JP2017044831A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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充博 松本
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恵太郎 森
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Abstract

【課題】熱硬化性の表面層を有する場合や、媒体との密着性の高い材料で構成された表面層を有する場合に比べて、媒体の熱伸縮を低減し且つ清掃部材による定着部材の削れや摩耗を低減すること。
【解決手段】定着領域(Q5)において、画像を定着させる定着温度よりも低温の温度で軟化する熱可塑性の材料により少なくとも表面が構成された定着部材(Fp)と、定着部材(Fp)の回転方向に対して、定着領域(Q5)の下流側に設定され、定着部材(Fp)が軟化する温度に比べて低温の清掃領域(E)において、硬化した定着部材(Fp)に接触して、定着部材(Fp)を清掃する清掃部材(42)と、を備えたことを特徴とする定着装置(F)。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
媒体の表面の画像を定着させる定着装置に関し、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2010−078659号公報には、定着後の加圧ロール(310)の表面に気体を吹き付けて、加熱ロール(309)との接触で加熱された加圧ロール(310)が、トナー像を定着させる定着温度よりも低温に冷却されている。よって、両面印刷が連続して行われる場合に、加圧ロール(310)で、記録シート(20)の一面目に定着済のトナー像が再加熱されて、再び溶けてしまうことが防止される。
特開2010−078659号公報(「0044」〜「0051」、図3、図4)
ところで、媒体の種類によっては、熱収縮が起きる問題を考慮して、定着部材に密着性の高い材料を用いることも考えられるが、一方で、その場合は、清掃する際に、削れや摩耗などの可能性も考慮しなければならなかった。
本発明は、熱硬化性の表面を有する場合や、媒体との密着性の高い材料で構成された表面を有する場合に比べて、媒体の熱伸縮を低減し且つ清掃部材による定着部材の削れや摩耗を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
媒体の表面の未定着画像を定着させる定着領域において、画像を定着させる定着温度よりも低温の温度で軟化する熱可塑性の材料により少なくとも表面が構成された定着部材と、
前記定着部材の回転方向に対して、前記定着領域の下流側に設定され、前記熱可塑性の定着部材が軟化する温度に比べて低温の清掃領域において、硬化した前記定着部材に接触して、前記定着部材を清掃する清掃部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記定着部材の回転方向に対して、前記定着領域の下流側且つ前記清掃領域の上流側に配置され且つ前記定着部材を冷却する冷却部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の定着装置において、
無端帯状の回転体と、前記無端帯状の回転体を支持する支持部材と、を有する前記定着部材、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
媒体に転写された未定着画像を定着させる請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,4に記載の発明によれば、熱硬化性の表面を有する場合や、媒体との密着性の高い材料で構成された表面を有する場合に比べて、媒体の熱伸縮を低減し且つ清掃部材による定着部材の削れや摩耗を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着部材の回転方向に対して清掃領域の上流側で冷却部材が表面を冷却しない場合に比べて、確実に表面層を硬化できる。
請求項3に記載の発明によれば、円柱状の回転体に比べて、無端帯状の表面に媒体を密着させ易くすることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。 図3は実施例1の無端帯状の回転体の要部拡大説明図である。 図4は実施例1の定着領域の拡大説明図である。 図5は実験例の実験結果を示した説明図であって、縦軸に媒体の収縮率をとり、横軸にヒータの温度をとったグラフの説明図であり、図5Aは実験例1−1および比較例1−1の測定結果を示すグラフ、図5Bは実験例1−2および比較例1−2の測定結果を示すグラフである。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、操作部UI、画像読取部の一例としてのスキャナ装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙排出部U4を有している。
前記操作部UIは、入力部の一例としての電源ボタンやコピースタートキー、コピー枚数設定キー、テンキー等や、表示部等を有している。
前記スキャナ装置U1は、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、給紙部の一例としての複数の給紙トレイTR1〜TR4と、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1と、を有する。
図1において、画像形成装置本体U3は、制御部Cや、前記制御部Cにより制御されて画像形成装置本体U3の各部材に給電する電源回路E等を有する。制御部Cは、スキャナ装置U1で読み取られた原稿の画像情報や、画像形成装置Uに接続された図示しない情報送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータから送信された画像情報が送信される。
前記制御部Cは、受信した画像情報を、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の印刷用の情報に処理して、潜像書込装置の駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路Dに出力する。レーザ駆動回路Dは、制御部Cから入力されたレーザ駆動信号を予め設定された時期に、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
各潜像形成装置ROSy〜ROSkの下方には、Y,M,C,Kの像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukが配置されている。
図1において、K:黒の像保持体ユニットUkは、像保持体の一例としての感光体ドラムPkと、帯電器の一例としてのコロトロンCCkと、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLkとを有する。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、コロトロンCCy,CCm,CCc、感光体クリーナCLy,CLm,CLcを有する。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPy,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれコロトロンCCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、感光体ドラムPy〜Pkの表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面の静電潜像は、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに設けられた現像部材の一例としての現像ロールR0により、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色の現像剤で可視像の一例としてのトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、1次転写領域Q3において、中間転写体の一例であって、像保持体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK:黒の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面に残留した残留トナーは感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像装置の一例としての現像装置Gy,Gm,Gc,Gkとにより、可視像形成部の一例としてのトナー像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。
画像形成装置本体U3の上部には、補給装置の一例としてのトナーディスペンサーU3aが配置されており、トナーディスペンサーU3aには、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkが着脱可能に装着されている。画像形成に伴って現像装置Gy〜Gkにおいてトナーが消費されると、各トナーカートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkにトナーが供給される。
前記感光体ドラムPy〜Pkの下方に配置された中間転写ベルトBは、中間転写体の駆動部材の一例としての中間駆動ロールRdと、中間転写ベルトBに張力を付与する張力付与部材の一例としての中間テンションロールRtと、中間転写ベルトBの片寄り、蛇行を補正する第1の片寄り補正部材の一例としての中間ステアリングロールRwと、中間転写体の従動部材の一例としての複数の中間アイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、により張架されている。そして、前記中間転写ベルトBは、中間駆動ロールRdの駆動により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記中間駆動ロールRd、中間テンションロールRt、中間ステアリングロールRw,中間アイドラロールRf、バックアップロールT2aにより、実施例1の中間転写体の支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aが構成されている。また、前記中間転写ベルトBやベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2a、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが構成されている。なお、実施例1のベルトモジュールBMは、画像形成装置本体U3に対して、着脱、交換が可能なユニットにより構成されている。
なお、実施例1の中間ステアリングロールRwは、回転軸を有する回転体により構成され、中間転写ベルトBの幅方向への片寄りに応じて片寄りを補正する方向に回転軸が傾斜して、中間転写ベルトBの片寄り、蛇行を防止する。なお、このように、光センサやベルトの端に接触する部材等のベルトの片寄りを検出する部材の検出結果に応じて回転軸を傾斜させて片寄りを補正する方式、いわゆるアクティブステアリング方式のステアリングロールRwは、従来公知であり、例えば、特開2009−86463号公報や特開2010−231112号公報等に記載された従来公知の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
前記バックアップロールT2aの下方には、転写搬送装置の一例としての2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtは、転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。2次転写ロールT2bは、バックアップロールT2aに対向して配置されている。2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと対向する領域により2次転写領域Q4が構成されている。また、前記バックアップロールT2aには、電圧印加用の接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。前記各ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期に、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、前記用紙搬送路SH2に搬送され、送出部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて送り出され、媒体案内部材の一例としての用紙ガイドSG1,SG2に案内されて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に、前記2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、搬送部材の一例としての媒体搬送ベルトBHに送られる。媒体搬送ベルトBHは、記録用紙Sを定着装置Fに搬送する。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱部材Fhと、加圧定着部材の一例としての加圧部材Fpとを有し、加熱部材Fhと加圧部材Fpとが接触する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。定着装置Fでトナー像が定着された記録用紙Sは、排出部の一例としての排出トレイTRhに排出される。
前記符号SH1,SH2等により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,SGr,BH等により用紙搬送装置SUが構成されている。
(定着装置の説明)
図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。
図1、図2において、実施例1の定着装置Fの加熱部材Fhは、被加熱部材の一例としての加熱ベルト1を有する。実施例1の加熱ベルト1は弾性変形可能な無端帯状の弾性部材により構成されている。加熱ベルト1の内周には、用紙搬送路SHに対向する位置に、加熱部材の一例としての第1の加熱ロール2が配置されている。
実施例1の第1の加熱ロール2は、前後方向に延びる円筒状に形成されている。第1の加熱ロール2は、基材2aを有する。実施例1の基材2aは前後方向に延びる円筒状に形成されている。基材2aの表面には、弾性層2bが支持されている。弾性層2bの表面には、離型層2cが形成されている。なお、実施例1の基材2aは、例えば、アルミニウムや、ステンレス、鉄等の金属材料により構成可能である。また、実施例1の弾性層2bは、例えば、シリコーンゴム等の耐熱弾性材料により構成可能であり、離型層2cは、例えば、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)により構成可能である。第1の加熱ロール2の内部には、熱源の一例としてのヒータ3が内蔵されている。また、第1の加熱ロール2は、図示しない駆動源から駆動が伝達される。
第1の加熱ロール2の上方には、支持部材の一例としての右側支持ロール4が配置されている。右側支持ロール4の右上方には、加熱部材の本体の一例としての第2の加熱ロール6が配置されている。なお、実施例1の第2の加熱ロール6は、第1の加熱ロール2を構成する各部材2a,2b,2cに相当する各部材6a,6b,6cで構成されている。また第2の加熱ロール6の内部には、熱源の一例としてのヒータ7が内蔵されている。第2の加熱ロール6の左下方には、支持部材の一例としての左側支持ロール8が配置されている。
なお、実施例1では、第1の加熱ロール2、右側支持ロール4、第2の加熱ロール6、および、左側支持ロール8に、加熱ベルト1が張架されている。そして、第1の加熱ロール2の回転に伴い、加熱ベルト1が矢印Ybの方向に回転する。
加熱ベルト1の外周には、右側支持ロール4に対向する位置に、加熱部材の本体の一例としての第3の加熱ロール9が配置されている。なお、実施例1の第3の加熱ロール9は、第1の加熱ロール2を構成する各部材2a,2b,2cと同様に構成された各部材9a,9b,9cを有する。また第3の加熱ロール9の内部には、熱源の一例としてのヒータ11が内蔵されている。
また、実施例1の加熱部材Fhでは、定着領域Q5を通過する記録用紙Sの表面に、形成されたトナー像が定着可能な定着温度Tに対応して、各ヒータ3,7,11の温度が設定されている。なお、実施例1では、一例として、定着温度Tが100℃に設定されている。なお、実施例1では、定着温度Tを100℃に維持するために、ヒータ3,7,11の温度が150〜160℃に設定される。
図1、図2において、定着部材の一例としての加圧部材Fpは、無端帯状の回転体の一例としての加圧ベルト21を有する。
実施例1の加圧ベルト21の表面は、前記定着温度Tに比べて低い温度Tで軟化し始めて、定着温度Tに比べて高い温度をガラス転移温度Tとする熱可塑性の合成樹脂により構成されている。
実施例1の構成では、定着領域Q5に加圧ベルト21が移動した際に、加熱部材Fhで加圧ベルト21が加熱される。このとき、加圧ベルト21は、定着温度Tと前記温度Tとの間の温度Tに加熱される。
図3は実施例1の無端帯状の回転体の要部拡大説明図である。
なお、実施例1では、加圧ベルト21は、外側の表面が、熱可塑性の合成樹脂の一例として、熱可塑性のポリイミド樹脂で構成されている。実施例1では、熱硬化性のポリイミド樹脂の基材の両面に、熱可塑性のポリイミド樹脂の表面層が支持された宇部興産株式会社製の「ユーピレックス(登録商標)VT」から、内側の表面層を除去したもの、すなわち、図3に示すような熱硬化性のポリイミド樹脂の基材23の表面に、熱可塑性のポリイミド樹脂の表面層24が配置されたものを使用可能である。この熱可塑性のポリイミド樹脂では、軟化し始める温度Tが70℃程度であり、ガラス転移温度Tが240℃である。よって、実施例1では、定着領域Q5において、定着温度Tが100℃の場合、変質や溶融しない程度に加圧ベルト21が軟化する。
加圧ベルト21の内周には、加熱ベルト1を挟んで第1の加熱ロール2と対向する位置に、加圧部材の本体の一例であって支持部材の一例としての加圧ロール26が配置されている。実施例1の加圧ロール26は、第1の加熱ロール2に対応し、一例として、前後方向に延びる円筒状、または、円柱状に形成されている。また、実施例1の加圧ロール26は、図示しない付勢部材の一例としてのバネで、加圧ベルト21、および、加熱ベルト1を介して、第1の加熱ロール2に押し付けられる。
よって、実施例1の構成では、第1の加熱ロール2の回転に伴い、加熱ベルト1を介して、加圧ベルト21が従動回転する。加圧ベルト21の回転方向に対して、加圧ロール26の下流側には、支持部材の一例としての上側の加圧支持ロール27が配置されている。また、加圧ベルト21の回転方向に対して、上側の加圧支持ロール27の下流側には、支持部材の一例としての下側の加圧支持ロール28が配置されている。
なお、実施例1では、加圧ロール26、および、各加圧支持ロール27,28に、加圧ベルト21が張架されている。加圧ベルト21の回転方向に対して、加圧ロール26と上側の加圧支持ロール27との間には、冷却部材の一例としての冷却装置31が配置されている。実施例1の冷却装置31は、加圧ベルト21の内周面に接触する接触部32を有する。接触部32には、放熱部材の一例としてのヒートシンク33が形成されている。ヒートシンク33の後端には、吹付部材の一例としての冷却ファン34が支持されている。
実施例1の構成では、定着動作の実行時に、冷却ファン34からヒートシンク33に向けて冷却用の空気が吹き付けられる。また、実施例1の冷却装置31では、加圧ベルト21の回転に伴い、加圧ベルト21が冷却装置31を通過する際に、加圧ベルト21の温度が軟化する温度T以下になるように、接触部32や、ヒートシンク33の大きさや形状、冷却ファン34の風力が設定されている。
また、加圧ベルト21の外周には、加圧ベルト21の回転方向に対して、下側の加圧支持ロール28の下流側の清掃領域Ecに、清掃器の一例としてのクリーナ41が配置されている。なお、実施例1の清掃領域Ecには、冷却装置31で加圧ベルト21の温度が軟化する温度T以下に冷却されて、硬化した加圧ベルト21が通過する。クリーナ41は、清掃部材の一例としてのクリーニングブレード42を有する。実施例1のクリーニングブレード42は、加圧ベルト21の幅方向に沿って、前後方向に延びる板状に形成されている。実施例1のクリーニングブレード42は、加圧ベルト21の回転方向に対して、クリーニングブレード42の先端部42aが上流側に向く方向、いわゆる、カウンタ方向から加圧ベルト21の表面に接触する。
(定着装置の作用)
図4は実施例1の定着領域の拡大説明図である。
図2、図4において、前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、記録用紙Sは、2次転写領域Q4において転写されたトナー像が未定着の状態で、定着装置Fに搬送される。定着装置Fでは、加熱ベルト1と加圧ベルト21とを介して、記録用紙Sは、第1の加熱ロール2と加圧ロール26とに挟まれて加圧されると共に加熱される。したがって、記録用紙Sが定着装置Fを通過する際に、熱と圧力を受けて、記録用紙Sに未定着のトナー像が定着される。
また、加圧ベルト21の少なくとも表面は、熱可塑性のポリイミド樹脂で構成されている。したがって、記録用紙Sを挟む加圧ベルト21が定着領域Q5を通過する際に、記録用紙Sと共に、加圧ベルト21が変質や溶融しない程度に加熱されて軟化する。よって、記録用紙Sが定着領域Q5を通過する際に、軟化した加圧ベルト21が記録用紙Sに密着する。
ここで、特許文献1に記載の構成では、加圧ロール(310)の表面には、加熱されて軟化する表面が形成されていない。したがって、記録シート(20)が定着領域を通過する際に、加圧ロール(310)の表面に記録シート(20)が密着しておらず、加熱ロール(309)で記録シート(20)が加熱された際に、熱で記録シート(20)が収縮してしまう場合がある。よって、記録シート(20)に定着されたトナー像が歪んでしまい、画質が劣化してしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、記録用紙Sが定着領域Q5を通過する際に、記録用紙Sと軟化した加圧ベルト21とが密着している。したがって、表面層が平滑な特許文献1の構成に比べて、実施例1の構成では、加圧ベルト21と記録用紙Sとの間の摩擦力が大きくなる。よって、加熱された記録用紙Sが熱収縮しようとしても、加圧ベルト21と記録用紙Sとの間の摩擦力で記録用紙Sの熱収縮が低減される。したがって、記録用紙Sが収縮して変形し、画質が劣化してしまうことを低減することが可能である。
また、定着装置Fでトナー像が定着された記録用紙Sは、冷却装置31に搬送される。冷却装置31では、加圧ベルト21の内面に接触部32が接触して、加圧ベルト21が冷却される。よって、冷却装置31を通過した加圧ベルト21では、軟化する温度T以下に加圧ベルト21が冷却されて硬化する。
ここで、加熱されて軟化した状態の加圧ベルト21では、加圧ベルト21と記録用紙Sとが密着しており、加圧ベルト21から記録用紙Sが剥離され難くなる場合がある。この場合、上側の加圧支持ロール27を記録用紙Sが通過する際に、記録用紙Sが加圧ベルト21から剥離されずに、そのまま巻き付いてしまい、用紙の搬送不良、いわゆる、ジャムが発生してしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、記録用紙Sが上側の加圧支持ロール27を通過する際に、記録用紙Sを支持する加圧ベルト21が冷却されて硬化している。よって、記録用紙Sと加圧ベルト21との間の密着性が低下している。したがって、軟化した加圧ベルト21と記録用紙Sとが密着した構成に比べて、実施例1の構成では、加圧ベルト21から記録用紙Sが剥離し易くなる。よって、加圧ベルト21から記録用紙Sが剥離せずに、ジャムが発生してしまうことを低減することが可能である。
また、記録用紙Sが剥離した加圧ベルト21は、清掃領域Eに搬送される。加圧ベルト21には、トナーや紙粉等の付着物が加圧ベルト21に付着してしまう場合がある。清掃領域Eでは、クリーナ41で加圧ベルト21に付着した付着物が清掃される。
ここで、記録用紙Sとの密着性を重視して軟らかい材料の表面層を使用した場合や、加熱されて軟化した状態の加圧ベルト21では、クリーニングブレード42の先端部42aと加圧ベルト21との間の摩擦力も大きくなる。加圧ベルト21と先端部42aとの間の摩擦力が大きくなると、クリーニングブレード42が捲れ易くなり、清掃不良が発生し易い。また、軟化した状態の加圧ベルト21は、硬化した状態の加圧ベルト21に比べて、先端部42aとの接触で削れたり、摩耗してしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、記録用紙Sが清掃領域Eを通過する場合、冷却されて硬化した加圧ベルト21と、クリーニングブレード42の先端部42aとが接触する。したがって、表面層が軟化した場合に比べて、実施例1の構成では、加圧ベルト21と先端部42aとの間で、摩擦力が小さくなる。よって、実施例1の構成では、クリーニングブレード42を捲れ難くすることが可能であり、清掃不良の発生を低減することが可能である。また、実施例1の構成では、先端部42aとの接触で加圧ベルト21が削れたり、摩耗することが低減される。よって、加圧ベルト21の破損が低減され、加圧部材Fpを長寿命化させることが可能である。
(実験例)
次に本発明の実施例1の構成における効果を確認するために実験を行った。
実験例では、実施例1の構成の画像形成装置Uを使用して、ヒータ3,7,11の温度を90〜190℃の範囲で変化させて、定着温度Tを変化させ、定着領域Q5を通過した記録用紙Sの収縮率を測定した。また、定着領域Q5を通過させる記録用紙Sとして、厚さ50μmのPSフィルム(PS:ポリスチレン)、および、厚さ40μmのPETフィルム(PET:ポリエチレンテレフタレート)を使用した。そして、定着領域Q5の通過前、および、通過後のPSフィルムの幅方向の長さをそれぞれ測り、定着領域Q5を通過したPSフィルム、および、PETフィルムの収縮率を測定した。すなわち、(通過前の幅方向長さ−通過後の幅方向長さ)÷通過前の幅方向長さ×100[%]で収縮率を計算した。
(実験例1−1)
実験例1−1では、宇部興産株式会社製の「ユーピレックス(登録商標)VT」から、内側の表面層を除去したものを、加圧ベルト21として使用した。また、実験例1−1では、厚さ50μmのPSフィルム(PS:ポリスチレン)を、記録用紙Sとして使用した。
(実験例1−2)
実験例1−2では、前記実験例1−1と同様の加圧ベルト21を使用した。また、実験例1−2では、厚さ40μmのPETフィルム(PET:ポリエチレンテレフタレート)を、記録用紙Sとして使用した。
(比較例1−1)
比較例1−1では、熱硬化性の液状エラステックポリマーである信越化学工業株式会社製の「(登録商標)SIFEL」を一様な厚さで被膜して硬化させたものを、熱硬化性の加圧ベルトとして使用した。また、比較例1−1では、厚さ50μmのPSフィルムを、記録用紙Sとして使用した。
(比較例1−2)
比較例1−2では、前記比較例1−1と同様の熱硬化性の加圧ベルトを使用した。また、比較例1−2では、厚さ40μmのPETフィルムを、記録用紙Sとして使用した。
図5は実験例の実験結果を示した説明図であって、縦軸に媒体の収縮率をとり、横軸にヒータの温度をとったグラフの説明図であり、図5Aは実験例1−1および比較例1−1の測定結果を示すグラフ、図5Bは実験例1−2および比較例1−2の測定結果を示すグラフである。
一般に、PSフィルム、および、PETフィルムは、温度が上昇するほど収縮し易い。図5において、比較例1−1,1−2では、ヒータ3,7,11の温度が上昇するに連れて、PSフィルム、および、PETフィルムの収縮率が上昇する傾向にあることが確認された。
一方、実験例1−1,1−2では、ヒータ3,7,11の温度が上昇すると、加圧ベルト21が軟化する温度(70℃)、すなわち、図5におけるヒータ3,7,11の温度が150℃の手前では、PSフィルム、および、PETフィルムの収縮が大きくなるが、加圧ベルト21が軟化する温度を越えると、収縮が小さくなっている。これは、加圧ベルト21が軟化して、PSフィルム、および、PETフィルムと、加圧ベルト21との密着性が増したためと考察される。そして、実施例1では、ヒータ3,7,11の温度が150〜160℃に設定されており、定着領域Q5の定着温度Tは100℃になる。よって、熱硬化性の表面層を有する定着ベルトの構成に比べて、実施例1の構成では、軟化した加圧ベルト21で記録用紙Sの熱収縮が低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色の画像形成装置に限定されず、単色の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、定着温度Tよりも低温で軟化する加圧ベルト21を構成する熱可塑性の材料の一例として、熱可塑性のポリイミド樹脂を例示したが、これに限定されない。定着温度Tよりも低温で軟化し、清掃領域Eで硬化する材料であれば、任意の材料を使用することが可能である。例えば、ポリカーボネート(PC)や、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリスルホン系樹脂(PSU)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルイミド(PEI)等の材料の材料を主成分として、上記温度条件を満たす熱可塑性の材料で加圧ベルト21を構成することも可能である。
(H03)前記実施例において、加圧部材の一例として、無端帯状の回転体の一例としての加圧ベルト21と、ロール状の支持部材26,27,28とを用いた加圧部材Fpの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧部材Fpに代えて、ロール状の加圧ロールや、設計や仕様に応じて、任意の形状の加圧部材を用いた構成も可能である。
(H04)前記実施例において、支持部材の一例として、3本のロール26,27,28で加圧ベルト21を張架する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2本または4本以上のロールで加圧ベルト21を張架する構成も可能である。
(H05)前記実施例において、加熱部材の一例として、無端帯状の回転体の加熱ベルト1を用いた加熱部材Fhの構成を例示したが、これに限定されず、例えば、加熱部材Fhに代えて、ロール状の加熱部材や、設計や仕様に応じて、任意の形状の加熱部材を用いた構成も可能である。また、例えば、ゴムベルトの表面に、熱可塑性の材料のフィルムを貼り付けて、少なくとも表面が熱可塑性の材料で構成された多層構造の構成とすることも適用可能である。
(H06)前記実施例において、冷却部材の一例として、ヒートシンク33や、冷却ファン34を有する冷却装置31の構成を例示したが、これに限定されず、例えば、ヒートシンク33に代えて、一対のロール状の冷却ロールを使用した構成とすることも可能である。また、清掃領域Eに加圧ベルト21が搬送された際に、加圧ベルト21が自然放熱で冷却されて硬化する構成の場合、ヒートシンク33や、冷却ファン34の片方、あるいは、冷却部材自体を省略する構成も可能である。
(H07)前記各実施例において、清掃部材の一例として、加圧ベルト21の表面に付着した付着物を除去するクリーニングブレード42を例示したが、これに限定されず、例えば、従来のクリーニングブラシや、クリーニングローラ等、設計や仕様に応じて、任意の形状の清掃部材を採用可能である。
(H08)前記実施例において、加熱ベルト1の回転に伴い、加圧ベルト21が従動回転する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧ベルト21の回転に伴い、加熱ベルト1が従動回転する構成も可能であり、各ベルト1,21を回転させる駆動部材を設けて、各ベルト1,21が独立して回転する構成も可能である。
(H09)前記各実施例において、加圧ベルト21を有する定着部材の一例としての加圧部材Fpの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧ベルト21を有する定着部材の一例としての加熱部材Fhに適用することも可能である。また、加圧部材Fp、および、加熱部材Fhの一方のみに加圧ベルト21を設ける構成に限定されず、両方に熱可塑性のベルトを設けることも可能である。
(H010)前記各実施例において、熱収縮する媒体を例示したが、これに限定されず、例えば、熱膨張する媒体を使用する場合でも、軟化した表面層24と記録用紙Sとの密着で、媒体の熱膨張を低減する構成も可能である。
21…無端帯状の回転体、
26,27,28…支持部材、
31…冷却部材、
42…清掃部材、
…清掃領域、
F…定着装置、
Fp…定着部材、
Py〜Pk…像保持体、
S…媒体、
T1+B+T2+CLB…転写装置、
Q5…定着領域、
U…画像形成装置。

Claims (4)

  1. 媒体の表面の未定着画像を定着させる定着領域において、画像を定着させる定着温度よりも低温の温度で軟化する熱可塑性の材料により少なくとも表面が構成された定着部材と、
    前記定着部材の回転方向に対して、前記定着領域の下流側に設定され、前記熱可塑性の定着部材が軟化する温度に比べて低温の清掃領域において、硬化した前記定着部材に接触して、前記定着部材を清掃する清掃部材と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材の回転方向に対して、前記定着領域の下流側且つ前記清掃領域の上流側に配置され且つ前記定着部材を冷却する冷却部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 無端帯状の回転体と、前記無端帯状の回転体を支持する支持部材と、を有する前記定着部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 表面に画像を保持する像保持体と、
    前記像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
    媒体に転写された未定着画像を定着させる請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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