JP2017045175A - 自動取引装置および外貨両替システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外貨両替における手続きの簡素化を図る手段を提供する。【解決手段】表示画面と、入力手段を有する操作表示部と、通貨の投入と排出を行う通貨投入排出口と、取引情報をレシート用紙に印刷した明細票を発行する書類印刷部と、を備え、前記通貨投入排出口から投入された通貨を外貨に両替する自動取引装置において、前記表示画面に、両替可否情報と共に両替する外貨種別を選択可能に表示し、前記入力手段により両替不可の外貨種別が選択された場合は、前記書類印刷部によって、前記両替不可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行する。【選択図】 図6

Description

本発明は、投入された通貨を外貨に両替する現金自動預払機等の自動取引装置および外貨両替システムに関する。
従来の現金自動預払機は、外貨への両替を行う場合は、外貨種別選択画面から選択された外貨の両替レート等の両替情報をホストコンピュータから取得し、紙幣投入口から両替を行うための紙幣を投入させ、投入された金額に応じた外貨と明細票を排出している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−113285号公報(段落0007、0008、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、現金自動預払機で取扱っていない外貨種別の紙幣を両替することができないという問題がある。
このような場合、窓口で両替を行おうとすると、外貨両替に用いる申込書の書式に従って、両替しようとする外貨の総額やその金種別の内訳枚数、外貨総額に店内に表示されている両替レートを乗じた日本円の支払額等の記載事項や氏名を記入することが必要になり、申込書の記載に時間を要するという問題がある。
また、窓口で受付けた申込書の記載に不備がある場合は、書直しが必要になり、窓口における取引に時間を要するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、外貨両替における手続きの簡素化を図る手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、表示画面と、入力手段を有する操作表示部と、通貨の投入と排出を行う通貨投入排出口と、取引情報をレシート用紙に印刷した明細票を発行する書類印刷部と、を備え、前記通貨投入排出口から投入された通貨を外貨に両替する自動取引装置において、前記表示画面に、両替可否情報と共に両替する外貨種別を選択可能に表示し、前記入力手段により両替不可の外貨種別が選択された場合は、前記書類印刷部によって、前記両替不可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行することを特徴とする。
このようにした本発明は、両替不可の外貨種別の場合は、書類印刷部から当該外貨種別の外貨に両替するための申込書類を発行するので、顧客はその申込書類を窓口に提出すれば、所望の外貨種別の外国紙幣に容易に両替することができ、外貨両替における業務の効率化を図ることができると共に、外貨両替における手続きの簡素化を図ることができる。
実施例1の両替システムを示すブロック図 実施例1の外貨両替ATMを示すブロック図 実施例1の外貨両替ATMを示す説明図 実施例1の窓口端末を示すブロック図 実施例1の外貨両替ATMの外貨両替処理を示すフローチャート 実施例1の外貨両替ATMの外貨両替処理を示すフローチャート 実施例1の外貨両替ATMの外貨両替処理の縮退時処理を示すフローチャート 実施例1の外貨種別選択縮退画面の表示例を示す説明図 実施例1の外貨種別選択画面の表示例を示す説明図 実施例1の出金外貨内訳入力画面の表示例を示す説明図 実施例1の両替外貨内訳入力画面の表示例を示す説明図 実施例2の外貨両替ATMの外貨両替処理を示すフローチャート 実施例3の両替システムを示すブロック図 実施例3のATMを示すブロック図 実施例3の管理サーバの管理処理を示すフローチャート 実施例3の外貨両替ATMの外貨両替処理を示すフローチャート 実施例3の外貨両替ATMの外貨両替処理の縮退時処理を示すフローチャート 実施例3の外貨種別選択画面の表示例を示す説明図 実施例3のATMの申込書類作成処理を示すフローチャート 実施例3の申込書類作成外貨種別選択画面の表示例を示す説明図 実施例3の入力端末の申込書類発行処理を示すフローチャート 実施例3の窓口端末の端末業務処理を示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置および外貨両替システムの実施例について説明する。
以下に、図1ないし図11を用いて本実施例の外貨両替ATMおよび外貨両替システムについて説明する。
本実施例の銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗には、図1に示すように、自動取引装置としての外貨両替機能を有する現金自動預払機である外貨両替ATM1と、管理サーバ2と、窓口端末3等が設置されている。
また、本実施例の外貨両替システムは、管理サーバ2と、複数の外貨両替ATM1と、窓口端末3とを、図1に破線で示す、LAN(Local Area Network)等の店内ネットワーク4により接続し、管理サーバ2を、金融機関のセンタに設置された上位装置としての両替レート配信サーバ6に、電話回線や専用回線等の通信回線7を介して接続して構成される。
管理サーバ2は、店内ネットワーク4を介して外貨両替ATM1および窓口端末3に接続すると共に、通信回線7を介して両替レート配信サーバ6に接続しており、図2に示す構成を備えている。
管理サーバ2のサーバ制御部2aは、管理サーバ2内の各部を制御して、店舗内の各装置を管理する管理処理等を実行する機能等を有している。
記憶部2bは、サーバ制御部2aが実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよびサーバ制御部2aによる処理結果等を格納する機能等を有しており、両替レート格納部2cが予め形成されている。
両替レート配信サーバ6は、定期的または随時に設定された手数料を含む両替レートを、各店舗の管理サーバ2へ配信する機能等を有している。
本実施例の外貨両替ATM1は、顧客が操作して、顧客との間で外貨両替取引を含む現金による取引処理を自動で行う機能等を有しており、図2、図3に示す構成を備えている。
外貨両替ATM1の制御部11は、通信回線7を介して図示しないホストコンピュータに接続すると共に、店内ネットワーク4を介して管理サーバ2と接続しており、外貨両替ATM1内の各部を制御して、外貨両替取引を含む取引処理等を実行する機能等を有している。
記憶部12は、制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部11による処理結果等が格納される。
操作表示部13は、外貨両替ATM1の前面に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段等を備えており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面等を表示する機能を有すると共に、入力手段により顧客からの入力を受付ける機能を有している。
顧客検知センサ13aは、操作表示部13の前面側または操作表示部13近傍の前面パネルに設けられた光学式等の近接センサであって、外貨両替ATM1への顧客の接近および退去を検知して制御部11へ顧客検知信号または顧客退去信号を出力する。
カード取扱部14は、カード挿入口から挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客の口座情報等のカード情報を読み書きする機能等を有している。
書類印刷部としてのレシート発行部15は、感熱式等の印刷ヘッドを備えており、通常の取引や、後述する外貨両替における日本円の入金後における取引内容等の取引情報をレシート用紙に印刷した明細票をレシート発行口15aから発行する機能、および両替窓口8(図1参照)において、自国の通貨(本実施例では、日本円)を外貨に両替するための書類としての、レシート用紙に申込情報を印刷した申込書類をレシート発行口15aから発行する機能等を有している。
本実施例の申込情報は、両替の申込書の記載事項に相当する構成を備えており、例えば、両替レート取得日時、その時点の両替レート、外貨の総額と、それに相当する両替に要する費用である日本円の支払額、両替する外貨の外貨種別とその金種別の内訳枚数等で構成される(詳細は、後述する)。
また、本実施例の申込情報は、申込情報を暗号化した、いわゆる1次元コードまたは2次元コード等のバーコード(本実施例では、2次元コードであるQR(Quick Response)コード(株式会社デンソーの登録商標、JIS X 0510−2004))によって、レシート用紙に印刷される。
なお、以下の説明においては、日本国において流通する日本円の紙幣および硬貨を通貨といい、外国の通貨と区別する場合は日本の通貨または日本円という。
通帳取扱部16は、通帳挿入口から挿入された顧客の通帳の磁気ストライプやICチップ等に記録されている通帳情報を読み書きする機能を有すると共に、取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能等を有している。
紙幣入出金部17は、入金取引時等に通貨投入排出口としての紙幣入出金口17a(図3参照)の図示しないシャッタを開放して顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から出金紙幣を繰出し、これを鑑別および計数して紙幣入出金口17aに集積し、集積した出金紙幣を顧客に引渡す機能を有している。
なお、本実施例の紙幣入出金口17aは、後述する外国紙幣を集積する外貨出金口としても機能する。
硬貨入出金部18は、入金取引時等に図示しない通貨投入排出口としての硬貨入出金口のシャッタを開放して顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から出金硬貨を繰出し、これを鑑別および計数して硬貨入出金口に集積し、集積した出金硬貨を顧客に引渡す機能を有している。
外貨出金部19は、外貨両替取引時に、外貨収納庫21(図3参照)から両替のための外国紙幣を外貨搬送路22に繰出して外貨鑑別部23へ搬送し、外貨鑑別部23で金種等の鑑別および計数して紙幣入出金口17aに集積し、集積した外国紙幣を顧客に引渡す機能を有している。
本実施例の外貨収納庫21には、アメリカドル(単に、ドルという。)の10ドル紙幣と100ドル紙幣が金種別に収納されている。
窓口端末3は、両替窓口8に設置され、両替窓口8の窓口係員が操作する端末装置であって、図4に示す構成を備えている。
窓口端末3の制御部31は、店内ネットワーク4を介して管理サーバ2と接続しており、窓口端末3内の各部を制御して、両替窓口8による外貨両替取引における窓口係員との日本円の入出金取引処理等を実行する機能等を有している。
記憶部32は、制御部31が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部31による処理結果等が格納される。
表示部33は、LCD等の表示画面を備えており、窓口係員が行う業務の業務選択画面や各種の入力画面等を表示する機能を有している。
入力部34は、文字キーやテンキー、国内外で流通する紙幣の単位キー、「確認」キー等の各種の入力キーを備えており、窓口係員が両替窓口8での外貨両替取引のための各種の情報等を入力する。
印刷部35は、印刷ヘッドを備えており、外貨両替取引の取引内容等の取引情報を印刷した明細票を排出する機能、外貨両替取引に必要な書類、例えば両替の申込書の書式に従った申込書等を印刷して排出する機能を有している。
画像情報読取部36は、CCD(Charge Coupled Device)からなるラインセンサを有するスキャナ等を備えており、セットされた申込書類等に印刷された文字情報を読取って文字データ等に変換する機能、セットされた申込書類等に印刷されたバーコードの画像を読取り、その画像を解読してバーコードに含まれる申込情報を読出す機能等を有している。
紙幣入出金部37は、入金取引時等に窓口係員が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から紙幣を繰出し、これを計数して窓口係員に引渡す機能を有している。
硬貨入出金部38は、入金取引時等に窓口係員が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から硬貨を繰出し、これを計数して窓口係員に引渡す機能を有している。
上記の外貨両替ATM1の記憶部12には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基に図示しないホストコンピュータと交信して顧客との取引処理を自動で行う自動取引機能等を有する通常の取引処理プログラム、図5、図6、図7を用いて説明する管理サーバ2と連携した本実施例の外貨両替処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる業務処理プログラムが予め格納されており、制御部11が実行する業務処理プログラムのステップにより本実施例の外貨両替ATM1の各機能手段が形成される。
また、記憶部12には、稼働状態が待機状態になったことを判定するための待機判定時間(本実施例では、3分程度)が予め設定されて格納され、外貨両替ATM1の稼働状態を「稼働中」「待機中」「縮退中」として格納するための稼働状態格納エリアが、予め確保されている。
管理サーバ2の記憶部2bには、両替レート配信サーバ6や、店舗内の外貨両替ATM1、窓口端末3に接続して図5等に示す外貨両替ATM1の外貨両替処理において説明する、本実施例の管理処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる管理処理プログラムが予め格納されており、管理サーバ2が実行する管理処理プログラムのステップにより本実施例の管理サーバ2の各機能手段が形成される。
また、記憶部2bには、外貨種別(ドル、ユーロ等)毎に配信された最新の両替レートを外貨種別毎に格納する格納エリアからなる 両替レート格納部2cが、予め形成されている。
窓口端末3の記憶部32には、図5等に示す外貨両替ATM1の外貨両替処理において説明する、本実施例の端末業務処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる端末業務処理プログラムが予め格納されており、制御部31が実行する端末業務処理プログラムのステップにより本実施例の窓口端末3の各機能手段が形成される。
両替レート配信サーバ6には、定期的または随時に設定された両替レートを、各店舗の管理サーバ2へ配信する機能等を有するアプリケーションプログラム等からなる両替レート配信処理プログラムが予めインストールされており、両替レート配信サーバ6が実行する両替レート配信処理プログラムのステップにより本実施例の両替レート配信サーバ6の各機能手段が形成される。
以下に、図5、図6に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替ATM1による外貨両替処理について説明する。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に管理サーバ2へ電源を投入すると、管理サーバ2の記憶部2bに格納されている管理処理プログラムが自動的に起動される。
これにより、サーバ制御部2aは管理処理を開始し、両替レート配信サーバ6から通信回線7を介して定期的または随時に配信される外貨種別毎の最新の両替レートを、受信の度に、記憶部2bの両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアの両替レートを更新しながら、外貨両替ATM1からの両替レート取得要求の受信を待って待機する。
また、金融機関の店舗の係員が、始業時等に外貨両替ATM1へ電源を投入すると、外貨両替ATM1の記憶部12に格納されている業務処理プログラムが自動的に起動される。
S1:業務処理プログラムが起動すると、外貨両替ATM1の制御部11は、操作表示部13の表示画面に「いらっしゃいませ。」等の来店に対する謝意を表す文言等を表示した初期画面を表示する。
S2:初期画面を表示した制御部11は、その時計機能により、記憶部12に格納されている待機判定時間(本実施例では、3分程度)の経過を待って待機しており、待機判定時間が経過した時にステップS3へ移行する。待機判定時間が経過していない場合はステップS4へ移行する。
S3:待機判定時間が経過を判定した制御部11は、記憶部12の稼働状態格納エリアの稼働状態を「待機中」に書替えてステップS4へ移行する。
S4:制御部11は、外貨両替ATM1内の各部を確認して外貨両替処理実行の可否を判定し、障害等の発生により以下で説明する常時の処理動作が不可の場合は、外貨両替ATM1による外貨の両替ができないと判定してステップS5へ移行する。常時の処理動作が可能の場合はステップS9へ移行する。
S5:障害等の発生により常時の処理動作が不可と判定した制御部11は、レシート発行部15による印刷動作の可否を判定し、申込書類を印刷する印刷動作が不可能な場合はステップS6へ移行する。申込書類を印刷する印刷動作が可能な場合はステップS7へ移行する。
S6:レシート発行部15による印刷動作が不可と判定した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、外貨の取扱ができない旨の文言を表示した外貨取扱中止画面を表示して、外貨両替ATM1の運用を停止させ、保守員によるレシート発行部15等の復旧を待って待機する。
S7:常時の処理動作が可能と判定した制御部11は、記憶部12の稼働状態格納エリアの稼働状態を「縮退中」に書替えてステップS8へ移行する。
S8:稼働状態を「縮退中」に書替えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に表示している初期画面を、図8に示す外貨種別選択縮退画面に差替えて表示しステップS9へ移行する。
外貨種別選択縮退画面には、外貨両替ATM1による両替が不可能である旨の文言、後のステップSA5(図7)で発行される申込書類を用いて両替窓口8での両替が可能である旨の文言、両替窓口8で両替する外貨種別の選択を促す旨の文言、外貨種別毎の選択ボタン等が表示される。
なお、後述する縮退時処理中は(図7参照)、初期画面に替えて外貨種別選択縮退画面が表示され、ステップS2はスキップされる。
S9:制御部11は、顧客検知センサ13aからの出力を監視しながら、顧客検知センサ13aが顧客を検知するのを待つ顧客待ち状態で待機しており、顧客検知センサ13aから顧客検知信号が出力されたときにステップS10へ移行する。
顧客検知信号が出力されていない場合、つまり顧客退去信号が出力されている場合は、ステップS1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面(縮退時処理中は、外貨種別選択縮退画面)を表示しながら、ステップS2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップS4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップS9による顧客待ち状態での待機を継続する。
S10:顧客を検知した制御部11は、記憶部12の稼働状態格納エリアの稼働状態を確認し、稼働状態が「縮退中」でない場合はステップS11へ移行する。
稼働状態が「縮退中」の場合は、外貨両替ATM1の縮退時における縮退時処理を実行するために、結合子Aを介して図7のステップSA1へ移行する。
S11:稼働状態が「縮退中」でないことを認識した制御部11は、記憶部12の稼働状態格納エリアの稼働状態を「稼働中」に書替えてステップS12へ移行する。
S12:稼働状態を「稼働中」に書替えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に取引選択画面を表示し、顧客による取引選択ボタンの押下を待って待機する。
取引選択画面には、取引選択ボタンの押下を促す旨の文言と、出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタン、振込取引のための「お振り込み」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」ボタン、通帳に未記入の取引データを記帳する通帳記帳取引のための「通帳記帳」ボタン、日本円を外貨に両替する外貨両替取引を行うための「外貨両替」ボタン等の取引を選択するための取引選択ボタンが表示されている。
本実施例では、操作者としての顧客は外貨両替取引を選択し、操作表示部13の表示画面からタッチパネルによって「外貨両替」ボタンを押下する。
S13:顧客が選択した取引を操作表示部13の入力手段により認識した制御部11は、認識した取引が外貨両替取引の場合はステップS15へ移行する。認識した取引が、外貨両替取引以外の通常取引の場合はステップS14へ移行する。
S14:顧客が選択した取引を通常取引と認識した制御部11は、入金取引や出金取引等の通常取引の取引処理を実行する。
なお、通常取引の場合の処理動作は、通常の現金自動預払機の処理動作と同様であるのでその説明を省略する。また、通常取引の処理動作の終了時には、レシート発行部15から当該取引の取引内容が印刷された明細票が発行される。
通常取引の取引処理の実行を終えた制御部11は、その取引処理を終了させステップS1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップS2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップS4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップS9による顧客待ち状態での待機を継続する。
S15:顧客が選択した取引を外貨両替取引と認識した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、図9に示す外貨種別選択画面を表示する。
外貨種別選択画面には、外貨種別の選択を促す旨の文言、外貨種別毎の選択ボタン、および外貨種別毎に、外貨両替ATM1による両替の可否を表す文言からなる両替可否情報等が表示される。
本実施例では、選択ボタンとして「ドル」と「ユーロ」が表示され、ドルに対しては、外貨両替ATM1による両替が可能である旨の文言からなる両替可否情報が表示され、ユーロに対しては、外貨両替ATM1による両替が不可能であり、後のステップS29で発行される申込書類を用いて両替窓口8での両替が可能である旨の文言からなる両替可否情報が表示される。
顧客は、日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを、ユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
そして、制御部11は、外貨種別の選択ボタンの押下を操作表示部13の入力手段により認識したときに、結合子Bを介して図6のステップS16へ移行する。
S16(図6):顧客が押下した選択ボタンを認識した制御部11は、押下された選択ボタンが「ドル」ボタンであることにより、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されているドルと認識した場合は、日本円からドルへの両替を行うためにステップS17へ移行する。
押下された選択ボタンが「ユーロ」ボタンであることにより、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されていないユーロと認識した場合は、両替窓口8における外貨両替取引に用いる申込書類を作成するためにステップS25へ移行する。
S17:日本円からドルへの両替の実行を判定した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、図10に示す出金外貨内訳入力画面を表示する。
出金外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別(本ステップではドル)の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に出金する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、出金する金種として「10ドル」と「100ドル」が表示され、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
S18:「確認」ボタンの押下によりドルの金種別内訳枚数の入力終了を認識した制御部11は、選択された外貨種別(本ステップでは、ドル)に対する両替レートを取得するために、選択された外貨種別を含む両替レート取得要求を店内ネットワーク4を介して管理サーバ2へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアから、両替レート取得要求の外貨種別に該当する最新の両替レートを読出し、読出した両替レートを送信元の外貨両替ATM1へ送信する。
S19:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の制御部11は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替に要する費用に相当する金額として日本円の入金額を算出する。
入金額の算出を終えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に、入金額に相当する日本の通貨の投入を促す旨の文言、算出した日本円の入金額等を表示し、紙幣入出金口17aおよび硬貨入出金口のシャッタを開放して顧客による通貨の投入を待って待機し、通貨が投入されたときにステップS20へ移行する。
S20:紙幣入出金口17aおよび/もしくは硬貨入出金口に、紙幣および/もしくは硬貨が投入されたことを認識した制御部11は、それぞれのシャッタを閉鎖し、紙幣入出金部17および/もしくは硬貨入出金部18によって、投入された通貨を鑑別および計数して一時保留する入金通貨取込処理を実行し、計数した金種別の枚数を基に顧客が投入した通貨の投入額を算出する。
S21:投入額の算出を終えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に、投入額の確認を促す旨の文言、算出した投入額、表示された投入額の確定を指示する「確認」ボタン等を表示して、顧客による「確認」ボタンの押下を待って待機し、「確認」ボタンが押下されたときにステップS22へ移行する。
S22:「確認」ボタンの押下により投入額の確定を認識した制御部11は、一時保留した通貨をそれぞれの収納庫に収納する入金通貨収納処理を実行する。
このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出し、鑑別および計数後に、紙幣入出金口17aおよび/もしくは硬貨入出金口に集積し、集積した入出金口のシャッタを開放して顧客に釣銭を返却する。
S23:入金通貨収納処理または顧客への釣銭の返却を終えた制御部11は、外貨両替処理を実行する。
すなわち、制御部11は、上記ステップS17で内訳枚数が入力された金種の外国紙幣(本ステップではドル)を収納した外貨出金部19の外貨収納庫21から、外国紙幣を外貨搬送路22へ繰出して外貨鑑別部23へ搬送し、外貨鑑別部23で鑑別した金種を基に金種別の枚数を計数しながら紙幣入出金口17aに集積し、集積枚数が金種別の内訳枚数に達したときに、紙幣入出金口17aのシャッタを開放する。
これと並行して、制御部11は、レシート発行部15によって、発行日時や今回の外貨両替処理における外貨の総額や入金額等の取引情報を明細票に印刷してレシート発行口15aから排出する。
そして、制御部11は、紙幣入出金口17aに集積した外国紙幣や明細票の顧客による受取りを待って待機する。
S24:紙幣入出金口17aに集積した外国紙幣や明細票の顧客による受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による両替した外国紙幣や明細票の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップS1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップS4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップS9による顧客待ち状態での待機を継続する。
S25:上記ステップS16において、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されていないユーロであることによって、両替窓口8における両替に用いる申込書類の作成を判定した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、図11に示す両替外貨内訳入力画面を表示する。
両替外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別(本ステップではユーロ)の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に両替する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、出金する金種として「10ユーロ」と「100ユーロ」が表示され、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
S26:「確認」ボタンの押下によりユーロの金種別内訳枚数の入力終了を認識した制御部11は、上記ステップS18と同様にして、選択された外貨種別(本ステップでは、ユーロ)に対する最新の両替レートを取得すると共に、その時計機能により認識した現在日時(年月日、時分秒を含む。)を両替レート取得日時として記憶部12に一時保存してステップS27へ移行する。
S27:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の制御部11は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替窓口8での両替に要する費用に相当する金額として日本円の支払額を算出する。
S28:支払額の算出を終えた制御部11は、ステップS26で一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、ステップS27で算出した日本円の支払額、ステップS25で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップS29で発行する申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップS29へ移行する。
S29:両替窓口誘導画面を表示した制御部11は、両替窓口8での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、制御部11は、上記ステップ20で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップS27で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップS25で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を暗号化してバーコードに変換したバーコード印刷データと、発行日付、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、日本円の支払額等からなる文字情報の印刷データをレシート発行部15に送って、バーコードや文字情報を印刷した、外貨両替のための申込書類を作成し、これをレシート発行口15aから排出して、顧客による申込書類の受取りを待って待機する。
S30:顧客による申込書類の受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による申込書類の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップS1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップS2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップS4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップS9による顧客待ち状態での待機を継続する。
このようにして、本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理が実行される。
一方、顧客は、発行された申込書類を持参して、申込書類に印刷されている支払額に相当する日本円と共に、両替窓口8の窓口係員(図1参照)に提出し、窓口係員は、申込書類と日本円を受取って、受取った申込書類を窓口端末3の画像情報読取部36のスキャナにセットし、窓口端末3の表示部33に表示されている業務選択画面から「外貨両替」を選択する。
窓口係員の選択を認識した窓口端末3の制御部31は、画像情報読取部36によってセットされた申込書類の画像を読取り、そのバーコードの画像を解読してバーコードに含まれる申込情報を読出し、読出した申込情報を表示部33に表示する。
窓口係員は、表示部33に表示された申込情報が、誤解読等がなく正常に解読されたことを確認すると共に、受取った日本円が表示された日本円の支払額以上であることを確認して、入力部34の「確認」キーを押下する。
「確認」キーの押下を認識した制御部31は、表示部33に支払額の投入を促す旨の文言を表示し、窓口係員が顧客から受取った日本円を、紙幣入出金部37および/もしくは硬貨入出金部38に投入すると、制御部31は、紙幣入出金部37および/もしくは硬貨入出金部38によって、投入された通貨を鑑別および計数して一時保留し、投入された通貨の投入額を算出して、その投入額を表示部33に表示する。
窓口係員が、表示された投入額を顧客に確認して、入力部34の「確認」キーを押下すると、制御部31は、一時保留した通貨をそれぞれの収納庫に収納する。
通貨を収納した制御部31は、印刷部35によって、両替の申込書の書式に従った申込書を印刷して排出すると共に、取引日時や今回の外貨両替処理における外貨の総額や支払額等の取引情報を印刷した明細票を排出する。このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出して排出する。
窓口係員は、排出された申込書に顧客の署名を求め、顧客が申込書に署名すると、排出された明細票と共に、申込書類に印刷された外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて顧客に手渡す。このとき釣銭が排出されている場合は排出された釣銭を顧客に返却する。
このようにして、本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理が実行される。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理の縮退時処理について説明する。
本実施例における縮退時処理は、紙幣入出金部17および硬貨入出金部18の収納庫の少なくとも一つが満杯状態であるために、投入された日本円の収納処理が実行できない場合、紙幣入出金部17や硬貨入出金部18の搬送路および外貨出金部19の外貨搬送路22のどこかでジャム等の搬送障害が発生した後の保守員による復旧作業の開始前であるために、日本円の入出金や外貨への両替ができない場合、外貨収納庫21の少なくとも一つの収納枚数が過少(空を含む)になって、顧客が要望する外貨に両替することができないと判定された場合等の、外貨両替ATM1によるその場での外貨の両替ができない場合に実行される。
SA1:レシート発行部15による印刷動作が可能であることにより、装置の縮退時における縮退時処理を実行するために、結合子Aを介して図5のステップS10から移行した外貨両替ATM1の制御部11は、操作表示部13の表示画面に外貨種別選択縮退画面(図8)を表示しながら、外貨種別の選択ボタンの押下を待って待機し、顧客が選択ボタンが押下したときにステップSA2へ移行する。選択ボタンが押下されていないときは前記の待機を継続する。
本実施例の外貨種別選択縮退画面には、選択ボタンとして「ドル」と「ユーロ」が表示され、顧客は、両替窓口8で日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを押下し、ユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
SA2:顧客が選択ボタンを押下したことを認識した制御部11は、「ドル」ボタンが押下された場合は、ドルの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(図10と同様の画面)を、「ユーロ」ボタンが押下された場合は、ユーロの金種別内訳枚数を入力するための図11に示す両替外貨内訳入力画面を、操作表示部13の表示画面に表示する。
両替外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に両替する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
その後のステップSA3〜SA6の処理動作は、上記図5のステップS26〜S29の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、顧客が「ドル」ボタンを押下したときは、ステップSA2において、ドルに対する両替レートが取得される。
SA7:顧客による申込書類の受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による申込書類の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップS1へ戻り、操作表示部13の表示画面に、ステップS8による外貨種別選択縮退画面を表示しながら、ステップS9による顧客待ち状態での待機を継続する。
このようにして、本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理の縮退時処理が実行される。
以上説明したように、本実施例の常時の外貨両替処理においては、顧客が外貨両替ATM1を用いて両替する外貨種別を選択してその金種別の内訳枚数を入力すれば、外貨両替ATM1に収納されている両替可能な外貨種別は、その場で両替することができる。
また、外貨両替ATM1に収納されていない両替不可の外貨種別は、レシート発行部15から両替に用いる申込書類を発行するので、顧客がその申込書類を両替窓口8に提出すれば、所望の外貨種別の外国紙幣に容易に両替することができ、顧客による両替の申込書の記入時間と、両替窓口8での窓口担当者による申込書の確認時間を短縮して、外貨両替における窓口業務の効率化を図ることができると共に、外貨両替における手続きの簡素化を図ることができる。
また、本実施例の外貨両替処理の縮退時処理においては、外貨両替ATM1に発生した障害により、その場での外貨の両替ができない状態であっても、レシート発行部15による印刷動作が可能であれば、顧客が両替窓口8に提出する所望の外貨種別の申込書類を発行するので、顧客による両替の申込書の記入時間と、窓口での窓口担当者による申込書の確認時間を短縮することができ、両替窓口8における混雑を緩和することができると共に、外貨両替ATM1の運用効率の向上を図ることができる。
以下に、図5および図12を用いて本実施例の外貨両替ATMについて説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の外貨両替ATM1の記憶部12には、上記実施例1と同様の、通常の取引処理プログラム、図5、図12を用いて説明する外貨両替処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる業務処理プログラムが予め格納されており、制御部11が実行する業務処理プログラムのステップにより本実施例の外貨両替ATM1の各機能手段が形成される。
また、記憶部12には、上記実施例1と同様の待機判定時間(本実施例では、3分程度)が予め設定されて格納され、上記実施例1と同様の稼働状態格納エリアが、予め確保されている。
本実施例の管理サーバ2の記憶部2bには、上記実施例1と同様の、管理処理プログラムが予め格納されており、管理サーバ2が実行する管理処理プログラムのステップにより本実施例の管理サーバ2の各機能手段が形成される。
また、本実施例の記憶部2bには、上記実施例1と同様の、両替レート格納部2cが、予め形成されている。
窓口端末3の記憶部32には、上記実施例1と同様の、端末業務処理プログラムが予め格納されており、制御部31が実行する端末業務処理プログラムのステップにより本実施例の窓口端末3の各機能手段が形成される。
両替レート配信サーバ6には、上記実施例1と同様の、両替レート配信処理プログラムが予めインストールされており、両替レート配信サーバ6が実行する両替レート配信処理プログラムのステップにより本実施例の両替レート配信サーバ6の各機能手段が形成される。
以下に、図5、図12に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理について説明する。
なお、以下の説明においては、図5に示すSで示すステップ名は、SBに読み替えて引用する。
また、ステップSB15において、外貨両替ATM1の制御部11は、外貨種別の選択ボタンの押下を操作表示部13の入力手段により認識したときに、結合子Cを介して図12のステップSB16へ移行する。
本実施例のステップSB1〜SB25の処理動作は、上記実施例1のステップS1〜S25の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
SB26:「確認」ボタンの押下によりユーロの金種別内訳枚数の入力終了を認識した制御部11は、上記実施例1のステップS18と同様にして、選択された外貨種別(本ステップではユーロ)に対する最新の両替レートを取得し、時計機能により認識した、両替レートを取得した現在日時を両替レート取得日時として記憶部12に一時保存してステップSB27へ移行する。
SB27:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の制御部11は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替に必要な費用として日本円の支払額を算出する。
支払額の算出を終えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に、支払額に相当する日本の通貨の投入を促す旨の文言、算出した日本円の支払額等を表示し、紙幣入出金口17aおよび硬貨入出金口を開放して顧客による通貨の投入を待って待機し、通貨が投入されたときにステップSB28へ移行する。
SB28:紙幣入出金口17aおよび/もしくは硬貨入出金口に、紙幣および/もしくは硬貨が投入されたことを認識した制御部11は、上記実施例1のステップS20と同様にして、支払通貨取込処理を実行し、計数した金種別の枚数を基に顧客が投入した通貨の投入額を算出する。
SB29:投入額の算出を終えた制御部11は、操作表示部13の表示画面に、投入額の確認を促す旨の文言、算出した投入額、表示された投入額の確定を指示する「確認」ボタン等を表示して、顧客による「確認」ボタンの押下を待って待機し、「確認」ボタンが押下されたときにステップSB30へ移行する。
SB30:「確認」ボタンの押下により投入額の確定を認識した制御部11は、一時保留した通貨をそれぞれの収納庫に収納する支払通貨収納処理を実行する。
このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出し、鑑別および計数後に、紙幣入出金口17aおよび/もしくは硬貨入出金口に集積し、集積した入出金口のシャッタを開放して顧客に釣銭を返却する。
SB31:支払通貨収納処理または顧客への釣銭の返却を終えた制御部11は、両替レート取得日時、取得した両替レート、算出した日本円の支払額、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップSB32で発行する申込書類を両替窓口8に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を入力した内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップSB32へ移行する。
SB32:両替窓口誘導画面を表示した制御部11は、制御部11は、両替窓口8での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、制御部11は、ステップSB26で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップSB27で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップSB25で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、両替に要する費用を予め支払った旨の情報等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を暗号化してバーコードに変換したバーコード印刷データと、発行日付、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、両替に要する費用を予め支払った旨の「支払済」等の文言等からなる文字情報の印刷データをレシート発行部15に送って、バーコードや文字情報を印刷した申込書類を作成し、これをレシート発行口15aから排出する。
これと並行して、制御部11は、レシート発行部15によって、発行日時や今回の外貨両替処理における外貨の総額や支払額等の取引情報を明細票に印刷してレシート発行口15aから排出する。
そして、制御部11は、申込書類や明細票の顧客による受取りを待って待機する。
SB33:レシート発行口15aから排出した申込書類や明細票の顧客による受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による申込書類や明細票の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップSB1へ戻って、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSB2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップSB4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップSB9による顧客待ち状態での待機を継続する。
一方、顧客は、発行された申込書類を持参して、両替窓口8の窓口係員(図1参照)に提出し、窓口係員は、申込書類を受取って、受取った申込書類を窓口端末3の画像情報読取部36のスキャナにセットし、窓口端末3の表示部33に表示されている業務選択画面から「外貨両替」を選択する。
窓口係員の選択を認識した窓口端末3の制御部31は、画像情報読取部36によってセットされた申込書類の画像を読取り、これを解読して申込情報を読出し、読出した申込情報を表示部33に表示する。
窓口係員は、表示部33に表示された申込情報が、誤解読等がなく正常に解読されたことを確認すると共に、表示された申込情報に両替に要する費用を予め支払った旨の情報が表示されていること、または受取った申込書類に「支払済」等の文言が印刷されていることを確認して、入力部34の「確認」キーを押下する。
「確認」キーの押下を認識した制御部31は、印刷部35によって、両替の申込書の書式に従った申込書を印刷して排出すると共に、取引日時や今回の外貨両替処理における外貨の総額や支払額等の取引情報を印刷した明細票を排出する。このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出して排出する。
窓口係員は、排出された申込書に顧客の署名を求め、顧客が申込書に署名すると、排出された明細票と共に、申込書類に印刷された外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて顧客に手渡す。このとき釣銭が排出されている場合は、排出された釣銭を顧客に返却する。
このようにして、本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理が実行される。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、外貨への両替を両替窓口8に誘導する場合に、両替窓口8で支払う支払額を、予め外貨両替ATM1で支払っておくので、両替窓口8では申込書類に記載された外国紙幣を顧客に手渡せば、両替を行うことができ、両替窓口8における応対時間を短縮することができる。
また、上記実施例1および本実施例では、予め支払った支払額をバーコードに含めて印刷しておくので、両替窓口8における締上時に、両替前後の金種や金額の相違を容易に把握することができる。
なお、上記実施例1の縮退時処理においては、外貨の収納枚数が過少と判定されたときに、外貨への両替は全て両替窓口8によって行うとして説明したが、日本円の入出金が可能な場合は、本実施例のように、両替に要する費用である入金額や支払額の入金を受付けるようにしてもよい。このようにすれば、外貨両替ATM1の運用効率の更なる向上を図ることができる。
以下に、図13ないし図22を用いて本実施例の両替装置および外貨両替システムについて説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の店舗には、図13に示すように、上記実施例1と同様の自動取引装置としての外貨両替ATM1、管理サーバ2、窓口端末3に加えて、通常の現金自動預払機である申込書類発行装置としてのATM40、申込書類作成カウンタ50に設けられた入力端末51、プリンタ52等が設置されている。
また、本実施例の外貨両替システムは、管理サーバ2と、複数の外貨両替ATM1と、窓口端末3と、複数のATM40と、複数の入力端末51とを、図13に破線で示す、店内ネットワーク4により接続し、管理サーバ2を、上記実施例1と同様に、上位装置としての両替レート配信サーバ6に通信回線7を介して接続して構成される。
本実施例の外貨両替ATM1の構成およびその制御部11や記憶部12、レシート発行部15等の機能は、上記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
管理サーバ2は、店内ネットワーク4を介して外貨両替ATM1および窓口端末3、入力端末51に接続すると共に、通信回線7を介して両替レート配信サーバ6に接続しており、図14に示す構成を備えている。
本実施例の管理サーバ2の構成およびそのサーバ制御部2a、記憶部2bの機能は上記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
なお、管理サーバ2の記憶部2bには、上記実施例1と同様の両替レート格納部2cに加えて、稼働状態格納部2d、申込情報格納部2eが予め形成されている。
また、本実施例の申込情報は、上記実施例1の申込情報と同様に構成される。
本実施例の窓口端末3の構成およびその制御部31や記憶部32等の機能は、上記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例の両替レート配信サーバ6の機能は、上記実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例のATM40は、顧客が操作して、顧客との間で外貨両替取引を含む現金による取引処理を自動で行う機能等を有しており、図14に示す構成を備えている。
ATM40の制御部41は、通信回線7を介して図示しないホストコンピュータに接続すると共に、店内ネットワーク4を介して管理サーバ2と接続しており、ATM40内の各部を制御して、通常の取引処理等を実行する機能等を有している。
記憶部42は、制御部41が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部41による処理結果等が格納される。
操作表示部43は、ATM40の前面に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段等を備えており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面等を表示する機能を有すると共に、入力手段により顧客からの入力を受付ける機能を有している。
顧客検知センサ43aは、操作表示部43の前面側または操作表示部43近傍の前面パネルに設けられた光学式等の近接センサであって、外貨両替ATM1への顧客の接近および退去を検知して制御部41へ顧客検知信号または顧客退去信号を出力する。
書類印刷部としてのカード取扱部44は、カード挿入口から挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客の口座情報等のカード情報を読み書きする機能を有すると共に、明細票に取引内容等を印刷してカード挿入口から発行する機能、および両替窓口8(図13参照)や外貨両替ATM1等における自国通貨(本実施例では、日本円)を外貨に両替するための書類としての申込書類を印刷してカード挿入口から発行する機能等を有している。
本実施例の申込書類には、管理サーバ2から申込情報を取得するための照会番号等の文字情報がレシート用紙に印刷される。
通帳取扱部46は、通帳挿入口から挿入された顧客の通帳の磁気ストライプやICチップ等に記録されている通帳情報を読み書きする機能を有すると共に、取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能等を有している。
紙幣入出金部47は、入金取引時等に顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から紙幣を繰出し、これを計数して顧客に引渡す機能を有している。
硬貨入出金部48は、入金取引時等に顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から硬貨を繰出し、これを計数して顧客に引渡す機能を有している。
本実施例の入力端末51は、申込書類作成カウンタ50に設置された、タブレット型のコンピュータや、タッチパネル入力機能を有するパーソナルコンピュータ等の端末装置であって、店内ネットワーク4を介して管理サーバ2と接続すると共に、ケーブル等によりプリンタ52と直接接続している。
このプリンタ52を接続した入力端末51が、本実施例の申込書類発行装置として機能する。
書類印刷部としてのプリンタ52は、外貨両替ATM1のレシート発行部15と同等の機能を有する印刷装置であって、入力端末51からの印刷指示に基づいて、両替窓口8や外貨両替ATM1等における外貨両替取引に用いる照会番号等の文字情報をレシート用紙の印刷した申込書類を発行する機能等を有している。
本実施例の外貨両替ATM1の記憶部12には、顧客が選択した外貨両替取引の入力を受付け、これを基に、図5、図16、図17を用いて説明する管理サーバ2と連携した外貨両替処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる外貨両替処理プログラムが予め格納されており、制御部11が実行する外貨両替処理プログラムのステップにより本実施例の外貨両替ATM1の各機能手段が形成される。
また、記憶部12には、当該外貨両替ATM1の機番、および上記実施例1と同様の待機判定時間(本実施例では、3分程度)が予め設定されて格納され、上記実施例1と同様の稼働状態格納エリアが、予め確保されている。
管理サーバ2の記憶部2bには、両替レート配信サーバ6や、店舗内の外貨両替ATM1や窓口端末3、ATM40、入力端末51に接続して、図15を用いて説明する本実施例の管理処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる管理処理プログラムが予め格納されており、管理サーバ2が実行する管理処理プログラムのステップにより本実施例の管理サーバ2の各機能手段が形成される。
また、記憶部2bには、上記実施例1と同様の両替レート格納部2cに加えて、外貨両替ATM1の機番に対応させて稼働状態を更新しながら格納するための稼働状態格納部2d、照会番号に対応させて、ATM40や入力端末51から送信された申込情報を格納するための申込情報格納部2eが、予め形成されている。
窓口端末3の記憶部32には、図22を用いて説明する本実施例の端末業務処理を行う機能を有するアプリケーションプログラムが予め格納されており、制御部31が実行する端末業務処理プログラムのステップにより本実施例の窓口端末3の各機能手段が形成される。
両替レート配信サーバ6には、上記実施例1と同様の、両替レート配信処理プログラムが予めインストールされており、両替レート配信サーバ6が実行する両替レート配信処理プログラムのステップにより本実施例の両替レート配信サーバ6の各機能手段が形成される。
ATM40の記憶部42には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基に図示しないホストコンピュータと交信して顧客との取引処理を自動で行う自動取引機能等を有する通常の取引処理プログラム、図19を用いて説明する本実施例の管理サーバ2と連携した申込書類作成処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる業務処理プログラムが予め格納されており、制御部41が実行する業務処理プログラムのステップにより本実施例のATM40の各機能手段が形成される。
このように、本実施例のATM40は、通常の現金自動預払機に申込書類作成機能のみが追加されている。
入力端末51には、図21を用いて説明する本実施例の管理サーバ2と連携した申込書類発行処理を行う機能を有するアプリケーションプログラム等からなる入力端末処理プログラムが予めインストールされており、入力端末51が実行する入力端末処理プログラムのステップにより本実施例の入力端末51の各機能手段が形成される。
なお、本実施例の各外貨両替ATM1のフロントパネル等の外部から視認可能な部位には、当該外貨両替ATM1の機番を表示した番号札が貼付等により取付けられている。
以下に、図15に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って本実施例の管理サーバ2による管理処理について説明する。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に管理サーバ2へ電源を投入すると、管理サーバ2の記憶部2bに格納されている管理処理プログラムが自動的に起動される。
SC1:管理処理プログラムが起動すると、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、各外貨両替ATM1から店内ネットワーク4を介して送信される稼働状態通知の受信を待って待機しており、稼働状態通知を受信したときにステップSC2へ移行する。稼働状態通知を受信していない場合はステップSC3へ移行する。
SC2:稼働状態通知を受信したサーバ制御部2aは、受信した稼働状態通知の稼働状態を、記憶部2bの稼働状態格納部2dに、送信元の外貨両替ATM1の機番に対応させて格納し、当該外貨両替ATM1の稼働状態を更新してステップSC3へ移行する。
なお、本実施例の稼働状態通知は、稼働状態通知を送信した外貨両替ATM1の機番、その時の稼働状態(「稼働中」、「待機中」または「縮退中」)等で構成される。
SC3:サーバ制御部2aは、両替レート配信サーバ6から通信回線7を介して定期的または随時に配信される外貨種別毎の最新の両替レートの受信を待って待機しており、外貨種別毎の両替レートを受信したときにステップSC4へ移行する。外貨種別毎の両替レートを受信していない場合はステップSC5へ移行する。
SC4:外貨種別毎の両替レートを受信したサーバ制御部2aは、受信した両替レートを、記憶部2bの両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアにそれぞれ格納し、両替レートを更新してステップSC5へ移行する。
SC5:サーバ制御部2aは、店舗内の各装置(外貨両替ATM1、ATM60、入力端末51)から店内ネットワーク4を介して送信される両替レート取得要求の受信を待って待機しており、両替レート取得要求を受信したときにステップSC6へ移行する。両替レート取得要求を受信していない場合はステップSC7へ移行する。
SC6:両替レート取得要求を受信したサーバ制御部2aは、受信した両替レート取得要求の外貨種別を基に、記憶部2bの両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアから、両替レート取得要求の外貨種別に該当する最新の両替レートを読出し、読出した両替レートを送信元の装置へ送信してステップSC7へ移行する。
SC7:サーバ制御部2aは、店舗内の各装置(外貨両替ATM1、ATM60、入力端末51)から店内ネットワーク4を介して送信される申込情報の受信を待って待機しており、申込情報を受信したときにステップSC8へ移行する。申込情報を受信していない場合はステップSC13へ移行する。
SC8:申込情報を受信したサーバ制御部2aは、連続番号からなる照会番号を採番し、受信した申込情報に照会番号を付与してステップSC9へ移行する。
SC9:受信した申込情報に照会番号を付与したサーバ制御部2aは、受信した申込情報を、記憶部2bの申込情報格納部2eに、付与した照会番号に対応させて格納し、ステップSC10へ移行する。
SC10:申込情報を格納したサーバ制御部2aは、記憶部2bの稼働状態格納部2dを検索し、稼働状態が「待機中」となっている外貨両替ATM1が存在する場合であって、送信元が、縮退時処理中を除く外貨両替ATM1以外の場合はステップSC11へ移行する。「待機中」となっている外貨両替ATM1が存在しない場合、つまり、全ての外貨両替ATM1の稼働状態が「稼働中」および/もしくは「縮退中」となっている場合はステップSC12へ移行する。
SC11:稼働状態が「待機中」となっている外貨両替ATM1が存在し、送信元が外貨両替ATM1以外(「縮退中」の外貨両替ATM1を除く。)であることを認識したサーバ制御部2aは、「待機中」となっている外貨両替ATM1の機番を全て(一つの場合を含む。)読出してステップSC12へ移行する。
SC12:ステップSC10またはSC11から移行したサーバ制御部2aは、照会番号通知を生成する。
すなわち、サーバ制御部2aは、SC10から移行した場合は付与した照会番号を、SC11から移行した場合は、付与した照会番号とステップSC11で読出した全ての外貨両替ATM1の機番を含む照会番号通知を生成する。
そして、サーバ制御部2aは、生成した照会番号通知を送信元の装置へ送信してステップSC13へ移行する。
SC13:サーバ制御部2aは、店舗内の各装置(外貨両替ATM1、窓口端末3)から店内ネットワーク4を介して送信される申込情報取得要求の受信を待って待機しており、申込情報取得要求を受信したときにステップSC14へ移行する。申込情報取得要求を受信していない場合はステップSC15へ移行する。
SC14:申込情報取得要求を受信したサーバ制御部2aは、受信した申込情報取得要求の照会番号を基に、記憶部2bの申込情報格納部2eから、申込情報取得要求の照会番号に該当する申込情報を読出し、読出した申込情報を送信元の装置へ送信してステップSC15へ移行する。
SC15:サーバ制御部2aは、その時計機能により、運用終了時刻の到来を待って待機しており、運用終了時刻が到来した時に、本日の管理処理を終了させる。
運用終了時刻に達していない場合は、ステップSC1へ戻り、ステップSC1による稼働状態通知の受信待ち状態での待機、ステップSC3による両替レートの受信待ち状態での待機、ステップSC5による両替レート取得要求の受信待ち状態での待機、ステップSC7による申込情報の受信待ち状態での待機、ステップSC13による申込情報取得要求の受信待ち状態での待機、ステップSC15による運用終了時刻の到来待ち状態での待機を継続する。
このようにして、本実施例の管理サーバ2による管理処理が実行される。
以下に、図5、図16に示すフローチャートを用い、SDで示すステップに従って本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理について説明する。
なお、以下の説明においては、図5に示すSで示すステップ名は、SDに読み替えて引用する。
本実施例のステップSD1〜SD14の処理動作は、上記実施例1のステップS1〜S14(図5)の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、ステップSD3においては、待機判定時間が経過を判定した制御部11は、稼働状態格納エリアの稼働状態を「待機中」に書替えると共に、記憶部12から読出した当該外貨両替ATM1の機番と「待機中」とした待機状態を含む稼働状態通知を生成し、生成した稼働状態通知を、店内ネットワーク4を介して管理サーバ2(図15のステップSC1)へ送信してステップSD4へ移行する。ステップSD7、SD11においても同様である。
また、ステップSD10において、記憶部12の稼働状態格納エリアの稼働状態が稼働状態が「縮退中」の場合は、外貨両替ATM1の縮退時における縮退時処理を実行するために、結合子Dを介して図17のステップSE1へ移行する。
SD15(図5のステップS15を読み替えて引用):顧客が選択した取引を外貨両替取引と認識した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、図18に示す外貨種別選択画面を表示する。
外貨種別選択画面には、外貨種別の選択を促す旨の文言、外貨種別毎の選択ボタン、および外貨種別毎に、外貨両替ATM1による両替の可否を表す文言からなる両替可否情報等が表示される。
本実施例では、選択ボタンとして「ドル」「申込書類」、および「ユーロ」が表示され、ドルに対しては、外貨両替ATM1による両替が可能である旨の文言、およびATM40や入力端末51、縮退時処理中の外貨両替ATM1から発行された申込書類を用いる場合の操作方法からなる両替可否情報が表示され、ユーロに対しては、外貨両替ATM1による両替が不可能であり、後のステップSD32で発行される申込書類を用いて両替窓口8での両替が可能である旨の文言からなる両替可否情報が表示される。
顧客は、日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを、申込書類によってドルに両替する場合は「申込書類」ボタンを、ユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
そして、制御部11は、外貨種別の選択ボタンの押下を操作表示部13の入力手段により認識したときに、結合子Eを介して図16のステップSD16へ移行する。
SD16(図16):顧客が押下した選択ボタンを認識した制御部11は、押下された選択ボタンが「申込書類」ボタンであることにより、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されているドルであり、申込書類によるドルへの両替を行うことを認識した場合はステップSD34へ移行する。「申込書類」ボタン以外の選択ボタンが押下された場合はステップSD17へ移行する。
SD17:「申込書類」ボタン以外の選択ボタンが押下されたことを認識した制御部11は、押下された選択ボタンが「ドル」ボタンであることにより、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されているドルと認識した場合は、日本円からドルへの両替を行うためにステップSD18へ移行する。
押下された選択ボタンが「ユーロ」ボタンであることにより、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されていないユーロと認識した場合は、両替窓口8における外貨両替取引に用いる申込書類を作成するためにステップSD26へ移行する。
その後のステップSD18〜SD26の処理動作は、上記実施例1のステップS17〜S25(図6)の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
SD27:「確認」ボタンの押下によりユーロの金種別内訳枚数の入力終了を認識した制御部11は、上記ステップSD19と同様に、選択された外貨種別(本ステップでは、ユーロ)に対する両替レートを取得するために、選択された外貨種別を含む両替レート取得要求を管理サーバ2(ステップSC5)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、記憶部2bの両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアから、両替レート取得要求の外貨種別に該当する最新の両替レートを読出し、読出した両替レートを送信元の外貨両替ATM1へ送信し、外貨両替ATM1の制御部11は、選択された外貨種別に対する最新の両替レートを取得する。
そして、制御部11は、その時計機能により認識した、両替レートを取得した現在日時を両替レート取得日時として記憶部12に一時保存してステップSD28へ移行する。
SD28:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の制御部11は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替窓口8での両替に必要な費用として日本円の支払額を算出する。
SD29:支払額の算出を終えた制御部11は、ステップSD27で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップSD28で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップSD26で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を、管理サーバ2(ステップSC7)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、受信した申込情報を、記憶部2bの申込情報格納部2eに、付与した照会番号に対応させて格納し、付与した照会番号を含む照会番号通知を、送信元の外貨両替ATM1へ送信する。
SD30:申込情報の送信後に、管理サーバ2(ステップSC12)から送信される照会番号通知の受信を待って待機していた外貨両替ATM1の制御部11は、管理サーバ2からの照会番号通知を受信して、当該申込情報の照会番号を取得する。
SD31:照会番号を取得した制御部11は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、算出した日本円の支払額、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップSD32で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップSD32へ移行する。
SD32:両替窓口誘導画面を表示した制御部11は、両替窓口8での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、制御部11は、発行日付、上記ステップSD30で取得した照会番号、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、日本円の支払額等からなる文字情報の印刷データをレシート発行部15に送って、照会番号等の文字情報を印刷した、外貨両替のための申込書類を作成し、これをレシート発行口15aから排出して、顧客による申込書類の受取りを待って待機する。
SD33:顧客による申込書類の受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による申込書類の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップSD1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSD2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップSD4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップSD9による顧客待ち状態での待機を継続する。
SD34:一方、上記ステップSD16で、選択された外貨種別が、外貨両替ATM1に収納されているドルであり、申込書類によるドルへの両替を行うことを認識した外貨両替ATM1の制御部11は、操作表示部13の表示画面に照会番号入力画面を表示する。
照会番号入力画面には、ATM40、入力端末51または縮退時処理中の外貨両替ATM1から発行された外貨両替のための申込書類に印刷された照会番号の入力を促す旨の文言、照会番号の入力欄、照会番号を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
顧客は、照会番号の入力欄にテンキーにより照会番号を入力し、入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
SD35:「確認」ボタンの押下により照会番号の入力終了を認識した制御部11は、入力された照会番号の申込情報を取得するために、入力された照会番号を含む申込情報取得要求を管理サーバ2(ステップSC13)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、記憶部2bの申込情報格納部2eから、申込情報取得要求の照会番号に該当する申込情報を読出し、読出した申込情報を送信元の外貨両替ATM1へ送信し、外貨両替ATM1の制御部11は、入力された照会番号の申込情報を取得する。
SD36:申込情報を取得した制御部11は、取得した申込情報と、表示内容の確認を終えたことを指示するための「確認」ボタン等を表示した申込情報確認画面を操作表示部13の表示画面に表示する。
このとき、顧客がATM40で申込書類の発行を受けていた場合は、両替に要する費用を予め支払った旨の文言(「支払済」等)が表示される。
顧客は、表示された申込情報の表示内容を確認し、確認を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
SD37:「確認」ボタンの押下により表示した申込情報の確認終了を認識した制御部11は、取得した申込情報に、両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれていない場合は、両替に要する費用の入金が必要と判定してステップSD38へ移行する。
取得した申込情報に、両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれている場合は、両替に要する費用は支払済と判定してステップSD24へ移行し、ステップSD24による外貨両替処理、ステップSD25による外貨受取確認を行って、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップSD1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSD2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップSD4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップSD9による顧客待ち状態での待機を継続する。
SD38:両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれていないことにより、両替に要する費用の入金が必要と判定した制御部11は、操作表示部13の表示画面に、申込情報の両替する外貨(本ステップではドル)の総額に相当する日本円の支払額を入金額として表示すると共に、入金額に相当する日本の通貨の投入を促す旨の文言等を表示し、紙幣入出金口17aおよび硬貨入出金口を開放して顧客による通貨の投入を待って待機し、通貨が投入されたときに、ステップSD21へ移行し、SD21〜SD24による入金額の入金処理後の外貨両替処理、ステップSD25による外貨受取確認を行って、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップSD1へ戻り、操作表示部13の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSD2による待機判定時間の経過待ち状態での待機、ステップSD4による外貨両替ATM1内の各部の確認、ステップSD9による顧客待ち状態での待機を継続する。
このようにして、本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理が実行される。
一方、顧客は、発行された申込書類を両替窓口8へ持参して、申込書類に印刷されている支払額に相当する日本円と共に、窓口係員(図13参照)に提出する。この場合の窓口端末3の処理動作は後述する(図22参照)。
以下に、図17に示すフローチャートを用い、SEで示すステップに従って本実施例の外貨両替ATM1による外貨両替処理の縮退時処理について説明する。
SE1:レシート発行部15による印刷動作が可能であることにより、装置の縮退時における縮退時処理を実行するために、結合子Dを介してステップSD10(図5のステップS10を読み替えて引用)から移行した外貨両替ATM1の制御部11は、操作表示部13の表示画面に外貨種別選択縮退画面(実施例1の図8と同様の画面)を表示しながら、外貨種別の選択ボタンの押下を待って待機し、顧客が選択ボタンが押下したときにステップSE2へ移行する。選択ボタンが押下されていないときは前記の待機を継続する。
本実施例の外貨種別選択縮退画面には、選択ボタンとして「ドル」と「ユーロ」が表示され、顧客は、両替窓口8で日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを押下し、ユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
SE2:顧客が選択ボタンを押下したことを認識した制御部11は、「ドル」ボタンが押下された場合は、ドルの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図10と同様の画面)を、「ユーロ」ボタンが押下された場合は、ユーロの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図11と同様の画面)を、操作表示部13の表示画面に表示する。
両替外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に両替する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
その後のステップSE3、SE4の処理動作は、上記ステップSD27、SD28(図16)の処理動作と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、顧客が「ドル」ボタンを押下したときは、ステップSE3において、ドルに対する両替レートが取得される。
SE5:支払額の算出を終えた制御部41は、ステップSE3で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップSE4で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップSE2で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を、管理サーバ2(ステップSC7)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、受信した申込情報を、記憶部2bの申込情報格納部2eに、付与した照会番号に対応させて格納し、付与した照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を含む照会番号通知を、送信元の外貨両替ATM1へ送信する。
SE6:申込情報の送信後に、管理サーバ2(ステップSC12)から送信される照会番号通知の受信を待って待機していた外貨両替ATM1の制御部11は、管理サーバ2からの照会番号通知を受信し、当該申込情報の照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得する。
SE7:照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得した制御部11は、両替する外貨種別としてとして「ドル」が選択されている場合であって、受信した照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれている場合、つまり自動で両替することが可能な待機中の外貨両替ATM1が存在する場合は、待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定してステップSE9へ移行する。両替する外貨種別としてとして「ユーロ」が選択されている場合、または照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれていない場合は、両替窓口誘導画面の表示を判定してステップSE8へ移行する。
SE8:両替窓口誘導画面の表示を判定した制御部11は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、算出した日本円の支払額、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップSE10で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップSE10へ移行する。
SE9:待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定した制御部11は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、算出した日本円の支払額、取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番、表示した機番の外貨両替ATM1で、ステップSE10で発行する申込書類に印刷された照会番号を入力して、表示した支払額に相当する日本円を入金すれば、または、ステップSE10で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別(本ステップではドル)の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した待機外貨両替ATM誘導画面を表示してステップSE10へ移行する。
SE10:両替窓口誘導画面、または待機外貨両替ATM誘導画面を表示した制御部11は、両替窓口8または「待機中」の外貨両替ATM1での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、制御部11は、ステップSE8から移行した場合は、発行日付、上記ステップSE6で取得した照会番号、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、日本円の支払額等からなる、ステップSE9から移行した場合は、前記に加えて、ステップSE6で取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番等からなる文字情報の印刷データをレシート発行部15に送って、照会番号等の文字情報を印刷した外貨両替のための申込書類を作成し、これをレシート発行口15aから排出して、顧客による申込書類の受取りを待って待機する。
本説明では、ステップSE1で、顧客が「ユーロ」を選択しているので、ステップSE8により両替窓口誘導画面が表示される。
SE11:顧客による申込書類の受取りを待って待機していた制御部11は、顧客による申込書類の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の外貨両替処理を終了させ、ステップSD1へ戻り、操作表示部13の表示画面に、ステップSD8による外貨種別選択縮退画面を表示しながら、ステップSD9による顧客待ち状態での待機を継続する。
一方、顧客は、発行された申込書類を、印刷された機番の外貨両替ATM1または両替窓口8へ持参して外貨への両替を行う。
以下に、図19に示すフローチャートを用い、SFで示すステップに従って本実施例のATM40による申込書類作成処理について説明する。
本実施例のATM40は、ドルまたはユーロを両替窓口8または外貨両替ATM1で両替するための申込書類を作成して発行すると共に、両替に要する費用として支払額に相当する日本円の入金を受付ける申込書類作成処理を行う。
金融機関の店舗の係員が、始業時等にATM40へ電源を投入すると、ATM40の記憶部42に格納されている業務処理プログラムが自動的に起動される。
SF1:業務処理プログラムが起動すると、ATM40の制御部41は、操作表示部43の表示画面に「いらっしゃいませ。」等の来店に対する謝意を表す文言等を表示した初期画面を表示してステップSF2へ移行する。
SF2:制御部41は、顧客検知センサ43aからの出力を監視しながら、顧客検知センサ43aが顧客を検知するのを待つ顧客待ち状態で待機しており、顧客検知センサ43aから顧客検知信号が出力されたときにステップSF3へ移行する。
顧客検知信号が出力されていない場合、つまり顧客退去信号が出力されている場合は、ステップSF1へ戻り、操作表示部43の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSF2による顧客待ち状態での待機を継続する。
SF3:顧客を検知した制御部41は、操作表示部43の表示画面に取引選択画面を表示し、顧客による取引選択ボタンの押下を待って待機する。
取引選択画面には、取引選択ボタンの押下を促す旨の文言と、出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタン、振込取引のための「お振り込み」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」ボタン、通帳に未記入の取引データを記帳する通帳記帳取引のための「通帳記帳」ボタン、日本円を外貨に両替する外貨両替取引を行うための申込書類を作成する外貨申込書類作成取引ための「外貨申込書類作成」ボタン等の取引を選択するための取引選択ボタンが表示されている。
本実施例では、顧客は外貨申込書類作成取引を選択し、操作表示部43の表示画面からタッチパネルによって「外貨申込書類作成」ボタンを押下する。
SF4:顧客が選択した取引を操作表示部43の入力手段により認識した制御部41は、認識した取引が外貨申込書類作成取引の場合はステップSF6へ移行する。認識した取引が、外貨申込書類作成取引以外の通常取引の場合はステップSF5へ移行する。
SF5:顧客が選択した取引を通常取引と認識した制御部41は、入金取引や出金取引等の通常取引の取引処理を実行する。
なお、通常取引の場合の処理動作は、通常の現金自動預払機の処理動作と同様であるのでその説明を省略する。また、通常取引の処理動作の終了時には、カード取扱部44から当該取引の取引内容が印刷された明細票が発行される。
通常取引の取引処理の実行を終えた制御部41は、その取引処理を終了させステップSF1へ戻り、操作表示部43の表示画面に初期画面を表示しながら、ステップSF2による顧客待ち状態での待機を継続する。
SF6:顧客が選択した取引を外貨申込書類作成取引と認識した制御部41は、操作表示部43の表示画面に、図20に示す外貨種別選択画面を表示して顧客による選択ボタンの押下を待って待機する。
外貨種別選択画面には、外貨種別の選択を促す旨の文言、外貨種別毎の選択ボタン、および後のステップSF18で発行される申込書類を用いて両替窓口8または外貨両替ATM1での両替が可能である旨の文言等が表示される。
本実施例の外貨種別選択画面には、選択ボタンとして「ドル」と「ユーロ」が表示され、顧客は、両替窓口8または外貨両替ATM1で日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを押下し、両替窓口8でユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
SF7:顧客が選択ボタンを押下したことを認識した制御部41は、「ドル」ボタンが押下された場合は、ドルの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図10と同様の画面)を、「ユーロ」ボタンが押下された場合は、ユーロの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図11と同様の画面)を、操作表示部43の表示画面に表示する。
両替外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に両替する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
SF8:「確認」ボタンの押下によりドルまたはユーロの金種別内訳枚数の入力終了を認識した制御部41は、選択された外貨種別(本ステップではドルまたはユーロ)に対する両替レートを取得するために、選択された外貨種別を含む両替レート取得要求を店内ネットワーク4を介して管理サーバ2(ステップSC5)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアから、両替レート取得要求の外貨種別に該当する最新の両替レートを読出し、読出した両替レートを送信元のATM40へ送信し、ATM40の制御部41は、選択された外貨種別に対する最新の両替レートを取得する。
そして、制御部41は、その時計機能により認識した、両替レートを取得した現在日時を両替レート取得日時として記憶部42に一時保存してステップSF9へ移行する。
SF9:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の制御部41は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替窓口8での両替に必要な費用として日本円の支払額を算出する。
支払額の算出を終えた制御部41は、操作表示部43の表示画面に、支払額に相当する日本の通貨の投入を促す旨の文言、算出した日本円の支払額等を表示し、紙幣入出金部47の紙幣入出金口および硬貨入出金部48の硬貨入出金口のシャッタを開放して顧客による通貨の投入を待って待機し、通貨が投入されたときにステップSF10へ移行する。
SF10:紙幣入出金口および/もしくは硬貨入出金口に、紙幣および/もしくは硬貨が投入されたことを認識した制御部41は、それぞれのシャッタを閉鎖し、紙幣入出金部47および/もしくは硬貨入出金部48によって、投入された通貨を鑑別および計数して一時保留する支払通貨取込処理を実行し、計数した金種別の枚数を基に顧客が投入した通貨の投入額を算出する。
SF11:投入額の算出を終えた制御部41は、操作表示部43の表示画面に、投入額の確認を促す旨の文言、算出した投入額、表示された投入額の確定を指示する「確認」ボタン等を表示して、顧客による「確認」ボタンの押下を待って待機し、「確認」ボタンが押下されたときにステップSF12へ移行する。
SF12:「確認」ボタンの押下により投入額の確定を認識した制御部41は、一時保留した通貨をそれぞれの収納庫に収納する支払通貨収納処理を実行する。
このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出し、鑑別および計数後に、紙幣入出金口および/もしくは硬貨入出金口に集積し、集積した入出金口のシャッタを開放して顧客に釣銭を返却する。
SF13:支払通貨収納処理または顧客への釣銭の返却を終えた制御部41は、ステップSF8で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップSF9で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップSF7で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、両替に要する費用を予め支払った旨の情報等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を、管理サーバ2(ステップSC7)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、受信した申込情報を、記憶部2bの申込情報格納部2eに、付与した照会番号に対応させて格納し、付与した照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を含む照会番号通知を、送信元のATM40へ送信する。
SF14:申込情報の送信後に、管理サーバ2(ステップSC12)から送信される照会番号通知の受信を待って待機していたATM40の制御部41は、管理サーバ2からの照会番号通知を受信して、当該申込情報の照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得する。
SF15:照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得した制御部41は、両替する外貨種別としてとして「ドル」が選択されている場合であって、受信した照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれている場合、つまり自動で両替することが可能な待機中の外貨両替ATM1が存在する場合は、待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定してステップSF17へ移行する。両替する外貨種別としてとして「ユーロ」が選択されている場合、または照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれていない場合は、両替窓口誘導画面の表示を判定してステップSF16へ移行する。
SF16:両替窓口誘導画面の表示を判定した制御部41は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、算出した日本円の支払額、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップSF18で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップSF18へ移行する。
SF17:待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定した制御部41は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、算出した日本円の支払額、取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番、表示した機番の外貨両替ATM1で、ステップSF18で発行する申込書類に印刷された照会番号を入力すれば、または、ステップSF18で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した待機外貨両替ATM誘導画面を表示してステップSF18へ移行する。
SF18:両替窓口誘導画面、または待機外貨両替ATM誘導画面を表示した制御部41は、両替窓口8または「待機中」の外貨両替ATM1での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、制御部41は、ステップSF16から移行した場合は、発行日付、上記ステップSF14で取得した照会番号、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、日本円の支払額、両替に要する費用を予め支払った旨の「支払済」等の文言等からなる、ステップSF17から移行した場合は、前記に加えて、ステップSF14で取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番等からなる文字情報の印刷データをカード取扱部44に送って、照会番号等の文字情報を印刷した外貨両替のための申込書類を作成し、これをカード挿入口から排出する。
これと並行して、制御部31は、カード取扱部44によって、発行日時や今回の申込書類作成処理における外貨の総額や支払額等の取引情報を明細票に印刷してカード挿入口から排出する。
そして、制御部41は、申込書類や明細票の顧客による受取りを待って待機する。
SF19:カード取扱部44から排出した申込書類や明細票の顧客による受取りを待って待機していた制御部41は、顧客による申込書類や明細票の受取りを確認し、顧客検知センサ13aからの顧客退去信号を確認したときに、今回の申込書類作成処理を終了させ、ステップSF1へ戻り、操作表示部43の表示画面に、初期画面を表示しながら、ステップSF2による顧客待ち状態での待機を継続する。
一方、顧客は、発行された申込書類を、印刷された機番の外貨両替ATM1または両替窓口8へ持参して外貨への両替を行う。
以下に、図21に示すフローチャートを用い、SGで示すステップに従って本実施例の入力端末51による申込書類発行処理について説明する。
本実施例の入力端末51は、顧客による、ドルまたはユーロの外貨両替のための申込書類の選択入力等を受付け、これを基に、プリンタ52へ印刷指示を送信して、両替窓口8または外貨両替ATM1で外貨に両替するための申込書類を作成して発行する申込書類発行処理を行う。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に入力端末51へ電源を投入すると、入力端末51にインストールされている入力端末処理プログラムが自動的に起動される。
SG1:入力端末処理プログラムが起動すると、入力端末51は、その表示画面に「いらっしゃいませ。申込書類を作成する場合は画面にタッチしてください」等の来店に対する謝意を表す文言、入力操作の開始方法等を表示した待機画面を表示してステップSG2へ移行する。
SG2:入力端末51は、タッチパネル入力機能によって顧客による指触を監視しながら、タッチパネル入力機能による顧客の指触を待つ顧客待ち状態で待機しており、タッチパネル入力機能から顧客による指触信号が出力されたときに、顧客の申込書類作成意思を確認してステップSG3へ移行する。
指触信号が出力されていない場合、つまり顧客の申込書類作成意思を確認できない場合は、ステップSG1へ戻り、その表示画面に待機画面を表示しながら、ステップSG2による顧客待ち状態での待機を継続する。
SG3:顧客の申込書類作成意思を確認した入力端末51は、その表示画面に外貨種別選択画面(図20参照)を表示して顧客による選択ボタンの押下を待って待機する。
外貨種別選択画面には、外貨種別の選択を促す旨の文言、外貨種別毎の選択ボタン、および後のステップSG12で発行される申込書類を用いて両替窓口8または外貨両替ATM1での両替が可能である旨の文言等が表示される。
本実施例の外貨種別選択画面には、選択ボタンとして「ドル」と「ユーロ」が表示され、顧客は、両替窓口8または外貨両替ATM1で日本円をドルに両替する場合は「ドル」ボタンを押下し、両替窓口8でユーロに両替する場合は「ユーロ」ボタンを押下する。
SG4:顧客が選択ボタンを押下したことを認識した入力端末51は、「ドル」ボタンが押下された場合は、ドルの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図10と同様の画面)を、「ユーロ」ボタンが押下された場合は、ユーロの金種別内訳枚数を入力するための両替外貨内訳入力画面(実施例1の図11と同様の画面)を、その表示画面に表示する。
両替外貨内訳入力画面には、選択した外貨種別の内訳枚数の入力を促す旨の文言、選択された外貨種別の金種別の選択ボタン、および金種別に両替する内訳枚数の入力欄、内訳枚数を入力するためのテンキー、入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、入力の終了を指示するための「確認」ボタン等が表示される。
本実施例では、顧客は金種別の選択ボタンを押下しながらその入力欄にテンキーにより希望する内訳枚数を入力し、金種別の内訳枚数の入力を終えたときに「確認」ボタンを押下する。
SG5:「確認」ボタンの押下によりドルまたはユーロの金種別内訳枚数の入力終了を認識した入力端末51は、選択された外貨種別(本ステップではドルまたはユーロ)に対する両替レートを取得するために、選択された外貨種別を含む両替レート取得要求を店内ネットワーク4を介して管理サーバ2(ステップSC5)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、両替レート格納部2cの外貨種別毎の格納エリアから、両替レート取得要求の外貨種別に該当する最新の両替レートを読出し、読出した両替レートを送信元の入力端末51へ送信し、入力端末51は、選択された外貨種別に対する最新の両替レートを取得する。
そして、入力端末51は、その時計機能により認識した、両替レートを取得した現在日時を両替レート取得日時として図示しない記憶部に一時保存してステップSG6へ移行する。
SG6:最新の両替レートを取得した外貨両替ATM1の入力端末51は、入力された外貨の金種別の内訳枚数を基に両替する外貨の総額を算出し、これに取得した両替レートを乗じて、両替窓口8での両替に必要な費用として日本円の支払額を算出する。
SG7:支払額の算出を終えた入力端末51は、ステップSG5で一時保存した両替レート取得日時、その時点で取得した両替レート、ステップSG6で算出した外貨の総額と、それに相当する日本円の支払額、ステップSG4で入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数等からなる申込情報を生成し、生成した申込情報を、管理サーバ2(ステップSC7)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、受信した申込情報を、記憶部2bの申込情報格納部2eに、付与した照会番号に対応させて格納し、付与した照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を含む照会番号通知を、送信元の入力端末51へ送信する。
SG8:申込情報の送信後に、管理サーバ2(ステップSC12)から送信される照会番号通知の受信を待って待機していた入力端末51は、管理サーバ2からの照会番号通知を受信して、当該申込情報の照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得する。
SG9:照会番号と「待機中」の外貨両替ATM1の機番を取得した入力端末51は、両替する外貨種別としてとして「ドル」が選択されている場合であって、受信した照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれている場合、つまり自動で両替することが可能な待機中の外貨両替ATM1が存在する場合は、待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定してステップSG11へ移行する。両替する外貨種別としてとして「ユーロ」が選択されている場合、または照会番号通知に「待機中」の外貨両替ATM1の機番が含まれていない場合は、両替窓口誘導画面の表示を判定してステップSG10へ移行する。
SG10:両替窓口誘導画面の表示を判定した入力端末51は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、算出した日本円の支払額、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、ステップSG12で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した両替窓口誘導画面を表示してステップSG12へ移行する。
SG11:待機外貨両替ATM誘導画面の表示を判定した入力端末51は、一時保存した両替レート取得日時、取得した両替レート、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、算出した日本円の支払額、取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番、表示した機番の外貨両替ATM1で、ステップSG12で発行する申込書類に印刷された照会番号を入力して、表示した支払額に相当する日本円を入金すれば、または、ステップSG12で発行する照会番号が印刷された申込書類を両替窓口8に提出して、表示した支払額に相当する日本円と共に提出すれば、選択した外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて受取ることができる旨の文言等を表示した待機外貨両替ATM誘導画面を表示してステップSG12へ移行する。
SG12:両替窓口誘導画面、または待機外貨両替ATM誘導画面を表示した入力端末51は、両替窓口8または「待機中」の外貨両替ATM1での外貨両替取引に用いる申込書類の印刷処理を実行する。
すなわち、入力端末51は、ステップSG10から移行した場合は、発行日付、上記ステップSG8で取得した照会番号、入力された外貨種別とその金種別の内訳枚数、日本円の支払額等からなる、ステップSG11から移行した場合は、前記に加えて、ステップSG8で取得した「待機中」の外貨両替ATM1の全ての機番等からなる文字情報の印刷データを生成し、その印刷データを含む印刷指示をプリンタ52へ送信し、プリンタ52は、受信した印刷指示を基に、照会番号等の文字情報を印刷した外貨両替のための申込書類を印刷し、印刷した申込書類を排出する。
また、印刷指示を送信した入力端末51は、プリンタ52から排出される申込書類の受取りを促す旨の文言、受取りの終了を指示するための「確認」ボタン等が表示された申込書類受取依頼画面を表示し、顧客による「確認」ボタンの押下を待って待機する。
本実施例では、顧客はプリンタ52から排出された申込書類を受取って「確認」ボタンを押下する。
SG13:顧客による「確認」ボタンの押下を待って待機していた入力端末51は、タッチパネル入力機能によって「確認」ボタンの押下を検知したときに、今回の申込書類発行処理を終了させ、ステップSG1へ戻り、その表示画面に待機画面を表示しながら、ステップSG2による顧客の指触を待つ顧客待ち状態での待機を継続する。
一方、顧客は、発行された申込書類を、印刷された機番の外貨両替ATM1または両替窓口8へ持参して外貨への両替を行う。
以下に、図22に示すフローチャートを用い、SHで示すステップに従って本実施例の窓口端末3による端末業務処理について説明する。
本実施例の両替窓口8では、顧客が提出した、外貨両替ATM1、縮退時処理中の外貨両替ATM1、ATM40、または入力端末51で発行された照会番号等に文字情報が印刷された申込書類を窓口係員(図13参照)に提出し、申込書類を受取った窓口係員は、窓口端末3を用いて、両替窓口8における外貨両替取引を行う。
両替窓口8の窓口係員が、始業時等に窓口端末3へ電源を投入すると、窓口端末3の記憶部32に格納されている端末業務処理プログラムが自動的に起動される。
SH1:端末業務処理プログラムが起動すると、窓口端末3の制御部31は、表示部33の表示画面に、両替窓口8における外貨両替取引のための「外貨両替」ボタン等の業務選択ボタンを表示した業務選択画面を表示し、窓口係員による業務選択ボタンの押下を待って待機し、窓口係員が業務選択ボタンを押下したときにステップSH2へ移行する。業務選択ボタンが押下されていない場合は、前記の待機を継続する。
本実施例では、操作者である窓口係員は、受取った申込書類を窓口端末3の画像情報読取部36のスキャナにセットして「外貨両替」ボタンを押下する。
SH2:「外貨両替」ボタンの押下により窓口係員が選択した業務を外貨両替取引と認識した制御部31は、画像情報読取部36によってセットされた申込書類に印刷された文字情報の画像を読取り、その画像から照会番号を読出し、これを文字データに変換してステップSH3へ移行する。
SH3:申込書類に印刷された照会番号を読取った制御部31は、読取った照会番号の申込情報を取得するために、読取った照会番号の文字データを含む申込情報取得要求を管理サーバ2(ステップSC13)へ送信し、管理サーバ2のサーバ制御部2aは、記憶部2bの申込情報格納部2eから、申込情報取得要求の照会番号に該当する申込情報を読出し、読出した申込情報を送信元の窓口端末3へ送信し、窓口端末3の制御部31は、読取った照会番号の申込情報を取得する。
SH4:申込情報を取得した制御部31は、取得した申込情報等を表示した申込情報確認画面を表示部33の表示画面に表示する。
このとき、顧客がATM40で申込書類の発行を受けていた場合は、両替に要する費用を予め支払った旨の文言(「支払済」等)が表示される。
窓口係員は、表示された申込情報の表示内容を確認すると共に、表示された申込情報に両替に要する費用を予め支払った旨の情報が表示されていること、または受取った申込書類に「支払済」等の文言が印刷されていることを確認して、入力部34の「確認」キーを押下する。
SH5:「確認」キーの押下により表示した申込情報の確認終了を認識した制御部31は、取得した申込情報に、両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれていない場合は、両替に要する費用の入金が必要と判定してステップSH6へ移行する。
取得した申込情報に、両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれている場合は、両替に要する費用は支払済と判定してステップSH10へ移行する。
SH6:両替に要する費用を予め支払った旨の情報が含まれていないことにより、両替に要する費用の入金が必要と判定した制御部11は、表示部33の表示画面に、申込情報の両替する外貨の総額に相当する日本円の支払額を表示すると共に、支払額に相当する日本の通貨の投入を促す旨の文言等を表示する。
窓口係員は、表示された支払額を顧客に確認させて支払額に相当する日本円を受取り、受取った日本円が表示された日本円の支払額以上であることを確認して、入力部34の「確認」キーを押下する。
SH7:「確認」キーの押下を認識した制御部31は、紙幣入出金部37の紙幣入出金口および硬貨入出金部38の硬貨入出金口のシャッタを開放して窓口係員による通貨の投入を待って待機し、紙幣入出金口および/もしくは硬貨入出金口に、紙幣および/もしくは硬貨が投入されたときに、それぞれのシャッタを閉鎖し、紙幣入出金部37および/もしくは硬貨入出金部38によって、投入された通貨を鑑別および計数して一時保留する支払通貨取込処理を実行し、計数した金種別の枚数を基に顧客が投入した通貨の投入額を算出する。
SH8:投入額の算出を終えた制御部31は、表示部33の表示画面に、投入額の確認を促す旨の文言等を表示して、窓口係員による「確認」キーの押下を待って待機し、「確認」キーが押下されたときにステップSH9へ移行する。
窓口係員は、表示された投入額を顧客に確認して、入力部34の「確認」キーを押下する。
SH9:「確認」キーの押下により投入額の確定を認識した制御部31は、一時保留した通貨をそれぞれの収納庫に収納する支払通貨収納処理を実行する。
このとき、釣銭が必要な場合は、それぞれの収納庫から釣銭に相当する通貨を繰出し、鑑別および計数後に、紙幣入出金口および/もしくは硬貨入出金口に集積し、集積した入出金口のシャッタを開放して窓口係員に釣銭を引渡す。
SH10:支払通貨収納処理もしくは窓口係員への釣銭の引渡しを終えた、または上記ステップSH5で両替に要する費用は支払済と判定した制御部31は、印刷部35によって、ステップSH3で取得した申込情報を基に、両替の申込書の書式に従った申込書を印刷して排出すると共に、取引日時や今回の外貨両替取引における外貨の総額や支払額等の取引情報を印刷した明細票を排出する。
そして、制御部31は、申込書や明細票の窓口係員による受取りを待って待機し、窓口係員による申込書や明細票の受取りを確認したときに、今回の端末業務処理を終了させ、ステップSH1へ戻って、表示部33の表示画面に業務選択画面を表示しながら、窓口係員による業務選択ボタンの押下を待って待機する。
一方、窓口係員は、排出された申込書に顧客の署名を求め、顧客が申込書に署名すると、排出された明細票と共に、申込書類である申込書類に印刷された外貨種別の外国紙幣を内訳枚数に分けて顧客に手渡す。このとき釣銭が排出された場合は、排出された釣銭を顧客に返却する。
このようにして、本実施例の窓口端末3による端末業務処理が実行される。
以上説明したように、本実施例の外貨両替ATM1の常時の外貨両替処理(図5、図16参照)では、上記実施例1の常時の外貨両替処理と同様の効果に加えて、ATM40や入力端末41で申込書類の発行を受けた顧客は、外貨両替ATM1で申込書類に印刷された照会番号を入力すれば、外貨両替ATM1が収納している外貨(本実施例ではドル)への両替を行うことができ、両替窓口8での窓口担当者による両替作業を省略して、外貨両替における業務の効率化を図ることができる。
また、本実施例の外貨両替ATM1の縮退時処理(図17参照)では、上記実施例1の縮退時処理と同様の効果に加えて、申込書類の発行を受けた顧客は、待機中となっている外貨両替ATM1で申込書類に印刷された照会番号を入力すれば、外貨両替ATM1が収納している外貨(本実施例ではドル)への両替を行うことができ、両替窓口8での窓口担当者による両替作業を省略して、外貨両替における業務の効率化を図ることができる。
なお、本実施例では、管理サーバ2が申込情報の送信時に、待機中の外貨両替ATM1に機番を通知するとして説明したが、各外貨両替ATM1の稼働状態を窓口端末3で管理するようにして、両替窓口8に申込書類を持参した顧客に、待機中の外貨両替ATM1を案内するようにしてもよい。
また、本実施例では、プリンタ52は入力端末14に接続するとして説明したが、プリンタ52を入力端末51に内蔵するようにしてもよい。
なお、上記各実施例において、申込書類の発行を受けた顧客の支払額を、両替レート取得日時における両替レートで算出するのは、仮に、顧客が両替窓口で両替するときにその時点での最新の両替レートで日本円の支払額を支払うようにすると、申込書類の発行を受けた顧客が両替窓口8に申込書類を提出するまでの待ち時間の間に、最新の両替レートが増減したときは、両替窓口8での日本円の支払額が増減し、上記各実施例の外貨両替ATM1では両替できない外貨(上記各実施例では、ユーロ)が存在することを知っていた顧客が、直接、両替窓口8へ出向いて同時刻に両替したときの日本円の支払額と相違することになるためである。
また、上記各実施例においては、申込書類の発行を受けた顧客の支払額を、両替レート取得日時における両替レートで算出し、その支払額を申込書類に印刷するとして説明したが、申込書類への支払額の印刷を省略して、両替窓口8に申込書類を提出したときに、窓口係員が窓口端末3によって管理サーバ2からその時点の最新の両替レートを取得して、顧客に支払額を通知するようにしてもよい。このように、両替レートについては、どの時点で取得した両替レートを用いるかは、適宜設定することができる。
更に、上記各実施例においては、申込書類はレシート用紙に印刷するとして説明したが、 申込情報等を、外貨両替に用いる申込書の書式に従って印刷した申込書を発行し、顧客が申込書に署名して提出するようにしてもよい。
このようにすれば、両替窓口8における申込書の印刷や顧客による署名時間を省略して、両替窓口8における応対時間を更に短縮することができる。
この場合には、申込書の偽造を防止するために、申込書の紙質を偽造が困難な特殊な紙質にするとよい。
更に、上記各実施例においては、外貨両替ATM1や入力端末51で申込書類の発行を受けた顧客が、直ぐに両替窓口8での順番待ちをする場合を例に説明したが、申込書類に受付番号を印刷するようにしてもよい。このようにすれば、両替窓口8における顧客の順番待ちの待機時間を短縮することが可能になると共に、両替窓口8の混雑状況によって後刻(例えば翌日)に両替窓口8に申込書類を持参する顧客を未然に防止することができる。
この場合に、前記受付番号に替えて、申込書類に両替窓口8へ申込書類を提出するまでの有効時間をその説明文と共に印刷するようにしてもよい。
このようにすれば、有効時間の間に両替レートが増減しても、申請書類に印刷した支払額のまま外貨への両替を行うことができ、両替窓口8における最新の両替レートの取得、支払額の通知に要する時間を省略して、外貨両替における窓口業務の効率化を図ることができると共に、外貨両替における手続きの簡素化を図ることができる。
更に、上記各実施例においては、両替窓口8の窓口端末3に設けた画像情報読取部36のスキャナによって、申込書類に印刷されたバーコードや文字情報を読取るとして説明したが、外貨両替ATM1やATM40に画像情報読取部を設けて、バーコードや文字情報を読取り、これを基に申込情報の解読や申込情報の取得を行うようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、外貨への両替に要する費用である入金額や支払額は、日本の通貨を外貨両替ATM1やATM40に投入して行うとして説明したが、外貨両替ATM1やATM40のカード取扱部に挿入した取引カード、または通帳取扱部に挿入した通帳によって両替に要する費用を入金するようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、両替窓口8で申込書に署名するとして説明したが、申込書に押印欄を設けて押印するようにしてもよい。このようにすれば、本人確認の信頼性を高めることができる。
更に、上記各実施例においては、レシート発行部15とカード取扱部14とは別に設けるとして説明したが、レシート発行部15をカード取扱部14に内蔵するようにしてもよい。この場合には、カード挿入口をレシート発行口15aとして機能させるようにするとよい。
更に、上記各実施例においては、日本の通貨を外国の通貨に両替する場合を例に説明したが、本発明の外貨両替ATM1を外国に設置する場合は、当該国の通貨を日本円等の外貨に両替するようにするとよい。
更に、上記各実施例においては、自動取引装置は、外貨両替ATMであるとして説明したが、自動取引装置は前記に限らず、外貨両替専用の外貨両替機であってもよい。この場合には、カード取扱部や通帳取扱部は省略される。
1 外貨両替ATM
2 管理サーバ
2a サーバ制御部
2b、12、32、42 記憶部
2c 両替レート格納部
2d 稼働状態格納部
2e 申込情報格納部
3 窓口端末
4 店内ネットワーク
6 両替レート配信サーバ
7 通信回線
8 両替窓口
11、31、41 制御部
13、43 操作表示部
13a、43a 顧客検知センサ
14、44 カード取扱部
15 レシート発行部
15a レシート発行口
16、46 通帳取扱部
17、37、47 紙幣入出金部
17a 紙幣入出金口
18、38,48 硬貨入出金部
19 外貨出金部
21 外貨収納庫
22 外貨搬送路
23 外貨鑑別部
33 表示部
34 入力部
35 印刷部
36 画像情報読取部

Claims (10)

  1. 表示画面と、入力手段を有する操作表示部と、
    通貨の投入と排出を行う通貨投入排出口と、
    取引情報をレシート用紙に印刷した明細票を発行する書類印刷部と、を備え、前記通貨投入排出口から投入された通貨を外貨に両替する自動取引装置において、
    前記表示画面に、両替可否情報と共に両替する外貨種別を選択可能に表示し、
    前記入力手段により両替不可の外貨種別が選択された場合は、前記書類印刷部によって、前記両替不可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記両替不可の外貨種別が選択された場合に、前記通貨投入排出口から当該両替に要する金額の通貨を投入させることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記入力手段により両替可の外貨種別が選択された場合であって、外貨の両替ができないときは、前記書類印刷部によって、前記両替可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記書類は、外貨の両替に用いる申込情報を前記レシート用紙に印刷した申込書類であることを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置において、
    前記申込書類に、前記申込情報をバーコードで印刷することを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項4に記載の自動取引装置において、
    前記申込書類に、前記申込情報を取得するための照会番号を印刷することを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の自動取引装置において、
    前記書類は、外貨の両替に用いる申込書であることを特徴とする自動取引装置。
  8. 管理サーバと、自動取引装置と、を接続した外貨両替システムにおいて、
    前記管理サーバは、
    通貨を外貨に両替するときの両替レートを格納する手段と、
    前記自動取引装置へ、前記両替レートを送信する手段と、を備え、
    前記自動取引装置は、
    表示画面と、入力手段を有する操作表示部と、
    通貨の投入と排出を行う通貨投入排出口と、
    取引情報をレシート用紙に印刷した明細票を発行する書類印刷部と、
    前記管理サーバから送信された前記両替レートを受信する手段と、
    前記受信した両替レートを基に、当該両替に要する金額を算出する手段と、
    前記通貨投入排出口から、前記両替に要する金額の通貨が投入されたときに、前記通貨を外貨に両替する手段と、
    前記表示画面に、両替可否情報と共に両替する外貨種別を選択可能に表示する手段と、
    前記入力手段により両替不可の外貨種別が選択された場合に、前記書類印刷部によって、前記両替不可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行する手段と、を備えることを特徴とする外貨両替システム。
  9. 請求項8に記載の外貨両替システムにおいて、
    前記自動取引装置は、
    前記両替不可の外貨種別が選択された場合に、前記通貨投入排出口から前記両替に要する金額の通貨を投入させて、前記両替不可の外貨種別の外貨に両替するための書類を印刷して発行する手段と、を備えることを特徴とする外貨両替システム。
  10. 請求項8または請求項9に記載の外貨両替システムにおいて、
    前記管理サーバに、申込書類発行装置を接続し、
    前記管理サーバは、
    前記申込書類発行装置へ、前記両替レートを送信する手段と、
    前記申込書類発行装置から送信された申込情報を受信する手段と、
    前記受信した申込情報に、照会番号を付与して格納する手段と、
    前記付与した照会番号を、前記申込書発行装置へ送信する手段と、
    前記自動取引装置から送信された照会番号を受信する手段と、
    前記受信した照会番号に該当する申込情報を、前記自動取引装置へ送信する手段と、を備え、
    前記申込書類発行装置は、
    顧客による前記申込情報の入力を受付ける手段と、
    前記申込情報を、前記管理サーバへ送信する手段と、
    前記管理サーバから、前記送信した申込情報に付与された照会番号を受信する手段と、
    前記受信した照会番号を申込書類に印刷して発行する手段と、を備え、
    前記自動取引装置は、
    顧客による前記照会番号の入力を受付ける手段と、
    前記受付けた照会番号を、前記管理サーバへ送信する手段と、
    前記管理サーバから、前記送信した照会番号に該当する申込情報を受信する手段と、
    前記通貨投入排出口から、前記申込情報に含まれる、前記両替に要する金額の通貨が投入されたときに、前記通貨を外貨に両替する手段と、を備えることを特徴とする外貨両替システム。
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