JP2017045656A - 通電加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの加熱ムラを低減することができる通電加熱装置を提供する。
【解決手段】通電加熱装置100は、ワークWに通電する一対の電極11と、一対の電極11の一方とワークWを介して対向配置された複数のワーク押さえ12と、複数のワーク押さえ12のそれぞれに設けられたバネ15と、バネ15を介して、複数のワーク押さえをワークWに押し付けるサーボモータ14と、を備えたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークを通電加熱する通電加熱装置に関するものである。
特許文献1には、ワークを通電加熱する通電加熱装置が開示されている。特許文献1の通電加熱装置は、電極、及び電極抑えを備えている。電極と電極抑えとは、素材(ワーク)を挟んで対向配置されている。電極と電極抑えがワークを挟んだ状態で、一対の電極に通電する。こうすることで、ワークに電流が流れるため、ワーク自体の抵抗発熱によって加熱を行うことができる。
特開2013−131333号公報
しかしながら、特許文献1の通電加熱装置では、ワークが平坦でないと、加熱ムラが発生するという問題点がある。すなわち、ワークである金属板が、電極の接触面に対して凹凸していると、ワークと電極との接触状態とが不均一になってしまう。したがって、ワーク面内に大きな温度ムラが生じてしまう。面内の温度ムラは、目標とする加熱温度範囲に対して大きく乖離する場合があり、100℃を越える温度ムラが発生することもある。鋼の焼き入れを行うための加熱工程において、面内温度ムラは焼き入れ不良や表面に酸化スケールを発生させる原因となってしまう。
また、電極自体の発熱を抑えるために、電極内部を通る水路に水を流して冷却することがある。この状態で、通電加熱した場合、電極端から発熱するワークまで30mm以内で700℃以上の温度が発生することがある。ワーク内で急激な温度差が発生すると、熱膨張によってワークが波打つように湾曲する。この湾曲により、電極とワークとの接触状態が面接触から点接触へと変化する。すなわち、ワークが波打ってしまい、電極がワークの凸部のみ、又は凹部のみと接触してしまう。点接触部の電流密度が局部的に高くなる。この結果、電流密度の高い箇所が局所的に加熱され、ワーク面内に温度ムラが発生する。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ワークの加熱ムラを低減することができる通電加熱装置を提供するものである。
本発明の一態様に係る通電加熱装置は、ワークに通電する一対の電極と、前記一対の電極の一方と前記ワークを介して対向配置された複数のワーク押さえと、前記複数のワーク押さえのそれぞれに設けられた付勢手段と、前記付勢手段を介して、複数の前記ワーク押さえを前記ワークに押し付ける加圧機構と、を備えたものである。この構成により、ワークの加熱ムラを低減することができる。
本発明によれば、ワークの加熱ムラを低減することができる通電加熱装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる通電加熱装置の構成を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる通電加熱装置の側面図である。 比較例にかかる通電加熱装置の側面図である。
以下、本発明に係る通電加熱装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。各図において同一の符号は実質的に同じ構成を示す。
本実施の形態にかかる通電加熱装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、通電加熱装置100の構成を模式的に示す斜視図である。
通電加熱装置100は、ワークWを通電加熱する。ワークWは例えば、矩形状の金属板である。なお、図1では、説明の明確化のため、三次元直交座標系を示している。Z方向が上下方向であり、ワークWの厚さ方向となっている。X方向、及びY方向は、それぞれワークWの端辺に沿った方向である。具体的には、X方向が矩形状のワークWの長辺に沿った方向であり、Y方向が短辺に沿った方向である。
ワークWは、Y方向に沿って搬送されていく。例えば、通電加熱を行うワークWが−Y側から、通電加熱装置100に搬入される。そして、通電加熱が終了すると、ワークWが+Y側に搬出される。
ワークWは、鋼板などの焼き入れ可能な金属製の矩形材板である。通電加熱装置100は、ワークWを焼き入れ温度以上に加熱する。その後、ホットスタンプ金型によってワークWにプレス成形されるとともに冷却されることによって、焼き入れが施させる。
通電加熱装置100は、正極ユニット10と負極ユニット20とを備えている。正極ユニット10と負極ユニット20は、X方向に離間して配置されている。そして、正極ユニット10がワークWの一端に配置され、負極ユニット20がワークWの他端に配置さている。
正極ユニット10は、電極11、複数のワーク押さえ12、筐体13、サーボモータ14、バネ15、及び減速機16を備えている。同様に、負極ユニット20は、電極21、複数のワーク押さえ22、筐体23、サーボモータ24、バネ25、及び減速機26を備えている。電極11が電源装置(不図示)の正極に接続され、電極21が負極に接続される。そして、電源装置が、一対の電極11と電極21とに電圧を印可する。
正極ユニット10の詳細な構成について、図2を合わせて参照して説明する。図2は、通電加熱装置100の構成を模式的に示す側面図である。正極ユニット10と負極ユニット20とは、同じ構成となっているため、負極ユニット20の詳細な構成については説明を省略する。すなわち、負極ユニット20の電極21、ワーク押さえ22、筐体23、サーボモータ24、バネ25、減速機26がそれぞれ、正極ユニット10の電極11、ワーク押さえ12、筐体13、サーボモータ14、バネ15、減速機16に対応している。
電極11は、ワークWの下に配置されている。複数のワーク押さえ12は、ワークWの上に配置されている。ワークWを介して、電極11と複数のワーク押さえ12とが対向配置されている。すなわち、電極11とワーク押さえ12がワークWの端部を挟み込む。なお、図2では、電極11に対して、6つのワーク押さえ12が設けられているが、ワーク押さえ12の数は2以上であれば、特に限定されるものではない。
複数のワーク押さえ12は、Y方向に沿って1列に並んでいる。ここでは、複数のワーク押さえ12が等しいピッチで並設されている。例えば、複数のワーク押さえ12は、30mmピッチで並んでいる。
複数のワーク押さえ12の上には、付勢手段であるバネ15が配置されている。それぞれのワーク押さえ12には、バネ15が連結されている。すなわち、複数のワーク押さえ12は、バネ15によって保持されている。バネ15は、それぞれのワーク押さえ12に独立して設けられている。ここでは、正極ユニット10に、6つのワーク押さえ12が設けられているため、6つのバネ15が設けられている。なお、付勢手段としては、弾性体であればよく、バネ以外のもの、例えば、樹脂やゴムなどを用いてもよい。
バネ15の上には、筐体13が配置されている。複数のバネ15は、1つの筐体13に固定されている。筐体13は、Y方向を長手方向とする直方体状になっており、その下面に複数のバネ15が連結されている。複数のワーク押さえ12は、バネ15を介して筐体13に連結されている。したがって、筐体13は、複数のバネ15を用いて、複数のワーク押さえ12を弾性保持する。
筐体13の上には、サーボモータ14が設けられている。図2では、筐体13に対して、2つのサーボモータ14が設けられている。2つのサーボモータ14は、Y方向に離間して配置されている。サーボモータ14は、加圧機構であり、ワーク押さえ12と電極11でワークWに加圧する。具体的には、サーボモータ14はボールねじなどを介して筐体13を上下に移動する。サーボモータ14が筐体13を下降させると、筐体13に取り付けられたワーク押さえ12がワークWを電極11に押し付ける。電極11とワーク押さえ12とによって、ワークWが挟み込まれて、加圧される。このように、サーボモータ14は、バネ15を介して、複数のワーク押さえ12をワークWに押し付ける。
さらに、本実施の形態では、サーボモータ14と筐体13との間に、減速機16が設けられている。サーボモータ14で発生した力が、減速機16を介して、筐体13に伝達する。
電極11とワーク押さえ12とが挟み込まれた状態で、ワークWに通電する。すなわち、ワークWの一端を電極11とワーク押さえ12で挟み込み、ワークWの他端を電極21とワーク押さえ22とで挟み込む。この状態で電極11と電極21との間に電圧を印可する。これにより、ワークWが通電される。ワークWに流れる電流によってジュール熱が発生する。よって、ワークW自体が発熱して加熱される。
通電加熱中は、サーボモータ14のトルク制御によって、一定の力でワークWが電極11に押し付けられている。よって、一定の力で電極11とワークWとが接触する状態を保つことができる。ワークWを電極11に確実に接触させることができる。
また、ワークWが変形していると、ワークWが非平坦になってしまう。例えば、加熱中にワークW自体の発熱によって熱膨張した場合、ワークWが図2に示すように波打ってしまう。しかしながら、ワークWの波打ちをバネ15によって吸収することができる。よって、電極11とワークWとの接触状態を良好に保つことができうる。すなわち、ワークWの変形に応じて、バネ15が伸縮するため、均一な力でワーク押さえ12がワークWを電極11に押し付けることができる。よって、ワークWに流れる電流量に面内ムラが発生するのを防ぐことができる。これにより、加熱ムラを低減することができる。
具体的には、ワークWの凸部(図2中のA)においては、バネ15が縮む。ワークWの変形に応じて、バネ15が伸縮する。よって、ワークWが押し上げられるのを防ぐことができる。これにより、電極11とワークWとが面接触となり、良好な接触状態を保つことができる。ワークWに凹凸がある場合でも接触面積の減少を抑制することができ、均一な通電加熱が可能になる。したがって、加熱ムラを低減することができる。
図3に、本実施の形態にかかる通電加熱装置100と比較するための比較例にかかる通電加熱装置200を示す。図3は、通電加熱装置200の構成を示す側面図である。比較例にかかる通電加熱装置200では、ワーク押さえ12が複数に分割されておらず、一体となっている。通電加熱装置200では、バネ15によってワーク押さえ12が支持されていない。また、加圧機構がサーボモータ14ではなく、エアシリンダ17となっている。
通電加熱装置200では、ワークWが変形した場合、ワーク押さえ12全体が押し上げられてしまう。すなわち、ワークWの凸部(図3中のB)が強い力で押し付けられるため、ワークWが反って、ワークWの両端が持ち上がってしまう。図3では、ワークWと電極11とが点接触となり、良好な接触状態を保つことができない。
一方、本実施の形態にかかる通電加熱装置100では、1つの電極11に対してワーク押さえ12を分割している。換言すると、1つの電極11に対して複数のワーク押さえ12が対向して配置される。そして、電極11と複数のワーク押さえ12がワークWの端部を挟み込む。さらに、複数のワーク押さえ12が独立したバネ15によって支持されている。したがって、ワークWが変形した場合でも、良好な接触状態を保つことができる。これにより、加熱ムラを低減することができる。
また、比較例にかかる通電加熱装置200では、筐体13がエアシリンダ17によって上下動する。これに対して、本実施の形態にかかる通電加熱装置100では、サーボモータ14と減速機16とによって、筐体13が上下動する。これにより、2つのサーボモータ14が均一な力で複数のワーク押さえ12を押しつけることができる。よって、面内ムラを低減することができ、より均一な接触状態を作ることができる。
このように、本実施の形態にかかる通電加熱装置100によれば、加熱ムラを低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
W ワーク
10 正極ユニット
11 電極
12 ワーク押さえ
13 筐体
14 サーボモータ
15 バネ
16 減速機
17 エアシリンダ
20 負極ユニット
21 電極
22 ワーク押さえ
23 筐体
24 サーボモータ
25 バネ
26 減速機
100 通電加熱装置
200 通電加熱装置

Claims (1)

  1. ワークに通電する一対の電極と、
    前記一対の電極の一方と前記ワークを介して対向配置された複数のワーク押さえと、
    前記複数のワーク押さえのそれぞれに設けられた付勢手段と、
    前記付勢手段を介して、複数の前記ワーク押さえを前記ワークに押し付ける加圧機構と、を備えた通電加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013038499A1 (ja) * 2011-09-13 2013-03-21 トヨタ自動車株式会社 通電加熱装置
WO2014061473A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社アステア 通電加熱装置
JP2015041492A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 トヨタ自動車株式会社 通電加熱装置

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