JP2017045189A - 座標入力装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】座標のずれを軽減する座標入力装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】座標入力領域の対向する2辺に設けられた再帰反射手段3A、3Bと、対向する辺に向けて投光する投光手段と対向する辺に設けられた再帰反射手段からの再帰反射光を検出する受光手段とを含み、2辺に各々2個ずつ設けられた4つのセンサユニットと、を有する座標検出ユニットを複数有し、4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、複数の座標検出ユニットが連結されることで、座標入力有効領域が形成された座標入力装置である。制御演算ユニット2A、2Bは、隣接する座標検出ユニットの間で、記隣接する座標検出ユニットの駆動の順番に対して対向するセンサユニットを駆動する順番が逆の順番になるよう制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、座標入力装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、この種の座標入力装置として、各種方式の座標入力装置(タッチパネルやデジタイザ)が提案、又は製品化されている。例えば、特殊な器具等を用いずに、指で画面上をタッチすることで、PC(パーソナルコンピュータ)等の端末の操作を簡単に行うことがきるタッチパネル等が広く用いられている。
表示装置の画面に触れることで操作するタッチユーザインタフェースは、操作が容易で直感的であることから、いまや携帯機器を始めとする、様々なデバイスで一般的に利用されている。当然のことながら、より大きな表示画面を有する装置であっても、そのような操作ができることが望まれる。
大画面を使ったより具体的な用途として、プレゼンテーションやホワイトボード機能の会議での活用、教育現場におけるICT教育への応用、デジタルサイネージ等での利用が見込まれ、これらの市場からの要望は大きい。
座標入力装置の方式としては、静電容量を用いたもの、抵抗膜を用いたもの、又は、超音波を用いたもの等、種々のものがある。光を用いたものとして、座標入力面外側に再帰性反射材を設け、投光部からの光を再帰反射材で反射し、その光量分布を受光部により検出する方式(光学遮光方式)が知られている。この方式は、座標入力領域内の指等で遮光された遮光部分(領域)の方向を検出し、遮光位置、つまり、指示位置の座標を決定する。
特許文献1では、座標入力面の対向する2つの辺に再帰反射材を配置し、それぞれの辺に2つずつセンサを配置して、4つのセンサのうち2つを組み合わせて全体の1/4ずつ光学遮光方式を用いて座標を算出する座標入力装置が示されている。また、この座標入力装置を、再帰反射材を配置した2つの辺の方向に複数並べて、更なる大型化を実現するための構成が示されている。
特開2012−234413号公報
特許文献1の座標入力装置では、再帰反射材を配置した2つの辺の方向に複数並べて、隣接する座標入力領域が重なるように配置されたとき、2つの辺に配置された対向するセンサは異なるタイミングで駆動される。また、隣接する座標入力装置間でのセンサの干渉を避けるため、隣接する座標入力装置間で同期をとってセンサを駆動している。このとき、重複した座標入力領域では、対向するセンサからの遮光情報から座標が算出される。このときセンサの駆動タイミングのずれの影響で指等の遮光位置の移動速度が所定の速度より速い場合、検出した座標にずれが発生する。このずれが発生する原因を、図9で説明する。
図9において、センサユニット1A、1Bは対向するセンサユニットである。図9(A)では右から左に、図9(B)では左から右に指等の指示具が移動したときを表している。図9では、センサユニットは1A、1Bの順番で取得した遮光情報を使用して座標を求めている場合を表している。点線の丸でセンサユニット1A、1Bがデータ取得したときに指示具があった位置を示し、黒丸でこのときに算出される座標を示している。図9(A)、図9(B)それぞれの図から分かるように、対向するセンサの正面方向を境に、ずれる方向は逆となる。また図9(A)、図9(B)から、指等の指示具の移動方向が逆になると、座標がずれる方向も逆になることが分かる。また、指示具の移動速度が速くなればなるほど、対向するセンサの正面方向に近づけば近づくほど座標のずれ量は大きくなる。
図10は左側の座標入力面を構成するセンサユニット1C−1、1D−1と、右側の座標入力面を構成するセンサユニット1A−2、1B−2、の境界でのセンサ駆動タイミングの差による座標のずれを表す図である。このように、座標入力装置を複数並べてより大きな1つの座標入力領域を構成する場合、隣接する領域間での座標のずれる方向が逆となり、2つの隣接する座標のつなぎ目で段差が発生してしまう課題があった。この段差を少なくするためには、センサ駆動のタイミング差を可能な限り少なくすることである。また、使用する座標をなるべくセンサの正面方向を使用しないように、センサユニット1A−2と1D−1、1B−2と1C−1をなるべく離して配置することである。しかし、物理的な限界もあり、指示具の速度によってはどうしても段差が発生していた。
これを、図10を用いて説明する。図10において、指等の指示具が座標入力領域4−1から座標入力領域4−2へ左から右に移動している。点線の丸は各センサで取り込みが行われたときの指示具の位置を表し、黒丸はセンサの取り込みタイミングの差により、実際の位置からすこしずれた位置に求められた座標を表す。中央の破線は隣接する座標入力領域4−1と4−2との座標が切り替わる境界を表している。左から移動してきた指示具は、P1−1の位置ではセンサユニット1D−1で、P1−2の位置ではセンサユニット1C−1で検出される。このとき算出される座標は、センサユニット1D−1及び位置P1−1を結んだ直線と、センサユニット1C−1及び位置P1−2を結んだ直線とが交差する座標C1となる。同様に位置P2−1、P3−1はセンサユニット1D−1、位置P2−2、P3−2はセンサユニット1C−1で検出され、座標C2、C3が算出される。また、位置P4−1以降はセンサユニット1A−2、1B−2で取り込まれ、位置P4−1、P5−1、P6−1はセンサユニット1A−2、位置P4−2、P5−2、P6−2はセンサユニット1B−2で取り込まれ、座標C4〜C6が算出される。このように、座標入力領域の切り替えの前後で座標がずれる方向が逆になることから座標C3と座標C4とに大きな段差が発生する。説明図では分かり易く誇張して説明しているが、大画面化のために2つの座標入力領域を並べていることから、段差が非常に目立っていた。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、座標のずれを軽減することを目的とする。
そこで、本発明は、座標入力領域の対向する2辺に設けられた再帰反射手段と、対向する辺に向けて投光する投光手段と対向する辺に設けられた再帰反射手段からの再帰反射光を検出する受光手段とを含み、前記2辺に各々2個ずつ設けられた4つのセンサユニットと、を有する座標検出ユニットを複数、有し、前記4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、前記複数の座標検出ユニットが連結されることで、座標入力有効領域が形成された座標入力装置であって、隣接する座標検出ユニットの間で、前記隣接する座標検出ユニットの駆動の順番に対して対向するセンサユニットを駆動する順番が逆の順番になるよう制御する制御手段を更に有する。
本発明によれば、座標のずれを軽減することができる。
座標入力装置の概略構成の一例を示す図である。 センサユニットの詳細構成を示す図である。 座標入力装置の断面の一例を示す図である。 制御・演算ユニットのハードウェア構成の一例を示す図である。 制御信号のタイミングチャートである。 光量分布を表すデータの一例を示す図である。 隣接するセンサの駆動タイミングを説明する図である。 本実施形態のタイミングでセンサを駆動したときの座標を示す図である。 従来技術を説明する図(その1)である。 従来技術を説明する図(その2)である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
実施形態1の座標入力装置の概略構成について図1を用いて説明する。
図1中、同じ構成の座標入力装置が、座標入力領域が重なりをもつように隣接して配置されているが、それぞれの座標入力装置内で同じ構成のものに関しては、記号に−1、−2を付与して表すものとする。最初に1つの座標入力装置に関して説明を行う。センサユニット1A〜1Dは投光部及び受光部を有するセンサユニットであり、矩形状の座標入力領域4−1及び4−2に対して互いに所定の距離離されて設置されている。より具体的には、座標入力領域4−1の対向する2辺に2箇所ずつ、即ち2個ずつ、センサユニット1A−1及び1D−1、センサユニット1B−1及び1C−1が設けられている。また、座標入力領域4−2の対向する2辺に2箇所ずつセンサユニット1A−2及び1D−2、センサユニット1B−2及び1C−2が設けられている。座標入力領域4−1及び4−2を合わせた領域は、座標入力有効領域の一例である。座標入力有効領域は、4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、複数の座標入力装置(座標検出ユニット)が連結されることで、形成されている。ここで、一つの座標入力装置は、例えば、制御・演算ユニット2A−1、2B−1、センサユニット1A−1、1D−1、1B−1、1C−1、座標入力領域4−1に対応する再帰反射部3A、3Bである。また、もう一つの座標入力装置は、例えば、制御・演算ユニット2A−2、2B−2、センサユニット1A−2、1D−2、1B−2、1C−2、座標入力領域4−2に対応する再帰反射部3A、3Bである。
センサユニット1A及び1Dは制御・演算を行う制御・演算ユニット2Aに接続され、制御信号を制御・演算ユニット2Aから受信すると共に、検出した信号を制御・演算ユニット2Aに送信する。同様に、センサユニット1B及び1Cは制御・演算を行う制御・演算ユニット2Bに接続され、制御信号を制御・演算ユニット2Bから受信すると共に、検出した信号を制御・演算ユニット2Bに送信する。
再帰反射部3A及び3Bはそれぞれ、座標入力領域4−1及び4−2の対向する2辺に設けられているひとつながりの再帰反射部である。再帰反射部3Aは、入射光を到来方向に反射する再帰反射面を有し、センサユニット1B、1Cから投光された光を、それぞれのセンサユニットに向けて再帰的に反射する。再帰反射部3Bは、入射光を到来方向に反射する再帰反射面を有し、センサユニット1A、1Dから投光された光を、それぞれのセンサユニットに向けて再帰的に反射する。反射された光は、集光光学系とラインセンサであるラインCCD等との構成部品によって構成されたセンサユニットの受光部によって1次元的に検出され、その光量分布が制御・演算ユニット2A、2Bに送信される。
座標入力領域4−1及び4−2は座標を入力する座標入力領域である。座標入力領域4−1に対する指示入力が、センサユニット1A−1〜1D−1によって検出される。また、座標入力領域4−2に対する指示入力が、センサユニット1A−2〜1D−2によって検出される。
実施形態1において、再帰反射部3A及び3Bは、座標入力領域4−1及び4−2の2辺に構成されている。センサユニット1A、1Dは、再帰反射部3Bに対して投光し、反射した光を受光する。同様に、センサユニット1B、1Cは、もう一方である再帰反射部3Aに対して投光し、反射した光を受光する。
実施形態1においては、座標入力領域4−1及び4−2の2面で隙間無く隣接された状態で形成されている。各座標入力領域における指等の指示具による入力指示の座標を算出するために用いるセンサユニット1A〜1Dは、図示の如く座標入力領域4−1及び4−2の外側に配置されている。そして、座標入力領域4−1及び4−2にフロントプロジェクタで画像を投影することで、インタラクティブな座標入力装置として、利用可能となっている。
このような構成において、座標入力領域4−1及び4−2に指等の指示具による入力指示がなされると、投光部から投光された光が遮られ、再帰反射による反射光が得られなくなるため、入力指示位置のみ光量が得られなくなる。
制御・演算ユニット2A、2Bはそれぞれ、双方にデータを通信する通信部を有する。制御・演算ユニット2A、2Bは、センサユニット1A〜1Dの光量変化から、入力指示された部分の遮光範囲を検出し、同遮光範囲内での検出点を特定して、それぞれの遮光範囲とセンサユニットとの間の角度を算出する。制御・演算ユニット2A、2Bは、算出した角度及びセンサユニット間の距離等から、座標入力領域上の指示具の指示位置の座標を算出し、表示装置に接続されているPC等の情報処理装置に、USB等のインタフェースを経由して指示位置の座標値を出力する。
このようにして、指等の指示具によって、画面上に線を描画し、アイコンを操作する等の情報処理装置の操作が可能になる。
(センサユニットの詳細説明)
次に、センサユニット1A〜1Dの構成について、図2及び図3を用いて説明する。センサユニット1A〜1Dは、大きく分けて投光部と受光部とから構成される。
図2は、センサユニットの詳細構成を示す図である。
図2(A)は、センサユニット1A〜1Dそれぞれの投光部100を示している。赤外LED101は赤外光を発する赤外LEDであり、投光レンズ102によって、再帰反射部3A及び3Bに向けて、所定範囲に光を投光する。ここで、センサユニット1A〜1D中のそれぞれの投光部100は、この赤外LED101と投光レンズ102とによって実現される。そして、投光部100より投光された赤外光は、再帰反射部3A及び3Bにより到来方向に再帰的に反射され、センサユニット1A〜1D中の受光部200によって、その光が検出される。
図2(B)は、センサユニット1A〜1Dそれぞれの受光部200を示している。受光部200は、1次元のラインセンサであるラインCCD103、集光光学系としての受光用レンズ104、入射光の入射方向を概略制限する絞り105、及び可視光等の余分な光(外乱光)の入射を防止する赤外フィルター106からなる。そして、再帰反射部3によって反射された光は、赤外フィルター106、絞り105を抜けて受光用レンズ104によって、ラインCCD103の検出素子面上に集光される。
図3は、図1のセンサユニット1A及び1B側から見た断面図である。センサユニット1Aの赤外LED101Aからの光は、投光レンズ102Aにより、座標入力面に略平行に制限された光束として、主に再帰反射部3Bに対して光が投光されるように構成されている。同様に、センサユニット1Bの赤外LED101Bからの光は、投光レンズ102Bにより、主に再帰反射部3Aに対して光が投光されるように構成されている。
ここで、実施形態1の場合、投光部100と受光部200とは、座標入力面である座標入力領域4の垂直方向に対し重ねた配置構成となっている。そして、正面方向(座標入力面に対し垂直方向)から見て、投光部100の発光中心と受光部200の基準位置(つまり、角度を計測するための基準点位置に相当し、絞り105の位置)とが一致する構造となっている。
また、投光部100により投光された座標入力面に略平行な光束であって、座標入力面内方向に所定角度方向に投光されている光は、再帰反射部3A又は3Bにより光の到来方向に再帰反射される。そして、赤外フィルター106A(106B)、絞り105A(105B)、受光用レンズ104A(104B)を経て、ラインCCD103A(103B)の検出素子面上に集光、結像されることになる。
したがって、ラインCCD103の出力信号は、反射光の入射角に応じた光量分布を出力することになるので、ラインCCD103を構成する各画素の画素番号が角度情報を示すことになる。
図3に示す投光部100と受光部200との距離Lは、投光部100から再帰反射部3までの距離に比べて十分に小さな値であり、距離Lを有していても十分な再帰反射光を受光部200で検出することが可能な構成となっている。
また、図3では、センサユニット1A及び1Bについて説明しているが、同様の関係を有する、センサユニット1D及び1Cも、センサユニット1A及び1Bと同様の構成を有する。
以上説明したように、センサユニット1A〜1Dは、投光部100と、各々の投光部100で投光された光を各々検出する受光部200と、を有する構成である。
(制御・演算ユニットの説明)
図1の制御・演算ユニット2A及び2Bとセンサユニット1A〜1Dとの間では、センサユニットを制御するためのCCD制御信号、CCD用クロック信号、CCDの出力信号、及びLED駆動信号がやり取りされている。制御・演算ユニット2Aは、センサユニット1A及び1Dと接続されている。同様に、制御・演算ユニット2Bは、センサユニット1B及び1Cと接続されている。
図4は、制御・演算ユニットのハードウェア構成の一例を示す図である。図4では、センサユニット1Bと1Cとに接続される制御・演算ユニット2Bの構成を例に挙げて説明するが、外部インタフェースを除き制御・演算ユニット2Aも同様の回路構成となっている。
CCD制御信号はワンチップマイコン等の構成部品で構成されるCPU41から出力され、CCDのシャッタタイミングやデータの出力制御等を行っている。CCD用クロック信号はクロック発生回路CLK42からセンサユニットに送信されると共に、CCDとの同期をとって、各種制御を行うためにCPU41にも入力されている。LED駆動信号はCPU41から、センサユニット1B及び1Cの赤外LED101に供給されている。
センサユニット1B及び1Cの受光部200からの検出信号は、A/Dコンバータ43に入力され、CPU41からの制御によって、デジタル値に変換される。変換されたデジタル値はメモリ44に記憶され、後述する角度計算に用いられる。そして、CPU41は、計算された角度情報から幾何学的タッチ位置を算出し、外部PC等にUSBインタフェース47等を介して出力する。
ここで、実施形態1では、センサユニット1A、1Dとそれに対する制御・演算ユニット2Aと、センサユニット1B、1Cとそれに対する制御・演算ユニット2Bとが、座標入力領域4に対して対向する辺にそれぞれ分離して配置された構成となっている。
各制御・演算ユニット2A、2Bは、シリアル通信部46を介して接続され、マスタ・スレーブの関係で動作する。実施形態1の場合は、制御・演算ユニット2Bがマスタで、2Aがスレーブである。各制御・演算ユニット2A、2Bは、マスタ・スレーブのどちらにもなりうるが、ディップスイッチ等で、CPU41のポートに切り替え信号を入力することでマスタ/スレーブを切り替えることが可能となっている。
マスタである制御・演算ユニット2Bからは、対向する辺に設けられたセンサユニット1A及び1Dのデータを取得するために、制御コマンドが制御・演算ユニット2Aに送信される。そして、センサユニット1A及び1Dのデータから算出した角度情報は、マスタ側の制御・演算ユニット2Bからの要求コマンドによりに制御・演算ユニット2Aから制御・演算ユニット2Bに送信される。
上述したUSBインタフェース48は、本実施形態の場合、マスタ側の制御・演算ユニット2Bに実装されることになる。
CPU41が、メモリ44に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより、制御・演算ユニット2の機能等が実現される。
(光量分布検出の説明)
図5(A)、(B)は制御信号のタイミングチャートである。
制御信号51、52、53がラインCCD103制御用の制御信号である。SH信号51の間隔でラインCCD103のシャッタ開放時間が決定される。
ICGA信号52は制御・演算ユニット2Aで生成され、センサユニット1A、1DのラインCCD103内部の光電変換部の電荷を読出部へ転送するゲート信号である。ICGB信号53は制御・演算ユニット2Bで生成され、センサユニット1B、1CのラインCCD103内部の光電変換部の電荷を読出部へ転送するゲート信号である。CCDA信号54は、センサユニット1A、1DのラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。CCDB信号55は、センサユニット1B、1CのラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。LEDA信号56はセンサユニット1A、1Dの赤外LED101の駆動信号である。LEDB信号57はセンサユニット1B、1Cの赤外LED101の駆動信号である。
タイミングチャートから分かるように、LEDA信号56によりセンサユニット1A、1Dの赤外LED101が駆動され、投光部100から赤外光が投光される。この赤外光は対向する再帰反射部3Bで再帰反射され、この再帰反射してきた赤外光を受光部200が受光する。そして、CPU41がSH信号51とICGA信号52とを使ってラインCCD103から光量データを読み出す。同様にLEDB信号57によりセンサユニット1B、1Cの赤外LED101が駆動され、投光部100から赤外光が投光される。この赤外光は対向する再帰反射部3Aで再帰反射され、この再帰反射してきた赤外光を受光部200が受光する。そして、CPU41がSH信号51とICGB信号53とを使ってラインCCD103から光量データを読み出す。センサユニット1A、1Dとセンサユニット1B、1Cは対向して配置されていることから、同時に赤外LED101を駆動し赤外光を発光してしまうと、対向するセンサユニットからの赤外光を直接CCDが受光してしまう。このため、CPU41は、対向するセンサユニットの駆動タイミングをずらし、直接対向するセンサの赤外光を受光しないように制御する。即ち、CPU41は、2辺のうち1辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第1の駆動タイミングと、前記2辺のうち前記1辺と対向する1辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第2の駆動タイミングと、をずらすように制御を行う。より具体的には、CPU41は、2辺のうち1辺に設けられた隣接する2つのセンサユニットを駆動するタイミングの順番に対して、対向する辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動するタイミングの順番が逆の順番となるように制御を行う。
図5(A)と(B)とは、制御・演算ユニット2Aで生成される制御信号と、制御・演算ユニット2Bで生成されるセンサ制御信号とのタイミングを変更し、センサユニットの駆動順番を逆の順番にしたタイミングチャートである。どちらのタイミングで動作するかは、ディップスイッチ等で、CPU41のポートに切り替え信号を入力することで切り替えが可能となっている。また、スレーブの制御・演算ユニット2Aへは、マスタの制御・演算ユニット2Bからシリアル通信部46を介してコマンドで通知してもよい。
(角度計算の説明)
図6を用いて、それぞれのセンサユニット1A〜1Dから出力される光量分布を表すデータについて説明する。もちろん、このような光量分布を表すセンサ出力がどのシステムでも必ず得られるわけではなく、再帰反射部3A及び3Bの特性や赤外LED101の特性、経時変化(反射面の汚れ等)によって得られる光量分布は変化する。また、以下、センサユニット1A〜1Dのセンサユニットのうち、一つについてのデータ処理について説明するが、他のセンサユニットでも同様の処理を行っているものとする。
先ず、センサユニット1A〜1Dの投光部100の発光が無い状態である場合の受光部200の出力信号は図6(A)となる。発光が有る場合の受光部200の出力は図6(B)となる。図6(B)において、レベルAが検出した光量の最大レベルであり、レベルBが光を検出(受光)してないレベルと言える。
実施形態1の座標入力装置は、レベルAとして最適な光量レベルが得られるように、SH信号を制御する。これによって、図5におけるCCDA信号54、CCDB信号55のシャッタ開放時間、及び、LEDA信号56、LEDB信号57のLED発光時間が調整される。CPU41は、受光部200から得られる光量が多ければ時間を短くし、逆に少なければ時間を長く設定する。更には、CPU41は、検出光量レベルに応じて、投光部100の赤外LED101に流す電流を調整して発光量を制御してもよい。このように受光部200からの出力信号を監視することで、最適な光量が得られるように構成されている。このような調整を、レベル変動が有った場合にCPU41が適宜行う仕様としてもよい。又は、センサユニット1A〜1Dの設置状態が保持されている間は、安定した一定の信号が得られるので、このような光量の調整は、設置が完了した電源投入時にCPU41が行う仕様としてもよい。
上記最適な光量調整後、下記で説明する2種類の基準データをCPU41が取得する。
CPU41は、第一の基準データとして、電源投入時、操作者によるタッチ操作が行われてない状態で、投光部100から発光が無い状態での光量分布を取得して記憶する。CPU41は、ラインCCD103の出力をA/Dコンバータ43によりA/D変換して、この値をBase_Data[N]としてメモリ44に記憶する。これは、ラインCCD103のバイアスのばらつき等を含んだデータとなり、図6(A)の信号波形となり、レベルB付近のデータとなる。ここで、[N]はラインCCD103の画素番号であり、有効な入力範囲に対応する画素番号が用いられる。
同様に、CPU41は、第二の基準データとして、操作者によるタッチ操作が行われてない状態で、投光部100から発光した状態での光量分布を取得して記憶する。これは、図6(B)の実線で表されたデータであり、CPU41は、Ref_Data[N]としてメモリ44に記憶する。
その後、操作者によるタッチ操作を検出するために、CPU41は、投光部100からの発光した状態で光量分布データを取得する。タッチ操作が行われていなければ、図6(B)に示すデータと同じ光量分布データが取得される。タッチ操作が行われると、そのタッチ位置の再帰反射光が遮られるため、光量分布データに遮光部分Cが検出され、図6(C)に示す光量分布データとなる。このデータをNorm_Data[N]と定義する。
CPU41は、これらのデータ(メモリ44に記憶されているBase_Data[N]、Ref_Data[N]、Norm_Data[N])を用いて、まずは、指示具の入力の有無、遮光部分の有無の判定を行う。まず、CPU41は、遮光部分を特定するために、データの変化の量を各々の画素において算出し、予め設定してある閾値Vthaと比較する。
Norm_Data0[N] = Norm_Data[N] − Ref_Data[N] 式(1)
ここで、Norm_Data0[N]は、各画素における変化量である。CPU41は、閾値Vthaと比較することにより、ノイズ等による誤判定を防止し、所定量の確実な変化を検出する。そして、CPU41は、閾値Vthaを超えるデータが、例えば、所定数以上の連続した画素で発生した場合に、タッチ操作が有ると判定する。この処理は、差を取り比較するだけなので、短時間での演算が可能であり、入力の有無判定を高速に行うことができる。
次に、より高精度に遮光位置を検出するために、CPU41は、画素データの変化の比を計算して入力点の決定を、式(2)を用いて行う。
Norm_DataR[N] = Norm_Data0[N] / (Base_Data[N] − Ref_Data[N]) 式(2)
CPU41は、この画素データ(光量分布)に対して、別途設定される閾値Vthrを適用する。そして、CPU41は、その閾値Vthrを横切る点に対応する、光量分布中の遮光部分に対応する光量変動領域の立ち上がり部と立ち下がり部との画素番号から、両者の中央を指示具による入力に対応する画素番号とすることで、角度を算出する。
図6(D)は変化の比の計算を終了後の検出結果の例である。いま、閾値Vthrで検出すると、遮光部分の立ち上がり部分は、Ns番目の画素でレベルLsとなり閾値Vthrを超えたとする。更に、Nt番目の画素でレベルLtとなり閾値Vthrを下まわったとする。
このとき、CPU41は、出力すべきラインCCD103の画素番号Npを、立ち上がり部と立ち下がり部との画素番号の中央値として式(3)のように計算してもよいが、そうすると、ラインCCD103の画素間隔が出力画素番号の分解能になる。
Np = Ns + (Nt − Ns) / 2 式(3)
そこで、CPU41は、より高分解能に検出するために、それぞれの画素のデータレベルとその一つ前の隣接画素のデータレベルとを用い、閾値Vthrを横切る仮想の画素番号を計算する。
画素NsのレベルをLs、画素Ns−1番のレベルをLs−1、そして、画素NtのレベルをLt、画素Nt−1のレベルをLt−1とすると、それぞれの仮想画素番号Nsv、Ntvは、
Nsv = Ns−1 + ( Vthr − Ls−1 ) / ( Ls −LS−1 ) 式(4)
Ntv = Nt−1 + ( Vthr − Lt−1 ) / ( Lt −Lt−1 ) 式(5)
と計算できる。この計算式によれば、CPU41は、出力レベルに応じた仮想画素番号、つまり、ラインCCD103の画素番号よりも細かい画素番号を取得できる。そして、これらの仮想画素番号Nsv、Ntvの仮想中心画素Npvは、式(6)で決定される。
Npv = Nsv + ( Ntv − Nsv ) / 2 式(6)
このように、CPU41は、閾値Vthrを越えるデータレベルの画素の画素番号とその隣接する画素番号と、それらのデータレベルと、から、所定レベルの閾値Vthrを横切る仮想的な仮想画素番号を計算することで、より分解能の高い検出を実現できる。
このように得られた中心画素番号から、実際の指示具の座標値を計算するためには、この中心画素番号を角度情報に変換する必要がある。
後述する実際の座標計算では、角度そのものよりもその角度における正接(tangent)の値を計算するほうが都合がよい。画素番号から、tanθへの変換には、CPU41は、テーブル参照や変換式を用いる。変換式は、例えば、高次の多項式を用いると精度を確保できるが、CPU41は、次数等は計算能力及び精度スペック等を鑑みて決定すればよい。
ここで、5次多項式を用いる場合の例を示すと、5次多項式を用いる場合には係数が6個必要になるので、出荷時等にこの係数データを不揮発性メモリ等のメモリに記憶しておけばよい。いま、5次多項式の係数をL5、L4、L3、L2、L1、L0としたとき、tanθは
tanθ=(L5*Npv+L4)*Npv+L3)*Npv+L2)*Npv+L1)*Npv+L0 式(7)
であらわすことができる。同様なことを、各々のセンサユニットに対して行えば、それぞれの角度データを決定できる。もちろん、上記例では、tanθを計算しているが、CPU41は、角度データそのものを計算し、その後、tanθを計算してもよい。
(連結動作)
ここで再び図1に戻り、これまで説明してきた座標入力装置を2つ連結してより大きな座標入力領域を形成する構成を説明する。
2つの座標入力装置は、座標入力領域の途切れが無いように、互いの座標入力領域が重なりをもつようにセンサユニット1C−1、1D−1、1A−2、1B−2が配置される。また、2つのマスタ側の制御・演算ユニット2B−1、2B−2は、2つの座標入力装置のセンサ駆動タイミングの同期をとるため、信号線6で接続される。並べられる複数の座標入力装置では、1つの同期マスタと複数の同期スレーブという関係となり、同期スレーブでは1つの同期マスタからの同期信号に同期してセンサ駆動タイミングが生成される。信号線6で接続される各制御・演算ユニット2B−1、2B−2は、同期マスタ/同期スレーブのどちらにもなりうる。ディップスイッチ等で、CPU41のポートに切り替え信号を入力することで同期マスタ/同期スレーブを切り替えることが可能となっている。実施形態1では、制御・演算ユニット2B−2が同期マスタ、2B−1が同期スレーブとする。
図7(A)を用いて、隣接するセンサの駆動タイミングを説明する。CCDA−2信号71はセンサユニット1A−2、1D−2のラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。CCDB−2信号72はセンサユニット1B−2、1C−2のラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。CCDA−1信号73はセンサユニット1A−1、1D−1のラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。CCDB−1信号74はセンサユニット1B−1、1C−1のラインCCD103のシャッタ開放時間を示す信号である。それぞれのシャッタ開放時間は、図5で説明したCCDA信号54、CCDB信号55と同様の信号で、SH信号、ICG信号から生成される。ここでは重なった座標入力領域の周りに配置された4つのセンサユニットの動作タイミングの関係を説明するため、シャッタ解放時間を比較する。制御・演算ユニット2B−2と2A−2とは、図5(A)で説明したのと同様に、制御・演算ユニット2A−2がセンサを駆動した後、2B−2がセンサを駆動するように設定されている。制御・演算ユニット2B−1と2A−1とは、図5(B)で説明したのと同様に、制御・演算ユニット2B−1がセンサを駆動した後、2A−1がセンサを駆動するように設定されている。図7(A)で、まず始めに同期マスタである制御・演算ユニット2B−2は、制御・演算ユニット2A−2に対してタイミングT1でコマンドを送信する。コマンドを受信した制御・演算ユニット2A−1は、CCDA−2信号71を生成し、センサを駆動する。これらの処理は、第1のステップの処理の一例である。制御・演算ユニット2B−2は、CCDA−2と重ならないように、CCDB−2信号72を生成し、センサを駆動する。これらの処理は、第2のステップの処理の一例である。センサ駆動が終了した後、同期マスタである制御・演算ユニット2B−2は、タイミングT2で同期スレーブである制御・演算ユニット2B−1に対して同期信号を、信号線6を介して送信する。同期信号を受信した同期スレーブの制御・演算ユニット2B−1は、このタイミングを基準としてCCDB−1信号74を生成し、センサを駆動すると共に、制御・演算ユニット2A−1にコマンドを送信する。これらの処理は、第3のステップの処理の一例である。制御・演算ユニット2A−1は、受信したコマンドからCCDB−1信号と重ならないタイミングでCCDA−1信号73を生成し、センサを駆動する。これらの処理は、第4のステップの処理の一例である。実施形態1では、同期マスタである制御・演算ユニット2B−2が同期スレーブの制御・演算ユニット2B−1に対して送信する同期信号を遅延させて重複領域を構成するセンサユニットが同時に投光しない制御をしている。しかし、同期信号で開始タイミングを指示して、これを基準として同期スレーブ側の各制御・演算ユニットで同様のタイミングで駆動信号を生成してもよい。
このようなタイミングでセンサを駆動したときに求められる座標を、図8を用いて説明する。図8において、指等の指示具が座標入力領域4−1から座標入力領域4−2へ左から右に移動している。点線の丸は各センサで取り込みが行われたときの指示具の位置を表し、黒丸はセンサの取り込みタイミングの差により、実際の位置からすこしずれた位置に求められた座標を表す。中央の破線は隣接する座標入力領域4−1と座標入力領域4−2との座標を切り替える境界を表している。左から移動してきた指示具は、位置P1−1はセンサユニット1C−1で、位置P1−2はセンサユニット1D−1で検出される。このとき算出される座標は、センサユニット1C−1と位置P1−1とを結んだ直線と、センサユニット1D−1と位置P1−2とを結んだ直線とが交差する座標C1となる。同様に位置P2−1、P3−1はセンサユニット1C−1、位置P2−2、P3−2はセンサユニット1D−1で検出され、座標C2、C3が算出される。また、位置P4−1以降はセンサユニット1A−2、1B−2で取り込まれ、位置P4−1、P5−1、P6−1はセンサユニット1A−2、位置P4−2、P5−2、P6−2はセンサユニット1B−2で取り込まれ、座標C4〜C6が算出される。
この図8に示されるように、座標のずれる方向が隣接する座標領域で同一となることから、段差等の目立つ座標ずれが発生しない。
<実施形態2>
実施形態1では、隣接する座標入力領域の周りに配置された4つのセンサユニット1A−2、1D−2、1B−1、1C−1の駆動タイミングを全て異なるタイミングで動作させていた。しかしながら、隣同士のセンサユニット1A−2及び1B−1、1D−2及び1C−1は互いに干渉しない場合は同時に駆動させるようにしてもよい。本実施形態の処理によれば、図7(B)に示されるように、トータルの駆動時間を短縮するため、CPU41が同じタイミングでセンサユニット1C−1と1B−2とを同時に駆動する。
<実施形態3>
実施形態3では、3つの座標入力領域を連結する場合について、座標入力領域4−2の右側に、3つ目の座標入力領域を配置した場合について、−3を各符号に付加して説明する。3つ目の制御・演算ユニット2B−3は、制御・演算ユニット2B−1と同様に同期信号を制御・演算ユニット2B−2から受信し、制御・演算ユニット2B−1と同じタイミングでセンサユニット1A−3〜1D−3を駆動する。
これにより、座標入力領域4−2では、1A−2と1D−2が駆動された後、1B−2と1C−2が駆動される。座標入力領域4−1、4−3では、1B−1、1C―1、1B−3、1−C―3が駆動された後、1A−1、1D−1、1A−3、1D−3が駆動される。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
以上、上述した各実施形態によれば、座標のずれを軽減することができる。
1A〜1D センサユニット
2A〜2B 制御・演算ユニット
3A〜3B 再帰反射部
41 CPU
44 メモリ

Claims (7)

  1. 座標入力領域の対向する2辺に設けられた再帰反射手段と、
    対向する辺に向けて投光する投光手段と対向する辺に設けられた再帰反射手段からの再帰反射光を検出する受光手段とを含み、前記2辺に各々2個ずつ設けられた4つのセンサユニットと、
    を有する座標検出ユニットを複数、有し、
    前記4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、前記複数の座標検出ユニットが連結されることで、座標入力有効領域が形成された座標入力装置であって、
    隣接する座標検出ユニットの間で、前記隣接する座標検出ユニットの駆動の順番に対して対向するセンサユニットを駆動する順番が逆の順番になるよう制御する制御手段を更に有する座標入力装置。
  2. 前記2辺のうち1辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第1の駆動タイミングによって得られる第1の光量分布と、前記2辺のうち前記1辺と対向する1辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第2の駆動タイミングによって得られる第2の光量分布と、に基づき、前記座標入力有効領域における指示位置を取得する取得手段を更に有する請求項1記載の座標入力装置。
  3. 前記制御手段は、隣接する座標検出ユニットの間で、前記第1の駆動タイミングと、前記第2の駆動タイミングと、の順番が逆になるよう制御する請求項2記載の座標入力装置。
  4. 座標入力領域の対向する2辺に設けられた再帰反射手段と、
    対向する辺に向けて投光する投光手段と対向する辺に設けられた再帰反射手段からの再帰反射光を検出する受光手段とを含み、前記2辺に各々2個ずつ設けられた4つのセンサユニットと、
    を有する座標検出ユニットを複数、有し、
    前記4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、前記複数の座標検出ユニットが連結されることで、座標入力有効領域が形成された座標入力装置が実行する情報処理方法であって、
    隣接する座標検出ユニットの間で、前記隣接する座標検出ユニットの駆動の順番に対して対向するセンサユニットを駆動する順番が逆の順番になるよう制御する制御ステップを含む情報処理方法。
  5. 座標入力領域の対向する2辺に設けられた再帰反射手段と、
    対向する辺に向けて投光する投光手段と対向する辺に設けられた再帰反射手段からの再帰反射光を検出する受光手段とを含み、前記2辺に各々2個ずつ設けられた4つのセンサユニットと、
    を有する座標検出ユニットを複数、有し、
    前記4つのセンサユニットで囲まれる座標入力領域の一部が重複し、かつ、それぞれの辺の再帰反射手段が直線状になるよう、前記複数の座標検出ユニットが連結されることで、座標入力有効領域が形成された座標入力装置が実行する情報処理方法であって、
    前記複数の座標検出ユニットのうち、第1の座標検出ユニットにおいて、
    前記2辺のうち第1の辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第1のステップと、
    前記2つのセンサユニットを駆動した後、前記2辺のうち前記第1の辺に対向する第2の辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第2のステップと、
    前記複数の座標検出ユニットのうち、前記第1の座標検出ユニットに隣接する第2の座標検出ユニットにおいて、
    前記第2の辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第3のステップと、
    前記2つのセンサユニットを駆動した後、前記第1の辺に設けられた2つのセンサユニットを駆動する第4のステップと、
    を含む情報処理方法。
  6. 前記第2のステップにおける駆動と、前記第3のステップにおける駆動と、が同じタイミングとなるよう制御する請求項5記載の情報処理方法。
  7. コンピュータに、請求項4乃至6何れか1項記載の各ステップを実行させるためのプログラム。
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JP7449052B2 (ja) 2018-08-24 2024-03-13 シナプティクス インコーポレイテッド 入力装置、方法、及び、プロセッシングシステム

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