JP2017048050A - シート搬送装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給送部からレジスト機能を有する搬送ローラまでの距離が短い構成においても、給送部による搬送ローラへの押し込み性能を向上させる。
【解決手段】シートを給送する給送手段6と、前記給送手段に圧接して給送ニップを形成する分離手段7と、前記給送手段6及び分離手段7より給送方向下流に配置され、搬送ニップP206を形成し、シートを搬送する搬送手段と、前記給送手段6と前記搬送手段との間でシートを案内する下ガイド手段と、を有するシート搬送装置において、前記下ガイド手段は、前記給送ニップP206から給送方向に延びる給送ニップ直線67Nより上方に頂点18atが位置する凸部18aと、前記凸部18aの頂点18atより下流に設けられ、前記搬送手段に向かって傾斜し、前記搬送ニップP206から搬送方向に延びる搬送ニップ直線206Nと交差する傾斜部18iと、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、シート先端を突き当てて斜行を補正する機能を有するシート搬送装置及びこれを備えた画像読取装置に関する。
従来、電子写真複写機等の画像形成装置は、画像読取部を持つ画像読取装置と、感光ドラム等の像担持体にトナー画像を形成する機構、および給送トレイ等からシートを送り出す機構から構成されている。
画像読取装置の画像読取部前のシート搬送路内、画像形成装置の画像を形成する機構前のシート搬送路内には、搬送されるシートの向きを補正し、シートの搬送方向とシート材の向きを略同一にするレジスト補正機構が備えられている。
一般的なレジスト補正機構は、レジストローラと、レジストローラの直上流部に、搬送面上における搬送方向と直交する方向(装置の手前奥方向、以下スラスト方向)全域に設けられた空間部(以下ループ空間)とを設けている。
レジストローラは、レジスト補正後にシートを搬送するために、駆動側ローラ表面はゴムなどの高μ素材からなっており、従動側ローラ表面はポリアセタール樹脂などの低μ素材からなっている。レジストローラの搬送力は、従動側ローラ(以下ピンチローラ)からバネ等により駆動側ローラへ加圧されることで生じるゴムとシートとの摩擦力で得られる。
レジストローラはシート先端がニップに導入される際は停止していて、シート先端をニップに到達させてからさらに所定の距離を送り込む。このようにして、シートを上記ループ空間で撓ませながら、シートのコシの力(元の姿勢に戻ろうとする復元力)を利用して、スラスト方向全域のシート先端位置をレジストローラニップに突き当てて合わせる。
その後、シート先端位置が合った状態で、レジストローラによって搬送されるので、レジストローラより下流ではシートの向きは搬送方向と略同一になって搬送される。
特許文献1においては、レジストローラの上流側のローラを搬送中心付近にのみ配置する構成とすることで、シートの旋回を起し易くすることで、レジスト補正機能を高めている。このような考察から、従来の構成は、給送部(スラスト方向ほぼ中心付近にのみ配置)の直下流の搬送ローラをレジストローラとしているものが多い。
特開2002−265100号公報
ところで、近年のシート搬送装置は、画像形成部や画像読取部の性能向上に伴い、より高い生産性を求められる傾向にある。
しかし、給送部におけるシートの搬送速度を上げると、分離性能の低下などさまざまな問題が弊害として生じるので、これまでの製品にて実績のある速度を踏襲することがある。
また、給送部の搬送は、搬送パス下流方向へ搬送する給送手段が担う一方で、分離手段によるブレーキ力が他方でシートに対し作用している。
このブレーキ力は、分離性能の向上の要求に伴い大きくなる傾向もある。しかしこのブレーキ力は、分離手段の摩耗や、搬送するシートの表面性によって、その作用がばらつく。つまり、給送部の搬送は、ブレーキ力の作用のばらつきにより安定しないため、生産性を設計する際は想定上最小の速度で見積もることとなるが、これは生産性向上の要求に対しては不利である。そのため、給送部による搬送距離を可能な限り短くする構成をとることがある。
しかしながら、給送部からその下流のレジストローラ(搬送ローラ)までの距離を短くすると、上述のようにループ空間にてシートを撓ませようとする際、シートのコシが強くなってしまい、給送部で押し込めなくなる。
また、特にバインダなどで閉じられていて折れコシがついてしまったシートを、さらに折れ部を先端に向けて通紙した場合、搬送ローラまでスムーズに搬送できなくなるおそれがある。すなわち、前記シートの折れ部が、上述のループ空間が搬送ローラ手前で狭まる箇所に挟み込まれ、その折れ部のコシによって搬送負荷が増大し、搬送ローラまでスムーズに搬送できなくなるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、給送部からレジスト機能を有する搬送ローラまでの距離が短い構成においても、給送部による搬送ローラへの押し込み性能を向上させることである。
上記目的を達成するため、本発明は、シートを給送する給送手段と、前記給送手段に圧接して給送ニップを形成する分離手段と、前記給送手段及び分離手段より給送方向下流に配置され、搬送ニップを形成し、シートを搬送する搬送手段と、前記給送手段と前記搬送手段との間でシートを案内する下ガイド手段と、を有するシート搬送装置において、前記下ガイド手段は、前記給送ニップから給送方向に延びる給送ニップ直線より上方に頂点が位置する凸部と、前記凸部の頂点より下流に設けられ、前記搬送手段に向かって傾斜し、前記搬送ニップから搬送方向に延びる搬送ニップ直線と交差する傾斜部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、先端部に折れコシがついてしまったシートの搬送時にも、その折れ部が上記斜面部に突き当たることで、給送手段による搬送力を阻害する要因を小さくできる。これにより、給送手段から搬送手段までの距離が短い構成においても、給送手段による搬送手段への押し込み性能を向上させることができる。
シート搬送装置を備える画像読取装置の全体構成を概略的に示す図 シート搬送装置の給送ユニットの斜視図 シート搬送装置の駆動構成を示す図 シート搬送装置の駆動構成を示す図 シート搬送装置のブロック構成を示す図 シート搬送装置の給送動作制御シーケンスを示す図 実施例1に係るシート搬送装置の斜視図 実施例1に係るシート搬送装置の断面図 実施例1に係るシート搬送装置の下ガイド側のみの上面図 実施例2に係るシート搬送装置の斜視図 実施例2に係るシート搬送装置の断面図 実施例2に係るシート搬送装置による折れ部をもつシートの搬送シミュレーション結果を示す表図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、シート搬送装置が適用可能な、原稿搬送装置(以下ADF)及び、ADFに搬送されるシートに載っている画像情報を読み取る画像読取装置(以下リーダー)の一例である。
ADF1は、上方に載置台としての給送トレイ2を有しておる。上記給送トレイ2上のシートは、ピックアップローラ5により順次その最上位のシートから繰り出される。繰り出されたシートは、給送手段としての給送ローラ6に給送されつつ、分離手段としての分離ローラ7により一枚ずつに分離される。分離ローラ7は給送ローラ6に圧接して給送ニップを形成している。
搬送パス20は、上ガイド15と下ガイド18によって形成される。下ガイド18はピックアップローラ5の下流から上方に傾斜する形状となっており、給送トレイ2に載置されるシートを下流の搬送パス21へガイドする。
給送ローラ6及び分離ローラ7により一枚ずつに分離給送されたシートは、その給送方向下流の搬送ローラ対206に一旦突き当てられ、先端位置が補正される(レジスト補正)。搬送手段としての搬送ローラ対206の構成については後述する。
その後、搬送ローラ対206によってシートは搬送パス20のさらに下流へ搬送され、搬送パス21を経て、ADF本体の画像読取位置であるプラテン部8上へ搬送される。
ADF1の下方にはリーダーが配置されている。リーダー内部には、シートの画像を読み取る画像読取手段としての走査体31がある。走査体31は、上方に配置されたガラス34上に載置されたシートの画像情報を読み取るためにガイド部材33に沿って図中左右方向に走査する。
ADF1でシートを搬送する際には、読取ガラス30上を通過するシートの画像情報を読み取るために上記走査体31は読取ガラス30の下方まで移動し、シート搬送中はその位置で固定されている。
走査体31の内部には複数のミラーと最終的に結像手段によって、読取素子32上に結像させ、読取素子32において光電変換される。なお、読取素子としては、CMOSセンサーやCCDセンサ、またはCISセンサなどが挙げられる。
上記読取ガラス30を通過したシートは、排出ローラ9により排出トレイ19上に排出される。尚、シートは、上から順に1ページ(2ページ)、3ページ(4ページ)・・の順番で給送トレイ2上に載置され、ADF1はセット検知センサ3によってシートが給送トレイ2上に載置されたことを検知する。
図2は、上記ADF1における搬送ローラ対206、給送ローラ6と分離ローラ7、および搬送ローラ対206の直上流のループ空間22の断面図である。
ADF1において、給送ユニットは、給送手段としての給送ローラ6、ピックアップローラ5を有する。給送ローラ6は、シャフト62に保持されている。アーム102は、シャフト62を中心にピックアップローラ5を回転(昇降)させる。駆動伝達ベルトT2によってシャフト62からピックアップローラ5へ駆動力を伝達する(図3参照)。駆動伝達ベルトT2はプーリP3,P4によって張架されている。
図3及び図4は、上記ADF1の駆動構成を示す図である。図中の各矢印は、上方向から見た時の各駆動ギアの回転方向を表している。
ADF1において、給送ユニットを構成するピックアップローラ5と給送ローラ6、及び搬送ローラ対206をなす搬送ローラ206aは、同一のモータM1で駆動されている。搬送ローラ206aはギアプーリPZ2と連結されており、モータM1から駆動伝達ベルトT1を介して駆動が伝達されて回転する。
モータM1の駆動トルクは、ギアプーリPZ2より下流は、ギアZ4、ギアZ4と同軸に連結されたギアZ5を介してギアZ6に伝達され、ギアZ6に連結されたシャフト62が回転される。
ギアZ3は、電磁クラッチCLに連結されたギアであり、電磁クラッチCLに電流が流れ駆動伝達可能状態になった場合のみ、駆動を伝達することができる。
モータM1が正転方向回転時(図3)、給送ユニットはシートを下流方向へ搬送する方向に回転駆動を受けるのに対し、搬送ローラ206aはシート先端の到達時には停止している。または、給送ユニットはシート搬送方向と逆方向(シートを上流方向へ搬送する方向)に回転駆動を受ける。
モータM1が正転方向回転時は、給送ローラ6はシャフト62と同一に回転し、シャフト62に連結されたバネクラッチTL2,TL3によって発生するトルクによってピックアップローラ5が待機位置より下降する。また、ピックアップローラ5は同軸上にプーリP4と連結され、シャフト62に連結されたプーリP3と、プーリP3とプーリP4との間に張架される駆動伝達ベルトT2によって回転駆動が伝達される。
一方、モータM1が逆転方向回転時(図4)、給送ユニットは停止し、搬送ローラ206aはシートを下流方向へ搬送する方向に回転駆動を受ける。
このとき、モータM1の回転駆動は、駆動伝達ベルトT1を介してギアプーリPZ2を回転駆動させるが、ギアプーリPZ2の回転駆動はギアZ4に内包されるワンウェイクラッチのために、ギアZ5には伝達されない。すなわち、モータM1の逆転方向への回転駆動は、給送ローラ6とピックアップローラ5まで伝達していない。そして、給送ユニットの給送ローラ6とピックアップローラ5は、それぞれの内周側に設けられたワンウェイクラッチにより、搬送ローラ206aに搬送されるシートの挙動に追従するようになっている。
図5は上記ADFの電気構成を示すブロック図である。図5を用いて、ADFの構成について説明する。
図5において、上記ADFはADF制御部によって制御されており、搬送センサSnの情報をCPU800において、予めROM801に格納されたシーケンスに基づいて処理され、駆動手段Mを駆動する。
また画像読取手段を制御するリーダー制御部によって画像読取が行われ、ADFにおいて搬送センサSnより取得された読取開始のトリガ信号を、ADF制御部からリーダー制御部に送ったり、読み取られた画像のサイズ(副走査倍率)を調整するために駆動手段Mの駆動を調整するべく、リーダー制御部からADF制御部へ処理データのやりとりをする仕様となっている。
リーダー制御部においては、読取素子32によって読み取られた画像データは、予めROM811やRAM812に設定されている画像処理パラメータや、シーケンスに基づき画像処理部にて処理される。処理された画像データは、シリアル通信を通して、プリンタ側のコントローラ等に転送される。
図6は図5に基づいて、ADFの給送動作を行う制御シーケンスを表している。以下、図3〜図6を用いて、ADFの給送動作を説明する。
給送トレイ2にシートが載置されると、セット検知センサ3によって給送トレイ2にシートがセットされたことを検知する(S101)。シートのセットを検知した状態で、さらにユーザーによる給送動作開始のコマンド入力を受け付けるまで待機する(S102)。
コマンドの入力があれば、ADFは駆動手段Mに対し駆動命令をだし、モータM1の駆動により給送動作を開始する(S103)。このとき、モータM1は正転方向(図3の実線矢印方向)に回転し、駆動伝達手段(PZ2、Z4、Z5、Z6)を介してシャフト62が回転し、給送ローラ6及びピックアップローラ5が回転する。またシャフト62が回転することで、バネクラッチTL2,TL3を介してアーム102は給送トレイ2に載置されているシートに向かって下降する。これにより、アーム102に保持されているピックアップローラ5が下降してシートに当接する。
ピックアップローラ5がシートに当接すると、バネクラッチTL2,TL3はアーム102に対して所定のトルクをもって空転し、ピックアップローラ5に対しシートへの当接圧を付与する。
同時にリーダー制御部においては、リーダー内の走査体31を流し読みガラス30の下方に移動させ、さらにシートに照明を照射するための照明装置を駆動する(S104、S105)。その際、シェーディング補正(基準補正)を画像処理部にて行い、そのときの画像処理要パラメータをRAM812に一時的に保管する。
給送動作中、給送するシートの後端をプラテン部8の上流に配置された搬送センサSnによって検知するたびに、給送トレイ上のシートの有無を確認し、シート有りの検知がある限り、給送動作を繰り返す(S110)。
走査体31はリーダー制御部によって、搬送センサSnにおいてシート先端を検知するたびに読取素子32を駆動する(S106、S107)。そして、流し読みガラス30上を通紙するシートに対し照射された照明の反射光を読取素子32において光電変換させ画像情報を取得し、画像処理部において先述のRAM812に保管された画像処理用パラメータや、予めROM811にて設定しているパラメータに基づいて画像処理する。さらにシリアル通信を通してプリンタ側コントローラなどに画像データを転送する。
リーダー制御部の駆動は、搬送センサSnによってシートの後端を検知すると、所定の時間をおいて、終了されるが(S108、S109)、次のシートを搬送センサSnが検知すると再び駆動される。シートが搬送される間、搬送センサSnの検知結果に基づいて、読取素子32の駆動の切り替えが繰り返される。
給送トレイ上に載置されているシートをすべて給送すると(S110)、セット検知センサ3は載置されているシート無しと判断し、ADF制御部は給送動作を停止する(S113)。
リーダー制御部もセット検知センサ3によって載置されているシート無しと判断されると(S110)、照明装置の駆動を終了し、走査体31の位置も流し読みガラス30の下方から待機位置(シェーディング補正位置等)に移動させる(S111、S112)。
給送動作の停止後、モータM1を逆回転(図3の点線矢印方向)させ(S114)、電磁クラッチCLを通電させ駆動伝達可能状態とする。これにより、モータM1の駆動をギアプーリPZ2からギアZ3へ伝達させ、同軸上に連結されるギアZ5とギアZ6を介してシャフト62を駆動させる(図4の点線矢印の方向)。シャフト62の回転によってアーム102は給送トレイ2から遠ざかる方向へ上昇し、次のJOBのシートセット検知を待機する(S115)。
アーム102によってピックアップローラ5が上昇しきると、ギアZ5に隣接するトルクリミッタTL1によって駆動の伝達は所定のトルクで遮断され、モータM1の過負荷からの保護や、ピックアップローラ5の位置の保持がなされる。
給送動作時のピックアップローラ5がシート上面に着地時に、シートに圧力を付与する。本実施例では、その圧力付与手段としてバネクラッチを例示したが、これに限定されるものではなく、例えば圧縮バネなど他の圧力付与手段でもよい。
上記バネクラッチによって、モータM1の逆転時には上記アーム102を図2矢印と逆方向に回転させ、ピックアップローラ5を上昇させるためにロックする。
〔実施例1〕
図7は実施例1に係るシート搬送装置の分離ローラ7から搬送ローラ206aまでの下ガイド18側の斜視図である。
下ガイド(下ガイド手段)18の上流側は、給送トレイ2上に載置されたシートを、分離ローラ7(または給送ローラ6との給送ニップP67)まで案内する斜面部を有する。特にスラスト方向で、分離ローラ7に対応する箇所には、分離ローラ7の直上流にて複数枚で案内されたシート束に対して摩擦抵抗を付与する高摩擦シート182及び、高摩擦シート182を高い剛性で支持する支持部材181が設けられる。
分離ローラ7の下流側の下ガイド18には、通紙面方向に突出する形状の凸部18a,18bが形成されている。シートの搬送方向と直交する幅方向中央部の凸部(第1凸部)18aは、シートの搬送方向において分離ローラ7の位置に対応して形成されている。幅方向両側の凸部(第2凸部)18b,18bの形状については後述する。
凸部18aの下流には、搬送ローラ対206をなす一方の搬送ローラ206aが配置され、給送ユニットにより搬送されてきたシートの先端の位置を検知する入口センサS2もほぼ同位置に配置されている。搬送ローラ206aは、スラスト方向に複数個配置され、材質はEPDM、シリコン、ウレタンなどのゴム部材よりなる。その複数個配置された搬送ローラ206aの間で、揺動するべく入口センサS2が配置されている。
搬送ローラ206aの直上流には、シート先端を案内する案内部材(案内手段)18sが配置されている。案内部材18sは、その先端を搬送ローラ206aに近づけたいので、薄い形状で、PETシートや、SUSシートなどからなる。
搬送ローラ206aは先述のようにゴム部材であり、シートに対して高い摩擦係数を持つので、シート先端が搬送ローラ206aに触れた際にダメージ(めくれ、傷など)被ることがある。しかし、案内部材18sによって搬送ローラ206aをニップ直前まで覆うため、前述したダメージを軽減させることができる。
図8は実施例1に係るシート搬送装置の分離ローラ7から搬送ローラ206aまでの搬送パス20の断面図である。ここでは、バインダなどで閉じられて保管されて端部に折れ癖がついたシートPを例示している。図8は、ADF搬送時には折れ部を先端にして通紙したときのシートPが、搬送ローラ対206に到達する直前の様子を表している。
給送ローラ6と搬送ローラ対206の間の上ガイド15は、下ガイド18に対して上方に退避する形状になっており、下ガイド18との間にループ空間22を確保している。このループ空間22は、搬送ローラ対206に先端が突き当てられた後、そのシートが余分に給送ローラ6に搬送された分を吸収するスペースである。
給送ローラ6の搬送量は、分離ローラ7による搬送負荷(シートをせき止めようとする力に起因する)を背負いながらの搬送となるが、その搬送負荷が分離ローラの摩耗状態、またはシートの種類によって異なってしまう。
そのため、搬送ローラ対206へシート先端を突き当てるまでの搬送量の設定値は、給送ローラ6の搬送量が最小の場合でも無事到達できる量に設定する。しかし、逆に給送ローラ6の搬送量が十分確保できている場合には、シート先端が搬送ローラ対206に到達する以上に送り込んでしまう。その必要以上に送り込んだ分を、上記ループ空間22で吸収する。
上記ループ空間22は、下流に行くにしたがって狭まり、搬送ローラ対206の直上流では約2mm程度になる。ただし、スラスト方向で搬送ローラ206aと対応する部分では、案内部材18sが配置されている。前述したように案内部材18sは搬送ローラ206aを覆う必要があるので、シート搬送面と垂直方向で搬送ローラ対206の搬送ニップ直線206Nとほぼ同じ高さに配置されている。そのため、上下ガイド間が約1mm程度に狭まる。
下ガイド18の凸部18a,18bは、最も通紙面側に突出する頂点18atの下流は、搬送ローラ対206側に向かって下方に傾斜する傾斜部18iが形成されている。前記凸部18a,18bの頂点18atは、給送ローラ6と分離ローラ7との給送ニップP67から給送方向に延びる給送ニップ直線67Nより、上方(上ガイド15側)に位置する。これにより、搬送ローラ対206にてシートを給送ローラ6と分離ローラ7から引き抜く際に、シートの張力によって分離ローラ7が押し下げられるのを防ぐことができる。
シートの張力によって分離ローラ7が押し下げられると、その間の給送ローラ6と分離ローラ7の間のニップ圧が低下して、搬送されるシートの次シートのせき止め性能が低下し、次シートの重送が発生してしまう可能性が高くなる。また、給送ローラ6と分離ローラ7の間のニップ圧が安定せず、そのことに起因する異音が発生する可能性も高くなる。
上記傾斜部18iは、搬送ローラ対206の搬送ニップP206またはその直上流で上下ガイド間の間隔が1mm程度になる箇所より上流に、10〜20mm以上にかけて形成されている。
前述したように先端に折れ部をもつシートPの先端PLが搬送ローラ対206の直上流を通過する際、上下ガイド間隔が狭まった箇所では先端PLは上ガイド15側に接し、折れ部PFは前記傾斜部18iに当接する。このとき、先端に折れ部をもつシートPの折れ部は、狭まった上下ガイド間隔によって、折れ部がつぶされている。
したがって上記傾斜部18iには、折り部のコシのつぶされた分の当接力FPが作用する。また、当接力FPはシートPに対しても図8に示すように、前記傾斜部18iに対して鉛直方向に作用する。
前記当接力FPは、シートPに対し、それぞれ下流方向、上流方向の成分F206,F6が作用する。しかし、前記傾斜部18iが搬送ローラ対206側へ向けて下方に傾斜していることで、下流方向成分F206に対し上流方向成分F6が比較的小さくすることができる。これにより、給送ローラ6による搬送力を、上流方向成分F6によって阻害されることなく、シート先端まで作用させることができる。
また、上記傾斜部18iを、搬送ローラ対206の搬送ニップP206またはその直上流で上下ガイド間隔が1mm程度になる箇所より上流に、10〜20mm以上にかけて形成する。これにより、先端に折れ部をもつシートPの搬送時において、折れ部を上記傾斜部18iに当接させ、前述したように給送ローラ6の搬送力をシート先端まで作用させることができる。
ところで、本実施例の給送ローラ対(給送ローラ6と分離ローラ7)67の給送ニップ直線67Nは、上ガイド側のループ空間22に向かって設定されている。
これにより、給送ローラ対上流の支持部材(傾斜)181によって案内されたシートをスムーズに給送ローラ対の給送ニップP67に導入できるだけでなく、シート先端が搬送ローラ対206に到達した後、ループ空間22への座屈が発生し易くなる。
ただし、先端に折れ部をもつシートPの折れ部が上記傾斜部18iに当接しているとき、シートPの折れ部より上流側は幅方向全域で湾曲しやすい状態であり、特に上記凸部の頂点18atによってさらに湾曲を誘発させやすい傾向がある。
特に給送ローラ対67の給送ニップ直線67Nを、上記ループ空間22側に設定していることで、通常のシートにおけるループ形成は容易にできるようになっているが、搬送ローラ対206との送り方向の違いが生じ、シートが湾曲し易くなる。
この折れ部より上流部でシートの湾曲が進んでしまうと、給送ローラ6による搬送量が湾曲部で吸収されてしまい、シートPの先端PLの搬送ローラ対206への突き当てが不十分になってしまう可能性がある。
しかし、本実施例においては、搬送ローラ対206の搬送ニップ直線206Nと、給送ローラ対67の給送ニップ直線67Nとの交点を、図8の交点PIに示すように、搬送ローラ対206と給送ローラ対67との間の上流側の外側に設定している。
この構成により、搬送ローラ対の搬送ニップP206と、給送ローラ対の給送ニップP67とを結んだ仮想線l(図8中の二点鎖線)からの上記凸部の頂点18atの突出量を、より小さく設定することができる。具体的には、搬送ニップ直線206Nと給送ニップ直線67Nの交点PIを搬送ローラ対206と給送ローラ対67との間に持つ場合と比較して、小さく設定することができる。これにより、通常のシートでは、ループ空間22におけるループ形成を容易にしつつ、先端に折れ部をもつシートPの折れ部より上流部での湾曲発生を低減させることができる。
図9は、実施例1に係るシート搬送装置の下ガイド側をシート搬送面上方より見た図である。
前述したように、搬送ローラ206aは、スラスト方向に複数個配置されている。本実施例では、搬送ローラ206aはスラスト方向に4つ配置されている。複数の搬送ローラ206aのうち、スラスト方向中央2つは、シートの搬送方向において分離ローラ7の位置と対応している。搬送ローラ対206によって給送ローラ対67からシートを引抜く際、分離ローラ7による搬送抵抗が発生するため、スラスト方向で位置を合わせることにより、その搬送抵抗によるシートのシワ発生などを抑制している。
また、複数の搬送ローラ206aのうち、スラスト方向外側2つは、レジスト機能も兼ねている。給送ローラ対67に搬送されるシートは、斜行している場合が多い。その場合、シート先端は搬送ローラ206aの外側2つのいずれかの一方側から当接し、その後、他方側の搬送ローラにも先端を突き当てて、シート先端の位置補正を行う。その際、最初に突き当たった搬送ローラと次に突き当たる搬送ローラとの間隔は可能な限り広い方が、シートの位置補正能力は安定する。
よってシート先端は、搬送ローラ206aのスラスト方向外側の2つで位置補正するようにしている。本実施例では、搬送ローラ206aは部品コスト低減のため必要最小限の配置にし、両外側の搬送ローラ206a,206a間の間隔206a2は、製品仕様上最小幅のシートより10〜20mm程度狭くなるように配置している。
それに対し、前記下ガイド18の凸部18a,18bのスラスト方向の幅は、それぞれ以下のように設定している。すなわち、スラスト方向中央部の凸部18aの幅(スラスト方向の長さ)は分離ローラ7とほぼ同じ長さに設定している。一方、スラスト方向両側部の凸部18b,18b間の間隔18b2は、搬送ローラ206aの両外側の搬送ローラ206a,206a間の間隔206a2よりも広く設定している。
これにより、給送ローラ対67に斜行しながら搬送される先端に折れ部をもつシートPの先端が搬送ローラ206aの外側2つのいずれかへ当接していく過程で、折れ部のコシによる搬送抵抗を、上述のように傾斜部18iで効果的に低減させることができる。
前記下ガイドの両外側の凸部18b,18bは、搬送ローラ206aの両外側よりそれぞれ20〜30mm大きくなるよう外側まで延設されているが、それよりさらに外側には延設していない。これは、必要以上の凸部18b,18bを設けることで、搬送パス20を塞いで、搬送抵抗を増やさないようにするためである。
また、案内部材18sの両外側端部間の長さ18s2は、搬送ローラ両外側ローラ間隔206a2よりは広いが、前記下ガイド18の両外側の凸部18b,18b間の間隔18b2よりは20〜30mm狭く設定している。
案内部材18sの両外側には、傾斜部18iが延設され、特に図8に示すように、案内部材18sより下部の傾斜部18iの傾斜角度はより大きく設定している。
これにより、搬送ローラ対206直上流の上下ガイド間約1mmの領域を必要最小限にとどめ、上述の傾斜部18iによる効果の最大化と、搬送パス20の搬送抵抗の低減を図っている。
なお凸部18a,18bは、中央部の凸部18aの頂点18atに対し、両外側の凸部18bの頂点高さを低く設定することも可能である。このような構成とすることで、スラスト方向において、両外側の凸部18bと中央部の凸部18aの頂点18atの高さの差分だけ、シート自重によるダレを生じさせて、シートに対し中央部が凸のコシを生じさせることができる。これにより、上述の先端に折れ部をもつシートPの折れ部PFより上流部分における、湾曲の誘発をさらに低減させることができる。また、厚みの薄いシート(坪量45[g/m]以下)においても、中央部が凸のコシ付けをすることで、先端の搬送ローラ対206への突き当て性能を向上させることができる。
本実施例によれば、下ガイド18の凸部18aの頂点18atより下流側を、搬送ローラ対206の搬送ニップP206より搬送方向に延びる搬送ニップ直線206Nと交差し、搬送ローラ対206に向かって傾斜する傾斜部18iに形成している。これにより、先端部に折れ癖がついてしまったシートの搬送時にも、折れ部が上記傾斜部18iに突き当たることで、給送ローラ6による搬送力を阻害する要因を小さくできる。
また、給送ローラ6と分離ローラ7の給送ニップP67より給送方向に延びる給送ニップ直線67Nと前記搬送ニップ直線206Nとが、給送ローラ6と搬送ローラ対206との間の上流側の外側において交点PIをもつ構成としている。これにより、通常のシートでは、ループ空間22におけるループ形成を容易にしつつ、先端に折れ部をもつシートの折れ部より上流部での湾曲発生を低減させることができる。
また、案内部材18sの両外側端部間の長さ(スラスト方向の長さ)18s2を、搬送ローラ206aの両外側の搬送ローラ206a,206a間の間隔206a2よりも大きくし、かつ凸部18b,18bのスラスト方向の長さ(間隔18b2)を案内部材18sのスラスト方向の長さ(間隔18s2)より大きくしている。これにより、凸部を設けることによる搬送パスの搬送抵抗を必要最小限に抑えることができる。
以上の構成により、給送ユニットからレジスト機能を有する搬送ローラ対までの距離が短い構成においても、給送ユニットによる搬送ローラ対への押し込み性能を向上させるシート搬送装置を提供することができる。
〔実施例2〕
図10は実施例2に係るシート搬送装置の分離ローラ7から搬送ローラ206aまでの下ガイド18側の斜視図である。
前述した実施例1と異なる点は、スラスト方向中央部の凸部18aに代えて、分離ローラ7の直下流にシートの搬送を補助する補助手段としての従動回転体7bを配置している。また、スラスト方向の両外側には、下ガイド18の凸部18b,18bを配置している。
従動回転体7bは、搬送ローラ対206によってシートを給送ローラ対67より引抜く際、シートの張力によって分離ローラ7が押し下げられるのを防ぐために配置しており、前述した実施例1のスラスト方向中央部の凸部18aと同じ目的で配置している。
ただし、本実施例では従動回転体7bを配置することで、引抜く際のシート表面と従動回転体7bは当接するが、従動回転体7bが搬送されるシート表面に対し追従して回転することで、シート表面に発生する傷を軽減することができる。
図11は実施例2に係るシート搬送装置の分離ローラ7から搬送ローラ206aまでの搬送パス20の断面図である。
本実施例で配置している従動回転体7bは、上述の目的により、給送ローラ対の給送ニップ直線67Nよりループ空間22側へ突出させて配置している。
ただし、凸部18bの頂点18btの高さは両側とも、従動回転体7bより低い位置に形成している。このような構成とすることで、スラスト方向において、従動回転体7bと凸部18bの頂点18btの高さの差分だけ、シートに自重によるダレを生じさせて、シートに対し中央部が凸のコシを生じさせることができる。これにより、上述の先端に折れ部をもつシートPの折れ部より上流部分における、湾曲の誘発をさらに低減させることができる。また、厚みの薄いシート(坪量35〜45[g/m])においても、中央部が凸のコシ付けをすることで、先端の搬送ローラ対206への突き当て性能を向上させることができる。
図12は、実施例2において、先端に折れ部をもつシートP(坪量80[g/m]、折れ先端高さは10mm)が、給送ローラ対67から搬送ローラ対206へ搬送される際の、給送ローラ6の搬送負荷トルク(図12(a)にて図示)、上下ガイド15,18におけるガイド反力(図12(b)、(c)にて図示)をシミュレーションした結果である。
横軸は時間軸で(単位はsec)、0がシートPの先端が搬送ローラ対206に到達したときである。縦軸は図12(a)ではトルク(Nmm/mm)及び図12(b)(c)では当接圧(N/mm)である。
図12(a)より、本実施例における給送ローラ6の搬送負荷トルクは、シートPの先端が搬送ローラ対206に到達する前では負荷増大がみられず、スムーズに搬送できていることがわかる。
図12(b)、(c)より、上下ガイドの反力も、反力が0.04[N/mm]を超えるとガイドへの当接箇所より上流部が座屈してシートP先端は下流方向に進めなくなるが、本実施例では搬送ローラ対206に到達する前に極大化することなく、スムーズに搬送できていることがわかる。
なお、本実施例においては、下ガイド18の両外側の凸部18bも、従動回転体に置き換えても、その下流側に搬送ローラ対206に向けて傾斜した傾斜部18iを設け、中央部の従動回転体7bよりも配置位置を下方に下げれば、同様の効果が得られる。
本実施例によれば、前述した実施例の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。すなわち、スラスト方向の中央部に従動回転体7bを配置することで、引抜く際のシート表面に対し従動回転体7bが追従して回転することで、シート表面に発生する傷を軽減することができる。
P67 …給送ニップ
P206 …搬送ニップ
PF …折れ部
PI …交点
PL …先端
6 …給送ローラ
7 …分離ローラ
7b …従動回転体
15 …上ガイド
18 …下ガイド
18a,18b …凸部
18at,18bt …頂点
18i …傾斜部
18s …案内部材
20,21 …搬送パス
22 …ループ空間
67 …給送ローラ対
67N …給送ニップ直線
206 …搬送ローラ対
206N …搬送ニップ直線

Claims (12)

  1. シートを給送する給送手段と、
    前記給送手段に圧接して給送ニップを形成する分離手段と、
    前記給送手段及び分離手段より給送方向下流に配置され、搬送ニップを形成し、シートを搬送する搬送手段と、
    前記給送手段と前記搬送手段との間でシートを案内する下ガイド手段と、
    を有するシート搬送装置において、
    前記下ガイド手段は、前記給送ニップから給送方向に延びる給送ニップ直線より上方に頂点が位置する凸部と、前記凸部の頂点より下流に設けられ、前記搬送手段に向かって傾斜し、前記搬送ニップから搬送方向に延びる搬送ニップ直線と交差する傾斜部と、を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記給送ニップ直線と前記搬送ニップ直線とは、前記給送手段と前記搬送手段との間の上流側の外側において交点をもつことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記下ガイド手段に配置され、シート先端を前記搬送手段まで案内する案内手段を有し、
    前記搬送手段はスラスト方向に複数個配置され、
    前記案内手段は前記搬送ニップ直線とほぼ同じ高さに配置されており、
    前記案内手段のスラスト方向の長さは、前記搬送手段の複数個配置された両外側の間隔よりも大きく、
    前記下ガイド手段の凸部のスラスト方向の長さは、前記案内手段のスラスト方向の長さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記下ガイド手段の凸部のスラスト方向の長さは、前記案内手段のスラスト方向の両外側端部間の長さよりそれぞれ20〜30mm大きくなるように形成されていること特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記下ガイド手段の凸部は、スラスト方向の中央部に形成された第1凸部と、前記第1凸部のスラスト方向の両外側に形成された第2凸部と、を有し、
    前記下ガイド手段に配置され、シート先端を前記搬送手段まで案内する案内手段を有し、
    前記搬送手段はスラスト方向に複数個配置され、
    前記案内手段は前記搬送ニップ直線とほぼ同じ高さに配置されており、
    前記案内手段のスラスト方向の長さは、前記搬送手段の複数個配置された両外側の間隔よりも大きく、
    前記下ガイド手段の中央部の第1凸部のスラスト方向の長さは、前記給送手段と対応してほぼ同じ長さに形成され、
    前記下ガイド手段の両外側の第2凸部のスラスト方向の間隔は、前記案内手段のスラスト方向の長さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  6. 前記下ガイド手段の両外側の第2凸部のスラスト方向の間隔は、前記案内手段のスラスト方向の両外側端部よりそれぞれ20〜30mm大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. シートを給送する給送手段と、
    前記給送手段に圧接して給送ニップを形成する分離手段と、
    前記給送手段及び分離手段より給送方向下流に配置され、搬送ニップを形成し、シートを搬送する搬送手段と、
    前記給送手段と前記搬送手段との間でシートを搬送を補助する補助手段と、
    前記補助手段のスラスト方向の両外側に設けられ、前記給送手段と前記搬送手段との間でシートを案内する下ガイド手段と、
    を有するシート搬送装置において、
    前記補助手段は、前記給送ニップから給送方向に延びる給送ニップ直線よりも上方に突出するように設けられ、
    前記下ガイド手段は、前記補助手段より下方に位置する凸部と、前記凸部の頂点より下流に設けられ、前記搬送手段に向かって傾斜し、前記搬送ニップから搬送方向に延びる搬送ニップ直線と交差する傾斜部と、を有することを特徴とするシート搬送装置。
  8. 前記給送ニップ直線と前記搬送ニップ直線とは、前記給送手段と前記搬送手段との間の上流側の外側において交点をもつことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記下ガイド手段に配置され、シート先端を前記搬送手段まで案内する案内手段を有し、
    前記搬送手段はスラスト方向に複数個配置され、
    前記案内手段は前記搬送ニップ直線とほぼ同じ高さに配置されており、
    前記案内手段のスラスト方向の長さは、前記搬送手段の複数個配置された両外側の間隔よりも大きく、
    前記下ガイド手段の凸部のスラスト方向の長さは、前記案内手段のスラスト方向の長さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. 前記下ガイド手段の凸部のスラスト方向の間隔は、前記案内手段のスラスト方向の両外側端部よりそれぞれ20〜30mm大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. 前記搬送手段は、前記給送手段により給送されるシート先端の到達時には停止又はシート搬送方向と逆方向に回転していることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  12. シートを一枚ずつ分離して給送するシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されてきたシートの画像を読み取る画像読取手段と、を有する画像読取装置であって、
    前記シート搬送装置として、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のシート搬送装置を有することを特徴とする画像読取装置。
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