JP2017041779A - 撮像装置及び露出制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置での露出値演算や被写体認識演算の精度を高める。
【解決手段】AEセンサ107により撮像を行い(S305)、得られた画像に対してシェーディング補正を行って周辺光量落ちを補正する(S306)。画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎に輝度値の平均値を算出し(S308)、クリップデータとシェーディング補正データとからブロック毎にクリップデータを作成し(S304)、ブロック毎の輝度値の平均値をブロック毎のクリップデータを用いてクリップすることにより平均値のばらつきを抑制し(S310)、クリップが行われた後の画像データを用いて露出値を演算する(S311)。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像素子を用いて測光を行う撮像装置及び露出制御方法に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラに用いられるCMOSイメージセンサに存在する画素欠陥に起因するノイズを補正する方法として、ノイズの載った画素をその周囲の画素との相関関係に基づいて補正する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
CMOSイメージセンサには、光量の平方根に比例する光ショットノイズが存在し、この光ショットノイズを抑制する方法として、上記特許文献1に記載された方法を用いることができると考えられる。また、CMOSイメージセンサには、暗電流による固定パターンノイズが発生する。この固定パターンノイズを補正する技術として、オプティカルブラック領域に基づき暗電流成分を算出する方法や、駆動条件と暗電流成分との関係を示す情報に基づき、暗電流成分を算出する方法が提案されている(特許文献2,3参照)。
特開平6−86098号公報 特開2009−033321号公報 特開2013−118563号公報
CMOSイメージセンサの受光光量が小さい場合には、光ショットノイズに起因して、露出値演算結果のばらつきが大きくなる。そのため、上記特許文献1に記載された方法では、注目画素とその周囲の画素の出力が小さい場合に、注目画素を正しく補正することができない。
そこで、光ショットノイズによる測光結果のばらつきが十分小さくなる閾値(下限値)以下の測光結果を、この閾値にクリップする手法を適用することが考えられる。例えば、39カウントの測光出力値に光ショットノイズで最大±8カウントのばらつきがある場合に、測光結果のばらつきは±1/3段(=±1/3EV)以内となる。そのため、39カウント以下を39カウントにクリップすれば、測光結果のばらつきを±1/3段以内に抑えることができる。
しかし、顔検出等の被写体認識演算を行う場合には、画像全体に対してレンズ等による光学系の周辺光量落ちを補正するシェーディング補正を行う必要があり、シェーディング補正によって周辺光量落ちの大きい画像周辺部で、光ショットノイズが増加してしまう。例えば、シェーディング補正で周辺光量落ちを補正すると、光ショットノイズの最大値が±8カウントよりも大きくなり、測光結果のばらつきが±1/3段よりも大きくなることで、適切な露出条件を算出することができなくなる。
また、上述の特許文献2,3に記載された技術では、暗電流による固定パターンノイズを補正するダーク補正データを画素毎に記憶させる必要があるため、記憶手段に大きな記憶容量が必要になる。これに対して、ダーク補正データを圧縮して用意し、拡大(解凍)して画素毎に補正をかける構成にすると、記憶容量を抑えることはできるが、回路規模が大きくなってしまう。
そこで、撮像面を任意に分割したブロック毎にダーク補正をかけることにより、ダーク補正データのデータ容量を小さく抑えながら、回路規模も縮小することが可能になると考えられる。しかし、上述したように光学系の周辺光量落ちを補正するシェーディング補正を行うと、周辺光量落ちの大きい画像周辺部で暗電流による固定パターンノイズが大きくなるため、ダーク補正が正しく掛からなくなってしまう。これにより、露出値演算や被写体認識演算の精度が低下してしまう。
本発明は、露出値演算や被写体認識演算の精度を高めることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像素子を用いて被写体に対する測光と画像データの生成を行う画像データ生成手段と、周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記画像データ生成手段が生成した画像を複数のブロックに分割したブロック毎に輝度値の平均値を算出する算出手段と、前記平均値のばらつきを抑制するためのクリップデータと前記シェーディング補正データとから前記ブロック毎にクリップデータを作成するクリップデータ作成手段と、前記算出手段により算出された前記ブロック毎の輝度値の平均値を前記ブロック毎のクリップデータを用いてクリップするクリップ処理手段と、前記クリップ処理手段によるクリップが行われた後の画像データを用いて露出値を演算する露出値演算手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る別の撮像装置は、撮像素子を用いて被写体に対する測光と画像データの生成を行う画像データ生成手段と、周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記画像データ生成手段が生成した画像を複数のブロックに分割したブロック毎に輝度値の平均値を算出する算出手段と、前記複数のブロック毎にダーク補正データを作成するダーク補正データ作成手段と、前記算出手段により算出された前記ブロック毎の輝度値の平均値に、前記ブロック毎のダーク補正データと前記ブロック毎のシェーディング補正データとを適用してダーク補正を行うダーク補正手段と、前記ダーク補正手段によるダーク補正が行われた後の画像データを用いて露出値を演算する露出値演算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置による撮像の際に、光ショットノイズや暗電流による固定パターンノイズ等の影響を抑えた、精度の高い露出値演算や被写体認識演算を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示す図である。 図1のデジタルカメラでの撮像動作のフローチャートである。 図2のフローチャートのステップS102のAE処理で実行するAE処理の内容を決定するための処理のフローチャートである。 図3のフローチャートのステップS203の第1のAE処理の詳細を示すフローチャートである。 図3のフローチャートのステップS204の第2のAE処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本は詰めに係る撮像装置として、デジタルカメラを取り上げることとする。但し、本発明は、これに限定されず、撮像素子を用いて測光と撮像を行う撮像機能を有する携帯型通信端末等の電子機器に広く適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。デジタルカメラ100は、大略的に、カメラ本体100A及びレンズ鏡筒100Bから構成される。レンズ鏡筒100Bは、カメラ本体100Aと一体となっていてもよいし、カメラ本体100Aに対して着脱自在であってもよい。
カメラ本体100Aは、CPU101、メモリ102、撮影用撮像素子103、シャッタ104、ハーフミラー105、ピント板106及びAE(auto exposure:自動露出)センサ107を備える。また、カメラ本体100Aは、ペンタプリズム108、光学ファインダ109、AFミラー110及びAF(自動合焦)センサ111を備える。レンズ鏡筒100Bは、複数のレンズ群121と、鏡筒内CPU(以下「LPU」と記す)122とを備える。
CPU101は、デジタルカメラ100の各部を制御するマイクロコンピュータである。メモリ102は、CPU101が実行するプログラムや変数等を格納するROMと、CPU101がプログラムを展開する作業領域や一時的に画像データ等を記憶するRAMを含む。LPU122は、被写体に対する距離情報等をCPU101へ送信する。
撮影用撮像素子103は、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCDセンサ或いはCMOSセンサ等のイメージセンサである。シャッタ104は、非撮影時には閉じて撮影用撮像素子103を遮光し、撮影時には開いてレンズ鏡筒100Bを通過した光束を撮影用撮像素子103へ導く。
ハーフミラー105は、非撮影時にレンズ群121を通して入射する光の一部を反射して、ピント板106に光学像を結像させる。AEセンサ107は、CCD或いはCOMS等の撮像素子からなる測光センサであり、例えば、赤外光域及び可視光域における分光特性の異なる複数の画素(R(赤),G(緑),B(青),IR(赤外))からなる画素を有する。CPU101は、AEセンサ107からの出力信号を用いて、顔検知や被写体追尾、光源判定等の被写体認識演算を行う。
ペンタプリズム108は、ピント板106の被写体像をAEセンサ107と光学ファインダ109へ導く。なお、AEセンサ107は、ペンタプリズム108を介してピント板106に結像された被写体像を斜め方向の位置から見ている。AFミラー110は、レンズ鏡筒100Bから入射してハーフミラー105を通過した光束の一部をAFセンサ111へ導く。AFセンサ111は、受光した光束に基づいて被写体に対する合焦のための測距を行う。
図1には不図示であるが、デジタルカメラ100は、電源スイッチと、シャッタスイッチとを備える。シャッタスイッチは、半押し(第1ストローク)でオンするスイッチSW1と、全押し(第2ストローク)でオンするスイッチSW2とを備える。スイッチSW1がオンすることで、AEセンサ107による露出制御とAFセンサ111による自動合焦制御が実行される。また、スイッチSW2がオンすることで、本撮影処理が行われる。本撮影処理では、撮影用撮像素子103に結像した光学像は、撮影用撮像素子103によってアナログ電気信号に変換され、アナログ電気信号が不図示の画像処理手段によりデジタル画像データに変換されて、不図示のメモリカード等の記憶手段に記憶される。
図2は、デジタルカメラ100での撮像動作のフローチャートである。図2のフローチャートの各処理は、CPU101が所定のプログラムを実行してデジタルカメラ100の各部の動作を制御し、各部が所定の動作や演算を行うことによって実現される。
デジタルカメラ100は、電源スイッチがオンされて撮像スタンバイの状態にあるものとする。ステップS101においてCPU101は、シャッタスイッチの第1ストロークであるスイッチSW1がオンされたか否かを判定する。CPU101は、スイッチSW1がオンされるまでステップS101の判定を繰り返し(S101でNO)、スイッチSW1がオンされると(S101でYES)、処理をステップS102へ進める。ステップS102においてCPU101は、AEセンサ107により、AE処理(露出制御処理)を行う。このAE処理には、顔検出演算や被写体追尾演算、光源判定等の被写体認識演算と、露出値演算とが含まれる。なお、ステップS102の詳細については後述する。
続くステップS103においてCPU101は、AEセンサ107とAFセンサ111を用いて、位相差方式のAF処理を行う。例えば、AEセンサ107で顔が検知されている場合、検知された顔に対応する測距点のデフォーカス量を検出し、LPU122を通じてレンズ群121のフォーカスレンズを駆動させて、検出された顔にピントを合わせる。
次に、ステップS104においてCPU101は、シャッタスイッチの第2であるスイッチSW2がオンされたか否かを判定する。CPU101は、スイッチSW2がオンされていない場合(S104でNO)、処理をステップS101へ戻し、スイッチSW2がオンされると(S104でYES)、処理をステップS105へ進める。ステップS105においてCPU101は、ステップS102でのAE処理結果に基づき、本撮像処理を実行する。
次に、ステップS102におけるAE処理の詳細について説明する。ここでは、AEセンサ107は、矩形形状を有し、横320×縦240で画素が配置されたCMOSイメージセンサであるとする。なお、縦方向は、図1における上下方向であり、横方向は、図1の紙面と直交する方向である。
本実施形態では、被写体輝度に応じてAEセンサ107からの信号(電荷)の読出方法を切り替える。一定の被写体輝度がある場合には、AEセンサ107の全画素から信号(電荷)を読み出す全画素読み出しを行う。具体的には、全画素から個々に信号を読み出し、横40×縦40の画素からなる領域を1ブロックとして、横8×縦6のブロック毎に輝度値の平均値を算出する。つまり、画像を横8×縦6のブロックに分割し、分割されたブロック毎に輝度値の平均値を算出する。
これに対して、低輝度時には電荷加算を行ってAEセンサ107から信号を読み出す画素加算読み出しを行う。具体的には、横2×縦2の画素の信号を加算することにより、横160×縦120の画素群の信号を読み出した後、横20×縦20の画素群からなる領域を1ブロックとして、横8×縦6のブロック毎に輝度値の平均値を算出する。よって、ここでも、画像を横8×縦6のブロックに分割し、分割されたブロック毎に輝度値の平均値が算出される。
一方、メモリ102には、事前に準備されたシェーディング補正データと、ダーク補正用調整データと、クリップデータとが格納されている。シェーディング補正データは、レンズ群121等による光学系の周辺光量落ち補正用データであり、上述の横8×縦6のブロック毎にデータを圧縮して保持している。
ダーク補正用調整データは、AEセンサ107の固定パターンノイズと暗電流による固定パターンノイズを補正するための調整データであり、上述の横8×縦6のブロック毎にデータを保持している。なお、本実施形態において、「AEセンサ107の固定パターンノイズ」とは、暗電流による固定パターンノイズ以外の固定パターンノイズを指すものとする。
ダーク補正用調整データは、一例として、下記(1)〜(4)の駆動条件で暗中を撮像したときのブロック毎の輝度値の平均値DS1ij、DL1ij、DS2ij、DL2ijを、調整データとして保持する。ここで、“i”は横方向のブロックの番号で1〜8の値を取り、“j”は縦方向のブロックの番号1〜6の値を取る。
(1)全画素読み出し、温度K1、短時間蓄積TS1、ゲインG1
(2)全画素読み出し、温度K1、長時間蓄積TL1、ゲインG1
(3)4画素加算読み出し、温度K2、短時間蓄積TS2、ゲインG2
(4)4画素加算読み出し、温度K2、長時間蓄積TL2、ゲインG2
これらの調整データを用いて、AEセンサ107の駆動条件(画素加算方法、蓄積時間T、ゲインG)と温度Kにおける固定パターンノイズと暗電流による固定パターンノイズを算出し、補正する。
なお、AEセンサ107の固定パターンノイズは、AEセンサ107の面内のムラであり、蓄積時間Tと温度Kに依存せず、ほぼ一定であり、AEセンサ107の個体毎に異なる。全画素読み出し時と画素加算読み出し時のそれぞれにおける、ゲインGでの固定パターンノイズD1(1)ij,D2(1)ijはそれぞれ、下記式〔1〕,〔2〕により算出される。
また、暗電流による固定パターンノイズは、AEセンサ107の駆動条件(画素加算方法、蓄積時間T、ゲインG)と温度Kとによって変化し、AEセンサ107の個体毎に異なる。全画素読み出し時と画素加算読み出し時のそれぞれにおける、蓄積時間T、ゲインG、温度Kでの暗電流による固定パターンノイズD1(2)ij,D2(2)ijはそれぞれ、下記式〔3〕,〔4〕により算出される。なお、“α”は温度係数であり、AEセンサ107の個体によらず、ほぼ一定の値を取る。
以上を纏めると、全画素読み出し時と画素加算読み出し時のそれぞれにおいて、蓄積時間T、ゲインG、温度Kにおけるダーク補正データD1ij,D2ijはそれぞれ、下記〔式5〕,〔式6〕により算出される。
Figure 2017041779
クリップデータは、光ショットノイズを抑制するための補正データである。ブロック毎に算出された輝度値の平均値が小さい場合には、光ショットノイズによる露出値演算結果のばらつきが大きくなる。例えば、16カウントの測光出力値に光ショットノイズで最大±8カウントのばらつきがある場合には、測光結果に±約1段(=1EV)のばらつきが生じてしまう。そこで、光ショットノイズがある場合でも測光結果のばらつきが±1/3段以内となるようにクリップデータを用意する。例えば、39カウントの測光出力値に光ショットノイズで最大±8カウントのばらつきがある場合には、測光結果のばらつきは±1/3段以内となる。そのため、39カウント以下を39カウントにクリップすることにより、測光結果のばらつきを±1/3段以内に抑える。
また、本実施形態では、ゲインGと温度Kの少なくとも一方に応じて光ショットノイズが変わる場合に、各条件に応じてクリップデータを変える。全画素読み出し時と画素加算読み出し時のそれぞれにおける、ゲインG、温度KでのクリップデータC1,C2はそれぞれ、下記〔式7〕,〔式8〕により求められる。
なお、“CS1”は全画素読み出し、ゲインGS1、温度KS1のときに、測光結果のばらつきが±1/3段以内となる出力である。“CS2”は、画素加算読み出し、ゲインGS2、温度KS2のときに、測光結果のばらつきが±1/3段以内となる出力である。“β”は、温度係数であり、AEセンサ107の個体によらず、ほぼ一定の値を取る。以上が事前に準備するデータとなる。
Figure 2017041779
次に、ステップS102のAE処理について、より詳細に説明する。図3は、ステップS102のAE処理で実行するAE処理の内容を決定するための処理のフローチャートである。ステップS201においてCPU101は、ステップS101でスイッチSW1がオンとなった後にステップS102のAE処理を初めて行うか、スイッチSW1がオンとなった後にステップS102のAE処理を行ったことがあるかを判定する。CPU101は、ステップS102のAE処理を初めて行う場合(S201でYES)、処理をステップS203へ進め、ステップS102のAE処理を行ったことがある場合(S201でNO)、処理をステップS202へ進める。
ステップS202においてCPU101は、スイッチSW1がオンされたことで実行される測光結果に基づいて、被写体像が低輝度か否かを判定する。ここでの判定は、顔検知等の被写体認識演算が可能な出力がAEセンサ107から得られていない場合に、低輝度であると判定するものとする。CPU101は、低輝度ではない場合(S201でNO)、処理をステップS203へ進め、低輝度である場合(S201でYES)、処理をステップS204へ進める。
ステップS203においてCPU101は、第1のAE処理による被写体認識演算と露出値演算を行う。一方、ステップS204においてCPU101は、第2のAE処理による露出値演算を行う。このように、本実施形態では、被写体像が低輝度か否かに応じて露出制御方法を切り替える。なお、ステップS203,S204のそれぞれで実行される処理の内容については、図4,5を参照して後述する。
ステップS203,S204の後、処理はステップS205へ進められる。ステップS205においてCPU101は、ステップS201と同様に、スイッチSW1がオンとなった後にステップS102のAE処理を初めて行うか、スイッチSW1がオンとなった後にステップS102のAE処理を行ったことがあるかを判定する。CPU101は、ステップS102のAE処理を初めて行う場合(S205でYES)、処理をステップS202へ戻し、ステップS102のAE処理を行ったことがある場合(S205でNO)、本処理を終了させる。ステップS205の処理を行うことにより、低輝度時に第2のAE処理を行うことで、正確な露出値演算を行うことができる。なお、CPU101は、ステップS101でスイッチSW1がオフとなった場合とステップS105での本撮影終了後に、ステップS201,S205で用いるステップS102のAE処理を初めて行ったか否かの判定情報をリセットする。
図4は、第1のAE処理(ステップS203)の詳細を示すフローチャートである。第1のAE処理では、被写体認識演算を行うためにシェーディング補正を行う。このとき、シェーディング補正を行うことで、光ショットノイズと暗電流による固定パターンノイズが増加し、特に周辺光量落ちが大きい画像周辺部でノイズの増加が大きくなる。そこで、第1のAE処理では、後述する測光出力値Yにおけるノイズ増加を抑制するために、ブロック毎のダーク補正データとクリップデータのそれぞれにシェーディング補正データを乗算して、ブロック毎に第1のダーク補正データとクリップデータを作成する。
ステップS301〜S304では、事前に準備したデータを用いて補正データが算出される。具体的には、ステップS301においてCPU101は、横8×縦6のブロック毎に圧縮されているシェーディング補正データから、横320×縦240の画素単位に拡大した画素毎のシェーディング補正データを作成する。続く、ステップS302においてCPU101は、ダーク補正データ作成手段として働き、横8×縦6のブロック毎にダーク補正データを作成する。ここでは、AEセンサ107の駆動方法(蓄積時間、ゲイン)と温度に応じて、上記式〔5〕によりブロック毎のダーク補正データを算出する。
ステップS303においてCPU101は、後のステップS309での第1のダーク補正処理で用いるブロック毎の第1のダーク補正データを作成する。第1のダーク補正データは、ステップS302で算出したブロック毎のダーク補正データと、ステップS301で作成したブロック毎のシェーディング補正データとの乗算により算出される。続いて、ステップS304においてCPU101は、クリップデータ作成手段として働き、後のステップS310での第1のクリップ処理で用いるブロック毎のクリップデータを作成する。ブロック毎のクリップデータは、上記式〔7〕により算出されるクリップデータC1と、ステップS301で用いたブロック毎のシェーディング補正データとの乗算により算出される。
次に、ステップS305〜S311では、画像(被写体像)の取得と、ステップS301〜S304で生成した各種補正データを用いた被写体認識演算と測光処理を行う。具体的には、ステップS305において、CPU101は、AEセンサ107の電荷蓄積と電荷読み出しを行い、横320×縦240の画素からなる被写体像の第1の画像データを生成し、メモリ102に保持する。このように、CPU101及びAEセンサ107は、画像データ生成手段として働く。
続くステップS306においてCPU101は、レンズ群121等による光学系の周辺光量落ちを補正するための第1のシェーディング補正を行う。第1のシェーディング補正は、ステップS301で作成した画素毎のシェーディング補正データをステップS305で生成した第1の画像データに乗算することにより行われる。
その後、ステップS307においてCPU101は、ステップS306で生成した第1のシェーディング補正後の画像データを用いて、周知の被写体認識演算を行う。被写体認識演算では、被写界を照射する光源を判定する光源判定演算(AWB)や肌色等の特徴色を抽出する特徴色抽出演算、被写体をブロックマッチング等の手法で追尾する被写体追尾演算、顔等の特徴領域を抽出する顔検知演算等が行われる。
なお、被写体認識演算で実行される各種の処理には周知の技術を用いることができるため、その詳細についての説明は省略する。また、この時点では、光ショットノイズ、固定パターンノイズと暗電流による固定パターンノイズが残っているが、第1の画像データを用いた被写体認識演算は可能であるため、ダーク補正を行わなくとも、被写体認識演算の精度は低下しない。
続いて、ステップS308においてCPU101は、ステップS306で生成した第1のシェーディング補正後の画像データを用いて、縦40×横40の画素からなる領域を1ブロックとし、横8×縦6のブロック毎に輝度値の平均値を算出し、測光出力値Yとする。そして、ステップS309においてCPU101は、ステップS308において生成したブロック毎の測光出力値Yに対してステップS303で算出した第1のダーク補正データを適用して第1のダーク補正を行う。
なお、ステップS306で生成される第1のシェーディング補正後の画像データでは、固定パターンノイズ及び暗電流による固定パターンノイズにもシェーディング補正のゲインが掛かっている。そのため、周辺光量落ちが大きい画像周辺のブロックで、これらの固定パターンノイズが増加する。一方、ステップS303で算出した第1のダーク補正データは、固定パターンノイズ及び暗電流による固定パターンノイズを補正するダーク補正データ及びシェーディング補正データを乗算したものである。よって、第1のダーク補正データによる補正を行うことにより、シェーディング補正により増加したノイズを抑制することができる。
ステップS310においてCPU101は、ステップS309で生成した第1のダーク補正後のブロック毎の測光出力値Yを、ステップS304で算出したブロック毎のクリップデータを用いてクリップする第1のクリップ処理を行う。これは、以下の理由による。即ち、ステップS306で生成された第1のシェーディング補正後の画像データでは、光ショットノイズにもシェーディング補正のゲインが掛かっているため、周辺光量落ちが大きい画像周辺のブロックでのノイズが大きくなり、測光出力値Yのばらつきが大きくなる。ここで、ステップS304で算出したブロック毎のクリップデータは、測光出力値Yのばらつきを抑制するクリップデータにシェーディング補正データを乗算したものである。よって、ステップS304で算出したブロック毎のクリップデータを用いた補正を行うことにより、シェーディング補正で増加した光ショットノイズを抑えることができる。
ステップS311においてCPU101は、ステップS310で生成したクリップ処理後のブロック毎の測光出力値Yと露出制御値用の重み付け係数kとの加重平均値Ywを、下記式〔9〕により算出する。そして、CPU101は、算出した加重平均値Yw、蓄積時間等から得られる被写体輝度に基づいて、本撮影時の露出制御値(シャッタ速度、絞り値、感度等)を算出する露出値演算を行う。下記式〔9〕において、“Yij”と“kij”はそれぞれ、ブロック毎の測光出力値Yと重み付け係数kを示しており、“i”は横方向のブロックの番号で1〜8の値を取り、“j”は縦方向のブロックの番号1〜6の値を取る。
Figure 2017041779
なお、重み付け係数は、デジタルカメラ100の撮像モードや測光モード、撮影シーン等に応じて、複数の測光エリアの各測光出力値に対する重み付けを変えるための係数である。例えば、測光モードが中央重点測光モードであれば、画像周辺付近に対する重み付け係数よりも画像中央付近の測光エリアに対する重み付け係数を大きくする。また、デジタルカメラ100が特徴領域検出機能を有する場合、特徴領域検出機能を用いる撮像モードでは特徴領域に対応する測光エリアに対する重み付け係数を、他の測光エリアに対する重み付け係数よりも大きくする。更に、デジタルカメラ100が、被写界状況に応じてどのような撮影シーンかを自動判別するシーン判別機能を有する場合、判別されたシーンに最適な重み付け係数が各測光エリアに対して設定される。重み付け係数そのものは、本実施形態に係るノイズ増加を抑制する補正とは直接の関係はなく、そのため、これ以上の説明は省略する。また、露出制御値の決定方法は、本実施形態に係るノイズ増加を抑制する補正とは直接の関係はなく、周知の技術を用いることができるため、その説明を省略する。
上述したように、ステップS203の第1のAE処理では、ブロック毎に第1のダーク補正データとクリップデータを作成し、シェーディング補正により増加したノイズを抑制した。しかし、ステップS301におけるシェーディング補正データの拡大によって生じた誤差等を完全に除去することはできず、補正後に残るノイズが測光出力値Yの精度に影響を与えるおそれがある。そこで、低輝度時のAE処理(ステップS204)では、画素毎のシェーディング補正を行わず、ブロック毎にダーク補正とクリップ処理を行った後にシェーディング補正を行うこととし、以下に詳細に説明する。
図5は、第2のAE処理(ステップS204)のフローチャートである。ステップS401においてCPU101は、事前に準備したデータを用いて、ブロック毎にダーク補正データを作成する。具体的には、AEセンサ107の駆動方法(蓄積時間、ゲイン)と温度に応じて、上記式〔6〕によりブロック毎のダーク補正データを算出する。
続くステップS402〜S407では、撮像(画像取得)と、ステップS401で生成したダーク補正データを用いた露出値演算を行う。即ち、ステップS402においてCPU101は、AEセンサ107の電荷蓄積と電荷読み出しを横2×縦2の4画素からの出力を加算することによって行い、横160×縦120の画素群からの出力を第2の画像データとしてメモリ102に保持する。続くステップS403においてCPU101は、ステップS402で生成した第2の画像データを用い、縦20×横20の画素群からなる領域を1ブロックとし、横8×縦6の各ブロックについて測光出力値Yを算出する。
ステップS404においてCPU101は、48個のブロック毎に第2のダーク補正を行う。第2のダーク補正では、ステップS403で生成したブロック毎の測光出力値Yに、ステップS401で算出したブロック毎のダーク補正データを適用することにより、固定パターンノイズと暗電流による固定パターンノイズを補正する。続くステップS405においてCPU101は、ステップS404による第2のダーク補正後のブロック毎の測光出力値Yに対して、上記式〔8〕により算出されるクリップデータC2でクリップする第2のクリップ処理を行う。
続いて、ステップS406においてCPU101は、ステップS405で生成したクリップ処理後のブロック毎の測光出力値Yに対して事前に準備したシェーディング補正データを乗算することにより、第2のシェーディング補正を行う。こうして、第2のAE処理では、ブロック毎のシェーディング補正データの画素毎への拡大を行わないため、シェーディング補正データの拡大を行う場合に発生する誤差の影響をなくすことができる。
次いで、ステップS407においてCPU101は、ステップS311と同様に、加重平均値Ywを算出し、加重平均値YwとAEセンサ107における電荷の蓄積時間等から得られる被写体輝度に基づいて、本撮影時の露出制御値を算出する。こうして、ダーク補正処理の回路規模を大きくすることなく、露出値演算を適切且つ迅速に行うことが可能となる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、露出値演算や被写体認識演算はCPU101が行うとしたが、これらの演算を行う処理回路をAEセンサ107に付加し、CPU101の制御下で、上述した第1のAE処理や第2のAE処理が行われる構成としてもよい。
100 デジタルカメラ(撮像装置)
101 CPU
102 メモリ
103 撮影用撮像素子
107 AEセンサ

Claims (14)

  1. 撮像素子を用いて被写体に対する測光と画像データの生成を行う画像データ生成手段と、
    周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    前記画像データ生成手段が生成した画像を複数のブロックに分割したブロック毎に輝度値の平均値を算出する算出手段と、
    前記平均値のばらつきを抑制するためのクリップデータと前記シェーディング補正データとから前記ブロック毎にクリップデータを作成するクリップデータ作成手段と、
    前記算出手段により算出された前記ブロック毎の輝度値の平均値を前記ブロック毎のクリップデータを用いてクリップするクリップ処理手段と、
    前記クリップ処理手段によるクリップが行われた後の画像データを用いて露出値を演算する露出値演算手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記クリップデータ作成手段は、前記ブロック毎のクリップデータを、前記撮像素子の画素加算方法、ゲイン、温度の少なくとも1つに応じて算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記シェーディング補正が行われた後の画像データを用いて被写体認識を行う被写体認識手段と、
    前記撮像素子からの出力に基づき前記被写体が低輝度か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が低輝度であると判定したときに第1のAE処理を行い、前記判定手段が低輝度ではない判定したときに第2のAE処理を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1のAE処理では、前記撮像素子からの全画素読み出しによる画像データの生成を行うと共に、前記被写体認識手段による被写体認識を行い、前記第2のAE処理では、前記撮像素子からの画素加算読み出しによる画像データの生成を行い、前記被写体認識手段による前記被写体認識を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記シェーディング補正手段は、前記第1のAE処理では、前記撮像素子の全画素読み出しによる画像データに前記シェーディング補正データとして画素毎のシェーディング補正データを乗算することによりシェーディング補正を行い、前記第2のAE処理では、前記撮像素子の画素加算読み出しによる画像データに前記シェーディング補正データとして前記ブロック毎のシェーディング補正データを乗算することによりシェーディング補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記画素毎のシェーディング補正データは、前記ブロック毎のシェーディング補正データを画素単位に拡大したものであることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記シェーディング補正手段は、前記第1のAE処理では、前記クリップが行われる前の画像データに対してシェーディング補正を施し、前記第2のAE処理では、前記クリップが行われた後の画像データに対してシェーディング補正を施すことを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 前記ブロック毎にダーク補正データを作成するダーク補正データ作成手段と、
    前記算出手段により算出された前記ブロック毎の輝度値の平均値に、前記ブロック毎のダーク補正データと前記ブロック毎のシェーディング補正データとを適用してダーク補正を行うダーク補正手段と、を備え、
    前記露出値演算手段が前記露出値を演算するために用いる画像データは、更に前記ダーク補正手段によるダーク補正が行われた後の画像データであることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像素子を用いて被写体に対する測光と画像データの生成を行う画像データ生成手段と、
    周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    前記画像データ生成手段が生成した画像を複数のブロックに分割したブロック毎に輝度値の平均値を算出する算出手段と、
    前記複数のブロック毎にダーク補正データを作成するダーク補正データ作成手段と、
    前記算出手段により算出された前記ブロック毎の輝度値の平均値に、前記ブロック毎のダーク補正データと前記ブロック毎のシェーディング補正データとを適用してダーク補正を行うダーク補正手段と、
    前記ダーク補正手段によるダーク補正が行われた後の画像データを用いて露出値を演算する露出値演算手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 前記ダーク補正データ作成手段は、前記ブロック毎のダーク補正データを、前記撮像素子の画素加算方法、ゲイン、温度の少なくとも1つに応じて算出することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記シェーディング補正が行われた後の画像データを用いて被写体認識演算を行う被写体認識手段と、
    前記撮像素子からの出力に基づき前記被写体が低輝度か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が低輝度であると判定したときに第1のAE処理を行い、前記判定手段が低輝度ではない判定したときに第2のAE処理を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1のAE処理では、前記撮像素子からの全画素読み出しによる画像データの生成を行うと共に、前記被写体認識手段による被写体認識を行い、前記第2のAE処理では、前記撮像素子からの画素加算読み出しによる画像データの生成を行い、前記被写体認識手段による前記被写体認識を行わないことを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像装置。
  11. 前記シェーディング補正手段は、前記第1のAE処理では、更に前記ダーク補正手段によるダーク補正を行う前の画像データに対してシェーディング補正を施し、前記第2のAE処理では、更に前記ダーク補正手段によるダーク補正が行われた後の画像データに対してシェーディング補正を施すことを特徴とする請求項7又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記被写体認識手段は、顔検知、被写体追尾、光源判定、特徴色抽出の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項3乃至7、10又は11に記載の撮像装置。
  13. 撮像素子を用いて被写体に対する測光と撮像を行うステップと、
    前記撮像により得られた画像に対して周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うステップと、
    前記撮像により得られた画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎に輝度値の平均値を算出するステップと、
    前記平均値のばらつきを抑制するためのクリップデータと前記シェーディング補正データとから前記ブロック毎にクリップデータを作成するステップと、
    前記ブロック毎の輝度値の平均値を前記ブロック毎のクリップデータを用いてクリップするステップと、
    前記クリップデータによるクリップが行われた後の画像データを用いて露出値を演算するステップと、を有することを特徴とする露出制御方法。
  14. 撮像素子を用いて被写体に対する測光と撮像を行うステップと、
    前記撮像により得られた画像に対して周辺光量落ちを補正するためのシェーディング補正データを用いて画像データに対してシェーディング補正を行うステップと、
    前記撮像により得られた画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎に輝度値の平均値を算出するステップと、
    前記複数のブロック毎にダーク補正データを作成するステップと、
    前記ブロック毎の輝度値の平均値に、前記ブロック毎のダーク補正データと前記ブロック毎のシェーディング補正データとを適用してダーク補正を行うダーク補正手段と、
    前記ダーク補正が行われた後の画像データを用いて露出値を演算するステップと、を有することを特徴とする露出制御方法。
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