JP2017046532A - 電力制御システム、電力制御方法、制御方式決定装置、制御方式決定方法、及び、プログラム - Google Patents

電力制御システム、電力制御方法、制御方式決定装置、制御方式決定方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力系統からの電力供給が遮断された状態で、発電装置から蓄電池に充電する場合に起こり得る不都合を軽減する。【解決手段】発電装置10と繋がり、複数の出力制御方式で発電装置10の出力電力を制御する発電装置側変換装置20と、蓄電池30と繋がり、複数の充電制御方式で蓄電池30の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置40とを有する電力制御システムを提供する。発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40とは直流バスで互いに接続されている。発電装置側変換装置20は、直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの出力制御方式を選択する。蓄電池側DCDC変換装置40は、電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの充電制御方式を選択する。【選択図】図3

Description

本発明は、電力制御システム、電力制御方法、制御方式決定装置、制御方式決定方法、及び、プログラムに関する。
太陽光、風力等の自然エネルギーを利用した発電装置、及び、蓄電池が広く普及している。関連技術が、特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1には、蓄電池への充電を効率的に行うために、太陽電池の発電状態(発電電力充足、又は、発電電力不足)と蓄電池の充電状態(満充電、又は、充電中)とに基づき、蓄電池の充電制御方式を切り替えることが開示されている(特許文献1の図15等)。具体的には、充電制御方式として定電圧制御及び定電流制御を選択可能であり、発電状態及び充電状態に応じてこれらの一方を選択する。なお、特許文献2の図4等にも、同様の技術が開示されている。
特開2012−22480号公報 国際公開第2011/136143号
本発明者は、発電装置及び蓄電池を備えるシステムにおいて、以下のような新たな課題を見出した。
図1は、発電装置及び蓄電池を備えるシステムの一例を示すブロック図である。発電装置の一例である太陽光発電装置(Solar photovoltaics、図中「PV」)、太陽光発電装置と繋がったDCDC変換装置(図中「DC/DC(PV)」)、蓄電池(図中「Batt」)、蓄電池と繋がったDCDC変換装置(図中「DC/DC(Batt)」)、電力系統、及び、ACDC変換装置(図中「AC/DC」)が示されている。これらは互いにバスで繋がっている。
このようなシステムにおいて、図示するように電力系統からの電力供給等が遮断された状態(例:停電)で、発電装置が発電した電力を蓄電池に充電する場合、システムの不安定な動作を引き起こし得る。
発電装置は、例えばMPPT(Maximum power Point Tracking)制御方式で出力電力が最大となるように制御される。このような制御方式の場合、出力電力は天候などに影響され、その値は変動する。一方、蓄電池は、例えばCC(Constant Current)制御方式、CV(Constant Voltage)制御方式及びCC−CV(Constant Current−Constant Voltage)制御方式等により、充電電力を制御される。
このような制御方式で発電装置及び蓄電池が制御されている場合、発電装置から供給される出力電力と、蓄電池に蓄電される充電電力との間のエネルギーバランスが崩れ得る。
例えば、(出力電力)<(充電電力)の状態になり得る。このような場合、電力が不足し、システムのバスの電圧が低下してしまう。また、(充電電力)<(出力電力)の状態にもなり得る。このような場合、余剰電力が発生し、システムのバスの電圧が上昇してしまう。結果、システムの不安定な動作が引き起こされ得る。
特許文献1及び2は、このような課題を解決する手段を開示していない。
本発明は、電力系統からの電力供給等が遮断された状態(例:停電)で、発電装置が発電した電力を蓄電池に充電する場合に、システムの不安定な動作が引き起こされる不都合を軽減するための技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されており、
前記発電装置側変換装置は、
前記直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択手段を有し、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、
前記電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段を有する電力制御システムが提供される。
また、本発明によれば、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されている電力制御システムにおいて、
前記発電装置側変換装置が、
前記直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択工程を実行し、
前記蓄電池側DCDC変換装置が、
前記電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択工程を実行する電力制御方法が提供される。
また、本発明によれば、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されている電力制御システムにおける前記発電装置側変換装置を、
前記直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択手段として機能させるプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されている電力制御システムにおける前記蓄電池側DCDC変換装置を、
前記電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段として機能させるプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段と、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段と、
前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段と、
を有する制御方式決定装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得工程と、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定工程と、
前記制御方式決定工程で決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定工程で決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力工程と、
を実行する制御方式決定方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段、
前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段、
として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、電力系統からの電力供給が遮断された状態(例:停電)で、発電装置が発電した電力を蓄電池に充電する場合に、システムの不安定な動作が引き起こされる不都合を軽減するための技術が実現される。
発電装置及び蓄電池を有するシステムの課題を説明するための図である。 本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態の電力制御システムを示す機能ブロック図の一例である。 本実施形態の発電装置側変換装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の発電装置側変換装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の発電装置側変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の発電装置側変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置の回路図の一例、及び、制御回路の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の電力制御システムを示す機能ブロック図の一例である。 本実施形態の電力制御システムを示す機能ブロック図の一例である。 本実施形態の電力制御システムを示す機能ブロック図の一例である。 本実施形態の制御方式決定装置の機能ブロック図の一例である。
まず、本実施形態の装置(発電装置側変換装置、蓄電池側DCDC変換装置、制御方式決定装置)のハードウエア構成の一例について説明する。図2は、本実施形態の装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。図2に示すように、装置は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路には、様々なモジュールが含まれる。
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、測定センサ等の外部装置から情報(測定値)を取得するためのインターフェイスや、外部装置に制御信号を送信するためのインターフェイスなどを含む。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行う。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の概要について説明する。本実施形態の電力制御システムは、複数の出力制御方式で、発電装置の出力電力を制御できる。具体的には、バスの電圧値が目標範囲に入るように出力電流を制御する発電側バス電圧制御方式と、その他の制御方式とを有する。その他の制御方式としては、例えば発電装置が太陽光を利用した発電装置である場合、MPPT制御方式等が考えられる。
また、本実施形態の電力制御システムは、複数の充電制御方式で、蓄電池の充電電力を制御できる。具体的には、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中の少なくとも1つと、バスの電圧値が目標範囲に入るように充電電流を制御する蓄電側バス電圧制御方式とを有する。
そして、本実施形態の電力制御システムは、バスの電圧値を継続的に測定し、測定値に基づいて、発電装置の出力制御方式及び蓄電池の充電制御方式を選択する(切り替える)。
具体的には、バスの電圧値が目標範囲に入っている間は、出力制御方式としてその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択し、発電効率向上等を実現する。また、バスの電圧値が目標範囲に入っている間は、充電制御方式として、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中の少なくとも1つを選択し、充電効率を高める。
そして、バスの電圧値が目標範囲から外れた場合には、バスの電圧値を目標範囲に戻すため、出力制御方式又は充電制御方式をバス電圧制御方式に切り替える。
このように、本実施形態では、バスの電圧値が目標範囲に入っている間は発電効率及び充電効率等を重視した出力制御方式及び充電制御方式を選択し、バスの電圧値が目標範囲から外れた場合は、バスの電圧値を目標範囲に戻すための出力制御方式及び充電制御方式を選択する。
次に、本実施形態の電力制御システムの構成について説明する。図3に、本実施形態の電力制御システムの機能ブロック図の一例を示す。図示するように、電力制御システムは、発電装置10と、発電装置側変換装置20と、蓄電池30と、蓄電池側DCDC変換装置40とを有する。さらに、ACDC変換装置50及び電力系統60を有してもよい。
図中、実線で直流バスを示し、点線で交流バスを示している。発電装置10、発電装置側変換装置20、蓄電池30、蓄電池側DCDC変換装置40、ACDC変換装置50及び電力系統60は、直流バス及び交流バスにより互いに接続されている。交流バスには、多様な負荷(不図示)が接続される。図示するように、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40は、直流バスで互いに接続されている。当該直流バスの電圧値をVdcと定義する。
なお、図において、発電装置10及び発電装置側変換装置20を別々に記載しているが、これはこれらの装置が機能的に分かれていることを示している。これらの装置は、物理的に一体となっていてもよいし、分かれていてもよい。
同様に、図において、蓄電池30及び蓄電池側DCDC変換装置40を別々に記載しているが、これはこれらの装置が機能的に分かれていることを示している。これらの装置は、物理的に一体となっていてもよいし、分かれていてもよい。
発電装置10は、自然エネルギー(例:太陽光、風力、地熱等)を利用して発電する。発電装置10は、従来技術に準じたあらゆる構成を採用できる。
蓄電池30は、電力を充放電する。蓄電池30は、従来技術に準じたあらゆる構成を採用できる。
発電装置側変換装置20は、発電装置10と繋がり、複数の出力制御方式で発電装置10の出力電力を制御する。発電装置側変換装置20は、DCDC変換装置又はACDC変換装置であり、発電装置10に応じたものとなる。例えば、発電装置10が太陽光を利用した発電装置である場合、発電装置側変換装置20はDCDC変換装置となる。また、発電装置10が風力や地熱を利用した発電装置である場合、発電装置側変換装置20はACDC変換装置となる。発電装置側変換装置20は、図4の機能ブロック図に示すように、出力制御方式選択部21を有する。
出力制御方式選択部21は、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40を互いに繋ぐ直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの出力制御方式を選択する。本実施形態では、測定センサ(不図示)が電圧値Vdcを継続的に測定し、出力制御方式選択部21に測定値を入力する。
発電装置側変換装置20は、出力制御方式として、発電側バス電圧制御方式と、発電側バス電圧制御方式と異なる制御方式(以下、「その他の制御方式」)とを有する。その他の制御方式は、発電装置10に応じたものであり、各発電装置10の分野において利用されているものとすることができる。少なくとも、その他の制御方式は、発電側バス電圧制御方式よりも発電効率が高い。すなわち、その他の制御方式時の単位時間当たりの出力電力は、発電側バス電圧制御方式時の単位時間当たりの出力電力よりも大きい。例えば、発電装置10が太陽光を利用した発電装置である場合、その他の制御方式としてMPPT制御方式が考えられる。
MPPT制御方式は、発電装置10からの出力電力が最大となるように制御する方式である。発電装置側変換装置20が有するMPPT制御方式の詳細は特段制限されず、従来技術に準じたあらゆる構成を採用できる
出力制御方式選択部21は、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を下回っている間、その他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択する。
発電側バス電圧制御方式は、電圧値Vdcが目標範囲に入るように発電装置10の出力電流を制御する方式である。具体的には、電圧値Vdcが目標範囲を上回った場合、発電装置10の出力電流を減少させる。結果、発電装置10から直流バスへの電荷供給に起因する電圧値Vdcの上昇スピードSuは減少する。そして、直流バスから蓄電池30への電荷供給に起因する電圧値Vdcの減少スピードSdの絶対値が上昇スピードSuの絶対値を上回ると、電圧値Vdcは所定の目標範囲に戻る方向(減少する方向)に動く。減少後の出力電流は、その時点の電圧値Vdc及び目標値等に基づいて決定される。
出力制御方式選択部21は、電圧値Vdcが所定の目標範囲を上回っている間、発電側バス電圧制御方式を選択する。
発電装置側変換装置20は、出力制御方式選択部21が選択した出力制御方式で、発電装置10の出力電力を制御する。
図3に戻り、蓄電池側DCDC変換装置40は、蓄電池30と繋がり、複数の充電制御方式で蓄電池30の充電電力を制御する。蓄電池側DCDC変換装置40は、図5の機能ブロック図に示すように、充電制御方式選択部41を有する。
充電制御方式選択部41は、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40を互いに繋ぐ直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの充電制御方式を選択する。本実施形態では、測定センサ(不図示)が電圧値Vdcを継続的に測定し、充電制御方式選択部41に測定値を入力する。
蓄電池側DCDC変換装置40は、充電制御方式として、CC制御方式、CV制御方式、及び、CC−CV制御方式の中の少なくとも1つと、蓄電側バス電圧制御方式とを有する。
CC制御方式は、充電電流を一定に保つ制御方式である。CV制御方式は、充電電圧を一定に保つ制御方式である。CC−CV制御方式は、最初はCC制御で充電し、所定電圧に到達後、CV制御で充電する制御方式である。CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の詳細は特段制限されず、従来技術に準じたあらゆる構成を採用できる
充電制御方式選択部41は、電圧値Vdcが目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を上回っている間、これらの制御方式を選択する。
蓄電側バス電圧制御方式は、電圧値Vdcが目標範囲に入るように蓄電池30の充電電流を制御する方式である。具体的には、電圧値Vdcが目標範囲を下回った場合、蓄電池30の充電電流を減少させる。結果、直流バスから蓄電池30への電荷供給に起因する電圧値Vdcの減少スピードSdは減少する。そして、発電装置10から直流バスへの電荷供給に起因する電圧値Vdcの上昇スピードSuの絶対値が減少スピードSdの絶対値を上回ると、電圧値Vdcは所定の目標範囲に戻る方向(上昇する方向)に動く。減少後の充電電流は、その時点の電圧値Vdc及び目標値等に基づいて決定される。
充電制御方式選択部41は、電圧値Vdcが所定の目標範囲を下回っている間、蓄電側バス電圧制御方式を選択する。
蓄電池側DCDC変換装置40は、充電制御方式選択部41が選択した充電制御方式で、蓄電池30の充電電力を制御する。
以上説明した本実施形態の電力制御システムによれば、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40を互いに繋ぐ直流バスの電圧値Vdcに基づいて、発電装置10の出力制御方式及び蓄電池30の充電制御方式を切り替えることができる。
電力系統60からの電力供給等が遮断されていない間は、電力系統60からの電力供給等のおかげで、電圧値Vdcは所定の目標範囲に収まる。この場合、本実施形態の電力制御システムでは、出力制御方式としてその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択し、発電効率向上等を実現する。また、充電制御方式として、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中の少なくとも1つを選択し、充電効率向上等を実現する。
一方、停電などにより電力系統60からの電力供給等が遮断されている間は、発電装置10の出力電力と、蓄電池30の充電電力との間のエネルギーバランスが崩れると、電圧値Vdcが目標範囲から外れ得る。このような状況が発生した場合、本実施形態の電力制御システムは、出力制御方式又は充電制御方式をバス電圧制御方式に切り替え、電圧値Vdcを目標範囲に戻すことができる。
具体的には、(発電装置10からの出力電力)<(蓄電池30の充電電力)の状態になると、電圧値Vdcが下がる傾向となり、結果、電圧値Vdcが目標範囲を下回る。このような場合、蓄電池側DCDC変換装置40は蓄電側バス電圧制御方式を選択する。そして、発電装置側変換装置20はその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択する。結果、電圧値Vdcを目標範囲に戻すことができる。
また、(蓄電池30の充電電力)<(発電装置10からの出力電力)の状態になると、電圧値Vdcが上がる傾向となり、結果、電圧値Vdcが目標範囲を上回る。このような場合、発電装置側変換装置20は発電側バス電圧制御方式を選択する。そして、蓄電池側DCDC変換装置40は、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中の少なくとも1つを選択する。結果、電圧値Vdcを目標範囲に戻すことができる。
なお、蓄電池30の充電電力と発電装置10からの出力電力のバランスがとれている場合(一致、又は、その差が所定レベル以下)、電圧値Vdcは目標範囲に収まる。このような場合、発電装置側変換装置20はその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択する。そして、蓄電池側DCDC変換装置40は、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中の少なくとも1つを選択する。結果、発電効率及び充電効率が良好になる。
以上、本実施形態によれば、電圧値Vdcが目標範囲に入っている間は発電効率及び充電効率を重視した出力制御方式又は充電制御方式を採用し、電圧値Vdcが目標範囲を外れた場合には、バスの電圧値を目標範囲に戻すための出力制御方式及び充電制御方式を選択することができる。結果、発電効率及び充電効率を不要に落とすことなく、システムの安定動作を確保できる。
ところで、発電装置側変換装置20が例えばMPPT制御方式で発電装置10の出力電力を制御している間は、発電装置10と発電装置側変換装置20の間で測定した電力が、最大電力点付近である時間周期(各装置により異なる)にて変動する。一方、発電装置側変換装置20が発電側バス電圧制御方式で発電装置10の出力電力を制御している間は、発電装置10と発電装置側変換装置20の間で測定した電力は一定となる(充電電力と等しくなる。装置損失を無視した場合)。
このため、発電装置10と発電装置側変換装置20の間で測定した電力観察することで、発電装置側変換装置20が出力制御方式を切り替えている(選択している)ことを確認できる。なお、その他の制御方式がMPPT制御方式以外である場合も、その他の制御方式と発電側バス電圧制御方式との間では、上記位置の電力が異なる挙動を示す。このため、同様に、制御方式の切り替え(選択)を確認できる。
また、発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40を繋ぐ直流バスの電圧値Vdcの時間変化との関係性を確認することで、電圧値Vdcに基づき出力制御方式を切り替えている(選択している)ことを確認できる。
同様に、蓄電池側DCDC変換装置40がCC制御方式で蓄電池30の充電電力を制御している間は、蓄電池30と蓄電池側DCDC変換装置40の間で測定した電流値が常にCC値の電流値と同じになる。また、蓄電池側DCDC変換装置40がCV制御方式で蓄電池30の充電電力を制御している間は、蓄電池30と蓄電池側DCDC変換装置40の間で測定した電圧値が常にCV値の電圧値と同じになる。
また、蓄電池側DCDC変換装置40がCC−CV制御方式で蓄電池30の充電電力を制御している間は、蓄電池30と蓄電池側DCDC変換装置40の間で測定した電圧値がCV値以下の場合、測定した電流値が常にCC値と同じになる。また電池が満充電付近では、充電電流が小さくなり、測定した電圧値とCV値が同じになる。
一方、蓄電池側DCDC変換装置40が蓄電側バス電圧制御方式で蓄電池30の充電電力を制御している間は、蓄電池30と蓄電池側DCDC変換装置40の間で測定した電圧値がCV値以下、又は電流値がCC値以下の値を取り得る。
このため、蓄電池30と蓄電池側DCDC変換装置40の間で測定した電圧値及び電流値の挙動を観測することで、蓄電池側DCDC変換装置40が充電制御方式を切り替えている(選択している)ことを確認できる。
また、発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40を繋ぐ直流バスの電圧値Vdcの時間変化との関係性を確認することで、電圧値Vdcに基づき充電制御方式を切り替えている(選択している)ことを確認できる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、発電装置側変換装置20の具体例を説明する。本実施形態の電力制御システムのその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
図6に、本実施形態の発電装置側変換装置20の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、発電装置側変換装置20は、出力制御方式選択部21と、第1の出力電流算出部22と、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23とを有する。
第1の出力電流算出部22は、その他の制御方式(例:MPPT制御方式)で発電装置10の出力電流(出力電流指令値)を算出し、出力制御方式選択部21に入力する。
発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)と、電圧値Vdcの目標値Vdcpとに基づき、発電装置10の出力電流(出力電流指令値)を算出する。そして、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23は、算出した出力電流指令値を、出力制御方式選択部21に入力する。
出力制御方式選択部21は、第1の出力電流算出部22、及び、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23から入力された発電装置10の出力電流指令値のうち、いずれかを発電装置10の出力電流指令値として選択する(出力制御方式の選択)。
例えば、出力制御方式選択部21は、第1の出力電流算出部22、及び、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23から入力された発電装置10の出力電流指令値のうち、小さい方を発電装置10の出力電流指令値として選択してもよい。
この例の場合、出力制御方式選択部21は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)に基づき発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23に算出された出力電流指令値と、第1の出力電流算出部22により算出された出力電流指令値との大小関係に基づき、発電装置10の出力電流指令値を選択する。このため、「出力制御方式選択部21は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)に基づき発電装置10の出力電流指令値を選択(出力制御方式を選択)している」と言える。
その他の例として、出力制御方式選択部21は、その時点で取得した電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)と所定の目標範囲との関係を判断し、判断結果に応じて一方を選択してもよい。具体的には、出力制御方式選択部21は、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を下回っている間、第1の出力電流算出部22から入力された出力電流指令値を選択する。そして、電圧値Vdcが所定の目標範囲を上回っている間、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23から入力された出力電流指令値を選択する。
「発電装置側変換装置20の具体例1」
図7(a)に、発電装置側変換装置20の回路図の一例を示す。また、図7(b)に、発電装置側変換装置20を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。なお、当該例では、発電装置側変換装置20はDCDC変換装置であり、その他の制御方式としてMPPT制御方式を有する。
図7(a)は、昇圧チョッパ方式となっている。図7(b)の制御回路で生成したPWM(Pulse Width Modulation)波がスイッチング素子に入力される。
図7(b)に示すMPPT制御ブロックが、第1の出力電流算出部22に対応する。MPPT制御ブロックでは、発電装置10の出力電力が最大となるように、出力電流指令値を算出する。MPPT制御ブロックでは、従来のあらゆるMPPT制御方式を採用して、出力電流指令値を算出できる。図示する例では、発電装置10からの出力電圧Vpvの測定値、及び、出力電流Ipvの測定値がMPPT制御ブロックに入力されている。MPPT制御ブロックで算出された出力電流指令値は、選択ブロックに入力される。
次に、図示するVDC制御ブロックが、発電側バス電圧制御方式出力電流算出部23に対応する。VDC制御ブロックは、加算回路、PI(Proportional Integral)演算回路及びリミット回路を有する。
加算回路には、電圧値Vdc(測定センサによる測定値)に「−1」をかけた値と、Vdcの目標値Vdcp(固定値)とが入力される。加算回路による加算結果は、PI演算回路に入力される。
PI演算回路は、比較値及び積分値を用いて出力が所望の範囲内に収まるように制御する(PI制御)。PI演算回路は、加算回路から入力された値に比例定数を乗じた値、及び加算回路からこれまでに入力された値を積分した積分値に基づき、出力電流指令値を算出する。例えば、出力電流指令値は、下記数式(1)で表される計算方法によって算出される。
Figure 2017046532
out(k)は、k回目の処理で算出する出力電流指令値を表す。P(k)はIout(k)の算出における比例項であり、I(k)はIout(k)の算出における積分項である。Vdcは、発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40を繋ぐ直流バスの電圧値であり、Vdcpは、Vdcの目標値である。x及びyは定数である。なお、PI演算回路に代えて、PID(Proportional Integral Derivative)制御を行うPID演算回路を採用してもよい(以下同様)。
リミット回路は、VdcpがVdcより大きい状態が継続する場合に選択ブロックへ出力される電流の値が上がり続けることを防ぐ回路である。具体的には、リミット回路は、PI演算回路から出力される値が所定の上限値を超えている場合、PI演算回路から出力された値の代わりにこの所定の上限値を出力する。所定の上限値は、リミット回路予め設定されているものとする。
選択ブロックが、出力制御方式選択部21に対応する。選択ブロックは、MPPT制御ブロック及びVDC制御ブロックから入力された出力電流指令値のうち、いずれかを選択し、出力する。選択ブロックでは、例えば、2つの入力値を大小比較し、小さい方を出力してもよい。
その他の例として、図示しないが、選択ブロックには、電圧値Vdc(測定センサによる測定値)が入力されてもよい。そして、選択ブロックでは、入力された電圧値Vdcと所定の目標範囲との関係を判断し、判断結果に応じて2つの入力値の一方を選択してもよい。具体的には、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を下回っている間、MPPT制御ブロックから入力された出力電流指令値を選択し、出力する。そして、電圧値Vdcが所定の目標範囲を上回っている間、VDC制御ブロックから入力された出力電流指令値を選択し、出力する。
電流制御ブロック(回路)は、加算回路、PI演算回路及びリミット回路を有する。加算回路には、選択ブロックから出力された値、及び、発電装置の出力電流(測定センサで測定した測定値)に「−1」をかけた値が入力される。PI演算回路及びリミット回路は、VDC制御ブロックで説明したものと同様に機能する。
その後、変調率演算ブロック(回路)で変調率が演算された後、PWM波形生成ブロック(回路)で所定のPWM波形が生成される。生成されたPWM波形は、昇圧チョッパのスイッチング素子に入力される。
「発電装置側変換装置20の具体例2」
図8(a)に、発電装置側変換装置20の回路図の一例を示す。また、図8(b)に、発電装置側変換装置20を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。当該例は、降圧チョッパ方式となっている点で、具体例1と異なる。その他の構成は同様である。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、比較的簡単な構成で出力制御方式の切り替えを実現できるため、費用面等で有利である。
<第3の実施形態>
本実施形態では、蓄電池側DCDC変換装置40の具体例を説明する。本実施形態の電力制御システムのその他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。
図9に、本実施形態の蓄電池側DCDC変換装置40の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、蓄電池側DCDC変換装置40は、充電制御方式選択部41と、第1の充電電流算出部42と、蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43とを有する。
第1の充電電流算出部42は、CC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中のいずれかの制御方式で蓄電池30の充電電流(充電電流指令値)を算出し、充電制御方式選択部41に入力する。
蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)と、電圧値Vdcの目標値Vdcbとに基づき、蓄電池の充電電流(充電電流指令値)を算出する。そして、蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43は、算出した充電電流指令値を、充電制御方式選択部41に入力する。
なお、Vdcb<Vdcpの関係となる。VdcpとVdcbの差は、例えば10V程度である。このようにすることで、出力制御方式及び充電制御方式の切り替えにより電圧値Vdcを目標範囲に収める制御を正常に機能させることができる。
充電制御方式選択部41は、第1の充電電流算出部42、及び、蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43から入力された蓄電池30の充電電流指令値のうち、いずれかを蓄電池30の充電電流指令値として選択する(充電制御方式の選択)。
例えば、充電制御方式選択部41は、第1の充電電流算出部42、及び、蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43から入力された発電装置10の出力電流指令値のうち、小さい方を蓄電池30の充電電流指令値として選択してもよい。
この例の場合、充電制御方式選択部41は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)に基づき蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43に算出され充電電流指令値と、第1の充電電流算出部42により算出された充電電流指令値との大小関係に基づき、蓄電池30の充電電流指令値を選択する。このため、「充電制御方式選択部41は、電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)に基づき蓄電池30の充電電流指令値を選択(充電制御方式を選択)している」と言える。
その他の例として、充電制御方式選択部41は、その時点で取得した電圧値Vdc(測定センサから入力された測定値)と所定の目標範囲との関係を判断し、判断結果に応じて一方を選択してもよい。具体的には、充電制御方式選択部41は、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を上回っている間、第1の充電電流算出部42から入力された充電電流指令値を選択する。そして、電圧値Vdcが所定の目標範囲を下回っている間、蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43から入力された充電電流指令値を選択する。
「蓄電池側DCDC変換装置40の具体例1」
図10(a)に、蓄電池側DCDC変換装置40の回路図の一例を示す。また、図10(b)に、蓄電池側DCDC変換装置40を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。図10(a)は、昇圧チョッパ方式となっている。図10(b)の制御回路で生成したPWM波がスイッチング素子に入力される。図10(b)は、CC−CV制御方式を示している。
図示するCV制御ブロック、及び、選択ブロックへのCC値の入力が、第1の充電電流算出部42に対応する。選択ブロックには、CV制御ブロックからの出力値(充電電流指令値)及びCC値(固定値)が入力される。
CV制御ブロックは、加算回路、PI演算回路及びリミット回路を有する。加算回路には、充電電圧値Vbatt(測定センサによる測定値)に「−1」をかけた値と、Vbattの目標値であるCV値(固定値)とが入力される。加算回路による加算結果は、PI演算回路に入力される。PI演算回路及びリミット回路の機能は、図7を用いて説明したものと同様である。
また、VDC制御ブロックが蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部43に対応する。VDC制御ブロックは、加算回路、PI演算回路及びリミット回路を有する。加算回路には、電圧値Vdcの目標値Vdcb(固定値)に「−1」をかけた値と、電圧値Vdc(測定センサによる測定値)とが入力される。加算回路による加算結果は、PI演算回路に入力される。PI演算回路及びリミット回路の機能は、図7を用いて説明したものと同様である。
また、選択ブロックが充電制御方式選択部41に対応する。選択ブロックには、CV制御ブロックからの出力値(充電電流指令値)、VDC制御ブロックからの出力値(充電電流指令値)及びCC値(充電電流指令値:固定値)が入力される。選択ブロックは入力された値のいずれかを選択し、出力する。選択ブロックから出力された値(充電電流指令値)は、電流制御ブロックに入力される。選択ブロックでは、例えば、複数の入力値を大小比較し、最も小さい値を選択し、出力してもよい。
その他の例として、図示しないが、選択ブロックには、電圧値Vdc(測定センサによる測定値)が入力されてもよい。そして、選択ブロックでは、入力された電圧値Vdcと所定の目標範囲との関係を判断し、判断結果に応じて3つの入力値のいずれかを選択してもよい。具体的には、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、また、電圧値Vdcが当該目標範囲を上回っている間、CV制御ブロックからの出力値(充電電流指令値)又はCC値(充電電流指令値:固定値)を選択し、出力する。いずれかを選択する構成は、従来技術に準じて実現できる。そして、電圧値Vdcが所定の目標範囲を下回っている間、VDC制御ブロックから入力された充電電流指令値を選択し、出力する。
電流制御ブロック(回路)、変調率演算ブロック(回路)及びPWM波形生成ブロック(回路)の機能は、図7を用いて説明したものと同様である。
「蓄電池側DCDC変換装置40の具体例2」
図11(a)に、蓄電池側DCDC変換装置40の回路図の一例を示す。また、図11(b)に、蓄電池側DCDC変換装置40を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。図11(a)は、昇圧チョッパ方式となっている。図11(b)の制御回路で生成したPWM波がスイッチング素子に入力される。図11(b)は、CC−CV制御方式を示している。
具体例2は、選択ブロックの後に「−1」をかけるブロック(回路)を設け、電流の向きを変更している点で、具体例1と異なる。その他の構成は、具体例1と同様である。
「蓄電池側DCDC変換装置40の具体例3」
図12(a)に、蓄電池側DCDC変換装置40の回路図の一例を示す。また、図12(b)に、蓄電池側DCDC変換装置40を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。
具体例3は、降圧チョッパ方式となっている点で、具体例1と異なる。その他の構成は、具体例1と同様である。
「蓄電池側DCDC変換装置40の具体例4」
図13(a)に、蓄電池側DCDC変換装置40の回路図の一例を示す。また、図13(b)に、蓄電池側DCDC変換装置40を制御する制御回路の機能ブロック図の一例を示す。図13(a)は、降圧チョッパ方式となっている。図13(b)の制御回路で生成したPWM波がスイッチング素子に入力される。図13(b)は、CC−CV制御方式を示している。
具体例4は、選択ブロックの後に「−1」をかけるブロック(回路)を設け、電流の向きを変更している点で、具体例3と異なる。その他の構成は、具体例3と同様である。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、比較的簡単な構成で出力制御方式の切り替えを実現できるため、費用面等で有利である。
<第4の実施形態>
図14に、本実施形態の電力制御システムの機能ブロック図の一例を示す。図示するように、本実施形態の電力制御システムは、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた実施形態となっている。すなわち、発電装置側変換装置20は第2の実施形態の構成となり、蓄電池側DCDC変換装置40は第3の実施形態の構成となる。詳細は第2及び第3の実施形態で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。本実施形態によれば、第1乃至第3の実施形態と同様な作用効果を実現できる。
<第5の実施形態>
本実施形態では、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40から物理的及び論理的に独立した制御方式決定装置70が、直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの出力制御方式及び充電制御方式を決定する。そして、制御方式決定装置70は、決定した制御方式を発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40に入力する。発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40は、制御方式決定装置70から入力された指示に従い、制御方式を選択する(切り替える)。
図15に、本実施形態のシステムの機能ブロック図の一例を示す。制御方式決定装置70と、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40とは、インターネット等のネットワーク80を介して互いに繋がり、情報の送受信が可能になっている。制御方式決定装置70は、例えばクラウドサーバである。発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40は同一のルータ90に繋がり、同一のLAN(Local Area Network)内に位置する。
制御方式決定装置70は、ネットワーク80を介して、発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40とを繋ぐ直流バスの電圧値Vdcを取得する。例えば、制御方式決定装置70は、発電装置側変換装置20又は蓄電池側DCDC変換装置40から電圧値Vdcを取得してもよい。その他、制御方式決定装置70は、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40を介さず、測定センサから電圧値Vdcを取得してもよい。
また、制御方式決定装置70は、ネットワーク80を介して、決定した充電制御方式を蓄電池側DCDC変換装置40に送信する。また、制御方式決定装置70は、ネットワーク80を介して、決定した出力制御方式を発電装置側変換装置20に送信する。
図16に、本実施形態のシステムの機能ブロック図の他の一例を示す。制御方式決定装置70と、発電装置側変換装置20と、蓄電池側DCDC変換装置40とは、同一のルータ90に繋がり、同一のLAN内に位置する。制御方式決定装置70、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40は、互いに情報の送受信が可能になっている。
制御方式決定装置70は、例えば、発電装置側変換装置20又は蓄電池側DCDC変換装置40から電圧値Vdcを取得する。その他の例として、制御方式決定装置70は、発電装置側変換装置20及び蓄電池側DCDC変換装置40を介さず、同一のLAN内に位置する測定センサ(不図示)から電圧値Vdcを取得してもよい。
また、制御方式決定装置70は、決定した充電制御方式を蓄電池側DCDC変換装置40に送信する。また、制御方式決定装置70は、決定した出力制御方式を発電装置側変換装置20に送信する。
図17に、制御方式決定装置70の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、制御方式決定装置70は、バス電圧取得部71と、制御方式決定部72と、指示出力部73とを有する。
バス電圧取得部71は、発電装置側変換装置20と蓄電池側DCDC変換装置40とを繋ぐ直流バスの電圧値Vdcを取得する。
制御方式決定部72は、電圧値Vdcに基づき、出力制御方式及び充電制御方式を決定する。
具体的には、制御方式決定部72は、電圧値Vdcが所定の目標範囲に入っている間、出力制御方式としてその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択し、充電制御方式としてCC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中のいずれかを選択する。
また、制御方式決定部72は、電圧値Vdcが所定の目標範囲を上回っている間、出力制御方式として発電側バス電圧制御方式を選択し、充電制御方式としてCC制御方式、CV制御方式及びCC−CV制御方式の中のいずれかを選択する。
また、制御方式決定部72は、電圧値Vdcが所定の目標範囲を下回っている間、出力制御方式としてその他の制御方式(例:MPPT制御方式)を選択し、充電制御方式として蓄電側バス電圧制御方式を選択する。
指示出力部73は、制御方式決定部72が決定した出力制御方式を、発電装置側変換装置20に送信する。発電装置側変換装置20の出力制御方式選択部21は、指示出力部73から送信された内容に従い、出力制御方式を選択する(出力電流指令値の選択)。
また、指示出力部73は、制御方式決定部72が決定した充電制御方式を、蓄電池側DCDC変換装置40に送信する。蓄電池側DCDC変換装置40の充電制御方式選択部41は、指示出力部73から送信された内容に従い、充電制御方式を選択する(充電電流指令値の選択)。
以上説明した本実施形態によれば、第1乃至第4の実施形態と同様な作用効果を実現できる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されており、
前記発電装置側変換装置は、
前記直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択手段を有し、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、
前記電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段を有する電力制御システム。
2. 1に記載の電力制御システムにおいて、
前記発電装置側変換装置は、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように前記発電装置の出力電流を制御する発電側バス電圧制御方式と、その他の制御方式と、を有する電力制御システム。
3. 2に記載の電力制御システムにおいて、
前記出力制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を上回っている間、前記発電側バス電圧制御方式を選択する電力制御システム。
4. 2又は3に記載の電力制御システムにおいて、
前記発電装置側変換装置は、
前記その他の制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する第1の出力電流算出手段と、
前記発電側バス電圧制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段と、
を有し、
前記出力制御方式選択手段は、前記第1の出力電流算出手段、及び、前記発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段から入力された出力電流指令値のうち、いずれかを前記発電装置の出力電流指令値として選択する電力制御システム。
5. 1から4のいずれかに記載の電力制御システムにおいて、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、前記充電制御方式として、CC(Constant Current)制御方式、CV(Constant Voltage)制御方式及びCC−CV(Constant Current−Constant Voltage)制御方式の中の少なくとも1つと、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように充電電流を制御する蓄電側バス電圧制御方式とを有する電力制御システム。
6. 5に記載の電力制御システムにおいて、
前記充電制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を下回っている間、前記蓄電側バス電圧制御方式を選択する電力制御システム。
7. 5又は6に記載の電力制御システムにおいて、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、
前記CC制御方式、前記CV制御方式及び前記CC−CV制御方式の中のいずれかの制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する第1の充電電流算出手段と、
前記蓄電側バス電圧制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段と、
を有し、
前記充電制御方式選択手段は、前記第1の充電電流算出手段、及び、前記蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段から入力された充電電流指令値のうち、いずれかを前記蓄電池の充電電流指令値として選択する電力制御システム。
8. 1から7のいずれかに記載の電力制御システムにおいて、
前記発電装置及び前記蓄電池をさらに有する電力制御システム。
9. 1から8のいずれかに記載の電力制御システムにおいて、
前記直流バスには、ACDC変換装置を介して系統電源が繋がっている電力制御システム。
10. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記発電装置側変換装置が、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択工程を実行する電力制御方法。
10−2. 10に記載の電力制御方法において、
前記発電装置側変換装置は、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように前記発電装置の出力電流を制御する発電側バス電圧制御方式と、その他の制御方式と、を有する電力制御方法。
10−3. 10−2に記載の電力制御方法において、
前記出力制御方式選択工程では、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を上回っている間、前記発電側バス電圧制御方式を選択する電力制御方法。
10−4. 10−2又は10−3に記載の電力制御方法において、
前記発電装置側変換装置は、
前記その他の制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、出力する第1の出力電流算出工程と、
前記発電側バス電圧制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、出力する発電側バス電圧制御方式出力電流算出工程と、
をさらに実行し、
前記出力制御方式選択工程では、前記第1の出力電流算出工程、及び、前記発電側バス電圧制御方式出力電流算出工程で出力された出力電流指令値のうち、いずれかを前記発電装置の出力電流指令値として選択する電力制御方法。
11. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記蓄電池側DCDC変換装置が、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択工程を実行する電力制御方法。
11−2. 11に記載の電力制御方法において、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、前記充電制御方式として、CC(Constant Current)制御方式、CV(Constant Voltage)制御方式及びCC−CV(Constant Current−Constant Voltage)制御方式の中の少なくとも1つと、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように充電電流を制御する蓄電側バス電圧制御方式とを有する電力制御方法。
11−3. 11−2に記載の電力制御方法において、
前記充電制御方式選択工程では、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を下回っている間、前記蓄電側バス電圧制御方式を選択する電力制御方法。
11−4. 11−2又は11−3に記載の電力制御システムにおいて、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、
前記CC制御方式、前記CV制御方式及び前記CC−CV制御方式の中のいずれかの制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、出力する第1の充電電流算出工程と、
前記蓄電側バス電圧制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、出力する蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出工程と、
をさらに実行し、
前記充電制御方式選択工程では、前記第1の充電電流算出工程、及び、前記蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出工程で出力された充電電流指令値のうち、いずれかを前記蓄電池の充電電流指令値として選択する電力制御方法。
12. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記発電装置側変換装置を、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式手段として機能させるプログラム。
12−2. 12に記載のプログラムにおいて、
前記発電装置側変換装置は、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように前記発電装置の出力電流を制御する発電側バス電圧制御方式と、その他の制御方式と、を有するプログラム。
12−3. 12−2に記載のプログラムにおいて、
前記出力制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を上回っている間、前記発電側バス電圧制御方式を選択するプログラム。
12−4. 12−2又は12−3に記載の電力制御システムにおいて、
前記発電装置側変換装置を、
前記その他の制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する第1の出力電流算出手段、
前記発電側バス電圧制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段、
としてさらに機能させ、
前記出力制御方式選択手段は、前記第1の出力電流算出手段、及び、前記発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段から入力された出力電流指令値のうち、いずれかを前記発電装置の出力電流指令値として選択するプログラム。
13. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記蓄電池側DCDC変換装置を、
前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段として機能させるプログラム。
13−2. 13に記載のプログラムにおいて、
前記蓄電池側DCDC変換装置は、前記充電制御方式として、CC(Constant Current)制御方式、CV(Constant Voltage)制御方式及びCC−CV(Constant Current−Constant Voltage)制御方式の中の少なくとも1つと、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように充電電流を制御する蓄電側バス電圧制御方式とを有するプログラム。
13−3. 13−2に記載のプログラムにおいて、
前記充電制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を下回っている間、前記蓄電側バス電圧制御方式を選択するプログラム。
13−4. 13−2又は13−3に記載のプログラムにおいて、
前記蓄電池側DCDC変換装置を、
前記CC制御方式、前記CV制御方式及び前記CC−CV制御方式の中のいずれかの制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する第1の充電電流算出手段、
前記蓄電側バス電圧制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段、
としてさらに機能させ、
前記充電制御方式選択手段は、前記第1の充電電流算出手段、及び、前記蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段から入力された充電電流指令値のうち、いずれかを前記蓄電池の充電電流指令値として選択するプログラム。
14. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段と、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段と、
前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段と、
を有する制御方式決定装置。
15. コンピュータが、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得工程と、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定工程と、
前記制御方式決定工程で決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定工程で決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力工程と、
を実行する制御方式決定方法。
16. コンピュータを、
発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段、
前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段、
前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段、
として機能させるプログラム。
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス
10 発電装置
20 発電装置側変換装置
21 出力制御方式選択部
22 第1の出力電流算出部
23 発電側バス電圧制御方式出力電流算出部
30 蓄電池
40 蓄電池側DCDC変換装置
41 充電制御方式選択部
42 第1の充電電流算出部
43 蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出部
50 ACDC変換装置
60 電力系統
70 制御方式決定装置
71 バス電圧取得部
72 制御方式決定部
73 指示出力部
80 ネットワーク
90 ルータ

Claims (16)

  1. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
    蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有し、
    前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とは直流バスで互いに接続されており、
    前記発電装置側変換装置は、
    前記直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択手段を有し、
    前記蓄電池側DCDC変換装置は、
    前記電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段を有する電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記発電装置側変換装置は、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように前記発電装置の出力電流を制御する発電側バス電圧制御方式と、その他の制御方式と、を有する電力制御システム。
  3. 請求項2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記出力制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を上回っている間、前記発電側バス電圧制御方式を選択する電力制御システム。
  4. 請求項2又は3に記載の電力制御システムにおいて、
    前記発電装置側変換装置は、
    前記その他の制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する第1の出力電流算出手段と、
    前記発電側バス電圧制御方式で前記発電装置の出力電流指令値を算出し、前記出力制御方式選択手段に入力する発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段と、
    を有し、
    前記出力制御方式選択手段は、前記第1の出力電流算出手段、及び、前記発電側バス電圧制御方式出力電流算出手段から入力された出力電流指令値のうち、いずれかを前記発電装置の出力電流指令値として選択する電力制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記蓄電池側DCDC変換装置は、前記充電制御方式として、CC(Constant Current)制御方式、CV(Constant Voltage)制御方式及びCC−CV(Constant Current−Constant Voltage)制御方式の中の少なくとも1つと、前記電圧値Vdcが目標範囲に入るように充電電流を制御する蓄電側バス電圧制御方式とを有する電力制御システム。
  6. 請求項5に記載の電力制御システムにおいて、
    前記充電制御方式選択手段は、前記電圧値Vdcが前記目標範囲を下回っている間、前記蓄電側バス電圧制御方式を選択する電力制御システム。
  7. 請求項5又は6に記載の電力制御システムにおいて、
    前記蓄電池側DCDC変換装置は、
    前記CC制御方式、前記CV制御方式及び前記CC−CV制御方式の中のいずれかの制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する第1の充電電流算出手段と、
    前記蓄電側バス電圧制御方式で前記蓄電池の充電電流指令値を算出し、前記充電制御方式選択手段に入力する蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段と、
    を有し、
    前記充電制御方式選択手段は、前記第1の充電電流算出手段、及び、前記蓄電側バス電圧制御方式充電電流算出手段から入力された充電電流指令値のうち、いずれかを前記蓄電池の充電電流指令値として選択する電力制御システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記発電装置及び前記蓄電池をさらに有する電力制御システム。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記直流バスには、ACDC変換装置を介して系統電源が繋がっている電力制御システム。
  10. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
    蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記発電装置側変換装置が、
    前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式選択工程を実行する電力制御方法。
  11. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
    蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記蓄電池側DCDC変換装置が、
    前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択工程を実行する電力制御方法。
  12. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
    蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記発電装置側変換装置を、
    前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記出力制御方式を選択する出力制御方式手段として機能させるプログラム。
  13. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置と、
    蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置と、を有する電力制御システムの前記蓄電池側DCDC変換装置を、
    前記発電装置側変換装置と前記蓄電池側DCDC変換装置とを互いに接続する直流バスの電圧値Vdcに基づいて、実行する1つの前記充電制御方式を選択する充電制御方式選択手段として機能させるプログラム。
  14. 発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段と、
    前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段と、
    前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段と、
    を有する制御方式決定装置。
  15. コンピュータが、
    発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得工程と、
    前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定工程と、
    前記制御方式決定工程で決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定工程で決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力工程と、
    を実行する制御方式決定方法。
  16. コンピュータを、
    発電装置と繋がり、複数の出力制御方式で前記発電装置の出力電力を制御する発電装置側変換装置、及び、蓄電池と繋がり、複数の充電制御方式で前記蓄電池の充電電力を制御する蓄電池側DCDC変換装置を接続する直流バスの電圧値Vdcを取得するバス電圧取得手段、
    前記電圧値Vdcに基づいて、1つの前記出力制御方式、及び、1つの前記充電制御方式を決定する制御方式決定手段、
    前記制御方式決定手段が決定した前記出力制御方式を前記発電装置側変換装置に送信し、前記制御方式決定手段が決定した前記充電制御方式を前記蓄電池側DCDC変換装置に送信する指示出力手段、
    として機能させるプログラム。
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