車線維持支援が停止する又は困難となる。このように、車線が分岐する地点を含むエリアが、車線増減エリアとなる。具体的には、例えば、図7(a)に示すように、車線L1の左側に分岐車線としての車線L3が接続される道路R4においては、車線L1上において車線L3の始点(車線L1に接続された側の端部)と車線幅方向において対応する地点を含むエリアが車線増減エリアPとなる。すなわち、車線増減エリアPは、車線L1上に存在している。この車線増減エリアPの車線情報は、車線増減エリアPが存在する車線である車線L1の情報を含んでいる。なお、この車線増減エリアPは、車線が分岐する地点を含むように設定された所定の広さを有するエリアであってもよい。
また、地図記憶部31が記憶する地図情報は、道路に設けられた白線の本数及び白線の種類を含んでいてもよい。更に、地図記憶部31が記憶する地図情報は、道路に設けられた車線の数を含んでいてもよい。
通信部4は、車両M外の情報処理センター等の施設のコンピュータと通信を行うことによって、車線増減エリアの位置情報及び車線情報を含む地図情報を取得する。この情報処理センター等とは、例えば、車両M或いは車両M以外の車両が実際に走行した際に車線維持支援が停止した又は困難となったエリアの位置情報及び車線情報を収集する情報処理センター等であってもよい。これにより、運転支援装置100は、ナビゲーションシステム3の地図記憶部31が記憶する地図情報に加え、情報処理センター等の施設のコンピュータに記憶された地図情報を利用することができる。
操舵アクチュエータ6は、電動パワーステアリングシステムのうち操舵トルク(アクチュエータの出力)を制御するアシストモータの駆動を、運転支援ECU5からの指令制御値に応じて制御する。これにより、操舵アクチュエータ6は、車両Mの操舵トルクを制御する。
HMI7は、車両Mの乗員(ドライバを含む)と運転支援装置100との間で情報の出力及び入力をするためのインターフェイスである。HMI7は、例えば、乗員に画像情報を表示するためのディスプレイ等の表示部71、音声出力のためのスピーカ等の音出力部72、及び乗員が入力操作を行うための操作ボタン又はタッチパネル等を備えている。HMI7は、乗員により車線維持支援の作動又は停止に係る入力操作がなされると、運転支援ECU5に信号を出力して車線維持支援を開始又は停止させる。
運転支援ECU5は、車両Mの走行の制御等を行う。運転支援ECU5は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]等を有する電子制御ユニットである。運転支援ECU5では、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。運転支援ECU5は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
運転支援ECU5は、支援部51、取得部52、車線認識部53、判定部54、及び報知部55を備えている。支援部51は、走行車線に沿って走行するように車両Mの運転を支援する車線維持支援を行う。具体的には、支援部51は、例えば、ドライバのスイッチ操作に基づいて車線維持支援を開始する。支援部51は、例えば、カメラ1が撮像した車両Mの前方の画像に基づいて、画像解析により車両Mの走行車線の白線を認識する。支援部51は、例えば、認識した白線の画像内における位置に基づいて、走行車線における車両Mの横位置を認識する。次に、支援部51は、認識した車両Mの横位置が目標横位置となるように車両Mに操舵トルクを付与することで車両Mの走行を制御する。支援部51は、操舵アクチュエータ6に制御信号を送信することにより、車両Mに操舵トルクを付与する。ここでの目標横位置は、例えば、幅方向における走行車線の中央位置に設定されていてもよく、走行車線の中央位置から車線の幅方向にオフセットした位置に設定されていてもよい。
取得部52は、車両Mの位置と地図情報とに基づいて、車両Mの走行する道路上で車線増減エリアの道路延在方向(例えば、図2(a)において矢印Xで示す方向)における位置情報、及び車線増減エリアの道路幅方向(例えば、図2(a)において矢印Yで示す方向)における車線情報を取得する。取得部52は、車両Mの位置をGPS受信部2の測位結果に基づいて取得することができる。取得部52は、地図情報を、ナビゲーションシステム3の地図記憶部31から取得する。また、取得部52は、通信部4を用いて情報処理センター等の施設のコンピュータから地図情報を取得してもよい。取得部52は、車両Mの進行方向の前方の道路上に存在する車線増減エリアの位置情報及び車線情報を取得する。取得部52は、現在の車両Mの位置から進行方向の前方の所定距離内に存在する車線増減エリアの位置情報及び車線情報を取得してもよい。
車線認識部53は、車両Mが走行する道路上において、車両Mが走行する走行車線を認識する。すなわち、車線認識部53は、複数の車線を含む道路において、車両Mがどの車線を走行しているかを認識する。車線認識部53は、例えば、カメラ1が撮像した車両Mの前方の画像に基づいて、既知の手法によって走行車線を認識する。具体的には、例えば、車線認識部53は、カメラ1が撮像した車両Mの前方の画像に基づいて、画像解析により車両Mの前方の道路の白線を認識する。車線認識部53は、認識した道路の白線の本数、及び、白線と車両Mとの位置関係等に基づいて、車両Mが走行する走行車線を認識することができる。また、ナビゲーションシステム3の地図記憶部31が記憶する地図情報に、道路に設けられた白線の本数、白線の種類、及び車線の数等の情報が含まれている場合がある。この場合、車線認識部53は、カメラ1が撮像した画像に加え、白線の本数、白線の種類、及び車線の数等の情報を考慮して車両Mの走行車線を認識してもよい。
判定部54は、取得部52によって取得された車線情報及び車線認識部53で認識された走行車線に基づいて、車両Mの走行車線が車線増減エリアを含むか否かを判定する。具体的には、判定部54は、取得部52によって取得された車線増減エリアの車線情報、及び車線認識部53で認識された走行車線に基づいて、車両Mの走行車線が車線増減エリアを含む対象車線であるか或いは走行車線が車線増減エリアを含まない対象外車線であるかを判定する。判定部54は、車両Mの現在の位置から車両Mの前方における所定距離以内の走行車線を対象として、走行車線が車線増減エリアを含むか否かの判定を行うことができる。車両Mの走行車線が車線増減エリアを含む場合、すなわち、走行車線上に車線増減エリアが存在する場合、判定部54は車両Mの走行車線を対象車線と判定する。車両Mの走行車線が車線増減エリアを含まない場合、すなわち、走行車線上に車線増減エリアが存在しない場合、判定部54は、車両Mの走行車線を対象外車線と判定する。
例えば、図2(a)に示す例では、車両Mの走行車線である車線L1上に車線増減エリアPが存在する。このため、判定部54は、車両Mの走行車線(車線L1)を対象車線として判定する。図3(a)に示す例では、車両Mの走行車線である車線L2上に車線増減エリアPが存在しない。このため、判定部54は、車両Mの走行車線(車線L2)を対象外車線と判定する。図4(a)に示す例では、車両Mの走行車線である車線L3上に車線増減エリアPが存在しない。このため、判定部54は、車両Mの走行車線(車線L3)を対象外車線と判定する。
図5(a)、図5(b)、及び図7(a)に示す例では、車両Mの走行車線である車線L1上に車線増減エリアPが存在する。このため、判定部54は、車両Mの走行車線(車線L1)を対象車線として判定する。図6(a)、図6(b)、及び図8(a)に示す例では、車両Mの走行車線である車線L2上に車線増減エリアPが存在しない。このため、判定部54は、車両Mの走行車線(車線L2)を対象外車線と判定する。
また、判定部54は、走行車線が対象外車線であると判定した場合に、対象外車線であると判定した走行車線が、車線増減エリアPを含む車線に隣接するか否かを判定する。例えば、図3(a)及び図4(a)、に示す例では、車線L1上に車線増減エリアPが存在する。このため、図3(a)に示すように車両Mが車線L2を走行している場合、判定部54は、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接していると判定する。図4(a)に示すように車両Mが車線L3を走行している場合、判定部54は、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接していないと判定する。
例えば、図6(a)、図6(b)及び図8(a)に示す例では、車線L1上に車線増減エリアPが存在する。このため、図6(a)、図6(b)及び図8(a)に示すように車両Mが車線L2を走行している場合、判定部54は、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接していると判定する。
報知部55は、道路延在方向における車両Mの位置と車線増減エリアの位置情報とに基づいて、車両Mと車両Mの前方に位置する車線増減エリアとの距離が閾値以下であるか否かを判定する。車両Mと車線増減エリアとの距離とは、道路の延在方向に沿った距離とする。また、車両Mと車線増減エリアとの距離とは、車両Mから車線増減エリアに入った地点までの距離であってもよい。或いは、車両Mと車線増減エリアとの距離とは、車両Mから、車線が無くなる地点、車線が増加する地点、又は車線が分岐する地点までの距離であってもよい。報知部55は、道路に沿った車両Mと車線増減エリアとの距離を、例えば、地図記憶部31が記憶する地図データに基づいて算出することができる。報知部55は、車両Mの位置をGPS受信部2の測位結果に基づいて取得することができる。
車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下である場合、報知部55は、道路上における車線増減エリアの存在を車両Mのドライバに報知する。報知部55は、車線増減エリアの存在を、表示部71及び音出力部72の少なくともいずれかを用いて報知する。また、報知部55は、報知を行う際に、判定部54によって走行車線が車線増減エリアを含まないと判定された場合は、判定部54によって走行車線が車線増減エリアを含むと判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。具体的には、報知部55は、報知を行う際に、判定部54によって走行車線が対象外車線であると判定された場合は、判定部54によって走行車線が対象車線であると判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。
なお、強度が強い報知とは、強度が弱い報知に比べて、報知がされていることをドライバが気付きやすい報知であってもよい。また、強度が強い報知とは、強度が弱い報知に比べて報知内容をドライバが認識し易い報知であってもよい。
更に、報知部55は、判定部54によって車線増減エリアを含まないと判定された走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接しない場合、判定部54によって車線増減エリアを含まないと判定された走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接する場合と比べて報知の強度を弱くする。具体的には、報知部55は、対象外車線と判定された場合に行う報知の強度を、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しているか否かに応じて変更してもよい。詳細には、報知部55は、判定部54によって対象外車線であると判定された走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しない場合、判定部54によって対象外車線であると判定された走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合と比べて、報知の強度を弱くしてもよい。
すなわち、報知部55は、図2(a)に示すように車両Mの走行車線が対象車線(車線L1)である場合、強度が強いレベルの報知を行う。報知部55は、図3(a)に示すように、車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接する場合、強度が中レベルの報知を行う。報知部55は、図4(a)に示すように、車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接しない場合、強度が弱いレベルの報知を行う。なお、強度が強いレベルの報知とは、強度が中レベルの報知よりも報知の強度が強い。強度が中レベルの報知とは、強度が弱いレベルの報知よりも報知の強度が強い。
これにより、車両Mのドライバは、報知の強度に基づいて、走行車線が対象車線であるか否かを認識することができる。また、車両Mのドライバは、車両Mの走行車線が対象外車線である場合であっても、報知の強度に基づいて、走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しているか否かを認識することができる。
具体的には、表示部71を用いて報知を行う場合、報知部55は、例えば、強度が強いレベルの報知を行うときには強度が中レベルの報知及び弱いレベルの報知を行うときよりも、表示部71に表示するアイコンの彩度を高くする。また、報知部55は、例えば、強度が中レベルの報知を行うときには強度が弱いレベルの報知を行うときよりも、表示部71に表示するアイコンの彩度を高くする。このアイコンとは、道路上に車線増減エリアが存在し、且つ車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下であることをドライバに報知するためのマークである。
ドライバは、表示部71に表示されたアイコンの彩度によって、走行車線が対象車線であるか或いは対象外車線であるかを認識することができる。また、ドライバは、車両Mの走行車線が対象外車線である場合であっても、表示部71に表示されたアイコンの彩度によって、走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しているか否かを認識することができる。
表示部71に表示されるアイコンの彩度は、報知の強度のレベルが高くなるに従って高くなる。これにより、ドライバは、報知の強度のレベルが高くなるに従ってアイコンを視認し易くなる。すなわち、ドライバは、報知に気付き易くなる。
音出力部72を用いて報知を行う場合、報知部55は、例えば、強度が強いレベルの報知を行うときには強度が中レベルの報知及び弱いレベルの報知を行うときよりも、音出力部72から出力する音の音量を大きくする。また、報知部55は、例えば、強度が中レベルの報知を行うときには強度が弱いレベルの報知を行うときよりも、音出力部72から出力する音の音量を大きくする。音出力部72から出力される音は、道路上に車線増減エリアが存在し、且つ車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下であることをドライバに報知するための音である。音出力部72から出力される音とは、音声又は信号音であってもよく、音声と信号音とを組み合わせた音であってもよい。
ドライバは、音出力部72から出力された音の音量によって、走行車線が対象車線であるか或いは対象外車線であるかを認識することができる。また、ドライバは、車両Mの走行車線が対象外車線である場合であっても、音出力部72から出力された音の音量によって、走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しているか否かを認識することができる。音出力部72から出力される音の音量は、報知の強度のレベルが高くなるに従って大きくなる。これにより、ドライバは、報知の強度のレベルが高くなるに従って音を聞き取りやすくなる。すなわち、ドライバは、報知に気付き易くなる。
次に、表示部71を用いて報知を行う場合の表示画面の具体例について説明する。まず、図2(a)に示すように車両Mの走行車線が対象車線(車線L1)である場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図2(b)に示すように、強度が強いレベルの報知として、高い彩度のアイコンAを表示部71に表示する。このアイコンAは、車線が減少することを示すアイコンの一例である。なお、図2(b)では、アイコンAに加えて、車両Mの前端部分、及び車両Mの両脇の白線も表示されている。他の表示部71の表示画像例についても同様とする。
図3(a)に示すように車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ走行車線が車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接する場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図3(b)に示すように、強度が中レベルの報知として、図3(a)に示すアイコンAよりも彩度の低いアイコンAを表示部71に表示する。図4(a)に示すように車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ走行車線が車線増減エリアPを含む車線(車線L1)に隣接していない場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図4(b)に示すように、強度が弱いレベルの報知として、図3(b)に示すアイコンAよりも彩度の低いアイコンAを表示部71に表示する。
図5(a)及び図5(b)に示すように車両Mの走行車線が対象車線(車線L1)である場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図5(c)に示すように、強度が強いレベルの報知として、高い彩度のアイコンBを表示部71に表示する。このアイコンBは、車線が増加することを示すアイコンの一例である。図6(a)及び図6(b)に示すように車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図6(c)に示すように、強度が中レベルの報知として、図5(c)に示すアイコンBよりも彩度の低いアイコンBを表示部71に表示する。
図7(a)に示すように車両Mの走行車線が対象車線(車線L1)である場合について説明する。この場合、報知部55は、図7(b)に示すように、強度が強いレベルの報知として、高い彩度のアイコンCを表示部71に表示する。このアイコンCは、車線が分岐することを示すアイコンの一例である。図8(a)に示すように車両Mの走行車線が対象外車線であり、走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合の報知について説明する。この場合、報知部55は、図8(b)に示すように、強度が中レベルの報知として、図7(b)に示すアイコンCよりも彩度の低いアイコンCを表示部71に表示する。
報知部55は、車両Mと車線増減エリアPとの距離が閾値以下の場合に、上述した報知を行う。報知部55は、車両Mが道路上において車線増減エリアPを通り過ぎた場合に、報知を停止する。車両Mが車線増減エリアPを通り過ぎたか否かの判定は、例えば、車両Mの位置、車線増減エリアPの位置情報、及び地図記憶部31が記憶する地図データ等に基づいて判定することができる。
次に、車線増減エリアの存在を報知する処理の流れについて説明する。図9に示すフローチャートは、支援部51によって車両Mの車線維持支援が開始された場合に運転支援ECU5によって実行される。運転支援ECU5は、フローチャートの処理がENDに至った場合、再びSTARTから処理を繰り返す。或いは、運転支援ECU5は、所定時間毎にSTARTから処理を繰り返し行ってもよい。所定時間毎に繰り返し処理を行う場合、運転支援ECU5は、新たにSTARTから処理を開始する際に、以前の処理がENDに至っていなくても(処理の途中であっても)以前の処理を終了する。また、運転支援ECU5は、車両Mの車線維持支援が終了した場合、途中であってもフローチャートの処理を終了する。更に、報知部55は、車両Mが道路上において車線増減エリアPを通り過ぎた場合、途中であってもフローチャートの処理を終了する。
図9に示すように、支援部51による車線維持支援が開始されると、取得部52は、車両Mの位置と地図情報とに基づいて、車両Mの走行する道路上における車線増減エリアの位置情報を取得する(S101)。報知部55は、車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下であるか否かを判定する(S102)。車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下でない場合(S102:NO)、運転支援ECU5は、今回の処理を終了し、新たにSTARTから処理を開始する。なお、S101において車線増減エリアの位置情報が取得されなかった場合、報知部55は、車両Mと車線増減エリアとの距離が算出できないため、S102の処理においてNOと判定してもよい。そして、運転支援ECU5は、今回の処理を終了し、新たにSTARTから処理を開始してもよい。車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下である場合(S102:YES)、車線認識部53は、車両Mが走行する道路上において、車両Mが走行する走行車線を認識する(S103)。
判定部54は、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む対象車線であるか、或いは走行車線が車線増減エリアPを含まない対象外車線であるかを判定する(S104)。車両Mの走行車線が対象車線である場合(S105:YES)、報知部55は、強度が強いレベルの報知を行う(S106)。強度が強いレベルの報知を行った後、運転支援ECU5は、今回の処理を終了し、新たにSTARTから処理を開始する。
車両Mの走行車線が対象車線ではなく、対象外車線である場合(S105:NO)、判定部54は、対象外車線であると判定した車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接するか否かを判定する(S107)。対象外車線であると判定した車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合(S107:YES)、報知部55は、強度が中レベルの報知を行う(S108)。強度が中レベルの報知を行った後、運転支援ECU5は、今回の処理を終了し、新たにSTARTから処理を開始する。
対象外車線であると判定した車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しない場合(S107:NO)、報知部55は、強度が弱いレベルの報知を行う(S109)。強度が弱いレベルの報知を行った後、運転支援ECU5は、今回の処理を終了し、新たにSTARTから処理を開始する。
本実施形態は以上のように構成され、運転支援装置100の報知部55は、判定部54によって走行車線が対象外車線であると判定された場合、判定部54によって走行車線が対象車線であると判定された場合と比べて報知の強度を弱くする。これにより、車両Mのドライバは、報知部55よって行われる報知の強度の違いにより、走行車線が車線増減エリアPを含んでいるか否かを認識することができる。すなわち、車両Mのドライバは、報知部55よって行われる報知の強度の違いにより、走行車線が車線増減エリアを含むために車線維持支援が停止又は困難となるか否かを認識することができる。また、車両Mの走行車線とは異なる車線に車線増減エリアPが存在しており、車線増減エリアPの存在が現在の車両Mの走行には直接関係がないにもかかわらず、強度の強い報知がされてしまうことを抑制できる。このように、運転支援装置100は、車線増減エリアPが存在する車線に応じて適切な報知を行うことができる。
報知部55は、判定部54によって対象外車線であると判定された走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しない場合、判定部54によって対象外車線であると判定された走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合と比べて報知の強度を弱くする。すなわち、報知部55は、車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ車線増減エリアPを含む車線に隣接する場合、強度が中レベルの報知を行う。また、報知部55は、車両Mの走行車線が対象外車線であり、且つ車線増減エリアPを含む車線に隣接しない場合、強度が弱いレベルの報知を行う。この場合、車両Mの走行車線が対象外車線であったとしても、車両Mのドライバは、走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接しているか否かを報知のレベルに基づいて認識することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、報知部55は、車両Mと車線増減エリアとの距離が閾値以下である場合に報知を行ったが、車両Mが判定対象エリア内に進入した場合に報知を行ってもよい。具体的には、報知部55は、取得部52によって取得された車両Mの前方における車線増減エリアの位置情報に基づいて、車線増減エリアと、車線増減エリアから所定距離だけ車両M側の地点との間に判定対象エリアを設定する。報知部55は、判定対象エリアを、車両Mが走行する道路に沿って設定することができる。判定対象エリアを道路に沿って設定する際に報知部55は、例えば、地図記憶部31が記憶する地図データに基づいて設定することができる。報知部55は、車両Mの道路上の位置と設定した判定対象エリアとに基づいて、車両Mが判定対象エリア内に進入した場合に報知を行う。この報知を行う際に、報知部55は、実施形態と同様に、車両Mの走行車線が対象車線であるか対象外車線であるかに基づいて報知の強さを変える。また、報知を行う際に、報知部55は、実施形態と同様に、車両Mの走行車線が対象外車線である場合、車両Mの走行車線が車線増減エリアを含む車線に隣接するか否かに基づいて報知の強度を変えてもよい。また、報知部55は、車両Mの位置が判定対象エリア外となった場合に報知を停止する。なお、車両Mが判定対象エリア内に進入した場合に報知を行うこととは、領域内への進入の有無を判定するか或いは車両Mと車線増減エリアとの距離を用いて判定するかが異なるだけで、実施形態で説明したように車両Mと車線増減エリアPとの距離が閾値以下である場合に報知を行うことと同等である。
なお、車両Mの走行車線が対象外車線である場合、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接するか否かの判定を判定部54が行うことは必須ではない。また報知部が、車両Mの走行車線が対象外車線である場合、車両Mの走行車線が車線増減エリアPを含む車線に隣接するか否かに応じて報知の強度を変えることは必須ではない。
また、表示部71を用いて報知を行う場合、報知部55は、報知の強弱としてアイコンの彩度を変更したが、彩度以外にも例えば明るさ等を変更してもよい。
51…支援部、52…取得部、53…車線認識部、54…判定部、55…報知部、100…運転支援装置、M…車両、P…車線増減エリア。

Claims (2)

  1. 車両の運転支援として車線維持支援を行う支援部と、
    前記車両の位置と地図情報とに基づいて、前記車両の走行する道路上で車線が増減する車線増減エリアの前記道路延在方向における位置情報、及び前記車線増減エリアの前記道路幅方向における車線情報を取得する取得部と、
    前記道路延在方向における前記車両の位置と前記車線増減エリアの前記位置情報とに基づいて前記車両と前記車両の前方に位置する前記車線増減エリアとの前記道路延在方向における距離が閾値以下である場合に、前記車線増減エリアの存在を前記車両のドライバに報知する報知部と、
    前記道路において前記車両が走行する走行車線を認識する車線認識部と、
    前記取得部によって取得された前記車線情報及び前記車線認識部で認識された前記走行車線に基づいて、前記走行車線が前記車線増減エリアを含むか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記報知部は、前記判定部によって前記走行車線が前記車線増減エリアを含まないと判定された場合は、前記判定部によって前記走行車線が前記車線増減エリアを含むと判定された場合と比べて前記報知の強度を弱くする、運転支援装置。
  2. 前記判定部は、前記走行車線が前記車線増減エリアを含まないと判定した場合に、前記取得部によって取得された前記車線情報及び前記車線認識部で認識された前記走行車線に基づいて、前記車線増減エリアを含まないと判定した前記走行車線が前記車線増減エリアを含む車線に隣接するか否かを判定し、
    前記報知部は、前記判定部によって前記車線増減エリアを含まないと判定された前記走行車線が前記車線増減エリアを含む車線に隣接しない場合、前記判定部によって前記車線増減エリアを含まないと判定された前記走行車線が前記車線増減エリアを含む車線に隣接する場合と比べて前記報知の強度を弱くする、請求項1に記載の運転支援装置。
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