JP2017046452A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の冷却方式の切り替えを短時間で可能とする。
【解決手段】回転電機は、回転子、固定子、フレーム、軸受、軸受ブラケット、冷却器、冷却器カバー41、および冷却器カバー41内の流路を切り替える切り替え機構を有する。フレームには、冷却器カバー41内の空間と連通するフレーム第1開口およびフレーム第2開口とが形成されている。冷却器カバー41は、外気入口扉45、外気出口扉47a、47b、隔壁42a、42bを有する。切り替え機構は、循環状態から、循環状態の流路を閉鎖して、外気が外気入口開口44a、44b、フレーム第1開口、フレームの内部、フレーム第2開口および外気出口開口43を流れる開放流路が形成された開放状態に移行させるように、外気入口扉47a、47bおよび外気出口扉45を移動可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内部の冷却方式を切り替え可能な回転電機に関する。
発電プラントなど、プラントに使用される大容量の回転電機は、数時間でも停止すると、プラントの稼働の停止に至り多大な損失を生ずる場合がある。
回転電機への周囲環境からの塵埃の流入、湿度の高い空気の流入が継続することは、高電圧の部材間に施された絶縁機能を維持する観点等から好ましくない。これを避けるためには、回転電機を全閉型とし、外部の冷却媒体との熱交換を行う冷却器を内蔵させる内冷形冷却方式が一般的である。この冷却器が故障等により使用できない場合は、回転電機の冷却機能が喪失するので、回転電機を停止する必要がある。
特開2013−85425号公報
冷却器の故障時に、回転電機の停止を避けるために、外気を取り入れて冷却できるように、外気の取り入れ口および排出口を備える技術が知られている(特許文献1)。しかしながら、冷却方式の変更のための作業、操作に要する時間が長いという問題がある。外気を取り入れて冷却できる状態への切り替えのための作業の間は、冷却流路が確立していない状態であるため、回転電機の温度上昇が生ずる。
そこで、本発明は、回転電機の冷却方式の切り替えを短時間で可能とすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る回転電機は、回転軸の周りを回転可能に軸支され両端に取り付けられた内部ファンを有するロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向周囲に配された回転子鉄心とを具備する回転子と、前記回転子鉄心の径方向外側に配された固定子鉄心と、前記固定子鉄心に配された電機子巻線とを具備する固定子と、前記固定子および前記回転子鉄心を収納するフレームと、前記ロータシャフトの両端を回転可能に軸支する2つの軸受と、前記2つの軸受のそれぞれを固定支持する2つの軸受ブラケットと、前記フレーム内の冷却用気体を外部からの冷却媒体により冷却する冷却器と、前記フレームに固定されて前記フレームとともに密閉空間を形成し、前記冷却器を内蔵し、前記冷却器よりさらに前記フレームより離れた位置において、外部と連通する外気入口開口および外気出口開口とが形成された冷却器カバーと、前記冷却器カバー内の流路を切り替える切り替え機構と、を備え、前記フレームには、前記冷却器カバー内の空間と連通するフレーム第1開口およびフレーム第2開口とが形成されており、前記冷却器カバーは、前記外気入口開口を閉止可能な外気入口扉と、前記外気出口開口を閉止可能な外気出口扉と、前記フレームの内部から、前記フレーム第1開口、冷却器カバー内連通空間を通り、前記フレーム第2開口に戻る循環流路を形成するための隔壁と、を具備し、前記切り替え機構は、前記循環流路が形成された循環状態から、前記循環状態の流路を閉鎖して、外気が前記外気入口開口、前記フレーム第1開口、前記フレームの内部、前記フレーム第2開口および前記外気出口開口を流れる開放流路が形成された開放状態に移行させるように、前記外気入口扉および前記外気出口扉を移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、回転電機の冷却方式の切り替えが短時間で可能となる。
実施形態に係る回転電機の構成を示す縦断面図である。 実施形態に係る回転電機の冷却器カバーの側面図である。 図2で示す冷却器カバーのIII−III線矢視横断面図である。 図3で省略している切り替え機構の構成を示す部分断面図である。 図3に示す外気出口扉の開放途中の状態を示す横断面図である。 図3に示す外気出口扉の開放状態を示す横断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転電機について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
図1は、実施形態に係る回転電機の構成を示す縦断面図である。回転電機100は、回転子10、固定子20、フレーム31、2つの軸受36、これら軸受36を固定支持する軸受ブラケット35、冷却器40、冷却器40を内包する冷却器カバー41、および切り替え機構50(図4)を有する。
回転子10は、回転軸の周りを回転可能に軸支されて水平に延びるロータシフト11と、ロータシャフト11の径方向周囲に配された回転子鉄心12を有する。ロータシャフト11の両端には、それぞれ内部ファン11a、11bが取り付けられている。
固定子20は、固定子鉄心21および電機子巻線22を有する。固定子鉄心21は、回転子鉄心12の径方向外側に配され、円筒状である。固定子鉄心21の回転子鉄心12に対向する内面側には、周方向に互いに間隔をおいて形成され、軸方向に延びた複数の図示しないスロットが形成されている。電機子巻線22は、それぞれのスロットに巻回されている。
フレーム31は、固定子20および回転子鉄心12を収納する。フレーム31の上面は、冷却器カバー41に覆われており、フレーム31は冷却器カバー41と相まって、密閉空間38を形成する。フレーム31の冷却器カバー41に覆われている面には、中央部分にフレーム第1開口として冷却器入口開口32が、またその両側にフレーム第2開口として冷却器出口開口33a、33bが形成されている。
固定子鉄心21の軸方向の両側の端部のそれぞれからフレーム31に至るまで、径方向に拡がる仕切り板34が設けられている。この結果、フレーム31内の密閉空間38は、軸方向に2つの仕切り板34に挟まれたフレーム内中央空間31aと、フレーム内中央空間31aの両側のフレーム内側部空間31b、31cの3つの空間に分割される。フレーム内中央空間31aは、径方向には、固定子20とフレーム31に囲まれた領域である。また、フレーム内側部空間31b、31cには、それぞれ、内部ファン11a、11bなどが配されている。
冷却器40は、冷却器カバー41内にあって、固定子20と軸方向に同じ位置に配されている。冷却器40の軸方向の両端部外側に隣接して、それぞれ隔壁42a、42bが設けられている領域の外側を除いてフレーム31および冷却器カバー41まで拡がっている。領域の外側すなわち冷却器カバー41のフレーム31と反対側は、1つの空間である冷却器カバー内連通空間41aを形成している。
また、冷却器カバー内連通空間41aを除く冷却器カバー41内の密閉空間38は、隔壁42a、42bによって3つの空間に分割されている。すなわち、隔壁42aと隔壁42bに挟まれた冷却器カバー内中央空間41b、隔壁42aと冷却器カバー41に挟まれた冷却器カバー内側部空間41c、および隔壁42bと冷却器カバー41に挟まれた冷却器カバー内側部空間41dである。
フレーム内中央空間31aは、冷却器入口開口32を介して、冷却器カバー内中央空間41bと連通している。フレーム内側部空間31bは、冷却器出口開口33aを介して、冷却器カバー内側部空間41cと連通している。また、フレーム内側部空間31cは、冷却器出口開口33bを介して、冷却器カバー内側部空間41dと連通している。また、冷却器カバー内中央空間41bは、冷却器カバー内連通空間41aを介して、冷却器カバー内側部空間41cおよび冷却器カバー内側部空間41dとそれぞれ連通している。
内部ファン11aは、ロータシャフト11が回転している状態では、フレーム内側部空間31b内の冷却用気体を回転子鉄心12および固定子20側に駆動する。同様に、内部ファン11bは、フレーム内側部空間31c内の冷却用気体を回転子鉄心12および固定子20側に駆動する。回転子鉄心12および固定子20側に駆動された冷却用気体は、回転子鉄心12および固定子20を冷却しながら通過し、フレーム内中央空間31aに流入し、冷却器入口開口32を経由して、冷却器カバー内中央空間41bに流入する。
冷却器カバー内中央空間41bに流入した冷却用気体は、冷却器40を通過することにより冷却される。冷却器40で冷却された冷却用気体は、冷却器カバー内中央空間41bから冷却器カバー内連通空間41aに流入し、2方向に分岐し、冷却器カバー内側部空間41cおよび冷却器カバー内側部空間41dのいずれかに流入する。冷却器カバー内側部空間41cに流入した冷却用気体は冷却器出口開口33aを経由して、フレーム内側部空間31bに流入する。また、冷却器カバー側部空間41dに流入した冷却用気体は冷却器出口開口33bを経由して、フレーム内側部空間31cに流入する。
以上のように、冷却器40が正常な状況においては、本来の内冷形冷却方式として、冷却用気体が、フレーム31および冷却器カバー41内の密閉空間38を循環する循環流路が形成された循環状態が維持される。
図2は、冷却器カバーの側面図である。また、図3は、図2で示す冷却器カバーのIII−III線矢視横断面図である。冷却器カバー41の両側面には、外気出口開口43および外気入口開口44a、44bが形成されている。外気出口開口43は、冷却器40の位置と比べてフレーム31からより遠い位置に形成されている。また、外気入口開口44a、44bは、外気出口開口43と同じ遠さの位置に形成されている。
それぞれの開口に沿って、扉が設けられている。すなわち、外気出口開口43に沿って、外気出口開口43の高さおよび幅よりそれぞれ大きな外気出口扉45が設けられている。外気入口開口44aに沿っては、外気入口開口44aの高さおよび幅よりそれぞれ大きな外気入口扉47aが設けられている。また、外気入口開口44bに沿っては、外気入口開口44bの高さおよび幅よりそれぞれ大きな外気入口扉47bが設けられている。
外気出口扉45は、その下部を出口扉回転軸46に回動可能に支持されている。出口扉回転軸46は、上下に移動可能である。外気入口扉47aは、その下部を入口扉回転軸48aに回動可能に支持されている。入口扉回転軸48aは、上下に移動可能である。同様に、外気入口扉47bは、その下部を入口扉回転軸48bに回動可能に支持されている。入口扉回転軸48bは、上下に移動可能である。
出口扉回転軸46、入口扉回転軸48a、48bは、後述する切り替え機構50(図4)によってフレーム31に遠い方向、すなわち上方向に駆動可能に構成されている。
外気出口扉45の内側の片端には開方向付勢部材45aが取り付けられている。ここで、開方向付勢部材45aは、永久磁石を用いることができる。後述する受けバー49としてたとえば強磁性体を用いることにより、開方向付勢部材45aと受けバー49との間に吸着力を生ずることができる。あるいは、図1、図2のような回転電機100の配置方向では、開方向付勢部材45aとして、錘を用いて、重力を利用することでもよい。
外気出口扉45が外気出口開口43を閉止する状態を維持するために、受け部材45dが、冷却器カバー41の内面に取り付けられている。受け部材45dは、外気出口開口43の下縁より低く、冷却管40aの上端より高い位置に設けられ、外気出口開口43の下縁に沿って延びている。
一方、外気出口扉45が、外気出口開口43を開放し、かつ、冷却器カバー内中央空間41bと冷却器カバー内連通空間41aとの冷却気体の流路を閉止する状態を維持するための、受けバー49が冷却器カバー41に複数本、取り付けられている。
図示を省略しているが、外気入口扉47aおよび外気入口扉47bのそれぞれについても、同様の位置に開方向付勢部材が取り付けられ、また、受け部材が同様に設けられている。
図4は、図3で省略している切り替え機構の構成を示す部分断面図である。切り替え機構50は、移動蓋51、ワイヤ52、レバー53、梃子台54、および駆動部57を有する。
移動蓋51は、回転電機の正常運転時には、冷却器カバー41に設けられた蓋用開口41fを、その蓋として閉止している。移動蓋51と出口扉回転軸46とは、複数のワイヤ52で結合されている。なお、図4では、ワイヤ52は鉛直方向から斜めになっているが、鉛直上下方向になるように取り付けられていてもよいし、あるいは、図4と逆方向に傾くように取り付けられていてもよい。出口扉回転軸46は、ワイヤ52により上方に平行移動するように構成されている。なお、ここではワイヤの場合を例に示したが、張力を伝達できればロッドあるいは鎖状のもの等でもよい。
移動蓋51と駆動部57は、冷却器カバー41の上面に搭載され、レバー53で結合されている。移動蓋51とレバー53とは第2リンク54bにより回動自在に結合されている。駆動部57とレバー53とは第3リンク54cにより回動自在に結合されている。梃子台54は、移動蓋51と駆動部57の間の位置で、冷却器カバー41の上面に搭載され、レバー53を支持している。梃子台54とレバー53とは第1リンク54aにより回動自在に結合されている。
駆動部57により、レバー53が下方に移動すると、移動蓋51はレバー53により上方に持ち上げられる。この結果、出口扉回転軸46は、ワイヤ52により上方に引き上げられる。
図示を省略しているが、切り替え機構50は、外気入口扉47aおよび外気入口扉47bについても、それぞれ、移動蓋、ワイヤ、レバー、梃子台を有する。また、第3リンク54cは、出口扉回転軸46用のレバー53、入口扉回転軸48a用のレバーおよび入口扉回転軸48b用のレバーのいずれとも回動自在に結合している。このため、駆動部57は、出口扉回転軸46、入口扉回転軸48aおよび入口扉回転軸48bを共通に駆動可能である。
なお、駆動部57は、たとえば、電動機、油圧ジャッキ等を用いることができるが、手動で操作するためのレバー等でもよい。
図5は、図3に示す外気出口扉の開放途中の状態を示す横断面図である。なお、切り替え機構50の図示を省略している。以下、外気出口扉45を例にとって説明するが、外気入口扉47a、47bについても同様である。
出口扉回転軸46が、切り替え機構50によって上方に吊りあげられると、出口扉回転軸46の下端は、受け部材45dの上方に移動し受け部材45dから外れる。また、開方向付勢部材45aが、外気出口扉45の、冷却器カバー41の内側に向かった面に取り付けられていることから、外気出口扉45には、出口扉回転軸46を中心にその上部が冷却器カバー41の内側に向かう方向のモーメントが生ずる。このため、外気出口扉45は、上部が冷却器カバー41の内側に向かう方向に傾く。
ここで、受けバー49のうち、外気出口扉45に近い側の受けバー49aは、外気出口扉45を支持する役割をはたす。すなわち、外気出口扉45は、上側に移動する際に、出口扉回転軸46および受けバー49aに支持されながら上昇する。
図6は、図3に示す外気出口扉の開放状態を示す横断面図である。出口扉回転軸46および受けバー49aにより支持が静的に安定しない状態になると、外気出口扉45は、転倒して、受けバー49aおよび受けバー49b上に水平な状態で安定する。
この状態では、外気出口扉45は、冷却器カバー内中央空間41bの上部を覆い、冷却器カバー内中央空間41bと冷却器カバー内連通空間41aとの連通を阻害する状態となる。
図示しないが、入口扉回転軸48aが、切り替え機構50によって上方に吊りあげられると、外気入口扉47aは、冷却器カバー内側部空間41cの上部を覆い、冷却器カバー内側部空間41cと冷却器カバー内連通空間41aとの連通を阻害する状態となる。同様に、入口扉回転軸48bが、切り替え機構50によって上方に吊りあげられると、外気入口扉47bは、冷却器カバー内側部空間41dの上部を覆い、冷却器カバー内側部空間41dと冷却器カバー内連通空間41aとの連通を阻害する状態となる。
以上の結果、冷却器カバー内連通空間41aは、外気出口扉45、外気入口扉47aおよび外気入口扉47bにより閉鎖される。この状態で、回転電機100が継続して運転されている場合、内部ファン11a、11bが回転し、フレーム31内の冷却用気体を駆動している。なお、冷却器カバー内連通空間41aが閉鎖されている状態に、若干の漏えいを生ずる個所が存在する場合、冷却器カバー内中央空間41bと冷却器カバー内側部空間41c間の差圧、および冷却器カバー内中央空間41bと冷却器カバー内側部空間41d間の差圧による流れが生ずる。しかしながらこれらの差圧は大きなものではないため、多少の漏えいを生ずる個所の存在は問題ない。
外気入口開口44aから流入した外気は、冷却器出口開口33aを経由してフレーム31内のフレーム内側部空間31bに流入する。フレーム内側部空間31b内に流入した外気は、内部ファン11aによって回転子鉄心12および固定子20側に送られる。同様に、外気入口開口44bから流入した外気は、冷却器出口開口33bを経由してフレーム内側部空間31cに流入する。フレーム内側部空間31c内に流入した外気は、内部ファン11bによって回転子鉄心12および固定子20側に送られる。
回転子鉄心12および固定子20側に送られた外気は、回転子鉄心12および固定子20を冷却した後に、フレーム内中央空間31aを経由して、冷却器入口開口32から冷却器カバー内中央空間41b内に流入する。冷却器カバー内中央空間41b内に流入した外気は、冷却器40を通過して外気出口開口43から、外部に流出する。
このように、切り替え機構50により外気出口扉45および外気入口扉47a、47bを開いた後は、回転電機100は外気を冷却用気体として直接流入させかつ流出させる開放流路を形成する開放状態を確保することによって、回転子鉄心12および固定子20の冷却を確保することができる。
なお、切り替え機構50の第3リンク54cを移動させることにより、冷却のための冷却気体の流路を、循環流路から開放流路に容易に切り換えが可能であるが、逆に、開放流路から循環流路への切り替えは、ある程度の時間を要する。これは、回転電機100の起動準備作業の一環であり、緊急性を要するものではない。したがって、ある程度の時間を要することは問題ない。
以上のように構成された本実施形態においては、切り替え機構50の駆動部57の動作によって、回転電機100内の冷却方式は、循環流路を有する循環状態による内冷形冷却方式から、開放流路を有する開放状態による外部冷却方式に切り換わる。すなわち、回転電機の冷却方式の切り替えが短時間で可能となる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
実施形態では、ロータシャフト11が水平で、フレームの上方に冷却器カバーが設けられている場合を示したが、これに限定されない。たとえば、立形の回転電機で、冷却器カバーがフレームの側部についている場合でも本発明は適用可能である。この際、扉の開閉方向を上下方向に変更するなどを行えば、冷却器カバー内連通空間の閉鎖のための開方向付勢部材に錘を用いることも可能である。
たとえば、実施形態では、冷却気体の流れは、フレーム内から冷却器に上昇した後に、両側からファンに流入する場合を示したが、これに限定されない。たとえば、逆の流れでもよい。また、ファンの取り付けの向きは回転子鉄心および固定子側に送風する向きの場合を示したが、反対向きでもよい。この場合、冷却器出口開口がフレーム第1開口であり冷却器入口開口がフレーム第2開口となる。
あるいは、実施形態では、それぞれの開口および扉の形状が長方形の場合を示したが、これに限定されない。たとえば、その他の多角形あるいは円形であってもよい。
また、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…回転子、11…ロータシャフト、11a、11b…内部ファン、12…回転子鉄心、20…固定子、21…固定子鉄心、22…電機子巻線、31…フレーム、31a…フレーム内中央空間、31b、31c…フレーム内側部空間、32…冷却器入口開口(フレーム第1開口)、33a、33b…冷却器出口開口(フレーム第2開口)、34…仕切り板、35…軸受ブラケット、36…軸受、38…密閉空間、40…冷却器、40a…冷却管、41…冷却器カバー、41a…冷却器カバー内連通空間、41b…冷却器カバー内中央空間、41c、41d…冷却器カバー内側部空間、41f…蓋用開口、42a、42b…隔壁、43…外気出口開口、44a、44b…外気入口開口、45…外気出口扉、45a…開方向付勢部材、45d…受け部材、46…出口扉回転軸、47a、47b…外気入口扉、48a、48b…入口扉回転軸、49、49a、49b…受けバー、50…切り替え機構、51…移動蓋、52…ワイヤ、53…レバー、54…梃子台、54a…第1リンク、54b…第2リンク、54c…第3リンク、57…駆動部、100…回転電機

Claims (4)

  1. 回転軸の周りを回転可能に軸支され両端に取り付けられた内部ファンを有するロータシャフトと、前記ロータシャフトの径方向周囲に配された回転子鉄心とを具備する回転子と、
    前記回転子鉄心の径方向外側に配された固定子鉄心と、前記固定子鉄心に配された電機子巻線とを具備する固定子と、
    前記固定子および前記回転子鉄心を収納するフレームと、
    前記ロータシャフトの両端を回転可能に軸支する2つの軸受と、
    前記2つの軸受のそれぞれを固定支持する2つの軸受ブラケットと、
    前記フレーム内の冷却用気体を外部からの冷却媒体により冷却する冷却器と、
    前記フレームに固定されて前記フレームとともに密閉空間を形成し、前記冷却器を内蔵し、前記冷却器よりさらに前記フレームより離れた位置において、外部と連通する外気入口開口および外気出口開口とが形成された冷却器カバーと、
    前記冷却器カバー内の流路を切り替える切り替え機構と、
    を備え、
    前記フレームには、前記冷却器カバー内の空間と連通するフレーム第1開口およびフレーム第2開口とが形成されており、
    前記冷却器カバーは、
    前記外気入口開口を閉止可能な外気入口扉と、
    前記外気出口開口を閉止可能な外気出口扉と、
    前記フレームの内部から、前記フレーム第1開口、冷却器カバー内連通空間を通り、前記フレーム第2開口に戻る循環流路を形成するための隔壁と、
    を具備し、
    前記切り替え機構は、前記循環流路が形成された循環状態から、前記循環状態の流路を閉鎖して、外気が前記外気入口開口、前記フレーム第1開口、前記フレームの内部、前記フレーム第2開口および前記外気出口開口を流れる開放流路が形成された開放状態に移行させるように、前記外気入口扉および前記外気出口扉を移動可能に構成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 前記冷却器カバーは、
    前記外気入口開口に沿って移動可能な入口扉回転軸と、
    前記外気出口開口に沿って移動可能な出口扉回転軸と、
    を具備し、
    前記切り替え機構は、前記入口扉回転軸および前記出口扉回転軸を移動可能に構成され、
    前記外気入口扉は、前記入口扉回転軸を中心に揺動可能で、前記入口扉回転軸の移動に伴って前記外気入口開口を閉止する状態から、前記開放状態における前記外気入口開口を開放するとともに前記冷却器カバー内連通空間との流路を閉止する状態に移行可能に構成され、
    前記外気出口扉は、前記出口扉回転軸を中心に揺動可能で、前記出口扉回転軸の移動に伴って前記外気出口開口を閉止する状態から、前記開放状態における前記外気出口開口を開放するとともに前記冷却器カバー内連通空間との流路を閉止する状態に移行可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記切り替え機構は、
    前記冷却器カバーに設けられ、前記入口扉回転軸および前記出口扉回転軸とそれぞれ結合した移動蓋と、
    前記移動蓋を前記冷却器カバー外に移動させる切り替え機構と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記冷却器カバー内連通空間と前記冷却器カバー内連通空間より前記フレーム側との境界に設けられ、前記開放状態において前記外気入口扉および前記外気出口扉を保持する複数の受けバーをさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の回転電機。
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