JP2017049386A - 発音制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラムの演奏を行う際に、ドラム本来の音色を損なうことなく、演奏音の音量の調整を可能にする発音制御装置を提供する。
【解決手段】センサ13は、パッド土台11の裏面の中心付近に設けられている。センサ13は、パッド10の打面101に加えられた振動を検出し、信号処理部17にその振動に応じた出力信号を出力する。信号処理部17は、入力された出力信号に様々な信号処理を施し、ゲイン調整部18に出力する。ゲイン調整部18は、信号処理部17の出力信号のゲインを調整し、駆動信号としてアクチュエータ15に供給する。アクチュエータ15は、パッド土台11の裏面の中心付近にインシュレータ14を介して設けられている。アクチュエータ15は、駆動信号に応じて駆動し、アコースティックドラム2のドラムヘッド20を加振して振動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドラムに設置する発音制御装置に関する。
アコースティックドラムは、演奏者がアコースティックドラムのヘッドに打撃を加えることで生じた振動を音として放音する。一方、電子ドラムは、演奏者が電子ドラムのパッドに打撃を加えることで生じた振動を電気信号に変換し、その電気信号に信号処理を施してスピーカやヘッドフォンから音として放音する。アコースティックドラムや電子ドラムに対する演奏操作としては、ヘッド或いはパッドに打撃を加えることの他にヘッド或いはパッドをブラシで擦る操作が挙げられる。これらは、いずれもヘッド或いはパッドに振動を発生させる操作であるため、以下においては、これらの操作を行うことを「加振する」と総称する。
アコースティックドラムの演奏者は、演奏音が騒音となって周囲に迷惑をかけることを回避するため、騒音対策が施された場所で演奏練習を行うことが多い。なぜなら、アコースティックドラムの演奏音の音量はヘッドを加振する際の力加減で調整可能ではあるが、力を加減しつつ演奏したのでは本来の演奏からかけ離れたものとなり、練習にならないからである。このようにアコースティクドラムには、演奏を行う場所に制約があるといった問題があった。これに対して、電子ドラムにはこのような制約はない。なぜなら、電子ドラムのパッドを加振しても、パッドの振動により大きな音が発生することはなく、その演奏音を放音するスピーカの音量を充分に小さく調整しておくこと、或いはヘッドフォンを用いることで騒音の発生を簡便に回避できるからである。そこで、アコースティックドラムのヘッドを電子ドラムのパッドに置き換えること、或いはアコースティックドラムのヘッドに電子ドラムのパッドを載せることで、簡便に騒音対策を行いつつアコースティックドラムの演奏を行えるようにする技術が種々提案されている(例えば、非特許文献1および非特許文献2)。
米国特許第8354581号明細書 米国特許第8071871号明細書
Pearl社、Pearl ePro Live、平成27年5月12日検索、[online]、<URL:http://www.e-prolive.com/> Rock oN Show Report NAMM2015 Day2:NFUZD audio、平成27年5月12日検索、[online]、<http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/1563>
一般にアコースティックドラムと電子ドラムとでは、演奏音の音色が大きく異なる。このため、非特許文献1や非特許文献2の技術により騒音対策を行いつつアコースティックドラムの演奏を行う場合は、アコースティックドラム本来の音色が得られないといった問題がある。
本発明は以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、ドラムの演奏を行う際に、ドラム本来の音色を損なうことなく、演奏音の音量を調整できるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ドラムの打面に対向して設置される被打撃部と、被打撃部の振動に応じた出力信号を出力するセンサと、出力信号に基づいて駆動信号を出力する信号処理部と、駆動信号に応じて、打面を加振するアクチュエータと、を有することを特徴とする発音制御装置を提供する。
本発明によれば、演奏者が発音制御装置の被打撃部を加振することで放音される音は、ドラムのヘッドを発音制御装置のアクチュエータが加振することで発生する音、すなわちドラムの演奏音である。したがって、本発明によれば、ドラム本来の音色を損なうことがない。特許文献1には、アコースティックドラム内にセンサを設け、演奏者がヘッドを加振することで生じた振動をそのセンサで電気信号に変換し、その電気信号に応じた音を放音する技術が開示されている。また、特許文献2には、シェルの両面にヘッドを設けたアコースティックドラムの打面となるヘッドにセンサを設け、打面となるヘッドの対面のヘッドにそのセンサに応じて駆動するアクチュエータを設置し、センサにより検出された振動に応じて対面のヘッドを振動させる技術が開示されている。しかし、特許文献1および特許文献2に開示の技術では、周囲への騒音について全く考慮されておらず、本願発明とは全く異なる技術である。
より好ましい態様としては、被打撃部とアクチュエータとの間と、ドラムと被打撃部との間との少なくとも一方に防振部材を有する。被打撃部とアクチュエータとの間に防振部材を有する態様によれば、アクチュエータの振動により被打撃部が振動することが防止され、この振動をセンサが検出して、ハウリングが生じることを防止することができる。ドラムと被打撃部との間に防振部材を有する態様によれば、演奏者が被打撃部を加振することでドラムが鳴ることを防止することができる。
より好ましい態様においては、信号処理部は、駆動信号の信号レベルを調整する。この態様によれば、アクチュエータがドラムのヘッドを加振する強さは、信号処理部における駆動信号のレベル調整に応じて定まり調整可能である。したがって、ドラム本来の音色を損なうことなく、演奏音の音量を調整することが可能になる。
より好ましい態様においては、信号処理部は、予め波形データが格納された記憶部から出力信号に応じた波形データを読み出し、駆動信号として出力する。この態様によれば、演奏者が被打撃部を加振することで、ドラムの音色のバリエーションを広げることが可能となる。
この発明の第1実施形態の発音制御装置1の図である。 同発音制御装置1のアコースティックドラム2への設置態様を示す図である。 同発音制御装置1の動作を示す図である。 同発音制御装置1の信号処理部17をプリアンプ171として用いる場合の発音制御装置1の動作を示す図である。 同信号処理部17をトリガ検出部172として用いる場合の発音制御装置1の動作を示す図である。 この発明の第2実施形態の発音制御装置4を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1(a)は、この発明の第1実施形態の発音制御装置1の平面図である。図1(b)は図1(a)のA−A’線断面を見た透視図である。図2は、発音制御装置1のアコースティックドラム2への設置態様を示す図である。アコースティックドラム2は、例えばタムである。発音制御装置1は、アコースティックドラム2の上に設置され、演奏者の演奏操作に応じて、そのアコースティックドラム2の発音制御を行う装置である。発音制御装置1は、パッド10と、パッド土台11と、緩衝材12と、センサ13と、インシュレータ14と、アクチュエータ15と、信号処理部17と、ゲイン調整部18とを有する。
パッド10は例えば電子ドラムのパッドであり、パッド土台11の上に設けられ、打面101を有する。発音制御装置1を設置したアコースティックドラム2の演奏者は、打面101を加振することで演奏を行う。つまり、パッド10は、パッド土台11とともに演奏者の打撃操作を受ける被打撃部として機能する。パッド土台11におけるパッド10が設けられた面とは反対の面(以下、裏面)には、パッド土台11の最外周に沿ってガイド部110が設けられている。図1(b)に示すように、ガイド部110の断面は中央が凹んだ形状となっており、この凹み部分には緩衝材12が敷き詰められている。ガイド部110によって、図2に示すように、緩衝材12とアコースティックドラム2のフープ21とが接するようにパッド土台11がアコースティックドラム2に装着される。そのため、発音制御装置1は、パッド土台11とアコースティックドラム2のドラムヘッド20との間に空間を開けて、アコースティックドラム2の上に設置される。なお、ドラムヘッド20にはフレッシュフープ22が形成されており、フープ21と従来周知のラグおよびチューニングボルト(図2では図示略)とによって、テンションが調整できる状態でドラムヘッド20とシェル24が固定されている。このパッド土台11のガイド部110は、演奏者がパッド10を加振することで生じる振動により、アコースティックドラム2の上に設置された発音制御装置1の位置がずれることを防止するためのものである。さらに、緩衝材12は、演奏者がパッド10を加振することで生じるパッド土台11の振動に応じてアコースティックドラム2が鳴ることを防止するためのものである。
センサ13は、パッド土台11の裏面の中心付近に設けられている。センサ13は、パッド10の打面101に加えられた振動を検出し、その振動に応じた出力信号を信号処理部17に出力する。この出力信号の具体例としては、振動波形を表す波形信号や、パッド10を加振した強さ或いはタイミングを表すコントロール信号などが挙げられるが、詳細は発音制御装置1の動作において説明する。信号処理部17は、入力された出力信号に様々な信号処理を施し、ゲイン調整部18に出力する。ゲイン調整部18は、信号処理部17の出力信号を増幅し、駆動信号としてアクチュエータ15に供給する。演奏者は、ゲイン調整部18におけるゲインを適宜調整することができる。このゲイン調整部18におけるゲインの調整により、演奏者の力加減によるアコースティックドラム2の音量の調整よりも細やかな音量の調整を行うことができる。本実施形態では、信号処理部17とゲイン調整部18は、発音制御装置1のCPUが実現するソフトウェアモジュールであるが、アナログ回路等で信号処理部17とゲイン調整部18を構成してもよい。
アクチュエータ15は、パッド土台11の裏面の中心付近に設けられていることが望ましい。なぜなら、発音制御装置1が設置されていないアコースティックドラム2の演奏者は、ドラムヘッド20の中心付近を加振して演奏するのが一般的であり、本実施形態のようにアクチュエータ15をパッド土台11の裏面の中心付近に設けると、演奏者が一般的に加振する位置と同等の位置でアクチュエータ15がドラムヘッド20を加振することができ、アコースティックドラム2本来の音色を得ることができるからである。アクチュエータ15は、ゲイン調整部18から供給される駆動信号に応じて駆動し、アコースティックドラム2のドラムヘッド20を加振して振動させる。つまり、ドラムヘッド20は、アクチュエータ15に加振される打面として機能する。なお、ドラムヘッド20にはアクチュエータ15以外は接することがない。ドラムヘッド20の振動を阻害する物がないため、アコースティックドラム2本来の音色を得ることができる。また、アクチュエータ15は、発音制御装置1をアコースティックドラム2の上に設置すると、インシュレータ14と反対側の先端がアコースティックドラム2のドラムヘッド20と接する、或いはドラムヘッド20をインシュレータ14と反対側に数mm程度押し込むように設けられている。このようにアクチュエータ15を設けることで、最も効率良くドラムヘッド20を加振することができ、アコースティックドラム2本来の音色を得ることができる。
インシュレータ14は防振部材であり、パッド土台11とアクチュエータ15の間に設けられている。このインシュレータ14は、アクチュエータ15の振動がパッド10を介してセンサ13に伝わってハウリングが発生することを回避するためのものである。また、本実施形態では、緩衝材12によってアコースティックドラム2の振動がパッド土台11に伝わることが防止されるため、この振動がセンサ13に伝わることに起因するハウリングの発生も防止される。
以上が、発音制御装置1の構成である。
次に、発音制御装置1の動作について説明する。図3に示すように、演奏者が例えばスティック3を用いて発音制御装置1の打面101を加振すると、センサ13は、これにより生じた振動を検出し、その検出した振動に応じた出力信号を信号処理部17に出力する。信号処理部17は、入力された出力信号に信号処理を施す。この処理については様々な種類の信号処理があるが、代表的な処理として、信号処理部17をプリアンプ171として用いる信号処理と、信号処理部17をトリガ検出部172として用いる信号処理との2つの信号処理がある。各々の信号処理について以下で説明する。
まず、信号処理部17をプリアンプ171として用いる信号処理について説明する。この態様では、センサ13の出力信号は、振動波形を表す波形信号である。図4は、この信号処理を行う場合の発音制御装置1の動作を示す図である。センサ13は、演奏者が打面101を加振する強さ、或いは加振したことによる振動を示すセンサ波形(すなわち、振動波形)を波形信号としてプリアンプ171に出力する。プリアンプ171は、入力された波形信号を後段のゲイン調整部18による増幅に適したレベルにまで増幅して、ゲイン調整部18に出力する。ゲイン調整部18はプリアンプ171から入力された波形信号を増幅し、駆動信号としてアクチュエータ15に出力する。演奏者は、ゲイン調整部18におけるゲインを適宜調整することができる。そのため、ゲイン調整部18における増幅率を十分に低く設定しておけば、発音制御装置1が設置されたアコースティックドラム2を加振しても、周囲への騒音となるような音量の音が放音されることはない。アクチュエータ15は入力された駆動信号により駆動し、アコースティックドラム2のドラムヘッド20を加振するが、この駆動による演奏音は演奏者の演奏を忠実に反映したものとなる。具体的には、スティック3で加振する、ブラシで擦る、指で加振するといった演奏者の演奏が、アクチュエータ15の駆動により、演奏音に忠実に反映される。さらに、アクチュエータ15の駆動による演奏音には、ドラムヘッド20の共鳴やシェル24の振動や音響放射特性なども反映される。特に、この態様では、通常の電子ドラムの演奏音では反映が難しいブラシで擦る音を演奏音にて反映することが可能となる。他にもドラムヘッド20のチューニングを変更して音色の変化を反映することや、ミュートをつけることができる。
次に、信号処理部17をトリガ検出部172として用いる信号処理について説明する。この態様では、センサ13の出力信号は、演奏者がパッド10の打面101を加振した強さ、或いはタイミングを示すコントロール信号である。図5は、このような信号処理を行う場合の発音制御装置1の動作を示す図である。この態様では、発音制御装置1は、例えばROMである記憶部173を有する。記憶部173は、具体的にはPCM音源を構成する装置であり、記憶部173には、コントロール信号に対応付けられた波形データが予め格納されている。センサ13は、コントロール信号をトリガ検出部172に出力する。トリガ検出部172は、入力されたコントロール信号を記憶部173に出力する。記憶部173は、入力されたコントロール信号に対応する波形データをゲイン調整部18に波形信号として出力する。ゲイン調整部18は、入力された波形信号を増幅し、駆動信号としてアクチュエータ15に出力し、アクチュエータ15を駆動させる。演奏者は、ゲイン調整部18におけるゲインを適宜調整することができる。アクチュエータ15は入力された駆動信号により駆動し、アコースティックドラム2のドラムヘッド20を加振する。この態様では、予め録音された波形データに応じた音がアコースティックドラム2の共鳴を通して音響放射される。すなわち、この態様では、アコースティックドラム2の共鳴を活かしながら、音色のバリエーションを広げることができる。なお、記憶部173が発音制御装置1の外部装置であってもよい。
信号処理部17をプリアンプ171とトリガ検出部172の両者として用いるような信号処理を施してもよい。この態様では、最終的にアクチュエータ15に入力される駆動信号は、センサ13で得られたセンサ波形と、予め録音された波形データとに基づいている。ゲイン調整部18でレベル調整されたこれらに基づく駆動信号により、アクチュエータ15はドラムヘッド20を加振する。この態様であれば、信号処理部17をプリアンプ171或いはトリガ検出部172のいずれかとして用いる態様よりも、音色のバリエーションがさらに広がる。
以上が発音制御装置1の動作である。
このような発音制御装置1であれば、アコースティックドラム2の演奏を行う際に、アコースティックドラム2本来の音色を損なうことなく、演奏音の音量を調整することが可能になる。
<第2実施形態>
図6(a)は、この発明の第2実施形態の発音制御装置4の平面図である。図6(b)は、スネアドラム5に設置された発音制御装置4の図6(a)のB−B’線断面を見た透視図である。図6(c)は、発音制御装置4の設置されたスネアドラム5を図6(a)とは反対側から見た底面図である。図6では、図1におけるものと同一の構成要素には同一の符号が付されている。発音制御装置1と発音制御装置4の違いは、センサ13と信号処理部17である。以下、センサ13と信号処理部17を中心に説明する。なお、図6では、信号処理部17やゲイン調整部18の図示は省略している。
発音制御装置4は、第1実施形態とは異なり、スネアドラム5に設置される。スネアドラム5は、シェル24の両面にドラムヘッド20が設けられており、片面にスナッピー50が設けられている。通常のスネアドラム5の演奏者は、スネアドラム5のスナッピー50が設けられたドラムヘッド20とは反対側のドラムヘッド20を加振して、スネアドラム5から演奏音を放音させる。
このような発音制御装置4であれば、スネアドラム5の演奏を行う際に、スネアドラム5本来の音色を損なうことなく、演奏音の音量を調整することが可能になる。
<変形例>
(1)上記各実施形態において、パッド土台11に設けられたセンサ13が複数あってもよい。このセンサ13が複数ある技術は、既存の電子ドラムにおいてセンサ13が複数ある技術を用いればよい。
(2)上記各実施形態では、発音制御装置1や発音制御装置4をアコースティックドラム2とスネアドラム5に設置していたが、他の種類のドラムに設置してもよい。電子ドラムに発音制御装置1や発音制御装置4を設置してもよい。その場合、センサ13や信号処理部17の信号処理の内容を設置するドラムに応じて変更すればよい。
1,4……発音制御装置、10……パッド、101……打面、11……パッド土台、110……ガイド部、12……緩衝材、13……センサ、14……インシュレータ、15……アクチュエータ、17……信号処理部、171……プリアンプ、172……トリガ検出部、173……記憶部、18……ゲイン調整部、2……アコースティックドラム、20……ドラムヘッド、21……フープ、22……フレッシュフープ、24……シェル、3……スティック、5……スネアドラム、50……スナッピー。

Claims (4)

  1. ドラムの打面に対向して設置される被打撃部と、
    前記被打撃部の振動に応じた出力信号を出力するセンサと、
    前記出力信号に基づいて駆動信号を出力する信号処理部と、
    前記駆動信号に応じて、前記打面を加振するアクチュエータと、
    を有することを特徴とする発音制御装置。
  2. 前記被打撃部と前記アクチュエータとの間と、前記ドラムと前記被打撃部との間との少なくとも一方に防振部材を有することを特徴とする請求項1に記載の発音制御装置。
  3. 前記信号処理部は、前記駆動信号の信号レベルを調整する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発音制御装置。
  4. 前記信号処理部は、予め波形データが格納された記憶部から前記出力信号に応じた波形データを読み出し、前記駆動信号として出力する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の発音制御装置。

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