JP2017049495A - 撮像装置 - Google Patents

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豊凱 富元
Honkai Tomimoto
豊凱 富元
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Abstract

【課題】電子ダイヤル、シャッターボタン、ズームレバーの一連の動作をする際に電子ダイヤルの操作性を向上させ、かつ、電子ダイヤルのクリック機構を小型化すること。【解決手段】クリック機構28と電子ダイヤル15とシャッターボタン4とズームレバー5の位置関係は、クリック機構の電子ダイヤル15に向けた付勢方向と電子ダイヤル15の中心位置とシャッターボタン4の中心位置とズームレバー5の操作者が操作する先端部5aが略一直線上に並ぶ構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、回転して操作可能なダイヤルを具備した撮像装置に関する。
従来の回転して操作可能な電子ダイヤルには、一般的に電子ダイヤル回転部とカバー部材で構成されている。電子ダイヤル回転部は、グリップを保持した状態で人差し指で操作され、その回転面が水平面に対して略直角に設けられている。カバー部材は、一部が切り欠かれた周辺部と正面部に分割してあり、前記電子ダイヤル回転部の露出部分を最小限にし、不用意に電子ダイヤルが操作できないようにされている(特許文献1参照)。
特許03472409号公報
上記の特許文献1では、不用意に電子ダイヤルが出来ないようにしたカバー部材の構成であるが、電子ダイヤル、シャッターボタン、ズームレバーの一連の動作の中での電子ダイヤルの操作性向上、および電子ダイヤルのクリック機構の小型化は、明記されていない。
本発明は、このような点に鑑み、電子ダイヤル、シャッターボタン、ズームレバーの一連の動作をする際の電子ダイヤルの操作性の向上と、電子ダイヤルのクリック機構の小型化を目的とする。
本発明に係る電子機器は、
外装カバー(11)と
回転操作可能なフロントリング(19)とシャッターボタン(4)とズームレバー(5)と回転操作可能な電子ダイヤル(15)とグリップ部材(18)を有しており、
前記電子ダイヤル(15)は、前記グリップ部材(18)に隣接されるように配置され、かつ、
前記電子ダイヤル(15)は、レリーズボタン(4)の下方に配置され、
前記電子ダイヤル(15)のクリック機構を前記グリップ部材(18)の内部に配置し、かつ、前記電子ダイヤル(15)のクリック機構は本体内部の電源(電池)と投影上重なる位置に配置され、
フロントリング(19)と電子ダイヤル(15)は、それぞれを回転操作する際にお互いに操作が干渉しない一定の隙間が空いていて、かつ、
前記クリック機構の付勢方向は、前記電子ダイヤル(15)の中心位置と一致し、
前記電子ダイヤル(15)の中心位置とクリック機構の付勢方向とシャッターボタン(4)の中心位置とズームレバー(5)の先端部(5a)が一直線上(30)に並び、
前記グリップ部材(18)は電子ダイヤル(15)の天面よりも外観側に突出していることを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、電子ダイヤル、シャッターボタン、ズームレバーの一連の動作をする際に電子ダイヤルの操作性を向上させ、かつ、電子ダイヤルのクリック機構を小型化することができる。
本発明の実施例に係わるカメラの外観斜視図 本発明の実施例に係わるカメラの外観正面図および上面図 本発明の実施例に係わるカメラのフロント側の分解斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1、図2は本発明の実施形態である撮像装置の図である。図1(a)は本発明の実施形態であるデジタルカメラ1の正面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ1の背面斜視図である。
デジタルカメラ1の背面には、LCD表示部2が配置されている。LCD表示部2の右側には、操作ボタン3a、3b、3c、3d、3eが配置されている。操作ボタン3a、3b、3c、3d、3eを操作することにより撮影画像をLCD表示部2に表示したり、様々な設定を行ったりすることができる。
デジタルカメラ1の上面部には、撮影時にシャッターを切る為のシャッターボタン4、ズーム操作が可能なズームレバー5、電源ON/OFF操作をする為の電源ボタン6、撮影モードを切り替えるモードダイヤル7、露出の変更操作を行う露出補正ダイヤル8などが配置されている。
上面部を形成するカバーは、トップカバー9である。
端子カバー10は、外部接続端子をカバーする部材である。外部接続端子にケーブルを接続する際には、端子カバー10を開いて、外部接続端子を露出させる。フロントカバー11は、デジタルカメラ1の前面を覆う外装部材である。フロントカバーには、グリップ部材18と回転操作可能なフロントリング19が取り付けられている。リアカバー12は、デジタルカメラ1の背面を覆う外装部材である。レンズ鏡筒ユニット13は、デジタルカメラ1が撮影可能状態となるときに、前方に繰り出して被写体像を撮像素子に結像させる。ストロボユニット14は、ポップアップ式のストロボであり、ストロボをポップアップさせ閃光発光することで被写体を照明する。
電子ダイヤル15は、操作者が回転動作をすることにより、各種モードにおいて、設定値を変更することが可能である。電子ダイヤル15は、グリップ部材18の隣接位置に取り付けられており、光軸と平行な回転軸を中心に回転する。電子ダイヤル15は、フロントリング19からある一定の空間を空けて、グリップ部材18との間に配置されて、その空間は操作者が電子ダイヤル15もしくは、フロントリング19のどちらか一方を操作する際に、操作する指が操作をしていない他方に当たらない距離となっている。その距離は、限定はしないが、少なくとも、指一本程度以上の空間があることが望ましい。フロントリング19は、光軸を中心として回転する。
電子ダイヤル15は、シャッターボタン4とズームレバー5よりも下方に配置されていて、一方を操作する際に、操作する指が操作をしていない他方に当たらない距離となっている。その距離は、限定はしないが、少なくとも、指一本程度以上の空間があることが望ましい。
ストラップ取付部材は、デジタルカメラ1の左右2箇所に配置されている。デジタルカメラ1の正面から見て、右側にストラップ取付部16、左側にストラップ取付部17がある。ストラップを左右のストラップ取付部16、17に取り付けることにより、ユーザーは、カメラを首から下げることができる。
次に、本発明における電子ダイヤル15の構造を説明する。図3は電子ダイヤル15が組み込まれているフロントカバーユニットの分解斜視図である。
電子ダイヤル15は、外観部品で撮影者が操作をする電子ダイヤル15と、電子ダイヤル15やその他の部品を固定するベース部材20と、クリック感を発生させるためのクリックプレート21、クリックボール22、クリックバネ23と、電子ダイヤル15の回転を検出するためのダイヤルブラシ24と、クリックプレート21とダイヤルブラシ24の間に配置されていてお互い同士を絶縁する絶縁シート25と、これらの部品をフロントインナー部品26にビスにて締結するホルダープレート27の部品で構成されている。フロントインナー部品26は、フロントカバー11に両面テープにて固定される。
電子ダイヤル15、ベース部材20、クリックプレート21、ダイヤルブラシ24、絶縁シート25は、電子ダイヤル15と一体的に回転可能となっており、それぞれベース部材20に対して、位置を決めて固定されている。
電子ダイヤル15は、回転操作可能であり、クリックプレート21とクリックボール22とクリックバネ23の作用によって、回転した時のクリック感を発生させている。クリックプレート21は、クリックボール22と接触する面に凹凸が設けられており、その凹凸でクリックの感触とクリックの位置を決めている。クリックボール22は、クリックバネ23の付勢力によって、常にクリックプレート21に当接するようになっている。クリックバネ23の付勢方向を延長すると、電子ダイヤル15の回転中心と一致するようになっている。
電子ダイヤルの回転の検出は、ダイヤルブラシ24とダイヤルブラシ24に対向する不図示のフレキシブルプリント基板に配設された配線パターンにより生成される波形信号によって行われる。
図1および図2からわかるように電子ダイヤル15とグリップ部材18は、隣り合うように配置されており、グリップ部材18の電子ダイヤル15と隣り合う面18aは、電子ダイヤル15を操作する際に触れる面のローレット15aを覆うようになっている。また、グリップ部材18の面18aには、切り欠き18bが設けてある。フロントインナー26には、クリックボール22、クリックバネ23を収納するためにホルダー形状26aがあり、ホルダー形状26aは切り欠き18bにはめ込まれる。それにより、覆いかぶさる構成となっているため、電子ダイヤル18が組み込まれた際には、外観からクリック機構は隠れた状態となる。
電子ダイヤル15の天面は、グリップ部材18の本体厚み方向の最頂部よりも低い。クリックボール22、クリックバネ23は、図2の点線28で示した位置で、グリップ部材18の内部に配置されている。クリック機構と電子ダイヤル15とシャッターボタン4とズームレバー5の関係は、クリック機構の電子ダイヤル15に向けた付勢方向と電子ダイヤル15の中心位置とシャッターボタン4の中心位置とズームレバー5の操作者が操作する先端部5aが図2の一点鎖線30で示したように略一直線上に並ぶ構成となっている。
また、デジタルカメラ1の電源となる電池は、図2の点線部29で示したの本体内部に位置し、電子ダイヤル15とクリック機構28は、投影上電池29と重なる位置に配置されている。しかし、電子ダイヤル15が本体外部に配置されているため、本体を大型化せずに電子ダイヤル15を構成可能となっている。クリック機構は、前述のとおり、グリップ18の内部に配置されているため、外観上美観を損なわない。
以上、説明したように、クリック機構の電子ダイヤル15に向けた付勢方向と電子ダイヤル15の中心位置とシャッターボタン4の中心位置とズームレバー5の操作者操作する先端部5aが略一直線上に並ぶ構成となっているため、ズームレバー5を操作後に電子ダイヤル15を操作する際に、操作者の指が先端部5aからスムーズに電子ダイヤル15のローレット15aに移動することが容易にできるため、操作性が向上する。同様に電子ダイヤル15を操作後にズームレバー5を操作する際も操作性が向上する。
また、ズームレバー5を操作後に電子ダイヤル15を操作する際の操作者の指の位置は、クリック機構が内蔵されている点線部28の電子ダイヤル15を中心とする略180度反対側のローレット15aに操作することになる。そのことによって、クリックボール22と反対側の位置の電子ダイヤル15に操作者の指が当たることで、クリックを安定的に行うことが可能となる。さらに、電子ダイヤル15とクリック機構28は、投影上電池29と重なる位置に配置されているため、電子ダイヤル15を本体内部に収納するよりも小型化ができる。
4 シャッターボタン、5 ズームレバー、11 外装カバー、15 電子ダイヤル、
18 グリップ部材、28 クリック機構の位置、29 電池の位置

Claims (1)

  1. 外装カバー(11)と
    回転操作可能なフロントリング(19)とシャッターボタン(4)とズームレバー(5)と回転操作可能な電子ダイヤル(15)とグリップ部材(18)を有しており、
    前記電子ダイヤル(15)は、前記グリップ部材(18)に隣接されるように配置され、かつ、
    前記電子ダイヤル(15)は、レリーズボタン(4)の下方に配置され、
    前記電子ダイヤル(15)のクリック機構を前記グリップ部材(18)の内部に配置し、かつ、前記電子ダイヤル(15)のクリック機構は本体内部の電源(電池)と投影上重なる位置に配置され、
    フロントリング(19)と電子ダイヤル(15)は、それぞれを回転操作する際にお互いに操作が干渉しない一定の隙間が空いていて、かつ、
    前記クリック機構の付勢方向は、前記電子ダイヤル(15)の中心位置と一致し、
    前記電子ダイヤル(15)の中心位置とクリック機構の付勢方向とシャッターボタン(4)の中心位置とズームレバー(5)の先端部(5a)が一直線上(30)に並び、
    前記グリップ部材(18)は電子ダイヤル(15)の天面よりも外観側に突出していることを特徴とする電子機器。
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