JP2017046208A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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祐樹 有吉
嶌田 長生
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Abstract

【課題】下位側の通信装置から上位側の通信装置に大量のフレームが送信された場合にも、通信障害の発生を抑制しつつ、上位側の通信装置への通信の遮断を抑止する通信システムおよび通信装置を提供する。【解決手段】上位側の通信装置と所定数の論理リンクを介して上位側の通信装置に接続され、下位側の通信端末に接続される下位側の通信装置とを有する通信システムであって、上位側の通信装置は、下位側の通信装置から受信するブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第1閾値とを論理リンクごとに比較し、下位側の通信装置から受信するブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が第1閾値を超える論理リンクを検出したときに、検出した論理リンクの帯域を制限する第1指示を下位側の通信装置に送信し、下位側の通信装置は、第1指示に基づいて監視制御部が検出した論理リンクの帯域を遮断することなく制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムおよび通信装置に関する。
近年、光ファイバーを用いたブロードバンドアクセスサービスとして、例えば、PON(Passive Optical Network)システムが広く普及している。PONシステムでは、局側装置(Optical Line Terminal:OLT)と、複数の加入者側装置(Optical Network Unit:ONU)とが光ファイバーおよび光カプラにより1対多で接続される。下位側のONUから上位側のOLTへ情報を送信する上り回線では、複数のONUから送信される複数のフレームが時分割方式でOLTに送信される。ONUからOLTへの上り回線でのフレームの送信レートが所定値を超える場合、OLTの上位側に接続される上位スイッチとOLTとの間でフレームの時間当たりの通信量であるトラフィックが制限される。
しかし、PONシステムのネットワーク構成が不適切だった場合や、悪意のあるユーザによってDoS攻撃(Denial of Service attack)が行われた場合等には、ONUからOLTへの上り回線に多量のフレームが送信されることがある。上り回線に多量のフレームが送信された場合、通信障害が生じることがある。この場合、OLTが多量のフレームを受信することによりOLT内部で過剰なトラフィックが発生し、OLTのパフォーマンスの低下やパケットの廃棄等が発生してしまうことがある。この問題は、OLTと上位スイッチとの間でトラフィックを制限する方式では解決されない。このため、例えば、OLTとONUとの間で論理リンクごとにフレームレートを監視し、ONUから多量のフレームが送信された論理リンクを切断することで、OLTが大量のフレームを受信することを回避する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−74553号公報
しかし、論理リンクを切断する方式を採用したPONシステムでは、例えば、ONUに接続された1つの論理リンクが複数のユーザ端末で共用されている場合に、論理リンクの切断の原因とは無関係のユーザ端末による通信まで一律に制限されてしまう。また、ユニキャストフレームおよびマルチキャストフレーム等のフレームを識別せずに論理リンクを監視する方式を採用したPONシステムでは、通信障害の原因とは無関係のユニキャストフレームの送信によっても、通信が一律に制限されるおそれがある。
本件開示の通信システムおよび通信装置は、下位側の通信装置から上位側の通信装置に大量のフレームが送信された場合にも、通信障害の発生を抑制しつつ、上位側の通信装置への通信の遮断を抑止することを目的とする。
一つの観点によれば、通信システムは、上位側の通信装置と、所定数の論理リンクを介して上位側の通信装置に接続されるとともに、下位側の通信端末に接続される下位側の通信装置とを有する通信システムであって、上位側の通信装置は、下位側の通信装置から受信するフレームのうち、ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第1閾値とを論理リンクごとに比較する第1比較部と、第1比較部による比較結果に基づいて、下位側の通信装置から受信するブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が第1閾値を超える論理リンクを検出したときに、検出した論理リンクの帯域を制限する第1指示を下位側の通信装置に送信する監視制御部とを有し、下位側の通信装置は、第1指示に基づいて、監視制御部が検出した論理リンクの帯域を遮断することなく制限する。
別の観点によれば、通信装置は、所定数の論理リンクを介して下位側の通信装置に接続される上位側の通信装置であって、下位側の通信装置から受信するフレームのうち、ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第1閾値とを論理リンクごとに比較する第1比較部と、第1比較部による比較結果に基づいて、下位側の通信装置から受信するブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が第1閾値を超える論理リンクを検出したときに、検出した論理リンクの帯域を遮断することなく制限する第1指示を下位側の通信装置に送信する監視制御部とを有する。
本件開示の通信システムおよび通信装置は、下位側の通信装置から上位側の通信装置に大量のフレームが送信された場合にも、通信障害の発生を抑制しつつ、上位側の通信装置への通信の遮断を抑止することができる。
通信システムおよび通信装置の一実施形態を示す図である。 図1に示したONU200の例を示す図である。 図1に示したOLT300の例を示す図である。 図1に示したPONシステム100の動作の例を示す図である。 図1に示したPONシステム100において、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生状態の例を示す図である。 図5に示すブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生が検出され、帯域制限が実施される例を示す図である。 図6に示す帯域制限が実施された状態からブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの回復が検出され、帯域制限が解除される例を示す図である。 通信システムおよび通信装置の別の実施形態を示す図である。 図8に示したONU200Aの例を示す図である。 図8に示したOLT300Aの例を示す図である。 図8に示したPONシステム100Aの動作の例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、通信システムおよび通信装置の一実施形態を示す。
図1において、通信システムの一例であるPONシステム100は、複数のONU200と、OLT300と、光カプラ400とを有する。OLT300は、光ファイバー700aを介して光カプラ400に接続される。光カプラ400は、複数の光ファイバー700bを介して複数のONU200がツリー状に接続される。以下の説明では、OLT300からONU200にデータが送信される方向は、下り方向(下位側の方向)と定義される。また、ONU200からOLT300にデータが送信される方向は、上り方向(上位側の方向)と定義される。ONU200は、下位側の通信装置の一例であり、OLT300は、上位側の通信装置の一例である。
また、PONシステム100では、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3ahの規格に準拠して、ONU200とOLT300との間で時分割多重方式の光通信が行われる。また、OLT300とONU200との間では、光ファイバー700ごとに複数の論理リンクが設定される。また、ONU200ごとに、複数の論理リンクが設定されてもよい。なお、以下の説明では、OLT300とONU200との間の通信経路は、PON区間800とも称される。
ONU200は、例えば、ユーザ宅に配置される加入者側の通信装置である。ONU200の上位側は、光ファイバー700および光カプラ400を介してOLT300と接続され、ONU200の下位側は、例えば、パソコン、スマートフォン、IP(Internet Protocol)電話等の所定数のユーザ端末600と接続される。ONU200は、OLT300から受信する光信号を電気信号へ変換してユーザ端末600に送信するとともに、ユーザ端末600から受ける電気信号を光信号に変換してOLT300へ送信する。
OLT300は、例えば、電気通信事業者の局内に設置される局側の通信装置であって、上位側はインターネット等のネットワーク500に接続され、下位側は光カプラ400を介して複数のONU200に接続される。OLT300は、複数のONU200から受信する光信号を上位側のネットワーク500に送信するとともに、ネットワーク500から受信する信号を所定のONU200に送信する。
また、OLT300は、上り回線において、複数のONU200から送信されるフレームが互いに衝突しないように各ONU200の通信帯域を制御する。通信帯域の制御は、例えば、DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)機能を用いて行われる。OLTは、DBA機能を用いて、複数のONU200から通知されるOLT300に送信するデータ量に応じて、上り回線の全通信帯域を動的に割り当てる。例えば、各ONU200は、対応するユーザ端末600が送信しようとするデータ量をOLT300に通知し、データの送信に使用する通信帯域を要求する。OLT300は、他のONU200が送信するデータ量を考慮して各ONU200がデータの送信に使用する通信帯域を各ONU200に通知することで上り回線の通信帯域を動的に割り当てる。なお、通信帯域は、例えば送信データを変調した光信号の送信を開始する送信時刻と、光信号を送信している送信期間とで定義される。そして、複数のONU200に割り当てる通信帯域の合計は、上り方向の全通信帯域の範囲内で設定される。
図2は、図1に示したONU200の例を示す。
ONU200は、UNI(User Network Interface)ポート202と、フレーム検査部204と、BC/MC(broadcast/multicast)カウンタ206と、読出し制御部208とを有する。また、ONU200は、記憶部210と、比較部212と、通信部214と、帯域制御部216と、PONポート218とを有する。
UNIポート202は、下位側のユーザ端末600と接続される物理ポートであり、フレーム検査部204と接続されている。
フレーム検査部204は、UNIポート202を介してユーザ端末600から受信したフレームを検査し、受信したフレームの種別(ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト)を識別する。フレーム検査部204は、識別したフレームを通信部214に出力する。なお、ブロードキャストの通信では、コンピュータネットワークに接続された全ての端末に対して、同時に同一のデータが送信される。マルチキャストの通信では、コンピュータネットワークに接続された予め決められた複数の端末に対して、同時にデータが送信される。ユニキャストの通信では、コンピュータネットワークに接続された単一の端末に対して、データが送信される。
BC/MCカウンタ206は、フレーム検査部204で識別されたブロードキャストとマルチキャストとのフレーム数をそれぞれカウントし、カウントした値を保持する。BC/MCカウンタ206によるカウントは、所定の周期(例えば、1秒周期)で行われる。
読出し制御部208は、BC/MCカウンタ206でカウントしたブロードキャストとマルチキャストのフレームのカウント値をBC/MCカウンタ206からそれぞれ読み出す。
記憶部210は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体を含み、ONU200側においてブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生と回復の判定に用いられる第2閾値の情報を記憶する。ここで、ブロードキャストストームは、ブロードキャストのフレームの送信により通信帯域が占有されることで生じる通信障害である。マルチキャストストームは、マルチキャストのフレームの送信により通信帯域が占有されることで生じる通信障害である。
例えば、記憶部210は、第2閾値として、ストームの発生時にBC/MCカウンタ206で単位時間当たりカウントされるブロードキャストまたはマルチキャストの各フレーム数を示す情報を記憶する。なお、ストームの回復の判定は、第2閾値とは別の閾値用いて実行されてもよい。
比較部212は、記憶部210に記憶されている第2閾値と、読出し制御部208が読み出したブロードキャストまたはマルチキャストのフレームのカウント値とを比較し、比較結果を通信部214に出力する。
通信部214は、PONポート218を介して、OLT300から帯域制御に関する指示を受信し、受信した指示を帯域制限部216に出力する。また、通信部214は、比較部212での比較結果を示す情報を受信する。通信部214は、ブロードキャストストームの発生による帯域制限中、BC/MCカウンタ206でカウントされるフレーム数が所定の期間(例えば、10秒間)第2閾値以下であった場合、ブロードキャストストームからの回復の通知をOLT300に送信する。また、通信部214は、マルチキャストストームの発生による帯域制限中、BC/MCカウンタ206でカウントされるフレーム数が所定の期間(例えば、10秒間)第2閾値以下であった場合、マルチキャストストームからの回復の通知をOLT300に送信する。なお、フレーム数と第2閾値との大小関係は、比較部212から出力される比較結果により示される。
帯域制御部216は、通信部214と接続されており、OLT300からの指示に基づいて、DBA機能を用いて論理リンクごとに帯域制御(トラフィック制御)を行う。例えば、帯域制御部216は、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が後述のOLT300側の閾値(第1閾値)を超えている論理リンクに関し、OLT300からの指示に従って、論理リンクの通信帯域を小さくする帯域制限を行う。また、ONU200およびOLT300の双方でブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復が検出された場合、帯域制御部216は、OLT300の指示に従って論理リンクの帯域制限を解除する。なお、帯域制御部216がDBA機能を用いて論理リンクの最大帯域を制御することで、論理リンクを切断することなく帯域制限および帯域制限の解除が行われる。また、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数に応じて帯域制限が行われるため、ユニキャストのフレームが増加しても、帯域制限部216による論理リンクの帯域制限は行われない。
PONポート218は、図1に示した光ファイバー700を介してOLT300と接続される物理ポートである。PONシステム100では、PONポート218に接続される1本の光ファイバー700を複数(例えば、図2に示すように4本)の論理リンクで共有する。このため、図1に示したPON区間800での論理リンクの識別にはLLID(Logical Link Identification)が使用される。下り方向の通信において、OLT300からの信号を物理的に全ONU200が受信した後、ONU200は、LLIDが自分宛のフレームだけを選択して疎通させる。一方、上り方向の通信において、ONU200は、UNIポート202で受信したフレームを論理リンクごとに不図示のバッファ等に一時的に保持する。そして、ONU200は、OLT300から論理リンクごとに指示された送信タイミングで、バッファに保持されたフレームを順にOLT300に送信する。
図3は、図1に示したOLT300の例を示す。
OLT300は、PONポート302と、BC/MCカウンタ304と、通信部306と、監視制御部310とを有する。監視制御部310は、読出し制御部312と、記憶部314と、比較部316とを有する。
PONポート302は、図1に示す光ファイバー700を介して複数のONU200と接続される物理ポートである。
BC/MCカウンタ304は、PONポート302が受信したブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数を論理リンクごとにカウントする。BC/MCカウンタ304によるカウントは、所定の周期(例えば、1秒周期)で行われる。
通信部306は、PONポート302および監視制御部310と接続されており、監視制御部310の指示に従い、PONポート302を介して各ONU200と通信する。例えば、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームが発生または回復した論理リンクがあった場合、通信部306は、監視制御部310の指示に従って、帯域制御に関する指示をONU200に送信する。また、通信部306は、帯域制限されている論理リンクと接続されているONU200から、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復の通知を受信し、監視制御部310に出力する。なお、通信部306は、図1に示したPONシステム100のサービスの設定時には、監視制御部310の指示に従って、第2閾値の情報を各ONU200に送信する。
監視制御部310は、各ONU200の状態を監視し、各ONU200との通信を論理リンク単位で制御する。すなわち、監視制御部310は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生を検出した論理リンクと接続されているONU200に対し、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームが発生した論理リンクの帯域制限の指示を行う。また、ONU200からストームからの回復の通知を受け、かつOLT300がストームからの回復を検出した場合、監視制御部310は、ONU200に対して論理リンクの帯域制限を解除する指示を行う。
読出し制御部312は、BC/MCカウンタ304でカウントしたブロードキャストまたはマルチキャストのフレームのカウント値をBC/MCカウンタ304からそれぞれ読み出す。
記憶部314は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体を含み、OLT300側においてブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生と回復の判定に用いられる第1閾値の情報を記憶する。
比較部316は、記憶部314に記憶されている第1閾値と、読出し制御部312が読み出したブロードキャストまたはマルチキャストのフレームのカウント値とを比較する。監視制御部310は、比較部316の比較結果に基づいて、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生または回復を検出する。比較部316は、比較結果を通信部306に出力する。なお、比較部316による比較は論理リンクごとに行われる。
図4は、図1に示したPONシステム100の動作の例を示す。
ステップS1において、OLT300は、例えば、電気通信事業者の局内に設置された不図示の監視制御装置が実行する監視制御用のOPS(Operation System)から送信されたDBA設定を受信する。DBA設定は、論理リンクの最大帯域、最小保証帯域をOLT300に指示するための設定情報であって、PONシステム100でのユーザ端末600を使用するユーザとの契約等に応じて監視制御装置を操作するオペレータが設定する。
ステップS2において、OLT300は、OPSによるストームコントロール設定を受信する。ストームコントロール設定は、OLT300側でのストーム発生時および回復時の閾値(第1閾値)、ONU200側でのストーム発生時および回復時の閾値(第2閾値)、ストーム発生時の帯域制限の設定を含む。なお、第1閾値は、記憶部314に記憶される。第2閾値は、後述のステップS3において、ONU200に送信される。また、ストーム発生時の帯域制限の設定は、ストームが発生した論理リンクでの通信帯域の上限を示す。
ステップS3において、OLT300は、OPSからの指示に従って、ONU200に対してストームコントロール設定を行う。ONU200の受信するストームコントロール設定は、ONU200側でのストーム発生時および回復時の閾値(第2閾値)を含む。なお、第2閾値は、記憶部210に記憶される。
ステップS4において、ONU200は、BC/MCカウンタ206を介して、所定の期間ごと(例えば、1秒ごと)にUNIポート202で受けるブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数を監視する。そして、ONU200は、第2閾値を超えるブロードキャストまたはマルチキャストのフレームを検出する状態が所定時間(例えば、10秒間)継続した場合、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出する。なお、ONU200は、第2閾値を超えるブロードキャストまたはマルチキャストのフレームを検出した時点で、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出してもよい。
なお、ONU200は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出した後も、所定の期間ごとにブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数の監視を続ける。そして、ステップS4でのストーム発生の検出を契機として、ONU200は、後述するストーム回復の検出処理(ステップS7)を開始する。
ステップS5において、OLT300は、所定の期間ごと(例えば、1秒ごと)に各論理リンクでのブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数を監視する。第1閾値を超えるブロードキャストまたはマルチキャストのフレームが所定時間(例えば、10秒間)継続して検出された論理リンクがあった場合、OLT300は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出する。なお、OLT300は、第1閾値を超えるブロードキャストまたはマルチキャストのフレームを検出した時点で、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出してもよい。そして、ステップS5でのストーム発生の検出を契機として、OLT300は、後述するストーム回復の検出処理(ステップS9)を開始する。
ステップS6において、OLT300は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出した論理リンクを特定する。そして、OLT300は、ONU200の帯域制限部216のDBA機能を用いて、特定した論理リンクの帯域を制限する。このように、OLT300は、ブロードキャストおよびマルチキャストのフレーム数に応じて帯域制限を行なうため、ユニキャストのフレーム数が増加してもONU200で帯域が制限されることはない。また、ストームが発生している論理リンクを切断せずに帯域制限することにより、ブロードキャストストームおよびマルチキャストストームによる通信障害を抑制しつつ、通信障害の原因とは無関係のユーザによるユニキャストフレームでの通信を許容できる。
ステップS7において、ONU200は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を検出する。例えば、BC/MCカウンタ206でカウントされたブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が所定時間(例えば、10秒間)継続して第2閾値以下である場合、ONU200は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を検出する。なお、ONU200は、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が第2閾値以下であることを検出した時点で、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を検出してもよい。
ステップS8において、ONU200は、通信部214を介して、OLT300に対して、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を通知する。
ステップS9において、OLT300は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を検出する。例えば、ストームが発生している論理リンクにおいて、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が所定の期間(例えば、10秒間)継続して第1閾値以下である場合に、OLT300はストームからの回復を検出する。なお、OLT300は、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が第1閾値以下であることを検出した時点で、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームからの回復を検出してもよい。なお、OLT300は、ONU200からのストームからの回復の通知(ステップS8)を契機として、注目する論理リンクにおけるストーム回復状況を確認するようにしてもよい。
ステップS10において、ストームからの回復の通知をONU200から受け、さらにOLT300がストームからの回復を検出した場合、OLT300は、帯域制限部216のDBA機能を用いて、論理リンクの帯域制限を解除する。これにより、帯域制限されていた論理リンクの帯域が、ステップS1で設定された最大帯域まで戻る。
なお、ONU200およびOLT300は、帯域制限が解除された後もブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数を監視する。そして、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が閾値を超えた場合には、ステップS4−ステップS10の処理が繰り返される。
図5は、図1に示したPONシステム100において、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生状態の例を示す。図5では、簡単のため、ONU200のPONポート218とOLT300のPONポート302との間に4つの論理リンクLL01−LL04が確立されている状態を示している。OLT300は、複数のONU200と接続されているため、実際にはOLT300のPONポート302には、図5に示すONU200とは異なるONU200との間でもさらに論理リンクが確立されている。
なお、図5では、ONU200のUNIポート202からOLT300に送信されるフレームにより、論理リンクLL01においてブロードキャストストームまたはマルチキャストストームが発生している状態を示す。この場合、UNIポート202において、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が第2閾値を超えている状態が所定時間(例えば、10秒間)継続している場合、ONU200は、ストーム発生を検出する(図4のステップS4)。また、論理リンクLL01において、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が第1閾値を超えている状態が所定時間(例えば、10秒間)継続している場合、OLT300は、論理リンクLL01でのストーム発生を検出する(図4のステップS5)。
図6は、図5に示すブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの発生が検出され、帯域制限が実施される例を示す。
図6の例では、図5で説明したように、OLT300は、論理リンクLL01でのストーム発生を検出し、論理リンクLL01でのストーム発生を特定している。OLT300は、ONU200における帯域制限部216のDBA機能を用いて、ストーム発生が特定されている論理リンクLL01の帯域を制限する。これにより、ONU200からOLT300に送信されるフレーム数は帯域制限をしない場合と比べて減少し、OLT300に過剰なトラフィックが生じることを回避できる。また、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数に応じて帯域制限が行われるため、ユニキャストのフレーム数が増加してもONU200で帯域が制限されることはない。また、OLT300は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームが発生している論理リンクLL01を、切断するのではなく帯域制限する。これにより、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームによる通信障害を抑制しつつ、通信障害の原因とは無関係のユーザによるユニキャストフレームでの通信を許容できる。
図7は、図6に示す帯域制限が実施された状態から図5に示すブロードキャストストームまたはマルチキャストストームの回復が検出され、帯域制限が解除される例を示す。
ONU200、OLT300の双方でストームが回復した状態のまま所定の時間が経過している場合、PON区間800でストームから回復したとみなし、OLT300は、論理リンクLL01の帯域制限を解除する。なお、ONU200、OLT300の双方でストームが回復した時点で、所定の時間が経過せずともPON区間800でストームから回復したとみなし、OLT300は、論理リンクLL01の帯域制限を解除してもよい。また、OLT300は、ONU200からストームの回復の通知を受けた場合、OLT300側で論理リンクLL01のストームの回復を判定せずに、帯域制限を解除してもよい。また、OLT300は、ONU200からのストームからの回復の通知を受けていない場合であっても、OLT300側で論理リンクLL01のストームの回復を判定した場合、帯域制限を解除してもよい。
以上、図1−図7で示した実施形態では、OLT300は、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームが発生している論理リンクを特定し、ONU200においてストームが検出された論理リンクの帯域を制限する。これにより、ONU200からOLT300に送信されるフレーム数は帯域制限をしない場合と比べて減少し、OLT300に過剰なトラフィックが生じることを回避できる。そのため、OLT300のパフォーマンスの低下や、OLT300でのパケットの廃棄の発生等を抑制できる。
また、図1−図7で示した実施形態では、OLT300は、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数に応じて帯域制限を行なうため、ユニキャストのフレーム数が増加してもONU200で帯域が制限されることはない。また、ストームが発生している論理リンクを切断せずに帯域制限することにより、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームによる通信障害を抑制しつつ、通信障害の原因とは無関係のユーザによるユニキャストフレームでの通信を許容できる。
図8は、通信システムおよび通信装置の別の実施形態を示す。
図8では、図1に示したPONシステム100の代わりにPONシステム100Aを用いて説明する。なお、図8において、図1と同様の構成は、図1と同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
PONシステム100Aでは、図1に示したONU200の代わりにONU200Aが用いられ、図1に示したOLT300の代わりにOLT300Aが用いられる。なお、ONU200AおよびOLT300Aの説明は、後述する。
図9は、図8に示したONU200Aの例を示す。
図9では、図2に示したONU200の代わりに図8に示したONU200Aを用い、図3に示したOLT300の代わりに図8に示したOLT300Aを用いる。なお、図9において、図2と同様の構成は、図2と同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
ONU200Aは、図2に示すONU200の各要素に加えて、振分制御部220と、キュー222と、シェーパ部224と、出力レート監視部226とを有する。ONU200Aのその他の構成は、図2に示すONU200と同様である。
振分制御部220は、フレーム検査部204から受けたフレームをブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストのフレーム種別ごとに振り分けてキュー222に出力する。
キュー222は、ユニキャストキュー222aと、マルチキャストキュー222bと、ブロードキャストキュー222cとを有し、振分制御部220によって振り分けられたフレームをそれぞれ受信する。そして、ユニキャストキュー222aはユニキャストフレームを受信順に保持し、マルチキャストキュー222bはマルチキャストフレームを受信順に保持し、ブロードキャストキュー222cはブロードキャストフレームを受信順に保持する。キュー222に種別ごとに保持されたフレームは、キュー222からの出力時にさらに各論理リンクに振り分けられ、通信部214に出力される。
シェーパ部224は、OLT300Aの制御に従って、キュー222(ユニキャストキュー222a、マルチキャストキュー222b、ブロードキャストキュー222c)の出力レートをフレームの種別ごとに論理リンク単位で制御する。なお、シェーパ部224は、出力レート監視部226と接続されており、出力レート監視部226の監視結果に応じて、自動でキュー222の出力レートをフレームの種別ごとに論理リンク単位で制御してもよい。
出力レート監視部226は、キュー222(ユニキャストキュー222a、マルチキャストキュー222b、ブロードキャストキュー222c)の出力レートをフレームの種別ごとに論理リンク単位で監視し、監視結果をシェーパ部224に出力する。
図10は、図8に示したOLT300Aの例を示す。
図10では、図2に示したONU200の代わりに図8に示したONU200Aを用い、図3に示したOLT300の代わりに図8に示したOLT300Aを用いる。なお、図10において、図3と同様の構成は、図3と同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
OLT300Aは、図3に示した監視制御部310の代わりに監視制御部310Aを有し、図2に示したONU200の代わりにONU200Aが接続される。OLT300Aのその他の構成は、図3に示すOLT300と同様である。
監視制御部310Aは、図3に示した監視制御部310が有する機能に加えて、シェーパ部224によってキュー222の出力レートを制御するシェーパ設定に関する指示をONU200Aに対して行う機能を有する。
図11は、図8に示したPONシステム100Aの動作の例を示す。
なお、図11において、図4と同様の動作は、図4と同一の符号を用い、詳細な説明を省略する。
図11では、図4のステップS6の代わりにステップS6A、S6Bの動作が追加され、図4のステップS10の代わりにステップS10A、S10Bの動作が追加される。
図11では、ステップS5の動作の後、OLT300AはステップS6Aの動作に移行する。
ステップS6Aにおいて、OLT300Aは、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームを検出した論理リンクを特定する。そして、OLT300Aは、ONU200Aに対し、特定した論理リンクにおけるブロードキャストキュー222cまたはマルチキャストキュー222bの出力レートを制限するシェーパ設定により、特定した論理リンクの帯域を制限する指示を行う。
ステップS6Bにおいて、ONU200Aは、OLT300Aの指示に従って、OLT300Aによって特定された論理リンクにおけるブロードキャストまたはマルチキャストの帯域を制限する。すなわち、ONU200Aは、シェーパ部224のシェーパ設定を変更し、ブロードキャストキュー222cまたはマルチキャストキュー222bのキュー222の出力レートを制限して、特定した論理リンクの帯域を制限する。例えば、シェーパ部224は、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレームを合計した通信量が、所定の制限量以下となるように論理リンクの帯域を制限する。
なお、キュー222の出力レートの制限による通信量の制限量の値は、OLT300Aから指示された固定値でもよいが、出力レート監視部226により検出された単位時間当たりの各フレームの通信量に応じた変動値でもよい。例えば、シェーパ部224は、論理リンクの通信帯域からユニキャストフレームの通信量を減算した残りの帯域に基づいて、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレームの通信量の制限値を決定してもよい。
また、図11では、ステップS9の動作の後、OLT300AはステップS10Aの動作に移行する。
ステップS10Aにおいて、OLT300Aは、ONU200Aに対し、帯域制限していた論理リンクについて、シェーパ設定による帯域制限の解除をする指示を行う。
ステップS10Bにおいて、ONU200Aは、OLT300Aの指示に従って、シェーパ設定を解除し、帯域制限していた論理リンクにおけるブロードキャストキュー222cまたはマルチキャストキュー222bのキュー222の出力レートの制限を解除する。これにより、帯域制限が解除され、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレームの通信量に関する最大帯域が帯域制限前の状態に戻る。なお、ONU200Aは、OLT300Aからの指示によらず、出力レート監視部226により検出された単位時間当たりの各フレームの通信量に応じて、出力レートの制限の解除を行ってもよい。
なお、ONU200AおよびOLT300Aは、帯域制限が解除された後もブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数を監視する。そして、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数が閾値を超えた場合には、ステップS4−ステップS10Bの処理が繰り返される。
以上、図8−図11で示した実施形態では、OLT300Aは、ONU200Aに対してシェーパ設定を指示し、ストームが発生している論理リンクのブロードキャストキュー222cまたはマルチキャストキュー222bの出力レートを制限する。これにより、ONU200AからOLT300Aに送信されるフレーム数は帯域制限をしない場合と比べて減少し、OLT300Aに過剰なトラフィックが生じることを回避できる。そのため、OLT300Aのパフォーマンスの低下や、OLT300Aでのパケットの廃棄の発生等を抑制できる。
また、図8−図11で示した実施形態では、OLT300Aは、ブロードキャストまたはマルチキャストのフレーム数に応じて帯域制限に関する指示を行なうため、ユニキャストのフレーム数が増加してもONU200Aで帯域が制限されることはない。また、ストームが発生している論理リンクを切断せずに帯域制限することにより、ブロードキャストストームまたはマルチキャストストームによる通信障害を抑制しつつ、通信障害の原因とは無関係のユーザによるユニキャストフレームでの通信を許容できる。
また、図8−図11で示した実施形態では、シェーパ部224は、ストームが発生している論理リンクにおけるブロードキャストキュー222cまたはマルチキャストキュー222bの出力レートは制限するが、ユニキャストキュー222aの出力レートは制限しない。これにより、ストームが発生した論理リンクについて、フレーム種別を問わずに論理リンク全体の帯域を帯域制限する場合と比べて、ユニキャストフレームの通信の許容量を大きくすることができる。
なお、図1−図7で示した実施形態においても、図9に示す出力レート監視部226をONU200に設け、出力レート監視部226によって検出された単位時間当たりの通信量に応じて、帯域制御部216を介したDBA設定による出力帯域の制御を行ってもよい。これにより、OLT300の指示によらず、ONU200単独で図1−図7で示した実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、図1−図7で示した実施形態におけるDBA設定による出力帯域の制限と、図8−図11で示した実施形態におけるシェーパ部224によるキュー222の出力レートの制限とが両方行われてもよい。これによれば、ストームが発生している論理リンクについて、シェーパ部224によるシェーパ設定でユニキャストの出力レートを確保した上で、帯域制御部216によるDBA機能で論理リンク全体の帯域を制限することができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
100、100A…PONシステム;200、200A…ONU;202…UNIポート;204…フレーム検査部;206…BC/MCカウンタ;208…読出し制御部;210…記憶部;212…比較部;214…通信部;216…帯域制御部;218…PONポート;220…振分制御部;222…キュー;222a…ユニキャストキュー;222b…マルチキャストキュー;222c…ブロードキャストキュー;224…シェーパ部;226…出力レート監視部;300、300A…OLT;302…PONポート;304…BC/MCカウンタ;306…通信部;310、310A…監視制御部;312…読出し制御部;314…記憶部;316…比較部;400…光カプラ;500…ネットワーク;600…ユーザ端末;700、700a、700b…光ファイバー;800…PON区間;LL01−LL04…論理リンク

Claims (6)

  1. 上位側の通信装置と、所定数の論理リンクを介して前記上位側の通信装置に接続されるとともに、下位側の通信端末に接続される下位側の通信装置とを有する通信システムであって、
    前記上位側の通信装置は、
    前記下位側の通信装置から受信するフレームのうち、ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第1閾値とを前記論理リンクごとに比較する第1比較部と、
    前記第1比較部による比較結果に基づいて、前記下位側の通信装置から受信する前記ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が前記第1閾値を超える論理リンクを検出したときに、検出した論理リンクの帯域を制限する第1指示を前記下位側の通信装置に送信する監視制御部と
    を備え、
    前記下位側の通信装置は、
    前記第1指示に基づいて、前記監視制御部が検出した論理リンクの帯域を遮断することなく制限する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記下位側の通信装置は、DBA機能を用いて、前記監視制御部が検出した論理リンクの帯域を制限する帯域制御部を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記下位側の通信装置は、
    前記通信端末から受信するフレームを種別ごとに振り分ける振分制御部と、
    前記振分制御部によって振り分けられた前記ブロードキャストフレームおよびマルチキャストフレームの通信量が所定の制限量以下となるように、前記監視制御部が検出した論理リンクの帯域を制限するシェーパ部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記下位側の通信装置は、
    前記振分制御部によって振り分けられた各フレームの通信量を論理リンクごとに監視する出力レート監視部を
    さらに備え、
    前記シェーパ部は、前記監視制御部が検出した論理リンクにおけるユニキャストフレームの通信量に応じて、前記所定の制限量を決定する
    ことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記下位側の通信装置は、
    前記通信端末から受信する前記ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第2閾値とを比較する第2比較部と、
    前記第2比較部による比較結果を前記上位側の通信装置に送信する通信部と
    を備え、
    前記監視制御部は、前記下位側の通信装置から受信した前記比較結果が、前記通信端末から受信する前記ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が前記第2閾値以下であることを示すとき、または、前記監視制御部が検出した論理リンクを介して前記上位側の通信装置が前記下位側の通信装置から受信する前記ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が前記第1閾値以下のときの少なくともいずれかで、前記監視制御部が検出した論理リンクの帯域の制限を解除する第2指示を行い、
    前記下位側の通信装置は、前記第2指示に基づいて、前記監視制御部が検出した論理リンクの帯域の制限を解除する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 所定数の論理リンクを介して下位側の通信装置に接続される上位側の通信装置であって、
    前記下位側の通信装置から受信するフレームのうち、ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量と第1閾値とを前記論理リンクごとに比較する第1比較部と、
    前記第1比較部による比較結果に基づいて、前記下位側の通信装置から受信する前記ブロードキャストフレームまたはマルチキャストフレームの通信量が前記第1閾値を超える論理リンクを検出したときに、検出した論理リンクの帯域を遮断することなく制限する第1指示を前記下位側の通信装置に送信する監視制御部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
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